JP2002066021A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2002066021A
JP2002066021A JP2000252971A JP2000252971A JP2002066021A JP 2002066021 A JP2002066021 A JP 2002066021A JP 2000252971 A JP2000252971 A JP 2000252971A JP 2000252971 A JP2000252971 A JP 2000252971A JP 2002066021 A JP2002066021 A JP 2002066021A
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JP2000252971A
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English (en)
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Masahiro Mizuno
雅裕 水野
Masayuki Shigeta
正幸 繁田
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別遊技作動後の客付きが良く、しかも変化
に富んだ遊技態様を生じ得るパチンコ遊技機を提供す
る。 【解決手段】 特別遊技作動終了後に所定変動回数以内
に大当たりとなると、所定の利得要素からなる付加利得
モードを実行するようにしたから、早期の大当たり発生
の可能性が高まり、遊技者は特別遊技作動終了後にあっ
ても、次の大当たりへの新たな期待を抱き易く、機台の
客付きが良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図柄表示装置を備え、
該図柄表示装置の確定図柄態様が所定の当り図柄態様で
ある場合に、遊技者に有利な作動を発生させるようにし
たパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図柄を変動表示する図柄表示装置と、球
通過を検知する図柄始動領域とを遊技盤面に備え、図柄
始動領域への球通過を契機として、図柄表示装置の表示
図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定
図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に
利得をもたらす特別遊技作動を発生させるようにしたパ
チンコ遊技機は、種々提案されている。これらは、いわ
ゆる第1種パチンコ遊技機,及び第3種パチンコ遊技機
がある。
【0003】一方、第1種パチンコ遊技機及び第3種パ
チンコ遊技機にあっては、所定条件が充足すると、図柄
表示装置の変動開始から図柄確定に至る図柄変動時間を
短縮するようにしたり、当り発生確率を低確率から、高
確率に移行する構成が提案されている。ここで、図柄表
示装置の変動開始から図柄確定に至る図柄変動時間を短
縮する場合にあって、図柄始動領域に球が入ると記憶さ
れ、その記憶消化に伴って変動表示するが、かかる記憶
数は通常4個が限度であり、記憶満杯時に始動領域を通
過しても、有効とはならないが、上述したようにその変
動時間が短くなると、記憶消化が迅速に為されて、無駄
な始動領域通過がなくなり、遊技者にとって有利とな
る。このように昨今のパチンコ遊技機にあっては、遊技
者の受ける利得を、種々変化に富んだものとして、顧客
吸引力を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来構成にあっては、特定の図柄で当りとなると、特別遊
技作動後に、特定の利得態様が一律に発生し、利得内容
が変化に乏しいという問題点があった。また、従来の構
成は、上述したように、特定の利得態様が一律に発生す
るものであるから、特別遊技作動前後では状況に変化が
無く、遊技者は特別遊技作動が終了すると、遊技を終了
して台を換える傾向がある。そこで客付きを良くする手
段として、大当たりの図柄により確率を変化させる構成
も提案されているが、これは次回の大当たりまで、この
高確率は継続するものであるから、大当たり間での変化
に乏しい。本発明は、特別遊技作動後の客付きが良く、
しかも変化に富んだ遊技態様を生じ得るパチンコ遊技機
