JPH0536457Y2 - - Google Patents
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- JPH0536457Y2 JPH0536457Y2 JP1990124048U JP12404890U JPH0536457Y2 JP H0536457 Y2 JPH0536457 Y2 JP H0536457Y2 JP 1990124048 U JP1990124048 U JP 1990124048U JP 12404890 U JP12404890 U JP 12404890U JP H0536457 Y2 JPH0536457 Y2 JP H0536457Y2
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- winning
- opening
- ball
- pachinko
- pachinko balls
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 34
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 11
- 210000003746 feather Anatomy 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、パチンコ機の遊技盤面に配され、パ
チンコ球が入賞することによつて遊技性を提供す
るパチンコ機の入賞装置に関する。
チンコ球が入賞することによつて遊技性を提供す
るパチンコ機の入賞装置に関する。
(従来の技術)
従来のパチンコ機の入賞装置の一例としては、
入賞装置の左右に対向する可動片および羽根部材
からなる誘導部材を備え、この誘導部材の開閉動
作によつて、誘導部材の間に形成される入賞領域
にパチンコ球が入り易い状態と入り難い状態とを
作り出すものがある。この入賞装置は、所定の入
賞口にパチンコ球は入賞したとき、誘導部材を予
め定められた回数(例えば、1回または2回)だ
け可変させる。誘導部材によつて入賞領域の内方
に導かれたパチンコ球が、入賞領域内に形成され
た作動入賞口に入賞したときは、誘導部材がさら
に、多くの回数(例えば、18回)の開閉動作を繰
り返すことによつて入賞確率の増大状態を作り出
している。すなわち遊技者に有利な権利が発生す
ることになる。
入賞装置の左右に対向する可動片および羽根部材
からなる誘導部材を備え、この誘導部材の開閉動
作によつて、誘導部材の間に形成される入賞領域
にパチンコ球が入り易い状態と入り難い状態とを
作り出すものがある。この入賞装置は、所定の入
賞口にパチンコ球は入賞したとき、誘導部材を予
め定められた回数(例えば、1回または2回)だ
け可変させる。誘導部材によつて入賞領域の内方
に導かれたパチンコ球が、入賞領域内に形成され
た作動入賞口に入賞したときは、誘導部材がさら
に、多くの回数(例えば、18回)の開閉動作を繰
り返すことによつて入賞確率の増大状態を作り出
している。すなわち遊技者に有利な権利が発生す
ることになる。
そして、入賞確率の増大状態中に、再び作動入
賞口に入賞したときは、その時点から再び誘導部
材の18回開閉動作を繰り返し、この18回開閉動作
は、最大8回まで継続される。また、誘導部材の
18回開閉動作中に入賞領域へ10個のパチンコ球の
入賞があり、そのうち一つも作動入賞口に入賞し
なければ、18回開閉動作による入賞確率の増大状
態は終了する。
賞口に入賞したときは、その時点から再び誘導部
材の18回開閉動作を繰り返し、この18回開閉動作
は、最大8回まで継続される。また、誘導部材の
18回開閉動作中に入賞領域へ10個のパチンコ球の
入賞があり、そのうち一つも作動入賞口に入賞し
なければ、18回開閉動作による入賞確率の増大状
態は終了する。
このため、遊技者は少しでも多くのパチンコが
入賞領域内に誘導され、作動入賞口に対する入賞
可能性が増大することを望んでいる。
入賞領域内に誘導され、作動入賞口に対する入賞
可能性が増大することを望んでいる。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながら、上記遊技者に有利な権利の発生
中、誘導部材の開閉動作のタイミングによつて
は、一旦、誘導部材によつて拾われたパチンコ球
が、誘導部材の外側方向に弾かれることによつ
て、入賞領域内に誘導されないことがある。した
がつて、このパチンコ球は作動入賞口に対する入
賞可能性が皆無になることから、遊技者は上述し
た遊技者に有利な権利の発生に対する期待感が減
少し、遊技意欲を減退させることになる。
中、誘導部材の開閉動作のタイミングによつて
は、一旦、誘導部材によつて拾われたパチンコ球
が、誘導部材の外側方向に弾かれることによつ
て、入賞領域内に誘導されないことがある。した
がつて、このパチンコ球は作動入賞口に対する入
賞可能性が皆無になることから、遊技者は上述し
た遊技者に有利な権利の発生に対する期待感が減
少し、遊技意欲を減退させることになる。
また誘導部材は、先端部が基端部よりも薄く形
成され、しかも常時露出された構成が主流である
ことから、打ち出されるパチンコ球の衝撃によつ
て誘導部材の先端部が破損され易い。
成され、しかも常時露出された構成が主流である
ことから、打ち出されるパチンコ球の衝撃によつ
て誘導部材の先端部が破損され易い。
そこで本考案は、誘導部材の先端部の破損を防
止すると共に誘導部材によつて一旦、拾われたの
ちに誘導部材の外側方向に弾かれたパチンコ球
が、入賞領域内に誘導される可能性を増大させる
パチンコ機の入賞装置の提供を目的とするもので
ある。
止すると共に誘導部材によつて一旦、拾われたの
ちに誘導部材の外側方向に弾かれたパチンコ球
が、入賞領域内に誘導される可能性を増大させる
パチンコ機の入賞装置の提供を目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するための本考案は、パチンコ
機の遊技盤面に配される入賞装置であつて、該入
賞装置に、パチンコ球が入賞する入賞領域と、前
記入賞領域の上下に配されパチンコ球を該入賞領
域の側方から流入させるための流入口を形成する
隔壁と、前記流入口の上側開口縁に配されパチン
コ球径よりも小径の開口を有する凹室と、前記入
賞領域内に配された作動入賞口および通常入賞口
とを設け、前記流入口からパチンコ球が入賞し易
い開状態と入賞しない閉状態とを作り出す可変自
在な誘導部材を設けると共に、該誘導部材の最先
端部には、前記開状態のときに垂直上向きに屈曲
