JP2005065926A - パチンコ遊技機及び入賞装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤上の遊技領域を圧迫せずに良好に遊技球を入賞動作させる入賞装置を設置して、パチンコ遊技の遊技性を向上させることができるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ遊技機は、遊技盤1上の遊技領域3内の略中央に配置され、図柄を変動表示する図柄変動表示装置4と、図柄変動表示装置4の変動図柄が予め決められた図柄に揃って停止したときに発生する大当りを確定するために、遊技領域3内に配置される入賞装置20と、入賞装置20内の特定入賞口に遊技球が入賞して大当りが確定したとき、多数の遊技球の入賞を可能とするように動作する電動入賞装置7と、を備えている。入賞装置20は縦に細長く形成されると共に、遊技領域3内の左側または右側の端部に沿って配設され、入賞装置20内には遊技球を停留させ複数の停留部が階段状に配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技球を停留させる停留部を設けた入賞装置を有するパチンコ遊技機及びその入賞装置に関する。
従来、3種のパチンコ遊技機として、大当り権利発生用の入賞装置を備えたパチンコ遊技機が、下記特許文献1などで知られている。この種のパチンコ遊技機は、遊技球が始動入賞口に入賞すると、図柄変動表示装置の図柄が変動表示され、その図柄が例えば予め決められた「777」などの図柄に揃って停止した場合、特定入賞口の開閉扉が開放され、特定入賞口に入った遊技球が特定入賞口内に設けられた権利確定用入賞口に入賞した場合、所謂大当りの権利が確定する。そして、遊技球が権利確定用入賞口に入賞して大当りの権利が確定すると、電動入賞装置が作動し、電動入賞装置の回転チャッカーに遊技球が入った後、回転チャッカーの回転によって遊技球がその下方の特別入賞口に誘導されて入賞する。そして、この遊技球の特別入賞口への入賞により、電動チューリップの羽根が開放され、多くの遊技球の入賞を可能とするものである。
しかし、この種の3種パチンコ遊技機の特定入賞口に使用される入賞装置は、遊技規則により、権利確定用入賞口への入賞確率が概ね1/3の確率となるように形成する必要があり、さらに、1個目、2個目の遊技球が到来した場合には権利確定用入賞口には入賞せず、3個目の遊技球が到来した場合に、必ず権利確定用入賞口に入賞する入賞装置が使用されていたが、この種の入賞装置を使用したパチンコ遊技機では、遊技者の射幸心の観点から入賞確率をそれ未満に下げる必要があった。
そこで、従来のパチンコ遊技機においては、特定入賞口の入賞装置として、例えば、遊技盤の下部に横長で大形の入賞装置を装着した構造のものが開発され、下記特許文献2などで知られている。
特開平9−285631号公報 特開平9−10392号公報
しかし、近年のパチンコ遊技機では、遊技盤の中央に大形の図柄変動表示装置が配置される傾向にあるため、その下部にさらに大形の特定入賞装置を配置した場合、遊技球が転動する遊技領域が狭められ、パチンコ遊技の面白さ及びその興趣が低下する問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、遊技盤上の遊技領域を圧迫せずに良好に遊技球を入賞動作させる入賞装置を設置して、パチンコ遊技の遊技性を向上させることができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。さらに、本発明は、狭いスペースに設置することができると共に、権利確定用入賞口などの特定の入賞口に適度な確率で遊技球を入賞させることができる入賞装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のパチンコ遊技機は、遊技盤上の遊技領域に配置され、図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、該図柄変動表示装置の変動図柄が予め決められた図柄に揃って停止したとき開放される入賞装置と、を備えたパチンコ遊技機において、前記入賞装置は縦に細長く形成されると共に、遊技領域内の左側または右側の端部に沿って配設され、該入賞装置内には遊技球を停留させる複数の停留部が階段状に配設されたことを特徴とする。
