JP2004229955A - 遊技機 - Google Patents

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JP2004229955A JP2003023092A JP2003023092A JP2004229955A JP 2004229955 A JP2004229955 A JP 2004229955A JP 2003023092 A JP2003023092 A JP 2003023092A JP 2003023092 A JP2003023092 A JP 2003023092A JP 2004229955 A JP2004229955 A JP 2004229955A
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Kenichi Kamata
憲一 鎌田
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Abstract

【課題】当たりの抽選の確率を維持しつつ、かつ、抽選回数を増やすことで、従前の遊技仕様の下で遊技者の遊技に対する趣向性を高め、遊技者の投資並びに報酬の波を緩和することで、稼働率の予測をつき易くする。
【解決手段】抽選確率変更、大役ラウンド数変更、別途確変図柄設定等、大幅な遊技仕様の変更をせずに、大役処理の一部で実質的なパンクを促進し、総賞球払出数を減らすことで、稼働状況の大きな波を緩和させると共に、この総賞球払出数の減少分を始動口46への入賞がし易くなることによる抽選回数の増加で等価交換したため、遊技者の遊技意欲を減退させず、集客を安定させることができ、稼働状況を比較短期で予測することができる。遊技者にとっても、抽選回数が増えるということは、常に保留が存在し、例え外れが多くても次の抽選への期待感を持続させることができる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動口への遊技球の入賞を契機に、所定の確率で抽選が実行され、当該抽選の結果を図柄変動パターン演出によって報知すると共に、当該抽選の結果が当たりの場合に、所定の入賞口を時間及び入賞球数の少なくとも何れか一方の制限をつけて開閉する動作を所定ラウンド実行することで、遊技者に有利な遊技状態を実現する大役処理機能を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を1ラウンドとし、一般に合計で10〜16ラウンド継続する。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする機能(大役処理)を持つパチンコ機がある。
【0003】
この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。この表示部は、複数の列(例えば3列)の図柄変動パターン画面が構成され(背景画面もある)、この変動する図柄変動パターン演出後に停止したときの図柄の並びで当/外を報知するようになっている。遊技者は、この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れかに一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0004】
一般に上記図柄は2種類に分類されており、その一方が確率変動図柄(以下、確変図柄という)であり、他の一方が非確率変動図柄(以下、非確変図柄という)である。
【0005】
いずれの図柄の並びで当たりが報知されても当たりは確定であるが、この当たりにより処理(大役処理)後の通常遊技の仕様が変わるようになっている(所謂、確変機能等)。すなわち、確変図柄で当たった場合には、前記大役処理後の抽選確率が通常の抽選確率よりも甘く(約数倍〜10倍程度)なり、比較的短時間で次の当たりをひくことができる。しかし、非確変図柄で当たった場合には、前記大役処理後の確率が通常の確率のままとなる(特許文献1参照)。
【0006】
一方、確変機能とは異なり、大役処理後、前記図柄変動パターン演出が通常の演出時間よりもみじかくなる時短機能を持つパチンコ機も存在する(時短機能)。この時短機能によれば、単位時間当たりの抽選回数が実質的に増加し、通常遊技と比較して、当たりを早くひくことができる。
【0007】
特許文献2には、上記確変機能と時短機能とが併用されたパチンコ機が開示されている。
【0008】
なお、確変機能では、次の当たりをひくまで継続されるが、時短機能の場合は、回数切りと称され、時短機能を発揮する抽選回数に制限(約100回)がつけられているのが一般的である。
【0009】
このように、近年のパチンコ機では、遊技者に対し、当たりをひき易いサービスを特典として付加したパチンコ機が主流となっており、その結果、一旦当たりをひくとその報酬は大きく、一方で当たりをひかないと投資が大きくなるという、所謂波(振幅)の大きい稼動状態となっている。
【0010】
なお、参考として、当たりを前提とした前記確変図柄や非確変図柄とは別に確変のみを得る図柄を設けた技術が開示されている(特許文献3)。この特許文献3に開示された技術の目的は、変化性に富んだ遊技を実現することにあり、その結果、遊技者の趣向性を低下させることなく、稼動状態の波を緩和することが可能である。
【0011】
【特許文献1】