し前記閉状態のときに前記突出した先端部を前記
凹室の開口内に収容すると同時に基端部の近傍内
側を前記流入口の上側開口縁に臨ませる球落下防
止突起を設けた構成を備えている。
機の遊技盤面に配される入賞装置であつて、該入
賞装置に、パチンコ球が入賞する入賞領域と、前
記入賞領域の上下に配されパチンコ球を該入賞領
域の側方から流入させるための流入口を形成する
隔壁と、前記流入口の上側開口縁に配されパチン
コ球径よりも小径の開口を有する凹室と、前記入
賞領域内に配された作動入賞口および通常入賞口
とを設け、前記流入口からパチンコ球が入賞し易
い開状態と入賞しない閉状態とを作り出す可変自
在な誘導部材を設けると共に、該誘導部材の最先
端部には、前記開状態のときに垂直上向きに屈曲
し前記閉状態のときに前記突出した先端部を前記
凹室の開口内に収容すると同時に基端部の近傍内
側を前記流入口の上側開口縁に臨ませる球落下防
止突起を設けた構成を備えている。
(作用)
上記構成によつて、閉状態では、球落下防止突
起は先端部を凹室の開口内に収容すると同時に、
基端部の近傍内側を流入口の上側開口縁に臨ませ
ているためパチンコ球が球落下防止突起の一部に
衝突しても、誘導部材の最先端部位すなわち球落
下防止突起は凹室の開口内に収容され、しかも開
口径がパチンコ球径よりも小径なので、パチンコ
球が直接、球落下防止突起に衝突することはな
い。
起は先端部を凹室の開口内に収容すると同時に、
基端部の近傍内側を流入口の上側開口縁に臨ませ
ているためパチンコ球が球落下防止突起の一部に
衝突しても、誘導部材の最先端部位すなわち球落
下防止突起は凹室の開口内に収容され、しかも開
口径がパチンコ球径よりも小径なので、パチンコ
球が直接、球落下防止突起に衝突することはな
い。
このような閉状態に誘導部材は球落下防止突起
を形成する屈曲部位を隔壁から突出し、この屈曲
部位がパチンコ球に衝突し易くなつているが、そ
の屈曲形状によつて球落下防止突起の基端部に良
好な強度を付与する。
を形成する屈曲部位を隔壁から突出し、この屈曲
部位がパチンコ球に衝突し易くなつているが、そ
の屈曲形状によつて球落下防止突起の基端部に良
好な強度を付与する。
他方、開状態が形成されて誘導部材がパチンコ
球を一旦拾つたのち、入賞領域の外側に向かつて
弾かれた場合、球落下防止突起は誘導部材の最先
端部に垂直上向きに屈曲しているので、そのパチ
ンコ球を球落下防止突起で受け止めるので、パチ
ンコ球は球落下防止突起によつて入賞領域の流入
口方向に弾き返され、パチンコ球が入賞領域内に
誘導される可能性を増大させる。また凹室にパチ
ンコ球が衝突しても、径の差によつてパチンコ球
が凹室に入り込むことはなく、そのパチンコ球は
外側に向かつて弾き返される。
球を一旦拾つたのち、入賞領域の外側に向かつて
弾かれた場合、球落下防止突起は誘導部材の最先
端部に垂直上向きに屈曲しているので、そのパチ
ンコ球を球落下防止突起で受け止めるので、パチ
ンコ球は球落下防止突起によつて入賞領域の流入
口方向に弾き返され、パチンコ球が入賞領域内に
誘導される可能性を増大させる。また凹室にパチ
ンコ球が衝突しても、径の差によつてパチンコ球
が凹室に入り込むことはなく、そのパチンコ球は
外側に向かつて弾き返される。
(実施例)
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、第1図は、本考案の第1実施例であ
る入賞装置1であり、第2図に入賞装置1の横断
部を示すように表面部2、中間部3および後部4
からなり互いに固定されている。第1図は、各部
からなるもののうち表面部2を除いた中間部3の
正面を示している。第1図に示すように中間部3
の正面で、その上部と下部には隔壁5が一体に形
成され、パチンコ球の通路をなすと共にこの隔壁
5の表側には、上記した表面部2が取り付けられ
るようになつている。
する。まず、第1図は、本考案の第1実施例であ
る入賞装置1であり、第2図に入賞装置1の横断
部を示すように表面部2、中間部3および後部4
からなり互いに固定されている。第1図は、各部
からなるもののうち表面部2を除いた中間部3の
正面を示している。第1図に示すように中間部3
の正面で、その上部と下部には隔壁5が一体に形
成され、パチンコ球の通路をなすと共にこの隔壁
5の表側には、上記した表面部2が取り付けられ
るようになつている。
中間部3の頂部には、隔壁5に囲まれ、パチン
コ球が入るように天入賞口6が形成され、その下
部には天下入賞口7が形成されて、第2図に示し
ている樋8から図示省略されている通路へ落下す
るようになつている。また、隔壁部5には突出部
5a,5aを設けて、羽根9,9の先端部を隔壁
5の内側に位置させている。
コ球が入るように天入賞口6が形成され、その下
部には天下入賞口7が形成されて、第2図に示し
ている樋8から図示省略されている通路へ落下す
るようになつている。また、隔壁部5には突出部
5a,5aを設けて、羽根9,9の先端部を隔壁
5の内側に位置させている。
中間部3の中央で、その両側にはパチンコ球を
大入賞口18の側方から流入させるための流入口
5cが隔壁5によつて形成されるとともに(第1
図参照)、誘導部材としての羽根9,9が各回転
軸10,10に固着され、この回転軸10,10
は中間部3に軸支されている。9a,9aは球落
下防止突起で、球落下防止突起9a,9aは羽根
9,9の最先端部を内側方向に屈曲させることに
より、内側方向に突出形成されている。この球落
下防止突起9a,9aはパチンコ球を係止させる
ことによつて、パチンコ球が羽根9,9から弾き
飛ばされることを抑止するものである。
大入賞口18の側方から流入させるための流入口
5cが隔壁5によつて形成されるとともに(第1
図参照)、誘導部材としての羽根9,9が各回転
軸10,10に固着され、この回転軸10,10
は中間部3に軸支されている。9a,9aは球落
下防止突起で、球落下防止突起9a,9aは羽根
9,9の最先端部を内側方向に屈曲させることに
より、内側方向に突出形成されている。この球落
下防止突起9a,9aはパチンコ球を係止させる
ことによつて、パチンコ球が羽根9,9から弾き
飛ばされることを抑止するものである。
また流入口5cの上側開口縁には凹室5bが配
され、凹室5bの開口は後述する案内部21,2
1すなわち開放部25の間隔いいかえればこの間
隔はてよりも小さく定められている。
され、凹室5bの開口は後述する案内部21,2
1すなわち開放部25の間隔いいかえればこの間
隔はてよりも小さく定められている。
さらに各回動軸10,10は、第2図に示すよ