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
に、図柄を変動表示する図柄表示装置と、球通過を検知
する図柄始動領域とを遊技盤面に備え、図柄始動領域へ
の球通過を契機として、図柄表示装置の表示図柄を変動
させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が
所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもた
らす特別遊技作動を発生させるようにしたパチンコ遊技
機において、特別遊技作動終了後に所定変動回数以内に
大当たりとなると、所定の利得要素からなる付加利得モ
ードを実行するようにしたことを特徴とするものであ
る。かかる構成にあっては、特別遊技作動が実行された
後、比較的早く大当たりとなると、所定の利得要素から
なる付加利得モードが実行されるため、さらに大当たり
となり易くなる。
【0006】また特別遊技作動終了後で、図柄表示装置
の所定変動回数以内で、所定の利得要素からなる付加利
得モードを実行するとともに、特別遊技作動終了後に所
定変動回数以内に大当たりとなると、次回の特別遊技作
動終了後には、さらに利得の高い付加利得モードが実行
されるようにした構成が提案される。
【0007】かかる構成にあっては、特別遊技作動終了
後に所定変動回数以内の大当たりが連続すると、付加利
得モードが実行されて大当たりとなり易くなり、これに
より大当たりとなると、さらにより利益の高い付加利得
モードとなる。即ち、この循環が断ち切られずに続く
と、遊技者は急峻に大きな利得を得ることができる。
【0008】このように本発明にあっては、遊技者は早
期の大当たりを求めるという新たな願望を抱くこととな
って、遊技の面白さが向上することとなる。
【0009】ここで、かかる構成は、種々の特別図柄を
変動表示する特別図柄表示装置と、球通過を検知する特
別図柄始動領域とを備え、特別図柄始動領域への球通過
を契機として、特別図柄表示装置の特別図柄を変動させ
た後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定
の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす
作動を発生させるようにすると共に、特別図柄始動領域
を開放制御する普通電動役物を備え、さらに、種々の普
通図柄を変動表示する普通図柄表示装置と、遊技球の通
過を検知する普通図柄始動スイッチを具備する普通図柄
始動領域とを備え、普通図柄始動スイッチからの球検知
信号の発生に基づき、普通図柄表示装置の普通図柄を変
動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様
が所定の当り図柄態様である場合に、普通電動役物を開
放駆動するようにしたパチンコ遊技機に適用される。こ
れはいわゆる第1種パチンコ遊技機である。
【0010】そして、かかる第1種パチンコ遊技機にあ
って、特別遊技作動終了後に実行される付加利得モード
を構成する利得要素が、特別図柄表示装置の変動開始か
ら図柄確定に至る図柄変動時間,普通図柄表示装置の変
動開始から図柄確定に至る図柄変動時間,特別図柄表示
装置の当り発生確率,普通図柄表示装置の当り発生確
率,普通電動役物の開放時間のうちのいずれかであり、
付加利得モードがこれらのいずれか、又はその組み合わ
せにより構成されるものとすることができる。
【0011】ここで利得要素として変動時間の短縮とし
た場合には、その終了条件又は短縮時間に差異を生じさ
せることにより、利得程度の異なる多様な付加利得モー
ドを生成できる。同様に、図柄表示装置の当り発生確率
とした場合には、その終了条件又は発生確率に差異を生
じさせることにより、利得程度の異なる多様な付加利得
モードを生成できる。(以下、他の構成にあっても同
じ)
【0012】また、上述の構成は、種々の図柄を変動表
示する図柄表示装置と、球通過を検知する図柄始動領域
と、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ球通
過可能な状態と不可能な状態とに変換する普通電動役物
とを備え、図柄始動領域への球通過を契機として、図柄
表示装置の図柄を変動させた後に確定表示するように
し、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合
に、普通電動役物を開放制御し、その特別作動領域への
