JP2001187520A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2001187520A
JP2001187520A JP2000131249A JP2000131249A JP2001187520A JP 2001187520 A JP2001187520 A JP 2001187520A JP 2000131249 A JP2000131249 A JP 2000131249A JP 2000131249 A JP2000131249 A JP 2000131249A JP 2001187520 A JP2001187520 A JP 2001187520A
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
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    • B60C11/1392Three dimensional block surfaces departing from the enveloping tread contour with chamfered block edges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
    • B60C11/1376Three dimensional block surfaces departing from the enveloping tread contour
    • B60C11/1384Three dimensional block surfaces departing from the enveloping tread contour with chamfered block corners

Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷上性能を犠牲にすることなく、摩耗後の雪
上トラクション性能の低下を抑えることのできる空気入
りタイヤを提供すること。 【解決手段】 ブロック状陸部18の踏み込み側には、
周方向溝及び横溝16の溝底よりも高く、ブロック状陸
部18の踏面19よりも低い傾斜した頂部20Aを有す
る段部20が一体的に設けられている。この段部20が
ブロック状陸部18の踏み込み端付近を補強して踏み込
み端付近のエッジ圧を高めるため、雪道を走行する際に
踏み込み端が雪面に食い込み易くなり、雪上トラクショ
ン性能が向上すする。また、溝面積を増加して雪上トラ
クション性能を向上するのでは無いため、氷上性能を犠
牲にすることが無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雪道を走行する自
動車の使途に供する空気入りタイヤに関し、特には雪上
トラクション、ブレーキ性能を向上させた空気入りタイ
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】冬季の氷雪路を走行するために、サマー
タイヤに代えて冬用タイヤを使用する場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冬用の
空気入りタイヤであっても、雪道での発進時にタイヤの
回転を加速する場合、加速の程度が大きすぎるとタイヤ
が雪道をグリップしきれずにタイヤが雪上をスリップす
る難点があった。
【0004】このような雪道における発進時の加速性
(以下雪上トラクション性能という。)及び制動時の減
速性(以下雪上ブレーキ性能という。)を改良するため
に、従来からタイヤトレッドパターンの溝部の面積を増
加させることもなされてきたが、同じ冬用タイヤの要求
性能である氷上性能が、溝部の面積を増加させると氷に
接触する面積が減少するために低下するという難点があ
り、雪上性能と氷上性能の両立から溝部による雪上トラ
クション性能、雪上ブレーキ性能の改良には限度があっ
た。
【0005】冬用タイヤは、摩耗後に溝深さが減少する
ため、溝部が雪を押し固めて剪断させトラクションを得
る効果(以下、雪柱剪断力)が、トレッドの摩耗と共に
減少していき、摩耗の進行に伴って雪上トラクション性
能、雪上ブレーキ性能が低下するという問題もある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、トレッドパタ
ーンの溝部面積を変えずに、即ち、氷上性能を犠牲にす
ることなく、摩耗後の雪上トラクション性能の低下を抑
えることのできる空気入りタイヤを提供することが目的
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、トレッドに互いに交差する複数の主溝により区分さ
れる複数のブロック状陸部を備えた空気入りタイヤであ
って、前記ブロック状陸部の周囲には、前記主溝の溝底
よりも高く前記ブロック状陸部の踏面よりも低い頂部を
有した段部が、前記ブロック状陸部の踏み込み側の少な
くとも一部に設けられ、前記段部の幅は、前記段部に面
する主溝の溝幅の30%以下であることを特徴としてい
る。
【0008】次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0009】請求項1に記載の空気入りタイヤでは、ブ
ロック状陸部の踏み込み側に段部を設けて補強を行った
ことにより、ブロック状陸部が最初に路面に接地する部
分、即ち、ブロック状陸部の踏み込み端付近の剛性が高
くなる。
【0010】このため、ブロック状陸部の踏み込み端付
近の接地圧が上がり、踏み込み端が雪道の雪面に食い込
み易くなり(即ち、エッジ効果が高まる)、雪上トラク
ション性能が向上する。
【0011】なお、主溝の溝体積が減少すると雪柱剪断
力が低下するため、上記補強作用を確保しつつ溝体積の
減少を最小限に抑えるために、段部の幅を、これに面す
る主溝の溝幅の30%以下に設定する。
【0012】また、ウエット路面を走行する際のハイド
ロプレーニング現象を抑制するには、接地面内の水を迅
速に排出することが必要であり、主溝の中でも最も排水
量の大きい溝、例えば、周方向に延びる主溝(いわゆる
周方向主溝)等の排水性を確保することが好ましい。
【0013】したがって、タイヤ周方向に沿って延びる
(即ち、タイヤ赤道面に対する角度が略0°)周方向主
溝と横溝とから区分されるブロック状陸部を備えたタイ
