JP2001170282A - 遊技機の入賞装置 - Google Patents

遊技機の入賞装置

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JP2001170282A JP35969199A JP35969199A JP2001170282A JP 2001170282 A JP2001170282 A JP 2001170282A JP 35969199 A JP35969199 A JP 35969199A JP 35969199 A JP35969199 A JP 35969199A JP 2001170282 A JP2001170282 A JP 2001170282A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大入賞口内に設けた特定領域への遊技球の誘導
をスムーズに行うことができる遊技機の入賞装置を提供
する。 【解決手段】本体ベース24に開口部26を設けて大入
賞口42の開口部とし、この大入賞口内の左隅に特定領
域としてのVゾーン46を設けている。そして、前記開
口部の上縁中央部に第1の誘導リブ29を設け、右側部
分の正面側への突出量が増大しており、左側部分に向か
うに従い正面側への突出量が徐々に減少した誘導片29
bを備えている。開閉扉30の遊技球を受ける面には、
Vゾーンに向かうに従い下り傾斜が付くように第2の誘
導リブ31を設けており、この第2の誘導リブの高さ
は、Vゾーンから最も離れた位置の高さが高く、この位
置から前記Vゾーン側に向かうに従い徐々に高さを低く
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機の入賞装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の機種の中で第1種特別電動
役物を備える機種は、始動入賞口に遊技球が入ると可変
図柄表示装置が作動し、図柄の組み合わせが予め定めた
図柄となったときに大当たりとなり、一定時間の間、開
閉扉を開けて大入賞口を開放するようになっている。
【0003】大入賞口内には特定領域としてのVゾーン
が設けられており、遊技球がVゾーンに入ると、大入賞
口を開放する時間が長くなるように、大当たりが所定回
数だけ繰り返されるようになっている。大入賞口内のV
ゾーンは、大入賞口の中央に設けられていたり、左隅や
右隅に設けられている。ここで、例えば、大入賞口の左
隅にVゾーンが設けられている場合、大入賞口の左側に
遊技球が落下してくると開閉扉で遊技球を受けてVゾー
ンに導くので、大当たりが継続し易くなる。しかし、遊
技球が遊技釘に接触して大入賞口の右側に落下していく
と、開閉扉が遊技球をVゾーンに導かず、大当たりが継
続しにくくなって遊技者に不利となるおそれがある。
【0004】そこで、例えば、特開平7−59918号
公報に記載の遊技機の入賞装置のように、大入賞口のV
ゾーンも設けた側に遊技球が落下しなくても、遊技球を
Vゾーン側に導きやすくしている装置が知られている。
特開平7−59918号公報に記載の装置は、この公報
の図2で示すように、開閉扉の開口したときに上方を向
く面に、大入賞口の左隅に設けたVゾーンに向けて下り
傾斜を付けた誘導リブを設けている。この誘導リブを設
けると、例えば、大入賞口の中央や右寄りに遊技球が落
下して開閉扉が受けると、遊技球が誘導リブに沿って転
動してVゾーン側に導かれていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した開閉
扉に設けた誘導リブは、開閉扉に設定した開き角度や誘
導リブの高さが低いために、落下してきた遊技球が開閉
扉で跳ね返り、誘導リブを乗り越えてしまってVゾーン
に導くことができない場合がある。このように遊技球が
誘導リブに導かれないときが頻繁になると、大当たりが
継続しにくくなって遊技者に不利となってしまう。そこ
で、開閉扉での遊技球の乗り越えを防止するために誘導
リブの高さを高く設定することが考えられるが、そのよ
うにすると、開閉扉が閉じる直前でも高くした誘導リブ
付近に遊技球が残ってしまい、大入賞口の開口部の周縁
と開閉扉との間に遊技球が挟まって開閉扉が閉まらなく
