JP2002210100A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002210100A
JP2002210100A JP2001015830A JP2001015830A JP2002210100A JP 2002210100 A JP2002210100 A JP 2002210100A JP 2001015830 A JP2001015830 A JP 2001015830A JP 2001015830 A JP2001015830 A JP 2001015830A JP 2002210100 A JP2002210100 A JP 2002210100A
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JP
Japan
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game
ball
game machine
accessory
symbol
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JP2001015830A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Uchigashima
敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Shogo Tatsumi
正吾 巽
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Takao Co Ltd
Original Assignee
Takao Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機において、弾球遊技機は盤面構成
を変化させて興趣を高める。 【解決手段】 遊技領域13を3等分して最上領域とな
る上位部に大入賞装置15を配置し、その下方に液晶盤
29、さらにその下方に作動口となる可変入賞装置25
を配したので、大入賞装置15が作動(大入賞口17を
開放)した場合には、規定入賞個数分の遊技球を不足な
く入賞させるなど、大入賞口17を十分に活用できる。
大入賞口17の上方における遊技釘19の配置は遊技球
を大入賞口17方向に誘導するように構成されているの
で、遊技球を効率よく大入賞口17に入賞させることが
できる。また、従来は遊技領域13の下部などに配置さ
れていた大入賞装置15を遊技領域13の上位部に配置
しているので新鮮である。さらに、大入賞口17を開放
させるための可変入賞装置25を下位部に配置したの
で、可変入賞装置25に入賞するタイミングのランダム
性を担保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の弾球遊技機は、遊技盤面(遊技領
域)の中央部に図柄表示装置、その下方に図柄表示装置
を作動させる(図柄の変動表示を開始させる)ための作
動口、さらにその下方に大入賞口を配置した構成が大半
である。このように作動口及び大入賞口を遊技領域の下
部に配置すると、作動口や大入賞口を直接狙うことがで
きない。その結果、作動口に頻繁に入球することが防止
されるから大当たりの発生(大入賞口の開放)を適度な
レベルに抑制することができ、賞球個数が多くなりすぎ
ることもないという効果があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
弾球遊技機は盤面構成が画一化されていて興趣に欠ける
という問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、予め
設定されている作動条件が成立すると作動する役物を備
える弾球遊技機において、遊技領域を上下方向について
3等分して上から順に上位部、中位部、下位部とした際
の前記上位部に前記役物を配置したので、役物が作動
(例えば大入賞口を開放)した場合には、規定入賞個数
分の遊技球を不足なく入賞させるなど、役物を十分に活
用できる。また、従来は遊技領域の下部などに配置され
ていた役物を遊技領域の上位部に配置しているので新鮮
である。
【0005】予め設定されている作動条件が成立すると
作動する役物の例としては、図柄表示装置において当た
りを示す図柄が表示されると開放する大入賞口(これを
備えた入賞装置)、遊技球が特定の入球口や通過口を通
過すると(この際に特定の条件下であることを必須とし
てもよい。)開放される入賞装置などがある。ただしこ
れらは例示であり、これらに限るものではない。
【0006】なお、上位部に役物を配置したとは、役物
への遊技球の入口が上位部に配置されていればよく、役
物全体が必ずしも上位部に配置されていなくてもよい。