特許第2613180号公報
【特許文献2】
特許第3065522号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記波の大きい稼動状況は、長期的にみれば適正な稼働率となり得るが、短期的にみるとむらが激しいということができる。特に、確変機能や時短機能が集中して成立すると、店側にとって不利益をこうむることになるため、結果として、始動入賞口への入賞をし難くするような操作(釘の調整)を行わざるを得なくなる。
【0013】
反面、始動入賞口への入賞がし難くなると、遊技者からすれば、単位時間当たりの抽選回数が少なくなり、また、保留ランプ(抽選の権利を待機していることを示すランプであり、一般には4個以上の保留が可能)も点灯しずらくなる。この結果、当たりに対する期待感が損なわれ、遊技意欲を減退させることになる。
【0014】
すなわち、稼動状況の波を緩和するための手段が、かえって逆効果となり、遊技者の趣向性を損ない、かつ稼動率の低下を招いている。
【0015】
なお、上記特許文献3に記載の技術によれば、抽選が当たりか外れかの2種類以外の中間的な抽選を行っており、確変機能(或いは時短機能)が当たりに対する特典(サービス)という概念から逸脱したものであり、本来の遊技仕様とは根本的に異なってしまい、遊技者に違和感を与える結果となる。
【0016】
本発明は上記事実を考慮し、当たりの抽選の確率を維持しつつ、かつ、抽選回数を増やすことで、従前の遊技仕様の下で遊技者の遊技に対する趣向性を高め、かつ、遊技者の投資並びに報酬の波を緩和することで、稼働率の予測をつき易くすることができる遊技機を得ることが目的である。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、始動口への遊技球の入賞を契機に、所定の確率で抽選が実行され、当該抽選の結果を図柄変動パターン演出によって報知すると共に、当該抽選の結果が当たりの場合に、所定の入賞口を時間及び入賞球数の少なくとも何れか一方の制限をつけて開閉する動作を所定ラウンド実行することで、遊技者に有利な遊技状態を実現する大役処理機能を備え、前記大役処理後に、前記抽選が通常よりも早期に当たりとなり得る特典を付加する特典付加手段と、前記抽選の結果が当たりの中に、擬似当たりを設定しておき、当該擬似当たりの場合に、前記大役処理における総賞球払出数の最多値に対して低い割合の総賞球払出数とする擬似当たり処理手段と、を有している。
【0018】
請求項1に記載の発明によれば、抽選の結果が当たりとなると大役処理が実行され、この大役処理後には特典付加手段により特典が付加される。これにより、抽選が通常よりも早期に当たりとなり得る。
【0019】
ところで、上記特典は遊技者に有利であるため、稼動状態を是正するべく、店側は始動口への入賞を辛くせざるを得なかった。そこで、請求項1では、抽選の結果が当たりの中に、擬似当たりを設定しておく。この擬似当たりでは、通常の大役処理と同等の動作を実行するが、当該通常の大役処理における総賞球払出数の最多値に対して低い割合の総賞球払出数とすることができ、その分、始動口への入賞を辛くする必要がなくなる。
【0020】
言い換えれば、遊技者から見れば始動口への入賞が減らない(或いは増える)分、抽選の権利を多く得ることができるため、趣向性を損なうことがない。一方、店側から見れば、仮に抽選の結果が当たりであっても、その中の一部を擬似当たりとしておくことで、この擬似当たりに相当する賞球差分を始動口への入り易さに置き換えることができる。
【0021】
これにより、遊技仕様を変えることなく、かつ遊技者にも店側にも悪影響を与えることなく、稼動の波を緩和することができる。
【0022】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1記載の発明において、前記特典付加手段が、前記大役処理後の抽選確率を通常の確率よりも甘くする確率変動手段、並びに前記大役処理後の抽選結果の報知時間を通常の報知時間よりも短縮する時短手段の少なくとも何れか一方であることを特徴としている。
【0023】
請求項2に記載の発明によれば、特典付加手段としては、抽選による当たり確率を甘くする確率変動(確変)と、抽選の結果を報知する時間を短縮する時短とがあり、本発明の擬似当たり処理手段は、これらの少なくとも何れか一方の特典が設定されている遊技機に対して、非常に有効な手段である。
【0024】
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2記載の発明において、前記総賞球払出数の最多値に対して低い割合の総賞球払出数によって減少した総賞球払出数に基づいて、前記始動口への遊技球の入賞を緩和する始動口入賞緩和手段をさらに有することを特徴としている。
【0025】
請求項3に記載の発明によれば、擬似当たり処理手段による遊技者への総賞球払出数が減った分を積極的に始動口緩和手段によるへの始動口への入賞のし易さに置き換える。
【0026】
すなわち、賞球減と始動口入賞緩和とは相対的なものであり、請求項1及び請求項2では、始動口への入賞のし易さが現状維持を前提としているのに対し、請求項3では、積極的に始動口の入賞緩和を実行する。これにより、従来よりも始動口への入賞がし易くなる。そして入賞がし易くなった分、抽選回数が増えると共に始動口への入賞に応じた賞球を獲得できるため、遊技者は、継続的に趣向性を維持することができる。
