JP2001169928A - グリル - Google Patents
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- JP2001169928A JP2001169928A JP35633299A JP35633299A JP2001169928A JP 2001169928 A JP2001169928 A JP 2001169928A JP 35633299 A JP35633299 A JP 35633299A JP 35633299 A JP35633299 A JP 35633299A JP 2001169928 A JP2001169928 A JP 2001169928A
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- burner
- broth
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
- F24C15/00—Details
- F24C15/18—Arrangement of compartments additional to cooking compartments, e.g. for warming or for storing utensils or fuel containers; Arrangement of additional heating or cooking apparatus, e.g. grills
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
- F24C3/00—Stoves or ranges for gaseous fuels
- F24C3/008—Ranges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 両面焼用グリル、即ち、上火バーナーととも
に、複数個の炎口が列設され、かつ該炎口が対向するよ
うにグリル庫の両内側壁に備えられた下火バーナーを備
えたグリルにおいて、調理時に水を入れることを必要と
せず、それ自体簡単な構造で、かつグリル皿及びグリル
庫自体を大型化することを必要とせず、その上、調理中
に、グリル皿に溜まった被調理物の焼汁にバーナーの火
炎が引火することを防止できるようにグリルを構成す
る。 【解決手段】 焼き網からの距離が長くなるように、グ
リル皿の中央部からグリル庫の両側壁方向に向かって傾
斜してグリル皿の底板を形成することで、該グリル皿の
両側部に、被調理物の調理時に発生する焼汁を収容する
焼汁溜部を、グリル庫の側壁に沿って延在させて形成す
るとともに、グリル庫への収容時、該焼汁溜部をバーナ
ーカバーの下側に位置させる。
に、複数個の炎口が列設され、かつ該炎口が対向するよ
うにグリル庫の両内側壁に備えられた下火バーナーを備
えたグリルにおいて、調理時に水を入れることを必要と
せず、それ自体簡単な構造で、かつグリル皿及びグリル
庫自体を大型化することを必要とせず、その上、調理中
に、グリル皿に溜まった被調理物の焼汁にバーナーの火
炎が引火することを防止できるようにグリルを構成す
る。 【解決手段】 焼き網からの距離が長くなるように、グ
リル皿の中央部からグリル庫の両側壁方向に向かって傾
斜してグリル皿の底板を形成することで、該グリル皿の
両側部に、被調理物の調理時に発生する焼汁を収容する
焼汁溜部を、グリル庫の側壁に沿って延在させて形成す
るとともに、グリル庫への収容時、該焼汁溜部をバーナ
ーカバーの下側に位置させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスコンロに一体
的に組み込まれ、魚等の被調理物の両面焼きが可能なグ
リル、特に、グリル皿に水を入れないで使用できるグリ
ルに関する。
的に組み込まれ、魚等の被調理物の両面焼きが可能なグ
リル、特に、グリル皿に水を入れないで使用できるグリ
ルに関する。
【０００２】
【従来の技術】魚等の被調理物の両面焼きが可能なグリ
ルは、例えば、ガスコンロに一体的に組み込まれ、焼き
網に載置された被調理物を加熱調理するのに使用され
る。従来、この種のグリルは、排気筒を備えたグリル庫
の天井部に設けられた上火バーナーと、焼き網の下方で
あって、グリル庫の両内側壁に設けられた下火バーナー
とを備える。また、被調理物を加熱調理した場合に生じ
る脂、水等の焼汁を収容するため、グリル庫の底部に
は、平坦な底板形状のグリル皿が焼き網の下方に位置し
て収納される。
ルは、例えば、ガスコンロに一体的に組み込まれ、焼き
網に載置された被調理物を加熱調理するのに使用され
る。従来、この種のグリルは、排気筒を備えたグリル庫