なるという不都合が生じるおそれがある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、大入賞口内に設けた特定領域としてのVゾーンへ
の遊技球の誘導をスムーズに行うことができる遊技機の
入賞装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の遊技機の入賞装置は、遊技盤に装着
される本体ベースに開口を設けて大入賞口の開口部と
し、この大入賞口内の所定箇所に特定領域を設け、前記
開口部の下縁に開閉扉を配置し、特別遊技状態となった
ときに前記開閉扉を開状態として落下してくる遊技球を
当該開閉扉で受けて前記大入賞口に導くようにした遊技
機の入賞装置において、前記開口部の上縁に、前記開閉
扉上を誘導する前記遊技球を阻止し、その遊技球を前記
特定領域に向けて誘導する開口側誘導リブを設けた。
【0008】また、請求項2記載の遊技機の入賞装置
は、遊技盤に装着される本体ベースに開口を設けて大入
賞口の開口部とし、この大入賞口内の所定箇所に特定領
域を設け、前記開口部の下縁に開閉扉を配置し、特別遊
技状態となったときに前記開閉扉を開状態として落下し
てくる遊技球を当該開閉扉で受けて前記大入賞口に導く
ようにした遊技機の入賞装置において、前記開閉扉の前
記遊技球を受ける面に、前記特定領域に向けて該遊技球
を誘導する開閉扉側誘導リブを設けるとともに、前記開
口部の上縁に、前記開閉扉上で跳ね返って前記開閉扉用
誘導リブを乗り越えようとする前記遊技球を阻止し、そ
の遊技球を前記特定領域に向けて誘導する開口側誘導リ
ブを設けた。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の遊技機の入賞装置において、前記開口側誘導
リブの前記遊技球が当接する当接部を、前記特定領域か
ら最も離れた位置が前方に突出しており、この位置から
前記特定領域側に向かうに従い徐々に奥側に位置するよ
うに傾斜形状とした。また、これら遊技機の入賞装置に
おいて、前記開閉扉側誘導リブを、前記特定領域に向か
うに従い下り傾斜が付くように前記開閉扉の前記遊技球
を受ける面に設けることも考えられる。これによると、
開閉扉に落ちてきた遊技球をスムーズに特定領域に誘導
することができる。
【0010】さらに、これら遊技機の入賞装置におい
て、前記開閉扉側誘導リブを、前記特定領域から最も離
れた位置の高さが高く、この位置から前記特定領域側に
向かうに従い徐々に高さを低くしたリブ形状とすること
も考えられる。これによると、若し、開閉扉が閉じる直
前に遊技球が残っていると、開口側誘導リブの傾斜した
当接面に加えて、特定領域側に向かうに従い徐々に高さ
を低くしたリブ形状によって、遊技球がさらに特定領域
側に移動しやすくなるので、開口部の周縁と開閉扉への
遊技球の挟まりを確実に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機として例え
ばパチンコ機の入賞装置に係る実施形態を図面を参照し
て説明する。図1は、本実施形態に係る遊技盤2の示す
正面図を示すものであり、この遊技盤2の表面にはガイ
ドレール4で囲まれる遊技部6が形成されており、この
遊技部6の略中央に、ワープゾーン8に囲まれた可変図
柄表示装置10が設けられている。この可変図柄表示装
置10の下方には、一般入賞口12a、12b、始動入
賞口13、変動入賞装置14が設けられている。また、
遊技部6の各所に、風車16、ランプ風車18、表示灯
20が配設されているとともに、遊技部6の最下部にア
ウト口22が設けられている。そして、図1では示して
いないが、遊技部6の全域に遊技釘が設けられている。
【0012】図2から図4は、ワープゾーン8の内部構
造を示すものである。このワープゾーン8は、遊技球B
が通過することによって球の速度を遅くしながら可変図
柄表示装置10の下部に設けたスロープ(遊技球排出
口)10aに集合させ、そのスロープ10aから落下す
る遊技球の始動入賞口13への入賞率を高めるものであ
り、可変図柄表示装置10の側部で開口しているワープ
入口8aと、ワープ入口8aに連通する遊技球の通路と
して形成され、ワープ入口8aに入った遊技球をスロー
