JP2001180230A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2001180230A
JP2001180230A JP36293199A JP36293199A JP2001180230A JP 2001180230 A JP2001180230 A JP 2001180230A JP 36293199 A JP36293199 A JP 36293199A JP 36293199 A JP36293199 A JP 36293199A JP 2001180230 A JP2001180230 A JP 2001180230A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左輪右輪の共通化を図りながらオフロード性
能を向上しうる。 【解決手段】 外方トレッド縁Toからのびる外の横溝
3、3間を第1〜4の外の縦継ぎ溝6A〜6Dで継ぐ。
内方トレッド縁Tiからのびる内の横溝5、5間を内の
縦継ぎ溝7によって継く。外の横溝3の溝中心線X0の
角度θ0は40〜60゜、内の横溝5の溝中心線X5の
角度θ5は70〜100゜、第1〜4の外の縦継ぎ溝6
A〜6Dの溝中心線X1〜X4の角度θ1〜θ4は20
〜50゜、しかもこの角度θ1〜θ4を互いに違えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフロード走行に
おいてトラクション性と横グリップ性とを両立させるこ
とができ、特にラリー、ダートトライアル等の競技用と
して好適な空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、オフロード走行に使用される競技用タイヤにおいて
は、不整地路面をしっかりとグリップし走破タイムを向
上させるために、駆動力を路面に伝えるためのトラクシ
ョン性と、タイヤの横滑りを抑制してトラクション力を
車両進行方向に確実に伝えるための横グリップ性とを高
いレベルで両立させることが必要である。
【0003】そのために、本出願人は、特開平11−2
68506号公報において、図5(前記公報の図4に相
当する)に略示するように、車体外側に向く外方トレッ
ド縁toからタイヤ赤道側にのびる外の横溝go、go
間を縦継ぎ溝mo・・・ で区分した外のブロックbo・・・
と、内方トレッド縁tiからタイヤ赤道側にのびる内の
横溝gi、gi間を縦継ぎ溝mi・・・ で区分した内のブ
ロックbi・・・ とを有する非対称のブロックパターンを
提案している。
【0004】このものは、外の横溝goの周方向に対す
る角度αを60〜80゜、外の縦継ぎ溝moの角度γを
15〜45゜とし、これによってタイヤの接地状態にお
いて横グリップへの寄与率が大きい外のブロックbo
を、横グリップ性に有効な縦方向(周方向)エッジ成分
を高めた縦長に形成している。
【0005】また内の横溝giの周方向に対する角度β
を80〜110゜とし、これによってトラクションへの
寄与率が大きい内のブロックbiを、トラクション性に
有効な横方向(タイヤ軸方向)エッジ成分を高めた横長
に形成している。
【0006】このように特性の異なるブロックbo、b
iを、夫々適所に配置しているため、トラクション性と
横グリップ性とを高いレベルで両立させることができる
のである。
【0007】しかしながら、前記タイヤにあっては、特
に外の横溝go、及び縦継ぎ溝moの角度α、γに原因
してパターンの方向性が顕著となり、その優れた特性を
発揮させるためには、左輪側、右輪側専用のパターンの
タイヤとして二種類用意し、夫々指定の側に装着する必
要がある。
【0008】そのためにタイヤを左右で交換できなくな
るなど、汎用性が失われてしまうという問題がある。
【0009】そこで本発明は、前記外の横溝の角度
(α)を40〜60゜の範囲に移行する一方、夫々の外
の縦継ぎ溝の角度(γ)を20〜50゜の範囲で互いに
