JP2001189087A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001189087A
JP2001189087A JP37548299A JP37548299A JP2001189087A JP 2001189087 A JP2001189087 A JP 2001189087A JP 37548299 A JP37548299 A JP 37548299A JP 37548299 A JP37548299 A JP 37548299A JP 2001189087 A JP2001189087 A JP 2001189087A
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拓也 二山
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民雄 池橋
Kenichi Imamiya
賢一 今宮
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/08Address circuits; Decoders; Word-line control circuits

Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電流を抑え、選択ゲート線に高速に電位を
供給できると共に、読み出し動作を高速化できる半導体
記憶装置を提供する。 【解決手段】メモリセルMC1〜MC16の両端に接続
された選択トランジスタSD1、SS1のゲート電極
と、選択ゲート線駆動回路13-1、14-1との間に転
送トランジスタMN1-0、MN1-17が設けられる。
転送トランジスタMN1-0、MN1-17のゲート電極
にはゲート線Gが接続され、このゲート線Gの電位は電
位制御回路11により制御される。また、メモリセルM
C1〜MC16の制御ゲートと、ワード線駆動回路15
-1〜15-16との間に転送トランジスタMN1-1〜
MN1-16が設けられる。転送トランジスタMN1-1
〜MN1-16のゲート電極に接続され、前記ゲート線
Gと切り離して設けられたゲート線G1の電位は高電圧
転送回路16により制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関するものであり、特に電気的書き換えが可能なNA
NDメモリセル型のEEPROMに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体記憶装置の一つとし
て、電気的書き換えを可能としたEEPROMが知られ
ている。EEPROMのなかでも、メモリセルを複数個
直列に接続してNANDメモリセル・ブロックを構成す
るNANDセル型のEEPROMは、高集積化ができる
ものとして注目されている。
【0003】NANDセル型EEPROMの1つのメモ
リセルは、半導体基板上に絶縁膜を介して浮遊ゲート
(電荷蓄積層)と制御ゲートが積層されたFETMOS
構造を有し、複数個のメモリセルが隣接するもの同士で
ソース・ドレインを共用する形で直列接続されてNAN
Dセルを構成する。このようなNANDセルがマトリク
ス状に配列されてメモリセルアレイが構成される。
【0004】メモリセルアレイは、p形基板上に形成さ
れたp形ウェル内に集積形成される。まず、p形基板上
にn形ウェルが形成され、さらにn形ウェル内にメモリ
セルアレイを集積形成するためのp形ウェルが形成され
る。
【0005】列方向に並ぶメモリセルの一端側のドレイ
ンは、それぞれ選択ゲートトランジスタを介してビット
線に共通接続され、他端側のソースは選択ゲートトラン
ジスタを介して共通ソース線(基準電位配線)に接続さ
れている。メモリセルトランジスタの制御ゲートはワー
ド線に共通接続され、選択ゲートトランジスタのゲート
は選択ゲート線に共通接続されている。
【0006】次に、NANDセル型EEPROMの動作
について説明する。ここでは、メモリセルトランジスタ
として、nチャネルのトランジスタを用いた場合を例に
取る。
【0007】データ書き込みは次のように行われる。デ
ータ書き込みでは、ビット線から最も離れた位置のメモ
リセルから順に、データの書き込みが行われる。選択さ
れたメモリセルの制御ゲートには、高電圧Vpp(20V
程度)が印加され、それよりビット線側にあるメモリセ
ルの制御ゲート及び選択ゲートには中間電位VppM(1
0V程度)が印加される。ビット線には、データに応じ
て0V(例えば“1”)または中間電位(例えば
“0”)が与えられる。ビット線側の選択ゲート線には
電源電位が与えられ、ソース線側の選択ゲート線には接
地電位が与えられる。このとき、ビット線の電位は、選
択ゲートトランジスタ及び非選択メモリセルを通して選
択メモリセルのドレインまで伝達される。
【0008】ビット線に0Vが与えられたとき(書き込
みデータがあるとき、すなわちデータが“1”のと
き)、その電位は選択メモリセルのドレインまで伝達さ
れて、選択メモリセルのゲートとドレインとの間に高電
界がかかる。このため、ドレイン(基板)から浮遊ゲー
トに電子注入が生じる(電子がトンネル注入される)。
これにより、選択メモリセルのしきい値は正方向にシフ
トする。
【0009】一方、ビット線に中間電位が与えられたと
き(書き込むべきデータがないとき、すなわちデータが
“0”のとき)は、電子の注入が起こらず、従ってしき
い値は変化せずに負にとどまる。
【0010】次に、データ消去は次のように行われる。
【0011】まず、選択されたNANDセルブロックで
は、ブロック内の全てのメモリセルの制御ゲートに接地
電位を与え、また非選択のNANDセルブロックではブ
ロック内の全てのメモリセルの制御ゲート、全ての選択
ゲート線、ビット線及びソース線を浮遊状態とする。そ
して、p形ウェル及びn形ウェルに、高電位の消去電位
(20V程度)を印加する。これにより、選択されたブ
ロック内のメモリセルの浮遊ゲートから電子がウェルに
放出され、ブロック内のメモリセルのデータが消去され
る。
【0012】このとき、非選択のNANDセルブロック
内のメモリセルの制御ゲート、選択ゲート線、ビット線
及びソース線もまた、容量結合によって消去電位近くま
で電位が上昇する。例えば、選択ゲート線の場合は、選
択ゲートトランジスタのゲート容量と、選択ゲート線の
対接地容量との容量結合によって消去電位(20V程
度)近くまで電位が上昇する。
【0013】次に、データ読み出しは次のように行われ
る。
【0014】まず、選択されたメモリセルの制御ゲート
を0Vとし、それ以外のメモリセルの制御ゲート及び選
択ゲート線を読み出し電位(3.5V程度)として、非
選択メモリセルトランジスタ及び選択ゲートトランジス
タをオンさせる。このときにビット線に流れる電流を読
むことにより、“0”あるいは“1”の判別がなされ
る。
【0015】以上のように、選択ゲート線、前記制御ゲ
ートに接続されたワード線には、データ書き込み、デー
タ消去、データ読み出しのそれぞれのモードにおいて、
異なる電位が供給される。
【0016】図22は、NANDセル(nブロック分)
の選択ゲート線及びワード線に電位を供給するための回
路構成を示している。
【0017】図22において、トランジスタMN1-0
〜MN1-19は、ゲート絶縁膜が厚いトランジスタで
あり、各ノードに高電圧を印加することができる高耐圧
用トランジスタである。破線で囲まれた部分のR1〜R
nの各々は、ブロックC1〜Cnの各々の行選択手段
(ローデコーダ)を示している。ブロックC1〜Cn
は、各ブロック内のメモリセルアレイを示し、図22で
は説明を簡単にするために1つのビット線のみを記して
いる。以下、1ブロック目の回路を用いて説明する。
【0018】直列に接続されたメモリセルMC1〜MC
16において、メモリセルMC1のドレインには選択ゲ
ートトランジスタSD1の電流通路の一端が接続され、
メモリセルMC16のソースには選択ゲートトランジス
タSS1の電流通路の一端が接続されている。選択ゲー
トトランジスタSD1の電流通路の他端はビット線BL
に接続され、選択ゲートトランジスタSS1の電流通路
の他端はソース線SLに接続されている。
【0019】前記選択ゲートトランジスタSD1のゲー
トは選択ゲート線SGD1に接続され、選択ゲートトラ
ンジスタSS1のゲートは選択ゲート線SGS1に接続
されている。また、メモリセルMC1〜MC16のそれ
ぞれのゲートは、ワード線WL1-1〜WL1-16にそ
れぞれ接続されている。
【0020】ビット線BL側の選択ゲート線SGD1
は、転送トランジスタMN1-0の電流通路の一端に接
続され、この電流通路の他端は選択ゲート線SGDを介
して選択ゲート線電位制御回路51に接続されている。
ワード線WL1-1〜WL1-16の各々は、転送トラン
ジスタMN1-1〜MN1-16の各々の電流通路の一端
にそれぞれ接続され、これら電流通路の他端は制御ゲー
ト線CG1〜CG16の各々を介してワード線駆動回路
52−1〜52−16にそれぞれ接続されている。さら
に、ソース線SL側の選択ゲート線SGS1は、転送ト
ランジスタMN1-17の電流通路の一端に接続され、
この電流通路の他端は選択ゲート線SGSを介して選択
ゲート線電位制御回路53に接続されている。
【0021】前記選択ゲート線電位制御回路51は、選
択ゲート線SGD1に電位を供給するための回路であ
る。また、ワード線駆動回路52−1〜52−16は、
ワード線WL1-1〜WL1-16に電位を供給するため
の回路であり、選択ゲート線電位制御回路53は選択ゲ
ート線SGS1に電位を供給するための回路である。
【0022】また、転送トランジスタMN1-0〜MN
1-17のゲートは、ゲート線G1に共通に接続され、
このゲート線G1は高電圧転送回路54-1に接続され
ている。高電圧転送回路54-1には、高電圧源回路5
5から転送線LPINを介して電源電位より高い電位が
供給されている。NANDゲート回路NA51-1には
アドレス信号addressが入力され、その出力はインバー
タIV51-1を介してアドレス信号のデコード信号D
EC1として高電圧転送回路54-1に供給されてい
る。
【0023】トランジスタMN1-18のソースは選択
ゲート線SGD1に接続され、トランジスタMN1-1
9のソースは選択ゲート線SGS1に接続されている。
トランジスタMN1-18及びトランジスタMN1-19
のドレインは、選択線SGDSを介して選択駆動回路5
6に接続されている。トランジスタMN1-18及びM
N1-19のゲートには、NANDゲート回路NA51-
1の出力で、アドレスデコード信号の反転出力が供給さ
れている。前記選択駆動回路56は、データ消去の場合
には電源電位VCCを選択ゲート線SGD1、SGS1に
供給し、それ以外の場合には接地電位Vssを選択ゲート
線SGD1、SGS1に供給する。
【0024】また、高電圧転送回路54-1は、ブロッ
クC1が選択された場合、データ書き込み、データ消
去、データ読み出しのそれぞれのモードに応じて、ゲー
ト線G1に、転送トランジスタMN1-0〜MN1-17
がオンするのに十分な電源電位以上の電位を供給する。
これにより、転送トランジスタMN1-0は、選択ゲー
ト線電位制御回路51の出力電位を選択ゲート線SGD
1に転送する。転送トランジスタMN1-1〜MN1-1
6は、ワード線駆動回路52−1〜52−16の出力電
位をワード線WL1-1〜WL1-16に転送する。さら
に、転送トランジスタMN1-17は、選択ゲート線電
位制御回路53の出力電位を選択ゲート線SGS1に転
送する。高電圧転送回路54-1は、ブロックC1が非
選択の場合、ゲート線G1に接地電位を与える。これに
より、転送トランジスタMN1-0〜MN1-17はカッ
トオフされる。
【0025】また、前記転送トランジスタMN1-0〜
MN1-17、MN1-18、及びMN1-19に高耐圧
用トランジスタを用いているのは、データ消去の場合
に、これらトランジスタのソース(選択ゲート線あるい
は非選択ブロックのワード線)が容量接合によって消去
電位程度(20V程度)まで電位が持ち上がるからであ
る。
【0026】図23〜図25は、図22に示す回路にお
けるデータ書き込み、データ読み出し、及びデータ消去
のそれぞれの動作を示すタイミングチャートである。
【0027】高電圧源回路55には、データ書き込み時
に20V程度、データ読み出し時に3.5V程度、デー
タ消去時に電源電圧というように異なる電位が設定さ
れ、これら異なる電位が高電圧転送回路54-1に供給
される。この高電圧転送回路54-1はアドレスデコー
ド信号DEC1により制御されており、ブロックC1が
選択された場合には高電圧転送回路54-1の出力がゲ
ート線G1を介して転送トランジスタMN1-0〜MN
1-17の各々のゲート電極に供給される。これによ
り、選択ゲート線電位制御回路51の出力電位が選択ゲ
ート線SGD1に転送され、選択ゲート線電位制御回路
53の出力電位が選択ゲート線SGS1に転送される。
さらに、ワード線駆動回路52−1〜52−16の出力
電位がワード線WL1-1〜WL1-16に転送される。
【0028】ブロックC1が非選択の場合、高電圧転送
回路54-1はゲート線G1に接地電位を供給する。こ
れにより、転送トランジスタMN1-0〜MN1-17は
カットオフされ、選択ゲート線SGD1、SGS1、及
びワード線WL1-1〜WL1-16は浮遊状態になる。
このとき、転送トランジスタMN1-18、MN1-19
がオンされ、選択ゲート線SGD1、SGS1に選択駆