請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技
機において、遊技球が前記役物内に設けられた特定領域
を通過したことを条件として遊技者に有利な特別遊技が
実行されることを特徴とする。
【0007】このような役物の例として従来の第3種パ
チンコ機の特定入賞口やアレンジボール式パチンコ機の
特定入球口がある。これら特定入賞口(特定入球口)で
は定められた時間(通常はその開放中)に設定個数を入
賞(入球)させないと権利が発生しないので、こうした
役物を上位部に配置することでその役割(遊技者に有利
な特別遊技を開始させる)を十分(必ずではないにしろ
ほぼ確実)に果たすことが可能になる。
【0008】請求項3記載の弾球遊技機は、請求項1ま
たは2記載の弾球遊技機において、そこに遊技球が進入
することが前記作動条件の成立に必須となる作動口を、
前記上位部以外に配置したので、遊技球が作動口に進入
するタイミングのランダム性を担保できる。
【0009】請求項4記載の弾球遊技機は、請求項1な
いし3のいずれか記載の弾球遊技機において、前記役物
の上方または真上には遊技釘が植設されていないので、
役物の作動時(例えば開放時)に遊技球を速やかに入球
させることができる。よって、請求項1、2による効果
を一層高めることができる。
【0010】請求項5記載の弾球遊技機は、請求項1な
いし4のいずれか記載の弾球遊技機において、前記役物
は、作動時には遊技球を容易に入賞または入球させる開
放状態となり非作動時には入賞または入球が不可能な閉
鎖状態になる。つまり、作動時以外では入賞または入球
できないから確率に近い賞球を保証できる。また、非作
動時にこれを狙われても賞球個数が増加することはな
く、アレンジボール式パチンコ機においては狙われて図
柄が揃うことを未然に防止できる。
【0011】請求項6記載の弾球遊技機は、請求項1な
いし5のいずれか記載の弾球遊技機において、前記作動
口に遊技球が進入したことを必須条件として図柄を変動
表示した後に当たり外れを示す態様で前記図柄を静止表
示する図柄表示装置を備え、上から前記役物、前記図柄
表示装置の画面、前記作動口の順に前記遊技領域に配置
したことを特徴とする。つまり、図柄表示装置の画面を
遊技領域の中央部に位置させるので、遊技者に見易い構
成となる。
【0012】請求項7記載の弾球遊技機は、請求項1な
いし5のいずれか記載の弾球遊技機において、前記作動
口に遊技球が進入したことを必須条件として図柄を変動
表示した後に当たり外れを示す態様で前記図柄を静止表
示する図柄表示装置を備え、上から前記役物、前記作動
口、前記図柄表示装置の画面の順に前記遊技領域に配置
したことを特徴とする。
【0013】この構成では作動口が遊技領域の中央部
(例えば中部位)にくるので、作動口への遊技球の進入
を確認しやすい。また、図柄表示装置の画面は入賞など
に無関係であるから、これが遊技領域の下部(例えば下
部位)にあれば遊技領域を有効に活用できる。また、画
面の枠部分を形成するセンターケースにワープ通路など
を設ける必要がなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明
の実施の形態を説明する。
【0015】
【実施例1】図1は弾球遊技機の一種であるパチンコ機
の遊技盤10の正面図である。なお、本実施例にあって
は遊技盤10以外のパチンコ機の構成は公知技術に従っ
ているので、それらの図示と説明を省略する。
【0016】遊技盤10の外形はほぼ矩形であり、パチ
ンコ機の例えば中枠に装着する際の位置決め等に用いら
れる切欠10aや賞球の通路との干渉を避けるための切
欠10b等が設けられている。遊技盤10には外レール
11と内レール12とによって囲まれた略円形の遊技領
域13が形成されている。遊技領域13は、外レール1
1の頂部から内レール12の最下部までを遊技領域13
の上下寸法として、これを3等分することで上から順に
上位部、中位部、下位部に区分される。
【0017】上位部においては、その中心部のやや下よ
り(中位部側)に役物に該当する大入賞装置15が設置
されている。大入賞装置15の中央部には開閉板16に
て開閉される大入賞口17が、その左右には普通入賞口
18が設けられている。大入賞装置15はいわゆるアタ
ッカーであり、その構造、例えば開閉板16を駆動(大
入賞口17を開閉)するメカニズムなどは公知のものと
同様である。大入賞口17は、通常は開閉板16によっ
て閉鎖されていて入賞は不可能であるが、後述する特別
遊技ではこれが開放されて入賞がきわめて容易になる。
なお、厳密には大入賞装置15全体が役物に該当するの
でなく、普通入賞口18を除く部分(大入賞口17に関
わる部分)が役物に該当する。
【0018】大入賞装置15の上方には多数の遊技釘1