ヤでは、ウエット性能を確保するには、主溝の内のタイ
ヤ周方向に沿って延びる周方向主溝には段部を設けない
ことが好ましい。
【0014】また、タイヤ赤道面に対する角度が0°か
ら除々に増加する主溝(例えば、タイヤ赤道面からショ
ルダーに向かって湾曲して延びて、周方向溝と横溝とに
区別ができない主溝等)を有するタイヤの場合、特に、
排水性に大きく影響を及ぼす部分には、周方向主溝と同
様に段部を設けないことが好ましい。
【0015】さらに、この空気入りタイヤでは、溝面積
を拡大することによって雪上トラクション性能を向上さ
せているのでは無いため、氷上性能を犠牲にすることが
無い。
【0016】請求項2に記載の発明は、トレッドに互い
に交差する複数の主溝により区分される複数のブロック
状陸部を備えた空気入りタイヤであって、前記ブロック
状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも高く前記ブロ
ック状陸部の踏面よりも低い頂部を有した段部が、前記
ブロック状陸部の蹴り出し側の少なくとも一部に設けら
れ、前記段部の幅は、前記段部に面する主溝の溝幅の3
0%以下であることを特徴としている。
【0017】次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0018】請求項2に記載の空気入りタイヤでは、ブ
ロック状陸部の蹴り出し側に段部を設けて補強を行った
ことにより、ブロック状陸部の蹴り出し端付近の剛性が
高くなる。
【0019】このため、ブロック状陸部の蹴り出し端付
近の接地圧が上がり、蹴り出し端が雪道の雪面に食い込
み易くなり(即ち、エッジ効果が高まる)、雪上ブレー
キ性能が向上する。
【0020】なお、主溝の溝体積が減少すると雪柱剪断
力が低下するため、上記補強作用を確保しつつ溝体積の
減少を最小限に抑えるために、段部の幅を、これに面す
る主溝の溝幅の30%以下に設定する。
【0021】また、ウエット路面を走行する際のハイド
ロプレーニング現象を抑制するには、接地面内の水を迅
速に排出することが必要であり、主溝の中でも最も排水
量の大きい溝、例えば、周方向に延びる主溝(いわゆる
周方向主溝)等の排水性を確保することが好ましい。
【0022】したがって、タイヤ周方向に沿って延びる
(即ち、タイヤ赤道面に対する角度が略0°)周方向主
溝と横溝とから区分されるブロック状陸部を備えたタイ
ヤでは、ウエット性能を確保するには、主溝の内のタイ
ヤ周方向に沿って延びる周方向主溝には段部を設けない
ことが好ましい。
【0023】また、タイヤ赤道面に対する角度が0°か
ら除々に増加する主溝(例えば、タイヤ赤道面からショ
ルダーに向かって湾曲して延びて、周方向溝と横溝とに
区別ができない主溝等)を有するタイヤの場合、特に、
排水性に大きく影響を及ぼす部分には、周方向主溝と同
様に段部を設けないことが好ましい。
【0024】さらに、この空気入りタイヤでは、溝面積
を拡大することによって雪上ブレーキ性能を向上させて
いるのでは無いため、氷上性能を犠牲にすることが無
い。
【0025】請求項3に記載の発明は、トレッドに互い
に交差する複数の主溝により区分される複数のブロック
状陸部を備えた空気入りタイヤであって、前記ブロック
状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも高く前記ブロ
ック状陸部の踏面よりも低い頂部を有する段部が設けら
れ、前記段部は、前記ブロック状陸部の踏み込み側の少
なくとも一部に設けられ、前記ブロック状陸部の蹴り出
し側の少なくとも一部には設けられず、前記段部の幅
は、前記段部に面する主溝の溝幅の30%以下であるこ
とを特徴としている。
【0026】次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0027】請求項3に記載の空気入りタイヤでは、ブ
ロック状陸部の踏み込み側に段部を設けて補強を行った
ことにより、ブロック状陸部が最初に路面に接地する部
分、即ち、ブロック状陸部の踏み込み端付近の剛性が高
くなる。
【0028】このため、ブロック状陸部の踏み込み端付
近の接地圧が上がり、踏み込み端が雪道の雪面に食い込
み易くなり(即ち、エッジ効果が高まる)、雪上トラク
ション性能が向上する。
【0029】なお、主溝の溝体積が減少すると雪柱剪断
力が低下するため、上記補強作用を確保しつつ溝体積の
減少を最小限に抑えるために、段部の幅を、これに面す
る主溝の溝幅の30%以下に設定する。
【0030】さらに、ブロック状陸部の蹴り出し側に、
段部の無い部分を設けることにより、この部分で溝体積
を確保して雪柱剪断力を得ることができる。
【0031】また、ウエット路面を走行する際のハイド
ロプレーニング現象を抑制するには、接地面内の水を迅
速に排出することが必要であり、主溝の中でも最も排水
量の大きい溝、例えば、周方向に延びる主溝(いわゆる
周方向主溝)等の排水性を確保することが好ましい。
【0032】したがって、タイヤ周方向に沿って延びる
(即ち、タイヤ赤道面に対する角度が略0°)周方向主
溝と横溝とから区分されるブロック状陸部を備えたタイ
ヤでは、ウエット性能を確保するには、主溝の内のタイ
ヤ周方向に沿って延びる周方向主溝には段部を設けない
ことが好ましい。
【0033】また、タイヤ赤道面に対する角度が0°か
ら除々に増加する主溝(例えば、タイヤ赤道面からショ
ルダーに向かって湾曲して延びて、周方向溝と横溝とに
区別ができない主溝等)を有するタイヤの場合、特に、
排水性に大きく影響を及ぼす部分には、周方向主溝と同
様に段部を設けないことが好ましい。
【0034】さらに、この空気入りタイヤでは、溝面積
を拡大することによって雪上トラクション性能を向上さ
せているのでは無いため、氷上性能を犠牲にすることが
無い。
【0035】請求項4に記載の発明は、トレッドに互い
に交差する複数の主溝により区分される複数のブロック
状陸部を備えた空気入りタイヤであって、前記ブロック
状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも高く前記ブロ
ック状陸部の踏面よりも低い頂部を有する段部が設けら
れ、前記段部は、前記ブロック状陸部の蹴り出し側の少
なくとも一部に設けられ、前記ブロック状陸部の踏み込
み側の少なくとも一部には設けられず、前記段部の幅
は、前記段部に面する主溝の溝幅の30%以下であるこ
