JP3573084B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一例であるパチンコ機として、複数の図柄を表示可能な普通図柄表示部および特別図柄表示部と、開成可能な普通電動役物および大入賞口とが設置されており、所定領域への遊技球の入賞等の所定条件が満たされた場合に、普通図柄表示部に表示された普通図柄が変動を開始し、所定時間後に停止表示となり、停止表示となった新たな普通図柄が予め設定された「当たり図柄」である場合に、普通電動役物が開成するとともに、普通電動役物に遊技球が入賞した場合に、特別図柄表示部に表示された特別図柄が変動を開始し、所定時間後に停止表示となり、停止表示となった特別図柄が予め設定された「大当たり図柄」である場合には、特別遊技状態である「大当たり状態」が生起し、大入賞口が、所定時間あるいは所定個数の遊技球の入賞を検出するまでの開成を、所定回数だけ断続的に繰り返す、いわゆる図柄合わせタイプのパチンコ機が知られている。また、かかるパチンコ機の中には、所定条件が満たされた場合(たとえば、特定の「大当たり図柄」が表示されて「大当たり状態」が生起した場合)に、「大当たり状態」の終了後に、特定遊技状態である「変動短縮状態」が生起して、特別図柄が所定回数変動するまでの間、普通図柄の変動時間が通常時よりも短くなるものもある。「変動短縮状態」においては、一定時間当たりの「大当たり状態」の生起確率が増大するとともに、一定時間当たりの遊技球の消費量が減少するため、遊技者にとって非常に有利となる。さらに、「変動短縮状態」が生起するパチンコ機の中には、「大当たり状態」において大入賞口が断続的に開成する毎に、特別図柄表示部で動画の表示による「ゲーム」を実行し、その結果に応じて「変動短縮状態」の期間(すなわち、変動時間が短くなる特別図柄の変動回数あるいは時間)を変化させるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如き「ゲーム」の結果に応じて「変動短縮状態」の期間が変化するパチンコ機は、遊技者が「大当たり状態」の生起に関係する特別図柄の変動、停止表示のみに興味を抱くばかりでなく、「大当たり状態」中に行われる「ゲーム」の結果にも興味を抱くこととなるので、非常に趣向性が高い。しかしながら、かかるパチンコ機は、「大当たり状態」における大入賞口の各開成期間が、所定時間あるいは所定個数の遊技球の入賞を検出するまでに制限され、一定時間とは限らないので、所定個数の遊技球がきわめて短い時間内に大入賞口に入賞した場合には、「ゲーム」の全てを表示仕切れない、という事態が生じてしまう。
【0004】
本発明の目的は、特別遊技状態の生起中に図柄表示部でゲームを実行しそのゲームの結果に応じて特別遊技状態後に生起する特定遊技状態の期間を変化させるパチンコ機における上記課題を解消し、ゲームの全てを表示仕切れない事態が生じないパチンコ機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる本発明の内、請求項1に記載された発明の構成は、複数の図柄を表示可能な図柄表示部と、開成可能で特別装置作動領域と連通した特定入賞装置と、開成可能な大入賞口と、所定時間より短い時間内に遊技球を入賞させないように作動する待機手段を付設した始動入賞口と、変動入賞口とが設けられており、その変動入賞口への遊技球の入賞を契機として「抽選」を実行する一方、前記図柄表示部の図柄を変動させ、前記「抽選」の結果「当たり」となった場合に、前記図柄の変動後に「当たり図柄」を表示し、特定入賞装置が第一の時間だけ開成するとともに、「抽選」の結果「小当たり」となった場合に、前記図柄の変動後に「小当たり図柄」を表示し、特定入賞装置が前記第一の時間より短い第二の時間だけ開成し、開成した特定入賞装置に遊技球が入賞し特別装置作動領域を通過した場合に、所定個数の遊技球が入賞するまでの大入賞口の開成を始動入賞口への遊技球の入賞を条件として所定回数だけ断続的に反復させる権利状態が生起するパチンコ機であって、前記権利状態の終了後に、所定回数だけ図柄が変動するまで前記「小当たり」生起時における特定入賞装置の開成時間を前記第二の時間から第一の時間まで延長させる特定遊技状態が生起可能であるとともに、前記権利状態における前記始動入賞口への遊技球の入賞を契機として、前記図柄表示部でゲームを実行し、そのゲームの結果に応じて、前記所定回数を変化させることにある。
【0006】
請求項2に記載された発明の構成は、請求項1に記載された発明において、ゲームの結果が、前記権利状態における前記始動入賞口への遊技球の入賞を契機として、制御装置の記録手段に記録されている複数の種類の中から選択されることにある。
【0007】
なお、本発明における入賞には、遊技球が所定の遊技部材の内部に入り込む態様の他に、遊技球が所定の領域を通過する態様も含まれる。また、図柄の変動とは、図柄表示部に次々に新たな図柄が表示される態様のことをいい、停止表示とは、次々に新たな図柄が現れる態様の後に、図柄表示部に、一つの図柄あるいは一組の図柄の組み合わせが、少なくとも一時的に停止した状態で表示されることをいう。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のパチンコ機の一実施形態を、図面に基いて詳細に説明する。
【0009】
[実施例1]
図1は、パチンコ機1aの正面を示したものであり、パチンコ機1aの正面の中央よりやや上方にはほぼ円形の遊技領域2が設けられている。そして、遊技領域2の下方には、供給皿14と貯留皿16とが上下に連設されており、貯留皿16の右サイドには、発射ハンドル15が突設されている。また、遊技領域2の中央上部には、特別図柄表示部3が設けられている。特別図柄表示部3は、1枚の液晶板によって形成されており、液晶画面中の左表示部位10、右表示部位11、中表示部位12の各表示部位に、一桁の数字や一文字のアルファベット等(たとえば、「0」〜「9」、「A」〜「F」)の所定種類の特別図柄を表示することができるようになっている。特別図柄表示部3の下側には、チューリップ形状の普通電動役物4が設けられている。
【0010】