プ10aまで導くワープ通路8bと、ワープ通路8bの
途中に設けた減速機構9とを備えている。減速機構9
は、キャラクタ9aと、このキャラクタ9aの上部に固
定されている可動片9bと、キャラクタ9a及び可動片
9bの中間位置を回動自在に支持している回動ピン9c
とを備えており、遊技球Bがワープ通路8bを通過しな
いときには、図2に示すように、可動片9bがワープ通
路8bの途中を塞ぎながらキャラクタ9aが遊技者から
隠れた位置に配置されており、遊技球Bがワープ通路8
bを通過すると、図4に示すように、通過する遊技球に
可動片9bが押されてキャラクタ9aが可変図柄表示装
置10側に出る仕組みになっている。このような構造と
したワープゾーン8は、遊技球Bが減速機構9の可動片
9bに接触することで速度が遅くなり、スロープ10a
に安定して集合し、それから確実に始動入賞口13側へ
排出させることができるとともに、遊技球Bがワープゾ
ーン8内に入った有利な状態を、キャラクタ9aが可変
図柄表示装置10側に出ることで遊技者に簡単に認知さ
せることができる。
【0013】前述した変動入賞装置14は、図5に示す
ように、遊技盤2の表側に装着される本体ベース24
と、本体ベース24に設けた開口部26を開閉する開閉
扉30と、本体ベース24の表側に装着した一般入賞口
28a、28bと、本体ベース24の裏側に順次結合さ
れるコネクタ基板32、裏カバー34、開閉ソレノイド
35a及び上下移動可能な突出部35bを固定した基板
35、コネクタ基板36、突出部35bの駆動源である
ソレノイド37、中継基板台38、中継基板40等の部
品により構成されている。
【0014】前記本体ベース24は、図6及び図7に示
すように、横長に開口する矩形状の開口部26が形成さ
れており、この開口部26の左右位置に一般入賞口28
a、28bから入った遊技球が通過する穴27a、27
bが設けられている。そして、この本体ベース24に
は、開口部26の上縁26aの中央部に第1の誘導リブ
29が設けられている。
【0015】この第1の誘導リブ29は、本体ベース2
4の上部裏側から開口部26の上縁26aより低い位置
まで下方に延びている基部29aと、この基部29aの
下端から開口部26の上縁26a側に向けて突出してい
る誘導片29bとで構成されており、誘導片29bは、
図7に示すように、右側部分の正面側への突出量が増大
しており、左側部分に向かうに従い正面側への突出量が
徐々に減少した形状となっている。
【0016】また、開閉扉30は、図8から図10に示
すように、矩形状の閉塞板30aと、この閉塞板30a
の長手方向両側から立ち上がる一対の支持片30bと、
これら支持片30bに形成した支持穴30dと、一方の
支持片30bから突出している軸30eと、閉塞板30
aの内側の中央部に設けた第2の誘導リブ31とを備え
た部材である。そして、本体ベース24の開口部26の
下縁の左右両側に支持軸(図示せず)を設けており、こ
の支持軸を閉塞部材30の前記支持穴30dに挿入し、
それら支持穴30dの軸を結ぶ線を回転中心として回動
自在となるように、開閉扉30が本体ベース24に装着
されている。そして、開閉扉30の軸30eに、開閉ソ
レノイド35aのプランジャ部に取り付けた係合ロッド
35a1が係合し、開閉ソレノイド35aにより係合ロ
ッド35a1 が上下移動することで開閉扉30が開口部
26を自動的に開閉するようになっている。
【0017】ここで、開閉扉30を本体ベース24に装
着すると、符号30fで示す長手方向縁部が上部位置と
なり、符号30gで示す長手方向縁部が下部位置となる
が、前記第2の誘導リブ31は、図8及び図10に示す
ように、右側の端部31aを上部位置とし、左側の端部
31bに向かうに従い下り傾斜を付けて設けられている
とともに、右側の端部31aの上方突出量が増大し、左
側の端部31bに向かうに従い上方突出量が徐々に減少
している形状としている。
【0018】次に、図11及び図12は変動入賞装置1
4を正面から示し、図13及び図14は変動入賞装置1
4の内部構造を示すものであり、開口部36の内部に大
入賞口42が形成されている。この大入賞口42の底面
は、裏カバー34に設けた球受け樋44により形成され
ており、この球受け樋44は、図10に示すように、大