うに後部4に延びて、後部4と一体に形成されて
いるスリーブ部11,11に軸支されている。各
回動軸10,10の終端部には回動リンク12,
12が固着され、そして、回動軸10,10と偏
心した箇所には、第3図にも示すように連結板1
3,13が回動自在に軸支されている。各連結板
13,13は、さらに偏心した箇所で水平連結板
14に回動自在に軸支され、この各軸支箇所の間
の水平連結板14には、その中心位置から対称に
2個の羽根駆動ソレノイド15,15の各プラン
ジヤ16,16が固定されている。
うに後部4に延びて、後部4と一体に形成されて
いるスリーブ部11,11に軸支されている。各
回動軸10,10の終端部には回動リンク12,
12が固着され、そして、回動軸10,10と偏
心した箇所には、第3図にも示すように連結板1
3,13が回動自在に軸支されている。各連結板
13,13は、さらに偏心した箇所で水平連結板
14に回動自在に軸支され、この各軸支箇所の間
の水平連結板14には、その中心位置から対称に
2個の羽根駆動ソレノイド15,15の各プラン
ジヤ16,16が固定されている。
各プランジヤ16,16の軸部分で水平連結板
14と羽根駆動ソレノイド15,15との間に
は、スプリング17,17が装着されて、各羽根
駆動ソレノイド15,15が解磁しているとき、
その弾発力によつて各プランジヤ16,16は下
方へ突き出るようになつている。したがつて第1
図に、実線で示す羽根9,9は羽根駆動ソレノイ
ド15,15が解磁状態であつて流入口5cから
パチンコ球が入賞しない閉状態を形成し、励磁状
態の時は二点鎖線で示すように流入口5cからパ
チンコ球が入賞し易い開状態を形成する位置にな
る。
14と羽根駆動ソレノイド15,15との間に
は、スプリング17,17が装着されて、各羽根
駆動ソレノイド15,15が解磁しているとき、
その弾発力によつて各プランジヤ16,16は下
方へ突き出るようになつている。したがつて第1
図に、実線で示す羽根9,9は羽根駆動ソレノイ
ド15,15が解磁状態であつて流入口5cから
パチンコ球が入賞しない閉状態を形成し、励磁状
態の時は二点鎖線で示すように流入口5cからパ
チンコ球が入賞し易い開状態を形成する位置にな
る。
また開状態のとき、球落下防止突起9aは垂直
上向きに屈曲して形成され、閉状態のときに突出
した先端部を凹室5bの開口内に収容すると同時
に基端部の近傍内側を流入口5cの上側開口縁に
臨ませる。
上向きに屈曲して形成され、閉状態のときに突出
した先端部を凹室5bの開口内に収容すると同時
に基端部の近傍内側を流入口5cの上側開口縁に
臨ませる。
各羽根9,9が二点鎖線で示した状態になるこ
とによつて、入賞装置1の下部に開口している入
賞領域としての大入賞口18にパチンコ球が入り
易くなる。この大入賞口18の上部で、各羽根
9,9が軸支されている水平位置近くには、跳ね
板のような案内部材19が位置し、大入賞口18
を塞ぐように、また開放するように回動自在とな
つている。この案内部材19は、第2図に示すよ
うに、軸支部20から直角方向に延びている案内
部21と山形状の障害部22とが一体に形成され
ているものである。
とによつて、入賞装置1の下部に開口している入
賞領域としての大入賞口18にパチンコ球が入り
易くなる。この大入賞口18の上部で、各羽根
9,9が軸支されている水平位置近くには、跳ね
板のような案内部材19が位置し、大入賞口18
を塞ぐように、また開放するように回動自在とな
つている。この案内部材19は、第2図に示すよ
うに、軸支部20から直角方向に延びている案内
部21と山形状の障害部22とが一体に形成され
ているものである。
障害部22は山形状でなく凹形状にして、大入
賞口18に誘導させてもよい。軸支部20には、
軸23が貫通しており、その両端が、中間部3に
それぞれ軸支されている。案内部21の先端部は
直角に折曲しており、この折曲した内角部分には
傾斜を有するカム部24が形成され、案内部21
の補強も兼ねている。なお、案内部21の先端の
直角に折曲した部分は、案内部材19全体が軸2
3を中心にして回動したとき、案内部21が水平
になつて、表面部2に当接することにより、案内
部材19はそれ以上回動しないように位置決めさ
れるものである。
賞口18に誘導させてもよい。軸支部20には、
軸23が貫通しており、その両端が、中間部3に
それぞれ軸支されている。案内部21の先端部は
直角に折曲しており、この折曲した内角部分には
傾斜を有するカム部24が形成され、案内部21
の補強も兼ねている。なお、案内部21の先端の
直角に折曲した部分は、案内部材19全体が軸2
3を中心にして回動したとき、案内部21が水平
になつて、表面部2に当接することにより、案内
部材19はそれ以上回動しないように位置決めさ
れるものである。
このカム部24は、第4図および第5図にも示
すように、左右に分かれた案内部21にそれぞれ
形成されている。左右に分けられた案内部21の
間には、パチンコ球が通過する程度の開放部25
が形成され、この開放部25の内方は、上述した
軸支部20となつて、その中を軸23が貫通して
いる。この軸支部20からは、第5図の紙面の奥
方向に隠れて障害部22が形成されている。
すように、左右に分かれた案内部21にそれぞれ
形成されている。左右に分けられた案内部21の
間には、パチンコ球が通過する程度の開放部25
が形成され、この開放部25の内方は、上述した
軸支部20となつて、その中を軸23が貫通して
いる。この軸支部20からは、第5図の紙面の奥
方向に隠れて障害部22が形成されている。
この障害部22は、第4図にも示すように、上
記した開放部25の幅に近似した寸法となつて、
この幅の分だけ、大入賞口18を塞ぐようになつ
ている。第5図に示すように左右に分けられて形
成されている。案内部21は、その内部が凹部2
6,26となつて、その中に上記したカム部2
4,24が形成されていると共に凹部26,26
をなす、案内部21の両端部は、軸23が貫通す
る軸支部20となつている。
記した開放部25の幅に近似した寸法となつて、
この幅の分だけ、大入賞口18を塞ぐようになつ
ている。第5図に示すように左右に分けられて形
成されている。案内部21は、その内部が凹部2
6,26となつて、その中に上記したカム部2
4,24が形成されていると共に凹部26,26
をなす、案内部21の両端部は、軸23が貫通す
る軸支部20となつている。
第2図に戻り、中間部3に固定されている箱状
の後部4内には、案内部材19の案内部21が真
下を向くように、停止位置決めの役目をする摺動
板27が、後部4内にわたつて固定されている。