とを特徴としている。
【0036】次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0037】請求項4に記載の空気入りタイヤでは、ブ
ロック状陸部の蹴り出し側に段部を設けて補強を行った
ことにより、ブロック状陸部の蹴り出し端付近の剛性が
高くなる。
【0038】このため、ブロック状陸部の蹴り出し端付
近の接地圧が上がり、蹴り出し端が雪道の雪面に食い込
み易くなり(即ち、エッジ効果が高まる)、雪上ブレー
キ性能が向上する。
【0039】なお、主溝の溝体積が減少すると雪柱剪断
力が低下するため、上記補強作用を確保しつつ溝体積の
減少を最小限に抑えるために、段部の幅を、これに面す
る主溝の溝幅の30%以下に設定する。
【0040】さらに、ブロック状陸部の踏み込み側に、
段部の無い部分を設けることにより、この部分で溝体積
を確保して雪柱剪断力を得ることができる。
【0041】また、ウエット路面を走行する際のハイド
ロプレーニング現象を抑制するには、接地面内の水を迅
速に排出することが必要であり、主溝の中でも最も排水
量の大きい溝、例えば、周方向に延びる主溝(いわゆる
周方向主溝)等の排水性を確保することが好ましい。
【0042】したがって、タイヤ周方向に沿って延びる
(即ち、タイヤ赤道面に対する角度が略0°)周方向主
溝と横溝とから区分されるブロック状陸部を備えたタイ
ヤでは、ウエット性能を確保するには、主溝の内のタイ
ヤ周方向に沿って延びる周方向主溝には段部を設けない
ことが好ましい。
【0043】また、タイヤ赤道面に対する角度が0°か
ら除々に増加する主溝(例えば、タイヤ赤道面からショ
ルダーに向かって湾曲して延びて、周方向溝と横溝とに
区別ができない主溝等)を有するタイヤの場合、特に、
排水性に大きく影響を及ぼす部分には、周方向主溝と同
様に段部を設けないことが好ましい。
【0044】さらに、この空気入りタイヤでは、溝面積
を拡大することによって雪上ブレーキ性能を向上させて
いるのでは無いため、氷上性能を犠牲にすることが無
い。
【0045】請求項5に記載の発明は、トレッドに互い
に交差する複数の主溝により区分され、点対称形状また
はブロック状陸部のタイヤ周方向中央部分を通りタイヤ
回転軸に平行な線に対して線対称とされた複数のブロッ
ク状陸部を備えた空気入りタイヤであって、前記ブロッ
ク状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも高く前記ブ
ロック状陸部の踏面よりも低い頂部を有する段部が、前
記ブロック状陸部の踏み込み側及び蹴り出し側の各々の
少なくとも一部に点対称またはブロック状陸部のタイヤ
周方向中央部分を通りタイヤ回転軸に平行な線に対して
線対称に設けられ、前記ブロック状陸部の踏み込み側及
び蹴り出し側以外には各々前記段部を設けない部分を少
なくとも一部に設け、前記段部の幅は、前記段部に面す
る主溝の溝幅の30%以下であることを特徴としてい
る。
【0046】次に、請求項5に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0047】請求項5に記載の空気入りタイヤでは、ブ
ロック状陸部の踏み込み側及び蹴り出し側に段部を設け
て補強を行ったことにより、ブロック状陸部が最初に路
面に接地する部分、即ち、ブロック状陸部の踏み込み端
付近の剛性が高くなると共に、蹴り出し端付近の剛性が
高くなる。
【0048】このため、ブロック状陸部の踏み込み端付
近の接地圧が上がり、踏み込み端が雪道の雪面に食い込
み易くなり(即ち、エッジ効果が高まる)、雪上トラク
ション性能が向上すると共に、ブロック状陸部の蹴り出
し端付近の接地圧が上がり、蹴り出し端が雪道の雪面に
食い込み易くなり、雪上ブレーキ性能が向上する。
【0049】また、この空気入りタイヤでは、ブロック
状陸部の踏み込み側と蹴り出し側とに段部を設けたの
で、タイヤの装着時(新品装着、ローテーション等)
に、タイヤの向きを逆方向に装着しても同様の作用効果
を得ることができ、方向性が無い。
【0050】さらに、ブロック状陸部の踏み込み側及び
蹴り出し側以外には段部を設けない部分を少なくとも一
部に設けている理由は、ブロック状陸部の踏み込み側及
び蹴り出し側以外に段部を設けても、踏み込み側及び蹴
り出し側のエッジ圧を上昇させる作用は殆ど得られない
ため、段部を設ける意味が無く材料も無駄に使用するこ
とになり、また、主溝の溝断面積が減少して排水性が低
下する、即ち、ウエット性能が低下するためである。
【0051】このため、踏み込み側及び蹴り出し側のエ
ッジ圧を上昇させる作用が得られない部分には、ウエッ
ト性能低下を抑えるために出来るかぎり段部を設けない
ことが好ましい。
【0052】また、主溝の溝体積が減少すると雪柱剪断
力が低下するため、上記補強作用を確保しつつ溝体積の
減少を最小限に抑えるために、段部の幅を、これに面す
る主溝の溝幅の30%以下に設定する。
【0053】さらに、この空気入りタイヤでは、溝面積
を拡大することによって雪上トラクション性能を向上さ
せているのでは無いため、氷上性能を犠牲にすることが
無い。
【0054】請求項6に記載の発明は、トレッドに互い
に交差する複数の主溝により区分される複数のブロック
状陸部を備えた空気入りタイヤであって、前記ブロック
状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも高く前記ブロ
ック状陸部の踏面よりも低い頂部を有した段部が、前記
ブロック状陸部の蹴り出し側の少なくとも一部と踏み込
み側の少なくとも一部とに設けられ、前記段部の幅は、
前記段部に面する主溝の溝幅の30%以下であることを
特徴としている。
【0055】次に、請求項6に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0056】請求項6に記載の空気入りタイヤでは、ブ
ロック状陸部の踏み込み側及び蹴り出し側に段部を設け
て補強を行ったことにより、ブロック状陸部が最初に路
面に接地する部分、即ち、ブロック状陸部の踏み込み端
付近の剛性が高くなると共に、蹴り出し端付近の剛性が
高くなる。
【0057】このため、ブロック状陸部の踏み込み端付
近の接地圧が上がり、踏み込み端が雪道の雪面に食い込
み易くなり(即ち、エッジ効果が高まる)、雪上トラク
ション性能が向上すると共に、ブロック状陸部の蹴り出
し端付近の接地圧が上がり、蹴り出し端が雪道の雪面に