9が植設されている。なお、遊技釘19は本発明の構成
や効果に関係の深い部分のみ図示しており、図示以外に
も遊技領域13の各所に植設されている。図示するとお
り、大入賞装置15特に大入賞口17の上方における遊
技球の経路はこれらの遊技釘19により複雑化されてい
るので、外レール11と内レール12との間を走行し、
戻り防止弁14を押しのけて遊技領域13に飛び込んだ
遊技球が直接的に(遊技釘19に接触せずに、或いは1
回接触する程度で)大入賞口17に達することはない。
ただし、全体的には、遊技領域13に飛び込んできた遊
技球を大入賞口17方向に誘導するように遊技釘19が
配置されているので、大入賞口17への入賞がことさら
困難なわけではない。つまり、大入賞口17の開放時に
は、遊技領域13に撃ち込まれた遊技球を効率よく入賞
させることができる。
【0019】大入賞装置15の左右斜め下方にはランプ
風車20が対をなして配されている。上位部と中位部の
境界線はこれらランプ風車20をその軸よりもやや上方
で横断する位置にある。中位部には大入賞装置15の直
下となる位置にセンターケース28が配されている。な
お、センターケース28の頂部はわずかに上位部内に進
入しており、下端部は下位部内に進入している。ただ
し、センターケース28に収容された液晶盤29の下縁
は中位部と下位部の境界線よりもわずかに上にあり、液
晶盤29は全体が中位部に収まっている。
【0020】また、中位部にはセンターケース28左右
に配されたゲート22や風車26も設置されている(風
車26の下端はわずかに下位部に進入している。)。下
位部には、風車26の斜め下方に配された普通入賞口2
7、センターケース28の下方に配されたチューリップ
式の可変入賞装置25、その直下にて内レール12の最
下部に対応して開口するアウト穴30等が設けられてい
る。そして、可変入賞装置25の上方には、センターケ
ース28のステージ28aから落下してきた等の遊技球
を可変入賞装置25に向けて誘導する配置で、多数の遊
技釘19が植設されている。
【0021】遊技領域13の構成はほぼ左右対称であ
り、その中心線を中心として大入賞装置15、センター
ケース28、液晶盤29、可変入賞装置25及びアウト
穴30が配置されている。ゲート22、可変入賞装置2
5、液晶盤29(図柄表示装置)及び大入賞装置15の
動作には関連があるので説明する。
【0022】まずゲート22は可変入賞装置25の開放
動作に関与している。具体的には、遊技球がゲート22
を通過すると可変入賞装置25に付属する普通図柄表示
器23の表示が変動した後に静止され、それが当たり図
柄(例えば77)であると、可変入賞装置25が設定時
間だけ開放される。これにより可変入賞装置25への入
賞が容易になる。
【0023】可変入賞装置25に入賞すると、図示省略
する主制御装置が乱数値を抽出し、その乱数値を予め決
められている当たり値と照合して大当たりか否かの抽選
を行う。そして、この抽選に対応して、液晶盤29の画
面で図柄が変動表示された後に抽選結果(当たり外れ)
を示す態様で静止表示される。
【0024】液晶盤29で当たりを示す態様の図柄(大
当たり図柄)は静止表示されると、特別遊技(大当たり
遊技)が開始される。特別遊技では、大入賞口17が最
大16回(16ラウンド)まで開放される。1回のラウ
ンドは、大入賞口17の開放時間が上限値(本例では約
30秒)に達するか大入賞口17に10球が入賞すると
終了となる。そのラウンド中に大入賞口17に入賞した
遊技球が大入賞口17の内部に設定されている特別領域
を通過すると次のラウンドが開始され、この繰り返しが
16ラウンドになれば特別遊技は終了する。また、特別
領域を通過した遊技球がないときにも次のラウンドは開
始されないで特別遊技の終了となる。
【0025】なお、先行する図柄の変動中には、可変入
賞装置25に入賞しても図柄の変動表示を開始できな
い。また特別遊技中には図柄の変動表示を行わない。そ
うしたタイミングで可変入賞装置25に入賞した場合
は、上限個数(例えば4個)まで保留記憶として保持さ
れ、先行する図柄の変動が終了してから或いは特別遊技
が終了してから図柄変動が行われる。
【0026】この説明で明らかなように、役物に該当す
る大入賞装置15の作動には、液晶盤29(図柄表示装
置)の画面で大当たり図柄が表示されなければならな
い。そして、液晶盤29(図柄表示装置)による図柄の
表示には可変入賞装置25に入賞することが必須となっ
ている。つまり、可変入賞装置25が作動口に該当し、
大当たり図柄の表示で大入賞装置15の作動条件が成立
する。
【0027】以上のとおり、本実施例のパチンコ機は、
遊技領域13を上下方向について3等分した際に最も上
の領域となる上位部に大入賞装置15を配置したので、
大入賞装置15が作動(大入賞口17を開放)した場合