動回路56からの出力電位が供給される。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、図2
2に示す半導体記憶装置では、ブロックC1が選択され
た場合、データ書き込み、データ読み出し、データ消去
の各モードに応じて、選択ゲート線SGD1、SGS
1、及びワード線WL1-1〜WL1-16に供給される
電位が異なる。転送トランジスタMN1-0〜MN1-1
7はこれら選択ゲート線SGD1、SGS1、ワード線
WL1-1〜WL1-16へ電位を転送するためのトラン
ジスタであり、転送トランジスタMN1-0〜MN1-1
7のゲート電極にはゲート線G1が共通に接続されてい
る。このため、ブロックC1が選択された場合、データ
書き込み、データ読み出し、データ消去の各モードに応
じて、ゲート線G1には一律に異なる電位が供給される
ことになる。一方、ブロックC1が非選択の場合、ゲー
ト線G1には接地電位が供給される。
【0030】したがって、各モードにおいてブロックC
1が選択、非選択となった場合、ゲート線G1に対し
て、接地電位から各モードの動作電位へ昇圧する充電
と、この動作電位から接地電位へ低下させる放電とを繰
り返すことになる。このため、ゲート線G1の充放電に
時間がかかり、かつ電流を消費するという問題がある。
また、選択ゲート線SGD1、SGS1へ電位を転送す
るためのトランジスタのゲート電極と、ワード線WL1
-1〜WL1-16へ電位を転送するためのトランジスタ
のゲート電極とがゲート線G1に共通に接続されている
ため、選択ゲート線SGD1、SGS1に必要のない電
位を供給しなければならないという問題もある。
【0031】また、データ消去においては、基板もしく
はウェルに消去電位(20V程度)を印加する。このた
め、浮遊状態にある選択ゲート線SGD1、SGS1の
電位が容量結合により消去電位程度(20V程度)にな
ることから、転送トランジスタMN1-0〜MN1-17
には高耐圧用トランジスタ(低電流駆動トランジスタ)
を用いている。データ読み出し、データ書き込みの場合
には、NANDセルブロックが選択される毎に、転送ト
ランジスタMN1-0〜MN1-17のゲートを昇圧して
いる。しかし、前記転送トランジスタMN1-0〜MN
1-17は、高耐圧用トランジスタでありサイズが大き
いため、動作が遅く、これら転送トランジスタがオンす
るまでに時間がかかる。したがって、選択ゲート線SG
D1、SGS1及びワード線WL1-1〜WL1-16
に、電位を高速に転送することができないという問題が
ある。例えば、256MビットのNANDセル型EEP
ROMの場合は、データ読み出し時間が選択ゲート線に
接続された転送トランジスタの抵抗、すなわちトランジ
スタのサイズで決まってしまう。
【0032】また、選択ゲート線駆動回路51、53内
にも前記高耐圧用トランジスタ(低電流駆動トランジス
タ)を用いていること、選択ゲート線駆動回路を全ブロ
ックのNANDセルで共通に使用しているために転送ト
ランジスタMN1-0、MN1-17までの配線長が長
く、配線遅延が大きいことなどから選択ゲート線SGD
1、SGS1に電位を高速に供給できないという問題が
ある。
【0033】そこでこの発明は、前記課題に鑑みてなさ
れたものであり、消費電流を抑えると共に、選択ゲート
線に高速に電位を供給でき、読み出し速度を高速化でき
る半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明に係る第1の半導体記憶装置は、情報を記
憶するメモリセルと、前記メモリセルに接続された選択
ゲートトランジスタと、前記メモリセルを選択するため
の選択回路と、前記選択回路の出力信号を受け取り、こ
の出力信号に応じて前記選択ゲートトランジスタのゲー
トに電位を供給するための選択ゲート駆動回路と、その
電流経路の一端が前記選択ゲート駆動回路に接続され、
その電流経路の他端が前記選択ゲートトランジスタのゲ
ートに接続され、前記選択ゲート駆動回路の電位を前記
選択ゲートトランジスタのゲートに転送するための第1
の転送トランジスタと、前記第1の転送トランジスタの
ゲートに接続された第1のゲート線と、前記第1のゲー
ト線に電位を供給して、前記第1の転送トランジスタの
導通/非導通を制御する第1の電位制御回路と、前記メ
モリセルの制御ゲートに電位を供給するためのワード線
駆動回路と、その電流経路の一端が前記ワード線駆動回
路に接続され、その電流経路の他端が前記メモリセルの
制御ゲートに接続され、前記ワード線駆動回路の電位を
前記メモリセルの制御ゲートに転送するための第2の転
送トランジスタと、前記第2の転送トランジスタのゲー
トに接続され、前記第1のゲート線とは切り離されて設
けられた第2のゲート線と、前記第2のゲート線に電位
を供給して、前記第2の転送トランジスタの導通/非導
通を制御する電圧供給回路と、前記電圧供給回路が前記
第2のゲート線に供給する少なくとも電源電位以上の可
変電位を生成するための第2の電位制御回路とを具備す
ることを特徴とする。
【0035】また、この発明に係る第2の半導体記憶装
置は、情報を記憶するメモリセルに選択ゲートトランジ
スタが接続されてメモリセルユニットが形成され、この
メモリセルユニットが行方向に配列されてメモリセルブ
ロックが形成され、このメモリセルブロックが列方向に
配列されたメモリセルアレイと、各々の前記メモリセル
ブロックを選択するための選択回路と、前記選択回路の
出力信号を受け取り、この出力信号に応じて前記選択ゲ
ートトランジスタのゲートに電位を供給するための選択
ゲート駆動回路と、その電流経路の一端が前記選択ゲー
ト駆動回路に接続され、その電流経路の他端が前記選択
ゲートトランジスタのゲートに接続され、前記選択ゲー
ト駆動回路の電位を前記選択ゲートトランジスタのゲー
トに転送するための第1の転送トランジスタと、前記第
1の転送トランジスタのゲートに接続された第1のゲー
ト線と、前記第1のゲート線に電位を供給して、前記第
1の転送トランジスタの導通/非導通を制御する第1の
電位制御回路と、行方向に配列された前記メモリセルユ
ニット内の前記メモリセルの制御ゲートに電位を供給す
るためのワード線駆動回路と、その電流経路の一端が前
記ワード線駆動回路に接続され、その電流経路の他端が
前記メモリセルの制御ゲートに接続され、前記ワード線
駆動回路の電位を前記メモリセルの制御ゲートに転送す
るための第2の転送トランジスタと、第2の転送トラン
ジスタのゲートに接続され、前記第1のゲート線とは切
り離されて設けられた第2のゲート線と、前記第2のゲ
ート線に電位を供給して、前記第2の転送トランジスタ
の導通/非導通を制御する電圧供給回路と、前記電圧供
給回路が前記第2のゲート線に供給する少なくとも電源
電位以上の可変電位を生成するための第2の電位制御回
路とを具備することを特徴とする。
【0036】また、この発明に係る第3の半導体記憶装
置は、情報を記憶する1個のメモリセルトランジスタの
両端に選択ゲートトランジスタが接続されてメモリセル
ユニットが形成され、前記メモリセルユニットの一端側
の選択ゲートトランジスタにはビット線が接続され、前
記メモリセルユニットの他端側の選択ゲートトランジス
タにはソース線が接続され、このメモリセルユニットが
行列状に配列されたメモリセルアレイと、行方向に配列
された各々の前記メモリセルユニットを選択するための
選択回路と、前記選択回路の出力信号を受け取り、この
出力信号に応じて前記選択ゲートトランジスタのゲート
に電位を供給するための選択ゲート駆動回路と、その電
流経路の一端が前記選択ゲート駆動回路に接続され、そ
の電流経路の他端が前記選択ゲートトランジスタのゲー
トに接続され、前記選択ゲート駆動回路の電位を前記選
択ゲートトランジスタのゲートに転送するための第1の
転送トランジスタと、前記第1の転送トランジスタのゲ
ートに接続された第1のゲート線と、前記第1のゲート
線に電位を供給して、前記第1の転送トランジスタの導
通/非導通を制御する第1の電位制御回路と、行方向に
配列された前記メモリセルユニット内の前記メモリセル
の制御ゲートに電位を供給するためのワード線駆動回路
と、その電流経路の一端が前記ワード線駆動回路に接続
され、その電流経路の他端が前記メモリセルの制御ゲー
トに接続され、前記ワード線駆動回路の電位を前記メモ
リセルの制御ゲートに転送するための第2の転送トラン
ジスタと、第2の転送トランジスタのゲートに接続さ
れ、前記第1のゲート線とは切り離されて設けられた第
2のゲート線と、前記第2のゲート線に電位を供給し
て、前記第2の転送トランジスタの導通/非導通を制御
する電圧供給回路と、前記電圧供給回路が前記第2のゲ
ート線に供給する少なくとも電源電位以上の可変電位を
生成するための第2の電位制御回路とを具備することを
特徴とする。
【0037】また、この発明に係る第4の半導体記憶装
置は、情報を記憶するメモリセルと、前記メモリセルに
接続された選択ゲートトランジスタと、前記選択ゲート
トランジスタのゲートに電位を供給するための選択ゲー
ト駆動回路と、前記選択ゲート駆動回路の電位を前記選
択ゲートトランジスタのゲートに転送するための第1の
転送トランジスタと、前記第1の転送トランジスタのゲ
ートに接続された第1のゲート線と、前記第1のゲート
線に電位を供給して、前記第1の転送トランジスタの導
通/非導通を制御する第1の電位制御回路と、前記メモ
リセルの制御ゲートに電位を供給するためのワード線駆
動回路と、前記ワード線駆動回路の電位を前記メモリセ
ルの制御ゲートに転送するための第2の転送トランジス
タと、前記第2の転送トランジスタのゲートに接続さ
れ、前記第1のゲート線とは切り離されて設けられた第
2のゲート線と、前記第2のゲート線に電位を供給し
て、前記第2の転送トランジスタの導通/非導通を制御
する電圧供給回路とを具備することを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の半導体記
憶装置について、NANDセル型のEEPROMを例に
取り以下に説明する。
【0039】[第1の実施の形態]図1は、この発明の
第1の実施の形態の半導体記憶装置の構成を示すブロッ
ク図である。この図1は、NANDセル型のEEPRO
MにおけるNANDセルnブロック分のローデコーダ及
びその制御回路を示している。1ブロック目のNAND
セル、ローデコーダ及びその制御回路を用いて回路構成
を説明する。
【0040】図1において、トランジスタMN1-0〜
MN1-17は、ゲート絶縁膜が厚いトランジスタであ
り、各ノードに高電圧を印加することができる高耐圧用
トランジスタである。破線で囲まれた部分のR1〜Rn
は各ブロックのローデコーダを示している。C1〜Cn
は各ブロックのメモリセルアレイを示し、図1では説明
を簡単にするために1つのビット線のみを記している。
【0041】直列に接続されたメモリセルMC1〜MC
16において、メモリセルMC1のドレインには選択ゲ
ートトランジスタSD1が接続され、メモリセルMC1
6のソースには選択ゲートトランジスタSS1が接続さ
れている。選択ゲートトランジスタSD1はビット線B
Lに接続され、選択ゲートトランジスタSS1はソース
線SLに接続されている。
【0042】メモリセルトランジスタMC1〜MC16
のそれぞれのゲート電極には、ワード線WL1−1〜W
L1−16がそれぞれ接続されている。ビット線BL側
の選択ゲートトランジスタSD1のゲート電極には選択
ゲート線SGD1が接続され、ソース線SL側の選択ゲ
ートトランジスタSS1のゲート電極には選択ゲート線
SGS1が接続されている。
【0043】選択ゲート線SGD1、SGS1にそれぞ
れ接続された転送トランジスタMN1-0、MN1-17
のゲート線Gは、NANDセルブロックC1〜Cnで共
通に接続されている。すなわち、ゲート線Gは、全ての
NANDセルブロックC1〜Cn内の転送トランジスタ
MNk-0、MNk-17(k=1、2、…、n)のゲー
ト電極に共通に接続されている。
【0044】さらに、ゲート線Gは、電位制御回路11
を介して、この電位制御回路11に電源電位以上の所定
電位を供給する昇圧電位出力回路12に接続されてい
る。電位制御回路11は、データ消去あるいはデータロ
ードの場合に電源電位以下の電位をゲート線Gに出力
し、その他の場合には、電源電位より高い所定の昇圧電
位をゲート線Gに出力する。なお、ここでのデータロー
ドは、データ消去を行うアドレスを取り込む動作をい
う。
【0045】転送トランジスタMN1-0のソースは選
択ゲート線SGD1に接続され、ドレインは電位供給線
SGDIN1に接続されている。この電位供給線SGD
IN1は、選択ゲート線SGD1に電位を供給するため
の選択ゲート線駆動回路13-1に接続されている。ま
た、転送トランジスタMN1-17のソースは選択ゲー
ト線SGS1に接続され、ドレインは電位供給線SGS
IN1に接続されている。この電位供給線SGSIN1
は、選択ゲート線SGS1に電位を供給するための選択
ゲート線駆動回路14-1に接続されている。
【0046】転送トランジスタMN1-1〜MN1-16
のそれぞれのソースはワード線WL1-1〜WL1-16
にそれぞれ接続されている。ワード線駆動回路15-1
〜15-16は、それぞれ制御ゲート線CG1〜CG1
6を介して転送トランジスタMN1-1〜MN1-16の
それぞれのドレインに接続されている。前記ワード線駆
動回路15-1〜15-16は、ワード線WL1-1〜W
L1-16に電位を供給するための回路である。さら
に、ワード線駆動回路15-1〜15-16は、同様にそ
