JP2002336448A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002336448A
JP2002336448A JP2001148529A JP2001148529A JP2002336448A JP 2002336448 A JP2002336448 A JP 2002336448A JP 2001148529 A JP2001148529 A JP 2001148529A JP 2001148529 A JP2001148529 A JP 2001148529A JP 2002336448 A JP2002336448 A JP 2002336448A
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Japan
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jackpot
game
windmill
symbol
gaming machine
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JP2001148529A
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English (en)
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Masafumi Mineno
雅史 峰野
Tomoe Sakai
知恵 酒井
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者にとって有利性の高い遊技状態の発生
時に、その有利性が風車によって阻害されることないよ
うにする。 【解決手段】 遊技領域3の略中央部のセンターケース
4の下方に、始動口を有する普通電動役物8が配置さ
れ、さらにその下方に大入賞口を有する特別電動役物9
が配置されたものにおいて、センターケース4の左右側
方に配置する風車20、21、22、23を、それぞれ移動溝1
6、17、18、19に沿って左右に移動可能とし、大当たり
発生時や大当たり終了後の特典付与期間に、ソレノイド
やモーターを駆動源とする駆動手段により、それら風車
20、21および22、23を外側へ移動させ、通常遊技中より
も遊技球が大入賞口や始動口側に多く流下するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機に関し、
特に、大当たり等遊技者にとって有利性の高い遊技状態
の発生時に、その有利性を阻害することがない風車を備
えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パチンコ機等の遊技機の遊技
盤面には、該盤面上の遊技領域に撃ち出された遊技球が
落下する途中で衝突することにより回転する風車が例え
ば左右一対となる配置で設けられている。この風車は、
衝突する遊技球を左右に振り分けつつ回転するもので、
遊技領域の中央部に設けられる始動口や大入賞口を内側
にしてその左右上方に配置されて、風車の右回転または
左回転により遊技球を風車の外側または内側にほぼ均等
に振り分けるとともに、装飾付きの風車が回転すること
により視覚的興趣を盛り上げる。
【0003】そして、例えば1種パチンコ機では、遊技
盤面の左・右ゲートを遊技球が通過することにより普通
図柄表示装置の図柄が変動して、所定時間後に停止し、
その図柄が所定の当たり態様で停止すると、始動口(す
なわち普通電動役物の入賞口)が所定時間開放される。
そして、遊技球が始動口に入賞(すなわち流入)する
と、特別図柄表示装置の図柄が変動を開始して、所定の
変動態様の後、停止して確定した図柄を表示し、その確
定表示された特別図柄表示装置の図柄が大当たり態様の
場合に、大当たり発生となって、特別電動役物の大入賞
口が所定時間(例えば約30秒間)開放され、また、大
当たり図柄が特定図柄すなわち特定態様の図柄である場
合に、大当たり終了後の特典として、所定期間(すなわ
ち、次回の大当たり発生まで、あるいは、特別図柄表示
装置の作動回数が所定作動回数に達するまで)、大当た
りが得られる確率が高確率とされ(これを、確率変動の
付与という。)、あるいは、特別図柄表示装置の1回毎
の作動における図柄変動時間が短縮されるとともに、普
通電動役物の開閉翼片の開放作動の時間が延長される