入賞口42の左側に設けたVゾーン受け部44aと、こ
のVゾーン受け部44aより低い位置で右側に向かうに
従い徐々に下り傾斜をつけた傾斜受け部44bとを備え
ている。
【0019】そして、ソレノイド37の駆動により下降
して前述した基板35から突出して大入賞口42に延び
ている突出部35bが、Vゾーン受け部44a及び傾斜
受け部44bを仕切っているとともに、Vゾーン受け部
44aを臨む大入賞口42の左隅に特定領域としてのV
ゾーン46が設けられ、傾斜受け部44bの最も低い位
置を臨む位置に一般入賞領域48が設けられている。
【0020】次に、上記した構成のパチンコ機のゲーム
を簡単に説明する。遊技者が発射した遊技球が、遊技部
6の略中央部に設けた始動入賞口13に入賞すると、可
変図柄表示装置10が図柄の変動表示を開始する。図柄
の変動表示を開始後、所定時間が経過して停止した図柄
の組み合わせが予め定めた図柄となったときに、大当た
りとなって特別遊技状態に移行する。
【0021】特別遊技状態になると、開閉扉30が開
き、この開閉扉30により落下してきた遊技球を受け止
めて大入賞口42に遊技球が極めて入賞し易く、遊技者
に有利な状態とする。この状態は、一定時間経過するま
で開閉扉30を開放し、或いは、大入賞口42に所定の
個数の遊技球が入賞するまで開閉扉30を開放する。こ
こで、大入賞口42に入った遊技球が、左隅に位置して
いるVゾーン46に入賞すると、所定回数だけ特別遊技
状態が繰り返されるようになっている。
【0022】図13及び図14を参照して本実施形態の
作用効果を説明する。なお、本実施形態の作用効果を明
確にするため、図15から図17に従来の装置(特開平
7−59918号公報で記載した装置)と類似した構造
を示し、これらの図も比較参照して説明する。図13の
破線の円で示す位置のように、大入賞口42の左寄りに
遊技球B1 が落下して開閉扉30が受けると、開閉扉3
0の傾斜面に沿って遊技球B1 がVゾーン46に向けて
転動していく。また、図13の一点鎖線の円で示す位置
のように、大入賞口42の中央に遊技球B2 が落下する
と、遊技球B2 は開閉扉30に設けた第2の誘導リブ3
1の側壁に沿って大入賞口42の左隅側に転動してい
き、Vゾーン46に導かれていく。
【0023】また、図13及び図14の実線の円で示す
遊技球B3 のように、落下してきた遊技球B3 が開閉扉
30上で跳ね返り、第2の誘導リブ31を乗り越えよう
とするが、本体ベース24に設けた第1の誘導リブ29
の誘導片29bに遊技球B3が当たって乗り越えが防止
される。そして、誘導片29bは、右側(Vゾーン46
から離れた位置)が正面に向けて突出し、左側(Vゾー
ン46に近づく位置)が奥側に位置するように左奥へ傾
斜する形状なっていることから、第2の誘導リブ31を
乗り越えようとした遊技球B3 は、誘導片29bに沿っ
て転動していくことにより大入賞口42の左隅側に移動
していき、Vゾーン46に導かれていく。
【0024】また、開閉扉30が閉じる直前に第2の誘
導リブ31付近に遊技球が残っていても、その遊技球
は、第2の誘導リブ31が右側(Vゾーン46から離れ
た位置)の上方突出量が増大し、左側(Vゾーン46に
近づく位置)の上方突出量が減少する下り傾斜を付けた
形状であり、第1の誘導リブ29の誘導片29bも左奥
へ傾斜する形状となっていて自然にVゾーン46に導か
れていくので、開閉扉30が閉じる際に開口部36の周
縁と開閉扉30との間に遊技球が挟まって正常に閉じな
くなってしまうことがない。
【0025】これに対して、開閉扉30のみに誘導リブ
50を設けた従来の装置は、図15の破線で示す位置の
ように、大入賞口42の左寄りに遊技球B1 が落下して
開閉扉30が受けると、開閉扉30の傾斜面に沿って遊
技球B1 がVゾーン46に向けて転動し、この一点鎖線
の円で示す位置のように、大入賞口42の中央に遊技球
2 が落下すると、遊技球B2 は誘導リブ50の側壁に
沿って大入賞口42の左隅側に転動していき、Vゾーン
46に導かれていく。
【0026】しかし、図15及び図16の実線で示す遊
技球B3 のように、落下してきた遊技球B3 が開閉扉3
0上で跳ね返り、誘導リブ50を乗り越えるおそれがあ
る。また、図17に示すように、遊技球の乗り越えを防