相違させることを基本として、左右専用のパターンとせ
ず左右どちらでも装着可能でありながら、前記公報のタ
イヤと同等若しくはそれ以上の高いレベルでトラクショ
ン性と横グリップ性とを両立させることができる空気入
りタイヤの提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明は、タイヤ赤道両側でパターン
を異ならせた非対称のブロックパターンを有する空気入
りタイヤであって、車体進行方向を前方として上方視し
たときにおいて、装着により車体外側に向く外方トレッ
ド縁からタイヤ赤道付近までのびる外の横溝と、車体内
側に向く内方トレッド縁からタイヤ赤道付近までのびる
内の横溝とを周方向にピッチを隔てて併設し、しかも周
方向に隣合う外の横溝間を外方トレッド縁から順に配さ
れる第1〜4の外の縦継ぎ溝によって継ぐことによりこ
の外の横溝間に外のブロックを形成し、かつ周方向に隣
合う内の横溝間を内の縦継ぎ溝によって継ぐことにより
この内の横溝間に内のブロックを形成するとともに、前
記外の横溝は、その溝中心線X0がタイヤ周方向に対し
てともに同方向に傾斜しかつこの溝中心線X0のタイヤ
周方向に対してなす角度θ0を40〜60゜、かつ前記
内の横溝は、その溝中心線X5が前記外の横溝とはタイ
ヤ周方向に対してともに逆向きに又は同方向に傾斜しか
つこの溝中心線X5のタイヤ周方向に対してなす角度θ
5を70〜100゜とするとともに、前記第1〜4の外
の縦継ぎ溝は、その溝中心線X1〜X4が前記外の横溝
とはタイヤ周方向に対してともに逆向きに傾斜しかつこ
の溝中心線X1〜X4のタイヤ周方向に対してなす角度
θ1〜θ4を20〜50゜、しかもこの角度θ1〜θ4
を互いに違えたことを特徴としている。
【0011】また請求項2の発明では、前記第1〜4の
外の縦継ぎ溝は、角度θ1〜θ4が、θ1>θ2>θ3
>θ4であることを特徴としている。
【0012】また請求項3の発明では、前記角度θ1〜
θ4間の角度差θ1−θ2、θ2−θ3、θ3−θ4
は、夫々5゜以上であることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。図1は、本願の空気入りタイヤ
1を車体の全輪に装着した状態を、車体進行方向Fを前
方として上方視したときの略平面図であって、左輪側タ
イヤ1Lと右輪側タイヤ1Rとは、互いに同一のものを
使用している。
【0014】この空気入りタイヤ1は、図2、3に示す
ように、車体外側に向く外方トレッド縁Toからタイヤ
赤道付近YCまでのびる外の横溝3と、車体内側に向く
内方トレッド縁Tiからタイヤ赤道付近YCまでのびる
内の横溝5とを具えるとともに、前記外の横溝3、3間
を外の縦継ぎ溝6により複数の外のブロックBoに区分
し、かつ内の横溝5、5間を内の縦継ぎ溝7により複数
の内のブロックBiに区分している。
【0015】なお前記「タイヤ赤道付近YC」とは、ト
レッド巾TWの20%以下の距離をタイヤ赤道Cから両
側に隔たる領域を意味し、本例では、外の横溝3の内端
3eのタイヤ赤道Cからの距離L1がトレッド巾TWの
略10%のものを例示している。なお、本願の目的の一
つである高いレベルでトラクション性と横グリップ性と
を両立させるという観点から、前記外の横溝3は、例示
の如く、タイヤ赤道Cを越えて内方トレッド縁Tiの側
に延在させるのが好ましい。
【0016】また前記外の横溝3は、外のトレッド縁T
oからのびる、本例では、直線状溝であって、その溝中
心線X0はタイヤ周方向に対して共に同方向に傾斜する
とともに、この溝中心線X0のタイヤ周方向に対してな
す角度θ0は、40〜60゜の範囲に設定される。
【0017】このように、角度θ0が45゜を含む中間
的な角度範囲をなすため、パターンの方向性が減じら
れ、タイヤ1を左輪、右輪の双方に共通使用することが
可能になる。
【0018】このとき、角度θ0が前記角度範囲をなす
ため、外のブロックBoは、従来的な縦長矩形状からよ