普通電動役物4の両サイドには、それぞれ、変動入賞口である左ゲート5および右ゲート6が設けられており、普通電動役物4の下側には、扉が前方へ開閉する形状の大入賞口7、電飾ランプ8等が配設されている。図2は、大入賞口7を拡大して示したものであり、大入賞口7の内部には載置部13が設けられており、開成中にその載置部13に1個の遊技球を載置できるようになっている。そして、載置部13に遊技球が載置された状態で閉成した場合には、載置部13に載置されている遊技球が大入賞口7の後方に設けられた特定領域(図示せず)を通過するようになっている。また、大入賞口7の下側には、普通図柄表示部9が設けられている。普通図柄表示部9は、7セグメントのLED板によって形成されており、そのLED板に、一桁の数字や記号等の所定種類の普通図柄を表示することができるようになっている。さらに、遊技領域2内部の両サイドには、複数のLEDを内蔵したサイドランプ52,52が設置されている。なお、遊技領域2には、それらの他にも普通入賞口41等の種々の入賞口、電飾ランプ8,8・・、風車、および多数の障害釘等が設けられている。また、左ゲート5、右ゲート6、および普通電動役物4、大入賞口7等の入賞口の内部には、遊技球の入賞を検出する遊技球検出装置が設けられている。
【0011】
一方、パチンコ機1aには、普通図柄の「当たり」を決定するaカウンタ、普通図柄の「はずれ図柄」を決定するbカウンタ、「大当たり」の生起を決定するcカウンタ、特別図柄の「大当たり図柄」を決定するdカウンタ、特別図柄表示部3に「はずれ図柄」を表示する場合における各表示部位に表示する図柄(左図柄、右図柄、中図柄)を決定するe〜gカウンタ、後述する「変動短縮状態」の期間を決定するhカウンタ等のループカウンタ、および「変動短縮状態」の期間を制限する積算カウンタであるiカウンタ等の各種カウンタが内蔵されている。各ループカウンタは、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間のうちに1ずつ加算しながらループカウント(最大値の次には最小値に戻る)するようになっており、aカウンタは、0〜99(100通り)の間を、bカウンタは、0〜1(2通り)の間を、cカウンタは、0〜234(235通り)の間を、dカウンタは、0〜15(16通り)の間を、eカウンタは、0〜15(16通り)の間を、hカウンタは、0〜8(9通り)の間を、それぞれループカウントするようになっている。また、fカウンタは、0〜15(16通り)の間を、eカウンタの数値が15から0になる毎に1ずつ加算しながらループカウントするようになっており、gカウンタは、0〜15(16通り)の間を、fカウンタが15から0になる毎に1ずつ加算しながらループカウントするようになっている。
【0012】
図3は、パチンコ機1aの制御機構を示したものであり、普通図柄表示部9、特別図柄表示部3、大入賞口7等の各種の入賞装置および左ゲート5、右ゲート6等のゲートに内蔵された遊技球検出装置45、各種の入賞装置を開閉作動させるためのソレノイド等の作動装置46、aカウンタやbカウンタ等の各種ループカウンタ47、各種の電飾ランプ48等が、インターフェイス50を介して、制御装置(CPU)17に接続された状態になっている。そして、制御装置17に接続された記録手段51(たとえば、ROMディスク)の中には、図4の如きbカウンタの数値と対応した「はずれ図柄」、図5の如きdカウンタの数値と対応した「大当たり図柄」、図6の如きe〜gカウンタの数値と対応した左図柄・右図柄・中図柄、図7の如きhカウンタの数値と対応した「ジャンケンゲーム」の内容および積算される変動短縮回数(iカウンタへの積算数値)等が記録されている。
【0013】
以下、パチンコ機1aの作動内容について説明する。
【0014】
遊技者等によって発射ハンドル15が回動操作された場合には、発射装置(図示せず)によって、遊技球が遊技領域2に打ち込まれる。打ち込まれた遊技球が普通入賞口41等の各種入賞口に入賞した場合には、賞品球として、所定数の遊技球が、賞品球払出装置(図示せず)によって払い出される。また、遊技領域2に打ち込まれた遊技球が、左ゲート5あるいは右ゲート6を通過した場合には、普通図柄表示部9に表示された普通図柄が変動を開始すると同時に、遊技球が左ゲート5または右ゲート6を通過した瞬間のaカウンタの数値が、その回の普通図柄の「当たり判定」用の判定データとして記憶される。そして、普通図柄の変動開始と同時に、記憶されている判定データが取り出され、普通図柄の「当たり判定」が行われる。判定データが所定の10通りの数値である場合には「当たり」となり、その他の場合(90通り)には「はずれ」となる(すなわち、「当たり」となる確率は10/100である)。「当たり判定」の結果、「当たり」と判定された場合には、普通図柄の変動開始から約29秒後に、普通図柄表示部9に所定の図柄(たとえば、「7」、以下「当たり図柄」という)が表示されるとともに、普通電動役物4が約0.5秒間開成する。なお、普通電動役物4は、閉成時においても、開成時に比べて低い確率ではあるが、遊技球が入賞可能になっている。また、「はずれ」と判定された場合には、その瞬間のbカウンタの数値に応じて、「当たり図柄」以外の「はずれ図柄」(図4参照)が、新たな普通図柄として、普通図柄の変動開始から約29秒後に、普通図柄表示部9に表示される。普通図柄の変動中、または普通電動役物4の開成中に遊技球が左ゲート5または右ゲート6を通過したときは、次回以降に普通図柄を変動させる始動記憶として最高4個まで記憶される。
【0015】
一方、特別図柄表示部3の左表示部位10、右表示部位11、中表示部位12の各表示部位に表示された左図柄・右図柄・中図柄は、電源投入時においては、それぞれ、所定の図柄(たとえば「0」、「2」、「1」)になっているが、開成中あるいは閉成中の普通電動役物4に遊技球が入賞した場合には、その入賞が普通電動役物4に内蔵された遊技球検出装置22により検出され、制御装置17から特別図柄表示部3に図柄変動開始信号が送信されることによって、変動を開始する。各特別図柄の変動は、特別図柄表示部3の液晶画面中の左表示部位10、右表示部位11、中表示部位12の各表示部位において、一桁の数字や一文字のアルファベット等の所定種類の図柄が上から下へ移動する動画を表示することによって行われる。
【0016】
また、遊技球が普通電動役物4に入賞した場合には、各特別図柄が変動を開始すると同時に、cカウンタによって「大当たり抽選」が実行される。なお、特別図柄の変動中あるいは後述する「大当たり状態」中に遊技球が普通電動役物4に入賞したときは、次回以降に特別図柄を変動させる始動記憶として最高4個まで記憶される。「大当たり抽選」は、普通電動役物4に入賞した遊技球が遊技球検出装置22によって検出された瞬間に、cカウンタがループカウントしている数値(0〜234)の中から1つの数値を選択することによって行われる。そして、「大当たり抽選」が行われた後には、その結果が判定され、cカウンタが所定の数値(たとえば、0)を選択したと判断された場合には「大当たり」となり、所定の数値以外の数値を選択したと判断された場合には「はずれ」となる。したがって、「大当たり」の生起確率は1/235である。
【0017】