また、請求項2のパチンコ遊技機は、遊技盤上の遊技領域に配置され、図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、該図柄変動表示装置の変動図柄が予め決められた図柄に揃って停止したときに開放される入賞装置と、を備えたパチンコ遊技機において、入賞装置は縦に細長く形成されると共に、遊技領域内の左側または右側の端部に沿って配設され、該入賞装置内には遊技球を停留させる停留部を含む複数の入賞室が階段状に配設されたことを特徴とする。
ここで、上記パチンコ遊技機においては請求項3のように、上記入賞装置内に特定入賞口用停留部が設けられ、該特定入賞口停留部に遊技球が入って停留した後、前記特定入賞口に入賞するように構成することができる。
さらに、請求項4のように、上記入賞装置には停留用ストッパが設けられ、該入賞装置の入賞口の電動羽根が開放状態のとき、該停留用ストッパが作動して遊技球の停留を可能とし、該電動羽根が閉じたとき、該停留用ストッパが非停留状態となって、該停留部の遊技球を排出させ或いは前記特定入賞口に入賞させるように構成することができる。
さらに、請求項5のように、上記遊技領域の側部を装飾するための装飾用ランプを、上記入賞装置と一体に設けることができる。
一方、上記目的を達成する本発明の請求項6の入賞装置は、遊技球を停留させる停留部を有したパチンコ遊技機用の入賞装置において、上部に電動羽根を設けた入賞口が形成され、装置内部に複数の停留部が階段状に配設され、該階段状の停留部の上方に遊技球を振分ける振分け通路が設けられ、該複数の停留部には最下段の停留部として特定入賞口用停留部が設けられ、該特定入賞口停留部の下方に特定入賞口が設けられたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項7の入賞装置は、遊技球を停留させる停留部を有したパチンコ遊技機用の入賞装置において、上部に電動羽根を設けた入賞口が形成され、装置内部に停留部を含む複数の入賞室が階段状に配設され、該階段状の入賞室の上方に遊技球を振分ける振分け通路が設けられ、該複数の入賞室には停留部として特定入賞口用の特定入賞口停留部が設けられ、該特定入賞口停留部の下方または後方に特定入賞口が設けられたことを特徴とする。
ここで、上記入賞装置においては請求項8のように、上記停留部に停留用ストッパが設けられ、上記入賞口の電動羽根が開放状態のとき、該停留用ストッパが作動して遊技球の停留を可能とし、該電動羽根が閉じたとき、該停留用ストッパが非停留状態となって、該停留部の遊技球を排出させ或いは上記特定入賞口に入賞させるように構成することができる。
上記請求項1または2のパチンコ遊技機では、入賞装置が縦に細長く形成されると共に、遊技領域内の左側または右側の端部に沿って配設したから、遊技領域の中央に大形の図柄変動表示装置が配置される場合であっても、遊技球が転動する例えば下部の遊技領域を比較的広く確保することができ、遊技領域が圧迫されることを低減し、パチンコゲームの良好なゲーム性を確保することができる。また、入賞装置内部には、複数の停留部が階段状に配置されるため、例えば、最下段の停留部として特定入賞口用停留部を設け、特定入賞口停留部に遊技球が入って停留した後、特定入賞口に入賞するように構成することにより、複数の停留部に遊技球が停留する順番に拘わらず、特定入賞を可能とすることができ、また、その入賞確率は遊技者の不利にならないように設定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤1の正面図を示している。図において、遊技盤1の盤面には、遊技領域3が外レール2aと内レール2bによって区画されて形成され、打球発射装置によって発射された遊技球を遊技領域3内に導き、遊技球を各種の方向に落下させるための多数の釘、風車、各種入賞口が遊技領域内に配設されている。
さらに、遊技盤1の遊技領域3内の中央上部に、図柄変動表示装置4が配置されている。図柄変動表示装置4には、例えばフルカラーの液晶ディスプレイが設けられ、始動入賞時に例えば3列の図柄が上から下に流れるように表示され、予め決められた図柄(例えば「777」)に揃って停止したとき、所謂大当り状態とされる。また、遊技領域3の図柄変動表示装置4の下方に、始動入賞を生じさせるための始動入賞ゲート5が配設され、その下方には普通入賞口6が配設されている。
