JP2001182254A - 樋吊具 - Google Patents

樋吊具

Info

Publication number
JP2001182254A
JP2001182254A JP37564699A JP37564699A JP2001182254A JP 2001182254 A JP2001182254 A JP 2001182254A JP 37564699 A JP37564699 A JP 37564699A JP 37564699 A JP37564699 A JP 37564699A JP 2001182254 A JP2001182254 A JP 2001182254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gutter
main body
mounting rod
gutter hanging
hanging tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37564699A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Takayama
正義 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKAYAMA METAL IND CO Ltd
Takayama Metal Industrial Co Ltd
Original Assignee
TAKAYAMA METAL IND CO Ltd
Takayama Metal Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKAYAMA METAL IND CO Ltd, Takayama Metal Industrial Co Ltd filed Critical TAKAYAMA METAL IND CO Ltd
Priority to JP37564699A priority Critical patent/JP2001182254A/ja
Publication of JP2001182254A publication Critical patent/JP2001182254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、操作レバーの回動操作により連結
体を弾性変形させて樋吊具本体を取付杆に押圧位置決め
する樋吊具において、樋吊具本体が取付杆本体から離間
するのを阻止することで、樋吊具本体が取付杆本体に対
して傾斜したり、予め設定した保持位置から前方樋係止
部側へ位置ズレするのを有効に阻止することが出来る優
れた樋吊具を提供するものである。 【解決手段】 樋30を係止可能で、且つスライド案内孔
を具備しない樋吊具本体2と、該樋吊具本体2を囲む連
結体5と、該連結体5を係止可能な取付杆本体3aとを備
え、しかも該連結体5には操作レバー7が回動自在に設
けられ、且つ該操作レバー7の回動操作による連結体5
の弾性変形により樋吊具本体2を取付杆本体3aに押圧位
置決め可能な樋吊具であって、該樋吊具1には、取付杆
本体3aから樋吊具本体2が離間するのを阻止する離間阻
止手段が設けられたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樋吊具、更に詳し
くは、建築物の壁面等に取付けられて樋を支持する樋吊
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、樋を係止可能とする樋吊具本体
を、取付杆本体に対してスライド自在に保持すると共
に、前記樋吊具本体を取付杆本体の所望位置で固定可能
とした樋吊具は以前から種々提案されている。
【0003】例えば、樋吊具本体にスライド案内孔を設
け、取付杆本体に該スライド案内孔に挿通させた軸体等
を介して樋吊具本体をスライド可能に連結したタイプ
や、部品点数の削減やスライド案内孔の加工工程等に係
るコストを低減し得るものとして、樋吊具本体にスライ
ド案内孔を設けることなく、樋吊具本体を囲み、且つ取
付杆本体に係止可能とされた連結体を備え、該連結体に
より樋吊具本体を取付杆本体にスライド可能に連結した
タイプのものがある。
【0004】上記後者の樋吊具は、図7に示すように、
樋30を係止可能な前方及び後方樋係止部14,15を有した
樋吊具本体2と、該樋吊具本体2を囲む連結体5と、該
連結体5を係止可能な取付杆本体3aとを備え、しかも取
付杆本体3aは係止した連結体5を介して樋吊具本体2を
スライド自在に吊り下げ保持し得るものである。