には、規定入賞個数分(本例では1ラウンド当たり10
個)の遊技球を不足なく入賞させるなど、大入賞口17
を十分に活用できる。
【0028】しかも、大入賞装置15(大入賞口17)
の上方における遊技釘19の配置は、遊技領域13に飛
び込んできた遊技球を大入賞口17方向に誘導するよう
に構成されているので、遊技領域13に撃ち込まれた遊
技球を効率よく大入賞口17に入賞させることができ、
上記の効果を高めている。
【0029】また、従来は遊技領域13の下部などに配
置されていた大入賞装置15を遊技領域13の上位部に
配置しているので新鮮である。さらに、このパチンコ機
は、そこへの入賞が大入賞口17の開放には必須となる
可変入賞装置25を下位部に配置したので、遊技球が可
変入賞装置25に入賞するタイミングのランダム性を担
保できる。
【0030】大入賞装置15は、作動時には大入賞口1
7を開放して遊技球を容易に入賞させる開放状態となり
非作動時には大入賞口17を閉じて入賞が不可能な閉鎖
状態になる。つまり、作動時以外では入賞できないから
確率に近い賞球を保証できる。また、非作動時にこれを
狙われても入賞できないので賞球個数が増加することは
ない。
【0031】そして、可変入賞装置25に遊技球が入賞
したことを必須条件として図柄を変動表示した後に当た
り外れを示す態様で図柄を静止表示する図柄表示装置を
備え、遊技領域13の上方から順に大入賞装置15(大
入賞口17)、液晶盤29、可変入賞装置25の順に配
置して、液晶盤29を遊技領域13の中位部に位置させ
ているので、遊技者が液晶盤29の表示を見易い。
【0032】
【実施例2】この実施例は図柄を表示する画面を遊技領
域の下部に配置した例である。なお実施例1と共通する
部品等が多いので、それらについては実施例1と同じ符
号を使用して説明を省略する。また、実施例1と同様に
弾球遊技機の一種であるパチンコ機の全体的な構成(遊
技盤10以外)は公知技術に従っているので、それらの
図示と説明も省略する。
【0033】本実施例の遊技盤10においても、遊技領
域13はその上下寸法を3等分することで上から順に上
位部、中位部、下位部に区分される。上位部において
は、その中心部のやや下より(中位部側)に役物に該当
する大入賞装置15が設置されている。実施例1と同様
に、大入賞装置15は開閉板16にて開閉される大入賞
口17(図示は開閉板16を倒して大入賞口17を開放
した状態)及びその左右の普通入賞口18を備えてい
る。大入賞装置15の構造は実施例1と同じく公知のも
のと同様で、大入賞口17は、通常は開閉板16によっ
て閉鎖され、特別遊技ではこれが開放されて入賞がきわ
めて容易になる。その大入賞口17の内部には特定領域
17aが設けられている。なお、厳密には大入賞装置1
5全体が役物に該当するのでなく、普通入賞口18を除
く部分(大入賞口17に関わる部分)が役物に該当す
る。
【0034】実施例1では大入賞装置15の上方には多
数の遊技釘19が植設されているが、本実施例では左の
普通入賞口18から右の普通入賞口18にわたる範囲
(大入賞口17)の上方には遊技釘19は配されておら
ず、わずかに左の普通入賞口18よりも左側上方と右の
普通入賞口18よりも右側上方にみに遊技釘19が配さ
れている。
【0035】なお、遊技釘19は本発明の構成や効果に
関係の深い部分のみ図示しているが、大入賞装置15の
上方については図示を省略したのではなく、上述のとお
りここには遊技釘19が植設されていない。これ以外の
部分では図示する他にも遊技釘19が各所に植設されて
いる。
【0036】このように、大入賞装置15特に大入賞口
17の上方には遊技釘19が配されていないので、外レ
ール11と内レール12との間を走行し、戻り防止弁1
4を押しのけて遊技領域13に飛び込んだ遊技球が直接
的に大入賞口17に達することができる。ただし、大入
賞口17が閉じている限り入賞はできない。
【0037】大入賞装置15の左右斜め下方にはランプ
風車20が対をなして配されおり、上位部と中位部の境
界線はこれらランプ風車20をその軸よりもやや上方で
横断する位置にある。中位部の大入賞装置15の直下と
なる位置には通過口(ゲート)が作動口35として設置
されており、その周囲には多数の遊技釘19が植設され
ている。
【0038】図示するとおり、作動口35の上方におけ
る遊技球の経路は遊技釘19により複雑化されているの
で、作動口35を直接狙うのは実質的に不可能である。
ただし、全体的には、大入賞装置15の下方(ランプ風
車20間)を通る遊技球を作動口35方向に誘導するよ
うに遊技釘19が配置されているので、作動口35への
入賞がことさら困難なわけではない。つまり、作動口3
5の上方の適切な位置を狙って遊技球を発射すれば、作
動口35への進入率を高めることも可能である。なお、