食い込み易くなり、雪上ブレーキ性能が向上する。
【0058】また、この空気入りタイヤでは、ブロック
状陸部の踏み込み側と蹴り出し側とに段部を設けたの
で、タイヤの装着時(新品装着、ローテーション等)
に、タイヤの向きを逆方向に装着しても同様の作用効果
を得ることができ、方向性が無い。
【0059】なお、主溝の溝体積が減少すると雪柱剪断
力が低下するため、上記補強作用を確保しつつ溝体積の
減少を最小限に抑えるために、段部の幅を、これに面す
る主溝の溝幅の30%以下に設定する。
【0060】また、ウエット路面を走行する際のハイド
ロプレーニング現象を抑制するには、接地面内の水を迅
速に排出することが必要であり、主溝の中でも最も排水
量の大きい溝、例えば、周方向に延びる主溝(いわゆる
周方向主溝)等の排水性を確保することが好ましい。
【0061】したがって、タイヤ周方向に沿って延びる
(即ち、タイヤ赤道面に対する角度が略0°)周方向主
溝と横溝とから区分されるブロック状陸部を備えたタイ
ヤでは、ウエット性能を確保するには、主溝の内のタイ
ヤ周方向に沿って延びる周方向主溝には段部を設けない
ことが好ましい。
【0062】また、タイヤ赤道面に対する角度が0°か
ら除々に増加する主溝(例えば、タイヤ赤道面からショ
ルダーに向かって湾曲して延びて、周方向溝と横溝とに
区別ができない主溝等)を有するタイヤの場合、特に、
排水性に大きく影響を及ぼす部分には、周方向主溝と同
様に段部を設けないことが好ましい。
【0063】さらに、この空気入りタイヤでは、溝面積
を拡大することによって雪上トラクション性能及び雪上
ブレーキ性能を向上させているのでは無いため、氷上性
能を犠牲にすることが無い。
【0064】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記段部を備える前記ブロック状陸部は、少なくとも1
本以上のサイプを有していることを特徴としている。
【0065】次に、請求項7に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0066】ブロック状陸部にサイプを設けることによ
り、このサイプのエッジ効果により雪上トラクション性
能及び雪上ブレーキ性能がさらに向上する。
【0067】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請
求項7の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記頂部は、前記踏面からの深さ位置が3mm以上7mm以
下であることを特徴としている。
【0068】次に、請求項8に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0069】段部の頂部の踏面からの深さ位置が3mm未
満であると、摩耗初期に段部が踏面に出現してしまい、
その後、踏み込み端のエッジ圧を高める作用が得られな
くなり、雪上トラクション性能及び雪上ブレーキ性能を
向上させることが出来なくなる。
【0070】一方、段部の頂部の踏面からの深さ位置が
7mmを越えると、段部がブロック状陸部を補強する作
用、即ち、エッジ圧を高める作用が十分に得られなくな
り、雪上トラクション性能及び雪上ブレーキ性能を向上
させることができなくなる。
【0071】このため、頂部の踏面からの深さ位置を3
mm以上7mm以下とすることが好ましい。
【0072】なお、頂部の踏面からの深さ位置を4mm以
上6mm以下とすることが更に好ましい。これは、4mm以
上であれば、摩耗後の性能低下を適切な時期から防止す
ることができ、4mm以上6mm以下とすることで摩耗初期
〜摩耗中期の段階から雪上トラクション性能及び雪上ブ
レーキ性能の低下を防ぐことができる。
【0073】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請
求項8の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記頂部が前記踏面に立てた法線に対して角度θで傾斜
しており、前記θが45°以下であることを特徴として
いる。
【0074】次に、請求項9に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0075】段部の頂部を踏面に立てた法線に対して4
5°以下の角度で傾斜させると、段部が摩耗により踏面
に露出するときに、除々にエッジ部が増えていくことに
なり、雪上トラクション性能及び雪上ブレーキ性能の急
激な変化を抑えることができる。
【0076】なお、角度θは、好ましくは30°以下で
あり、これにより、摩耗時に段部が露出した時の雪上ト
ラクション性能及び雪上ブレーキ性能の急激な変化をよ
り一層抑えることができる。
【0077】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]次に、本発明
の空気入りタイヤの第1の実施形態を図1乃至図5にし
たがって説明する。
【0078】図2に示すように、本発明の空気入りタイ
ヤ10のトレッド12には、タイヤ周方向(矢印A方向
及び矢印B方向)に沿って延びる複数の周方向溝14
と、タイヤ軸方向(矢印L方向及び矢印R方向)に沿っ
て延びる複数の横溝16とによって区分される複数のブ
ロック状陸部18を備えている。
【0079】図2に示すように、本実施形態のブロック
状陸部18の形状は、点対称形状、即ち、2つの対角線
の交点Pを中心として180°回転すると、回転前の元
の位置の形状と一致する形状である。
【0080】なお、この空気入りタイヤ10の内部構造
は、一般のラジアルタイヤと同様の構造であるので、内
部構成に関しての説明は省略する。
【0081】図1及び図3に示すように、ブロック状陸
部18には、周方向溝14及び横溝16の溝底よりも高
く、ブロック状陸部18の踏面19よりも低い頂部20
Aを有する段部20が、踏み込み側(車両前進時に最初
に路面に接地する側。この実施形態では、車両前進時に
タイヤが矢印A方向に回転するので、矢印A方向側とな
る。)及び蹴り出し側(踏み込み側と反対側。矢印B方
向側。)に一体的に設けられている。
【0082】なお、踏み込み側の段部20と蹴り出し側
の段部20とは点対称(なお、本実施形態では、ブロッ
ク状陸部18のタイヤ周方向中央部を通るタイヤ軸方向