止するために背の高い誘導リブ52を開閉扉30に設け
ると、今度は、開閉扉30が閉じる直前に誘導リブ52
付近に遊技球が残ってしまい、開口部26の周縁と開閉
扉30との間に遊技球B3 が挟まって開閉扉30が閉ま
らなくなる可能性がある。
【0027】このように、本実施形態では、開閉扉30
に第2の誘導リブ31を設け、本体ベース24の開口部
26の上縁26a近くに第1の誘導リブ29が設けたの
で、落下してきた遊技球の第2の誘導リブ31の乗り越
え等を防止して大入賞口42のVゾーン46に向けて遊
技球の誘導をスムーズに行うことができる。そして、第
2の誘導リブ31が右側(Vゾーン46から離れた位
置)の上方突出量が増大し、左側(Vゾーン46に近づ
く位置)の上方突出量が減少する下り傾斜を付けた形状
であり、第1の誘導リブ29の誘導片29bも左奥へ傾
斜する形状となっており、開閉扉30が閉じる直前に第
2の誘導リブ31付近に遊技球が残っていても、第1及
び第2の誘導リブ29、31により自然にVゾーン46
を導いていくので、開口部36の周縁と開閉扉30との
間に遊技球が挟まることがない。したがって、大当たり
が継続しやすい状態となって、遊技者に有利な装置を提
供することができる。
【0028】次に、図18及び図19に示すものは、図
6及び図7に示した本体ベース24と異なる構造の第2
実施形態を示すものである。なお、図6及び図7で示し
た構成と同一構成部分には同一符号を付してその説明を
省略する。本実施形態の本体ベース24は、開口部26
の上縁26aの中央部に第1の誘導リブ54が設けられ
ており、この第1の誘導リブ54は、本体ベース24の
上部裏側から開口部26の上縁26aより低い位置まで
下方に延びている基部54aと、この基部54aの下端
から開口部26の上縁26a側に向けて突出している誘
導片54bとで構成されており、誘導片54bは、図1
9に示すように、右側部分の正面側への突出量が増大し
ており、左側部分に向かうに従い正面側への突出量が徐
々に減少した形状となっている。
【0029】そして、本実施形態の誘導片54bの面積
は、図6及び図7で示した第1の誘導リブ29の誘導片
29bより大きな面積となるように形成されている。よ
り具体的には、開閉扉30上を誘導する遊技球が必ず当
接する位置に設けられている。上記構造の本体ベース2
4を使用すると、開閉扉30上に第2の誘導リブ31を
設けなくても、第1の誘導リブ54の誘導片54bに遊
技球B3 が当たって乗り越えが防止される。そして、誘
導片54bは面積が大きく、しかも、右側(Vゾーン4
6から離れた位置)が正面に向けて突出し、左側(Vゾ
ーン46に近づく位置)が奥側に位置するように左奥へ
傾斜する形状なっていることから、遊技球は、誘導片5
4bとの接触頻度が増大させて大入賞口42の左隅側の
Vゾーン46に導かれていくので、遊技球を安定してス
ムーズに導くことが可能となる。
【0030】また、開閉扉30が閉じる直前に誘導片5
4b付近に遊技球が残っている場合も、その遊技球は、
面積を大きくして左奥へ傾斜している第1の誘導リブ5
4の誘導片54bに確実に接触してVゾーン46に導か
れていくので、さらに確実に開口部36の周縁と開閉扉
30との間に遊技球が挟まることが防止される。このよ
うに、本実施形態では、第1の誘導リブ54の誘導片5
4bの面積を大きくしたことで、さらに安定して遊技球
をVゾーン46側に導くことができる。
【0031】次に、図20及び図21に示すものは、前
述した図6及び図7の本体ベース24と、図18及び図
19の本体ベース24と異なる構造の第3実施形態を示
すものである。なお、本実施形態の本体ベース24は、
図示しないが、大入賞口42の中央位置にVゾーンを設
け、開閉扉30に、大入賞口42の中央位置に設けたV
ゾーンに向けて下り傾斜となるような一対の第2の誘導
リブを設けた場合に使用する。
【0032】本実施形態の本体ベース24は、開口部2
6の上縁26aの左側及び右側に一対の第1の誘導リブ
60、62が設けられている。一方の第1の誘導リブ6
0は、本体ベース24の左側の上部裏側から開口部26
の上縁26aより低い位置まで下方に延びている基部6
0aと、この基部60aの下端から開口部26の上縁2