作動口35の左右下方にも適度に分散は位置されて遊技
釘19が植設されているので、ここでも遊技球の進路が
ランダムにされる。
【0039】これら分散配置されている遊技釘19の左
方、右方にはゲート22が設置されている。また、分散
配置されている遊技釘19の下方には、それぞれ左右に
傾斜する遊技釘列24が設けられており、その延長先に
は風車26が配されている。また、風車26の斜め下方
には普通入賞口27が設置されている。
【0040】中位部と下位部の境界線は風車26の下端
を横切る位置にあり(風車26の一部は下位部に位置し
ている。)、遊技釘列24の下側で中位部の中程から下
位部にわたる位置にはセンターケース28が配されてい
る。センターケース28には図柄表示装置(全体の図示
は省略)の液晶盤29が収容されている。また、センタ
ーケース28の下方では、内レール12の最下部に対応
して開口するアウト穴30が設けられている。
【0041】本実施例でも遊技領域13の構成はほぼ左
右対称であり、その中心線を中心として大入賞装置1
5、作動口35、センターケース28、液晶盤29及び
アウト穴30が配置されている。詳細の説明は省略する
が、本実施例のパチンコ機では遊技球が作動口35を通
過すると図示省略する主制御装置が乱数値を抽出し、そ
の乱数値を予め決められている当たり値と照合して大当
たりか否かの抽選を行う。また、この抽選に対応して、
液晶盤29の画面で図柄が変動表示された後に抽選結果
(当たり外れ)を示す態様で静止表示される。
【0042】そして、当たりを示す態様の図柄(大当た
り図柄)が静止表示されると、大入賞口17が5秒間ま
やは3個入賞するまで始動開放される。この始動開放時
に入賞した遊技球が特定領域17aを通過したなら大当
たりの成立(権利発生)で特別遊技(大当たり遊技)が
開始される。
【0043】この例における特別遊技では、大入賞口1
7が規定回数(本例では16回)まで無条件で開放され
る。大入賞口17の1回の開放(ラウンド)は、大入賞
口17の開放時間が上限値(本例では約30秒)に達す
るか大入賞口17に10球が入賞すると終了となる。そ
して、適宜のインターバルの後に大入賞口71が開放さ
れ、この繰り返しが16ラウンドになれば特別遊技は終
了する。
【0044】この例は、特別遊技の開始には始動開放時
に特定領域17aを通過することを要するが、大入賞口
17の再開放(特別遊技の継続)に特別領域17aの通
過等の条件を要しない点で実施例1とは異なっている。
なお、先行の図柄変動中や特別遊技中における保留記憶
についての図柄変動は実施例1と同じである。
【0045】この説明で明らかなように、役物に該当す
る大入賞装置15の作動には、液晶盤29(図柄表示装
置)の画面で大当たり図柄が表示されなければならな
い。そして、液晶盤29(図柄表示装置)による図柄の
表示には遊技球が作動口35を通過することが必須とな
っている。また、遊技球が作動口35を通過したことに
起因する大当たり図柄の表示と大入賞口17の始動開放
時における特定領域17aの通過というアンド条件によ
り特別遊技が開始される。
【0046】以上のとおり、本実施例のパチンコ機は、
遊技領域13を上下方向について3等分した際に最も上
の領域となる上位部に大入賞装置15を配置したので、
大入賞装置15が作動(大入賞口17を開放)した場合
には、規定入賞個数分(本例では1ラウンド当たり10
個)の遊技球を不足なく入賞させるなど、大入賞口17
を十分に活用できる。
【0047】また、従来は遊技領域13の下部などに配
置されていた大入賞装置15を遊技領域13の上位部に
配置しているので新鮮である。本実施例では、大入賞口
17の始動開放時(5秒間または3個入賞まで)に入賞
した遊技球が特定領域17aを通過しなければ権利が発
生しない(特別遊技が実行されない)のだが、権利発生
のための役物である大入賞装置15が上位部に配置され
ているので、その役割(特別遊技の権利発生)を十分に
(ほぼ確実)に果たすことができる。
【0048】しかも、大入賞装置15(大入賞口17)
の上方には遊技釘19が植設されていないので、大入賞
装置15の作動時(開放時)に遊技球を速やかに大入賞
口17に入賞させることができる。この効果は大入賞口
17の始動開放時においてきわめて有効である。また特
別遊技においても1ラウンド当たりの規定入賞個数分を
速やかに入賞させることができるから、1ラウンドに要
する時間が短縮され、特別遊技全体でも所要時間を短縮
できる。
【0049】大入賞装置15は、作動時には大入賞口1
7を開放して遊技球を容易に入賞させる開放状態となり
非作動時には大入賞口17を閉じて入賞が不可能な閉鎖
状態になる。つまり、作動時以外では入賞できないから
確率に近い賞球を保証できる。また、非作動時にこれを