【0027】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記擬似当たり処理手段における、総賞球払出数の最多値に対して低い割合の総賞球払出数とする手段が、前記所定の入賞口の開放時間の短縮或いは前記所定の入賞口への入賞制限値の減少であることを特徴としている。
【0028】
請求項4に記載の発明によれば、擬似当たり処理手段の実施態様の1つであり、所定の入賞口の開放時間の短縮或いは前記所定の入賞口への入賞制限値の減少によって実現する。すなわち、遊技球の入賞口への入賞チャンスを減らすことで、所謂パンクによる総賞球払出数の減少を図っている。
【0029】
パンクとは、次のラウンドに移行する条件が成立せず、大役処理が途中で終了してしまうことを言う。
【0030】
請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記擬似当たり処理手段が、ラウンドの更新の制限であることを特徴としている。
【0031】
請求項5に記載の発明によれば、擬似当たり処理手段の実施態様の1つであり、ラウンドの更新の制限によって実現する。これも、請求項4と同様、遊技球の入賞口への入賞チャンスを減らすことができるが、本請求項5では、前記請求項4で言うパンクではなく、通常の大役処理とは異なる制御によって、賞球減を図っている。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の一実施の形態に係るパチンコ機10が示されている。パチンコ機10は外枠12を備え、外枠12の前面には、窓部を有する額縁状の内枠14の一側部(図1の左辺部)が開閉可能に取付けられている。
【0033】
内枠14には、複数の表示灯62、63やスピーカ64、66が設けられている。また、内枠14の中央には、窓部となっており、この窓部には紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行とされた一対のガラス16(二重構造)が装着されたガラス枠20が設けられている。また、内枠14の図1の右辺部には施錠装置(シリンダ)22が設けられている。
【0034】
ガラス枠20の下方位置には、球皿部24を備えた一体皿26が配設されている。この一体皿の球皿部24には、貯球タンク(図示省略)と連通し、この貯球タンク内のパチンコ球を球皿部24へ流出させる連通口23が設けられている。
【0035】
一体皿26は、その一側部(図1の左辺部)が内枠14に対して開閉可能に取付けられている。一体皿26の前面には、左側下部に灰皿28が配置され、右側下部には発射装置164(図3参照)から発射する打球の飛距離を調整するための発射ハンドル30が設けられている。
【0036】
また内枠14の窓部には、遊技盤載置台に載せて交換可能とされた遊技盤32が窓部に対応して設置されている。
【0037】
図2に示される如く、遊技盤32は、外バンド36及び内バンド38によって囲まれた略円形状の遊技領域40が形成されている。
【0038】
遊技領域40には、図示しない釘や風車の他、センター役物42、当該センター役物42に設けられた特別図柄表示装置43、並びに大入賞口(変動入賞装置)44等の役物、始動口46や通過装置48、入賞装置49等の遊技部品が取り付けられており、最下位置にアウト口54が配置されている。
【0039】
図3には、パチンコ機10を制御するための制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基板150を中心として、払出制御基板152、音声制御基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板158、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されている(なお、以下これら(符号152、156、158、160)を総称する場合、副制御基板151という)。
【0040】
なお、主制御基板150並びに副制御基板151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側のホールコンピュータ208に接続することにより、パチンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0041】
主制御基板150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御基板150からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板151が独自に実行する。
【0042】
払出制御基板152は、払出賞球装置162を制御して、球貸し時の払出し、入賞時の賞球に応じてパチンコ球を払い出すものであり、音声制御基板154は、パチンコ機10に設けられたスピーカ64、66からの効果音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156は、パチンコ機10に取り付けられた複数の表示灯62、63の点灯・消灯を制御し、発射制御基板158は、発射装置164を制御して、遊技者によるハンドル30の操作に応じてパチンコ球を打ち出す。
【0043】