の天井部に設けられた上火バーナーと、焼き網の下方で
あって、グリル庫の両内側壁に設けられた下火バーナー
とを備える。また、被調理物を加熱調理した場合に生じ
る脂、水等の焼汁を収容するため、グリル庫の底部に
は、平坦な底板形状のグリル皿が焼き網の下方に位置し
て収納される。
【０００３】ところで、グリルでの被調理物の調理中
に、被調理物から生じた焼汁は焼き網を介して該グリル
皿に溜められるが、この状態でさらに調理を進めると、
その焼汁へのバーナーの火炎の輻射によってバーナーの
火炎がその焼汁に引火する場合があった。そのため、グ
リルでの調理の際、グリル皿に水を注入して使用してい
た。このようにグリル皿全体に水を注入して被調理物を
調理すると、被調理物が水っぽくなり味が落ちたり、ま
た、調理開始時にグリル皿に水を入れる作業が必要とな
る等、その取り扱いが面倒であるという問題があった。
に、被調理物から生じた焼汁は焼き網を介して該グリル
皿に溜められるが、この状態でさらに調理を進めると、
その焼汁へのバーナーの火炎の輻射によってバーナーの
火炎がその焼汁に引火する場合があった。そのため、グ
リルでの調理の際、グリル皿に水を注入して使用してい
た。このようにグリル皿全体に水を注入して被調理物を
調理すると、被調理物が水っぽくなり味が落ちたり、ま
た、調理開始時にグリル皿に水を入れる作業が必要とな
る等、その取り扱いが面倒であるという問題があった。
【０００４】かかる問題の解決策として、例えば、実公
昭５１−３５４２１号公報から、グリル庫正面からその
奥行き方向に上る傾斜を有する焼汁受部材であって、該
部材の前端部を覆うように遮蔽部を形成したものを、平
坦な底板形状を有するグリル皿に載置して使用するもの
が知られている。また、特開平２−１４３０２７号公報
から、上火バーナーを備えたグリル用グリル皿であっ
て、グリル庫の正面方向に向かって下方に傾斜してグリ
ル皿の底板を形成し、グリル庫正面のドア近傍の空気吸
入口から吸込まれる空気によって冷却される端部に焼汁
溜部を設けたものが知られている。これらのグリル皿
は、片面焼き式グリル、即ち、グリル庫の天井部にのみ
バーナーを備えたグリルの場合には効果的であったが、
グリル皿までの距離が短い、グリル庫の両内側壁に下火
バーナーを備えた両面焼き用グリルにあっては、たとえ
焼汁溜部が遮蔽材よって覆われていたとしても、そこに
溜められた焼汁への下火バーナーの火炎の輻射によって
バーナーの火炎がその脂に引火する危険性があった。そ
のため、該グリル皿の焼汁溜部と下火バーナーとの間の
距離を十分とるとすると、該グリルが組み込まれるガス
コンロ等自体を大型化しなければならないという不都合
があった。また、焼汁が溜めらる空間を可能な限り密閉
するように遮蔽材でその溜部を覆うとすると、使用後の
グリル皿の洗浄等が著しく面倒となり、その上、グリル
皿の製造も複雑になる。
昭５１−３５４２１号公報から、グリル庫正面からその
奥行き方向に上る傾斜を有する焼汁受部材であって、該
部材の前端部を覆うように遮蔽部を形成したものを、平
坦な底板形状を有するグリル皿に載置して使用するもの
が知られている。また、特開平２−１４３０２７号公報
から、上火バーナーを備えたグリル用グリル皿であっ
て、グリル庫の正面方向に向かって下方に傾斜してグリ
ル皿の底板を形成し、グリル庫正面のドア近傍の空気吸
入口から吸込まれる空気によって冷却される端部に焼汁
溜部を設けたものが知られている。これらのグリル皿
は、片面焼き式グリル、即ち、グリル庫の天井部にのみ
バーナーを備えたグリルの場合には効果的であったが、
グリル皿までの距離が短い、グリル庫の両内側壁に下火
バーナーを備えた両面焼き用グリルにあっては、たとえ
焼汁溜部が遮蔽材よって覆われていたとしても、そこに
溜められた焼汁への下火バーナーの火炎の輻射によって
バーナーの火炎がその脂に引火する危険性があった。そ
のため、該グリル皿の焼汁溜部と下火バーナーとの間の
距離を十分とるとすると、該グリルが組み込まれるガス
コンロ等自体を大型化しなければならないという不都合
があった。また、焼汁が溜めらる空間を可能な限り密閉
するように遮蔽材でその溜部を覆うとすると、使用後の
グリル皿の洗浄等が著しく面倒となり、その上、グリル
皿の製造も複雑になる。
【０００５】上述のような問題を両面焼き用グリルに適
用して解決できるものとして、特開平９−２１５６０７
号公報から、上火バーナーを備えたグリル庫内で上火バ
ーナー位置より後方に突出するようにグリル皿の奥行き
寸法を定め、該グリル皿の底板を、グリル庫の奥行き方
向に向かって下方に傾斜して形成するとともに、傾斜部
の後端に焼汁溜部を形成し、その焼汁溜部にのみ水を入
れて使用するものが知られている。また、該グリル皿で