に平行な線Lに対して線対称にもなっている。)に配置
されている。
【0083】なお、段部20は、ブロック状陸部18の
周方向溝14に面する部分には設けられていない。
【0084】図4に示すように、本実施形態のブロック
状陸部18の寸法は、タイヤ周方向長さL1 が35mm、
タイヤ軸方向幅W1 が25mmである。図1に示すよう
に、段部20の頂部20Aは、ブロック状陸部18から
離れるに従って低くなるように踏面19に立てた法線H
Lに対して角度θ(本実施形態では45°)で傾斜して
いる(なお、頂部20Aが曲線である場合には平均値を
とる。)。
【0085】踏面19から溝深さ方向に沿って計測した
頂部20Aの深さD1 (頂部20Aが傾斜してる場合
は、踏面19から頂部20Aの最上端までの寸法とす
る。)は、3mm以上7mm以下が好ましい。本実施形態で
は、深さD1 が4mmである。
【0086】段部20の幅W2 は、この段部20が面し
ている主溝の溝幅、この実施形態では横溝16の溝幅W
4 の30%以下が好ましい。
【0087】なお、本実施形態では、周方向溝14の溝
幅W3 (図3参照)は8mm、横溝16の溝幅W4 (図1
参照)は10mm、周方向溝14の溝深さD3 (図3参
照)が12mm、横溝16の溝深さD4 (図1参照)が1
2mmである。 (作用)次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の作用
を説明する。
【0088】この空気入りタイヤ10では、ブロック状
陸部18の踏み込み側に段部20を設けて補強を行った
ことにより、踏み込み端18A付近の剛性が高くなる。
【0089】このため、ブロック状陸部18の踏み込み
端18A付近の接地圧が上がり、図5に示すように雪道
22を走行する場合に踏み込み端18Aが雪面に食い込
み易くなり(即ち、エッジ効果が高まる)、雪上トラク
ション性能が向上する。
【0090】なお、この空気入りタイヤ10では、ブロ
ック状陸部18の蹴り出し側にも段部20を設けて点対
称形状としたので、前進のみならず後進時の雪上トラク
ション性能をも向上することができ、また、装着の方向
性も無い。
【0091】ここで、段部20の幅W2 が横溝16の溝
幅W4 の30%を越えると、横溝16の溝体積の減少に
より雪柱剪断力が低下し、雪上トラクション性能が低下
する。
【0092】また、段部20の頂部20Aを踏面19に
対して45°で傾斜させたので、段部20が摩耗により
踏面19に露出するときに、除々に段部20のサイプ2
4のエッジ部が踏面19に出現することになり、雪上ト
ラクション性能の急激な変化を抑えることができる。
【0093】さらに、この空気入りタイヤ10では、溝
面積を拡大することによって雪上トラクション性能を向
上させているのでは無いため、氷上性能を犠牲にするこ
とが無い。
【0094】なお、本発明において、全てのブロック状
陸部18に段部20を設ける必要は無いが、上記実施形
態のように、ブロック状陸部18がタイヤ周方向に並ん
だブロック列を備える場合、雪上トラクション性能を向
上させるには全ての列の全てのブロック状陸部18に段
部20を設けることが好ましい。
【0095】また、上記実施形態ではブロック状陸部1
8の平面形状が矩形であったが、本発明はこれに限ら
ず、ブロック状陸部18の形状は、図14(A)に示す
ように台形であっても良く、図14(B),(C)に示
すように菱形であっても良く、図示はしないが多角形、
楕円形等の他の周知の形状であっても良いのは勿論であ
る。この場合、段部20は踏み込み側及び蹴り出し側に
点対称(図14(B)参照)または線対称(図14
(A),(C)参照)に設けることが好ましい。
【0096】また、ブロック状陸部18には、例えば、
図6に示すように、タイヤ軸方向に沿って延びるサイプ
24を設けても良い。これにより、サイプ24のエッジ
効果により雪上トラクション性能を更に向上することが
でき、また、氷上性能も向上する。 [第2の実施形態]次に、本発明の第2の実施形態に係
る空気入りタイヤ30を図7乃至図9にしたがって説明
する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を
付し、その説明は省略する。
【0097】図7に示すように、この空気入りタイヤ3
0のトレッド12には、タイヤ赤道面CL上に設けられ
る周方向主溝32、周方向主溝32からショルダー側へ
向かって延びる湾曲した湾曲傾斜溝34、タイヤ周方向
に隣接する湾曲傾斜溝34同士を連結する第1の傾斜溝
36及び第2の傾斜溝38により区分される第1のブロ
ック40、第2のブロック42及び第3のブロック44
を備えており、これらの複数種類のブロックによりタイ
ヤ赤道面CLを挟んで左右対称とされたブロックパター
ンを形成している。
【0098】湾曲傾斜溝34は、タイヤ周方向に対する
角度がタイヤ赤道面CL側からショルダー側へ向かうに
したがって漸増している。また、第1の傾斜溝36のタ
イヤ周方向に対する角度は、第2の傾斜溝38のタイヤ
周方向に対する角度よりも大きく設定されている。
【0099】第1のブロック40、第2のブロック42
及び第3のブロック44は、各々タイヤ周方向に沿って
並んでいる。
【0100】この空気入りタイヤ30は、車両取付け時
に装着方向が指定されており、車両前進時の回転方向が
矢印A方向となっている。即ち、この空気入りタイヤ3
0では、第1のブロック40、第2のブロック42及び
第3のブロック44の矢印A方向側が踏み込み側(矢印
B方向側は蹴り出し側)となっている。
【0101】図7、図8(A)及び図9(A)に示すよ
うに、第1のブロック40には、湾曲傾斜溝34に面す
る踏み込み側の端縁に部分的に段部46が設けられてい
る。
【0102】図7、図8(B)及び図9(B)に示すよ
うに、第2のブロック42には、湾曲傾斜溝34に面す
る踏み込み側の端縁及び第1の傾斜溝36に面する踏み
込み側の端縁に、各々部分的に段部48が設けられてい
る。
【0103】図7、図8(C)及び図9(C)に示すよ
うに、第3のブロック44には、湾曲傾斜溝34に面す
る踏み込み側の端縁及び第2の傾斜溝38に面する踏み
込み側の端縁に、各々部分的に段部50が設けられてい
る。
【0104】なお、段部46,48,50の幅、頂部の
位置、頂部の角度の規定は第1の実施形態と同様であ
る。
【0105】本実施形態の空気入りタイヤ30では、第