(これを、時間短縮の付与という。)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば1種
パチンコ機では、遊技者が獲得する利益の大半は始動口
や大入賞口への入賞によって決定される。そして、それ
ら始動口や大入賞口は遊技領域の中央部に集約して設け
られ、始動口や大入賞口の左右上方で遊技領域の側方部
に風車が設けられていて、風車の右回転または左回転に
より遊技球は風車の外側または内側にほぼ均等に振り分
けられる。
【0005】そして、風車によって内側へ振り分けられ
た遊技球は、始動口や大入賞口に入賞する可能性が増す
場合があるが、外側へ振り分けられた遊技球は、入賞す
る可能性がほとんど無くなる。
【0006】その際、風車によって外側へ振り分けられ
た遊技球は、風車が無ければ始動口や大入賞口に入賞す
る可能性が有ったものでも、風車が有るために始動口や
大入賞口に入賞する可能性が無くなるのであり、そうし
た遊技球の数は、風車が遊技領域の中央部に近い程多く
なる。
【0007】しかし、大当たり発生時や、大当たり終了
後の確率変動等の遊技者にとって有利性の高い遊技状態
の発生時等においては、風車を遊技者に不利に作用させ
る必要は無いのであり、そうした時に、風車が有るため
に始動口や大入賞口に入賞する可能性が無くなるという
ことは、遊技者が獲得する利益(遊技球の数)を減らす
ということで、遊技の興趣を著しく低下させていた。
【0008】この発明は、前記問題点を解消するために
なされたものであって、遊技者にとって有利性の高い遊
技状態の発生時に、その有利性が風車によって阻害され
ることないようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、遊技領域に
配置され、衝突する遊技球を左右に振り分けつつ回転す
る風車を備えた遊技機において、風車を遊技者にとって
有利性が異なる位置に移動可能とし、例えば、所定条件
成立時に風車を遊技者にとって有利性の高い位置へ移動
させ、また、遊技者にとって有利性が異なる位置に移動
可能とした風車を複数備えたものにおいて、所定条件成
立時に、遊技状態に応じて前記複数の風車のうちの少な
くとも一つを遊技者にとって有利性の高い位置へ移動さ
せることを特徴とする。
【0010】このように風車を移動可能とすることで、
風車の振り分け作用が遊技状態へ及ぼす影響を変えるこ
とができ、例えば、所定条件成立時に風車を遊技者にと
って有利性の高い位置へ移動させることにより、遊技者
にとって有利性の高い遊技状態の発生時に、その有利性
が風車により阻害されないようにすることができ、遊技
の興趣を高めることができる。また、遊技者にとって有
利性が異なる位置に移動可能とした風車を複数備えたも
のにおいて、所定条件成立時に、遊技状態に応じて前記
複数の風車のうちの少なくとも一つ(任意の風車)を遊
技者にとって有利性の高い位置へ移動させることによ
り、遊技状態に応じた演出を複数段階で行うことが可能
となり、また、例えば、図柄表示装置により確定表示さ
れた図柄が大当たり図柄で、大当たりが発生し、かつ、
その大当たり図柄が特定図柄であって、大当たり終了後
に確率変動遊技に移行した場合に、始動領域に遊技球が
通常遊技中よりも多く流下するよう、任意の風車を移動
させるようにすることにより、普通電動役物で始動領域
を拡開しなくても、始動領域への入賞率を高めるように
でき、遊技者が獲得する利益(遊技球の数)を極力減ら
すことなく遊技を行えるようにすることが可能となる。
【0011】そして、前記所定条件は、例えば、所定の
始動領域を遊技球が通過することにより作動を開始し所
定時間図柄を変動表示した後に変動を停止して確定した
図柄を表示する当該遊技機の図柄表示装置により、大当
たり態様の図柄が確定表示されて大入賞口が開放される
大当たりの発生、とすることができる。その際、該大当
たりの発生時に、風車を、通常遊技中よりも遊技球が前
記大入賞口側に多く流下する方向へ移動させるようにす
るのがよく、特に、当該大当たりが終了するまでの間、
風車を、通常遊技中よりも遊技球が前記大入賞口側に多
く流下する方向へ移動させるのがよい。
【0012】この場合、大当たり発生時に、風車を遊技
者にとって有利性の高い位置へ移動させることにより、
例えば、風車を、通常遊技中よりも遊技球が前記大入賞
口側に多く流下する方向へ移動させることにより、特