れぞれ制御ゲート線CG1〜CG16を介して、ローデ
コーダR2〜Rn内の転送トランジスタMNk-1〜M
Nk-16(k=2、3、…、n)のそれぞれのドレイ
ンにも接続されている。
【0047】転送トランジスタMN1-1〜MN1-16
のそれぞれのゲート電極はゲート線G1に共通に接続さ
れており、このゲート線G1は高電圧転送回路16-1
に接続されている。高電圧転送回路16-1には、高電
圧源回路17から高電位転送線LPINを介して高電位
が供給されている。ブロックC1が選択された場合、高
電圧転送回路16-1は、ワード線駆動回路15-1〜1
5-16からの供給電位がワード線WL1-1〜WL1-
16に転送されるように、ゲート線G1に十分な電位を
供給する。一方、ブロックC1が非選択の場合、高電圧
転送回路16-1はゲート線G1に接地電位を供給す
る。なお、高電圧源回路17は、同様に高電位転送線L
PINを介して、ローデコーダRk(k=2、3、…、
n)内の高電圧転送回路16-k(k=2、3、…、
n)にそれぞれ高電位を供給する。
【0048】NANDゲート回路NA11-1にはアド
レス信号addressが入力され、その出力は、インバータ
IV11-1を介してデコード信号DEC1として選択
ゲート線駆動回路13-1、選択ゲート線駆動回路14-
1、及び高電圧転送回路16-1にそれぞれ供給されて
いる。
【0049】次に、前記半導体記憶装置の動作について
説明する。ここでは、NANDセルブロックC1〜Cn
のうち、ブロックC1が選択された場合を述べる。
【0050】前述したように、データ消去では、選択さ
れたブロックC1内の全てのメモリセルMC1〜MC1
6の制御ゲートに接地電位を与え、非選択のブロックC
2〜Cn内の全てのメモリセルMC1〜MC16の制御
ゲートを浮遊状態にする。さらに、全てのブロックC1
〜Cn内の全ての選択ゲート線SGD1〜SGDn、S
GS1〜SGSn、ビット線BL及びソース線SLを浮
遊状態として、p形ウェル及びn形ウェルに高電位の消
去電位(20V程度)を印加する。これにより、選択さ
れたブロックC1内のメモリセルMC1〜MC16にお
いては、浮遊ゲートの電子がウェルに放出され、ブロッ
クC1内のメモリセルに記憶されたデータの消去が行わ
れる。
【0051】このとき、全てのブロックC1〜Cn内の
選択ゲート線SGD1〜SGDn、SGS1〜SGSn
は、浮遊状態になっているため、容量結合によって消去
電位近くまで電位が上昇する。このため、選択ゲート線
SGD1〜SGDn、SGS1〜SGSnの高電位が選
択ゲート線駆動回路13-1〜13-n、14-1〜14-
nへ伝わらないように、前記選択ゲート線と選択ゲート
線駆動回路とを分離する必要がある。そこで、ゲート線
Gに電源電位以下の電位を供給し、選択ゲート線SGD
1〜SGDn、SGS1〜SGSnに接続された全ての
転送トランジスタMN1-0〜MNn-0、MN1-17
〜MNn-17をカットオフ状態にする。なお、データ
消去を行うアドレスを取り込む動作(データロード)中
も、ゲート線Gに電源電位以下の電位を与える。
【0052】また、図2に示すように、データ書き込み
では、選択されたブロックC1内の選択ゲート線駆動回
路13-1から選択ゲート線SGD1に電源電位を供給
し、選択ゲート線駆動回路14-1から選択ゲート線S
GS1に接地電位を供給する。また、図3に示すよう
に、データ読み出しでは、選択されたブロックC1内の
選択ゲート線駆動回路13-1から選択ゲート線SGD
1に読み出し電位(3.5V程度)を供給し、選択ゲー
ト線駆動回路14-1から選択ゲート線SGS1にも読
み出し電位(3.5V程度)を供給する。一方、非選択
のブロックC2〜Cnでは、データ書き込み及びデータ
読み出しのいずれの場合でも、選択ゲート線SGD2〜
SGDn、及び選択ゲート線SGS2〜SGSnに接地
電位を供給する。
【0053】したがって、データ書き込み及びデータ読
み出しの場合、全ての選択ゲート線駆動回路から全ての
選択ゲート線にそれぞれ電位を転送するために、転送ト
ランジスタMN1-0〜MNn-0、MN1-17〜MN
n-17をオン状態にする必要がある。
【0054】この第1の実施の形態では、データ書き込
み及びデータ読み出しを行う場合に、選択ブロック、非
選択ブロックによらず、待機状態からゲート線Gに電源
電位より高い一定の昇圧電位を供給することにより、転
送トランジスタMN1-0〜MNn-0及びMN1-17
〜MNn-17をオン状態にしている。このため、転送
トランジスタMN1-0〜MNn-0及びMN1-17〜
MNn-17は、電位供給線SGDIN1〜SGDIN
n及びSGSIN1〜SGSINnの電位を、それぞれ
の選択ゲート線SGD1〜SGDn及びSGS1〜SG
Snに遅延することなく転送することが可能になる。ま
た、選択ゲート線駆動回路13-1、14-1はブロック
C1に配置され、選択ゲート線駆動回路13-2、14-
2はブロックC2に配置され、さらに選択ゲート線駆動
回路13-k、14-k(k=3、4、…、n)のそれぞ
れはブロックCk(k=3、4、…、n)にそれぞれ配
置されている。すなわち、選択ゲート線駆動回路及び選
択ゲート線駆動回路は、1つのブロックに1組ずつ配置
されているため、選択ゲート線駆動回路と選択ゲート線
間の配線長を短くでき、配線遅延を低減することができ
る。これにより、選択ゲート線駆動回路13-1〜13-
n及び14-1〜14-nから選択ゲート線SGD1〜S
GDn及びSGS1〜SGSnへの電位の転送を高速に
行うことができ、データ書き込み及びデータ読み出し動
作の高速化が可能になる。
【0055】図2及び図3に、データ書き込み及びデー
タ読み出し動作時のタイミングチャートを示す。これら
の図からわかるように、データ書き込みでは、選択ゲー
ト線SGD1が大きな遅延を生じることなく立ち上がっ
ている。また、データ読み出しでは選択ゲート線SGD
1、SGS1とも、大きな遅延を生じることなく立ち上
がっている。
【0056】図22に示す装置では、読み出し動作が、
選択ゲート線SGD1、SGS1に電位を転送する転送
トランジスタMN1-0〜MN1-17の抵抗、及びこれ
ら転送トランジスタのゲート電極の電位昇圧時間で決ま
っていた。この第1の実施の形態では、電位制御回路1
1により、ゲート線Gに待機状態から電源電位より高い
一定の昇圧電位を供給し、転送トランジスタMN1-0
〜MNn-0、MN1-17〜MNn-17のゲート電位
を待機状態から電源電位より高い一定の昇圧電位に固定
することにより、これらの転送トランジスタを低抵抗状
態で維持する。これにより、転送トランジスタMN1-
0〜MNn-0、MN1-17〜MNn-17のゲート電
極の昇圧時間が短縮でき、読み出し動作の高速化が可能
となる。
【0057】さらに、転送トランジスタMN1-0〜M
Nn-0、MN1-17〜MNn-17のゲート電位を電
源電位以上の一定の昇圧電位に固定することにより、ゲ
ート電位の充放電回数が減るため、昇圧電位を供給する
昇圧電位出力回路12の供給電荷量を低減できる。この
ため、昇圧電位出力回路12の負担を低減でき、消費電
流を抑えることができる。
【0058】また、選択ゲート線に接続された転送トラ
ンジスタMN1-0〜MNn-0、MN1-17〜MNn-
17のそれぞれのゲート電極は、ワード線に接続された
転送トランジスタMN1-1〜MN1-16、…、MNn
-1〜MNn-16のそれぞれのゲート電極と切り離され
ている。すなわち、ゲート線Gとゲート線G1とは、異
なる配線で形成されている。これにより、ゲート線G
は、ゲート線G1が転送しなければならない高電圧VPP
(20V程度)及び中間電位VPPM(10V程度)のよ
うな高電圧を転送する必要がない。例えば、図22に示
す従来の装置では、データ書き込みの場合、選択ゲート
線に電位を転送する転送トランジスタMN1-0〜MN
n-0、MN1-17〜MNn-17のゲート電極にも、
ゲート線G1〜Gnにより高電位(20V程度)を供給
していたが、この第1の実施の形態では選択ゲート線に
電位を転送する転送トランジスタに接続されたゲート線
Gと、ワード線に電位を転送する転送トランジスタに接
続されたゲート線G1とが別々に設けられているため、
ゲート線Gは高電位(20V程度)を供給する必要がな
い。これにより、転送トランジスタMN1-0〜MNn-
0、MN1-17〜MNn-17のゲート電極に、必要の
ない高電位(20V程度)が供給されるのをなくすこと
ができる。このことからも、昇圧電位出力回路12の負
担を低減でき、消費電流を抑えることができる。
【0059】以上説明したようにこの第1の実施の形態
によれば、全てのブロックにおける選択ゲート線に電位
を転送する転送トランジスタのゲートと、ワード線に電
位を転送する転送トランジスタのゲートとを別々に切り
離して設けることにより、選択ゲート線に電位を転送す
る転送トランジスタのゲートに供給する電位を一定にで
き、かつ前記転送トランジスタのゲートの充放電回数を
低減できる。これにより、選択ゲート線に接続された転
送トランジスタのゲートへの安定した電位供給、昇圧回
路の負担の低減、消費電流の低減、及び選択ゲート線へ
の電位の高速転送が可能になり、高速動作、特に高速な
読み出し動作が可能になる。
【0060】さらに、選択ゲート線に電位を転送するの
転送トランジスタのゲート電極を全てのブロックで共通
に接続し、これらの転送トランジスタにゲート電極に
は、読み出し待機状態、データ読み出し及びデータ書き
込みの場合に、電源電圧より高い所定の昇圧電位を供給
することにより、選択ゲート線に電位を転送する転送ト
ランジスタを常に低抵抗状態に維持する。これにより、
選択ゲート線駆動回路から選択ゲート線に電位を高速に
転送でき、さらに読み出し動作の高速化が可能になる。
【0061】また、選択ゲート線駆動回路を各ブロック
毎に配置することにより、前記選択ゲート線駆動回路の
個々の負荷を低減できると共に、選択ゲート線駆動回路
と選択ゲート線間の配線長を短くできるため、配線遅延
を低減できる。これにより、選択ゲート線の電位を高速
転送でき、選択ゲートトランジスタを高速にオンさせる
ことができるため、読み出し動作の高速化が可能にな
る。
【0062】また、選択ゲート線に電位を転送する転送
トランジスタに接続されたゲート線Gと、ワード線に電
位を転送する転送トランジスタに接続されたゲート線G
1とを別々に切り離して設けることにより、選択ゲート
線に電位を転送する転送トランジスタのゲートの充放電
回数を低減でき、昇圧電位出力回路の供給負荷の低減及
び消費電流の低減が可能になる。また、図22に示す従
来例と比較して、データ書き込み時において、選択ゲー
ト線に電位を転送する転送トランジスタのゲート電位を
20V程度から6V程度に低くすることが可能になる。
【0063】なお、この第1の実施の形態では、NAN
Dセル型のEEPROMを例として説明したが、これに
限らず、選択ゲート線を有する他の不揮発性記憶装置、
例えば通常のAND構造やDINOR構造のEEPRO
Mなどにも適用することができる。
【0064】[第2の実施の形態]次に、この発明の第
2の実施の形態の半導体記憶装置について説明する。
【0065】図4、図5及び図8は、第2の実施の形態
及びその変形例の半導体記憶装置における選択ゲート線
駆動回路及びNANDセルの構成を示す回路図である。
【0066】図4、図5及び図8に示す選択ゲート線駆
動回路は、選択ゲート線に電位を高速に転送する機能を
備えている。選択ゲート線に電位を高速に転送するに
は、高電流駆動トランジスタで回路を構成することが望
ましく、この第2の実施の形態においては選択ゲート線
駆動回路が高電流駆動トランジスタで構成されている。
前記高電流駆動トランジスタとは、ゲート絶縁膜の膜厚
が薄いトランジスタであり、接地電位から電源電圧程度
までの電位の転送に用いられる。
【0067】図4は、1ブロック分の選択ゲート線駆動
回路を示し、また簡単のために、メモリセルアレイとし
て1つのビット線のみを示す。図4は、図2及び図3に
示したデータ書き込み及びデータ読み出しの動作を実現
するための実施例の1つである。
【0068】図4に示すように、直列に接続されたメモ
リセルMC1〜MC16において、メモリセルMC1の
ドレインには選択ゲートトランジスタSDが接続され、
メモリセルMC16のソースには選択ゲートトランジス
タSSが接続されている。選択ゲートトランジスタSD
はビット線BLに接続され、選択ゲートトランジスタS
Sはソース線SLに接続されている。
【0069】メモリセルトランジスタMC1〜MC16
のそれぞれのゲート電極には、ワード線WL1-1〜W
L1-16がそれぞれ接続されている。ビット線BL側
の選択ゲートトランジスタSDのゲート電極には選択ゲ
ート線SGD1が接続され、ソース線SL側の選択ゲー
トトランジスタSSのゲート電極には選択ゲート線SG
S1が接続されている。
【0070】転送トランジスタMN0のソースは選択ゲ
ート線SGD1に接続され、ドレインは電位供給線SG
DIN1に接続されている。この電位供給線SGDIN
1は、インバータIV20の出力端に接続されている。
転送トランジスタMN17のソースは選択ゲート線SG
S1に接続され、ドレインは電位供給線SGSIN1に
接続されている。この電位供給線SGSIN1は、NO
Rゲート回路NR20の出力端に接続されている。前記
転送トランジスタMN0、MN17は、ゲート絶縁膜の
膜厚が厚い高耐圧用トランジスタである。また、転送ト
ランジスタMN0、MN17のゲート電極は、ゲート線