1のブロック40の踏み込み側に段部46を設け、第2
のブロック42の踏み込み側に段部48を設け、第3の
ブロック44の踏み込み側に段部50を設けたので、第
1の実施例と同様に各ブロックの踏み込み端付近の接地
圧が上がり、雪道を走行する場合に踏み込み端が雪面に
食い込み易くなり雪上トラクション性能が向上する。
【0106】なお、この空気入りタイヤ30では、車両
前進時のタイヤの回転方向が矢印A方向となるように車
両に装着する(即ち、装着時に方向性がある。)。
【0107】なお、第1のブロック40、第2のブロッ
ク42及び第3のブロック44に各々サイプを設けても
良い。これにより、さらに雪上トラクション性能を向上
することができる。 [第3の実施形態]次に、本発明の第3の実施形態に係
る空気入りタイヤ60を図10及び図11にしたがって
説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一
符号を付し、その説明は省略する。
【0108】図10に示すように、この空気入りタイヤ
60のトレッド12は、第2の実施形態の空気入りタイ
ヤ30と同様のブロックパターンを形成している。
【0109】この空気入りタイヤ60の装着方向は、第
2の実施形態の空気入りタイヤ30と同様であり、第1
のブロック40、第2のブロック42及び第3のブロッ
ク44の矢印A方向側が踏み込み側(矢印B方向側は蹴
り出し側)となっている。
【0110】図10、図11(A)に示すように、第1
のブロック40には、湾曲傾斜溝34に面する蹴り出し
側の端縁に段部62が設けられている。
【0111】図10、図11(B)に示すように、第2
のブロック42には、湾曲傾斜溝34に面する蹴り出し
側の端縁に段部64が設けられている。
【0112】図10、図11(C)に示すように、第3
のブロック44には、湾曲傾斜溝34に面する蹴り出し
側の端縁に段部66が設けられている。
【0113】なお、段部62,64,66の幅、頂部の
位置、頂部の角度の規定は、段部46,48,50と同
様である。
【0114】本実施形態の空気入りタイヤ60では、第
1のブロック40の蹴り出し側に段部62を設け、第2
のブロック42の蹴り出し側に段部64を設け、第3の
ブロック44の蹴り出し側に段部66を設けたので、各
ブロックの蹴り出し端付近の接地圧が上がり、雪道を走
行する場合に蹴り出し端が雪面に食い込み易くなり雪上
ブレーキ性能が向上する。
【0115】なお、第1のブロック40、第2のブロッ
ク42及び第3のブロック44に各々サイプを設けても
良い。これにより、さらに雪上ブレーキ性能を向上する
ことができる。 [第4の実施形態]次に、本発明の第4の実施形態に係
る空気入りタイヤ70を図15にしたがって説明する。
なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0116】図15に示すように、この空気入りタイヤ
70は、第1のブロック40、第2のブロック42及び
第3のブロック44の踏み込み側及び蹴り出し側の両方
に段部を設けたものである。このため、雪上トラクショ
ン性能及び雪上ブレーキ性能の両方の性能を向上するこ
とができ、取付時の方向性も無い。
【0117】なお、前述した実施形態と同様に、第1の
ブロック40、第2のブロック42及び第3のブロック
44に各々サイプを設けても良い。これにより、さらに
雪上トラクション性能及び雪上ブレーキ性能を向上する
ことができる。 (試験例1)本発明の効果を確かめるために、方向性パ
ターンを有した比較例のタイヤ5種と本発明の適用され
た実施例のタイヤ8種とを用意し、雪上トラクション性
能(新品時、30%摩耗時及び50%摩耗時)を測定し
た。
【0118】雪上トラクション性能は、試験タイヤを6
J−15のリムに内圧200kPaで組み付けて乗用車
に装着し、雪道にて静止状態からアクセルを全開し、5
0m走行するまでの時間(加速タイム)で評価した。
【0119】実施例1〜8のタイヤ及び比較例1〜5の
タイヤは、図7に示すような溝パターンを有し、各々以
下の表1内に記載したように段部の有無、段部の位置、
段部の幅、段部の頂部の位置、段部の頂部の角度が各々
異なるものである。
【0120】なお、表中の「段部」の項の「CL部のみ
有」の意味は、タイヤ赤道面CL両側に隣接したブロッ
ク状陸部にのみ段部が設けられていることを示す。
【0121】表中の「段部」の項の「全て有」の意味
は、全てのブロック状陸部に段部が設けられていること
を示す。
【0122】表中の「周方向溝に段部」の項の「有」の
意味は、図12に示すように、第1のブロック40の周
方向主溝32に面する部分にも段部46が設けられてい
ることを示す。
【0123】なお、評価は、以下の表1に記載した通り
であり、新品の比較例1のタイヤの加速タイムの逆数を
100とする指数表示としており、数値が大きいほど雪
上トラクション性能に優れていることを表す。
【0124】
【表1】
【0125】試験の結果、実施例1〜8のタイヤは、比
較例1のタイヤの新品時と同等以上の雪上トラクション
性能を有していることが分かった。 (試験例2)本発明の効果を確かめるために、方向性の
無いパターンを有した比較例のタイヤ5種と本発明の適
用された実施例のタイヤ8種とを用意し、雪上トラクシ
ョン性能(新品時、30%摩耗時及び50%摩耗時)を
測定した。
【0126】雪上トラクション性能は、試験タイヤを6
J−15のリムに内圧200kPaで組み付けて乗用車
に装着し、雪道にて静止状態からアクセルを全開し、5
0m走行するまでの時間(加速タイム)で評価した。
【0127】実施例1〜8のタイヤ及び比較例1〜5の
タイヤは、図2に示すような方向性の無いパターン(ブ
ロック状陸部が点対称形状)を有し、各々以下の表2内
に記載したように段部の有無、段部の位置、段部の幅、
段部の頂部の位置、段部の頂部の角度が各々異なるもの
である。
【0128】なお、表中の「段部」の項の「CL部のみ
有」の意味は、タイヤ赤道面CL両側のブロック状陸部
にのみ段部が設けられていることを示す。
【0129】表中の「段部」の項の「全て有」の意味
は、全てのブロック状陸部に段部が設けられていること
を示す。
【0130】表中の「周方向溝に段部」の項の「有」の
意味は、図13に示すように、ブロック状陸部18の周
方向主溝14に面する部分にも段部20が設けられてい
ることを示す。
【0131】なお、評価は、以下の表2に記載した通り