図柄表示制御基板160は、前記特別図柄表示装置43と接続されており、主制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出効果をもたらす表示を実行する。すなわち、特別図柄表示装置43では、見掛け上帯状に複数の図柄(ここでは、説明を簡略化するために0〜9までの10種類の数字を図柄とする)が設けられた図柄群を3列同時に表示し、それぞれ独立して図柄の変動演出を行う。
【0044】
この変動終了時に、全ての図柄が同一、すなわち000、111、222、333、444、555、666、777、888、999となった場合を当たり図柄とし、遊技者に報知する。
【0045】
また、上記当たり図柄は、確変図柄と非確変図柄とに分類されており、本実施の形態では、奇数(111、333、555、777、999)が確変図柄であり、偶数(222、444、666、888、000)が非確変図柄であり、主制御基板150からの指示で同じ当たりであっても区別して報知するようになっている。
【0046】
上記図柄変動パターンによる報知後、当たりとなると、大入賞口44が所定時間(通常状態では30秒)、所定回数開放され(1回の開閉を1ラウンドとし、一般に合計で10〜16ラウンド継続する。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする(大役処理)。
【0047】
ここで、この大入賞口44の内部には、所謂Vゾーン(特定領域)が設けられており、Vゾーンに入賞(通過)することでラウンドの更新の権利を得ることができる構成となっている。また、大入賞口44の開放中に所定数(通常では10個)の入賞があると、時間に余裕があってもこのラウンドは終了する。
【0048】
図4に示される如く、前記大入賞口44内には、Vゾーンへの入賞或いはVゾーン以外への入賞を選択的に促進するVゾーンガイド280が設けられている。
このVゾーンガイド280は、Vゾーンへのガイド位置と非ガイド位置に切り替えるためのソレノイド284が接続されている。
【0049】
Vゾーンガイド280は、シーソーの如く水平を境界として左右に傾斜する可動片282を備えている。この可動片282の傾斜方向中央部には、回転軸286が取付けられたフランジ282Aが形成されている。回転軸286には、クランクレバー288の一端部が軸支されており、このクランクレバー288を長手方向に動作させることで、回転軸286を中心に前記可動片282を回転させ、左右の何れかに傾斜させることができる。
【0050】
クランクレバー288の他端部は略L字型に屈曲されており、その屈曲部に回転軸290が取付けられている。また、この屈曲部を境として、前記可動片282方向とは異なる方向(90°の方向)に延出された側には、ソレノイド284の伸縮ロッド284Aに取付けられている。この結果、伸縮ロッド284Aが伸長されたときは、クランクレバー288がソレノイド284側に引き戻されるため、可動片282は、遊技者から見て左上がり傾斜となる(ガイド位置)。一方、伸縮ロッド284Aが引き込まれたときは、クランクレバー288がソレノイド284側から押し出されるため、可動片282は、遊技者から見て右上がり傾斜となる(非ガイド位置)。
【0051】
前記主制御基板150には、始動口46に設けられた始動入賞センサ168、通過装置48を通過したパチンコ球を検出する通過センサ171、入賞装置49に入賞したパチンコ球を検出する入賞センサ172、並びに大入賞口44に入賞したパチンコ球を検出する大入賞口センサ173が接続されている。なお、大入賞口44には、大入賞口の開閉動作を継続するためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにもVゾーンセンサ177が設けられており、主制御基板150に接続されている。
【0052】
また、この主制御基板150には、始動口46に設けられた電動チューリップ47を開閉させるためのソレノイド174、大入賞口44を開閉させるためのソレノイド175が接続されている。
【0053】
さらに、主制御基板150には、前記大入賞口44内に設けられたVゾーンガイド280(図4参照)の可動片282をVゾーンへのガイド位置と非ガイド位置に切り替えるためのソレノイド284が接続されている。
【0054】
また、主制御基板150では、特別図柄や普通図柄の当/外抽選がなされ、この抽選結果に基づく特別図柄表示装置43での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板160には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容のデータが予め記憶されており、命令信号に基づいてデータが選択されて、起動するようになっている。
【0055】
なお、図示は省略したが、遊技盤32に設けられる普通図柄表示装置や保留ランプユニット260等も主制御基板150によって制御されるようになっている。
【0056】
ここで、本実施の形態では、抽選の結果当たり、かつ確変図柄の内、特定の図柄(本実施の形態では「111」とする)を疑似当たり図柄として設定し、実質的に大役処理をほとんど賞球がないまま終了させる制御を行っている。すなわち、図柄が「111」で当たった場合には、通常大役仕様(30秒開放)ではなく、疑似大役仕様(0.5秒開放)とすることで、実質的ほとんどパチンコ球が大入賞口44に入賞しない状況を形成する。この結果、この疑似大役処理は所謂パンクとなり、遊技者は賞球の面では、ほとんど有利な状態とは言えなくなる。