球通過に伴って、遊技者に利得をもたらす作動を発生さ
せるようにしたパチンコ遊技機に適用される。これはい
わゆる第3種パチンコ遊技機である。
【0013】そして、かかる第3種パチンコ遊技機にあ
って、特別遊技作動終了後に実行される付加利得モード
を構成する利得要素が、図柄表示装置の変動開始から図
柄確定に至る図柄変動時間,図柄表示装置の当り発生確
率,普通電動役物の開放時間のうちのいずれかであり、
付加利得モードがこれらのいずれか、又はその組み合わ
せにより構成されるものとすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】いわゆる第1種パチンコ遊技機に
本発明を適用した一実施例を説明する。図1は、本発明
が適用されるパチンコ遊技機1を示し、その上部には枠
ランプ2aが取付けられている。また、遊技盤3の上部
コーナーにはコーナー用飾りLED2bが設けられ、レ
ールの内側に沿ってレール飾り用LED2cが設けられ
ている。これら装飾ランプ及びLED2a〜2cは、後
述するように付加利得モードのランクを報知する報知手
段としても用いられ得る。
【0015】図2は、パチンコ遊技機1の遊技盤3の正
面図であって、その遊技盤3の盤面中央には、図2で拡
大して示すように装着ケース(図示せず)の前部に固定
されたセンターケース4が配設され、該センターケース
4内に液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックス
または7セグメント指示器等からなる特別図柄表示装置
6が設けられる。この特別図柄表示装置6には三つの特
別図柄A,B,Cが横方向に並んで表示される。この特
別図柄A,B,Cは、「0」〜「9」等の数字からなる
図柄が表示される。
【0016】センターケース4の上部両側には4個のパ
イロットランプからなる始動記憶数表示装置8が設けら
れる。この始動記憶数表示装置8は、図3で示す記憶装
置RAMの一部領域により構成される始動記憶装置に記
憶された球数を表示する。さらに窓孔5上には、三個の
LEDからなる普通図柄表示装置10が配設される。こ
の三個のLEDは順次点滅して、種々の組み合わせの点
灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当り
状態の場合には、普通電動役物15を開放する。尚、こ
の普通図柄表示装置10としては、液晶表示器や一乃至
複数個の7セグメント指示器等により構成し、その表示
内容により、当り,はずれを決定するものであっても良
い。
【0017】センターケース4の両側には、普通図柄作
動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が設けられ、
遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート13,13に
内蔵された普通始動スイッチ(図3参照)から球検出信
号が発生すると、普通図柄表示装置10が図柄変動す
る。
【0018】また、普通図柄表示装置10の両側位置に
は、4個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶
数表示装置12が設けられ、前記普通図柄始動スイッチ
からの球検出信号が、所定数を上限として記憶装置RA
Mの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示す
る。
【0019】普通図柄表示装置10の表示結果が、上述
したような所定の当り状態の場合には、センターケース
4の直下位置に配設した普通電動役物15の開閉翼片1
6,16が通常時には0.2秒、後述する変動短縮作動
中は約2.0秒拡開して、図柄始動領域14の開口度を
拡開させ、球が入り易い状態に変換する。この普通電動
役物15の球入口は、特別図柄表示装置6を駆動するた
めの、始動領域となる。また、普通電動役物15内に
は、球検出構成を構成する光電スイッチ、リミットスイ
ッチ等の特別図柄始動スイッチ(図3参照)が備えら
れ、該始動スイッチによる球通過検知に伴って、特別図
柄表示装置6の特別図柄A,B,Cが変動表示し、所定
の図柄を停止表示することとなる。
【0020】前記普通電動役物15のさらに下方には、
特定領域25を有する大入賞口23を備え、蓋体24を
ソレノイド(図3参照)により開閉制御することにより
大入賞口23を開放状態と閉鎖状態のいずれかに変換す