に、当該大当たりが終了するまでの間移動させることに
より、大入賞口に入賞する可能性が有る位置を落下して
いる遊技球が、風車が有るために入賞の可能性が無くな
る方向へ誘導されてしまうのを極力防止し、遊技者にと
っての有利性が風車によって阻害されないようにでき
る。
【0013】また、前記所定条件は、前記大当たりの終
了後に確率変動または時間短縮機能の特典が付与される
大当たり終了後特典の付与とすることもでき、あるい
は、所定の始動領域を遊技球が通過することにより作動
を開始し所定時間図柄を変動表示した後に変動を停止し
て確定した図柄を表示する当該遊技機の図柄表示装置に
より、大当たり態様の図柄の中の特定図柄が確定表示さ
れて、大入賞口が開放され、該大当たり終了後に確率変
動または時間短縮機能の特典が付与されることになる、
特定図柄による大当たりの発生とすることもできる。そ
の際、大当たり終了後特典の付与時に風車を、通常遊技
中よりも遊技球が前記始動領域側に多く流下する方向へ
移動させ、あるいは、特定図柄による大当たりの発生と
して、該大当たりの発生時に、当該大当たりが終了する
までの間、風車を、通常遊技中よりも遊技球が前記大入
賞口側に多く流下する方向へ移動させ、該大当たり終了
後、引き続き風車を、通常遊技中よりも遊技球が前記始
動領域側に多く流下する方向へ移動させるのがよく、特
に、大当たり終了後特典の付与時には、次回の大当たり
が発生するまでの間、あるいは始動領域を遊技球が通過
することにより作動開始する図柄表示装置の作動回数が
所定回数となるまでの間、風車を、通常遊技中よりも遊
技球が前記始動領域側に多く流下する方向へ移動させる
のがよい。
【0014】この場合、大当たり終了後特典の付与時
に、風車を遊技者にとって有利性の高い位置へ、例え
ば、風車を、通常遊技中よりも遊技球が前記始動領域側
に多く流下する方向へ移動させることにより、特に、次
回大当たり発生あるいは図柄表示装置の作動回数が所定
回数となるまでの間移動させることにより、始動領域に
入賞する可能性が有る位置を落下している遊技球が、風
車が有るために入賞の可能性が無くなる方向へ誘導され
てしまうのを極力防止することができ、大当たり終了後
の特典付与時に、あるいは大当たり発生から大当たり終
了後の特典付与の全期間にわたり、遊技者にとっての有
利性が風車によって阻害されないようにできる。
【0015】前記風車の移動は駆動手段を備えることに
より自動的に行うことができる。駆動手段はソレノイド
を駆動源とするものであってよく、また、モーターを駆
動源とするものであってよい。所定条件成立時におい
て、ソレノイドのON・OFF切換あるいはモーターの
回転作動により、例えば風車の回転体を回転自在に支持
する台板の軸をクランクアームの伸縮動作を介して移動
するようにできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0017】図1はこの発明の実施の形態の遊技機の通
常遊技時の遊技盤面配置図である。この実施の形態の遊
技機は第1種パチンコ機で、図1において、1は遊技盤
であり、その盤面にはレール2によって遊技領域3が画
定されている。そして、遊技領域3の略中央にセンター
ケース4が設けられ、このセンターケース4の中央に特
別図柄表示装置5が配置され、特別図柄表示装置5の上
方に普通図柄表示装置6が配置され、その上方に天入賞
口7が配置されている。また、センターケース4の下方
には始動領域を形成する入賞口(すなわち始動口)を備
えた普通電動役物8が配置され、その直ぐ下には大入賞
口を備えた特別電動役物9が配置されている。
【0018】そして、センターケース4の左右側方に左
・右ゲート10、11が配置され、普通電動役物8の左右側
方に左・右袖入賞口12、13が、特別電動役物9の左右側
方に左・右下入賞口14、15がそれぞれ配置され、センタ
ーケース4の左右側方で、左・右ゲート10、11の上方お
よび下方に、それぞれ移動溝16、17および18、19に沿っ
て左右に移動する各一対の風車20、21および22、23が配
置されている。また、センターケース4の、上部中央に
普通図柄始動記憶表示ランプ24が配置され、特別図柄表
示装置5の下方に特別図柄始動記憶表示ランプ25が配置
されている。
【0019】普通図柄表示装置6は、例えば左右が赤
色、中央が緑色の3個のLEDランプで構成され、左右
の赤あるいは中央の緑のいずれかが点灯した状態を普通
