JP2001152567A - 建物の防蟻構造及び防蟻工法 - Google Patents
建物の防蟻構造及び防蟻工法Info
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Abstract
リが通過して軸組や床組へ侵入するのを物理的に防止で
きる建物の防蟻構造及び防蟻工法を提供する。 【解決手段】 建物Aの外周部分に施工された布基礎1
の立ち上がり部2の外側面2aに密着した断熱材3の内
部を、シロアリ4が通過して軸組B及び床組Cへ侵入す
るのを物理的に防止する建物Aの防蟻構造であって、シ
ロアリ4の分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたス
テンレスメッシュ(シート材)5を、断熱材3の外側面
3aの下端3fと布基礎1との間7を閉塞し、且つ、断
熱材3の外側面3aの下端3fから少なくとも地上の所
定高さまでの範囲を被覆するようにして取付けた。
Description
に使用される断熱材の内部をシロアリが通過して軸組や
床組へ侵入するのを物理的に防止する建物の防蟻構造及
び防蟻工法に関する。
しては、例えば、(1) 建物の床下の地盤(土壌)と、地
面から1m以内の木部とを薬剤で処理する方法や、(2)
シロアリの活動をモニタリングしながら、侵入してきた
シロアリに少量の薬剤を含む毒餌を摂食させて根絶する
ベイト工法(レスケミカル法)等が知られている。
おいては、薬剤に起因する化学物質過敏症等の問題があ
り、即ち、建物内の環境が化学物質によって汚染される
という問題点がある。
毒餌を摂食させ、コロニー全体の活力を衰退させること
を目的とするので、その開始から終了までに少なくとも
数カ月〜2年程度の長期間を要するという問題点があ
る。
に、(3) 薬剤を全く使用しない、ステンレスメッシュや
破砕石等の物理的なバリアーを構築する物理的工法(ケ
ミカルフリー法)等が提案されている。この物理的工法
に使用されるバリアー材としては、例えば、特許第26
52902号公報及び特表平8−506868号公報に
開示されているように、シロアリの分泌物に耐性で且つ
少なくとも約70のショア硬度を有する耐腐食性材料の
編み目シートからなり、この編み目の孔がいずれの方向
においても制御すべきシロアリ種の頭部横断面の最大寸
法より小径であるシロアリバリアー材等がある。
ような従来例(3) においては、断熱基礎等に使用される
断熱材の内部をシロアリが通過するのを防止することに
ついて開示されていない。
なされたものであり、断熱基礎に使用される断熱材の内
部をシロアリが通過して軸組や床組へ侵入するのを物理
的に防止できる建物の防蟻構造及び防蟻工法を提供する
ことを目的とする。
め、請求項1の建物の防蟻構造は、建物の外周部分に施
工された布基礎の立ち上がり部の外側面に密着した断熱
材の内部を、シロアリが通過して軸組及び床組へ侵入す
るのを物理的に防止する建物の防蟻構造であって、前記
シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシ
ート材を、前記断熱材の外側面の下端と前記布基礎との
間を閉塞し、且つ、前記断熱材の外側面の下端から少な
くとも地上の所定高さまでの範囲を被覆するようにして
取付けたものである。
により形成された出隅における前記布基礎と前記シート
材の下端部との隙間を閉塞するようにして更に出隅下端
部用のシート材を取付けたものである。
により形成された入隅において前記シート材の下端部を
折り畳むようにして取付けたものである。
材で前記断熱材の外側面及び上面を被覆するようにし
て、このシート材の上端部を前記立ち上がり部に取付け
たものである。
くとも基礎スラブの外側面及びこの外側面の下端に形成
した突出部に密着した断熱材の内部を、シロアリが通過
して軸組及び床組へ侵入するのを物理的に防止する建物
の防蟻構造であって、前記シロアリの分泌物に耐性の耐
腐食性材料で構成されたシート材を、前記断熱材の外側
面の下端と前記突出部との間を閉塞し、且つ、前記断熱
材の外側面の下端から少なくとも地上の所定高さまでの
範囲を被覆するようにして取付けたものである。
材で前記断熱材の外側面及び上面を被覆するようにし
て、このシート材の上端部を前記基礎スラブ又はこの基
礎スラブの外周部分に立設された立ち上がり部に取付け
たものである。
前記立ち上がり部の天端に、前記シート材の上端部の上
からならしモルタルを施工したものである。
前記基礎スラブの上面の外周部分に、前記シート材の上
端部の上からならしモルタルを施工したものである。
により形成された入隅における前記立ち上がり部と前記
シート材の上端部との隙間を閉塞するようにして更に入