Gに共通に接続されている。前記ゲート線Gは、ワード
線に電位を転送する転送トランジスタのゲート電極(図
示していない)とは切り離されて設けられている。
【0071】NANDゲート回路NA20にはアドレス
信号addressが入力され、その出力はインバータIV2
0の入力端、NORゲート回路NR20の第1入力端に
それぞれ供給されている。前記NORゲート回路NR2
0の第2入力端には、制御信号Wが入力されている。こ
の制御信号Wは、選択ゲート線SGS1に供給する電位
を制御するための信号である。なお、図4では、選択ゲ
ート線SGD1を駆動する選択ゲート線駆動回路は、単
なる短絡回路であり、行アドレスデコード信号が直接、
電位供給線SGSIN1に供給されている。前記NAN
Dゲート回路NA20とNORゲート回路NR20によ
り、行アドレスデコード回路及び選択ゲート線SGS1
を駆動する選択ゲート線駆動回路が構成される。
【0072】また、前記NANDゲート回路NA20、
インバータIV20、NORゲート回路NR20は、全
てゲート絶縁膜の膜厚が薄い、高電流駆動トランジスタ
で構成されている。NANDゲート回路NA20には、
行アドレス信号(アドレスはAk、A(k+1)、…、Anと
する)が入力され、このNANDゲート回路NA20の
出力がインバータIV20、NORゲート回路NR20
にそれぞれ入力されている。
【0073】このように構成された半導体記憶装置にお
いては、ゲート線Gに高電位が供給されると、転送トラ
ンジスタMN0がオンし、選択ゲート線SGD1に行ア
ドレスのデコード信号が供給される。このデコード信号
は、例えばブロックの選択を示すときに電源電位とな
り、非選択を示すときに接地電位となる。同様に、ゲー
ト線Gに高電位が供給されて、転送トランジスタMN1
7がオンすると、選択ゲート線SGS1には行アドレス
の前記デコード信号が出力される。ただし、データ書き
込みの場合は、制御信号Wを接地電位から電源電位にす
ることにより、選択ゲート線SGSを常に接地電位にす
る。
【0074】図4に示すこの第2の実施の形態では、前
記第1の実施の形態と同様に、選択ゲート線に電位を転
送する転送トランジスタのゲートと、ワード線に電位を
転送する転送トランジスタのゲートとを別々に切り離し
て設け、前記選択ゲート線に電位を転送する転送トラン
ジスタのゲートに電源電位より高い一定の昇圧電位を供
給し、前記転送トランジスタを低抵抗で維持しているこ
とに加えて、選択ゲートトランジスタのゲートに電位を
供給する選択ゲート線駆動回路を高電流駆動のトランジ
スタで構成しているため、選択ゲートトランジスタのゲ
ートに電源電位あるいは接地電位を高速に転送できる。
これは、特に読み出し動作の高速化に有効である。
【0075】次に、図5を用いて、前記選択ゲート線駆
動回路の変形例について説明する。
【0076】図5は、前記選択ゲート線駆動回路の変形
例及びNANDセルの構成を示す回路図である。図5
は、2ブロック分の選択ゲート線駆動回路を示し、また
メモリセルアレイとして1つのビット線のみを示す。図
5に示す変形例は、前記図4に示す第2の実施の形態に
おいて隣接するソース線側の選択ゲート線を共有化した
ものである。
【0077】直列に接続されたメモリセルMC(2m-1)-1
〜メモリセルMC(2m-1)-16において、メモリセルMC
(2m-1)-1のドレインには選択ゲートトランジスタSD(2
m-1)が接続され、メモリセルMC(2m-1)-16のソースに
は選択ゲートトランジスタSS(2m-1)が接続されてい
る。直列に接続されたメモリセルMC2m-1〜メモリセル
MC2m-16において、メモリセルMC2m-16のドレインに
は選択ゲートトランジスタSD2mが接続され、メモリセ
ルMC2m-1のソースには選択ゲートトランジスタSS2m
が接続されている。選択ゲートトランジスタSD(2m-
1)、SD2mは共通にビット線BLに接続され、選択ゲー
トトランジスタSS(2m-1)、SS2mは共通にソース線S
Lに接続されている。
【0078】前記メモリセルトランジスタMC(2m-1)-1
〜MC(2m-1)-16のそれぞれのゲート電極には、ワード
線WL(2m-1)-1〜WL(2m-1)-16がそれぞれ接続されて
いる。ビット線BL側の選択ゲートトランジスタSD(2
m-1)のゲート電極には選択ゲート線SGD(2m-1)が接続
され、ソース線SL側の選択ゲートトランジスタSS(2
m-1)のゲート電極には選択ゲート線SGSmが接続され
ている。前記メモリセルトランジスタMC2m-1〜MC2m
-16のそれぞれのゲート電極には、ワード線WL2m-1〜
WL2m-16がそれぞれ接続されている。ビット線BL側
の選択ゲートトランジスタSD2mのゲート電極には選択
ゲート線SGD2mが接続され、ソース線SL側の選択ゲ
ートトランジスタSS2mのゲート電極には、前記選択ゲ
ート線SGSmが接続されている。
【0079】転送トランジスタMN(2m-1)-0のソースは
選択ゲート線SGD(2m-1)に接続され、そのドレインは
電位供給線DEC2に接続されている。この電位供給線
DEC2は、インバータIV21の出力端に接続されて
いる。転送トランジスタMNm-17のソースは選択ゲー
ト線SGSmに接続され、そのドレインは電位供給線S
GSmINに接続されている。この電位供給線SGSmI
Nは、NANDゲート回路NA22の出力端に接続され
ている。転送トランジスタMN2m-0のソースは選択ゲー
ト線SGD2mに接続され、そのドレインは電位供給線D
EC3に接続されている。この電位供給線DEC3は、
インバータIV23の出力端に接続されている。また、
転送トランジスタMN(2m-1)-0、MNm-17、MN2m-0
のそれぞれのゲート電極は、ゲート線Gに共通に接続さ
れている。前記転送トランジスタMN(2m-1)-0、MNm-
17、MN2m-0は、ゲート絶縁膜の膜厚が厚い高耐圧用
トランジスタである。
【0080】前記NANDゲート回路NA20には、ア
ドレス信号address(A(k+1)、A(k+2)、…、An)が入
力され、その出力はインバータIV20を介してNAN
Dゲート回路NA21、NA22、NA23のそれぞれ
の第1入力端に供給されている。前記NANDゲート回
路NA21の第2入力端には、最下位アドレスAkがイ
ンバータIV22を介して入力され、NANDゲート回
路NA23にはそのまま最下位アドレスAkが入力され
ている。NANDゲート回路NA22には、制御信号W
が入力されている。
【0081】NANDゲート回路NA21の出力は、イ
ンバータIV21を介して電位供給線DEC2に供給さ
れ、NANDゲート回路NA22の出力は電位供給線S
GSmINに供給されている。さらに、NANDゲート
回路NA23の出力は、インバータIV23を介して電
位供給線DEC3に供給されている。なお、前記NAN
Dゲート回路NA21とインバータIV21により、選
択ゲート線SGD(2m-1)を駆動する選択ゲート線駆動回
路が構成され、前記NANDゲート回路NA22によ
り、選択ゲート線SGSmを駆動する選択ゲート線駆動
回路が構成される。さらに、NANDゲート回路NA2
3とインバータIV23により、選択ゲート線SGD2m
を駆動する選択ゲート線駆動回路が構成される。
【0082】このように構成された回路において、前記
NANDゲート回路NA20〜NA23、インバータI
V20〜IV23は、全てゲート絶縁膜の膜厚が薄い、
高電流駆動トランジスタで構成されている。また、NA
NDゲート回路NA20には、最下位アドレスAkを除
く行アドレス信号(A(k+1)、…、An)が入力され、イ
ンバータIV20からは最下位アドレスを除く行アドレ
スのデコード信号が電位供給線DEC1に供給されてい
る。
【0083】前記NANDゲート回路NA21の第1入
力端には、前記電位供給線DEC1を介して最下位アド
レスを除く行アドレスのデコード信号が入力され、その
第2入力端には最下位アドレスAkがインバータIV2
2を介して入力される。NANDゲート回路NA21で
は、第1、第2入力端に入力された信号の否定論理積が
取られ、その結果がインバータIV21に出力される。
そして、インバータIV21からは、行アドレスのデコ
ード信号が電位供給線DEC2に供給される。NAND
ゲート回路NA22の第1入力端には、前記電位供給線
DEC1を介して最下位アドレスを除く行アドレスのデ
コード信号が入力され、その第2入力端には制御信号W
が入力される。NANDゲート回路NA22では、第
1、第2入力端に入力された信号の否定論理積が取ら
れ、その結果がNANDゲート回路NA22から電位供
給線SGSmINに供給される。NANDゲート回路N
A23の第1入力端には、前記電位供給線DEC1を介
して最下位アドレスを除く行アドレスのデコード信号が
入力され、その第2入力端には最下位アドレスAkが入
力される。NANDゲート回路NA23では、第1、第
2入力端に入力された信号の否定論理積が取られ、その
結果がインバータIV23に出力される。そして、イン
バータIV23からは、行アドレスのデコード信号が電
位供給線DEC3に供給される。なお、前記最下位アド
レスAkは、隣接するブロックを区別する信号である。
【0084】図5に示す変形例では、隣接するソース線
側の選択ゲート線を共有化しているため、図4に示す回
路に比べて、ローデコーダを構成する素子数を減らすこ
とができる。また、図5に示す選択ゲート線駆動回路に
よる書き込み動作、読み出し動作のタイミングチャート
をそれぞれ図6、図7に示す。図6に示すように、デー
タ書き込みにおいてブロックC2mが選択された場合、制
御信号Wを電源電圧にして、NANDゲート回路NA2
2から電位供給線SGSmINに接地電位を供給する。
その他の場合には、待機状態から制御信号Wを接地電位
にして、NANDゲート回路NA22から電位供給線S
GSmINに常に電源電圧を供給する。いずれの場合
も、ゲート線Gには常に電源電位より高い一定の電位
(6V程度)が供給されて転送トランジスタMNm-17
がオン状態になっており、電位供給線SGSmINの電
位が選択ゲート線SGSmに転送される。書き込み及び
読み出し動作における選択ブロックでは、常時、ゲート
線Gに一定の高電位(6V程度)が供給されているた
め、転送トランジスタMNm-17のゲートを充放電する
回数が減らせるので、消費電流を低減することができ
る。さらに、図7に示すように、データ読み出しで選択
ブロックの場合、選択ゲート線SGSmの電位が変動し
ないため、さらなる読み出し動作の高速化が可能であ
る。
【0085】すなわち、図5に示す第2の実施の形態の
変形例では、隣接する選択ゲート線を共通接続すること
により、回路素子数を低減でき、チップ面積の縮小が可
能になる。さらに、ソース線側の選択ゲートトランジス
タSS(2m-1)、SS2mのゲート電極に接続された選択ゲ
ート線SGSmに、データ書き込みで選択ブロックの場
合のみ、電源電位より低い所定の電位(例えば0V)を
供給し、その他の場合には電源電位以上の所定の昇圧電
位を供給することにより、データ読み出しにおいて、電
位の変化する個所を減らし、読み出し動作の高速化、低
電流化が可能となる。
【0086】次に、図8を用いて、前記選択ゲート線駆
動回路の別の変形例について説明する。図8は、前記選
択ゲート線駆動回路の別の変形例及びNANDセルの構
成を示す回路図である。
【0087】この図8は、2ブロック分の選択ゲート線
駆動回路を示し、またメモリセルアレイとして1つのビ
ット線のみを示す。図8に示す例は、前記図5に示す例
において、インバータIV20とNANDゲート回路N
A21との間にレベルシフタ21を追加したものであ
る。これにより、最下位アドレスを除く行アドレスのデ
コードを行った後で、電源を電源電位から電源電位以上
の昇圧電位にレベルシフトしている。その他の構成は、
前記図5に示した例と同様である。
【0088】図8に示す選択ゲート線駆動回路による読
み出し動作、書き込み動作のタイミングチャートをそれ
ぞれ図9、図10に示す。図8に示す選択ゲート線駆動
回路では、動作電源電圧の低い半導体記憶装置の場合で
も、レベルシフタ21を用いて電圧変換を行うことによ
って、選択ゲートトランジスタSD(2m-1)、SS(2m-
1)、SS2m、SD2mのそれぞれのゲートに高電位を転送
できる。このため、選択ゲートトランジスタがより低抵
抗になり、回路動作が高速化でき、特に読み出し動作の
高速化が可能である。
【0089】また、レベルシフタには高電圧が供給され
ているので、レベルシフタに入力される信号が高電位に
シフトされる際、ノイズが発生してビット線などの電位
を変化させる危険がある。しかし、本願は電位供給線D
EC2や選択ゲート線SGDi、SGSiにレベルシフ
タが直接接続されるのではなく、電位供給線DEC1に
接続されている。このため、メモリセルMCより遠ざけ
て設けられているので、ビット線やワード線に与えるノ
イズの影響を低減できる。もちろん、レベルシフタのノ
イズが問題とならない場合には、電位供給線DEC2や
選択ゲート線SGDi、SGSiに接続して設けてもよ
い。
【0090】前記第2の実施の形態によれば、選択ゲー
ト線駆動回路を構成するトランジスタをゲート絶縁膜の
膜厚が薄いトランジスタ(高電流駆動トランジスタ)で
構成しているため、選択ゲート線に高速に電位を転送す
ることができ、読み出し動作のさらなる高速化が可能に
なる。さらに、ローデコーダから構成されるブロック選
択回路にレベルシフト回路を備えることにより、動作電
源電位の低電圧化に対応でき、選択ゲート線に電源電位