6a側に向けて突出している誘導片60bとで構成され
ており、誘導片60bは、図21に示すように、左側部
分の正面側への突出量が増大しており、右側部分に向か
うに従い正面側への突出量が徐々に減少した形状となっ
ている。また、他方の第1の誘導リブ62は、本体ベー
ス24の左側の上部裏側から開口部26の上縁26aよ
り低い位置まで下方に延びている基部62aと、この基
部62aの下端から開口部26の上縁26a側に向けて
突出している誘導片62bとで構成されており、誘導片
62bは、図21に示すように、右側部分の正面側への
突出量が増大しており、左側部分に向かうに従い正面側
への突出量が徐々に減少した形状となっている。
【0033】上記構造の本体ベース24を使用すると、
落下してきた遊技球が開閉扉30上で跳ね返り、第1の
誘導リブを乗り越えようとするが、第1の誘導リブ6
0、62の誘導片60b、62bに遊技球が当たって乗
り越えが防止される。そして、第1の誘導リブ60、6
2の誘導片60b、62bは、共に大入賞口42の中央
位置に設けたVゾーンにから離れた位置が正面に向けて
突出し、Vゾーンに近づく位置が奥側に位置するように
傾斜を付けた形状なっていることから、第2の誘導リブ
を乗り越えようとした遊技球は、誘導片60b、62b
に接触して大入賞口42のVゾーン46に導かれてい
き、遊技球を安定してスムーズに導くことが可能とな
る。
【0034】また、開閉扉30が閉じる直前に第2の誘
導リブ付近に遊技球が残っている場合も、その遊技球
は、Vゾーンに向けて傾斜している第1の誘導リブ6
0、62の誘導片60b、62bによりVゾーンに導か
れていくので、開閉扉30との間に遊技球が挟まること
が防止される。さらに、図22に示すものは、図5で示
した変動入賞装置14の構成部品の取り付け構造に対し
て異なった取り付け構造を示すものである。本実施形態
では、最も外側に位置している中継基板40の表裏を逆
転して装着している。
【0035】すなわち、図5では中継基板40のパター
ン面40aを中継基板台38側に向けて装着していた
が、本実施形態では、パターン面40aの裏側であるコ
ネクタ実装面40aを中継基板台38側に向けて中継基
板40を装着している。このような取り付け構造にした
ことから、コネクタ実装面40aが外部に露出していな
いので、中継基板40のコネクタを外したり、不正な部
品を取り付けるといった不正改造を防止することができ
る。
【0036】さらにまた、図23に示すものは、変動入
賞装置14の取り付け構造の別の実施形態を示すもので
ある。本実施形態は、中継基板台38を最も外側に配置
し、中継基板40が外部に露出しないように構成してい
る。このような取り付け構造とすると、コネクタ基板3
6、中継基板40が中継基板台38内に隠されるので、
さらに不正防止を強化することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の遊
技機の入賞装置によると、開口部の上縁に、開閉扉上を
誘導する前記遊技球を阻止し、その遊技球を前記特定領
域に向けて誘導する開口側誘導リブを設けたので、勢い
良く落下してきた後に開閉扉上を誘導する遊技球でも開
口側誘導リブに当接することから、大入賞口の特定領域
に向けて遊技球をスムーズに誘導することができる。
【0038】また、請求項2記載の遊技機の入賞装置に
よると、開閉扉の前記遊技球を受ける面に開閉扉側誘導
リブを設け、前記開口部の上縁に開口側誘導リブを設け
たことから、開閉扉側誘導リブで遊技球を特定領域に誘
導するとともに、落下してきた遊技球の開閉扉側誘導リ
ブの乗り越えを開口側誘導リブが防止し、大入賞口の特
定領域に向けて遊技球をスムーズに誘導することができ
る。
【0039】また、請求項3記載の発明によると、開口
側誘導リブの前記遊技球が当接する当接部を、前記特定
領域から最も離れた位置から特定領域側に向かうに従い
徐々に奥側に位置するように傾斜形状としたので、若
し、開閉扉が閉じる直前に遊技球が残っていても、その
遊技球は、開口側誘導リブの当接部に接触しながら自然
に特定領域に導かれていくので、開口部の周縁と開閉扉
との間に遊技球がほとんど挟まらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技盤を正面から示した図であ