「大当たり」となった場合には、その瞬間のdカウンタの値に対応した「大当たり図柄」(すなわち、「0,0,0」〜「9,9,9」、「A,A,A」〜「F,F,F」の16通りの図柄、図5参照)が、特別図柄表示部3に表示される。そして、特別図柄表示部3に「大当たり図柄」が表示された場合には、「大当たり状態」が生起する。一方、「はずれ」となった場合には、図柄変動を行った後、記憶されているe〜gカウンタの値に対応した図柄(図6参照)を、特別図柄表示部3に表示する。ただし、記憶されているe〜gカウンタの値が「大当たり図柄」に相当する組合せである場合には、gカウンタのみ記憶された値から1を減算し、その値に対応した図柄を表示するようにする(たとえば、「はずれ」と判定された場合であって、eカウンタ=1,fカウンタ=1,gカウンタ=1と記憶されている場合には、左図柄、右図柄、中図柄として特別図柄表示部3に「2,2,0」の「はずれ図柄」が表示される)。なお、特別図柄は、後述する「変動短縮状態」以外の通常の場合においては、約4.3秒間高速変動を続けた後に低速変動となり約10秒後に停止表示される。また、「大当たり図柄」を表示する場合であっても「はずれ図柄」を表示する場合であっても、図柄の表示は、各表示部位で変動している図柄が左表示部位10、右表示部位11、中表示部位12の順で連続的に停止表示となる態様で行われ、先に停止表示となった2つの図柄(すなわち、左図柄、右図柄)が同一である場合には、遊技者の「大当たり」生起に対する期待感を高める目的から、残りの中図柄が、先に停止表示となった2つの図柄が非同一の場合と異なる「リーチ表示態様」で変動した後に停止表示となる。
【0018】
「大当たり状態」が生起すると、所定の電飾ランプが点滅し、効果音が発生して、雰囲気が盛り上げられる。また、「大当たり状態」が生起すると、大入賞口7が、25秒間、あるいは9個の遊技球の入賞を検出するまで開成する。そして、大入賞口7の開成中に、載置部13に遊技球が載置され、大入賞口7が閉成する際に載置部13に載置された遊技球が特定領域を通過した場合には、大入賞口7が閉成してから約10秒後に再度開成する(すなわち、大入賞口7の開成時に遊技球が載置部13に載置されると大入賞口7は断続的に開成動作を繰り返す)。なお、載置部13はきわめて遊技球が載置され易い形状になっているため、大入賞口7の閉成時に遊技球が特定領域を通過しないという事態はほとんど生じない。また、「大当たり状態」中においては、大入賞口7は最高16回断続的に開成する。
【0019】
一方、「大当たり状態」の生起中には、遊技球が特定領域を通過した瞬間に、hカウンタがループカウントしている数値の中から1つの数値を選択する。そして、hカウンタが数値を選択した直後に、特別図柄表示部3において、記録手段51に記録されているhカウンタの数値に対応した内容の「ジャンケンゲーム」(「正義の味方と悪者が現れてジャンケンを行う様子を示す動画」の表示、図7参照)を実行する。たとえば、hカウンタが「0」を選択した場合には、「正義の味方がパー(紙)を出すと同時に悪者がグー(石)を出して正義の味方がジャンケンに勝つ動画」が、特別図柄表示部3に表示される。また、hカウンタが「0,5,7」のうちのいずれが1つの数値を選択した場合には、iカウンタの数値に10が加算され、hカウンタが「1,3,8」のうちのいずれが1つの数値を選択した場合には、iカウンタの数値に5が加算される。なお、hカウンタが「2,4,6」のうちのいずれが1つの数値を選択した場合には、iカウンタの数値は変化しない。また、「ジャンケンゲーム」は、所要時間が約3秒間であり、「大当たり状態」中の大入賞口の断続的な開成の合間(約5秒間)に行われる。したがって、大入賞口が16回断続的に開成する場合には、15回繰り返し実行される。
【0020】
大入賞口7が所定回数断続的に開成して「大当たり状態」が終了した場合には、終了直後から、特別図柄がiカウンタに記録されている数値と同じ回数だけ変動するまで、普通図柄の変動時間を短縮する「変動短縮状態」が生起する(したがって、「大当たり状態」終了時においてiカウンタの数値が「0」である場合には、「変動短縮状態」が生起しない)。「変動短縮状態」においては、遊技球が左ゲート5、あるいは右ゲート6を通過したときに約5.2秒のタイマーがセットされ、そのタイマーの残り時間だけ普通図柄が変動する。なお、「変動短縮状態」においては、普通図柄の変動時間ばかりでなく、特別図柄の変動時間も短縮される。「変動短縮状態」中に普通電動役物4へ遊技球が入賞すると、約4.2秒のタイマーがセットされ、タイマー残時間プラス約0.1秒間だけ特別図柄が変動する。かかる如く、「変動短縮状態」においては普通図柄の変動時間が短縮されるため、通常時に比べ一定時間あたりの普通電動役物4の開成回数が多くなり、遊技球が普通電動役物4へ入賞し易くなる(すなわち、「変動短縮状態」においては、普通電動役物4の開成態様が変化する)。したがって、獲得できる賞品球の数が多くなるので、通常時に比べて遊技者の有している遊技球の消費が穏やかになる。さらに、「変動短縮状態」中は、特別図柄の変動時間も短縮され、特別図柄が頻繁に変動することになるので、通常時に比べて一定時間あたりの「大当たり」生起の確率が増大する。このため、遊技球の消費が穏やかなものとなり、遊技者にとって有利である。
【0021】
なお、パチンコ機1aは、裏面に設定手段(図示せず)が設けられており、遊技球が特定領域を通過した瞬間に選択されるhカウンタの値(すなわち、「ジャンケンゲーム」の結果)とiカウンタに加算される数値との関係を任意に設定でき、出球調整等を行い易いようになっている。また、「変動短縮状態」においては、特別図柄表示部3の液晶画面の一部に、変動時間が短縮される残りの普通図柄の変動回数(すなわち、iカウンタの数値)が表示され、遊技者に対して報知されるようになっている。
【0022】
パチンコ機1aは、上記の如く、「大当たり状態」の終了後に、一定時間当たりの普通電動役物4の開成態様が遊技者にとって有利となる「変動短縮状態」が生起可能であるとともに、「大当たり状態」における特定領域への遊技球の入賞を契機として、特別図柄表示部3で「ジャンケンゲーム」を実行し、その「ジャンケンゲーム」の結果に応じて、「変動短縮状態」の期間を変化させるので、遊技者は、「大当たり状態」の生起を決定する特別図柄の変動、停止表示ばかりに関心を寄せることなく、「大当たり状態」中に特別図柄表示部3で実行される「ジャンケンゲーム」にも大きな関心を寄せ、いわば、2通りの楽しさを味わうことができる。このため、遊技者は、いつまでも飽きることなく興味を持って遊技をし続けることができる。また、パチンコ機1aは、「ジャンケンゲーム」を大入賞口7の断続的な開成の合間の一定時間内に行うため、「ジャンケンゲーム」の全てを表示仕切れない、という事態が生じない。
【0023】