この摺動板27の上部には、第4図および第5図
にも示すように後部4の奥方向へ幾分下降傾斜し
た傾斜板28が同じく後部4内にわたつて固定さ
れている。傾斜板28と摺動板27とは間隔をお
いて形成され、その間には、摺動板27上に接す
るように駆動板29が位置している。
の後部4内には、案内部材19の案内部21が真
下を向くように、停止位置決めの役目をする摺動
板27が、後部4内にわたつて固定されている。
この摺動板27の上部には、第4図および第5図
にも示すように後部4の奥方向へ幾分下降傾斜し
た傾斜板28が同じく後部4内にわたつて固定さ
れている。傾斜板28と摺動板27とは間隔をお
いて形成され、その間には、摺動板27上に接す
るように駆動板29が位置している。
駆動板29の先端部は、第4図および第5図に
示すように二また状の当接部30,30になつて
おり、案内部21がなす各凹部26,26内に入
り込んでカム部24,24を押すようになつてい
る。駆動板29の基端部は後部4を貫通し、さら
に後方へ延びている。第2図に戻り、駆動板29
の基端部には、孔31が形成され、この孔31に
は、駆動杆32の先端が嵌まり込んでいる。
示すように二また状の当接部30,30になつて
おり、案内部21がなす各凹部26,26内に入
り込んでカム部24,24を押すようになつてい
る。駆動板29の基端部は後部4を貫通し、さら
に後方へ延びている。第2図に戻り、駆動板29
の基端部には、孔31が形成され、この孔31に
は、駆動杆32の先端が嵌まり込んでいる。
駆動杆32の他端部は、駆動リンク33にほぼ
直角状態に固着されて、駆動杆32のほぼ直線上
の駆動リンク33の部分は、ソレノイド取付板3
4に回動自在に軸支されている。この軸支箇所か
ら離れた駆動リンク33には、案内部材駆動ソレ
ノイド35のプランジヤ36から延びる逆L字形
状の作動板37に回動自在に軸支されている。
直角状態に固着されて、駆動杆32のほぼ直線上
の駆動リンク33の部分は、ソレノイド取付板3
4に回動自在に軸支されている。この軸支箇所か
ら離れた駆動リンク33には、案内部材駆動ソレ
ノイド35のプランジヤ36から延びる逆L字形
状の作動板37に回動自在に軸支されている。
この案内部材駆動ソレノイド35と、上記した
羽根駆動ソレノイド15,15とは、第6図に示
すようにソレノイド取付板34に取り付けられ、
さらにソレノイド取付板34には取付棒38の一
端が固定され、その他端は略して示しているが後
部4に固定されている。このようにして、案内部
材駆動ソレノイド35の上下動によつて、駆動リ
ンク33が回動し、さらに駆動杆32が揺動する
ので、駆動板29が摺動板27上を前方に摺動
し、駆動板29の先端の当接部30,30が案内
部21のカム部24,24に当ることによつて、
案内部材19全体を軸23を中心にして回動させ
るようになつている。
羽根駆動ソレノイド15,15とは、第6図に示
すようにソレノイド取付板34に取り付けられ、
さらにソレノイド取付板34には取付棒38の一
端が固定され、その他端は略して示しているが後
部4に固定されている。このようにして、案内部
材駆動ソレノイド35の上下動によつて、駆動リ
ンク33が回動し、さらに駆動杆32が揺動する
ので、駆動板29が摺動板27上を前方に摺動
し、駆動板29の先端の当接部30,30が案内
部21のカム部24,24に当ることによつて、
案内部材19全体を軸23を中心にして回動させ
るようになつている。
これが第7図に示す状態であつて、案内部21
に形成された開放部25が、大入賞口18の中央
で、その下方箇所をパチンコ球を落下するように
開いている状態になつている。
に形成された開放部25が、大入賞口18の中央
で、その下方箇所をパチンコ球を落下するように
開いている状態になつている。
そして、第1図に示すように、大入賞口18の
中央にはパチンコ球が入る作動入賞口39が位置
し、その中には作動入賞検出スイツチ40が嵌め
込まれている。作動入賞口39の両側は、通常入
賞口としての他の通常入賞口41,41となつ
て、作動入賞口39と共通する通路へ連通するよ
うになつている。この図示省略されている通路に
は、パチンコ球の通過を検出するスイツチが取り
付けられ、その通過個数を、後部4の奥側に水平
に位置し、プリント基板42に取り付けられた大
入賞個数表示灯43に表示するようになつてい
る。さらに、大入賞個数表示灯43の上部には同
じく水平位置にプリント基板42に取り付けられ
た継続回数表示灯44が取り付けられて、作動入
賞口39にパチンコ球が入る回数を表示するよう
になつている。
中央にはパチンコ球が入る作動入賞口39が位置
し、その中には作動入賞検出スイツチ40が嵌め
込まれている。作動入賞口39の両側は、通常入
賞口としての他の通常入賞口41,41となつ
て、作動入賞口39と共通する通路へ連通するよ
うになつている。この図示省略されている通路に
は、パチンコ球の通過を検出するスイツチが取り
付けられ、その通過個数を、後部4の奥側に水平
に位置し、プリント基板42に取り付けられた大
入賞個数表示灯43に表示するようになつてい
る。さらに、大入賞個数表示灯43の上部には同
じく水平位置にプリント基板42に取り付けられ
た継続回数表示灯44が取り付けられて、作動入
賞口39にパチンコ球が入る回数を表示するよう
になつている。
そして、上記した羽根駆動ソレノイド15,1
5および案内部材駆動ソレノイド35は、周知の
制御装置に電気的に接続され、羽根9,9と案内
部材19とが、設定されている回動条件に沿つて
回動し、遊技性を与えるようになつている。な
お、案内部材19は、駆動杆29とカム部24,
24と、ソレノイド35により駆動されるが案内
部材19と軸23を一体化させ軸23にレバー状
の作動部材を取り付けて、その作動部材をソレノ
イドで直接駆動させてもよい。
5および案内部材駆動ソレノイド35は、周知の
制御装置に電気的に接続され、羽根9,9と案内
部材19とが、設定されている回動条件に沿つて
回動し、遊技性を与えるようになつている。な
お、案内部材19は、駆動杆29とカム部24,
24と、ソレノイド35により駆動されるが案内
部材19と軸23を一体化させ軸23にレバー状
の作動部材を取り付けて、その作動部材をソレノ
イドで直接駆動させてもよい。
後部4は、第2図に示すように箱状になってお
り、その底部は、傾斜面45に形成されている。
したがつて、羽根9,9が開くことによつて、パ
チンコ球が大入賞口18に入り、このパチンコ球
が第1図に示すような状態で障害部22の上に落
下して、傾斜板28上を転がつたならば、傾斜面