る。
【図2】本発明に係るワープゾーンを示す正面図であ
る。
【図3】図2のIII −III 線矢視図である。
【図4】ワープゾーンの減速機構が作動している状態を
示す図である。
【図5】本発明に係る変動入賞装置を構成している部材
を示す分解斜視図である。
【図6】本発明に係る第1実施形態の本体ベースの構造
を示す正面図である。
【図7】第1実施形態の本体ベースの構造を示す斜視図
である。
【図8】本発明に係る開閉扉を示す平面図である。
【図9】開閉扉を示す正面図である。
【図10】開閉扉を示す斜視図である。
【図11】開閉扉が閉じている変動入賞装置を示す正面
図である。
【図12】開閉扉が開いている変動入賞装置を示す正面
図である。
【図13】図12のC−C線矢視図である。
【図14】図12のD−D線矢視図である。
【図15】従来の入賞装置を示す水平断面図である。
【図16】従来の入賞装置を示す縦断面図である。
【図17】遊技球が挟まっている従来の入賞装置を示す
縦断面図である。
【図18】第2実施形態の本体ベースの構造を示す正面
図である。
【図19】第2実施形態の本体ベースの構造を示す斜視
図である。
【図20】第3実施形態の本体ベースの構造を示す正面
図である。
【図21】第3実施形態の本体ベースの構造を示す斜視
図である。
【図22】変動入賞装置を構成している部材の装着方法
の他の実施形態を示す図である。
【図23】変動入賞装置を構成している部材の装着方法
のさらに他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
2 遊技盤 10 可変図柄表示装置 14 変動入賞装置(入賞装置) 24 本体ベース 26 開口部 42 大入賞口 46 Vゾーン(特定領域) 29、54、60、62 第1の誘導リブ(開口側誘導
リブ) 29a、54a、60a、62a 基部 29b、54b、60b、62b 誘導片(当接部) 30 開閉扉 31 第2の誘導リブ(開閉扉側誘導リブ) 31a Vゾーンから離れた位置 31b Vゾーンに近い位置 B、B1 、B2 、B3 遊技球

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に装着される本体ベースに開口を
    設けて大入賞口の開口部とし、この大入賞口内の所定箇
    所に特定領域を設け、前記開口部の下縁に開閉扉を配置
    し、特別遊技状態となったときに前記開閉扉を開状態と
    して落下してくる遊技球を当該開閉扉で受けて前記大入
    賞口に導くようにした遊技機の入賞装置において、 前記開口部の上縁に、前記開閉扉上を誘導する前記遊技
    球を阻止し、その遊技球を前記特定領域に向けて誘導す
    る開口側誘導リブを設けたことを特徴とする遊技機の入
    賞装置。
  2. 【請求項2】 遊技盤に装着される本体ベースに開口を
    設けて大入賞口の開口部とし、この大入賞口内の所定箇
    所に特定領域を設け、前記開口部の下縁に開閉扉を配置
    し、特別遊技状態となったときに前記開閉扉を開状態と
    して落下してくる遊技球を当該開閉扉で受けて前記大入
    賞口に導くようにした遊技機の入賞装置において、 前記開閉扉の前記遊技球を受ける面に、前記特定領域に
    向けて該遊技球を誘導する開閉扉側誘導リブを設けると
    ともに、前記開口部の上縁に、前記開閉扉上で跳ね返っ
    て前記開閉扉用誘導リブを乗り越えようとする前記遊技
    球を阻止し、その遊技球を前記特定領域に向けて誘導す
    る開口側誘導リブを設けたことを特徴とする遊技機の入
    賞装置。
  3. 【請求項3】 前記開口側誘導リブの前記遊技球が当接
    する当接部を、前記特定領域から最も離れた位置が前方
    に突出しており、この位置から前記特定領域側に向かう
    に従い徐々に奥側に位置するように傾斜形状としたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の遊技機の入賞装置。
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