さらに、遊技領域3内の右側に、電動入賞装置7が配設されている。この電動入賞装置7は、大当りが確定したときに動作する装置であり、上部に配置された回転チャッカー8と、その下部に配置された回転体下入賞口10と、その下方に配置された電動チューリップ(チューリップ形電動入賞器)11とから構成される。回転チャッカー8は、遊技球を保持する凹部を設けた回転体9を、回転駆動可能に有しており、低速(例えば約6rpm)で回転する。回転チャッカー8は、回転体9の凹部が上部位置にあるときに、遊技球がその凹部に入ると、それを180度回転移動させ、真下に位置する回転体下入賞口10に遊技球を導入するように動作する。そして、回転体下入賞口10に遊技球が入賞すると、その下方に位置する電動チューリップ11の開閉部材(電動羽根)が所定時間(例えば9.5秒間)、或いは所定数の遊技球がそこに入賞するまで開放される。
一方、遊技盤1の遊技領域3内の左側には、大当りを確定するための入賞装置20が、内レール2bの右側に沿った位置に配設されている。この入賞装置20は、図2〜図5に示すように、全体が縦型に形成され、内部には入賞した遊技球を停留さるための3つの停留部が設けられると共に、入賞した入賞球の一部を大当り確定用に入賞させるための特定入賞口26が設けられている。
すなわち、縦型に形成されたこの入賞装置20の入賞口は上端部に形成され、その入賞口には電動羽根21が90度回動して開閉動作するように軸支されている。また、その入賞口の真下には、入賞球を検出するための入賞口検出器30が配設されている。電動羽根21にはリンク機構21bが連結され、そのリンク機構21bを駆動する電磁ソレノイド21aが入賞装置20の背面側に取り付けられ、電磁ソレノイド21aのプランジャの引き戻し動作により電動羽根21が開放される。
図5に示すように、入賞装置20の内部の入賞口から下方にかけて、縦方向に振分け通路22が入賞球を特定入賞口に導入するか否かを振分けるために、形成される。そして、この振分け通路22の下側に、遊技球を停留させるための第1停留部23、第2停留部24、及び特定入賞口用停留部25が、階段状に設けられる。これらの停留部は、上下に段違い状に形成され、第1停留部23が上位置に、第2停留部24が中間位置に、そして特定入賞口用停留部25が下位置に配置される。また、第1停留部23と第2停留部24は遊技球を下側から受けるように椀形に形成され、特定入賞口用停留部25は縦通路の一部で特定ストッパ28cにより遊技球を停留させるように形成される。
また、第1停留部23と第2停留部24は、その背面側に円形の開口部が形成され、第1、第2ストッパ28a,28bが停留位置にない場合は、その開口部を通して遊技球が排出口27に排出され、第1、第2ストッパ28a,28bの停留動作により、遊技球を停留位置に停留可能に形成されている。また、特定入賞口用停留部25の背面側にも、排出口27に通じる開口部が形成されている。この特定入賞口用停留部25の背面側の開口部は大きく形成され、この停留部25に既に遊技球が停留している状態で、さらに遊技球がこの位置に落下した場合、その開口部から排出口に導かれるようにしている。
停留用ストッパ28は停留部の下側で図5の左右方向に移動可能に配設され、そこには、第1停留部23に進入可能に第1ストッパ28aが設けられ、第2停留部24に進入可能に第2ストッパ28bが設けられ、さらに、特定入賞口用停留部25に進入可能に特定ストッパ28cが設けられる。この停留用ストッパ28は、入賞装置20の背面側に配設した電磁ソレノイド28dによって停留位置に突き出し動作するように、リンク機構28eに連結され、リンク機構28eは電磁ソレノイド28dのプランジャは連結されている。
特定入賞口停留部25の下側は、特定入賞口26に連通しており、特定入賞口停留部25に遊技球が停留しているとき、停留用ストッパ28が停留を解除した場合、遊技球はそのまま特定入賞口26を通過する構造である。そして、特定入賞口26にはそこを通過する遊技球を検出するための特定入賞口検出器31が配設されている。入賞装置20の下部には、図1に示すように、装飾性を高めるために、装飾用ランプ39が内レールに沿って配置されるように取り付けられている。
パチンコ遊技機の制御部は、図6に示すように、マイクロコンピュータを基本構成要素として構成され、予めROM42に記憶されたプログラムデータに基づき、パチンコゲームの進行に伴う各種処理を実行するCPU41、プログラムデータなどの固定データを記憶するROM42、CPU41のワークエリアとして動作し、各種演算のための一時データの記憶エリアとなるRAM43、及び入出力回路44を備えて構成される。