り縦長の菱形形状へと移行し、横グリップ性に有効な縦
方向エッジ成分が増加する。しかも、後述する外の縦継
ぎ溝6による優れた横グリップ性がさらに加わる結果、
従来よりもさらに高い横グリップ性を発揮することが可
能となるのである。
【0019】ここで、前記角度θ0が60゜を越える
と、パターンの方向性が強く、左旋回と右旋回とで性能
差が大きく発生するなど操縦安定性が低下する。また4
0゜未満では、外のブロックBoの菱形形状への移行が
促進されるが、それにつれてブロック剛性も減少するた
め縦方向エッジ成分が有効に機能せず、逆に横グリップ
性の低下を招いてしまう。
【0020】なお本願では、タイヤ1を左輪、右輪の双
方に共通使用することを二つ目の目的としているため、
外の横溝3の溝中心線X0の傾斜方向は、特に規制され
るものではなく、同図の如く、例えば外方トレッド縁T
oに向かって前方側に傾斜(右上がり)させても、また
後方側に傾斜(右下がり)させても良い。
【0021】次に、周方向に隣合う外の横溝3、3間を
継ぐ前記外の縦継ぎ溝6は、外方トレッド縁Toから順
に配される第1の外の縦継ぎ溝6Aと、第2の外の縦継
ぎ溝6Bと、第3の外の縦継ぎ溝6Cと、第4の外の縦
継ぎ溝6Dとの4本から構成される。これによって、前
記外の横溝3、3間は、外方トレッド縁Toから順に配
される第1の外のブロックBo1と、第2の外のブロッ
クBo2と、第3の外のブロックBo3と、第4の外の
ブロックBo4との4つのブロックBoに区分される。
【0022】ここで、前記第1〜4の外の縦継ぎ溝6A
〜6Dは、その溝中心線X1〜X4が、前記外の横溝3
とはタイヤ周方向に対して共に逆向きに傾斜する。しか
も、この溝中心線X1〜X4のタイヤ周方向に対してな
す角度θ1〜θ4は、いずれも20〜50゜の角度範囲
内とするとともに、この角度θ1〜θ4の値を、互いに
相違させている。
【0023】これは、オフロードでの競技走行において
は、通常の一般走行に比べてタイヤに大きなスリップ角
が付いた状態で走行する場合が多く、直進時のスリップ
角がついていない状態から、急旋回時のスリップ角が大
きくついた状態に至るまで、優れた横グリップ性を安定
して発揮することが必要となるからである。
【0024】従って、本願の如く、前記角度θ1〜θ4
の値を相違させることにより、前記第1〜4の外の縦継
ぎ溝6A〜6Dのうちの何れか一つが、走行時のスリッ
プ角の変化に対応して最適に機能し、その横グリップ性
を最も効果的に発揮する。その結果、全体としてより高
い横グリップ性を安定して発揮することができるように
なるのである。
【0025】なお前記角度θ1〜θ4が、夫々20゜未
満の時、外のブロックBo1〜Bo4が形成する縦方向
エッジ成分が多くなるが、スリップ角が大きくなったと
きのコントロール性が低下する。逆に50゜を越える
と、縦方向エッジ成分が過小となり、充分な横グリップ
性の確保が困難となる。
【0026】またスリップ角の変化に対してより円滑か
つ迅速に対応し、その応答性を高めるために、前記角度
θ1〜θ4を、θ1>θ2>θ3>θ4の順で相違させ
ることが好ましい。またこれにより、第1〜4の外のブ
ロックBo1〜Bo4間に生じる偏摩耗を軽減する効果
も期待できる。
【0027】また前記角度θ1〜θ4間の角度差が過小
なときには、特定の走行条件において横グリップ性のピ
ークが現れコントロール性を減じるとともに、全体的に
横グリップ性を低いものとする傾向となる。従って、前
記横グリップ性をいっそう高く、かつ安定して発揮する
ために、前記角度θ1〜θ4間の角度差θ1−θ2、θ
2−θ3、θ3−θ4を、夫々5゜以上に設定すること
が好ましい。また各角度差は互いに略等しく、即ち、θ
1−θ2≒θ2−θ3≒θ3−θ4とするのも好まし
い。このとき、許容差は±1゜である。
【0028】ここで、前記第1〜4の外の縦継ぎ溝6A
〜6Dは、直線状または折れ線状に形成することがで
き、本例では、前記第1、4の外の縦継ぎ溝6A、6D