であり、新品の比較例1のタイヤの加速タイムの逆数を
100とする指数表示としており、数値が大きいほど雪
上トラクション性能に優れていることを表す。
【0132】
【表2】
【0133】試験の結果、実施例1〜8のタイヤは、比
較例1のタイヤの新品時と同等以上の雪上トラクション
性能を有していることが分かった。 (試験例3)本発明の効果を確かめるために、方向性パ
ターンを有した比較例のタイヤ5種と本発明の適用され
た実施例のタイヤ8種とを用意し、雪上ブレーキ性能
(新品時、30%摩耗時及び50%摩耗時)を測定し
た。
【0134】雪上ブレーキ性能は、試験タイヤを6J−
15のリムに内圧200kPaで組み付けて乗用車に装
着し、速度40km/hからの急ブレーキによる制動距
離で評価した。
【0135】実施例1〜8のタイヤ及び比較例1〜5の
タイヤは、図10に示すような溝パターンを有し、各々
以下の表1内に記載したように段部の有無、段部の位
置、段部の幅、段部の頂部の位置、段部の頂部の角度が
各々異なるものである。
【0136】なお、表中の「段部」の項の「CL部のみ
有」の意味は、タイヤ赤道面CL両側に隣接したブロッ
ク状陸部にのみ段部が設けられていることを示す。
【0137】表中の「段部」の項の「全て有」の意味
は、全てのブロック状陸部に段部が設けられていること
を示す。
【0138】表中の「周方向溝に段部」の項の「有」の
意味は、図16に示すように、第1のブロック40の周
方向主溝32に面する部分にも段部62が設けられてい
ることを示す。
【0139】なお、評価は、以下の表3に記載した通り
であり、新品の比較例1のタイヤの制動距離の逆数を1
00とする指数表示としており、数値が大きいほど雪上
ブレーキ性能に優れていることを表す。
【0140】
【表3】
【0141】試験の結果、実施例1〜8のタイヤは、比
較例1のタイヤの新品時と同等以上の雪上ブレーキ性能
を有していることが分かった。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
空気入りタイヤは上記の構成としたので、氷上性能を犠
牲にすることなく、摩耗後の雪上トラクション性能の低
下を抑えることができる、という優れた効果を有する。
【0143】請求項2に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、氷上性能を犠牲にすることなく、摩耗
後の雪上ブレーキ性能の低下を抑えることができる、と
いう優れた効果を有する。
【0144】請求項3に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、氷上性能を犠牲にすることなく、摩耗
後の雪上トラクション性能を向上することができる、と
いう優れた効果を有する。
【0145】請求項4に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、氷上性能を犠牲にすることなく、摩耗
後の雪上ブレーキ性能の低下を抑えることができる、と
いう優れた効果を有する。
【0146】請求項5に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、氷上性能を犠牲にすることなく、摩耗
後の雪上トラクション性能及び雪上ブレーキ性能の低下
を抑えることができる、という優れた効果を有する。さ
らに、この空気入りタイヤでは、タイヤの装着時の方向
性も無い。
【0147】請求項6に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、氷上性能を犠牲にすることなく、摩耗
後の雪上トラクション性能及び雪上ブレーキ性能の低下
を抑えることができる、という優れた効果を有する。さ
らに、この空気入りタイヤでは、タイヤの装着時の方向
性も無い。
【0148】請求項7に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、雪上性能をさらに向上することができ
る、という優れた効果を有する。
【0149】請求項8に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、新品時から摩耗末期まで確実に雪上性
能を向上させることができる、という優れた効果を有す
る。
【0150】請求項9に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、除々に段部を踏面に出現させることが
でき、雪上性能の急激な変化を抑えることができる、と
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤ
のブロック状陸部の断面図(タイヤ周方向に沿った断
面)である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤ
のトレッドの平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤ
のブロック状陸部のタイヤ周方向に沿って見た側面図で
ある。
【図4】ブロック状陸部の拡大平面図である。
【図5】雪面に踏み込む際のブロック状陸部のタイヤ軸
方向にそって見た側面図である。
【図6】他の実施形態に係る空気入りタイヤのブロック
状陸部の平面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る空気入りタイヤ
のトレッドの平面図である。
【図8】(A)は図7に示す第1のブロックの拡大平面
図であり、(B)は図7に示す第2のブロックの拡大平
面図であり、(C)は図7に示す第3のブロックの拡大
平面図である。
【図9】(A)は図7に示す第1のブロックの斜視図で
あり、(B)は図7に示す第2のブロックの斜視図であ
り、(C)は図7に示す第3のブロックの斜視図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る空気入りタイ
ヤのトレッドの平面図である。
【図11】(A)は図10に示す第1のブロックの拡大
平面図であり、(B)は図10に示す第2のブロックの
拡大平面図であり、(C)は図10に示す第3のブロッ
クの拡大平面図である。
【図12】他の実施形態(試験例1の実施例2)に係る
空気入りタイヤの第1のブロックの拡大平面図である。
【図13】他の実施形態(試験例2の実施例2)に係る
空気入りタイヤのブロック状陸部の拡大平面図である。