【0005】上記連結体5はバネ板材から形成され、樋
吊具本体2の下面に当接可能な底壁5cと、該底壁5cの両
端に対峙状態で立設された一対の両側壁5A,5Bとを備え
たものである。
【0006】上記両側壁5A,5B間には、一方向への回動
操作によるカム作用を介して樋吊具本体2を取付杆本体
3aに押圧位置決め可能で、且つ他方向への回動操作によ
って樋吊具本体2から取付杆本体3aをフリー状態とする
カム部7D及びカム圧接部7Aを有した操作レバー7が軸体
6を介して枢着されている。
【0007】更に、連結体5の底壁5cは、図8(イ),
(ロ)に示すように、両側壁5A,5Bの長手方向と交差す
る断面形状を中央部側程上方に凸状となるよう湾曲形成
され、しかも底壁には樋吊具本体2の下面24に形成され
た係止凹部10に係入可能な係止凸部11が設けられてい
る。
【0008】従来の樋吊具は上記構成からなるために、
操作レバー7を一方向に回動操作することにより、操作
レバー7のカム部7Dが、取付杆本体3aのスライド当接面
4と反する取付杆本体3aの上面22を押圧することで軸体
6を上昇させ、その結果連結体5の両側壁5A,5Bを軸体
6の上昇と共に上方に引き上げる(図示せず)ことにな
る。
【0009】その後、操作レバー7のカム圧接部7Aが取
付杆本体3aの上面22を押圧した時点で、図8(ハ)に示
すように、樋吊具本体2の下面24に連結体5の底壁5cが
弾性変形して当接することにより樋吊具本体2を取付杆
本体3aに押圧位置決めすることが出来る。
【0010】更に、上記樋吊具本体2の下面24に連結体
5の底壁5cが弾性変形して当接した際、連結体5の底壁
5cの係止凸部11が樋吊具本体2の下面24の係止凹部10に
押圧係入することで樋吊具本体2と取付杆本体3aとの位
置ズレを防止することが出来る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成からなる樋吊具においては、下記のような問題点があ
った。
【0012】即ち、上記構成からなる樋吊具は、操作レ
バー7の回動操作により、連結体5の両側壁5A,5Bを上
方に引き上げて樋吊具本体2の下面24に連結体5の上方
当接面部5cを弾性変形させつつ当接して押圧することで
樋吊具本体2を取付杆本体3aに押圧位置決めすることが
出来るものである。
【0013】上記連結体5を介しての押圧力は、中央部
側程上方に凸状となるよう湾曲形成された上方当接面部
5cの弾性変形を介して得られるだけのごく限られたもの
である。
【0014】よって、例えば、図9に示すように、樋30
に大量の雨水等が一気に浸入した場合には、樋30の重量
が急激に増すこととなり、特に樋吊具本体2の後方樋係
止部15側には下方向へと急激な押圧力が生じることにな
る。
【0015】従って、特に樋吊具本体2の下面24に当接
してなる連結体5の上方当接面部5cの後方樋係止部15に
は前記押圧力が一気に集中することとなり、結果として
樋吊具本体2を介しての押圧力に連結体5の弾性力が耐
えきれず該連結体5の上方当接面部5c及び両側壁5A,5B
の双方が下方へと押し下げ(矢印A)られて変形するこ
とになる。
【0016】更に、連結体5が変形することで、樋吊具
本体2と取付杆本体3aとの押圧力が急激に弱まるだけで
なく、樋吊具本体2の下面24の係止凹部10から連結体5
の上方当接面部5cの係止凸部11が離脱することになる。
【0017】従って、樋吊具本体2の下面24の係止凹部
10から連結体5の上方当接面部5cの係止凸部11が離脱し
た時点で、樋吊具本体2の後方樋係止部15側は、取付板
19側の取付杆本体3aより更に離間(矢印B)し、しいて
は前方樋係止部14側の斜め上方へと樋吊具本体2を押し
出す(矢印C)こととなる。
【0018】その結果、樋吊具本体2と樋30の双方を前
方樋係止部14側へと位置ズレさせてしまうという問題が
生じていた。
【0019】それ故に、本発明は、上記従来の問題点を
解決すべくなされたものであり、操作レバーの回動操作
により連結体を弾性変形させて樋吊具本体を取付杆に押
圧位置決めする樋吊具において、樋吊具本体が取付杆本
体から離間するのを阻止することで、樋吊具本体が取付
杆本体に対して傾斜したり、予め設定した保持位置から
前方樋係止部側へ位置ズレするのを有効に阻止すること
が出来る優れた樋吊具を提供することを課題とするもの
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために全く新しい樋吊具を開発し、以下の手段を
講じたものである。
【0021】即ち、本発明は、樋30を係止可能で、且つ