隅上面部用のシート材を取付けたものである。
材により形成された入隅における前記基礎スラブと前記
シート材の上端部との隙間を閉塞するようにして更に入
隅上面部用のシート材を取付けたものである。
材により形成された出隅において前記シート材の上端部
を折り畳むようにして取付けたものである。
上がり部に設けた床下換気口と連通する換気口を前記断
熱材に形成し、この断熱材の外側面全体に前記シート材
を取付けると共に、このシート材の前記換気口に面する
内周端と前記床下換気口の内周面との隙間を閉塞するよ
うにして更に換気口部用のシート材を取付けたものであ
る。
ト材の前記換気口に面する内周端に突出片を形成すると
共に、この突出片を前記床下換気口の内周面に取付けた
ものである。
前記シート材が、少なくともいずれかの方向において前
記シロアリの頭部横断面の最大寸法の2倍以下の寸法で
ある複数のアンカー孔を有する。
ト材の上から繊維配合モルタルを塗布したものである。
前記繊維配合モルタルに含まれる繊維がポリプロピレン
からなる。
周部分に施工される布基礎の立ち上がり部の外側面に、
この立ち上がり部の打設と同時に断熱材を密着させた
後、シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され
たシート材を、前記断熱材の外側面の下端と前記布基礎
との間を閉塞し、且つ、前記断熱材の外側面の下端から
少なくとも地上の所定高さまでの範囲を被覆するように
して取付けるものである。
ト材で前記断熱材の外側面及び上面を被覆するようにし
て、このシート材の上端部を前記立ち上がり部に取付け
るものである。
方に施工される基礎スラブの外側面及びこの外側面の下
端に形成される突出部に、この突出部を含む前記基礎ス
ラブの打設と同時に断熱材を密着させた後、シロアリの
分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材を、
前記断熱材の外側面の下端と前記突出部との間を閉塞
し、且つ、前記断熱材の外側面の下端から少なくとも地
上の所定高さまでの範囲を被覆するようにして取付ける
ものである。
ト材で前記断熱材の外側面及び上面を被覆するようにし
て、このシート材の上端部を前記基礎スラブ又はこの基
礎スラブの外周部分に立設された立ち上がり部に取付け
るものである。
ト材を取付けた後、少なくとも前記立ち上がり部の天端
にならしモルタルを施工するものである。
ト材を取付けた後、少なくとも前記基礎スラブの上面の
外周部分にならしモルタルを施工するものである。
前記シート材が可撓性を有する。
材により形成された入隅において前記シート材の下端部
を折り畳むようにして取付けるものである。
材により形成された出隅において前記シート材の上端部
を折り畳むようにして取付けるものである。
ト材を止着部材で少なくとも前記断熱材に仮止めしてか
ら取付けるものである。
ト材を前記断熱材の周方向に沿って周回するように配設
すると共に、このシート材の側端同士を係止するもので
ある。
ト材の上から、モルタルにポリプロピレンからなる繊維
を配合した繊維配合モルタルを塗布するものである。
に基づいて説明する。図1乃至図16に示すように、第
1実施形態に係る建物Aの防蟻構造は、例えば、建物A
の外周部分に施工された布基礎1の立ち上がり部2の外
側面2aに密着した断熱材3の内部を、シロアリ4が通
過して軸組B及び床組Cへ侵入するのを物理的に防止す
るものであって、シロアリ4の分泌物に耐性の耐腐食性
材料で構成されたステンレスメッシュ(シート材)5
を、断熱材3の外側面3aの下端3fと布基礎1のベー
ス部6等との間7を閉塞し、且つ、断熱材3の外側面3
a及び上面3cを被覆するようにして取付けたものであ
る。
建物Aの外周部分に施工され、立ち上がり部2とベース
部6とから横断面が例えば逆T字状に形成されている。
例えば矩形板状の合成樹脂発泡体等から構成され、立ち
上がり部2の外側面2aに横方向に相隣接して密着して
いる。なお、この実施形態においては、断熱材3と立ち
上がり部2がほぼ同じ高さに形成されているが、これに
限定されるものではなく、断熱材3の高さ寸法や立ち上
がり部2への密着高さ等は必要に応じて適宜変更可能で
ある。
活をする不完全変態の昆虫であって、シロアリ目(等翅
類)Isopteraの総称である。このようなシロアリ4とし
ては、例えば、ヤマトシロアリやイエシロアリ等の各種
のシロアリが挙げられる。また、このシロアリ4は、図
3に示すように、非変形性の堅い頭部4aを有する一
方、比較的柔らかくて弱い体部4bを有している。
に、シロアリ4の分泌物に耐性で且つ少なくとも約70
のショア硬度を有する耐腐食性材料であるステンレス鋼