45に落下して、作動入賞口39または、作動入
賞口39の両側に形成された通常入賞口41,4
1に入るようになつている。また、障害部22を
避けて、その両側に落下したパチンコ球は、作動
入賞口39の両側の通常入賞口41,41に入り
易いようになつている。
り、その底部は、傾斜面45に形成されている。
したがつて、羽根9,9が開くことによつて、パ
チンコ球が大入賞口18に入り、このパチンコ球
が第1図に示すような状態で障害部22の上に落
下して、傾斜板28上を転がつたならば、傾斜面
45に落下して、作動入賞口39または、作動入
賞口39の両側に形成された通常入賞口41,4
1に入るようになつている。また、障害部22を
避けて、その両側に落下したパチンコ球は、作動
入賞口39の両側の通常入賞口41,41に入り
易いようになつている。
なお、第2図では、傾斜板28上を転がつたパ
チンコ球は、後部4の傾斜面45に落下するよう
になつているが、傾斜板28に方向性を持たせ
て、傾斜面45に落下するものと、図示省略され
ているが後部4の後方へ排出するものとに区別し
てもよい。
チンコ球は、後部4の傾斜面45に落下するよう
になつているが、傾斜板28に方向性を持たせ
て、傾斜面45に落下するものと、図示省略され
ているが後部4の後方へ排出するものとに区別し
てもよい。
第8図は、本考案の第2実施例としての入賞装
置1を示している。この入賞装置1は、第1実施
例と共通の構成を有するのでその箇所は同じ符号
を付すことによつて詳細な説明は省略する。
置1を示している。この入賞装置1は、第1実施
例と共通の構成を有するのでその箇所は同じ符号
を付すことによつて詳細な説明は省略する。
第2実施例の案内部材19は、案内羽根46,
46と障害部22とからなり、それぞれ別々に形
成されている。案内羽根46,46は、羽根9,
9の下部に位置し、第9図に示すように同じ垂直
面で回動するようになつている。そのために案内
羽根46,46は羽根9,9の回動軸10,10
に平行に位置している回動軸47,47の一端に
固着され、回動軸47,47は、中間部3から後
部4にわたつて形成されたスリーブ48,48内
に挿入されている。羽根9,9の先端部には、第
1実施例と同様に球落下防止突起9a,9aが突
設されている。
46と障害部22とからなり、それぞれ別々に形
成されている。案内羽根46,46は、羽根9,
9の下部に位置し、第9図に示すように同じ垂直
面で回動するようになつている。そのために案内
羽根46,46は羽根9,9の回動軸10,10
に平行に位置している回動軸47,47の一端に
固着され、回動軸47,47は、中間部3から後
部4にわたつて形成されたスリーブ48,48内
に挿入されている。羽根9,9の先端部には、第
1実施例と同様に球落下防止突起9a,9aが突
設されている。
後部4の後方に突き出た他端には、それぞれ回
動リンク12,12が固着され、そして、回動軸
47,47と偏心した箇所には、第10図にも示
すように、連絡板13,13が固着され、その偏
心した箇所は水平連絡板51の両端に回動自在に
軸支されている。水平連絡板51の中心には、案
内羽根駆動ソレノイド35のプランジヤ36の先
端が固定されることによつて、案内羽根駆動ソレ
ノイド35が励磁したときは、第8図に示すよう
に二点鎖線で示す位置に回動するようになつてい
る。この案内羽根46,46が回動した位置に、
作動入賞口39にパチンコ球が入り易い状態にな
つている。
動リンク12,12が固着され、そして、回動軸
47,47と偏心した箇所には、第10図にも示
すように、連絡板13,13が固着され、その偏
心した箇所は水平連絡板51の両端に回動自在に
軸支されている。水平連絡板51の中心には、案
内羽根駆動ソレノイド35のプランジヤ36の先
端が固定されることによつて、案内羽根駆動ソレ
ノイド35が励磁したときは、第8図に示すよう
に二点鎖線で示す位置に回動するようになつてい
る。この案内羽根46,46が回動した位置に、
作動入賞口39にパチンコ球が入り易い状態にな
つている。
案内羽根駆動ソレノイド35は、ソレノイド取
付板34にスペーサ52を介して取り付けられ、
ソレノイド取付板34は、図示省略されている
が、後部4に固定されるようになつている。
付板34にスペーサ52を介して取り付けられ、
ソレノイド取付板34は、図示省略されている
が、後部4に固定されるようになつている。
第2実施例に使用される障害部22は円柱状の
ものであつて、第8図および第9図に示すよう
に、大入賞口18の上部で作動入賞口39の真上
に位置し、しかも案内羽根46,46の軸支位置
よりも上部にあつて、その前面が、ほぼ、案内羽
根46,46の前面と一致するようになつてい
る。この障害部22は、後部4内にわたつて固定
されている傾斜板28に埋め込まれたような状態
で固着されている。
ものであつて、第8図および第9図に示すよう
に、大入賞口18の上部で作動入賞口39の真上
に位置し、しかも案内羽根46,46の軸支位置
よりも上部にあつて、その前面が、ほぼ、案内羽
根46,46の前面と一致するようになつてい
る。この障害部22は、後部4内にわたつて固定
されている傾斜板28に埋め込まれたような状態
で固着されている。
このようにして案内羽根46,46と羽根9,
9とがそれぞれの回動条件に沿つて動作し、遊技
性を与えるようになつている。
9とがそれぞれの回動条件に沿つて動作し、遊技
性を与えるようになつている。
なお、案内羽根46,46の回動軸47,47
は、中間部3から後部4へ形成されたスリーブ4
8内に挿入されているが、羽根9,9の回動軸1
0,10のように、後部4の後方に形成したスリ
ーブ部11と中間部3とに軸支してもよい。また
逆に、羽根9,9と回動軸10,10を案内羽根
46,46の回動軸47,47のようにスリーブ
48,48内に挿入してもよい。
は、中間部3から後部4へ形成されたスリーブ4
8内に挿入されているが、羽根9,9の回動軸1
0,10のように、後部4の後方に形成したスリ
ーブ部11と中間部3とに軸支してもよい。また
逆に、羽根9,9と回動軸10,10を案内羽根
46,46の回動軸47,47のようにスリーブ
48,48内に挿入してもよい。
上記のような第1実施例および第2実施例で述
べた入賞装置1の構成から、まず、第1実施例に
ついてその動作を説明する。入賞装置1が位置し
ている遊技盤面には、入賞装置1を作動させる特
定入賞口が複数個、配設されており、通常時に閉
状態が形成されている。
べた入賞装置1の構成から、まず、第1実施例に
ついてその動作を説明する。入賞装置1が位置し