を直線状に、また第2、3の外の縦継ぎ溝6B、6Cを
折れ線状に形成した場合を例示している。なお折れ線状
に形成する場合には、第2の外の縦継ぎ溝6Bを代表し
て説明するように、X2の溝中心線を有する溝本体部2
0、20間を、外の横溝3と略平行な継ぎ溝部21によ
って連結することが好ましい。このとき継ぎ溝部21の
溝中心線XAの周方向に対する角度θAを、前記角度θ
0の±10゜の範囲とするのがよい。
【0029】次に、前記内の横溝5は、内方トレッド縁
Tiからタイヤ赤道付近TCまでのび、前記外の横溝3
または第4の外の縦継ぎ溝6Dに接続する。この内の横
溝5の溝中心線X5は、前記外の横溝3とはタイヤ周方
向に対してともに逆向きに又は同方向に傾斜するととも
に、この溝中心線X5のタイヤ周方向に対してなす角度
θ5は70〜100゜の範囲に設定される。なお図3か
ら明らかなように、前記角度θ5が70〜90°では外
の横溝3とは逆向きとなり、90〜100°では同方向
となる。
【0030】またタイヤ一周における前記内の横溝5の
本数であるピッチ数N5は、前記外の横溝3のピッチ数
N3より大、本例では比N5/N3=2であって、この
内の横溝5を折れ線状の2種類の横溝5A、5Bで構成
するとともに、これらを周方向に交互に配置している。
なお本例では、外の横溝3と内の横溝5Aとが互いに向
き合って開口した場合を例示しているが、前記内の横溝
5A、5Bの各開口位置を、外の横溝3の開口位置に対
して周方向に位置ズレさせた千鳥状配列としてもよい。
【0031】また周方向に隣合う内の横溝5、5間は、
前記内の縦継ぎ溝7によって、本例では、第1、2内の
ブロックBi1、Bi2に区分される。なお内の縦継ぎ
溝7の形成本数は、前記外の縦継ぎ溝6より少ない1乃
至2本であり、本例では直線状に形成される。またその
溝中心線X6は、外の縦継ぎ溝6と同傾斜方向であっ
て、タイヤ周方向に対してなす角度θ6は、0よりも大
かつ前記角度θ4よりも小としており、本例では、略1
0゜の場合を例示している。
【0032】これによって、前記第1、2内のブロック
Bi1、Bi2は、トラクション性に有効な横方向エッ
ジ成分を充分に確保した横長の矩形形状に形成され、優
れたトラクションを発揮できる。
【0033】なお内の横溝5A、5Bの一方または双方
を直線状に形成しても良い。なお本例の如く、折れ線状
に形成する場合には、前記第2の外の縦継ぎ溝6Bと同
様に、X5の溝中心線を有する溝本体部22、22間
を、内の内の縦継ぎ溝7と略平行な継ぎ溝部23によっ
て連結することが好ましい。このとき継ぎ溝部23の溝
中心線XBの周方向に対する角度θBを、前記角度θ6
の±10゜の範囲とするのがよい。
【0034】なお、本願では各溝3、5、6、7の溝
巾、溝深さ等については特に規制されないが、通常のオ
フロード走行用タイヤと同様、例えば溝巾4〜20mm
程度、溝深6〜15mm程度のものが好適に用いうる。
なお各溝3、5、6、7は本例では溝深さを互いに等し
い場合を例示しているが、互いに異ならせてもよい。
【0035】以上、本発明の特に好ましい実施形態につ
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、例えば外の横溝3を同様の折れ線状に形成し
うるなど種々の態様にて変形して実施しうる。
【0036】
【実施例】図2、3に示すトレッドパターンを有するタ
イヤサイズ205/65R15の空気入りタイヤを、表
1の仕様に基づき試作するとともに、各試供タイヤのト
ラクション性、横グリップ性、コントロール性、左右旋
回の差、及びオフロード(未舗装路)テストコースにお
ける走破タイムを比較し、その結果を表1に記載した。
【0037】なお比較例1のトレッドパターンは図4に
示し、車両の全輪には左輪、右輪とも共通のタイヤを使
用している。
【0038】テストは、試供タイヤを四輪駆動車(20
00cc)の全輪に装着し、一周2.2kmのオフロー