以上の昇圧電位を供給できることにより、選択ゲートト
ランジスタを低抵抗化して、メモリセルに流れる電流を
増加でき、さらに読み出し動作を高速化できる。
【0091】なお、図4、図5及び図8に示す第2の実
施の形態及びその変形例では、NANDセル型のEEP
ROMを例として説明したが、これに限らず、選択ゲー
ト線を有する他の不揮発性記憶装置、例えば通常のAN
D構造やDINOR構造のEEPROMにも適用するこ
とができる。
【0092】[第3の実施の形態]次に、この発明の第
3の実施の形態の半導体記憶装置について説明する。
【0093】図11は、第3の実施の形態の半導体記憶
装置の基本構成を示す図である。この半導体記憶装置
は、選択ゲート線及びビット線に高速に電位を転送する
機能を備えている。
【0094】図11に示すように、メモリセルアレイM
Cのビット線側に設けられた選択ゲートトランジスタに
は、選択ゲート線SGD1、SGD2、〜、SGD(2
n)がそれぞれ接続されている。メモリセルアレイMC
のソース線側に設けられた選択ゲートトランジスタに
は、選択ゲート線SGS1、SGS2、〜、SGS(2
n)がそれぞれ接続されている。選択ゲート線SGD1
〜SGD(2n)及びSGS1〜SGS(2n)とロー
デコーダ31との間には、それぞれの選択ゲート線に電
位を転送する転送トランジスタ32が設けられている。
【0095】また、全てのカラム側のビット線BL1〜
BL(2m)とカラムデコーダ等(センスアンプ、ペー
ジバッファを含む)33との間には、ビット線に電位を
転送する転送トランジスタ34が設けられている。
【0096】これら転送トランジスタ32、34のゲー
ト電極には、ゲート線G12が共通に接続されている。
このゲート線G12は、電位制御回路35を介して電源
電圧以上の昇圧電位を出力する昇圧電位出力回路36に
接続されている。
【0097】このように構成された半導体記憶装置にお
いて、前記電位制御回路35は、データ消去あるいはデ
ータロードの場合に電源電位以下の電位をゲート線G1
2に出力し、その他の場合には待機状態から、昇圧電位
出力回路36から供給される電源電位以上の昇圧電位V
SGHHHをゲート線G12に出力する。
【0098】図11に示す半導体記憶装置では、全ブロ
ックの選択ゲート線に接続された転送トランジスタ32
のゲート電極と、全カラムのビット線に接続された転送
トランジスタ34のゲート電極とをゲート線G12に共
通に接続することにより、ロー方向及びカラム方向の転
送トランジスタのゲート電極への電位供給方法を統一す
ることができる。これにより、回路動作を簡略化できる
と共に、転送トランジスタのゲート電極に電位を供給す
るための電位制御回路の回路面積を小さくでき、さらに
は半導体記憶装置のチップ面積を縮小することができ
る。
【0099】なお、この第3の実施の形態では、NAN
Dセル型のEEPROMを例として説明したが、これに
限らず、選択ゲート線を有する他の不揮発性記憶装置、
例えば通常のAND構造やDINOR構造のEEPRO
Mにも適用することができる。
【0100】[第4の実施の形態]次に、主にNAND
型フラッシュEEPROMにおいて、直列接続された複
数のメモリセルトランジスタの部分が、単体のメモリセ
ルトランジスタで構成されるデバイスに関して説明を行
う。以下、このデバイスを3トランジスタNAND型フ
ラッシュメモリと称する。3トランジスタNAND型フ
ラッシュメモリは、直列接続されたトランジスタ数が少
ないので、メモリセルの読み出し電流が大きく、高速読
み出しが可能である。この第4の実施の形態は、図1に
示した第1の実施の形態におけるNANDセルを複数の
メモリセルトランジスタから単体のメモリセルに置き換
えたものである。
【0101】図12は、この発明の第4の実施の形態の
半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。この図
12は、3トランジスタNAND型フラッシュメモリに
おけるnブロック分のローデコーダ及びその制御回路を
示している。1ブロック目のNANDセル、ローデコー
ダ及びその制御回路を用いて回路構成を説明する。
【0102】図12において、トランジスタMN1-
0、MN1-1、MN1-17は、ゲート絶縁膜が厚いト
ランジスタであり、各ノードに高電圧を印加することが
できる高耐圧用トランジスタである。破線で囲まれた部
分のR1〜Rnのそれぞれは、ブロックC1〜Cnのそ
れぞれのローデコーダを示している。ブロックC1〜C
nのそれぞれは、各ブロック内のメモリセルアレイを示
し、図12では説明を簡単にするために1つのビット線
のみを記している。
【0103】図12に示すように、メモリセルMC1の
ドレインには選択ゲートトランジスタSD1が接続さ
れ、メモリセルMC1のソースには選択ゲートトランジ
スタSS1が接続されている。選択ゲートトランジスタ
SD1はビット線BLに接続され、選択ゲートトランジ
スタSS1はソース線SLに接続されている。
【0104】メモリセルトランジスタMC1のゲート電
極には、ワード線WL1が接続されている。ビット線B
L側の選択ゲートトランジスタSD1のゲート電極には
選択ゲート線SGD1が接続され、ソース線SL側の選
択ゲートトランジスタSS1のゲート電極には選択ゲー
ト線SGS1が接続されている。
【0105】選択ゲート線SGD1には、転送トランジ
スタMN1-0のソースが接続され、選択ゲート線SG
S1には、転送トランジスタMN1-17のソースが接
続されている。これら転送トランジスタMN1-0、M
N1-17のゲート電極にはゲート線Gが共通に接続さ
れ、さらにゲート線Gは全てのブロックで共通に接続さ
れている。すなわち、ゲート線Gは、全てのブロックC
1〜Cnの転送トランジスタMNk-0、MNk-17
(k=1、2、…、n)のゲート電極に共通に接続され
ている。
【0106】さらに、ゲート線Gは、このゲート線Gに
所定電位を供給する第1昇圧電位制御回路12Aに接続
されている。第1昇圧電位制御回路12Aは、データ消
去あるいはデータロードの場合に電源電位以下の電位を
ゲート線Gに出力し、その他の場合には、電源電位より
高い昇圧電位をゲート線Gに出力する。
【0107】転送トランジスタMN1-0のソースは選
択ゲート線SGD1に接続され、ドレインは電位供給線
SGDIN1に接続されている。この電位供給線SGD
IN1は、選択ゲート線SGD1に電位を供給するため
の選択ゲート線駆動回路13-1に接続されている。ま
た、転送トランジスタMN1-17のソースは選択ゲー
ト線SGS1に接続され、ドレインは電位供給線SGS
IN1に接続されている。この電位供給線SGSIN1
は、選択ゲート線SGS1に電位を供給するための選択
ゲート線駆動回路14-1に接続されている。
【0108】転送トランジスタMN1-1のソースはワ
ード線WL1に接続され、ドレインは制御ゲート線CG
1を介して、ワード線WL1に電位を供給するためのワ
ード線駆動回路15に接続されている。転送トランジス
タMN1-1のゲート電極に接続されたゲート線G1
は、高電圧転送回路16-1に接続されている。高電圧
転送回路16-1には、第2昇圧電位制御路17Aより
高電位転送線LPINを介して高電位が供給されてい
る。選択されたブロックでは、高電圧転送回路16-1
は、ゲート線G1に、転送トランジスタMN1-1がワ
ード線駆動回路15から供給される電位をワード線WL
1に転送するのに十分な電位を供給する。一方、非選択
ブロックでは、高電圧転送回路16-1はゲート線G1
に接地電位を供給する。
【0109】NANDゲート回路NA11-1には、ア
ドレス信号addressが入力され、その出力はインバータ
IV11-1を介してデコード信号DEC1として選択
ゲート線駆動回路13-1、選択ゲート線駆動回路14-
1、及び高電圧転送回路16-1にそれぞれ供給されて
いる。
【0110】また、前記ワード線駆動回路15は、ロー
デコーダR1〜Rn内の転送トランジスタMN1-1〜
MNn-1にそれぞれ接続されている。また、第2昇圧
電位制御路17Aは、ローデコーダR1〜Rnの高電圧
転送回路16-1〜16-nにそれぞれ接続されている。
【0111】次に、前記半導体記憶装置の動作について
説明する。前記第1の実施の形態における動作と同様の
部分の説明は省略するものとし、異なる動作部分のみを
説明する。
【0112】選択ゲート線SGD1、SGS1に接続さ
れた転送トランジスタMN1-0〜MNn-0、MN1-
17〜MNn-17のゲート電極は、ワード線WL1に
接続された転送トランジスタMN1-1〜MNn-1のゲ
ート電極と切り離されている。このため、転送トランジ
スタMN1-0〜MNn-0、MN1-17〜MNn-17
に接続されたゲート線Gには、転送トランジスタMN1
-1〜MNn-1に接続されたゲート線G1〜Gnが転送
しなければならない高電圧VPP(20V程度)及び中間
電位VPPM(10V程度)のような高電圧を転送する必
要がない。このことからも、第1昇圧電位制御回路12
Aの負担を低減でき、消費電流を抑えることができる。
【0113】以上説明したようにこの第4の実施の形態
によれば、全てのブロック内の選択ゲート線に設けられ
た転送トランジスタのゲートと、ワード線に設けられた
転送トランジスタのゲートとを別々に切り離して設ける
ことにより、選択ゲート線に電位を転送する転送トラン
ジスタのゲートに供給する電位を一定にでき、かつこれ
ら転送トランジスタのゲートの充放電回数を低減でき
る。これにより、選択ゲート線に設けられた転送トラン
ジスタのゲートへの安定した電位供給、昇圧回路の負担
の低減、消費電流の低減、及び選択ゲート線への電位の
高速転送が可能になり、高速動作、特に高速な読み出し
動作が可能になる。
【0114】[第5の実施の形態]次に、さらに読み出
し動作を高速化するために、図12に示した前記3トラ
ンジスタNAND型フラッシュメモリに対して、図13
に示すようなプリチャージシーケンスとリカバリーシー
ケンスとを並行して行う読み出し方式を採用した場合に
ついて説明する。
【0115】直列に複数のメモリセルが接続されたNA
ND型フラッシュメモリに対して、従来より採用されて
いる読み出し方式では、図14に示すように、読み出し
を行うブロックの各ノード(選択ゲート線、ワード線、
及びビット線)を充電する期間と、実際に読み出しを行
う期間と、前記各ノードを放電し読み出し前の電位に戻
す期間とがそれぞれ別々に設けられている。以下、前記
充電する期間をプリチャージシーケンス、読み出しを行
う期間をセンスシーケンス、放電する期間をリカバリー
シーケンスと称して説明を行う。NAND型フラッシュ
メモリに対して、従来より採用されている読み出し方式
は、これらのシーケンスが一連の動作として行われてい
る。
【0116】これに対して、図13に示す読み出し方式
では、高速読み出しを行うために、選択ブロックでのプ
リチャージシーケンスと非選択ブロックでのリカバリー
シーケンスとが同時に並行して行われている。プリチャ
ージシーケンスとリカバリーシーケンスを同時に行うた
めに、この読み出し方式では、読み出しの開始を、チッ
プ選択信号/CEが“H”から“L”に立ち下がると
き、あるいはチップ選択信号/CEが“L”でアドレス
が切り替わるときとし、読み出しの終了を、チップ選択
信号/CEが“L”から“H”に立ち上がるときとして
いる。アドレスが切り替わると、アドレス切り替わり信
号ATDは“L”から“H”に立ち上がり、特定の時間
が経過すると“H”から“L”に立ち下がる。このアド
レス切り替わり信号ATDが“H”の期間に、プリチャ
ージシーケンスとリカバリーシーケンスとが並行して実
行される。
【0117】このような図13に示す読み出し方式を、
図12に示した3トランジスタNAND型フラッシュメ
モリに対して採用した場合、以下のような不具合が生じ
る。
【0118】チップ選択信号/CEが“H”から“L”
に立ち下がるときに読み出しを開始する場合は、読み出
しを行うブロックの各ノードに対してプリチャージシー
ケンスが終了しているので問題はない。
【0119】しかし、チップ選択信号/CEが“L”で
アドレスが切り替わるときに読み出しを開始する場合
は、選択されたブロックの各ノードに対してプリチャー
ジシーケンスを行うと同時に、選択から非選択になった
ブロックの各ノードに対してリカバリーシーケンスを行
わなければならないが、図12に示した3トランジスタ
NAND型フラッシュメモリでは、非選択ブロックのワ
ード線WL1が浮遊状態になっているため、ワード線W
L1に対してリカバリーシーケンスを行うことができな
い。なお、前記ワード線WL1が浮遊状態になるのは、
非選択ブロックの場合、デコード信号DEC1が接地電
位となり、高電圧転送回路16−1から接地電位がゲー
ト線G1に供給されることにより、転送トランジスタM
N1−1がオフするからである。
【0120】前記非選択ブロックのワード線WL1が浮
遊状態になっていると、読み出しのリカバリーシーケン
スにおいてドレイン側およびソース側の選択ゲート線S
GD1、SGS1の電位変化(電源電位から接地電位
へ)の影響を受けて、ワード線WL1の対接地容量とワ
ード線の隣接配線間容量との容量結合により、ワード線
の電位が負電位に落ちる。この場合、転送トランジスタ
MN1−1のソースである拡散層(WL1)と基板とで
構成されるpn接合が順方向バイアスとなり、電流を消
費する。高速読み出しが必要になるにつれて、あるいは
LSIの高集積化、微細化が進むにつれて、この問題は
顕著になってくる。LSIの高集積化、微細化が進むに