入出力回路44には、出力装置として、上記の図柄変動表示装置4、電動チューリップ11、入賞装置20の電磁ソレノイド21a、28d、及び装飾用ランプ39などが接続され、入力装置として、普通入賞口6に入賞した遊技球を検出する普通入賞口検出器33、入賞装置20の入賞口に入賞した遊技球を検出する入賞口検出器30、入賞装置20の特定入賞口26に入賞した遊技球を検出する特定入賞口検出器31、始動入賞ゲート5を通過した遊技球を検出するゲート検出器32、電動入賞装置7の回転体下入賞口10に入賞した遊技球を検出する回転体下入賞口検出器34、及び電動チューリップ11に入賞した遊技球を検出するチューリップ入賞口検出器35が接続される。これらの遊技球の検出器としては、近接スイッチ等を使用することができる。
CPU41は、遊技の進行を総括的に制御する機能を有し、遊技球の入賞状況に応じて、図示しない賞球払出装置を制御して払出球の制御を行ない、遊技中に、始動入賞ゲート5に遊技球が入賞すると、図柄変動表示装置4のディスプレイに3列の図柄を変動表示させ、それらの図柄が予め決められた図柄に揃って停止したとき、大当り発生として、左側の入賞装置20における上部入賞口の電動羽根21を開放するように制御を行う。
さらに、CPU41は、入賞装置20内の特定入賞口26に遊技球が入賞したとき、大当りの権利が確定したと判断し、右側の電動入賞装置7を動作させ、回転チャッカー8の回転体9を低速で回転させ、この回転チャッカー8の動作により、回転体9の凹部に遊技球が保持されて180度回転した後、真下の回転体下入賞口10に遊技球が入賞したとき、電動チューリップ11を開放して多くの遊技球の入賞を可能とするように制御する。
次に、上記構成のパチンコ遊技機の動作を、入賞装置20の動きを中心に説明する。CPU20は、遊技中に、遊技球が始動入賞ゲート5に入り、ゲート検出器32によってそれが検出されると、図柄変動表示装置4のディスプレイに3列の図柄を上から下に流れるように変動表示させる。そして、その変動図柄が予め決められた図柄(例えば「777」)に揃って停止したとき、入賞装置20の上部入賞口の電動羽根21を開放させる。
この電動羽根21の開放によって、多くの遊技球が入賞装置20内に入賞可能な状態となり、入賞した遊技球は、入賞口検出器30によって普通入賞を検出される。さらに、入賞した遊技球は、縦方向の振分け通路22を通過して下方に進みながら、3つの停留部に振分けられて停留し、そこで遊技球は、特定入賞口26に入賞するか、或いはそのまま排出されるかの振分けが行われる。
すなわち、入賞装置20に入賞した遊技球は、図7に示すように、振分け通路22を下降しながら、階段状に形成された最上段の第1保留部23、中間の第2保留部24、そして最下段の特定入賞口用停留部25に振分けられるように落下し、第1保留部23、第2保留部24、または特定入賞口用停留部25の何れかに入って停留する。つまり、振分け通路22内に入った遊技球は通路を落下しながら停留部の端部などに当たって跳ねながら下降し、図8のように、遊技球が第1停留部23に停留するか、図9のように、遊技球が第2停留部24に停留するか、図10のように、遊技球が特定入賞口用停留部25に停留するか、の何れかに振分けられる。
なお、電動羽根21が開放動作したとき、停留用ストッパ28が電磁ソレノイド28dの作動により停留部内に押し出され、第1ストッパ28a、第2ストッパ28b、特定ストッパ28cが遊技球を停留可能な位置に突出する。
このとき、図8のように、遊技球が例えば第1停留部23に停留したとする。そしてこの状態で、次の遊技球が入賞装置20に入賞した場合、図8に示すように、遊技球は第2停留部24に入って停留するか、或いは特定入賞口用停留部25に入って停留するかの状態となる。
一方、図9のように遊技球が例えば第2停留部24に停留し、次の遊技球が入賞装置20に入賞した場合、図9に示すように、遊技球は第1停留部23に入って停留するか、或いは特定入賞口用停留部25に入って停留するかの状態となる。また、図10のように遊技球が例えば特定入賞口用停留部25に停留し、次の遊技球が入賞装置20に入賞した場合、図10に示すように、遊技球は第1停留部23に入って停留するか、第2停留部24に入って停留するか、或いは特定入賞口用停留部25の背面側の排出口27から排出される状態となる。このように、入賞装置20に入賞した遊技球は、最初の遊技球が特定入賞口用停留部25に停留される場合があり、2番目に入賞した遊技球が特定入賞口用停留部25に停留される場合もあるのである。
一方、図11のように遊技球が例えば第1停留部23と第2停留部24に停留した状態で、3番目の遊技球が入賞装置20に入賞した場合、図11に示すように、遊技球は最下段の特定入賞口用停留部25に誘導され、その特定入賞口用停留部25に入って停留することになる。このように、遊技球が第1停留部23と第2停留部24に停留した状態となれば、次に入賞した遊技球は高い確率で特定入賞口用停留部25に誘導されそこに停留される。