図柄として表示する。また、特別図柄表示装置5は、左
右および中央の三つの図柄表示領域を有するもので、そ
れら三つの領域に各々表示する例えば0から9までの1
0種類の図柄の組み合わせを特別図柄として表示する。
【0020】この遊技機は、遊技球が左・右ゲート10、
11を通過したことが検出スイッチ(図示せず)により検
出されると、その時点で当たりかハズレかを決めるため
の当たり乱数が抽選されるとともに、普通図柄表示装置
6の図柄変動が開始される。そして、所定時間経過後に
図柄変動が停止し、抽選した当たり乱数が当たり値(例
えば「3」や「7」)の場合は赤色点灯、ハズレの場合
は緑色点灯と、それぞれの態様で図柄が停止表示され、
当たり態様(赤色点灯)を停止表示すると、普通電動役
物8のソレノイドが作動して、例えば0.5秒間始動口
を開放する。また、普通図柄表示装置6の図柄変動中に
新たに遊技球が左・右ゲート10、11を通過すると、その
都度当たり乱数が抽選されて、最大4個までが作動保留
球として記憶され、作動保留球の数だけ普通図柄始動記
憶表示ランプ24が点灯する。そして、図柄変動停止後
に、順次作動保留球に基づいて新たに図柄変動が開始さ
れる。
【0021】そして、遊技球が始動口に流入(入賞)す
ると、それを契機として、大当たりかハズレかを決める
ための大当たり乱数が抽選され、また、大当たり図柄を
幾つかの態様の中から選ぶ大当たり図柄乱数等が抽選さ
れる。そして、特別図柄表示装置5が作動して、三つの
表示領域の図柄変動が開始されるとともに、大当たり乱
数の抽選結果から大当たり判定が行われ、所定の態様で
図柄が変動した後、所定時間経過後に図柄変動が停止さ
れ、三つの表示領域の図柄の組み合わせからなる確定さ
れた図柄が停止表示される。そして、大当たり態様の図
柄が停止表示されると、大当たり発生となり、特別電動
役物9の大入賞口が開放され、所定開放時間(約30
秒)が経過するか、大入賞口に入賞した遊技球が所定数
(例えば10個)に達すると閉じられる。
【0022】大当たりは、大入賞口が1回開放されてか
ら閉じるまでの期間、つまり、大入賞口が開放されてか
ら例えば約30秒の所定開放時間が経過するか、大入賞
口に入賞した遊技球が例えば10球に達したことによっ
て大入賞口が閉じるまでの期間を1ラウンドとして、そ
のラウンド中または大入賞口が閉じた後の一定時間内
に、入賞した遊技球が大入賞口の内部の特定領域を通過
した時には、大当たりが継続して次のラウンドに移行す
ることができ、その場合は、大入賞口が閉じた後、所定
のインターバル時間が経過した後に再び大入賞口が開放
される。1回の大当たりにおいて初回を含め最高例えば
16ラウンドまで大当たりが継続可能である。そして、
ラウンド中に遊技球が特定領域を通過しなかった場合又
は最高ラウンド数の例えば16ラウンドに達したときに
は、そのラウンドで大当たりが終了し、通常遊技状態に
戻る。
【0023】大当たりが発生すると上述のように大入賞
口が例えば約30秒開放され、また、大当たり図柄が特
定の図柄態様(特定図柄)である場合には、大当たり終
了後の特典として、大入賞口の開放終了後、特別図柄表
示装置5の作動回数が所定作動回数(100〜200
回)に達するまで、または次回の大当たりが発生するま
での間、大当たりが得られる確率が高確率とされ(確率
変動の付与)、あるいは、特別図柄表示装置5の1回毎
の作動において図柄を変動表示する時間が通常時の例え
ば平均約10秒から平均約5秒に短縮されるとともに、
普通図柄表示装置6の1回毎の作動において図柄を変動
表示する時間が例えば約30秒から約10秒に短縮さ
れ、同時に、普通電動役物8の始動口が開放される時間
が通常時の例えば0.5秒から1.5秒に延長される(時
間短縮の付与)。
【0024】また、この遊技機は、前記の通り、風車2
0、21および22、23が移動溝16、17および18、19に沿っ
てそれぞれ左右に移動する。これら風車20、21および2
2、23は、遊技領域に撃ち出された遊技球が衝突するこ
とにより、遊技球を左右に振り分けつつ回転するもの
で、その左右移動位置により遊技者にとっての有利性が
変化する。特に、前記大当たり発生時、および大当たり
終了後の特典付与期間において、風車20、21および22、
23の移動位置による有利性の変化は顕著である。
【0025】すなわち、大当たり発生時は、特別電動役
物9の大入賞口が開放されることにより遊技者が獲得す