さらに、パチンコ機1aは、「ジャンケンゲーム」の内容が、「大当たり状態」における特定領域への遊技球の入賞を契機として、予め設定されている複数の種類の中から選択されるので、大入賞口7の断続的な開成の合間に行われる「ジャンケンゲーム」の種類が、大入賞口7の断続的な開成の合間毎に異なるものとなる。したがって、1回の「大当たり状態」の生起中に、複数の種類の「ジャンケンゲーム」をランダムに楽しむことができるので、非常に趣向性が高い。
【0024】
[実施例2]
実施例2のパチンコ機1bの構成は、実施例1のパチンコ機1aと略同様であるが、パチンコ機1aと異なり、「大当たり状態」中に、遊技領域2に設けられた普通入賞装置41への遊技球の入賞を契機として、「ジャンケンゲーム」を実行するようになっている(図1参照、以下、パチンコ機1bにおいては、普通入賞装置41をゲーム入賞口41という)。
【0025】
パチンコ機1bは、「大当たり状態」中の大入賞口7の開成時において遊技球が特定領域を通過した瞬間に、hカウンタがループカウントしている数値の中から1つの数値を選択するようになっている。そして、hカウンタが数値を選択した後の大入賞口7の断続的な開成の合間(約5秒間)に、特別図柄表示部3において、hカウンタの数値に対応した内容の「ジャンケンゲーム」を実行する。また、実施例1のパチンコ機1aと同様に、hカウンタが「0,5,7」のうちのいずれが1つの数値を選択した場合には、iカウンタの数値に10が加算され、hカウンタが「1,3,8」のうちのいずれが1つの数値を選択した場合には、iカウンタの数値に5が加算され、hカウンタが「2,4,6」のうちのいずれが1つの数値を選択した場合には、iカウンタの数値が変化しない。なお、「ジャンケンゲーム」は、実施例1のパチンコ機1aと同様に、大入賞口7の断続的な開成の合間に実行されるため、大入賞口7が16回断続的に開成する場合には、最高で15回繰り返し実行される。そして、「大当たり状態」が終了した場合には、実施例1のパチンコ機1aと同様に、終了直後から、普通図柄がiカウンタに記録されている数値と同じ回数だけ変動するまで、普通図柄の変動時間を短縮する「変動短縮状態」が生起する。
【0026】
パチンコ機1bは、上記の如く、「大当たり状態」の終了後に、一定時間当たりの普通電動役物4の開成態様が遊技者にとって有利となる「変動短縮状態」が生起可能であるとともに、ゲーム入賞口41が設けられており、「大当たり状態」中の大入賞口7の開成中におけるゲーム入賞口41への遊技球の入賞を契機として、特別図柄表示部3で「ジャンケンゲーム」を実行し、その「ジャンケンゲーム」の結果に応じて、「変動短縮状態」の期間を変化させるので、遊技者は、「大当たり状態」の生起を決定する特別図柄の変動、停止表示ばかりに関心を寄せることなく、「大当たり状態」中に特別図柄表示部3で実行される「ジャンケンゲーム」にも大きな関心を寄せ、いわば、2通りの楽しさを味わうことができる。その上、「ジャンケンゲーム」実行の契機となるゲーム入賞口41への遊技球の入賞にも大きな関心を寄せることになるので、遊技者は、いつまでも飽きることなく興味を持って遊技をし続けることができる。また、パチンコ機1bも、実施例1のパチンコ機1aと同様に、「ジャンケンゲーム」を大入賞口7の断続的な開成の合間の一定時間内に行うため、「ジャンケンゲーム」の全てを表示仕切れない、という事態が生じない。
【0027】
さらに、パチンコ機1bも、実施例1のパチンコ機1aと同様に、「ジャンケンゲーム」の内容が、「大当たり状態」における特定領域への遊技球の入賞を契機として、予め設定されている複数の種類の中から選択されるので、大入賞口7の断続的な開成の合間に行われる「ジャンケンゲーム」の種類が、大入賞口7の断続的な開成の合間毎に異なるものとなる。したがって、1回の「大当たり状態」の生起中に、複数の種類の「ジャンケンゲーム」をランダムに楽しむことができるので、非常に趣向性が高い。
【0028】
[実施例3]
図8は、実施例3のパチンコ機1cの遊技領域2を拡大して示したものであり、遊技領域2のほぼ中央には、液晶画面によって形成された普通図柄表示部18が設けられている。普通図柄表示部18は、実施例1のパチンコ機1aの特別図柄表示部3と同様に、1枚の液晶板によって形成されており、液晶画面中の左表示部位42、右表示部位43、中表示部位44の各表示部位に、一桁の数字や一文字のアルファベット等(たとえば、「0」〜「9」、「A」〜「F」)の所定種類の普通図柄、あるいは種々の動画やメッセージ等を表示することができるようになっている。一方、普通図柄表示部18の下側には、図柄始動ゲート19および入賞口20が上下に並んで設けられている。入賞口20は、図柄始動ゲート19を通過した遊技球が、約1/2の確率で入賞するようになっている。なお、遊技領域2に立設された障害釘等によって、普通図柄表示部18の右サイドを通った遊技球より左サイドを通った遊技球の方が、図柄始動ゲート19を通過し易くなっている(障害釘の調整によっては、左サイドを通った遊技球より右サイドを通った遊技球の方が図柄始動ゲート19を通過し易くすることも可能になっている)。さらに、入賞口20の下側には、普通電動役物21と振分入賞装置22とからなる特定入賞装置53が設けられている。普通電動役物21は、チューリップタイプの変動入賞装置であり、閉成時には遊技球が入賞できないようになっている。また、普通電動役物21は、振分入賞装置22と連通しており、普通電動役物21に入賞した遊技球は、そのまま振分入賞装置22内に入賞するようになっている。
【0029】
図9は、振分入賞装置22を示したものであり、振分入賞装置22の略中央には、回転体23が、遊技領域2の表面と平行な面内で回転可能に枢着されており、回転体23の裏側には、略扇形の2つの排出口25,25が穿設されている。振分入賞装置22の左側の下側には、特別装置作動領域24が穿設されており、振分入賞装置22の左側の略中央には、排出孔40が設けられている。さらに、振分入賞装置22の左右の上部には、それぞれ、遊技球を回転体23と隣接する部位まで導く待機通路26と、遊技球を排出孔40に導く排出通路27とが設けられている。また、回転体23は、略円柱状の本体部28の周縁に、1つの第1保持部29と、4つの第2保持部30a〜30dとが切り欠き形成されている。なお、第1保持部29は、上側保持領域31と下側保持領域32とが繋がった形状を有しており、それぞれに1個ずつ遊技球を保持することができるようになっている。また、第1保持部29の後面側には仕切板33が設けられている。一方、各第2保持部30a〜30dは1個の遊技球を保持することができるようになっている。かかる回転体23は、「通常状態」においては、図示した位置(すなわち、図9においてA部分が待機通路26に待機中の遊技球と接触する位置)で停止しており、「通常状態」、後述する「権利状態」(後述する「開成延長状態」以外の状態)においては、普通電動役物21が開成してから閉成した後に、2回左回転し、「権利状態」においては、普通電動役物21が開成してから閉成した後に、2回右回転するようになっている。