【0057】
ところが、当たり図柄「111」は確変図柄であり、当該パンク後の通常遊技では確変状態で遊技を進行させることができることになる。
【0058】
以下、図5に従い、この大役処理の仕様の選択について説明する。
【0059】
図6は、本実施の形態における主制御基板150での大役処理の仕様設定のための機能を示すブロック図である。
【0060】
始動口46に設けられた入賞センサ168は、入賞確認部250に接続されており、始動口46への入賞の有無を確認する。
【0061】
始動口46に入賞があったことを確認すると、入賞確認部250から乱数取得部252に確認信号が送出される。
【0062】
乱数取得部252では、確認信号を受信することで、乱数カウンタ254から乱数値を取得し、この取得した乱数値を保留処理部256へ送出する。
【0063】
保留処理部256には、保留メモリ258及び保留ランプユニット260が接続されており、必要に応じて最新に取得した乱数値を保留メモリ258に記憶したり、保留メモリ258から最先に記憶した乱数値を読み出したり、或いは保留メモリ258内の最先に記憶した乱数値と入れ替えたり、等の更新処理を実行する。
【0064】
また、保留処理部256は、保留メモリ258内の保留数に応じて保留ランプユニット260を制御し、保留数を保留ランプ260A乃至Dの点灯数で遊技者に報知する。
【0065】
なお、保留処理部256による乱数値の更新は、前記入賞確認時の他、後述する命令信号生成部262で設定される図柄変動パターン演出時間に基づいて実行される。
【0066】
保留ランプ処理部256では、命令信号生成部262からの信号に基づき、取得した最先の乱数値を抽選部264に送出する。抽選部264には、当たり値メモリ266が接続されており、取得した乱数値と、当たり値とが比較され、当/外の判定を実行する。判定結果は、命令信号生成部262並びに遊技形態設定部268へ送出されるようになっている。
【0067】
また、命令信号生成部262では、抽選結果(当/外に関係なく)に基づいて図柄変動パターン等の演出パターンを読み出し、命令信号出力部270により、副制御基板151へ命令信号を送出する。
【0068】
一方、遊技形態設定部268には、通常大役仕様メモリ272と疑似大役仕様メモリ274とが接続されており、抽選の結果が当たりの場合に何れかのデータが選択的に読み出されるようになっている。
【0069】
また、遊技形態設定部268では、当たりの場合に確率設定部276へ確変当たりか非確変当たりかの確変判別信号を送出するようになっており、この確変設定部276では、確変判別信号に基づいて抽選部264での乱数値の比較対照である当たり値を選択し、当たり確率を変更する。
【0070】
本実施の形態では、通常遊技(非確変)で1/250〜1/360の通常の抽選確率で抽選が実行され、高確率遊技(確変)では、1/50という通常遊技状態と比較して甘めの抽選確率で抽選が実行される。
【0071】
また、遊技形態設定部268は、大役処理実行指示部278にも接続されており、遊技形態設定部278によって設定された遊技形態に基づいて、大入賞口44用のソレノイド175の駆動を制御する。
【0072】
すなわち、本実施の形態では、通常大役仕様の遊技形態において、Vゾーンガイドソレノイド284を制御して、可動片282の初期状態をガイド位置にすると共に、Vゾーンへの入賞後に,非ガイド位置に切り替える。また、大入賞口用ソレノイド175では、大入賞口44の開放時間を30秒(現状)にセットする。上記遊技形態を表2で表すと次の如くなる。なお、表1における、図柄A類と図柄B類が確変図柄であり、図柄C類が非確変図柄である。
【0073】
【表1】
Figure 2004229955
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0074】
まず、通常遊技の流れを説明する。
【0075】
遊技者がハンドル30を把持し、発射のための操作を行なうと、このハンドル操作量(回転量)に応じた強度で、パチンコ球が打ち出される。
【0076】
パチンコ球が打ち出されると、外バンド36及び内バンド38に案内されて盤面32の釘や風車等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落下していく。ここで、始動口46にパチンコ球が入賞すると、乱数カウンタを用いて所定の確率下で大役抽選が開始される。この大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれにおいて、予め準備された図柄変動パターンを選択(乱数カウンタで選択してもよい)し、特別図柄表示装置43に図柄変動パターンを表示する。
この図柄変動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0077】
抽選の結果が当りの場合は、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウンド)の大役処理が実行される。この大役処理中は、大入賞口44がほとんど開放状態(30秒開放の繰り返しでVゾーンへの入賞で最大ラウンドまで更新)であるため、遊技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウンドの大役処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