る利益(遊技球の数)が増大する特典が付与されるが、
風車20、21および22、23によって外側へ振り分けられた
遊技球は、大入賞口から離れてしまうため、入賞する可
能性がほとんど無くなり、特典の減少となる。風車20、
21および22、23が無ければ大入賞口に入賞する可能性が
有ったものでも、風車20、21および22、23が有るために
大入賞口に入賞する可能性が無くなるのである。そうし
た遊技球の数は、風車20、21および22、23が遊技領域3
の中央部に近い程多くなる。
【0026】また、大当たり終了後特典は、遊技球が普
通電動役物8の始動口に入賞して初めて、遊技者が獲得
する利益(遊技球の数)が増大する特典の付与となる
が、風車20、21および22、23によって外側へ振り分けら
れた遊技球は、始動口に入賞する可能性がほとんど無
く、特典の減少となる。風車20、21および22、23が無け
れば始動口に入賞する可能性が有ったものでも、風車2
0、21および22、23が有るために始動口に入賞する可能
性が無くなるのであり、そうした遊技球の数もまた、風
車20、21および22、23が遊技領域3の中央部に近い程多
くなる。
【0027】そこで、大当たり発生時や大当たり終了後
特典付与の期間には、図2に示すように、風車20、21お
よび22、23を移動溝16、17および18、19に沿ってそれぞ
れ外側へ移動させることにより、通常遊技中よりも遊技
球が前記大入賞口や始動口側に多く流下し、遊技球を極
力減少させないようにしている。
【0028】そのため、風車20、21および22、23は、例
えば図3および図4に示すように駆動手段により移動可
能な構成としている。
【0029】図3および図4は、上方左の風車20の構造
を示している。この風車20は、複数のベーンを有する回
転体31を、ピン32で取付板33に回転自在に取り付け、取
付板33の裏面に立設した取付軸34の右側方に、ソレノイ
ド35とリンク機構36とからなる駆動手段を連結し、ソレ
ノイド35のON・OFF状態の切換動作によって、リン
ク機構36に伸縮動作を行わせ、取付板33ごと回転体31を
左右に移動させるよう構成したものである。
【0030】この風車20は、図1および図2に示すよう
に取付板33が遊技盤1の盤面に沿って配置され、取付軸
34が移動溝16を貫通し、ソレノイド35は所定位置に固定
される。そして、通常時はソレノイド35がOFF(非作
動状態)で、図3(a)に示すようにリンク機構36が縮
んだ状態となり、この時、風車20(回転体31)は図1に
示すように遊技領域3の中央側に寄った配置となる。ま
た、所定条件が成立すると、ソレノイド35がON(作動
状態)となり、図3(b)に示すようにリンク機構36が
伸びた状態となり、この時、風車20(回転体31)は移動
溝16に沿って図2に示すように左側(すなわち外側)へ
移動する。
【0031】上方右の風車21も、前記上方左の風車20と
同様の構成である。但し、この場合、駆動手段は左側方
に連結し、ソレノイドONで風車21を右側(すなわち外
側)へ移動するよう構成される。
【0032】また、下方左の風車22は、前記上方左の風
車20と同様で、ソレノイドONで左側(すなわち外側)
へ移動するよう構成され、下方右の風車23は、前記上方
右の風車21と同様で、ソレノイドONで右側(すなわち
外側)へ移動するよう構成される。
【0033】そして、通常遊技中は、これら風車20、21
および22、23はいずれも、図1に示すように大入賞口に
近い中央側に寄った配置で、大当たりが発生すると、図
2に示すように大入賞口から離れた外側の位置へ移動す
る。
【0034】そして、通常の大当たり図柄(通常図柄)
での大当たりの場合は、大当たり遊技が終了した時に、
風車20、21および22、23は通常時の位置に戻る。
【0035】また、特定図柄(例えば「3」や「7」
等)での大当たりが発生した場合は、大当たりの発生と
同時に風車20、21および22、23は図2に示すように大入
賞口から離れた外側の位置へ移動し、大当たり終了後
も、風車20、21および22、23は引き続き大入賞口から離
れた外側の位置(始動口から離れた位置でもある)のま
まで、大当たり終了後の確率変動または時間短縮機能の
特典付与期間が終了するまで始動口から離れた外側の位
置に保持される。
【0036】こうして、風車20、21および22、23を外側
へ移動させることにより、大入賞口や始動口に入賞する