ド(未舗装路)テストコースを周回し、トラクション
性、横グリップ性、コントロール性、左右旋回の差をド
ライバーの官能評価により5点法で評価した。3点が基
準であり数値が大きいほど優れている。またこのテスト
コースでタイムトライアルを行い、そのときの走破タイ
ムを測定した。
【0039】
【表1】
【0040】表1に示す如く、実施例品は、左輪、右輪
とも共通のタイヤを装着した場合にも、トラクション
性、横グリップ性、コントロール性、左右旋回性能がバ
ランス良く向上するなど操縦安定性が高まり、タイムを
大幅に短縮させうることが確認できた。
【0041】
【発明の効果】本発明の空気入りタイヤは叙上の如く構
成しているため、左輪と右輪との共通化を図りながら、
オフロード走行において、トラクション性と横グリップ
性とを高次元で両立させることができ、オフロード走破
性を大幅に向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤを車両に装着した状
態を示す略図である。
【図2】そのトレッドパターンを示す平面図である。
【図3】その一部を拡大して示す平面図である。
【図4】表1の比較例1のトレッドパターンを示す平面
図である。
【図5】従来技術を説明するトレッドパターンの略図で
ある。
【符号の説明】
3 外の横溝 5 内の横溝 6、6A〜6D 第1〜4の外の縦継ぎ溝 7 内の縦継ぎ溝 Bi、Bi1、Bi2 内のブロック Bo、Bo1〜Bo4 外のブロック Ti 内方トレッド縁 To 外方トレッド縁 YC タイヤ赤道付近

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤ赤道両側でパターンを異ならせた非
    対称のブロックパターンを有する空気入りタイヤであっ
    て、 車体進行方向を前方として上方視したときにおいて、 装着により車体外側に向く外方トレッド縁からタイヤ赤
    道付近までのびる外の横溝と、車体内側に向く内方トレ
    ッド縁からタイヤ赤道付近までのびる内の横溝とを周方
    向にピッチを隔てて併設し、 しかも周方向に隣合う外の横溝間を外方トレッド縁から
    順に配される第1〜4の外の縦継ぎ溝によって継ぐこと
    によりこの外の横溝間に外のブロックを形成し、かつ周
    方向に隣合う内の横溝間を内の縦継ぎ溝によって継ぐこ
    とによりこの内の横溝間に内のブロックを形成するとと
    もに、 前記外の横溝は、その溝中心線X0がタイヤ周方向に対
    してともに同方向に傾斜しかつこの溝中心線X0のタイ
    ヤ周方向に対してなす角度θ0を40〜60゜、 かつ前記内の横溝は、その溝中心線X5が前記外の横溝
    とはタイヤ周方向に対してともに逆向きに又は同方向に
    傾斜しかつこの溝中心線X5のタイヤ周方向に対してな
    す角度θ5を70〜100゜とするとともに、 前記第1〜4の外の縦継ぎ溝は、その溝中心線X1〜X
    4が前記外の横溝とはタイヤ周方向に対してともに逆向
    きに傾斜しかつこの溝中心線X1〜X4のタイヤ周方向
    に対してなす角度θ1〜θ4を20〜50゜、しかもこ
    の角度θ1〜θ4を互いに違えたことを特徴とする空気
    入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記第1〜4の外の縦継ぎ溝は、角度θ1
    〜θ4が、θ1>θ2>θ3>θ4であることを特徴と
    する請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記角度θ1〜θ4間の角度差θ1−θ
    2、θ2−θ3、θ3−θ4は、夫々5゜以上であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の空気入りタイヤ。
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