【0030】
一方、図8に示すように、遊技領域2の左サイドには、第3種始動口34が設けられており、回転可能に枢着された回転部材35を介して遊技球が入賞可能になっている。回転部材35は、1つの導球部36を有しており、1回転する毎に遊技球を第3種始動口34に導くことができるようになっている。また、回転部材35は、「通常状態」においては、60秒で1回転し、「権利状態」においては、10秒で1回転するようになっている(すなわち、回転部材35は、第3種始動口34への遊技球の入賞を所定時間待機させる待機手段となっている)。さらに、第3種始動口34の下側には、大入賞口37が設けられており、その大入賞口37の下方の両サイドには決定回数表示部38と開成回数表示部39とが設けられている。「通常状態」においては、決定回数表示部38および開成回数表示部39に、「0」が表示されるようになっている。なお、その他の部分の構成は実施例1のパチンコ機1aと同様であり、遊技領域2には、上述した普通電動役物21や大入賞口37の他にも種々の入賞口、風車、電飾ランプ、および多数の障害釘等が設けられている。また、パチンコ機1cも、発射ハンドル15を操作することによって、遊技球を遊技領域2に打ち込めるようになっており、遊技球が入賞口20等の入賞口に入賞した場合には、所定個数の賞品球を、賞品球払出装置により払い出すようになっている。
【0031】
さらに、パチンコ機1cには、「大当たり」の生起を決定するjカウンタ、普通図柄の「大当たり図柄」を決定するkカウンタ、普通図柄表示部18に「はずれ図柄」を表示する場合における各表示部位に表示する図柄(左図柄、右図柄、中図柄)を決定するe〜gカウンタ、「開成延長状態」の期間を決定するhカウンタ等のループカウンタ、および「開成延長状態」の期間を制限する積算カウンタであるiカウンタ等の各種カウンタが内蔵されている。各ループカウンタは、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間のうちに1ずつ加算しながらループカウント(最大値の次には最小値に戻る)するようになっており、jカウンタは、0〜329(330通り)の間を、kカウンタは、0〜15(16通り)の間を、それぞれループカウントするようになっている。なお、e〜gカウンタ、hカウンタの作動内容は、実施例1のパチンコ機1aのものと同様である。また、パチンコ機1cに設けられた制御装置17には、実施例1のパチンコ機1aと同様に、記録手段51が接続されており、その記録手段51の中には、kカウンタの数値と対応した「大当たり図柄」、e〜gカウンタの数値と対応した左図柄・右図柄・中図柄、hカウンタの数値と対応した「ジャンケンゲーム」の内容および積算される変動短縮回数等が記録されている。
【0032】
以下、パチンコ機1cの作動内容について説明する。
【0033】
発射ハンドルの操作によって遊技領域2に打ち込まれた遊技球が図柄始動ゲート19を通過した場合には、普通図柄表示部18に表示された普通図柄が変動を開始すると同時に、遊技球が図柄始動ゲート19を通過した瞬間に、jカウンタによって「大当たり抽選」が実行され、jカウンタがループカウントしている数値(0〜329)の中から1つの数値を選択する。そして、jカウンタが選択した数値が所定の数値(たとえば、7、以下、「大当たり数値」という)であると判断された場合には、「大当たり」となり、普通図柄が変動を開始してから約29秒後に、普通図柄表示部18に「大当たり図柄」が表示され、その直後に、「通常状態」においては閉成している普通電動役物21が、約5.8秒間あるいは9個の遊技球の入賞を検出するまで開成する。一方、jカウンタが選択した数値が「大当たり数値」以外の所定の数値(たとえば、17〜26)であると判断された場合には、「小当たり」となり、普通図柄が変動を開始してから所定時間後に、普通図柄表示部18に「小当たり図柄」が表示され、その直後に、普通電動役物21が約0.5秒間開成する(なお、普通電動役物21は、「大当たり」および「小当たり」生起以外では開成しない)。
【0034】
普通電動役物21が約5.8秒間開成した場合には、遊技領域2に立設された障害釘等によって、きわめて高い確率で普通電動役物21に遊技球が4個以上入賞する。普通電動役物21に入賞した遊技球は、普通電動役物21と連通した振分入賞装置22内に入賞し、図9の如く、回転体23と隣接する位置から順に、待機通路26に縦列する。また、この約5.8秒間に9個以上入賞した場合には、9個目以降の遊技球は、待機通路26に縦列し切れないため、排出通路27を通って、排出孔40より排出される。
【0035】
一方、普通電動役物21が開成した後に閉成すると、回転体23は、直ちに左回り(反時計回り)に2回転し、再度同じ位置(図9の位置)で停止する。回転体23が左回転を始めると、待機通路26に縦列で待機している1個目の遊技球が、回転体23のA部分の真横の第2保持部30c内に導入される。そして、2個目の遊技球は、その隣の第2保持部30d内に導入され、3個目の遊技球はその隣の第1保持部29内に導入される。この際に、第1保持部29の上側保持領域31に導入された遊技球はそのまま下側保持領域32に落下するため、結局、第1保持部29には1個の遊技球のみが導入される。そして、4個目の遊技球は、第1保持部29の隣の第2保持部30aに導入される。
【0036】
上記の如く待機通路26で待機中の遊技球は、順次第1保持部29あるいは第2保持部30c,30d,30a・・に導かれる。そして、導かれた遊技球は、回転体23の回転に伴って移動する(回転体23の中心を軸にして左回りに公転する)。このとき、第2保持部30c,30d,30a・・に導かれてそこで保持された遊技球は、振分入賞装置22の回転体23の裏側に穿設された排出口25から排出される。しかしながら、第1保持部29の後面側には仕切板33が設けられているため、第1保持部29に導入されそこで保持された遊技球は、その排出口25から排出されず、回転体23の回転に伴ってさらに移動し、特別装置作動領域24の付近まで到達したときに第1保持部29から落下し、特別装置作動領域24内に入賞する。
【0037】
特別装置作動領域24内に遊技球が入賞すると、「権利状態」が生起する。「権利状態」においては、第3種始動口34への遊技球の入賞が検出される毎に、大入賞口37が約9.8秒間あるいは遊技球が10個入賞するまで開成する(なお、大入賞口37の開成中に遊技球が第3種始動口34に入賞した場合でも、大入賞口37の開成時間は延長されない)。そして、この大入賞口37の断続的な開成が、16回繰り返される(ただし、第3種始動口34への16個目の入賞により開成した大入賞口37は、約9.8秒間あるいは遊技球が10個入賞するまで開成する)。また、「権利状態」においては、回転部材35が約10秒間で1回転するので、遊技球は、短時間の内に頻繁に第3種始動口34に入賞する。したがって、大入賞口37は、閉成した後直ちに再開成するので、遊技者は、短時間の内に多くの賞品球を獲得することができる。