狙われても入賞できないので賞球個数が増加することは
ない。
【0050】さらに、このパチンコ機は、遊技球がそこ
を通過することが大入賞口17の開放には必須となる作
動口35を中位部に配置したので、遊技球が作動口35
を通過するタイミングのランダム性を担保できる。特
に、作動口35と大入賞装置15との間に植設されてい
る遊技釘19がこの効果を確実ならしめている。
【0051】そして、このパチンコ機は、作動口35を
遊技球が通過したことを必須条件として図柄を変動表示
した後に当たり外れを示す態様で図柄を静止表示する図
柄表示装置を備え、遊技領域13の上方から順に大入賞
装置15(大入賞口17)、作動口35、液晶盤29の
順に配置して、液晶盤29を遊技領域13の下部(中位
部から下位部)に位置させている。
【0052】この構成では作動口35が遊技領域の中央
部(中部位)にくるので、作動口35への遊技球の進入
を確認しやすい。また、液晶盤29は入賞などに無関係
であるから、これが遊技領域13の下部(中位部から下
部位にかけて)にあることで遊技領域13を有効に活用
できる。
【0053】更に、大入賞口17は、開放しない場合に
は前面を遊技球が通過するので、作動口35への流下経
路が多い。すなわち、作動口35へ入球させる経路が豊
富であり、遊技者の遊技に対する技量の介入の余地があ
る。以上、実施例に従って、本発明の実施の形態につい
て説明したが、本発明はこのような実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざ
まに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の遊技盤の正面図。
【図2】 実施例2の遊技盤の正面図。
【符号の説明】
10 遊技盤 13 遊技領域 15 大入賞装置(役物) 17 大入賞口 19 遊技釘 24 遊技釘列(遊技釘) 25 可変入賞装置(作動口) 28 センターケース 29 液晶盤(図柄表示装置) 30 アウト穴 35 作動口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巽 正吾 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 AA41 DA07 DA23 EA41 EB01 EB24 EB48 EB55

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定されている作動条件が成立する
    と作動する役物を備える弾球遊技機において、 遊技領域を上下方向について3等分して上から順に上位
    部、中位部、下位部とした際の前記上位部に前記役物を
    配置したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 遊技球が前記役物内に設けられた特定領域を通過したこ
    とを条件として遊技者に有利な特別遊技が実行されるこ
    とを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の弾球遊技機にお
    いて、 そこに遊技球が進入することが前記作動条件の成立に必
    須となる作動口を、前記上位部以外に配置したことを特
    徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 前記役物の上方または真上には遊技釘が植設されていな
    いことを特徴とする弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 前記役物は、作動時には遊技球を容易に入賞または入球
    させる開放状態となり非作動時には入賞または入球が不
    可能な閉鎖状態になることを特徴とする弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 前記作動口に遊技球が進入したことを必須条件として図
    柄を変動表示した後に当たり外れを示す態様で前記図柄
    を静止表示する図柄表示装置を備え、 上から前記役物、前記図柄表示装置の画面、前記作動口
    の順に前記遊技領域に配置したことを特徴とする弾球遊
    技機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 前記作動口に遊技球が進入したことを必須条件として図
    柄を変動表示した後に当たり外れを示す態様で前記図柄
    を静止表示する図柄表示装置を備え、 上から前記役物、前記作動口、前記図柄表示装置の画面
    の順に前記遊技領域に配置したことを特徴とする弾球遊
    技機。
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