可能性が有る位置を落下している遊技球が、風車が有る
ために入賞の可能性が無くなる方向へ誘導されてしまう
のを極力防止することができ、大当たり発生時に、ま
た、特定図柄の大当たり発生から大当たり終了後の特典
付与の全期間にわたり、遊技者にとっての有利性が風車
によって阻害されないようにできる。
【0037】なお、通常図柄の大当たり発生時には、風
車20、21および22、23は通常時の位置から移動させず、
特定図柄での大当たりが発生した場合の大当たり終了後
の特典付与期間のみ、風車20、21および22、23を外側の
位置に移動させるなど、風車20、21および22、23の移動
は他に様々な態様が可能である。
【0038】図5に示す風車20Aは、前記上方左の風車
20の変形例である。この風車20Aは、やはり複数のベー
ンを有する回転体31を、ピン32で取付板33に回転自在に
取り付けるものであるが、取付板33の裏面に立設した取
付軸34には、モーター37とクランク機構38とからなる駆
動手段が連結され、モーター37によってクランク機構38
を回転作動させ、取付板33ごと回転体31を左右に移動さ
せるよう構成したものである。他の風車21および22、23
についても同様の変形例とすることが可能で、それによ
り、前述と同様に動作し、同じ効果を得るようにでき
る。
【0039】以上、第1種パチンコ機の場合を説明した
が、この発明は1種遊技機以外の遊技機にも適用できる
ことは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明による遊技機は、風車を移動させることができ、例え
ば、大当たり発生時や、大当たり終了後特典付与に期間
等、遊技者にとって有利性の高い遊技状態の発生時に、
その有利性が風車により阻害されないよう風車の位置を
変え、遊技球を遊技盤中央に配置されている始動口や大
入賞口側へ多く流下するようして、遊技の興趣を高める
ことができる。
【0041】そして、風車を移動させる駆動手段をソレ
ノイドとし、ソレノイドを用いて風車を移動させること
により、短時間の位置変化が可能となり、また、風車を
移動させる駆動手段をモーターとした場合には、複数段
階に風車を移動させることが可能で、複数の遊技状態を
演出することができ、遊技の興趣を一層高めるようにで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の遊技機の通常遊技時の
遊技盤面配置図である。
【図2】この発明の実施の形態の遊技機の風車移動時の
遊技盤面配置図である。
【図3】この発明の実施の形態のソレノイドを駆動源と
する駆動手段により移動可能とした風車装置の通常時の
斜視図(a)およびソレノイド作動時の斜視図(b)で
ある。
【図4】この発明の実施の形態のソレノドを駆動源とす
る駆動手段により移動可能とした風車装置の分解斜視図
である。
【図5】この発明の実施の形態のモーターを駆動源とす
る駆動手段により移動可能とした風車装置の通常時の斜
視図(a)およびモーター作動時の斜視図(b)であ
る。
【符号の説明】
3 遊技領域 5 特別図柄表示装置 8 普通電動役物 9 特別電動役物 16、17、18、19 移動溝 20、21、22、23 風車 31 回転体 32 ピン 33 取付板 34 取付軸 35 ソレノイド 36 リンク機構 37 モーター 38 クランク機構

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に配置され、衝突する遊技球を
    左右に振り分けつつ回転する風車を備えた遊技機におい
    て、 前記風車を遊技者にとって有利性が異なる位置に移動可
    能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 所定条件成立時に前記風車を遊技者にと
    って有利性の高い位置へ移動させることを特徴とする請
    求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技者にとって有利性が異なる位置に移
    動可能とした風車を複数備え、所定条件成立時に、遊技
    状態に応じて前記複数の風車のうちの少なくとも一つを
    遊技者にとって有利性の高い位置へ移動させることを特
    徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記所定条件は、所定の始動領域を遊技