は、必要に応じて上記焼汁溜部の上面を覆う遮蔽板がグ
リル皿に取付けられる。
用して解決できるものとして、特開平９−２１５６０７
号公報から、上火バーナーを備えたグリル庫内で上火バ
ーナー位置より後方に突出するようにグリル皿の奥行き
寸法を定め、該グリル皿の底板を、グリル庫の奥行き方
向に向かって下方に傾斜して形成するとともに、傾斜部
の後端に焼汁溜部を形成し、その焼汁溜部にのみ水を入
れて使用するものが知られている。また、該グリル皿で
は、必要に応じて上記焼汁溜部の上面を覆う遮蔽板がグ
リル皿に取付けられる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該グリ
ルでは、グリル庫内で被調理物を調理する空間を確保し
つつ、グリル皿に焼汁溜部を設けるため、グリル庫自体
を大型化しなければグリル皿を収容することができず、
該グリルが組み込まれるガスコンロ等が大型化する。ま
た、グリル皿の奥行き寸法が大きく、そして焼汁溜部に
水を使用するため、グリル庫への該グリル皿の出し入れ
が面倒であった。
ルでは、グリル庫内で被調理物を調理する空間を確保し
つつ、グリル皿に焼汁溜部を設けるため、グリル庫自体
を大型化しなければグリル皿を収容することができず、
該グリルが組み込まれるガスコンロ等が大型化する。ま
た、グリル皿の奥行き寸法が大きく、そして焼汁溜部に
水を使用するため、グリル庫への該グリル皿の出し入れ
が面倒であった。
【０００７】そこで本発明は、上述のような問題、即
ち、下火バーナーを備えた両面焼用グリルにおいて、調
理時に水を入れることを必要とせず、それ自体簡単な構
造で、かつグリル皿及びグリル庫自体を大型化すること
を必要とせず、その上、調理中に、グリル皿に溜まった
被調理物の焼汁にバーナーの火炎が引火することを防止
できるグリルを提供することを目的とする。
ち、下火バーナーを備えた両面焼用グリルにおいて、調
理時に水を入れることを必要とせず、それ自体簡単な構
造で、かつグリル皿及びグリル庫自体を大型化すること
を必要とせず、その上、調理中に、グリル皿に溜まった
被調理物の焼汁にバーナーの火炎が引火することを防止
できるグリルを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、複数個の炎口が列設され、かつ該炎口が対
向するようにグリル庫の両内側壁に備えられた下火バー
ナーと、該下火バーナーを覆うように側壁から突出して
取付けられた上下一対のバーナーカバーと、下火バーナ
ーの上方で被調理物を保持する焼き網の下方に位置して
グリル庫の底部に収納されるグリル皿とを備えたグリル
において、焼き網からの距離が長くなるように、グリル
皿の中央部からグリル庫の両側壁方向に向かって傾斜し
てグリル皿の底板を形成することで、該グリル皿の両側
部に、被調理物の調理時に発生する焼汁を収容する焼汁
溜部を、グリル庫の側壁に沿って延在させて形成すると
ともに、グリル庫への収容時、該焼汁溜部がバーナーカ
バーの下側に位置することを特徴とする。
に本発明は、複数個の炎口が列設され、かつ該炎口が対
向するようにグリル庫の両内側壁に備えられた下火バー
ナーと、該下火バーナーを覆うように側壁から突出して
取付けられた上下一対のバーナーカバーと、下火バーナ
ーの上方で被調理物を保持する焼き網の下方に位置して
グリル庫の底部に収納されるグリル皿とを備えたグリル
において、焼き網からの距離が長くなるように、グリル
皿の中央部からグリル庫の両側壁方向に向かって傾斜し
てグリル皿の底板を形成することで、該グリル皿の両側
部に、被調理物の調理時に発生する焼汁を収容する焼汁
溜部を、グリル庫の側壁に沿って延在させて形成すると
ともに、グリル庫への収容時、該焼汁溜部がバーナーカ
バーの下側に位置することを特徴とする。
【０００９】これにより、グリル皿の底板を、焼き網か
らの距離が長くなるように、グリル皿の中央部からグリ
ル庫の両側壁方向に向かって傾斜して形成することで、
該グリル皿の両側部に、被調理物の調理時に発生する焼
汁を収容する焼汁溜部を、グリル庫の側壁に沿って延在
させて形成したので、魚等の被調理物の調理の際に、該
被調理物から発生した焼汁は焼き網を介してグリル皿に
落下し、グリル皿の両側部の焼汁溜部に溜められる。そ
して、グリル皿のグリル庫への収容時、該焼汁溜部をバ
ーナーカバーの下側に位置させるように、グリルを構成
したので、グリルの調理中、上火バーナー及び下火バー
ナーの火炎によって、焼汁溜部に溜まった焼汁は加熱さ
れず、バーナーの火炎がその焼汁に引火することが防止
できる。また、グリル皿は、その底板の形状を、その中
央部からその両側壁方向に向かって傾斜して形成しただ
けであるから、構造が簡単であり、加工も簡単である。