このような入賞装置20の電動羽根21の開放は、例えば5秒間或いは例えば3個の入賞球が入賞するまで継続され、そしてその時点で閉じられ、この時、停留用ストッパ28による停留動作が終了して、第1、第2ストッパ28a,28b、特定ストッパ28cが非停留位置に戻される。これにより、図12に示すように、第1停留部23、第2停留部24に停留していた入賞球は排出口27から排出され、一方、特定入賞口用停留部25に停留していた入賞球はその下方の特定入賞口26に入り、特定入賞口検出器31によって、それが検出され、大当りの権利が確定する。
このように、特定入賞口用停留部25に遊技球が停留していた場合には、特定入賞口26への入賞が生じて、大当りの権利が確定するが、入賞装置20の入賞口が開放されて所定時間が経過するまでに或いは所定数の遊技球が入賞するまでに特定入賞口用停留部25に遊技球が停留しない場合は、特定入賞口26に入賞することができず、偶然性がその入賞に少なからず反映するが、特定入賞口用停留部25に停留する遊技球がない場合、3個目の入賞球は非常に高い確率で特定入賞口用停留部25に停留するため、遊技者にとって不利となることはなく、パチンコの良好なゲーム性を楽しむことができる。
そして、遊技球が特定入賞口26に入賞して大当りの権利が確定すると、右側の電動入賞装置7が作動し、回転チャッカー8の回転体9が低速で回転する。回転チャッカー8の回転体9の凹部が真上に位置したとき、発射された遊技球がその凹部内に入ると、回転体9は凹部に遊技球を保持した状態で180度回転し、そのとき、凹部内の遊技球は略真下に落下し、その真下に位置する回転体下入賞口10に遊技球が入賞する。
この遊技球は回転体下入賞口検出器34によって検出され、このとき、CPU41はその下方に位置する電動チューリップ11を開放して多くの遊技球の入賞を可能とするように制御する。電動チューリップ11は所定時間(例えば9.5秒)或いは10個の入賞球が入るまで継続して開放され、その時点で1ラウンドが終了し、例えば最大16ラウンドまで上記の動作が繰り返される。
つまり、各ラウンドが終了すると、再び電動入賞装置7の回転チャッカー8が動作して、回転体9が低速で回転し、回転体9の凹部に遊技球が入ると、180度回転したときに、遊技体が真下の回転体下入賞口10に入って入賞し、それが回転体下入賞口検出器34により検出されると、電動チューリップ11が所定時間或いは10個の入賞球が入るまで開放され、多くの遊技球が入賞可能な状態となる大当り状態が継続することになる。
なお、上記実施形態の入賞装置20内には停留部を階段状に3個設けたが、同様な階段状に2個或いは4個設けることもできる。また、入賞装置内に複数の停留部を設ける代わりに、入賞球が通過する複数の入賞室を階段状に設け、その入賞室の一部に停留部を形成することもできる。また、上記実施形態では、入賞装置20を大当りの権利確定用の装置として使用したが、通常の入賞口として使用することもできる。また、上記入賞装置20は遊技領域内の左側の端部に沿って配設したが、右側の端部に配設することもできる。その場合、電動入賞装置7は遊技領域の左側などに配置すれば良い。
以上説明したように、本発明のパチンコ遊技機によれば、入賞装置が縦型で細長く形成されるため、例えば遊技盤の遊技領域における向かって左側の狭い空間つまり内レールに沿った縦長の細長い空間に入賞装置を配置することができ、大形のディスプレイを有する図柄変動表示装置が遊技盤の中央に配置された場合であっても、従来の横長で大形の入賞装置に比べ、遊技領域を圧迫することがなく、充分な広さの遊技領域(遊技球が転動する領域)を確保して、遊技球が広い範囲で転動し得る良好なパチンコゲームを行うことができる。
また、本入賞装置によれば、遊技球を停留する停留部が階段状に設けられるため、入賞装置全体の形状を縦型につまり縦長に細く形成することができ、さらに、装置内に設けた特定入賞口には、入賞順序に拘わりなく、1番目、2番目を含め全ての入賞球に特定入賞口への入賞が可能となり、階段状の停留部の全てに遊技球が停留した状態では、ほぼ確実に特定入賞が得られるため、遊技者は充分にパチンコゲームを楽しむことができる。