つれて、配線間距離が小さくなり、配線間容量が増加す
る一方で、ワード線の対接地容量は、大きく変化しな
い。これは、メモリセルトランジスタのトンネル酸化膜
の膜厚が余り変化せず、メモリセルトランジスタのゲー
ト容量が大きく変化しない傾向があるからである。この
ため、ワード線の対接地容量とワード線の隣接配線間容
量との容量結合による電位変動は大きくなる。さらに、
ワード線WL1の電位が負電位に大きく落ちると、ラッ
チアップが生じ、チップを破壊するおそれがある。
【0121】さらに、図12に示した半導体記憶装置で
の読み出しにおいて、ブロックが非選択ブロックから選
択ブロックになった場合、ワード線WL1の対接地容量
とワード線WL1の隣接配線間容量との容量結合でワー
ド線WL1の電位が上昇する。前述のように、非選択状
態の期間中にワード線WL1の電位が変動しているの
で、安定するまでの待機時間がばらつき、読み出し速度
がばらついてしまう。すなわち、データ読み出し開始時
におけるワード線WL1の初期電位が、非選択ブロック
であった期間における隣接配線の電位変動の影響を受け
てばらつき、読み出し速度がばらついてしまう。そのた
め、読み出し動作の設計が複雑となる。
【0122】特に、3トランジスタNAND型フラッシ
ュメモリでは、ワード線WL1がドレイン側の選択ゲー
ト線SGD1及びソース側の選択ゲート線SGS1に挟
まれているので、両選択ゲート線の電位変動の影響を受
けて、ワード線WL1の電位が変動しやすい。
【0123】また、3トランジスタNAND型フラッシ
ュメモリは、複数のメモリセルを持つNAND型フラッ
シュメモリと比較して非選択メモリセルがないので、転
送トランジスタMN1−1〜MNn−1はデータ読み出
し動作において、非選択メモリセルに転送していた読み
出し電位(3.5V程度)を転送する必要がなく、ワー
ド線に接地電位を転送できすればよく、ゲート線G1に
6Vもの昇圧電位を供給する必要がない。
【0124】そこで、この第5の実施の形態では、待機
状態およびデータ読み出し状態において、全てのワード
線に接地電位を供給することにより、両選択ゲート線の
電位変動の影響を受けて、ワード線の電位が変動しない
ようにしている。前記待機状態とは、電源投入後におけ
る動作待ちの状態をいう。以下に、第5の実施の形態に
ついて説明する。この第5の実施の形態では、前記第4
の実施の形態における構成と同様の部分には同じ符号を
付してその説明は省略するものとし、異なる構成部分の
みを説明する。
【0125】図15は、この発明の第5の実施の形態の
半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
【0126】図15に示すように、NANDゲート回路
NA11-1の出力はインバータIV11-1に出力され
ると共に、NANDゲート回路NA12-1の第1端子
に入力される。NANDゲート回路NA12-1の第2
端子には、このNANDゲート回路NA12-1の出力
を制御する制御信号Xが入力される。NANDゲート回
路NA12-1では、第1端子と、第2端子に入力され
る信号から否定論理積が取られ、デコード信号S1とし
て出力される。
【0127】各動作状態におけるブロックC1の高電圧
転送回路16-1の入出力信号(ローデコーダR1の場
合で、デコード信号S1、ゲート線G1)を図16に示
す。待機状態およびデータ読み出しでは、制御信号Xに
よりNANDゲート回路NA12-1の第2端子に接地
電位を供給する。これにより、待機状態およびデータ読
み出しでは、デコード信号S1は常に電源電位となる。
なお、待機状態およびデータ読み出しでは、全てのブロ
ックC1〜Cnにおけるデコード信号S1〜Snは常に
電源電位となる。
【0128】ここで、高電圧転送回路16-1は、デー
タ書き込みで、かつブロックC1が選択された場合以外
では、デコード信号S1の電位をそのままゲート線G1
に出力するように構成されている。よって、データ書き
込み以外では、デコード信号S1が電源電位のとき、高
電圧転送回路16-1からゲート線G1に電源電位が供
給される。これにより、転送トランジスタMN1-1が
オンし、ワード線駆動回路15の電位、例えばデータ読
み出しでは接地電位が全てのブロックC1〜Cnのワー
ド線WL1〜WLnに供給される。
【0129】一方、待機状態およびデータ読み出し以外
の状態では、制御信号XによりNANDゲート回路NA
12-1の第2端子に電源電位を供給する。これによ
り、デコード信号S1はアドレス信号によって決まる信
号となる。データ書き込みで、デコード信号S1が選択
を示す信号(電源電位)の場合、高電圧転送回路16-
1は“高電圧Vpp(〜20V)よりしきい値電圧分高い
電圧”以上の電圧をゲート線G1に供給する。このた
め、転送トランジスタMN1-1がオンとなり、ワード
線WL1にはワード線駆動回路15から高電圧Vppが供
給される。
【0130】図17は、第5の実施の形態における読み
出し時の動作を示すタイミングチャートである。図13
と図17を比較すると明らかなように、読み出しにおい
て、この第5の実施の形態では非選択ブロックのワード
線は浮遊状態ではなく接地電位が供給されているので、
選択状態から非選択状態になった場合でも、ワード線の
電位変動は小さく、かつ変動した電位もすぐに接地電位
に回復する。これにより、メモリセルのゲート電極の電
位が安定し、読み出し速度のばらつきを抑制できる。
【0131】以上説明したようにこの第5の実施の形態
によれば、待機状態およびデータ読み出し状態におい
て、メモリセルのドレイン側及びソース側の両選択ゲー
ト線の電位変動の影響によってワード線の電位が変動し
ないように、全てのワード線に接地電位を供給すること
により、メモリセルのゲート電極の電位が安定化され、
読み出し速度のばらつきを抑制することができる。
【0132】なお、この第5の実施の形態では、3トラ
ンジスタNAND型フラッシュメモリを例として説明し
たが、3トランジスタNAND型フラッシュメモリ及び
複数のメモリセルを持つNANDセル型のEEPROM
に限らず、選択ゲート線を有する他の不揮発性記憶装
置、例えば通常のAND構造やDINOR構造のEEP
ROMにも適用することができる。
【0133】[第6の実施の形態]次に、前記第5の実
施の形態の変形例である第6の実施の形態について説明
する。
【0134】図18は、第6の実施の形態の半導体記憶
装置の構成を示す回路図である。図18は、2ブロック
分の制御回路を示し、またメモリセルアレイとして1つ
のビット線のみを示す。この第6の実施の形態は、図1
5に示した第5の実施の形態において隣接するソース線
側の選択ゲート線を共有化したものである。
【0135】図18に示すように、メモリセルMC1の
ドレインには選択ゲートトランジスタSD1が接続さ
れ、メモリセルMC1のソースには選択ゲートトランジ
スタSS1が接続されている。メモリセルMC2のドレ
インには選択ゲートトランジスタSD2が接続され、メ
モリセルMC2のソースには選択ゲートトランジスタS
S2が接続されている。選択ゲートトランジスタSD
1、SD2は共通にビット線BLに接続され、選択ゲー
トトランジスタSS1、SS2は共通にソース線SLに
接続されている。
【0136】前記メモリセルトランジスタMC1のゲー
ト電極には、ワード線WL1が接続されている。ビット
線BL側の選択ゲートトランジスタSD1のゲート電極
には、選択ゲート線SGD1が接続されている。また、
前記メモリセルトランジスタMC2のゲート電極には、
ワード線WL2が接続されている。ビット線BL側の選
択ゲートトランジスタSD2のゲート電極には、選択ゲ
ート線SGD2が接続されている。さらに、ソース線S
L側の選択ゲートトランジスタSS1、SS2のゲート
電極には、選択ゲート線SGS1が共通に接続されてい
る。
【0137】転送トランジスタMN1-0のソースは選
択ゲート線SGD1に接続され、そのドレインは電位供
給線SGDIN1線に接続されている。この電位供給線
SGDIN1線は、インバータIV12-1の出力端に
接続されている。転送トランジスタMN1-17のソー
スは選択ゲート線SGS1に接続され、そのドレインは
電位供給線SGSIN1線に接続されている。この電位
供給線SGSIN1線は、NANDゲート回路NA14
-1の出力端に接続されている。転送トランジスタMN
2-0のソースは選択ゲート線SGD2に接続され、そ
のドレインは電位供給線SGDIN2線に接続されてい
る。この電位供給線SGDIN2線は、インバータIV
12-2の出力端に接続されている。転送トランジスタ
MN1-0、MN1-17、MN2-0のそれぞれのゲー
ト電極は、ゲート線Gに共通に接続されている。さら
に、ゲート線Gは、このゲート線Gに所定電位を供給す
る第1昇圧電位制御回路12Aに接続されている。
【0138】転送トランジスタMN1-1のソースはワ
ード線WL1に接続され、ドレインは制御ゲート線CG
1を介して、ワード線WL1に電位を供給するためのワ
ード線駆動回路15に接続されている。転送トランジス
タMN1-1のゲート電極にはゲート線G1が接続さ
れ、このゲート線G1は高電圧転送回路16-1に接続
されている。高電圧転送回路16-1には、第2昇圧電
位制御回路17Aより高電位転送線LPINを介して高
電位が供給されている。
【0139】また、転送トランジスタMN2-1のソー
スはワード線WL2に接続され、ドレインは制御ゲート
線CG1を介して、ワード線WL2に電位を供給するた
めのワード線駆動回路15に接続されている。転送トラ
ンジスタMN2-1のゲート電極にはゲート線G2が接
続され、このゲート線G2は高電圧転送回路16-2に
接続されている。高電圧転送回路16-2には、第2昇
圧電位制御回路17Aより高電位転送線LPINを介し
て高電位が供給されている。
【0140】NANDゲート回路NA11-1には、ア
ドレス信号address(A(k+1)、A(k+2)、…、An)が入
力され、その出力はインバータIV11-1を介してN
ANDゲート回路NA13-1、NA14-1、NA13
-2のそれぞれの第1入力端に供給されている。前記N
ANDゲート回路NA13-1の第2入力端には、イン
バータIV13-1を介して最下位アドレスAkが入力さ
れ、NANDゲート回路NA13-2の第2入力端には
そのまま最下位アドレスAkが入力されている。
【0141】前記NANDゲート回路NA13-1の出
力はインバータIV12-1に入力されると共に、NA
NDゲート回路NA12-1の第1入力端に入力され
る。NANDゲート回路NA12-1の第2入力端に
は、このNANDゲート回路NA12-1の出力を制御
する制御信号Xが入力される。NANDゲート回路NA
12-1では、第1入力端と、第2入力端に入力される
信号から否定論理積が取られ、その演算結果が高電圧転
送回路16-1に出力される。
【0142】前記NANDゲート回路NA13-2の出
力はインバータIV12-2に入力されると共に、NA
NDゲート回路NA12-2の第1入力端に入力され
る。NANDゲート回路NA12-2の第2入力端に
は、このNANDゲート回路NA12-2の出力を制御
する前記制御信号Xが入力される。NANDゲート回路
NA12-2では、第1入力端と、第2入力端に入力さ
れる信号から否定論理積が取られ、その演算結果が高電
圧転送回路16-2に出力される。
【0143】前記NANDゲート回路NA14-1の第
2入力端には、このNANDゲート回路NA14-1の
出力を制御する制御信号Wが入力される。NANDゲー
ト回路NA14-1では、第1入力端と、第2入力端に
入力される信号から否定論理積が取られ、その演算結果
が電位供給線SGSIN1に出力される。
【0144】なお、前記NANDゲート回路NA13-
1とインバータIV12-1により、選択ゲート線SG
D1を駆動する選択ゲート線駆動回路13-1が構成さ
れる。前記NANDゲート回路NA13-2とインバー
タIV12-2により、選択ゲート線SGD2を駆動す
る選択ゲート線駆動回路13-2が構成される。また、
前記NANDゲート回路NA14-1により、選択ゲー
ト線SGS1を駆動する選択ゲート線駆動回路14-1
が構成される。
【0145】前述した第5の実施の形態では、ソース線
側の選択ゲート線は、読み出し動作において、非選択ブ
ロックから選択ブロックになった場合に、接地電位から
電源電位に昇圧していた。これに対し、この第6の実施
の形態では、待機状態から全てのソース線側の選択ゲー
ト線SGS1に電源電位を供給し、データ書き込みにお
いて選択ブロックに係る場合のみ、ソース線側の選択ゲ
ート線SGS1の電位を電源電位から接地電位にする。
【0146】図19は、前記半導体記憶装置における読
み出し時の動作を示すタイミングチャートである。図1
7と図19を比較すると明らかなように、読み出し動作
における選択ブロックではソース線側の選択ゲート線S
GS1に電位変化がないので、ワード線WL1の電位変
動が小さくなる。これにより、メモリセルのゲート電極
の電位変動が抑制され、読み出し速度が向上する。ま
た、図18に示す第6の実施の形態では、前記第5の実
施の形態と比較して、NANDゲート回路NA11-
1、インバータIV11-1から構成されるアドレスデ
コード回路の素子数を減らすことができる。
【0147】以上説明したようにこの第6の実施の形態
によれば、待機状態およびデータ読み出し状態におい
て、全てのワード線に接地電位を供給し、かつ待機状態
から全てのソース線側の選択ゲート線に電源電位を供給