【0078】
なお、大入賞口44の内部には、Vゾーンガイド280が設けられており、大入賞口44の開放時の初期状態として、可動片282の傾斜をVゾーン方向に転動するガイド位置にしている。また、Vゾーンの入賞後は非ガイド位置にすることで、大入賞口44の開放中、Vゾーンへの入賞を補助することができる。
【0079】
ところで、上記抽選の結果が当たりの場合、遊技者への特典として、大役処理後の通常遊技時に1/2の確率で確変に突入することができる。これは、前記図柄変動パターンにおける当たり停止図柄の内の半分に該当する。すなわち、本実施の形態では、奇数図柄による当たり(111、333、555、777、999)の場合確変となり、偶数図柄による当たり(22、444、666、888、000)の場合非確変となる。
【0080】
ここで、本実施の形態では、抽選の結果当たり、かつ確変図柄の内、特定の図柄(本実施の形態では「111」)を疑似当たり図柄として設定している。
【0081】
この疑似当たり図柄での当たりは、実質的に大役処理をほとんど賞球がない。
すなわち、図柄が「111」で当たった場合には、前述の通常大役仕様(30秒開放)ではなく、疑似大役仕様(0.5秒開放)とすることで、実質的ほとんどパチンコ球が大入賞口44に入賞しない状況となる。
【0082】
以下、図6のフローチャートに従い、大役処理の仕様設定処理ルーチンを説明する。
【0083】
ステップ300では、フラグFをリセット(0)し、次いでステップ302で始動口46にパチンコ球が入賞したか否かが判断される。このステップ302で否定判定の場合は、このルーチンは終了し、肯定判定されると、ステップ304へ移行して抽選が実行される。なお、この場合、保留がある場合には、保留メモリ258に最先に記憶した乱数値がよみだされて抽選されることになる。また、保留が満杯の場合には、今回の始動口46への入賞による抽選はキャンセルされる。
【0084】
次のステップ306では、抽選の結果が当たりか否かが判断され、肯定判定されるとステップ308へ移行して、この当たりが確変図柄か否かが判断される。
すなわち、本実施の形態では、奇数図柄(111、333、555、777、999)が確変図柄である。このステップ308で否定判定された場合には、このルーチンは終了し、肯定判定されると、ステップ310でフラグFをセット(1)した後、ステップ312へ移行して疑似当たりの図柄であるか否かが判断される。
【0085】
すなわち、本実施の形態では、確変図柄の内の1つ(111)を疑似当たりとして設定しており、この疑似当たり図柄(111)で当たりの場合と、それ以外とで大役処理の際の仕様を変更している。
【0086】
ステップ312で肯定判定された場合には、上記疑似当たり図柄での当たりと判定され、ステップ314へ移行して大入賞口44の1回の開放時間を0.5秒とし、次いでステップ316へ移行してVゾーンガイド280の可動片282を非ガイド位置に初期セットして、ステップ318へ移行する。
【0087】
また、ステップ312で否定判定された場合には、疑似当たり以外の図柄での当たりと判定され、ステップ317へ移行して大入賞口44の1回の開放時間を30秒とし、次いでステップ319へ移行してVゾーンガイド280の可動片282をガイド位置に初期セットして、ステップ318へ移行する。
【0088】
ステップ318では大役処理の実行指示を出力する。この指示に従い、大役処理が開始される。
【0089】
しかし、疑似当たりでの大役処理は、大入賞口44の開放時間が極めて短いため、ほとんど入賞が期待できず、所謂パンクとなる。これは意図的に行ったものであり、このパンクによって店側に有利となる分を、始動口46への入賞し易さに代えている(詳細後述)。
【0090】
なお、上記構成において、大入賞口44の直上流位置にパチンコ球がある状況下では、0.5秒間の開放中に大入賞口44に入賞する場合もあるが、Vゾーンガイド280の可動片282が非ガイド位置にセットされているため(ステップ316)、入賞に対する賞球が払い出されるものの、パンクになる可能性は極めて大きいことに変わりはない。
【0091】
次のステップ320では、大役処理が終了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ322へ移行して、フラグFがセットされているか否かが判断される。このステップ322で肯定判定された場合には、確変図柄での大役処理であると判定され、疑似当たり、本当たりに関わらずステップ324へ移行して抽選確率を高確率(1/50程度)に設定してこのルーチンは終了する。また、ステップ322で否定判定された場合には、非確変図柄での当たりであるため、通常の確率(1/250から1/350程度)を維持してこのルーチンは終了する。
【0092】
以下、疑似当たり(疑似大役仕様)の設定の作用効果を説明する。
【0093】