る変動入賞装置22が配設されている。そして、特別図
柄表示装置6が所定の組み合わせで表示されると、当り
となると、蓋体24が開いて、その開放状態で蓋体24
上面が案内作用を生じて、大入賞口23へ遊技球を案内
すると共に、特定領域25に遊技球が入ると、連続開放
作動を生じて、遊技者に所定の利得が供される。
【0021】次に上記パチンコ遊技機1の作動につき説
明する。前記図柄始動領域14から遊技球が流入する
と、景品球の供給と共に特別図柄表示装置6が駆動す
る。尚、連続的に通過した場合には、始動スイッチによ
る球検出が始動記憶装置(RAM)に記憶され、その記
憶に基づいて上述のように始動記憶数表示装置8のLE
Dが順次点灯し、最高四回まで保留される。このLED
は図柄が変動開始する都度、消灯されて、記憶数が減少
する。
【0022】この特別図柄表示装置6が駆動すると、特
別図柄A,B,Cは図柄順列に従って変動開始し、通常
時には約6.5秒以上経過すると、特別図柄A,B,C
の順番に図柄変動が停止する。また時間短縮時には、約
3秒経過すると、特別図柄A,B,Cの順番に図柄変動
が停止する。そして、特別図柄A,B,Cが後述するよ
うに、同じ図柄の組み合わせになると、当りが発生し、
サウンドジェネレーター(図3参照)がファンファーレ
を発すると共に、変動入賞装置22のソレノイドが駆動
して、蓋体24が前方に傾動して大入賞口23が開放す
る。この開放は、約10個の遊技球が入賞するか、28秒
間が経過するまで継続される。また上述したように、大
入賞口23の特定領域25を通過した時は、連続駆動
し、その開放動作終了後に再び大入賞口23が開放す
る。この連続作動の回数は、初回開放を含め最高16回ま
でとする。
【0023】さらには、特別遊技終了後に、特別図柄
A,B,Cの変動回数が例えば50回までに再び大当た
りとなると、当り遊技の終了後、付加利得形態のランク
に従って、特別図柄表示器6の特別図柄A、B、Cの変
動時間が短縮される利得要素,普通図柄表示器10の普
通図柄の変動時間が短縮される利得要素が適宜に組み合
わさってなる付加利得モードが実行される。この作動は
更に変動回数50回以内に大当たりとなると、更に利益
の高い付加利得モードが実行される。
【0024】かかる制御態様につき詳細に説明する。上
述の特別図柄A,B,Cの図柄変動は、図3で示す中央
制御装置CPU等からなるマイクロコンピュータにより
構成される遊技制御装置で制御される。ここで、中央制
御装置CPUには記憶装置ROM及び記憶装置RAMが
接続される。この記憶装置RAMの記憶領域に、始動ス
イッチからの球検知信号が所定個数を限度として記憶さ
れる。
【0025】さらには記憶装置ROMには、0〜630
の631コマからなる当り特別乱数Kが格納される。そ
して、図柄始動領域14に球が入って、始動スイッチで
球検出されると、その時点における乱数値が選出され、
その内容が記憶装置RAMに記憶される。図柄が変動開
始すると、記憶内容を調べ、通常確率(低確率)の場合
には「7」,「315」の場合には当り、それ以外はハ
ズレとする。
【0026】また記憶装置ROMには、当り特別乱数K
の結果により選定される当り図柄乱数Lと、ハズレ図柄
乱数Ma ,Mb ,Mc が格納され、当り,ハズレに基づ
き停止図柄となる図柄を決定する。
【0027】さらにまた記憶装置ROMには、0〜28
のリーチ乱数Nが格納される。このリーチ乱数Nは、非
リーチ状態のときと異なる変動態様の特殊なリーチ変動
態様ア〜キを複数種類備えていることから、いずれのリ
ーチ変動態様でリーチ作動を行うかを決定するものであ
り、当り図柄の場合、及びハズレ図柄であってA=Bの
場合に選択される。この特殊変動態様としては、例え
ば、ロングリーチ,低速スクロール,逆走行,低速走行
からの加速度的停止,図柄の反転等の、種々の変動態様
がある。
【0028】次に、上述の各乱数を用いてなる、図柄表
示態様を説明する。まず、図柄始動領域14を球が通過
すると同時に当り特別乱数Kを選定し、当りまたはハズ
レを決定する。尚、この過程で、始動記憶数が満杯状態
(4個)となっている場合には、図柄始動領域14を球
が通過しても無効としたり、変動中の場合には、始動記
憶数を一個加算する等の処理が行なわれる。そして、こ
の図柄始動領域14への球通過、または始動記憶数の減
算に基づき特別図柄表示装置6が変動する。
【0029】そして、当り特別乱数KがK=7又は31
5の場合には当りとなり、始動スイッチからの球検知信