らの距離が長くなるように、グリル皿の中央部からグリ
ル庫の両側壁方向に向かって傾斜して形成することで、
該グリル皿の両側部に、被調理物の調理時に発生する焼
汁を収容する焼汁溜部を、グリル庫の側壁に沿って延在
させて形成したので、魚等の被調理物の調理の際に、該
被調理物から発生した焼汁は焼き網を介してグリル皿に
落下し、グリル皿の両側部の焼汁溜部に溜められる。そ
して、グリル皿のグリル庫への収容時、該焼汁溜部をバ
ーナーカバーの下側に位置させるように、グリルを構成
したので、グリルの調理中、上火バーナー及び下火バー
ナーの火炎によって、焼汁溜部に溜まった焼汁は加熱さ
れず、バーナーの火炎がその焼汁に引火することが防止
できる。また、グリル皿は、その底板の形状を、その中
央部からその両側壁方向に向かって傾斜して形成しただ
けであるから、構造が簡単であり、加工も簡単である。
【００１０】また、前記焼汁溜部の大きさを、グリル庫
の正面側に向かって連続的に小さくなるように形成する
ことが好ましい。これにより、調理終了後、グリル皿を
取り出す際、その動作の勢いで焼汁が手前にこぼれ出す
ことが防止できる。
の正面側に向かって連続的に小さくなるように形成する
ことが好ましい。これにより、調理終了後、グリル皿を
取り出す際、その動作の勢いで焼汁が手前にこぼれ出す
ことが防止できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は本発明のグリルが一体的に
組み込まれたガスコンロの斜視図である。図２は図１の
ＩＩ−ＩＩ線に沿った断面図である。また、図３は、図
１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿ったグリルの断面図である。
図に示すように、魚等の被調理物の両面焼きが可能なグ
リル１は、両端の正面パネル２１に取付けられたバーナ
ー等の操作ボタン２２や火力調節レバー２３と、上面を
覆う天板２４の開口部２５に臨ませて設けられた２個の
コンロバーナー２６とを備えたガスコンロ２に一体的に
組み込まれている。該グリル１は、ガスコンロ２の中央
部、即ち、天板２４の下側であって、両端の正面パネル
２１の間に位置するように組み込まれる。該グリル１は
略直方体形状であって、スチール製のグリル庫１１を備
えている。グリル庫１１の後側には、ガスコンロ２の天
板２４に設けられた排気口２８に連通する排気筒５が設
けられている。また、該グリル庫１１の開口した前面に
は、枠材１３を備えかつガスコンロ２の前後方向に摺動
自在であって、グリル庫１１に着脱自在なグリル扉１２
が装着される。該グリル扉１２の枠材１３は後述するグ
リル皿を支持し、グリル扉１２の開閉に伴ってグリル皿
をグリル庫１１から出し入れする役割を果たす。また、
グリル庫１１内で被調理物を保持する焼き網４の前後の
端部には、網面に対して直角に延びる支持部材４１が備
えられている。これにより、グリル使用の際、支持部材
４１を後述するグリル皿の前後のつば部に載置し、グリ
ル皿とともにグリル庫に収納することで、焼き網４は、
上火バーナーと下火バーナーとの間のほぼ中央部に位置
する。
組み込まれたガスコンロの斜視図である。図２は図１の
ＩＩ−ＩＩ線に沿った断面図である。また、図３は、図
１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿ったグリルの断面図である。
図に示すように、魚等の被調理物の両面焼きが可能なグ
リル１は、両端の正面パネル２１に取付けられたバーナ
ー等の操作ボタン２２や火力調節レバー２３と、上面を
覆う天板２４の開口部２５に臨ませて設けられた２個の
コンロバーナー２６とを備えたガスコンロ２に一体的に
組み込まれている。該グリル１は、ガスコンロ２の中央
部、即ち、天板２４の下側であって、両端の正面パネル
２１の間に位置するように組み込まれる。該グリル１は
略直方体形状であって、スチール製のグリル庫１１を備
えている。グリル庫１１の後側には、ガスコンロ２の天
板２４に設けられた排気口２８に連通する排気筒５が設
けられている。また、該グリル庫１１の開口した前面に
は、枠材１３を備えかつガスコンロ２の前後方向に摺動
自在であって、グリル庫１１に着脱自在なグリル扉１２
が装着される。該グリル扉１２の枠材１３は後述するグ
リル皿を支持し、グリル扉１２の開閉に伴ってグリル皿
をグリル庫１１から出し入れする役割を果たす。また、
グリル庫１１内で被調理物を保持する焼き網４の前後の
端部には、網面に対して直角に延びる支持部材４１が備
えられている。これにより、グリル使用の際、支持部材
４１を後述するグリル皿の前後のつば部に載置し、グリ
ル皿とともにグリル庫に収納することで、焼き網４は、