ている遊技盤面には、入賞装置1を作動させる特
定入賞口が複数個、配設されており、通常時に閉
状態が形成されている。
閉状態では、球落下防止突起9aは先端部を凹
室5bの開口内に収容すると同時に、基端部の近
傍内側を流入口5cの上側開口縁に臨ませてい
る。このためパチンコ球が球落下防止突起9aの
一部に衝突しても、羽根9の最先端部位すなわち
球落下防止突起9aは凹室5bの開口内に収容さ
れ、しかも開口径がパチンコ球径よりも小径なの
で、パチンコ球が直接、球落下防止突起9aに衝
突することはない。このような閉状態に羽根9は
球落下防止突起9aを形成する屈曲部位を隔壁5
から突出し、この屈曲部位がパチンコ球に衝突し
易くなつているが、その屈曲形状によつて球落下
防止突起9aの基端部に良好な強度を付与してい
る。この特定入賞口のいずれかにパチンコ球が入
賞すると、制御装置(図示省略)に設定されてい
る条件に応じて第1図に二点鎖線で示すように羽
根9,9が1回または2回開き入賞確率の増大状
態となる。この時、大入賞口18には遊技者によ
つて打ち出されるパチンコ球が入り易くなる。
室5bの開口内に収容すると同時に、基端部の近
傍内側を流入口5cの上側開口縁に臨ませてい
る。このためパチンコ球が球落下防止突起9aの
一部に衝突しても、羽根9の最先端部位すなわち
球落下防止突起9aは凹室5bの開口内に収容さ
れ、しかも開口径がパチンコ球径よりも小径なの
で、パチンコ球が直接、球落下防止突起9aに衝
突することはない。このような閉状態に羽根9は
球落下防止突起9aを形成する屈曲部位を隔壁5
から突出し、この屈曲部位がパチンコ球に衝突し
易くなつているが、その屈曲形状によつて球落下
防止突起9aの基端部に良好な強度を付与してい
る。この特定入賞口のいずれかにパチンコ球が入
賞すると、制御装置(図示省略)に設定されてい
る条件に応じて第1図に二点鎖線で示すように羽
根9,9が1回または2回開き入賞確率の増大状
態となる。この時、大入賞口18には遊技者によ
つて打ち出されるパチンコ球が入り易くなる。
また、羽根9,9の開状態から閉状態に移行す
る動作途中、パチンコ球が羽根9,9によつて一
旦、拾われたのちに、羽根9,9の動作タイミン
グによつて、羽根9,9の外側方向に弾かれた場
合にあつても、球落下防止突起9a,9aがパチ
ンコ球に係止するので、係止されたパチンコ球は
羽根9,9および球落下防止突起9a,9aによ
つて大入賞口18内に誘導され易くなる。
る動作途中、パチンコ球が羽根9,9によつて一
旦、拾われたのちに、羽根9,9の動作タイミン
グによつて、羽根9,9の外側方向に弾かれた場
合にあつても、球落下防止突起9a,9aがパチ
ンコ球に係止するので、係止されたパチンコ球は
羽根9,9および球落下防止突起9a,9aによ
つて大入賞口18内に誘導され易くなる。
さらに詳しくいえば開状態が形成されて羽根9
がパチンコ球を一旦拾つたのち、大入賞口18の
外側に向かつて弾かれた場合、球落下防止突起9
aは羽根9の最先端部に垂直上向きに屈曲してい
るので、そのパチンコ球を球落下防止突起9aで
受け止める。これによりパチンコ球は球落下防止
突起9aによつて大入賞口18の流入口5c方向
に弾き返され、パチンコ球が大入賞口18内に誘
導される可能性を増大させる。また開状態に凹室
5bにパチンコ球が衝突しても、径の差によつて
パチンコ球が凹室5bに入り込むことはなく、そ
のパチンコ球は外側に向かつて弾き返される。羽
根9によつて受け止められたのち、上記同様にし
て大入賞口18に入賞する。
がパチンコ球を一旦拾つたのち、大入賞口18の
外側に向かつて弾かれた場合、球落下防止突起9
aは羽根9の最先端部に垂直上向きに屈曲してい
るので、そのパチンコ球を球落下防止突起9aで
受け止める。これによりパチンコ球は球落下防止
突起9aによつて大入賞口18の流入口5c方向
に弾き返され、パチンコ球が大入賞口18内に誘
導される可能性を増大させる。また開状態に凹室
5bにパチンコ球が衝突しても、径の差によつて
パチンコ球が凹室5bに入り込むことはなく、そ
のパチンコ球は外側に向かつて弾き返される。羽
根9によつて受け止められたのち、上記同様にし
て大入賞口18に入賞する。
案内部材19は、あらかじめ案内部材駆動ソレ
ノイド35を作動させて駆動板29を前後動さ
せ、第2図および第7図に示すように軸23を中
心にして、ほぼ0°〜90°の角度の間で回動させて
おく。羽根9,9が開いたことによつて大入賞口
18に入つたパチンコ球は、第1図に示す状態で
は、障害部22が作動入賞口39の真上を被うよ
うになつているので、作動入賞口39には入り難
く、通常入賞口41,41には入り易くなつてい
る。障害部22の上に落下したりして、傾斜板2
8上を転がるパチンコ球は、上記したように傾斜
面45に落下して、作動入賞口39は入るなり、
通常入賞口41,41に入るなりする。
ノイド35を作動させて駆動板29を前後動さ
せ、第2図および第7図に示すように軸23を中
心にして、ほぼ0°〜90°の角度の間で回動させて
おく。羽根9,9が開いたことによつて大入賞口
18に入つたパチンコ球は、第1図に示す状態で
は、障害部22が作動入賞口39の真上を被うよ
うになつているので、作動入賞口39には入り難
く、通常入賞口41,41には入り易くなつてい
る。障害部22の上に落下したりして、傾斜板2
8上を転がるパチンコ球は、上記したように傾斜
面45に落下して、作動入賞口39は入るなり、
通常入賞口41,41に入るなりする。
第7図に示すように案内部材19が回動して案
内部21が水平位置になつた時は、案内部21の
開放部25が、作動入賞口39の上方を開放する
ので、パチンコ球が入り易くなる。一方、案内部
21は、通常入賞口41,41の上方を被う状態
にするので通常入賞口41,41にはパチンコ球
が入り難くなる。しかし、案内部21に落下した
パチンコ球は傾斜板28上を転がり、傾斜面45
に落下して作動入賞口39に入るなり、通常入賞
口41,41に入るなりする。
内部21が水平位置になつた時は、案内部21の
開放部25が、作動入賞口39の上方を開放する
ので、パチンコ球が入り易くなる。一方、案内部
21は、通常入賞口41,41の上方を被う状態
にするので通常入賞口41,41にはパチンコ球
が入り難くなる。しかし、案内部21に落下した
パチンコ球は傾斜板28上を転がり、傾斜面45
に落下して作動入賞口39に入るなり、通常入賞
口41,41に入るなりする。
上記のような入賞確率の増大状態の間にパチン
コ球が作動入賞口39に入ると、これまで実行し
ていた入賞確率の増大状態が直ちに終了し、新た