本発明の一実施形態を示すパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 遊技盤上の入賞装置20の斜視図である。 同入賞装置20の背面側からの斜視図である。 入賞装置20の右側面図である。 図4のV-V断面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 入賞装置20の電動羽根が開いて遊技球が入賞する際の動きを示す断面図である。 第1停留部に遊技球が停留したときの遊技球の動きを示す断面図である。 第2停留部に遊技球が停留したときの遊技球の動きを示す断面図である。 特定入賞口用停留部に遊技球が停留したときの遊技球の動きを示す断面図である。 第1停留部及び第2停留部に遊技球が停留したときの遊技球の動きを示す断面図である。 電動羽根が閉じて停留用ストッパが非停留側に動作したときの遊技球の動きを示す断面図である。
符号の説明
1−遊技盤
3−遊技領域
4−図柄変動表示装置
7−電動入賞装置
20−入賞装置
21−電動羽根
22−振分け通路
23−第1停留部
24−第2停留部
25−特定入賞口用停留部
26−特定入賞口
27−排出口
28−停留用ストッパ

Claims (8)

  1. 遊技盤上の遊技領域に配置され、図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、該図柄変動表示装置の変動図柄が予め決められた図柄に揃って停止したときに開放される入賞装置と、を備えたパチンコ遊技機において、
    前記入賞装置は縦に細長く形成されると共に、遊技領域内の左側または右側の端部に沿って配設され、該入賞装置内には遊技球を停留させる複数の停留部が階段状に配設されたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技盤上の遊技領域に配置され、図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、該図柄変動表示装置の変動図柄が予め決められた図柄に揃って停止したときに開放される入賞装置と、を備えたパチンコ遊技機において、
    前記入賞装置は縦に細長く形成されると共に、遊技領域内の左側または右側の端部に沿って配設され、該入賞装置内には遊技球を停留させる停留部を含む複数の入賞室が階段状に配設されたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 前記入賞装置内には特定入賞口用停留部が設けられ、該特定入賞口停留部に遊技球が入って停留した後、前記特定入賞口に入賞することを特徴とする請求項1または2記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記入賞装置には停留用ストッパが設けられ、該入賞装置の入賞口の電動羽根が開放状態のとき、該停留用ストッパが作動して遊技球の停留を可能とし、該電動羽根が閉じたとき、該停留用ストッパが非停留状態となって、該停留部の遊技球を排出させ或いは前記特定入賞口に入賞させることを特徴とする請求項3記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記遊技領域の側部を装飾するための装飾用ランプが前記入賞装置と一体に設けられたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  6. 遊技球を停留させる停留部を有したパチンコ遊技機用の入賞装置において、
    上部に電動羽根を設けた入賞口が形成され、装置内部に複数の停留部が階段状に配設され、該階段状の停留部の上方に遊技球を振分ける振分け通路が設けられ、該複数の停留部には最下段の停留部として特定入賞口用停留部が設けられ、該特定入賞口停留部の下方に特定入賞口が設けられたことを特徴とする入賞装置。
  7. 遊技球を停留させる停留部を有したパチンコ遊技機用の入賞装置において、
    上部に電動羽根を設けた入賞口が形成され、装置内部に停留部を含む複数の入賞室が階段状に配設され、該階段状の入賞室の上方に遊技球を振分ける振分け通路が設けられ、該複数の入賞室には停留部として特定入賞口用の特定入賞口停留部が設けられ、該特定入賞口停留部の下方または後方に特定入賞口が設けられたことを特徴とする入賞装置。
  8. 前記停留部には停留用ストッパが設けられ、前記入賞口の電動羽根が開放状態のとき、該停留用ストッパが作動して遊技球の停留を可能とし、該電動羽根が閉じたとき、該停留用ストッパが非停留状態となって、該停留部の遊技球を排出させ或いは前記特定入賞口に入賞させることを特徴とする請求項6または7記載の入賞装置。
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