上火バーナーと下火バーナーとの間のほぼ中央部に位置
する。
【００１２】グリル庫１１の天井部には上火バーナー１
４が備えられている。該上火バーナー１４は、ガス混合
室の上面に、貫通する複数個のガス噴出口を備えた複数
枚のセラミック製プレートを装着してなるシュバンク式
バーナーで構成されている。また、グリル庫１１の両内
側壁には、ブンゼン式下火バーナー１５が、その炎口を
対向させて備えられている。
４が備えられている。該上火バーナー１４は、ガス混合
室の上面に、貫通する複数個のガス噴出口を備えた複数
枚のセラミック製プレートを装着してなるシュバンク式
バーナーで構成されている。また、グリル庫１１の両内
側壁には、ブンゼン式下火バーナー１５が、その炎口を
対向させて備えられている。
【００１３】該下火バーナー１５は、ステンレス等の耐
熱性であって、ほぼグリル庫の長手方向長さと一致する
長さを有する長尺の２枚の金属板をそれぞれ貼り合わ
せ、その端部をかしめて構成される。各金属板は、それ
らを貼り合わせた時、一側にガスノズルが臨むガス供給
口を備えたガス混合管がその中央部に形成されるととも
に、長手方向の一方の端部に、ガス分布室を経てガス混
合管に連通する複数個の炎口が列設されるように形成さ
れている。また、該下火バーナー１５は、グリル庫の側
壁から突出して取付けられかつ下火バーナー１５を覆う
上下一対のバーナーカバー１６、１７により支持され
る。該バーナーカバー１６、１７は、ステンレス等の耐
熱性材料から形成され、各バーナーカバーを取付けた
際、略三角形の断面形状となるように下火バーナー１５
を覆うとともに、整流板としての役割を果たすものであ
る。この場合、下火バーナー１５は、その端部のかしめ
部を上下一対のバーナーカバー１６，１７の間に挟み込
んで保持されている。
熱性であって、ほぼグリル庫の長手方向長さと一致する
長さを有する長尺の２枚の金属板をそれぞれ貼り合わ
せ、その端部をかしめて構成される。各金属板は、それ
らを貼り合わせた時、一側にガスノズルが臨むガス供給
口を備えたガス混合管がその中央部に形成されるととも
に、長手方向の一方の端部に、ガス分布室を経てガス混
合管に連通する複数個の炎口が列設されるように形成さ
れている。また、該下火バーナー１５は、グリル庫の側
壁から突出して取付けられかつ下火バーナー１５を覆う
上下一対のバーナーカバー１６、１７により支持され
る。該バーナーカバー１６、１７は、ステンレス等の耐
熱性材料から形成され、各バーナーカバーを取付けた
際、略三角形の断面形状となるように下火バーナー１５
を覆うとともに、整流板としての役割を果たすものであ
る。この場合、下火バーナー１５は、その端部のかしめ
部を上下一対のバーナーカバー１６，１７の間に挟み込
んで保持されている。
【００１４】図４には、グリル扉１２の枠材１３に載置
されるグリル皿３の斜視図が示されている。該グリル皿
３は、スチール製薄板を略長方形の皿状でかつその周囲
につば部３１が形成されるようにプレス成形したもので
あり、グリル皿３の底板３２の面積は焼き網４の面積よ
り大きい。グリル皿３の底板３２はまた、長手方向に直
角な断面が略逆Ｖ字形状に、即ち、グリル皿３のつば部
３１に載置された焼き網４の水平面からの距離が長くな
るように、該底板の中央部からグリル皿の側方に向かっ
て連続的に傾斜して形成されている。これにより、該グ
リル皿３の両側部には、被調理物の調理時に発生する焼
汁を収容する焼汁溜部３３がグリル庫１１の側壁に沿っ
て延在させて形成されている。さらに、グリル皿３の幅
は、グリル庫１１への収容時、該焼汁溜部３３が、バー
ナカバー１７の下側に位置するように定寸されている。
被調理物からの焼汁が落下するグリル皿３の底板３２の
面は、落下した焼汁の底板での流れを良好にするため
に、フッ素加工が施されている。
されるグリル皿３の斜視図が示されている。該グリル皿
３は、スチール製薄板を略長方形の皿状でかつその周囲
につば部３１が形成されるようにプレス成形したもので
あり、グリル皿３の底板３２の面積は焼き網４の面積よ
り大きい。グリル皿３の底板３２はまた、長手方向に直
角な断面が略逆Ｖ字形状に、即ち、グリル皿３のつば部
３１に載置された焼き網４の水平面からの距離が長くな
るように、該底板の中央部からグリル皿の側方に向かっ
て連続的に傾斜して形成されている。これにより、該グ
リル皿３の両側部には、被調理物の調理時に発生する焼
汁を収容する焼汁溜部３３がグリル庫１１の側壁に沿っ
て延在させて形成されている。さらに、グリル皿３の幅
は、グリル庫１１への収容時、該焼汁溜部３３が、バー
ナカバー１７の下側に位置するように定寸されている。
被調理物からの焼汁が落下するグリル皿３の底板３２の
面は、落下した焼汁の底板での流れを良好にするため