スライド案内孔を具備しない樋吊具本体2と、該樋吊具
本体2を囲む連結体5と、該連結体5を係止可能な取付
杆本体3aとを備え、しかも該連結体5には操作レバー7
が回動自在に設けられ、且つ該操作レバー7の回動操作
による連結体5の弾性変形により樋吊具本体2を取付杆
本体3aに押圧位置決め可能な樋吊具であって、該樋吊具
1には、取付杆本体3a から樋吊具本体2が離間するの
を阻止する離間阻止手段が設けられたものである。
【0022】よって、係る樋吊具1によれば、樋30に大
量の雨水等が一気に浸入し、樋30の重量が急激に増加し
て、特に樋吊具本体2に急激な押圧力が生じた場合で
も、離間阻止手段を介して樋吊具本体2が取付杆本体3a
より離間するのを阻止することにより、該樋吊具本体2
の下面24に当接してなる連結体5の上方当接面部5cが樋
吊具本体2に押圧されて変形するのを防止することが出
来る。
【0023】従って、連結体5の変形が防止されること
により、樋吊具本体2が取付杆本体3aに対して傾斜した
り、予め設定した固定位置から前方樋係止部側へ位置ズ
レするのを有効に阻止することが出来る利点がある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態ついて
図面に従って説明する。
【0025】図1及び図2において、1は樋吊具を示
し、係る樋吊具1は、樋30を係止可能な前方及び後方樋
係止部14,15を有した樋吊具本体2と、該樋吊具本体2
を囲むと共に後述する操作レバー7を回動自在に具備す
る連結体5と、該連結体5を係止可能な取付杆本体3aを
有した取付杆3とを備え、しかも取付杆本体3aは係止し
た連結体5を介して樋吊具本体2を下方位置でスライド
自在に吊り下げ保持する構成にしてなるものである。
【0026】前記連結体5はバネ板材から形成され、樋
吊具本体2の下面に当接可能な底壁5cと、該底壁5cの両
端に対峙状態で立設された一対の両側壁5A,5Bとからな
り、しかも係る連結体5はスライド当接面4、4の形成
される取付杆本体3aと樋吊具本体2との所定部位に下方
から外嵌されている。
【0027】更に、連結体5には、一方向への回動操作
によるカム作用を介して双方のスライド当接面4、4を
重合押圧することで樋吊具本体2を取付杆本体3aに押圧
位置決め可能で、且つ他方向への回動操作によって樋吊
具本体2から取付杆本体3aをフリー状態とするカム部7D
及びカム圧接部7Aを有した操作レバー7が両側壁5A,5B
間に架設された軸体6を介して枢着されている。
【0028】更に、連結体5の底壁5cは、図8(イ),
(ロ)に示すように、両側壁5A,5Bの長手方向と交差す
る断面形状を中央部側程上方に凸状となるよう湾曲形成
され、しかも底壁5cには樋吊具本体2の下面24に形成さ
れた係止凹部10に係入可能な係止凸部11が設けられてい
る。
【0029】更に、上記両側壁5A,5Bの中程には、両側
壁5A,5Bの対面距離が前記取付杆本体3aの横幅よりも幅
狭となるような段差部26,26が設けられ、且つ段差部2
6,26の夫々には、前記取付杆本体3aの先端を上方に折
曲して形成された先端係止部23が係入可能なように、略
矩形状で打ち抜かれた取付杆先端係止部27,27が対峙し
て設けられている。
【0030】又、上記取付杆本体3aの先端係止部23の上
面23a 及び前面23c は、上記連結体5に略矩形状で打ち
抜かれた取付杆先端係止部27,27の内周上縁27a ,27a
及び内周前縁27b ,27b に夫々当接してなるものであ
る。
【0031】更に、先端係止部23の上面23a の両側に
は、連結体5の両側壁5A,5Bの外面に当接すべく突出す
る一対の突起23b ,23b が設けられている。
【0032】更に、樋吊具本体2の両側部には、帯板状
の取付杆本体3aとのスライドをより容易ならしめんとす
るためのスライド案内ガイドを形成するガイド片8が対
向して立設されている。
【0033】又、取付杆本体3aに螺子や釘等の取付用孔
20を有して設けられた取付板19側に位置する樋吊具本体
2の後方樋係止部15近傍には、該後方樋係止部15に係止
された樋30の内壁部に当接可能で、且つ樋30の後方樋係
止部15からの不意な離脱を防止すべく略コの字状に折曲
形成された押さえバネ16がリベット17を介して固着され
ている。
【0034】本実施形態における樋吊具は以上の構成か
らなり、次に係る樋吊具を使用する場合について説明す
る。
【0035】先ず、取付板19の取付用孔20に螺子や釘を
挿通して建築物の軒先等の壁体に所定間隔を有して樋吊