号の発生に伴って、又は始動記憶装置に記憶されている
場合にはその記憶消化に伴って、特別図柄A,B,Cを
変動させると共に、当り図柄乱数Lから値を選出して、
当り図柄を決定する。さらにはリーチ乱数Nを抽選し、
いずれの特殊変動態様でリーチ作動を行うかを決定す
る。ここで、当り図柄乱数Lは、0〜9の10コマから
なり、該コマに対応する当り図柄を選出する。
【0030】そして、かかる当り図柄乱数Lの抽選値に
基づき、特別図柄A,Bを順次循環変動して停止させ、
同一図柄となるようにしてリーチ状態とし、リーチ乱数
Nにより指定された所定の特殊動作形態を実行した後
に、特別図柄Cが図柄停止して、当り図柄乱数Lにより
あらかじめ決定された、下段に示す「1,1,1」、
「2,2,2」、「3,3,3」、「4,4,4」等の
数字からなる同一図柄の組み合わせを特別図柄A,B,
Cに表出し、当り図柄態様となるようにする。そして、
「当り」となって、上述の変動入賞装置22の作動が行
われることとなる。
【0031】一方、Kが当りコマでない場合には、ハズ
レとなり、特別図柄A,B,Cを変動させると共にハズ
レ図柄乱数Mc ,Mb ,Ma を順次選出し、特別図柄
A,B,Cをハズレ表示する。この時、ハズレ図柄乱数
Ma ,Mb から選出された図柄が、特別図柄A=Bとな
った場合には、リーチ作動を発生させるようにし、当り
図柄が得られた場合は、再度、ハズレ図柄乱数を選出し
直して、ハズレ図柄態様となるようにする。
【0032】さらに一方、始動記憶装置8の記憶消化に
伴って、特別図柄表示装置6を変動表示させる場合にあ
って、始動記憶装置8の始動記憶数には限度(通常4
個)があり、この個数を越えると、始動スイッチからの
球検知信号があっても、無効となる。
【0033】次に普通図柄作動につき説明する。遊技球
が普通図柄始動ゲート13を通過すると、該遊技球は普
通始動スイッチ(図3参照)で検出される。この普通始
動スイッチで球検出されると、普通図柄表示装置10の
普通図柄が変動する。この普通図柄は、3個のLEDで
構成される。
【0034】この普通図柄表示装置10が変動中、又は
普通電動役物15が開放中のときに、普通始動スイッチ
で球検出されると、普通始動記憶装置(RAM)にその
球検出が記憶され、記憶数の消化に伴って普通図柄始動
記憶数表示装置12のLEDが点灯し、普通図柄が変動
開始になる都度消灯されて、記憶個数が表示される。
尚、普通図柄始動記憶数表示装置12の最大記憶数は4
個であり、それ以上は無効とされる。
【0035】普通図柄表示装置10の変動停止後、又は
普通電動役物15の開放動作終了後に、普通始動記憶装
置(RAM)の始動記憶に基づいて普通図柄表示装置1
0は再び変動開始する。普通図柄表示装置10が変動開
始後、通常状態では、約30秒経過すると変動が停止
し、左右いずれかのLEDが1個でも点灯した状態であ
れば当りとなり、普通電動役物15が約0.2秒間開放
される。
【0036】一方、後述するように、普通図柄の変動短
縮作動が実行される場合があるが、その変動短縮作動中
においては、普通図柄表示装置10の変動時間は6秒と
なり、普通電動役物15の開放時間は2秒間に延長され
る。
【0037】普通図柄表示装置10が変動を停止したと
きに表示する図柄態様は、「0」から「22」までの2
3コマからなる記憶装置ROMに格納された普通図柄当
り乱数Pにより決定される。すなわち普通始動スイッチ
で球検知されると、普通図柄当り乱数Pから乱数値が選
出され、その内容が記憶されて、普通図柄表示装置10
が変動開始すると同時に、記憶した内容を調べ、「3」
〜「22」のいずれかであれば当りとしている。この当
りの場合は、当り普通図柄乱数Qにより停止態様を決定
し、中央のLEDが点灯した状態となる。ハズレの場合
は、両側のLEDが点灯した状態となる。
【0038】次に本発明の要部につき説明する。上述し
たように、特別遊技終了後に、特別図柄A,B,Cの変
動回数が例えば50回までに再び大当たりとなると、当
り遊技の終了後、付加利得形態のランクに従って、特別
図柄表示装置6の特別図柄A、B、Cの変動時間が短縮
される利得要素,普通図柄表示器10の普通図柄の変動
時間が短縮される利得要素が適宜に組み合わさってなる
付加利得モードが実行される。この作動は更に変動回数
50回以内に大当たりとなると、更に利益の高い付加利
得モードが実行される。
【0039】ここで図4で示すように、通常状態では、