に、フッ素加工が施されている。
【００１５】また、焼汁溜部３３の大きさが、ガスコン
ロ２の正面側に向かって連続的に小さくなるように形成
することもできる。この場合、グリル扉を引き、グリル
皿を取り出す際、その動作の勢いで焼汁が手前にこぼれ
出すことが防止できる。
ロ２の正面側に向かって連続的に小さくなるように形成
することもできる。この場合、グリル扉を引き、グリル
皿を取り出す際、その動作の勢いで焼汁が手前にこぼれ
出すことが防止できる。
【００１６】次に、本発明のグリルでの調理時の作用に
ついて説明する。
ついて説明する。
【００１７】先ず、焼き網４上に魚等の被調理物を載置
して、該焼き網４を支持するグリル皿３とともに、グリ
ル庫１１内に収納し、上火バーナー１４及び下火バーナ
ー１５を点火、着火して調理を開始する。この状態で調
理が進むと、被調理物から脂や水等の焼汁が発生し、焼
き網を介してグリル皿３上に該焼汁が落下する。この場
合、該グリル皿３の焼汁落下面、即ち、グリル皿３の底
板３２は、上述のようにその中央部からグリル皿の側方
に向かって連続的に傾斜して形成されているとともに、
その表面がフッ素加工処理されているので、グリル皿３
両側部の焼汁溜部３３へと流れ、そこに溜められる。
して、該焼き網４を支持するグリル皿３とともに、グリ
ル庫１１内に収納し、上火バーナー１４及び下火バーナ
ー１５を点火、着火して調理を開始する。この状態で調
理が進むと、被調理物から脂や水等の焼汁が発生し、焼
き網を介してグリル皿３上に該焼汁が落下する。この場
合、該グリル皿３の焼汁落下面、即ち、グリル皿３の底
板３２は、上述のようにその中央部からグリル皿の側方
に向かって連続的に傾斜して形成されているとともに、
その表面がフッ素加工処理されているので、グリル皿３
両側部の焼汁溜部３３へと流れ、そこに溜められる。
【００１８】この状態からさらに調理を進めると、グリ
ル庫１１内の温度はさらに高くなるが、グリル皿の両焼
汁溜部３３が下火バーナー１５のバーナーカバー１６，
１７の下方に位置するように、グリル皿が配置されてい
るので、上火バーナー１４及び下火バーナー１５の火炎
は、焼汁溜部３３に溜められた焼汁に直接届かない。そ
の結果、その焼汁が発火することが防止される。
ル庫１１内の温度はさらに高くなるが、グリル皿の両焼
汁溜部３３が下火バーナー１５のバーナーカバー１６，
１７の下方に位置するように、グリル皿が配置されてい
るので、上火バーナー１４及び下火バーナー１５の火炎
は、焼汁溜部３３に溜められた焼汁に直接届かない。そ
の結果、その焼汁が発火することが防止される。
【図１】図１は本発明のグリルが一体的に組み込まれた
ガスコンロの斜視図。
ガスコンロの斜視図。
【図２】図２は図１のＩＩ−ＩＩ線に沿った断面図。
【図３】図３は図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った断面
図。
図。
【図４】図４は本発明に係るグリル皿の斜視図。
１ グリル １１ グリル庫 １２ グリル扉 ２ ガスコンロ ２８ 排気口 ３ グリル皿 ３１ つば部 ３２ 底板 ３３ 焼汁溜部 ４ 焼き網 ５ 排気筒
Claims (2)
- 【請求項１】 複数個の炎口が列設され、かつ該炎口が
対向するようにグリル庫の両内側壁に備えられた下火バ
ーナーと、該下火バーナーを覆うように側壁から突出し
て取付けられた上下一対のバーナーカバーと、下火バー
ナーの上方で被調理物を保持する焼き網の下方に位置し
てグリル庫の底部に収納されるグリル皿とを備えたグリ
ルにおいて、 焼き網からの距離が長くなるように、グリル皿の中央部
からグリル庫の両側壁方向に向かって傾斜してグリル皿
の底板を形成することで、該グリル皿の両側部に、被調
理物の調理時に発生する焼汁を収容する焼汁溜部を、グ
リル庫の側壁に沿って延在させて形成するとともに、グ
リル庫への収容時、該焼汁溜部がバーナーカバーの下側
に位置することを特徴とするグリル。 - 【請求項２】 前記焼汁溜部の大きさが、グリル庫の正
面方向に向かって連続的に小さくなるように形成したこ
とを特徴とする請求項１記載のグリル。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35633299A JP3492575B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | グリル |