    球が通過することにより作動を開始し所定時間図柄を変
    動表示した後に変動を停止して確定した図柄を表示する
    当該遊技機の図柄表示装置により、大当たり態様の図柄
    が確定表示されて、大入賞口が開放される大当たりの発
    生であり、該大当たりの発生時に、前記風車を、通常遊
    技中よりも遊技球が前記大入賞口側に多く流下する方向
    へ移動させることを特徴とする請求項2または3記載の
    遊技機。
  5. 【請求項5】 前記大当たりの発生時に、当該大当たり
    が終了するまでの間、前記風車を、通常遊技中よりも遊
    技球が前記大入賞口側に多く流下する方向へ移動させる
    ことを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記所定条件は、所定の始動領域を遊技
    球が通過することにより作動を開始し所定時間図柄を変
    動表示した後に変動を停止して確定した図柄を表示する
    当該遊技機の図柄表示装置により、大当たり態様の図柄
    の中の特定図柄が確定表示されて、大入賞口が開放され
    る大当たりが発生し、該大当たり終了後に確率変動また
    は時間短縮機能の特典が付与される大当たり終了後特典
    の付与であり、 該大当たり終了後特典の付与時に、前記風車を、通常遊
    技中よりも遊技球が前記始動領域側に多く流下する方向
    へ移動させることを特徴とする請求項2または3記載の
    遊技機。
  7. 【請求項7】 前記所定条件は、所定の始動領域を遊技
    球が通過することにより作動を開始し所定時間図柄を変
    動表示した後に変動を停止して確定した図柄を表示する
    当該遊技機の図柄表示装置により、大当たり態様の図柄
    の中の特定図柄が確定表示されて、大入賞口が開放さ
    れ、該大当たり終了後に確率変動または時間短縮機能の
    特典が付与されることになる、特定図柄による大当たり
    の発生であり、 該大当たりの発生時に、当該大当たりが終了するまでの
    間、前記風車を、通常遊技中よりも遊技球が前記大入賞
    口側に多く流下する方向へ移動させ、該大当たり終了
    後、引き続き前記風車を、通常遊技中よりも遊技球が前
    記始動領域側に多く流下する方向へ移動させることを特
    徴とする請求項2または3記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記大当たり終了後特典の付与時に、次
    回の大当たりが発生するまでの間、前記風車を、通常遊
    技中よりも遊技球が前記始動領域側に多く流下する方向
    へ移動させることを特徴とする請求項6または7記載の
    遊技機。
  9. 【請求項9】 前記大当たり終了後特典の付与時に、前
    記始動領域を遊技球が通過することにより作動開始する
    前記図柄表示装置の作動回数が所定回数となるまでの
    間、前記風車を、通常遊技中よりも遊技球が前記始動領
    域側に多く流下する方向へ移動させることを特徴とする
    請求項6または7記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記風車を移動させる駆動手段を備え
    たことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1
    項に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記駆動手段はソレノイドを駆動源と
    することを特徴とする請求項10記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記駆動手段はモーターを駆動源とす
    ることを特徴とする請求項10記載の遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282528A (ja) * 2001-03-28 2002-10-02 Kyoraku Sangyo 遊技媒体交換装置
JP2007044370A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
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