0〜630の631コマからなる当り特別乱数Kのう
ち、「7」及び「315」のみが大当たりとなる通常確
率(2/631;低確率)が実行され、普通図柄の変動
固定時間(実際の変動時間から図柄合わせのための時間
を引いた一定時間)が約30秒、普通電動役物15の開
放時間が0.2秒となる。
【0040】そして大当たりによる特別遊技作動の終了
後、特別図柄表示装置6の変動回数が50回までは、付
加利得モード1が実行される。この付加利得モード1で
は、特別乱数Kのうち、「7」,「189」,「31
5」及び「521」が大当たりとなる高確率(4/63
1)が実行され、普通図柄の変動固定時間が6秒に短縮
され、普通電動役物15の開放時間が2秒となる。即
ち、特別図柄の当たり確率だけではなく、普通図柄の始
動記憶の消化が早くなって、普通図柄作動ゲート13を
通過した場合の無効球が少なくなって、普通図柄の当た
り頻度が向上し、さらにはこれに伴う普通電動役物15
の開放駆動にあっても、その開放時間が長くなり、特別
図柄の変動頻度が向上する。即ち、特別図柄表示装置6
の変動回数50回以内では、大当たりとなる可能性が飛
躍的に高まることとなる。
【0041】そしてこの変動回数50回以内で大当たり
となると、付加利得モード2が実行される。この付加利
得モード2は、付加利得モード1よりも、さらに利益の
高い付加利得が与えられる。
【0042】すなわち、この付加利得モード2では、特
別乱数Kのうち、「7」,「79」,「189」,「2
57」,「315」,「439」,「521」及び「6
01」が大当たりとなる最高確率(8/631)が実行
され、かつ付加利得モード1と同様に普通図柄の変動固
定時間が5秒に短縮され、普通電動役物15の開放時間
が3秒となる。しかもこの付加利得モード2の有効変動
回数は100回までとなる。
【0043】これ以降の各所定変動回数内の大当たりが
連続した場合(早期連続大当たり)には、有効変動回数
を150回に増やす等、さらに利得の高い付加利得モー
ドを実行しても良く、又は付加利得モード2をそのまま
継続実行するようにしても良い。
【0044】このように、特別遊技作動終了後に所定変
動回数以内の大当たりが連続すると、付加利得モードが
実行されて大当たりとなり易くされ、大当たりとなる
と、さらにより利益の高い付加利得モードとなるように
したから、この循環により、遊技者は急峻に大きな利得
を得ることができる。
【0045】付加利得モードに用いられるその他の利得
要素としては、特別図柄表示装置の変動開始から図柄確
定に至る図柄変動時間の短縮,普通図柄表示装置の当り
発生確率等が有り、上述の各利得要素と組合せて、更に
上位利得の付加利得モードを構成することができる。こ
こで特別図柄表示装置の変動開始から図柄確定に至る図
柄変動時間の短縮にあって、特別図柄表示装置6の特別
図柄A、B、Cの変動時間は、平均12秒であるが、変
動短縮される場合には、平均6秒となる。ここで特別図
柄表示装置6,普通図柄表示装置10のいずれも、その
始動領域に球通過にともなって、始動記憶されるがその
記憶数が限界値を越えると無効となる。この為、変動時
間が短い程、記憶消化が早まって、有利となる。
【0046】而して、かかる構成にあっては、遊技者は
付加利得の獲得のために、早期の大当たりを求めるとい
う新たな願望を抱くこととなって、遊技の面白さが向上
することとなる。
【0047】尚、この連続回数の変化を明瞭に示す為
に、図柄表示領域6に付加利得モードのランク表示をす
るようにしても良く、また付加利得モード中を演出する
為に、これら装飾ランプ及びLED2a〜2cを報知手
段として用いて、これらを点滅させる等により、その連
続回数変化を報知するようにしても良い。
【0048】本実施態様では、第l種パチンコ遊技機に
つき説明したが、上記の内容を第3種パチンコ遊技機で
行うこともできる。
【0049】次に第3種パチンコ遊技機60に本発明を
適用した実施例を説明する。図5は、パチンコ遊技機6
0の遊技盤61の正面図であって、その盤面中央には、
センターケース62が配設され、該センターケース62
内に液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックスま
たは7セグメント指示器等からなる図柄表示装置66が
設けられる。この図柄表示装置66には三つの図柄X,
Y,Zが横方向に並んで表示される。この図柄X,Y,
Zは、「0」〜「9」等の数字からなる図柄が表示され
る。