【0038】
上述の如く、「大当たり」生起時に普通電動役物21に(すなわち、振分入賞装置22に)遊技球が3個以上の入賞した場合には「権利状態」が生起し、遊技者は、大入賞口37を16回断続的に開成させることが可能になる。なお、「小当たり」の生起により、普通電動役物21が約0.5秒間しか開成しない場合であっても、非常に低い確率ではあるが、遊技球が3個以上入賞することもある。なお、「権利状態」が生起した場合には、その後に大入賞口37が断続的に開成する回数である「16」が、決定回数表示部38に点滅表示される。また、開成回数表示部39は、「権利状態」が生起した時点では、「0」を点灯表示しているが、遊技球が第3種始動口19へ入賞することにより大入賞口22が開成する毎に、1ずつ加算した数字を点滅表示する。かかる表示によって遊技者は、その大入賞口37の開成が何回めの開成であるかを認識することができる。さらに、「権利状態」においては、大入賞口37へ遊技球が入賞する毎に、その積算個数(「0」〜「10」)が普通図柄表示部18に表示される。また、「権利状態」においては、「通常状態」に比べて普通図柄の変動時間が短縮される。したがって、単位時間当たりの図柄変動・停止回数が増加し、「大当たり」や「小当たり」が生起する確率が増大する。その上、「権利状態」中においては、「大当たり」生起時ばかりでなく「小当たり」生起時でも普通電動役物21が約5.8秒間開成する。このため、「大当たり」や「小当たり」の生起に伴い振分入賞装置22内に4個以上の遊技球が入賞する確率が増大し、後述するように新たな「権利状態」が生起する確率が増大する。
【0039】
「権利状態」中において「大当たり」や「小当たり」が生起し、普通電動役物21が開成した場合には、普通電動役物21の閉成後に回転体23が右回転する。回転体23が右回転を始めると、普通電動役物21に入賞した後に待機通路26で縦列に待機している1個目の遊技球が、回転体23のA部分の真横の第2保持部30b内に導入され、2個目の遊技球は、その隣の第2保持部30a内に導入される。そして、3個目の遊技球はその隣の第1保持部29内の下側保持領域32に導入され、4個目の遊技球は第1保持部29内の上側保持領域31に導かれる(すなわち、第1保持部29内には、2個の遊技球が導かれる)。第1保持部29あるいは第2保持部30b,30a・・に導かれた遊技球は、回転体23の回転に伴って移動する(回転体23の中心を軸にして右回りに公転する)。この際、第2保持部30b,30a・・ に導かれてそこで保持された遊技球は、排出口25から排出されるが、上述の如く、第1保持部29の後面側には仕切板33が設けられているため、第1保持部29に導かれてそこで保持された2個の遊技球は、排出口25から排出されず、特別装置作動領域24の付近まで到達したときに第1保持部29内からそれぞれ落下し、1個ずつ、連続して、特別装置作動領域24内に入賞する。そして、特別装置作動領域24内に1個目の遊技球が入賞すると、生起中の「権利状態」が終了するが、その直後に、2個目の遊技球が特別装置作動領域24に入賞するため、新たな「権利状態」が生起する。
【0040】
新たな「権利状態」が生起すると、大入賞口37は、新たに16回断続的に開成する。したがって、遊技者は、「権利状態」を1回のみ生起させた場合よりも多くの賞品球を獲得することができる。また、新たな「権利状態」が生起した場合には、その時点において開成回数表示部39に表示されている数値に「16」を加算した数値が、新たに決定回数表示部38に点滅表示される。かかる表示によって遊技者は、2度の「権利状態」中に大入賞口37が合計何回開成するのか認識することができる。さらに、新たな「権利状態」が生起した場合には、開成回数表示部39の表示はリセットされて「0」となり、再度、遊技球が第3種始動口34へ入賞することにより大入賞口37が開成する毎に、1ずつ加算した数字が点滅表示される。
【0041】
さらに、パチンコ機1cは、「権利状態」中に遊技球が第3種始動口34に入賞した瞬間に、hカウンタがループカウントしている数値の中から1つの数値を選択する(なお、大入賞口37の開成時に遊技球が第3種始動口34に入賞した場合には、hカウンタは数値を選択しない)。そして、第3種始動口34への遊技球の入賞が検出された後、大入賞口37が再度開成する際に、普通図柄表示部18において、hカウンタの数値に対応した内容の「ジャンケンゲーム」を実行する。また、実施例1のパチンコ機1aと同様に、hカウンタが「0,5,7」のうちのいずれが1つの数値を選択した場合には、iカウンタの数値に10が加算され、hカウンタが「1,3,8」のうちのいずれが1つの数値を選択した場合には、iカウンタの数値に5が加算され、hカウンタが「2,4,6」のうちのいずれが1つの数値を選択した場合には、iカウンタの数値が変化しない。なお、「ジャンケンゲーム」は、「権利状態」における大入賞口37の開成と同時に実行されるため、15回繰り返し実行される。そして、「権利状態」が終了した場合には、終了直後から、普通図柄がiカウンタに記録されている数値と同じ回数だけ変動するまで、特定入賞装置53の1回毎の開成時間を長くする「開成時間延長状態」が生起する。
【0042】
2回目の「権利状態」が生起した後、大入賞口37が断続的に16回開成した場合には、「権利状態」は終了する。そして、「権利状態」が終了すると、終了直後から、普通図柄がiカウンタに記録されている数値と同じ回数だけ変動するまで、特定入賞装置53の1回毎の開成時間を長くする「開成時間延長状態」が生起する(したがって、「権利状態」終了時においてiカウンタの数値が「0」である場合には、「開成時間延長状態」が生起しない)。「開成時間延長状態」においては、「小当たり」となった場合(すなわち、普通図柄表示部18に「小当たり図柄」が表示された場合)でも、普通電動役物21が約5.8秒間開成する。このため、「小当たり」の場合でも4個以上の遊技球が振分入賞装置22に入賞する確率が高く、新たな「権利状態」が発生する可能性が大きいため、遊技者にとって有利である。
【0043】