な入賞確率の増大状態が始まる。すなわち、羽根
9,9の18回開閉動作が始まる。この18回開閉動
作中に、さらに作動入賞口39へ入賞すると、そ
の時点から新たに羽根9,9の18回開閉動作が繰
り返され、18回開閉動作毎に継続回数表示灯44
にその回数が表示される。18回開閉動作中に上記
した特定入賞口に入賞しても、それは無視されて
18回開閉動作は続行する。
コ球が作動入賞口39に入ると、これまで実行し
ていた入賞確率の増大状態が直ちに終了し、新た
な入賞確率の増大状態が始まる。すなわち、羽根
9,9の18回開閉動作が始まる。この18回開閉動
作中に、さらに作動入賞口39へ入賞すると、そ
の時点から新たに羽根9,9の18回開閉動作が繰
り返され、18回開閉動作毎に継続回数表示灯44
にその回数が表示される。18回開閉動作中に上記
した特定入賞口に入賞しても、それは無視されて
18回開閉動作は続行する。
また、羽根9,9の開状態から閉状態に移行す
る動作途中、パチンコ球が羽根9,9によつて一
旦、拾われたのちに、羽根9,9の動作タイミン
グによつて、羽根9,9の外側方向に弾かれた場
合にあつても、球落下防止突起9a,9aがパチ
ンコ球に係止するので、係止されたパチンコ球は
羽根9,9および球落下防止突起9a,9aによ
つて大入賞口18内に誘導され易くなる。
る動作途中、パチンコ球が羽根9,9によつて一
旦、拾われたのちに、羽根9,9の動作タイミン
グによつて、羽根9,9の外側方向に弾かれた場
合にあつても、球落下防止突起9a,9aがパチ
ンコ球に係止するので、係止されたパチンコ球は
羽根9,9および球落下防止突起9a,9aによ
つて大入賞口18内に誘導され易くなる。
この18回開閉動作の繰り返しは最高8回までで
あり、18回開閉動作中に10個のパチンコ球が通常
入賞口41,41に入賞することによつて、この
入賞確率の増大状態は終了する。通常入賞口4
1,41と作動入賞口39は共通した通路に連通
しており、その通路は図示省略された10カウント
スイツチが取り付けられているので、この通路を
通過したパチンコ球は、10カウントスイツチによ
つて検出され、それは大入賞個数表示灯43に表
示される。このようにして、作動入賞口39およ
び通常入賞口41,41にパチンコ球が入賞し易
い状態と入賞し難い状態とを作り出してパチンコ
球を誘導するようにし、遊技性を向上させてい
る。
あり、18回開閉動作中に10個のパチンコ球が通常
入賞口41,41に入賞することによつて、この
入賞確率の増大状態は終了する。通常入賞口4
1,41と作動入賞口39は共通した通路に連通
しており、その通路は図示省略された10カウント
スイツチが取り付けられているので、この通路を
通過したパチンコ球は、10カウントスイツチによ
つて検出され、それは大入賞個数表示灯43に表
示される。このようにして、作動入賞口39およ
び通常入賞口41,41にパチンコ球が入賞し易
い状態と入賞し難い状態とを作り出してパチンコ
球を誘導するようにし、遊技性を向上させてい
る。
第2実施例による入賞装置1の案内部材19と
しての案内羽根46,46の場合は、案内部材駆
動ソレノイド35を作動させて、第8図に示すよ
うに、実線と二点鎖線との間で回動状態を繰り返
させる。案内羽根46,46が実線で示す位置の
時に大入賞口18に入つたパチンコ球は、障害部
22が作動入賞口39の真上を被うようになつて
いるので、作動入賞口39へは入賞し難く、通常
入賞口41,41へは入賞し易くなつている。障
害部22上に落下して、傾斜板28に移動したパ
チンコ球は、第1実施例と同様に作動入賞口39
へ入賞するなり通常入賞口41,41へ入賞する
なりする。
しての案内羽根46,46の場合は、案内部材駆
動ソレノイド35を作動させて、第8図に示すよ
うに、実線と二点鎖線との間で回動状態を繰り返
させる。案内羽根46,46が実線で示す位置の
時に大入賞口18に入つたパチンコ球は、障害部
22が作動入賞口39の真上を被うようになつて
いるので、作動入賞口39へは入賞し難く、通常
入賞口41,41へは入賞し易くなつている。障
害部22上に落下して、傾斜板28に移動したパ
チンコ球は、第1実施例と同様に作動入賞口39
へ入賞するなり通常入賞口41,41へ入賞する
なりする。
第8図に示すように、案内羽根46,46が二
点鎖線で示す位置に回動したときに、大入賞口1
8に入つたパチンコ球は障害部22に邪魔される
が、案内羽根46,46によつて作動入賞口39
へ誘導されるようになり、作動入賞口39へは入
賞し易く、一方、案内羽根46,46は通常入賞
口41,41を被う状態にするので、通常入賞口
41,41へは入賞し難くする。このように入賞
したパチンコ球は第1実施例で述べたと同様の遊
技性を与えることになる。第2実施例の場合は、
案内羽根46,46によつて作動入賞口39へパ
チンコ球を誘導するので、その入賞がより確実と
なつている。
点鎖線で示す位置に回動したときに、大入賞口1
8に入つたパチンコ球は障害部22に邪魔される
が、案内羽根46,46によつて作動入賞口39
へ誘導されるようになり、作動入賞口39へは入
賞し易く、一方、案内羽根46,46は通常入賞
口41,41を被う状態にするので、通常入賞口
41,41へは入賞し難くする。このように入賞
したパチンコ球は第1実施例で述べたと同様の遊
技性を与えることになる。第2実施例の場合は、
案内羽根46,46によつて作動入賞口39へパ
チンコ球を誘導するので、その入賞がより確実と
なつている。
上記した第1および第2実施例では、案内部材
19を無条件に動作させているが、入賞確率の増
大状態となる羽根9,9の動作に応じて異なつた
動作をさせ、例えば羽根9,9の18回開閉動作の
10回目から、案内部材19を作動させたり、10カ
ウントスイツチが6個のパチンコ球を検出した
後、案内部材19を作動させたりして、遊技性を
多様化できる。また案内部材は例えば第1図のよ
うな駆動板29を前後に摺動するようにしてもよ
い。
19を無条件に動作させているが、入賞確率の増
大状態となる羽根9,9の動作に応じて異なつた
動作をさせ、例えば羽根9,9の18回開閉動作の
10回目から、案内部材19を作動させたり、10カ
ウントスイツチが6個のパチンコ球を検出した
後、案内部材19を作動させたりして、遊技性を
多様化できる。また案内部材は例えば第1図のよ
うな駆動板29を前後に摺動するようにしてもよ
い。
(考案の効果)
以上述べたように、本考案のパチンコ機の入賞
装置は、開状態において誘導部材によつて一旦、
拾われたのちに誘導部材の外側方向に弾かれたパ
チンコ球を、球落下防止突起によつて係止するの