具1を配設(図示せず)し、その後、連結体5によって
保持された樋吊具本体2を取付杆本体3aの長手方向に沿
った任意の位置にスライド移動させて位置決めする。
【0036】上記の如く樋吊具本体2を取付杆本体3aの
長手方向に沿ってスライド移動させる場合において、予
め連結体5の取付杆先端係止部27,27を取付杆本体3aの
先端係止部23に係止することで、連結体5が樋吊具本体
2のスライド移動と共に移動するのを防止することが出
来る。
【0037】よって、連結体5の取付杆先端係止部27,
27と取付杆本体3aの先端係止部23とにより連結体5の不
意な移動を防止する係止手段を構成してなるものであ
る。
【0038】次に、樋吊具本体2を取付杆本体3aの長手
方向に沿った任意の位置に位置決めした後、操作レバー
7の摘み片部7cを把持して一方向に回動操作することに
より、操作レバー7のカム部7Dが、取付杆本体3aのスラ
イド当接面4と反する取付杆本体3aの上面22を押圧する
ことで軸体6を上昇させ、その結果連結体5の両側壁5
A,5Bを軸体6の上昇と共に上方に引き上げることにな
る。
【0039】その後、操作レバー7のカム圧接部7Aが取
付杆本体3aの上面22を押圧した時点で、樋吊具本体2の
下面24に連結体5の底壁5cが弾性変形して当接すること
で樋吊具本体2を取付杆本体3aに押圧位置決めすること
が出来る。
【0040】更に、上記樋吊具本体2の下面24に連結体
5の底壁5cが弾性変形して当接した際、連結体5の底壁
5cの係止凸部11が樋吊具本体2の下面24の係止凹部10に
押圧係入することで樋吊具本体2と取付杆本体3aとの位
置ズレを防止することが出来る。
【0041】更に、上記の如く樋吊具本体2の下面24に
連結体5の底壁5cが弾性変形して当接することで樋吊具
本体2を取付杆本体3aに押圧位置決めした際、連結体5
の両側壁5A,5Bの内周上縁27a ,27a 及び内周前縁27b
,27b の夫々に取付杆本体3aの先端係止部23の上面23a
及び前面23c の夫々が当接状態で係入することにな
る。
【0042】よって、連結体5の取付杆先端係止部27,
27の両側壁5A,5Bの内周上縁27a ,27a 及び内周前縁27
b ,27b の夫々が取付杆本体3aの先端係止部23の上面23
a 及び前面23c の夫々に当接状態で係止されることで、
連結体5はガタつき等の動きが規制された状態で取付杆
本体3aに当接係止されることになる。
【0043】上記の如く、連結体5がガタつき等の動き
が規制された状態で取付杆本体3aに当接係止された状態
で、例えば、樋30に大量の雨水等が一気に浸入した場合
には、樋30の重量が急激に増加して、特に樋吊具本体2
の後方樋係止部15に下方向への急激な押圧力が生じるこ
とになる。
【0044】樋吊具本体2の後方樋係止部15に下方向へ
の急激な押圧力が生じると、該樋吊具本体2は連結体5
の底壁5c及び両側壁5A,5Bの双方を下方へと押し下げよ
うとするが、この時、樋吊具本体2の先端係止部23はガ
タつき等の動きが規制された状態で連結体5の取付杆先
端係止部27,27に当接係止されている。
【0045】よって、樋吊具本体2の後方樋係止部15側
が取付板19側の取付杆本体3aより離間するのを有効に阻
止することが可能となる。
【0046】即ち、本実施形態において、連結体5の取
付杆先端係止部27,27の両側壁5A,5Bの内周上縁27a ,
27a 及び内周前縁27b ,27b の夫々に取付杆本体3aの先
端係止部23の上面23a 及び前面23c の夫々が当接状態で
係入することで離脱阻止手段を構成してなるものであ
る。
【0047】よって、樋吊具本体2の後方樋係止部15側
が取付板19側の取付杆本体3aより離間するのを阻止する
ことにより、該樋吊具本体2の下面24に当接してなる連
結体5の底壁5cが樋吊具本体2に押圧されて変形するの
を防止することが可能となる。
【0048】従って、樋吊具本体2と取付杆本体3aとの
押圧位置決め状態を維持すると共に、連結体5の底壁5c
の係止凸部11と樋吊具本体2の下面24の係止凹部10との
押圧係入状態も維持することで樋吊具本体2が取付杆本
体3aに対して傾斜したり、予め設定した固定位置から前
方樋係止部側へ位置ズレするのを有効に阻止することが
出来るのである。
【0049】更に、本発明における樋吊具の離間阻止手
段は、上記構成に限るものではなく、例えば、離間阻止
手段が、図3のように、取付杆本体3aと樋吊具本体2と
のスライド当接面4、4と反する取付杆本体3aの上面22
から操作レバー7の軸体6の軸芯に対する垂直線位置を
起点部位として樋吊具本体2の前方樋係止部14側方向へ