パチンコ機1cは、上記の如く、「権利状態」の終了後に、特定入賞装置53の開成態様が遊技者にとって有利となる「開成時間延長状態」が生起可能であるとともに、「権利状態」における始動入賞口34への遊技球の入賞を契機として、普通図柄表示部18で「ジャンケンゲーム」を実行し、その「ジャンケンゲーム」の結果に応じて、「開成延長状態」の期間を変化させるので、遊技者は、「大当たり状態」の生起を決定する普通図柄の変動、停止表示ばかりに関心を寄せることなく、「権利状態」中に普通図柄表示部18で実行される「ジャンケンゲーム」にも大きな関心を寄せ、いわば、2通りの楽しさを味わうことができる。このため、遊技者は、いつまでも飽きることなく興味を持って遊技をし続けることができる。また、パチンコ機1cは、待機手段である回転部材35が始動入賞口34に設けられており、遊技球が所定時間(約10秒間)より短い間隔で入賞したりしないので、「ジャンケンゲーム」の全てを表示仕切れない、という事態が生じない。
【0044】
さらに、パチンコ機1cは、「ジャンケンゲーム」の内容が、「権利状態」における始動入賞口34への遊技球の入賞を契機として、予め設定されている複数の種類の中から選択されるので、「ジャンケンゲーム」の種類が、始動入賞口34への遊技球の入賞毎に異なるものとなる。したがって、1回の「大当たり状態」の生起中に、複数の種類の「ジャンケンゲーム」をランダムに楽しむことができるので、非常に趣向性が高い。
【0045】
なお、本発明の遊技機の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、各種入賞口の形状および個数、障害釘の配置、特別図柄表示部・普通図柄表示部、大入賞口、発射ハンドル、普通電動役物、各種ゲート、制御装置、各種ループカウンタ、積算カウンタ、タイマ、特定入賞装置、振分入賞装置、特別装置作動領域、第3種始動口、回転部材(待機手段)、決定回数表示部、開成回数表示部、設定手段等の形状・構造・機能・設置位置等、普通図柄・特別図柄の表示態様、「大当たり図柄」・「当たり図柄」の種類、「大当たり」・「当たり」・「小当たり」の生起確率、普通図柄・特別図柄の変動時間、回転部材の回転速度、普通電動役物の開成時間、「大当たり抽選」・「大当たり判定」の方法、「大当たり状態」・「変動短縮状態」・「権利状態」・「開成延長状態」等における作動内容(大入賞口の開成回数、開成時間、再開成するまでの時間間隔等)、「大当たり状態」あるいは「権利状態」に実行するゲームの内容(表示される動画の種類、所要時間)等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
【0046】
たとえば、パチンコ機は、遊技球が所定のゲートを通過した場合に普通図柄を変動させるものに限定されず、遊技球が所定の入賞口に入賞した場合に普通図柄を変動させるものや、遊技球が所定のゲートを通過した場合あるいは所定の入賞口に入賞した場合に特別図柄が変動するものでも良い。加えて、普通図柄や特別図柄が常時変動しており、遊技球が所定のゲートを通過した場合あるいは所定の入賞口に入賞した場合に、それらの特別図柄や普通図柄が停止表示となるものでも良い。
【0047】
また、パチンコ機は、ゲーム中やゲームの直後あるいは「大当たり状態」・「変動短縮状態」・「権利状態」・「開成延長状態」中に、「変動短縮状態」や「開成延長状態」を制限する積算カウンタの数値(すなわち、設定された「変動短縮状態」や「開成延長状態」の期間)あるいは残りの「変動短縮状態」や「開成延長状態」の期間を、特別図柄表示部や普通図柄表示部またはそれらの一部、あるいは、特別図柄表示部や普通図柄表示部の表示画面以外の部分に設けた表示窓に表示するように構成することも可能である。かかる構成を採用した場合には、遊技者は、設定された「変動短縮状態」や「開成延長状態」の期間や残りの「変動短縮状態」や「開成延長状態」の期間を瞬時に把握することができるようになるため、パチンコ機の趣向性が一層向上する。
【0048】
さらに、実施例1、実施例2の如きパチンコ機は、「大当たり状態」、「変動短縮状態」のみを生起させるものに限定されず、特定の態様で「大当たり状態」が生起した場合(たとえば、特定の「大当たり図柄」が表示されることによって「大当たり状態」が生起した場合)に、「大当たり状態」の後に、「当たり」およびまたは「大当たり」の確率が増大する「高確率状態」が生起するものでも良い。また、「変動短縮状態」中に「当たり」およびまたは「大当たり」の確率が増大するものでも良い。かかる構成を採用した場合には、パチンコ機の遊技状態がよりバラエティに富んだものとなるので、パチンコ機の趣向性が一層向上する。一方、実施例3の如きパチンコ機は、「権利状態」、「開成時間延長状態」のみを生起させるものに限定されず、実施例1、実施例2のパチンコ機の如く、「権利状態」の後に、普通図柄の変動時間を短縮する「変動短縮状態」が発生するものや、特定の態様で「権利状態」が生起した場合に、「権利状態」の後に、「大当たり」およびまたは「小当たり」の確率が増大する「高確率状態」が生起するものでも良いし、「変動短縮状態」中に「大当たり」や「小当たり」の確率が増大するものでも良い。かかる構成を採用した場合にも、パチンコ機の遊技状態がよりバラエティに富んだものとなり、パチンコ機の趣向性が一層向上する。
【0049】
また、実施例3の如きパチンコ機は、「権利状態」を2度繰り返して生起させるものに限定されず、1度「権利状態」を生起させた後に、「通常状態」あるいは「開成時間延長状態」となるものでも良い。
【0050】
一方、パチンコ機は、必ずしも、「変動短縮状態」や「開成時間延長状態」の期間が普通図柄の変動回数によって制限されるものに限定されず、「大当たり状態」あるいは「権利状態」が終了した後の一定時間に限って「変動短縮状態」や「開成時間延長状態」が生起するものでも良い。かかる構成を採用する場合には、「大当たり状態」や「権利状態」中に実行されるゲームの結果に応じて「変動短縮状態」や「開成時間延長状態」の生起時間を決定するように構成する必要がある。
【0051】
加えて、「変動短縮状態」や「開成時間延長状態」の期間を決定する(変化させる)ゲームの内容は、上記実施形態の如き「ジャンケンゲーム」に何ら限定されるものではなく、種々のゲームを採用することができる。また、ゲームとして特別図柄表示部あるいは普通図柄表示部で表示される動画は、上記「ジャンケンゲーム」の如くゲームが1回実行される毎に完結するものに限定されず、ゲームが複数回実行されなければ完結しないものでも良い。かかる構成を採用する場合には、複数回実行されたゲームの結果に応じて「変動短縮状態」や「開成時間延長状態」の期間を決定するように構成することも可能である。
【0052】
また、実施例3の如きパチンコ機は、「権利状態」の生起中において大入賞口の開成と同時にゲームを行うものに限定されず、「権利状態」の生起中においてゲーム入賞口に遊技球が入賞した直後にゲームを行うものであっても良い。かかる構成とした場合であっても、遊技者は、「権利状態」の生起を決定する特別図柄の変動、停止表示ばかりに関心を寄せることなく、ゲーム実行の契機となるゲーム入賞口への遊技球の入賞にも大きな関心を寄せることになり、いつまでも飽きることなく興味を持って遊技をし続けることができる。