本実施の形態の場合、確変を継続的に得る、連続確変当たりの平均値は、通常遊技状態において大役が抽選された場合、確変(非確変)に抽選される確率は1/2であるため、大役が非確変図柄で抽選された状態で、当該大役が合計で1回処理された後、通常遊技状態に戻る確率は1×(1/2)、また、通常遊技状態から確変図柄で大役抽選された後、確変状態において非確変図柄で大役が抽選され、大役が合計で2回処理されて通常遊技状態に戻る確率は、2×(1/2)、同様に大役が2回連続で確変図柄によって抽選され、後の確変状態において非確変図柄で大役が抽選され、大役が合計3回処理されて通常遊技状態に戻る確率は、3×(1/2)、確変図柄が連続してn−1回処理された後に非確変図柄で大役が抽選され、大役が合計でn回処理されて通常遊技状態に戻る確率はn×(1/2)になる。
【0094】
そこで、本実施の形態における遊技仕様において大役が抽選されたときに確変によって大役が比較的短時間で連続する回数Nは2(=1×(1/2)+2×(1/2)+3×(1/2)+・・・+n×(1/2)に収束する。
【0095】
すなわち、連続確変当たり(連チャン)の平均値は2回となる。ここで、例えば、大役1回で2000発の賞球があったとすると、2連チャンで4000発獲得することになる。
【0096】
また、抽選確率が1/400、始動入賞の払い戻しが5球、として計算すると、大役抽選(始動入賞)400回に対して1回の割合で当たりを引くことなる。
これを1回当たりの抽選に換算すると10球(=4000/400)となる。また、始動口46への入賞払出数(5球)を加算すると、結果として1回の抽選の賞球数は15球となる。
【0097】
これに対して、確変図柄であって、ほとんど大役処理の賞球がない疑似大役を設けると、実質、10種類の当たり図柄があるにも関わらず9種類で計算することになり、前記大役1回に大入賞口への入賞に対して払い出される総賞球払出数が2000発の計算でいくと、疑似大役分を差し引かなければならない。すなわち、2000×9/10+0×1/10=1800となり、2連チャンの場合は3600発となる。
【0098】
これから、1回の抽選の総賞球払出数を計算すると、400回に1回の当たりは上記と同一であるため、9球(=3600/400)となり、始動口46への入賞払出数(5球)を加算すると、結果として1回の抽選の賞球数は14球となる。
【0099】
上記のように、2連チャン、抽選確率を1/400、1回の大役による総賞球払出数を2000発として考えると、1回当たり1発分の余裕が店側にでき、その分を始動口46への入賞がし易い釘調整(甘めの釘調整)が可能となる。この釘の調整が請求項3の始動口入賞緩和手段であり、釘自体および釘の調整は手作業によるものが多いが、設計の段階で甘くする設定で自動釘打ち装置を制御することも可能である。
【0100】
上記釘自体とは、遊技盤上で調整可能にな領域に配置された遊技釘であって、主に始動口46の所謂命釘(図示省略)、および始動口46へパチンコ球を案内するための誘導部材(図示省略)であり、誘導部材には、所謂誘導釘はもちろん、風車、各種役物も包含される。
【0101】
また、上述した手作業による始動口入賞緩和手段の構成の代わりに、始動口46を周知の電動チューリップ(図示省略)によって構成することにより、単位時間当たりの始動入賞数を調整してもよい。
【0102】
なお、始動口46への入賞のし易さのための始動口入賞緩和手段としては、アダプタ等の付け替えによって始動口の開口面積を拡大したり、開閉機構を持つ複数の始動口を設けておき、選択的に有効始動口を設定するといった手段であってもよい。
【0103】
この結果、始動口46への入賞が多くなり、遊技者は遊技の継続中の抽選回数が増えるため、期待感を維持することができる。
【0104】
なお、上記数値は、計算上、端数が出ないようにしてわかりやすく説明するための数値であって、実際のパチンコ機10における抽選確率等は上記数値にとらわれるものでない。それぞれの遊技仕様(抽選確率、大役による総賞球払出数等)から正確に計算すればよい。
【0105】
このように本実施の形態では、抽選確率を変更したり、大役のラウンド数を変更したり、別途、確変図柄を設定するといった、大幅な遊技仕様の変更をせずに、大役処理の一部のチャンスを実質的なパンクを促進し、総賞球払出数を減らすことで、稼働状況の大きな波を緩和させると共に、この総賞球払出数の減少分を始動口46への入賞がし易くなることによる抽選回数の増加で等価交換したため、遊技者の遊技意欲を減退させず、集客を安定させることができるため、稼働状況を比較短期で予測することができる。
【0106】
また、遊技者にとっても、抽選回数が増えるということは、常に保留が存在し、例え外れが多くても次の抽選への期待感を持続させることができる。
【0107】
なお、本実施の形態では、確変機能を備えたパチンコ機を例にとり説明したが、時短機能を持ったパチンコ機でも疑似当たりで賞球が減少した分を時短回数に置換して設定値を計算すれば同様の効果を得ることができる。また、もちろん、確変機能と時短機能とが併用されたパチンコ機にも適用可能である。
【0108】
また、上記疑似大役の際、当たりを報知する画面が流れることになるが、遊技者がこの当たりを報知する画面を見て違和感が生じないように、別途疑似大役の際の図柄変動パターンを設定するようにしてもよい。
【0109】
例えば、リーチ状態で最終停止図柄が、疑似当たり図柄の「1」と通常の当たり図柄の「2」とで交互に停止しそうな演出を行っているとき、「1」が所定の停止位置にきたときに大入賞口44を0.5秒間開放して、球が入らなければ「2」で確定し、仮に入賞した場合は、上記「1」と「2」の入れ替え演出を継続する。