【図14】(A)乃至(C)は、各々他の実施形態に係
る空気入りタイヤのブロック状陸部の拡大平面図であ
る。
【図15】本発明の第4の実施形態に係る空気入りタイ
ヤのトレッドの平面図である。
【図16】他の実施形態(試験例3の実施例2)に係る
空気入りタイヤの第1のブロックの拡大平面図である。
【符号の説明】 10 空気入りタイヤ 12 トレッド 14 周方向溝(主溝) 18 ブロック状陸部 19 踏面 20 段部 20A 頂部 24 サイプ 30 空気入りタイヤ 34 湾曲傾斜溝(主溝) 36 第1の傾斜溝(主溝) 38 第2の傾斜溝(主溝) 40 第1のブロック(ブロック状陸部) 42 第2のブロック(ブロック状陸部) 44 第3のブロック(ブロック状陸部) 46 段部 46A 頂部 48 段部 48A 頂部 50 段部 50A 頂部 60 空気入りタイヤ 62 段部 64 段部 66 段部 70 空気入りタイヤ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドに互いに交差する複数の主溝に
    より区分される複数のブロック状陸部を備えた空気入り
    タイヤであって、 前記ブロック状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも
    高く前記ブロック状陸部の踏面よりも低い頂部を有した
    段部が、前記ブロック状陸部の踏み込み側の少なくとも
    一部に設けられ、 前記段部の幅は、前記段部に面する主溝の溝幅の30%
    以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 トレッドに互いに交差する複数の主溝に
    より区分される複数のブロック状陸部を備えた空気入り
    タイヤであって、 前記ブロック状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも
    高く前記ブロック状陸部の踏面よりも低い頂部を有した
    段部が、前記ブロック状陸部の蹴り出し側の少なくとも
    一部に設けられ、 前記段部の幅は、前記段部に面する主溝の溝幅の30%
    以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 トレッドに互いに交差する複数の主溝に
    より区分される複数のブロック状陸部を備えた空気入り
    タイヤであって、 前記ブロック状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも
    高く前記ブロック状陸部の踏面よりも低い頂部を有した
    段部が、前記ブロック状陸部の踏み込み側の少なくとも
    一部に設けられ、前記ブロック状陸部の蹴り出し側の少
    なくとも一部には設けられず、 前記段部の幅は、前記段部に面する主溝の溝幅の30%
    以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 トレッドに互いに交差する複数の主溝に
    より区分される複数のブロック状陸部を備えた空気入り
    タイヤであって、 前記ブロック状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも
    高く前記ブロック状陸部の踏面よりも低い頂部を有した
    段部が、前記ブロック状陸部の蹴り出し側の少なくとも
    一部に設けられ、前記ブロック状陸部の踏み込み側の少
    なくとも一部には設けられず、 前記段部の幅は、前記段部に面する主溝の溝幅の30%
    以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 トレッドに互いに交差する複数の主溝に
    より区分され、点対称形状またはブロック状陸部のタイ
    ヤ周方向中央部分を通りタイヤ回転軸に平行な線に対し
    て線対称とされた複数のブロック状陸部を備えた空気入
    りタイヤであって、 前記ブロック状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも
    高く前記ブロック状陸部の踏面よりも低い頂部を有する
    段部が、前記ブロック状陸部の踏み込み側及び蹴り出し
    側の各々の少なくとも一部に点対称またはブロック状陸
    部のタイヤ周方向中央部分を通りタイヤ回転軸に平行な
    線に対して線対称に設けられ、前記ブロック状陸部の踏
    み込み側及び蹴り出し側以外には各々前記段部を設けな
    い部分を少なくとも一部に設け、 前記段部の幅は、前記段部に面する主溝の溝幅の30%
    以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 トレッドに互いに交差する複数の主溝に
    より区分される複数のブロック状陸部を備えた空気入り
    タイヤであって、 前記ブロック状陸部の周囲には、前記主溝の溝底よりも
    高く前記ブロック状陸部の踏面よりも低い頂部を有した
    段部が、前記ブロック状陸部の蹴り出し側の少なくとも
    一部と踏み込み側の少なくとも一部とに設けられ、 前記段部の幅は、前記段部に面する主溝の溝幅の30%
    以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記段部を備える前記ブロック状陸部
    は、少なくとも1本以上のサイプを有していることを特
    徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の空
    気入りタイヤ。
  8. 【請求項8】 前記頂部は、前記踏面からの深さ位置が
    3mm以上7mm以下であることを特徴とする請求項1乃至
    請求項7の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 【請求項9】 前記頂部が前記踏面に立てた法線に対し
    て角度θで傾斜しており、前記θが45°以下であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記
    載の空気入りタイヤ。
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