【0053】
一方、パチンコ機は、ゲーム内容が、「大当たり状態」における特定領域への遊技球の入賞や「権利状態」における始動入賞口への遊技球の入賞を契機として、予め設定されている複数の種類の中から選択されるものに限定されず、「大当たり抽選」や「大当たり判定」の直後に選択されるもの(すなわち、「大当たり状態」や「権利状態」の発生を契機として選択されるもの)でも良い。かかる構成を採用した場合には、パチンコ機の作動プログラムが簡略化されるため、パチンコ機は、より誤作動しにくいものとなる。
【0054】
また、パチンコ機は、特別柄表示部あるいは普通図柄表示部に3つの図柄表示部位が設けられたものに限定されず、2つあるいは4つ以上の図柄表示部位が設けられており、それらの各表示部位に表示された特別図柄あるいは普通図柄が所定の組合せとなった場合に「大当たり状態」や「権利状態」が生起するものや、図柄表示部位が設けられておらず、所定の1つの特別図柄あるいは普通図柄が表示された場合等に「大当たり状態」や「権利状態」が生起するものでも良い。
【0055】
なお、上記各実施例においては、本発明のパチンコ機を、第1種のパチンコ機(実施例1、実施例2)、第3種のパチンコ機(実施例3)に応用した一例について説明したが、本発明のパチンコ機は、その他の形式のパチンコ機、テレビゲーム等に応用することも可能である。
【0056】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明のパチンコ機は、権利状態の終了後に、所定回数だけ図柄が変動するまで「小当たり」生起時における特定入賞装置の開成時間を第二の時間から第一の時間まで延長させる特定遊技状態が生起可能であるとともに、権利状態における始動入賞口への遊技球の入賞を契機として、図柄表示部でゲームを実行し、そのゲームの結果に応じて、所定回数を変化させるため、遊技者は、「当たり」の生起を決定する図柄の変動、停止表示ばかりに関心を寄せることなく、権利状態中に図柄表示部で実行されるゲームにも大きな関心を寄せ、いわば、2通りの楽しさを味わうことができる。このため、遊技者は、いつまでも飽きることなく興味を持って遊技をし続けることができる。その上、始動入賞口に待機手段が付設されており、所定時間より短い時間内に始動入賞口に連続して遊技球が入賞しないようになっているとともに、始動入賞口への遊技球の入賞を契機としてゲームが実行されるため、ゲームの全てを表示仕切れない、という事態が生じない。
【0057】
請求項2に記載された発明のパチンコ機は、ゲームの結果が、権利状態における始動入賞口への遊技球の入賞を契機として、制御装置の記録手段に記録されている複数の種類の中から選択されるため、特定遊技状態中に複数のゲームがランダムに実行され、1回の「権利状態」の生起中に、複数の種類のゲームを楽しむことができるので、非常に趣向性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のパチンコ機を示す説明図である。
【図2】大入賞口を示す説明図である。
【図3】パチンコ機の制御機構を示す説明図である。
【図4】bカウンタの数値と対応した「はずれ図柄」を示す説明図である。
【図5】dカウンタの数値と対応した「大当たり図柄」を示す説明図である。
【図6】e〜gカウンタの数値と対応した左図柄・右図柄・中図柄を示す説明図である。
【図7】hカウンタの数値と対応した「ジャンケンゲーム」および積算される変動短縮回数を示す説明図である。
【図8】実施例3のパチンコ機の遊技領域を示す説明図である。
【図9】振分入賞装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・パチンコ機、2・・遊技領域、3・・特別図柄表示部、4・・普通電動役物、5・・左ゲート(変動入賞口)、6・・右ゲート(変動入賞口)、7・・大入賞口、8・・電飾ランプ、9・・普通図柄表示部、10・・左図柄、11・・右図柄、12・・中図柄、13・・載置部、14・・供給皿、15・・発射ハンドル、16・・貯留皿、17・・制御装置、18・・普通図柄表示部、19・・図柄始動ゲート、20・・入賞口、21・・普通電動役物、22・・振分入賞装置、23・・回転体、24・・特別装置作動領域、25・・排出口、26・・待機通路、27・・排出通路、28・・本体部、29・・第1保持部、30a〜30d・・第2保持部、31・・上側保持領域、32・・下側保持領域、33・・仕切板、34・・第3種始動口、35・・回転部材、36・・導球部、37・・大入賞口、38・・決定回数表示部、39・・開成回数表示部、40・・排出孔、41・・ゲーム入賞口、42・・左図柄、43・・中図柄、44・・右図柄、45・・遊技球検出装置、46・・作動装置、47・・ループカウンタ、48・・電飾ランプ、49・・タイマー、50・・インターフェイス、51・・記録手段、52・・サイドランプ、53・・特定入賞装置。
Claims (2)
- 複数の図柄を表示可能な図柄表示部と、開成可能で特別装置作動領域と連通した特定入賞装置と、開成可能な大入賞口と、所定時間より短い時間内に遊技球を入賞させないように作動する待機手段を付設した始動入賞口と、変動入賞口とが設けられており、その変動入賞口への遊技球の入賞を契機として「抽選」を実行する一方、前記図柄表示部の図柄を変動させ、前記「抽選」の結果「当たり」となった場合に、前記図柄の変動後に「当たり図柄」を表示し、特定入賞装置が第一の時間だけ開成するとともに、
「抽選」の結果「小当たり」となった場合に、前記図柄の変動後に「小当たり図柄」を表示し、特定入賞装置が前記第一の時間より短い第二の時間だけ開成し、
開成した特定入賞装置に遊技球が入賞し特別装置作動領域を通過した場合に、所定個数の遊技球が入賞するまでの大入賞口の開成を始動入賞口への遊技球の入賞を条件として所定回数だけ断続的に反復させる権利状態が生起するパチンコ機であって、
前記権利状態の終了後に、所定回数だけ図柄が変動するまで前記「小当たり」生起時における特定入賞装置の開成時間を前記第二の時間から第一の時間まで延長させる特定遊技状態が生起可能であるとともに、
前記権利状態における前記始動入賞口への遊技球の入賞を契機として、前記図柄表示部でゲームを実行し、そのゲームの結果に応じて、前記所定回数を変化させることを特徴とするパチンコ機。 - ゲームの結果が、前記権利状態における前記始動入賞口への遊技球の入賞を契機として、制御装置の記録手段に記録されている複数の種類の中から選択されることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
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