して、ソース線側の選択ゲート線の電位変動の影響によ
ってワード線の電位が変動しないようにすることによ
り、メモリセルのゲート電極の電位が安定化され、読み
出し速度を向上させることができる。
【0148】なお、この第6の実施の形態では、3トラ
ンジスタNAND型フラッシュメモリを例として説明し
たが、3トランジスタNAND型フラッシュメモリ及び
複数のメモリセルを持つNANDセル型のEEPROM
に限らず、選択ゲート線を有する他の不揮発性記憶装
置、例えば通常のAND構造やDINOR構造のEEP
ROMにも適用することができる。
【0149】[第7の実施の形態]次に、前記第5の実
施の形態の別の変形例である第7の実施の形態について
説明する。
【0150】図20は、この発明の第7の実施の形態の
半導体記憶装置の構成を示す回路図である。図20は、
2ブロック分の選択ゲート線駆動回路を示し、またメモ
リセルアレイとして1つのビット線のみを示す。この第
7の実施の形態は、図18に示した第6の実施の形態に
おいて、アドレスデコード回路と選択ゲート線駆動回路
および高電圧転送回路間に、すなわちインバータIV1
1-1とNANDゲート回路NA13-1との間にレベル
シフタ21を追加したものである。これにより、最下位
アドレスAkを除く行アドレスのデコードを行った後
で、電源を電源電位Vddより高い昇圧電位Vsgにレベル
シフトする。その他の構成は、図18に示した第6の実
施の形態と同様である。
【0151】以下に、第1ブロック部分を参照して説明
する。各動作状態におけるブロックC1の高電圧転送回
路16-1の入出力信号(デコード信号S1、ゲート線
G1)を図21に示す。待機状態およびデータ読み出し
では、レベルシフトされたデコード信号S1(昇圧電位
Vsg)が高電圧転送回路16-1からゲート線G1に供
給される。これにより、転送トランジスタMN1-1の
ゲート電圧が電源電位Vddより大きくなり、この転送ト
ランジスタMN1-1がより低抵抗になり、ワード線W
L1に接地電位を転送する駆動力が大きくなる。その結
果、データ読み出し動作において、選択ブロックのワー
ド線の電位変動が小さくなり、ワード線の電位を高速に
接地電位に回復させることができる。
【0152】さらに、この半導体記憶装置では、動作電
源電圧が低い半導体記憶装置の場合でも、転送トランジ
スタMN1-0、MN1-17を介して選択ゲートトラン
ジスタSD1、SS1のゲート電極にそれぞれ高電位を
転送できる。このため、選択ゲートトランジスタがより
低抵抗になり、回路動作が高速化でき、特に読み出し動
作の高速化が可能である。
【0153】以上説明したようにこの第7の実施の形態
によれば、アドレスデコード回路と選択ゲート線駆動回
路および高電圧転送回路間にレベルシフタを設けること
により、ワード線に電位を転送するトランジスタのゲー
ト電位を高くしてトランジスタの抵抗を下げ、データ読
み出しのプリチャージシーケンス及びリカバリーシーケ
ンスにおいて、高速にワード線を接地電位に回復させ、
読み出し速度を向上することができる。さらに、待機状
態およびデータ読み出し状態において、全てのワード線
に接地電位を供給し、かつ待機状態から全てのソース線
側の選択ゲート線に電源電位(レベルシフタを用いた場
合は電源電位より高い昇圧電位)を供給して、選択ゲー
ト線の電位変動の影響によってワード線の電位が変動し
ないようにしている。これにより、メモリセルのゲート
電極の電位が安定化され、読み出し速度を向上させるこ
とができる。
【0154】なお、この第7の実施の形態では、3トラ
ンジスタNAND型フラッシュメモリを例として説明し
たが、3トランジスタNAND型フラッシュメモリ及び
複数のメモリセルを持つNANDセル型のEEPROM
に限らず、選択ゲート線を有する他の不揮発性記憶装
置、例えば通常のAND構造やDINOR構造のEEP
ROMにも適用することができる。
【0155】また、前記第5〜第7の実施の形態の半導
体記憶装置は、以下のような効果を有している。
【0156】ワード線の電位を安定化することができ、
読み出し速度を高速化、均一化できる。
【0157】ワード線に、ソースが接続されている電位
転送トランジスタにおいて、ソースの拡散層と基板で構
成されるpn接合が順方向バイアスとなることで生じる
基板電流を低減でき、これにより消費電流を低減でき
る。今後、LSIの高集積化、微細化が進むにつれて、
前記基板電流は増大し、チップ破壊につながるラッチア
ップ耐量が減少する傾向にあるが、これら実施の形態で
はラッチアップ耐量を確保することができる。
【0158】データ読み出しの動作開始時におけるワー
ド線の初期電位を均一化でき、読み出し動作に関連する
回路の設計を容易にできる。
【0159】以上のように、前記第5〜第7の実施の形
態では、ラッチアップ耐量が確保でき、さらに低消費電
流で高速読み出しが可能である。また、3トランジスタ
NAND型フラッシュメモリは、複数のメモリセルが直
列接続されたNAND型フラッシュメモリと比較すると
非選択メモリセルがないので、ワード線の転送トランジ
スタは、データ読み出し動作において、非選択メモリセ
ルに転送していた読み出し電位(3.5V程度)を転送
する必要がなく、ワード線に接地電位を転送できればよ
い。従って、ワード線の転送トランジスタのゲートに
は、6Vもの昇圧電位を供給する必要がなく、昇圧回路
及びその制御回路を縮小することができ、回路面積を縮
小することができる。
【0160】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、消
費電流を抑えることができ、さらに選択ゲート線に高速
に電位を供給できると共に、読み出し動作を高速化でき
る半導体記憶装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】前記第1の実施の形態の半導体記憶装置におけ
るデータ書き込み時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図3】前記第1の実施の形態の半導体記憶装置におけ
るデータ読み出し時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図4】この発明の第2の実施の形態の半導体記憶装置
における選択ゲート線駆動回路の構成を示す回路図であ
る。
【図5】前記第2の実施の形態の半導体記憶装置におけ
る変形例の選択ゲート線駆動回路の構成を示す回路図で
ある。
【図6】図5に示す回路におけるデータ書き込み時の動
作を示すタイミングチャートである。
【図7】図5に示す回路におけるデータ読み出し時の動
作を示すタイミングチャートである。
【図8】前記第2の実施の形態の半導体記憶装置におけ
る別の変形例の選択ゲート線駆動回路の構成を示す回路
図である。
【図9】図8に示す回路におけるデータ書き込み時の動
作を示すタイミングチャートである。
【図10】図8に示す回路におけるデータ読み出し時の
動作を示すタイミングチャートである。
【図11】この発明の第3の実施の形態の半導体記憶装
置の基本構成を示す図である。
【図12】この発明の第4の実施の形態の半導体記憶装
置の構成を示すブロック図である。
【図13】3トランジスタNAND型フラッシュメモリ
に対して、プリチャージシーケンスとリカバリーシーケ
ンスとを並行して行う読み出し方式の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図14】NAND型フラッシュメモリに対して、プリ
チャージシーケンス、センスシーケンス、リカバリーシ
ーケンスを一連の動作として行う読み出し方式の動作を
示すタイミングチャートである。
【図15】この発明の第5の実施の形態の半導体記憶装
置の構成を示すブロック図である。
【図16】前記半導体記憶装置内の高電圧転送回路の入
出力信号を示す図表である。
【図17】前記第5の実施の形態の半導体記憶装置にお
けるデータ読み出し時の動作を示すタイミングチャート
である。
【図18】この発明の第6の実施の形態の半導体記憶装
置の構成を示す回路図である。
【図19】前記第6の実施の形態の半導体記憶装置にお
けるデータ読み出し時の動作を示すタイミングチャート
である
【図20】この発明の第7の実施の形態の半導体記憶装
置の構成を示す回路図である。
【図21】前記半導体記憶装置内の高電圧転送回路の入
出力信号を示す図表である。
【図22】従来におけるNANDセルの選択ゲート線及
びワード線に電位を供給するための回路構成を示す図で
ある。
【図23】図22に示す回路におけるデータ書き込みの
動作を示すタイミングチャートである。
【図24】図22に示す回路におけるデータ読み出しの
動作を示すタイミングチャートである。
【図25】図22に示す回路におけるデータ消去の動作
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
11…電位制御回路 12…昇圧電位出力回路 13-1〜13-n…選択ゲート線駆動回路 14-1〜14-n…選択ゲート線駆動回路 15-1〜15-16…ワード線駆動回路 16-1〜16-n…高電圧転送回路 17…高電圧源回路 BL…ビット線 C1〜Cn…メモリセルアレイ G、G1…ゲート線 IV11-1〜IV11-n…インバータ MC1〜MC16…メモリセル MNk-0、MNk-17(k=1、2、…、n)…転送
トランジスタ MNk-1〜MNk-16(k=1、2、…、n)…転送
トランジスタ NA11-1〜NA11-n…NANDゲート回路 R1〜Rn…ローデコーダ SD1、SS1…選択ゲートトランジスタ SGD1、SGS1…選択ゲート線 SL…ソース線 WL1-1〜WL1-16…ワード線
フロントページの続き (72)発明者 今宮 賢一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5B025 AA03 AD03 AE05 AE06

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶するメモリセルと、 前記メモリセルに接続された選択ゲートトランジスタ
    と、 前記メモリセルを選択するための選択回路と、 前記選択回路の出力信号を受け取り、この出力信号に応
    じて前記選択ゲートトランジスタのゲートに電位を供給
    するための選択ゲート駆動回路と、 その電流経路の一端が前記選択ゲート駆動回路に接続さ
    れ、その電流経路の他端が前記選択ゲートトランジスタ
    のゲートに接続され、前記選択ゲート駆動回路の電位を
    前記選択ゲートトランジスタのゲートに転送するための
    第1の転送トランジスタと、 前記第1の転送トランジスタのゲートに接続された第1
    のゲート線と、 前記第1のゲート線に電位を供給して、前記第1の転送
    トランジスタの導通/非導通を制御する第1の電位制御
    回路と、 前記メモリセルの制御ゲートに電位を供給するためのワ
    ード線駆動回路と、 その電流経路の一端が前記ワード線駆動回路に接続さ
    れ、その電流経路の他端が前記メモリセルの制御ゲート
    に接続され、前記ワード線駆動回路の電位を前記メモリ
    セルの制御ゲートに転送するための第2の転送トランジ
    スタと、 前記第2の転送トランジスタのゲートに接続され、前記
    第1のゲート線とは切り離されて設けられた第2のゲー
    ト線と、 前記第2のゲート線に電位を供給して、前記第2の転送
    トランジスタの導通/非導通を制御する電圧供給回路
    と、 前記電圧供給回路が前記第2のゲート線に供給する少な
    くとも電源電位以上の可変電位を生成するための第2の
    電位制御回路と、 を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 情報を記憶するメモリセルに選択ゲート
    トランジスタが接続されてメモリセルユニットが形成さ
    れ、このメモリセルユニットが行方向に配列されてメモ
    リセルブロックが形成され、このメモリセルブロックが
    列方向に配列されたメモリセルアレイと、 各々の前記メモリセルブロックを選択するための選択回
    路と、 前記選択回路の出力信号を受け取り、この出力信号に応
    じて前記選択ゲートトランジスタのゲートに電位を供給
    するための選択ゲート駆動回路と、 その電流経路の一端が前記選択ゲート駆動回路に接続さ
    れ、その電流経路の他端が前記選択ゲートトランジスタ
    のゲートに接続され、前記選択ゲート駆動回路の電位を
    前記選択ゲートトランジスタのゲートに転送するための
    第1の転送トランジスタと、 前記第1の転送トランジスタのゲートに接続された第1
    のゲート線と、 前記第1のゲート線に電位を供給して、前記第1の転送
    トランジスタの導通/非導通を制御する第1の電位制御
    回路と、 行方向に配列された前記メモリセルユニット内の前記メ
    モリセルの制御ゲートに電位を供給するためのワード線
    駆動回路と、 その電流経路の一端が前記ワード線駆動回路に接続さ
    れ、その電流経路の他端が前記メモリセルの制御ゲート
    に接続され、前記ワード線駆動回路の電位を前記メモリ
    セルの制御ゲートに転送するための第2の転送トランジ
    スタと、 第2の転送トランジスタのゲートに接続され、前記第1
    のゲート線とは切り離されて設けられた第2のゲート線
    と、 前記第2のゲート線に電位を供給して、前記第2の転送