と5mm以上延出(矢印X)された取付杆本体3aの延出当
接部位22a で構成されていてもよい。
【0050】上記構成からなる場合であっても、樋吊具
本体2の後方樋係止部15側が下方へと押圧されることで
樋吊具本体2の前方樋係止部14側が上方へと押し上げら
れるように移動しようとする姿勢変化を前方樋係止部14
側へと突出した取付杆本体3aの延出当接部位22a の下面
22b にて十分に受けることが可能となる。
【0051】よって、操作レバー7を枢着する軸体6を
架設した連結体5の両側壁5A,5Bが下方向に引き下げら
れて連結体5が変形するのを阻止することが出来る。
【0052】従って、連結体5の変形が阻止されること
で、樋吊具本体2と取付杆本体3aとの押圧位置決め状態
を維持すると共に、連結体5の底壁5cの係止凸部11と樋
吊具本体2の下面24の係止凹部10との押圧係入状態も維
持することで樋吊具本体2が取付杆本体3aに対して傾斜
したり、予め設定した固定位置から前方樋係止部側へ位
置ズレするのを有効に阻止することが出来る利点があ
る。
【0053】延出当接部位22a は、取付杆本体3aと樋吊
具本体2とのスライド当接面4、4と反する取付杆本体
3aの当接部位22から操作レバー7の軸体6の軸芯に対す
る垂直線位置を起点部位として樋吊具本体2の前方樋係
止部14側方向へと5mm以上延出した場合に樋吊具本体2
の前方樋係止部14側が上方へ押し上げられようとする姿
勢変化を十分に受けることが出来るのである。
【0054】更に、樋吊具の離間阻止手段を、図4
(イ),(ロ)に示すように、操作レバー7の回動操作
により樋吊具本体2を取付杆本体3aに押圧位置決めした
場合に、取付杆本体3aの当接部位22の上面を押圧する操
作レバー7のカム圧接部7Aをカム部7Dから所定寸法の当
接幅(矢印X1)で操作レバー7の軸体6側に増大させ
た構成であってもよい。
【0055】カム圧接部7Aの当接幅が操作レバー7の軸
体6側に増大した場合には、回動操作後の姿勢保持状態
を向上させた操作レバー7により、樋吊具本体2の後方
樋係止部15側が下方に押圧されて連結体5の底壁5cを下
方に押し下げようと取付杆本体3aから離間するのを有効
に阻止することが可能となる。
【0056】よって、操作レバー7の回動操作後の姿勢
保持状態を向上させて、連結体5の変形を阻止すること
で、樋吊具本体2と取付杆本体3aとの押圧位置決め状態
を維持すると共に、連結体5の底壁5cの係止凸部11と樋
吊具本体2の下面24の係止凹部10との押圧係入状態も維
持することが出来る。
【0057】従って、樋吊具本体2が取付杆本体3aに対
して傾斜したり、予め設定した固定位置から前方樋係止
部側へ位置ズレするのを有効に阻止することが出来る利
点がある。
【0058】尚、上記の如くカム圧接部7Aを離間阻止手
段とする場合において、カム部7Dから軸体6方向側のカ
ム圧接部7Aの端部から摘み片部7C側へと立ち上がる両側
壁7B,7Bの傾斜辺7E,7Eと、カム圧接部7Aとによって形
成される内角(X2)を同図(イ)のように90度とし
てもよい。
【0059】又、同図(ロ)に示すように90度以内と
してもよく、要は当接幅(矢印X1)を操作レバー7の
軸体6側に所定寸法で増大させた構成であれば取付板19
側の取付杆本体3aから樋吊具本体2の後方樋係止部15が
離間するのを有効に阻止することが出来る。
【0060】又、図5に示すように、カム圧接部7Aを所
定ピッチ(矢印X3)でカム部7Dから軸体6方向側に向
かって複数箇所設けた場合であってもよい。
【0061】よって、この場合でも、操作レバー7のカ
ム圧接部7Aの当接幅を所定寸法で増大させて前記同様樋
吊具本体2の後方樋係止部15側が取付板19側の取付杆本
体3aより離間するのを有効に阻止することが出来る。
【0062】更に、図6に示すように、離間阻止手段
が、取付板19側の取付杆本体3aの上面3bに摺接可能なよ
うに後方樋係止部15側の樋吊具本体2の上方面に設けら
れた係止片18で構成されていてもよい。
【0063】この場合であっても、係止片18を介して樋
吊具本体2の後方樋係止部15側が取付板19側の取付杆本
体3aより離間するのを有効に阻止することが出来る利点
がある。
【0064】尚、上記の如く樋吊具本体2に取付杆本体
3aへの係止片18を設けた場合には、双方が容易にスライ
ド自在となるように樋吊具本体2と取付杆3との当接部
位が平行状態で対面させなければならないのは言うまで
もない。
【0065】尚、上記実施形態において、離間阻止手段
は、連結体5の両側壁5A,5Bの内周上縁27a ,27a 及び