【0110】
このように演出途中と疑似当たりの際の大入賞口44の開放を同時に行うことで、遊技者には外れと認識させ、パチンコ機の誤動作で大入賞口44の開放時間が短いのではないかといった疑惑を持つことがなくなり、店側とのトラブルの発生を防止することができる。
【0111】
なお、本実施の形態では、確変図柄の内の1つの図柄(111)を疑似大役図柄として設定したが、従来、非確変図柄であったものを確変図柄として適用してもよい。
【0112】
また、疑似当たりは連続して発生すると、上記計算に対して誤差が発生するため、内部的に疑似当たりを連続した場合に、ソフト的に入れ替えるといった補完的制御をつけることが好ましい。
【0113】
さらに、上記実施の形態では、パンクを促進する手段(疑似当たり処理手段)として、大入賞口44の開放時間を短くしたが、大入賞口44の開口量を少なくしたり、ラウンド数自体を短くしたり、或いは1ラウンド中の総賞球払出数を少なくしたり等様々な手段が適用可能である。但し、本実施の形態のような大入賞口44の開放時間でパンクを促進させるようにすれば、開放時間のデータのみを2種類用意すればよく、他の動作系を変更する必要がない分有利となる。
【0114】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、当たりの抽選の確率を維持しつつ、かつ、抽選回数を増やすことで、従前の遊技仕様の下で遊技者の遊技に対する趣向性を高め、かつ、遊技者の投資並びに報酬の波を緩和することで、稼働率の予測をつき易くすることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】本実施の形態に係る遊技機の正面図である。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機における制御系のブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る大入賞口内に設けたVゾーンガイドの斜視図である。
【図5】本実施の形態における主制御基板150での大役処理の仕様設定のための機能を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態における大役処理の仕様設定のための制御ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 パチンコ機
42 センター役物
43 特別図柄表示装置
44 大入賞口(所定の入賞口)
46 始動口
150 主制御基板
151 副制御基板
168 入賞センサ
175 ソレノイド(疑似当たり処理手段)
250 入賞確認部
252 乱数取得部
254 乱数カウンタ
256 保留処理部
258 保留メモリ
260 保留ランプユニット
260A乃至D 保留ランプ
262 命令信号生成部
264 抽選部
266 当たり値メモリ
268 遊技形態設定部(疑似当たり処理手段)
270 命令信号出力部
272 通常大役仕様メモリ
274 疑似大役仕様メモリ
276 確率設定部(特典付加手段)
278 遊技形態設定部
280 Vゾーンガイド
282 可動片
284 ソレノイド(疑似当たり処理手段)
286 回転軸
288 クランクレバー
290 回転軸

Claims (5)

  1. 始動口への遊技球の入賞を契機に、所定の確率で抽選が実行され、当該抽選の結果を図柄変動パターン演出によって報知すると共に、当該抽選の結果が当たりの場合に、所定の入賞口を時間及び入賞球数の少なくとも何れか一方の制限をつけて開閉する動作を所定ラウンド実行することで、遊技者に有利な遊技状態を実現する大役処理機能を備え、
    前記大役処理後に、前記抽選が通常よりも早期に当たりとなり得る特典を付加する特典付加手段と、
    前記抽選の結果が当たりの中に、擬似当たりを設定しておき、当該擬似当たりの場合に、前記大役処理における総賞球払出数の最多値に対して低い割合の総賞球払出数とする擬似当たり処理手段と、を有する遊技機
  2. 前記特典付加手段が、前記大役処理後の抽選確率を通常の確率よりも甘くする確率変動手段、並びに前記大役処理後の抽選結果の報知時間を通常の報知時間よりも短縮する時短手段の少なくとも何れか一方であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記総賞球払出数の最多値に対して低い割合の総賞球払出数によって減少した総賞球払出数に基づいて、前記始動口への遊技球の入賞を緩和する始動口入賞緩和手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記擬似当たり処理手段における、総賞球払出数の最多値に対して低い割合の総賞球払出数とする手段が、前記所定の入賞口の開放時間の短縮或いは前記所定の入賞口への入賞制限値の減少であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
  5. 前記擬似当たり処理手段が、ラウンドの更新数の制限であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
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