で、係止されたパチンコ球は入賞領域内に誘導さ
れ易くなる。これにより誘導部材によつて拾われ
たパチンコ球が入賞領域内に誘導する可能性を増
大させるので、上述した遊技者に有利な権利の発
生に対する期待感および遊技意欲の減退を抑止す
ることができる。
装置は、開状態において誘導部材によつて一旦、
拾われたのちに誘導部材の外側方向に弾かれたパ
チンコ球を、球落下防止突起によつて係止するの
で、係止されたパチンコ球は入賞領域内に誘導さ
れ易くなる。これにより誘導部材によつて拾われ
たパチンコ球が入賞領域内に誘導する可能性を増
大させるので、上述した遊技者に有利な権利の発
生に対する期待感および遊技意欲の減退を抑止す
ることができる。
他方、閉状態では球落下防止突起は先端部を凹
室の開口内に収容すると同時に、基端部の近傍内
側を流入口の上側開口縁に臨ませているため、球
落下防止突起の基端部には良好な強度が付与さ
れ、パチンコ球の衝突で球落下防止突起が破損さ
れることを先端部から基端部の全体にわたつて防
止できる。
室の開口内に収容すると同時に、基端部の近傍内
側を流入口の上側開口縁に臨ませているため、球
落下防止突起の基端部には良好な強度が付与さ
れ、パチンコ球の衝突で球落下防止突起が破損さ
れることを先端部から基端部の全体にわたつて防
止できる。
第1図は、本考案の第1実施例であるパチンコ
機の入賞装置を示す略正面図、第2図は、第1図
に矢印A−Aによつて示す横断面図、第3図は、
第2図に矢印B−Bによつて示す入賞装置の背面
図、第4図は、第2図に矢印C−Cによつて示す
略平面図、第5図は、第7図に矢印D−Dによつ
て示す略平面図、第6図は、第2図に矢印E−E
によつて示す略平面図、第7図は、第1図に矢印
A−Aによつて示し、かつ案内部材の回動状態を
示す横断面図、第8図は、本考案の第2実施例で
あるパチンコ機の入賞装置を示す略正面図、第9
図は、第8図に矢印F−Fによつて示す横断面
図、第10図は、第9図に矢印G−Gによつて示
す入賞装置の背面図である。 1……入賞装置、9……誘導部材(羽根)、9
a……球落下防止突起、18……入賞領域(大入
賞口)、39……作動入賞口、41……通常入賞
口。
機の入賞装置を示す略正面図、第2図は、第1図
に矢印A−Aによつて示す横断面図、第3図は、
第2図に矢印B−Bによつて示す入賞装置の背面
図、第4図は、第2図に矢印C−Cによつて示す
略平面図、第5図は、第7図に矢印D−Dによつ
て示す略平面図、第6図は、第2図に矢印E−E
によつて示す略平面図、第7図は、第1図に矢印
A−Aによつて示し、かつ案内部材の回動状態を
示す横断面図、第8図は、本考案の第2実施例で
あるパチンコ機の入賞装置を示す略正面図、第9
図は、第8図に矢印F−Fによつて示す横断面
図、第10図は、第9図に矢印G−Gによつて示
す入賞装置の背面図である。 1……入賞装置、9……誘導部材(羽根)、9
a……球落下防止突起、18……入賞領域(大入
賞口)、39……作動入賞口、41……通常入賞
口。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 パチンコ機の遊技盤面に配される入賞装置であ
つて、該入賞装置に、 パチンコ球が入賞する入賞領域と、該入賞領域
の上下に配されパチンコ球を該入賞領域の側方か
ら流入させるための流入口を形成する隔壁と、前
記流入口の上側開口縁に配されパチンコ球径より
も小径の開口を有する凹室と、前記入賞領域内に
配された作動入賞口および通常入賞口とを設け、 前記流入口からパチンコ球が入賞し易い開状態
と入賞しない閉状態とを作り出す可変自在な誘導
部材を設けると共に、 該誘導部材の最先端部には、前記開状態のとき
に垂直上向きに屈曲し前記閉状態のときに前記突
出した先端部を前記凹室の開口内に収容すると同
時に基端部の近傍内側を前記流入口の上側開口縁
に臨ませる球落下防止突起を設けたことを特徴と
するパチンコ機の入賞装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990124048U JPH0536457Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990124048U JPH0536457Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0375787U JPH0375787U (ja) | 1991-07-30 |
JPH0536457Y2 true JPH0536457Y2 (ja) | 1993-09-14 |
Family
ID=31671993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990124048U Expired - Lifetime JPH0536457Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536457Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4708777B2 (ja) * | 2003-12-10 | 2011-06-22 | 株式会社足立ライト工業所 | パチンコ遊技機の表示装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6116183B2 (ja) * | 1983-03-31 | 1986-04-28 | Kogyo Gijutsu Incho |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6116183U (ja) * | 1984-07-02 | 1986-01-30 | 太陽電子株式会社 | パチンコゲ−ム機用入賞球受口器 |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP1990124048U patent/JPH0536457Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6116183B2 (ja) * | 1983-03-31 | 1986-04-28 | Kogyo Gijutsu Incho |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0375787U (ja) | 1991-07-30 |
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