内周前縁27b ,27b の夫々に取付杆3の先端係止部23の
上面23a 及び前面23c の夫々が当接して係入してなる場
合について説明したが、連結体5の両側壁5A,5Bの内周
上縁27a ,27a に取付杆3の先端係止部23の上面23aが
当接するだけの構成であってもよい。
【0066】又、連結体5の両側壁5A,5Bの内周前縁27
b ,27b に取付杆3の先端係止部23の前面23c 当接する
だけの構成であってもよく、前者及び後者何れの場合で
あっても軸体6を架設した両側壁5A,5Bが下方向に引き
下げられるのを阻止することで、樋吊具本体2の後方樋
係止部15側が取付板19側の取付杆本体3aより離間するの
を確実に阻止することが出来るという利点がある。
【0067】要は、樋を係止可能で、且つスライド案内
孔を具備しない樋吊具本体と、該樋吊具本体を囲む連結
体と、該連結体を係止可能な取付杆本体とを備え、しか
も該連結体には操作レバーが回動自在に設けられ、且つ
該操作レバーの回動操作による連結体の弾性変形により
樋吊具本体を取付杆本体に押圧位置決め可能な樋吊具で
あって、該樋吊具には、取付杆本体から樋吊具本体が離
間するのを阻止する離間阻止手段が設けられていれば、
本体離間阻止手段の具体的な構造、配設箇所等も決して
限定されるものではない。
【0068】更に、本実施形態における樋吊具は、全体
の構成が極めて簡易であることから、その製作も容易且
つ安価に行い得るという利点がある。
【0069】更に、上記実施形態において、離間阻止手
段は、樋30に大量の雨水等が一気に浸入した場合に、樋
30の重量が急激に増加して、特に樋吊具本体2の後方樋
係止部15に下方向への急激な押圧力が生じ、その結果、
樋吊具本体2の後方樋係止部15側が取付板19側の取付杆
本体3aより下方向に離間するのを阻止する場合について
説明したが、必ずしもこれに限るものではない。
【0070】例えば、樋吊具本体2の前方樋係止部14側
に何らかの負荷が上向き状態でかかり、結果として後方
樋係止部15側が取付板19側の取付杆本体3aより下方向に
離間するのを有効に阻止する場合であっても良いのは言
うまでもない。
【0071】その他、樋吊具本体、取付杆及び保持体等
の夫々の形状、大きさ具体的な構造等も何ら限定される
ものではなく、全て本発明の意図する範囲内で任意に設
計変更自在であるのは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る樋吊具に
は、連結体を介して取付杆本体に保持された樋吊具本体
が取付杆本体より離間するのを阻止するための離間阻止
手段が設けられたものである。
【0073】従って、樋に大量の雨水等が浸入する等の
急激な下方への押圧力が生じて樋吊具本体を下方向に押
し下げて連結体の底壁や両側壁を下方に押し下げようし
た場合であっても、取付杆本体からの樋吊具本体の離間
を阻止することで連結体が変形するのを防止することが
可能となり、しいては樋吊具本体が取付杆本体に傾斜状
態で保持されたり、当初設定した保持位置から前方樋係
止部側へ位置ズレするのを有効に阻止することが出来る
という効果を得るに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における樋吊具を示し、
(イ)は斜視図、(ロ)は一部断面側面図。
【図2】本発明の一実施形態の樋吊具に用いられる取付
杆本体の先端係止部近傍の要部斜視図。
【図3】本発明の他の実施形態における樋吊具を示し、
(イ)は一部断面側面図、(ロ)は取付杆本体の先端係
止部近傍の要部斜視図。
【図4】本発明の他の実施形態における樋吊具を示し、
(イ),(ロ)は一部断面要部側面図。
【図5】本発明の他の実施形態における樋吊具を示す一
部断面要部側面図。
【図6】本発明の他の実施形態における樋吊具を示し、
(イ)は一部断面要部側面図,(ロ)は要部斜視図。
【図7】従来の樋吊具を示し、(イ)は斜視図、(ロ)
は一部断面側面図。
【図8】従来の樋吊具に用いられる保持体を示し、
(イ)は斜視図、(ロ),(ハ)は要部説明断面図。
【図9】従来の樋吊具の使用状態を示す一部断面側面
図。
【符号の説明】
1…樋吊具 2…樋吊具本体 3…取付杆 3a…取付杆本体 4,4…スライド当接面 5…連結体 6…軸体 7…操作レバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋(30)を係止可能で、且つスライド案内
    孔を具備しない樋吊具本体(2) と、該樋吊具本体(2) を
    囲む連結体(5) と、該連結体(5) を係止可能な取付杆本