【0050】センターケース4の上部には4個のパイロ
ットランプからなる始動記憶数表示装置68が設けられ
る。また、図柄表示装置66の直下には、遊技球が検知
される始動領域67が配設され、球が流入すると図柄表
示装置66が変動すると共に、変動中に始動領域67で
球検知されると、4個を限度として、上述の始動記憶数
表示装置68に記憶される。
【0051】始動領域67の下方には普通電動役物70
が配設される。この普通電動役物70はその上部に開閉
翼片対71,71を備え、常時遮蔽位置に保持されると
共に、図柄表示装置66が当たり表示すると開放駆動
し、その内部の特別作動領域72への球流入が可能とな
る。そして該特別作動領域72への球通過により特別遊
技作動が実行される。
【0052】さらに遊技盤61の右側上部には、役物7
3が配設され、さらにその下方に開閉入賞装置80が配
設される。役物73には球一個分の孔が周部に形成され
た回転チャッカー74が配設され、前記特別遊技作動の
ときに、回転チャッカー74の孔に球が流入し、回転チ
ャッカー74の回転に伴って、球が通過孔に供給される
と、開閉入賞装置80の盖が開放駆動して大入賞口81
が所定時間開口することとなる。この大入賞口81に1
0個の球が流入したときには、開放作動中であっても、
その開放動作が終了する。また、回転チャッカー74へ
16個の遊技球が入賞したときには、特別遊技作動が終
了する。
【0053】かかる第3種パチンコ遊技機にあって、図
柄表示装置66の当り図柄の内容により、特別遊技作動
終了後に付加利得モードが供与される。この付加利得モ
ードは利得要素によって複数種類用意され、その利得程
度に沿って連続回数に従い序列化されている。そしてこ
の付加利得モードは、図柄表示装置66の変動開始から
図柄確定に至る図柄変動時間の短縮,図柄表示装置66
の当り発生確率のうちのいずれか、又はすべてを利得要
素として構成されるものとすることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上述したように、第1種又は
第3種パチンコ遊技機等にあって、特別遊技作動終了後
に所定変動回数以内に大当たりとなると、所定の利得要
素からなる付加利得モードを実行するようにしたから、
早期の大当たり発生の可能性が高まり、遊技者は特別遊
技作動終了後にあっても、次の大当たりへの新たな期待
を抱き易く、機台の客付きが良くなる。
【0055】また特別遊技作動終了後に、図柄表示装置
の所定変動回数以内で、所定の利得要素からなる付加利
得モードを実行するとともに、特別遊技作動終了後に所
定変動回数以内に大当たりとなると、次回の特別遊技作
動終了後の所定変動回数以内で、より利益の高い付加利
得モードが実行されるようにした構成にあっては、早期
に大当たりとなると、さらに早期に大当たりとなり易
く、この循環が断ち切られずに続くと、遊技者は急峻に
大きな利得を得ることができる。このように本発明にあ
っては、遊技者は早期の大当たりを求めるという新たな
願望を抱くこととなって、遊技の面白さが向上すること
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1種パチンコ遊技機1を示す正面図
である。
【図2】同上の遊技盤3を示す正面図である。
【図3】マイクロコンピュータを示すブロック回路図で
ある。
【図4】第1種パチンコ遊技機1における付加利得モー
ドの種類と利得要素との関係を示す図表である。
【図5】第3種パチンコ遊技機60の遊技盤3を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 第1種パチンコ遊技機 6 特別図柄表示装置 10 普通図柄表示装置 13 普通図柄始動ゲート 14 特別図柄始動領域 15 普通電動役物 22 変動入賞装置 23 大入賞口 60 第3種パチンコ遊技機 66 図柄表示装置 67 始動領域 68 始動記憶数表示装置 70 普通電動役物 72 特別作動領域 73 役物 80 開閉入賞装置 81 大入賞口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図柄を変動表示する図柄表示装置と、球通
    過を検知する図柄始動領域とを遊技盤面に備え、図柄始
    動領域への球通過を契機として、図柄表示装置の表示図
    柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図
    柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利
    得をもたらす特別遊技作動を発生させるようにしたパチ
    ンコ遊技機において、 特別遊技作動終了後で、図柄表示装置の所定変動回数以
    内に大当たりとなると、所定の利得要素からなる付加利
    得モードを実行するようにしたことを特徴とするパチン
    コ遊技機。
  2. 【請求項2】特別遊技作動終了後で、図柄表示装置の所
    定変動回数以内で、所定の利得要素からなる付加利得モ
    ードを実行するとともに、特別遊技作動終了後に所定変
    動回数以内に大当たりとなると、次回の特別遊技作動終
    了後には、さらに利得の高い付加利得モードが実行され
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ
    遊技機。
  3. 【請求項3】種々の特別図柄を変動表示する特別図柄表
    示装置と、球通過を検知する特別図柄始動領域とを備
    え、特別図柄始動領域への球通過を契機として、特別図
    柄表示装置の特別図柄を変動させた後に確定表示するよ
    うにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である
    場合に、遊技者に利得をもたらす作動を発生させるよう
    にすると共に、特別図柄始動領域を開放制御する普通電
    動役物を備え、さらに、種々の普通図柄を変動表示する
    普通図柄表示装置と、遊技球の通過を検知する普通図柄
    始動スイッチを具備する普通図柄始動領域とを備え、普
    通図柄始動スイッチからの球検知信号の発生に基づき、
    普通図柄表示装置の普通図柄を変動させた後に確定表示
    するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様
    である場合に、普通電動役物を拡開駆動するようにした
    パチンコ遊技機において、特別遊技作動終了後に実行さ
    れる付加利得モードを構成する利得要素が、特別図柄表
    示装置の変動開始から図柄確定に至る図柄変動時間,普
    通図柄表示装置の変動開始から図柄確定に至る図柄変動
    時間,特別図柄表示装置の当り発生確率,普通図柄表示
    装置の当り発生確率,普通電動役物の開放時間のうちの
    いずれかであり、付加利得モードがこれらのいずれか、
    又はその組み合わせにより構成されるものである請求項
    1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】種々の図柄を変動表示する図柄表示装置
    と、球通過を検知する図柄始動領域と、開口を開閉制御
    してその内部の特別作動領域へ球通過可能な状態と不可
    能な状態とに変換する普通電動役物とを備え、図柄始動
    領域への球通過を契機として、図柄表示装置の図柄を変
    動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様
    が所定の当り図柄態様である場合に、普通電動役物を開
    放制御し、その特別作動領域への球通過に伴って、遊技
    者に利得をもたらす作動を発生させるようにしたパチン
    コ遊技機において、 特別遊技作動終了後に供与される付加利得モードを構成
    する利得要素が、図柄表示装置の変動開始から図柄確定
    に至る図柄変動時間,図柄表示装置の当り発生確率,普
    通電動役物の開放時間のうちのいずれかであり、付加利
    得モードがこれらのいずれか、又はその組み合わせによ
    り構成されるものである請求項1又は請求項2に記載の
    パチンコ遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004113357A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2013094242A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2015027599A (ja) * 2014-11-12 2015-02-12 株式会社三共 遊技機
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