| KR10-2000-0051015A KR100397894B1 (ko) | 1999-12-15 | 2000-08-31 | 그릴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35633299A JP3492575B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | グリル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001169928A true JP2001169928A (ja) | 2001-06-26 |
| JP3492575B2 JP3492575B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=18448514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35633299A Expired - Fee Related JP3492575B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | グリル |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3492575B2 (ja) |
| KR (1) | KR100397894B1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7174885B2 (en) * | 2003-02-06 | 2007-02-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cooking apparatus |
| JP2013188635A (ja) * | 2013-07-03 | 2013-09-26 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器及び加熱調理装置 |
| JP2018201606A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | 株式会社ハーマン | グリル |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55172706U (ja) * | 1979-05-29 | 1980-12-11 | ||
| JPS5911293Y2 (ja) * | 1980-01-17 | 1984-04-07 | 三洋電機株式会社 | グリル装置 |
| JPH0217327A (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 焙焼器 |
| JP2811706B2 (ja) * | 1989-01-31 | 1998-10-15 | 松下電器産業株式会社 | ガス調理器 |
| JPH06327571A (ja) * | 1993-05-18 | 1994-11-29 | Tokyo Gas Co Ltd | グリル |
| JPH0791675A (ja) * | 1993-09-27 | 1995-04-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
-
1999
- 1999-12-15 JP JP35633299A patent/JP3492575B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-08-31 KR KR10-2000-0051015A patent/KR100397894B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7174885B2 (en) * | 2003-02-06 | 2007-02-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cooking apparatus |
| JP2013188635A (ja) * | 2013-07-03 | 2013-09-26 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器及び加熱調理装置 |
| JP2018201606A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | 株式会社ハーマン | グリル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| KR20010067137A (ko) | 2001-07-12 |
| JP3492575B2 (ja) | 2004-02-03 |
| KR100397894B1 (ko) | 2003-09-13 |
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