    体(3a)とを備え、しかも該連結体(5) には操作レバー
    (7) が回動自在に設けられ、且つ該操作レバー(7) の回
    動操作による連結体(5) の弾性変形により前記樋吊具本
    体(2) を取付杆本体(3a)に押圧位置決め可能な樋吊具で
    あって、該樋吊具(1) には、取付杆本体(3a)から樋吊具
    本体(2) が離間するのを阻止する離間阻止手段が設けら
    れてなることを特徴とする樋吊具。
JP37564699A 1999-12-28 1999-12-28 樋吊具 Pending JP2001182254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37564699A JP2001182254A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 樋吊具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37564699A JP2001182254A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 樋吊具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001182254A true JP2001182254A (ja) 2001-07-03

Family

ID=18505845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37564699A Pending JP2001182254A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 樋吊具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001182254A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041724A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Otis:Kk ロック式の竪樋支持具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041724A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Otis:Kk ロック式の竪樋支持具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3250787B2 (ja) 電気コネクタのロック装置
JPH0734569U (ja) コネクタ
EP3426933B1 (en) Self-reinforcing clip
JPH1126089A (ja) ロック検知コネクタ
JP2001182254A (ja) 樋吊具
CN111576873B (zh) 方通扣以及紧固方法
JP3269017B2 (ja) 錨脚クリップ
JP3025886B1 (ja) コネクタのロック解除機構
JP3962620B2 (ja) 化粧材取付具及びそれを用いた化粧材取付構造
JPH05144512A (ja) 電気コネクタのロツク機構
JP2001032817A (ja) コントロールケーブルの取り付け構造
JP3500419B2 (ja) ハンドル軸とレバーハンドルの連結構造
JP2001020498A (ja) 建築用化粧板材の取付金具およびその金具を用いた取付構造
JP2542936Y2 (ja) 竪樋支持具
JP2004169541A (ja) ロック式の雨樋支持具
JP3342418B2 (ja) 樋支持具
JP3513118B2 (ja) 横回転ロック式の雨樋支持具
JP2539623Y2 (ja) 取付枠
JPS6017798Y2 (ja) レバ−式コネクタ
JPH0590758U (ja) 押しボタン
JP4317636B2 (ja) フレ止め装置付金属製角型筒
JP4714365B2 (ja) 雨樋支持具
JP2534443Y2 (ja) 柱カバー
JPH0539657A (ja) 基板へのタイル取付構造及び方法
JPH0615114Y2 (ja) 樋受け具

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040705

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20040910