    トランジスタの導通/非導通を制御する電圧供給回路
    と、 前記電圧供給回路が前記第2のゲート線に供給する少な
    くとも電源電位以上の可変電位を生成するための第2の
    電位制御回路と、 を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルは、1個のメモリセルト
    ランジスタからなることを特徴とする請求項1または2
    に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルは、直列接続あるいは並
    列接続された複数のメモリセルトランジスタからなるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 情報を記憶する1個のメモリセルトラン
    ジスタの両端に選択ゲートトランジスタが接続されてメ
    モリセルユニットが形成され、前記メモリセルユニット
    の一端側の選択ゲートトランジスタにはビット線が接続
    され、前記メモリセルユニットの他端側の選択ゲートト
    ランジスタにはソース線が接続され、このメモリセルユ
    ニットが行列状に配列されたメモリセルアレイと、 行方向に配列された各々の前記メモリセルユニットを選
    択するための選択回路と、 前記選択回路の出力信号を受け取り、この出力信号に応
    じて前記選択ゲートトランジスタのゲートに電位を供給
    するための選択ゲート駆動回路と、 その電流経路の一端が前記選択ゲート駆動回路に接続さ
    れ、その電流経路の他端が前記選択ゲートトランジスタ
    のゲートに接続され、前記選択ゲート駆動回路の電位を
    前記選択ゲートトランジスタのゲートに転送するための
    第1の転送トランジスタと、 前記第1の転送トランジスタのゲートに接続された第1
    のゲート線と、 前記第1のゲート線に電位を供給して、前記第1の転送
    トランジスタの導通/非導通を制御する第1の電位制御
    回路と、 行方向に配列された前記メモリセルユニット内の前記メ
    モリセルの制御ゲートに電位を供給するためのワード線
    駆動回路と、 その電流経路の一端が前記ワード線駆動回路に接続さ
    れ、その電流経路の他端が前記メモリセルの制御ゲート
    に接続され、前記ワード線駆動回路の電位を前記メモリ
    セルの制御ゲートに転送するための第2の転送トランジ
    スタと、 第2の転送トランジスタのゲートに接続され、前記第1
    のゲート線とは切り離されて設けられた第2のゲート線
    と、 前記第2のゲート線に電位を供給して、前記第2の転送
    トランジスタの導通/非導通を制御する電圧供給回路
    と、 前記電圧供給回路が前記第2のゲート線に供給する少な
    くとも電源電位以上の可変電位を生成するための第2の
    電位制御回路と、 を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記選択回路の出力信号を受け取り、こ
    の出力信号に応じて前記電圧供給回路が供給する電位を
    制御する動作制御回路をさらに具備することを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれか1つに記載の半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の電位制御回路は、データ消去
    の場合に前記第1のゲート線に電源電位以下の所定電位
    を供給することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    1つに記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の電位制御回路は、データ読み
    出し、データ書き込み、及び読み出し待機状態のいずれ
    かの場合に前記第1のゲート線に電源電位より高い所定
    電位を供給することを特徴とする請求項1乃至7のいず
    れか1つに記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記選択ゲートトランジスタに接続され
    たビット線と、前記ビット線に電流通路の一端が接続さ
    れ、前記ビット線の電位を検知しデータ読み出し動作を
    行うセンスアンプに前記電流通路の他端が接続された第
    3の転送トランジスタとをさらに具備し、前記第3の転
    送トランジスタのゲートは前記第1の転送トランジスタ
    のゲートが接続された前記第1のゲート線に接続されて
    いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに
    記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記メモリセルユニットは、前記メモ
    リセルの両端に前記選択ゲートトランジスタが直列接続
    されて構成され、前記メモリセルユニットの一端にはビ
    ット線が接続され、その他端にはソース線が接続され、
    データ書き込みでは、選択されたメモリセルユニットに
    係る前記ソース線に近い側の前記選択ゲート線にのみ電
    源電位より低い所定電位が供給され、データ書き込み以
    外のその他のモードでは電源電位以上の所定電位が供給
    されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つ
    に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記メモリセルユニットは、前記メモ
    リセルの両端に選択ゲートトランジスタが直列接続され
    て構成され、前記選択ゲート線の少なくとも一方が隣接
    する前記メモリセルユニット間で共通に接続されている
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記
    載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記メモリセルが形成されているウェ
    ルに高電位の消去電位を印加することによりデータ消去
    が行われることを特徴とする請求項1乃至11のいずれ
    か1つに記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 データ読み出し待機状態およびデータ
    読み出しにおいて、全てのワード線に読み出しを行うた
    めの電位を供給することを特徴とする請求項1乃至12
    のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記電圧供給回路は、データ読み出し
    待機状態およびデータ読み出しでは、全てのワード線に
    接続されている前記第2の転送トランジスタを導通状態
    にして、前記ワード線駆動回路から全てのワード線に読
    み出しを行うための電位を供給させ、 前記データ読み出し待機状態およびデータ読み出しを除
    くその他の状態では、選択されたワード線に接続されて
    いる前記第2の転送トランジスタを導通状態にして、前
    記ワード線駆動回路から供給される電位をワード線に転
    送させ、選択されていないワード線に接続されている前
    記第2の転送トランジスタを非導通状態にして、前記ワ
    ード線駆動回路から供給される電位をワード線に転送さ
    せないことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1
    つに記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 データ読み出し待機状態およびデータ
    読み出しでは、前記電圧供給回路が前記第2の転送トラ
    ンジスタが導通状態になる電位を前記第2のゲート線に
    供給することを特徴とする請求項14に記載の半導体記
    憶装置。
  16. 【請求項16】 データ読み出し待機状態およびデータ
    読み出しを除くその他の状態では、前記電圧供給回路は
    メモリセルユニットを選択するためのアドレス信号をデ
    コードした信号により動作が制御され、 選択されたメモリセルユニットに係わる前記前記電圧供
    給回路は、選択されたメモリセルユニットに係わる前記
    第2の転送トランジスタを導通状態にする電位を選択さ
    れたメモリセルユニットに係わる第2のゲート線に供給
    し、 非選択のメモリセルユニットに係わる前記前記電圧供給
    回路は、非選択のメモリセルユニットに係わる前記第2
    の転送トランジスタを非導通状態にする電位を非選択の
    メモリセルユニットに係わる第2のゲート線に供給する
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1つに記
    載の半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記動作制御回路は、メモリセルを選
    択するためのアドレス信号をデコードした信号の反転信
    号と、第1の制御信号とを入力とする否定論理積を行う
    回路で構成され、 前記第1の制御信号は、データ読み出し待機状態および
    データ読み出しにおいては接地電位であり、前記アドレ
    ス信号をデコードした信号の反転信号の入力を無効にす
    ることを特徴とする請求項6乃至16のいずれか1つに
    記載の半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 データ読み出し待機状態およびデータ
    読み出しにおいて、前記ワード線に供給される読み出し
    を行うための電位は接地電位以上であることを特徴とす
    る請求項1乃至17のいずれか1つに記載の半導体記憶
    装置。
  19. 【請求項19】 前記選択回路と前記動作制御回路との
    間に、電位を変換するレベルシフト回路を有することを
    特徴とする請求項6乃至18のいずれか1つに記載の半
    導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記選択回路と前記選択ゲート駆動回
    路との間に、電位を変換するレベルシフト回路を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1つに記
    載の半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記選択回路及び前記選択ゲート駆動
    回路を構成するトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚は、
    前記第1の転送トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚より
    薄いことを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1つ
    に記載の半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記メモリセルは、不揮発性メモリセ
    ルであることを特徴とする請求項1乃至21のいずれか
    1つに記載の半導体記憶装置。
  23. 【請求項23】 情報を記憶するメモリセルと、 前記メモリセルに接続された選択ゲートトランジスタ
    と、 前記選択ゲートトランジスタのゲートに電位を供給する
    ための選択ゲート駆動回路と、 前記選択ゲート駆動回路の電位を前記選択ゲートトラン
    ジスタのゲートに転送するための第1の転送トランジス
    タと、 前記第1の転送トランジスタのゲートに接続された第1
    のゲート線と、 前記第1のゲート線に電位を供給して、前記第1の転送
    トランジスタの導通/非導通を制御する第1の電位制御
    回路と、 前記メモリセルの制御ゲートに電位を供給するためのワ
    ード線駆動回路と、 前記ワード線駆動回路の電位を前記メモリセルの制御ゲ
    ートに転送するための第2の転送トランジスタと、 前記第2の転送トランジスタのゲートに接続され、前記
    第1のゲート線とは切り離されて設けられた第2のゲー
    ト線と、 前記第2のゲート線に電位を供給して、前記第2の転送
    トランジスタの導通/非導通を制御する電圧供給回路
    と、 を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  24. 【請求項24】 前記第1の電位制御回路は、データ消
    去の場合に前記第1のゲート線に電源電位以下の所定電
    位を供給することを特徴とする請求項23に記載の半導
    体記憶装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の電位制御回路は、データ読
    み出し、データ書き込み、及び読み出し待機状態のいず
    れかの場合に前記第1のゲート線に電源電位より高い所
    定電位を供給することを特徴とする請求項23または2
    4に記載の半導体記憶装置。
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