ワイヤー8等から製織されて複数の編み目(アンカー
孔)9を有している。このようなステンレスメッシュ5
としては、例えば、「ターミーメッシュ(TERMI−
MESH)」(商品名、ターミーメッシュ・オーストラ
リア社製)等を好適に使用することができる。
るシート材としては、このようなステンレスメッシュ5
に限定されるものではなく、シロアリ4から放出される
ギ酸等の分泌物に耐性で且つシロアリ4が噛み砕くこと
ができない硬さ、好ましくは少なくとも約70のショア
硬度を有すると共に、使用環境下で数十年の耐用年数を
有する耐腐食性材料で構成されていれば、種々のものを
使用することができる。このようなシート材としては、
例えば、セラミックス、ガラス、合成樹脂等の繊維、フ
ィラメント、ストランド等から製織又は製編等されたシ
ートや不織布、あるいは金属板、金属シート等が挙げら
れる。
2、図6、及び図9乃至図12に示すように、断熱材3
の外側面3aの下端3fと布基礎1の例えばベース部6
との間7をL字形に折曲等した状態で閉塞するようにし
て、接着モルタル等でベース部6に取付けられている。
なお、断熱材3がベース部6に密着しておらず、ベース
部6との間7に隙間が形成されている場合でも、この隙
間を閉塞するようにしてステンレスメッシュ5の下端部
5fを適宜の横断面形状に折曲等した状態でベース部6
又は立ち上がり部2に取付けておけばよい。
6、図9、及び図13乃至図16に示すように、上端部
5eがL字形に折曲等された状態で断熱材3の外側面3
a及び上面3cを被覆するようにして、接着モルタル等
で断熱材3及び立ち上がり部2に取付けられている。
のように可撓性を有する場合は、建築現場での賦形等が
可能であるので、シート材を建築現場で取付ける際の施
工が簡単であるという利点がある。なお、可撓性を有し
ない場合は、工場生産等により、シート材を取付けよう
とする箇所の形状に合わせてあらかじめ適宜の形状に製
造しておけばよい。
カー孔を有する場合は、シート材を断熱材3や布基礎1
に接着モルタル等で取付ける際、アンカー効果によって
より強固に一体化又は取付け可能であるという利点があ
る。なお、複数のアンカー孔を有するシート材として
は、ステンレスメッシュ5の他、例えば各種のラス網や
パンチングメタル等が挙げられる。
もいずれかの方向においてシロアリ4の頭部4aの横断
面の最大寸法Hの2倍以下である時には、シロアリ4の
頭部4aが通り抜けないか又は頭部4aが通り抜けても
柔らかい体部4b等がアンカー孔に接触するような寸法
であり、シロアリ4がそれを嫌うので、シロアリ4がシ
ート材を通り抜けるのを阻止することができる。また、
アンカー孔の寸法を比較的大きくできるためにシート材
の材料コストを低減化できると共に、寸法精度も低くて
よいために製造も簡単であるという利点がある。
の職蟻で1.1〜1.25mm程度、ヤマトシロアリの
職蟻で1.0〜1.2mm程度であるので、ヤマトシロ
アリが生息する地域では、アンカー孔の寸法を少なくと
もいずれかの方向において2.0mm程度以下としてお
くのが望ましい。このアンカー孔の形状は特に限定され
るものではなく、矩形状や円状等の適宜の形状とするこ
とができる。要するに、アンカー孔の寸法が、いずれか
一方向、あるいは2以上の方向において2H以下であれ
ばよい。
けておけば、シロアリ4が地盤10等から断熱材3に侵
入できないので、この断熱材3の内部を通過して軸組B
や床組Cへ侵入するのを防止できるという利点がある。
り形成された出隅Dにおいては、ステンレスメッシュ5
の下端部5fに縦方向に切込みを入れて直角に折曲した
状態で取付けたり、あるいはステンレスメッシュ5の側
端同士を直角に突き合わせるようにして取付けたりして
おけばよいが、ベース部6等とステンレスメッシュ5の
下端部5fとの隙間11を閉塞するようにして、ステン
レスメッシュ5と同様に構成された出隅下端部用のステ
ンレスメッシュ(シート材)12を接着モルタル等で更
に取付けておけば、出隅Dの下端からのシロアリ4の侵
入を確実に防止できるという利点がある。
構成としては、図10及び図11に示すように、例え
ば、平面視がL字状の閉塞片13と、この閉塞片13の
内端に立設された少なくとも1つの取付片14とを備え
たもの等が挙げられる。取付片14は、例えば、矩形状
のステンレスメッシュ12の所定位置に切込みを入れ、
上方に折曲等することによって形成できる。
り形成された入隅Eにおいても、ステンレスメッシュ5
の側端同士を直角に突き合わせると共に、下端部5f同
士を所定範囲重合するようにして取付けたりしておいて
もよいが、ステンレスメッシュ5の下端部5fを折り畳
むようにして接着モルタル等で取付けておけば、ステン
レスメッシュ5を入隅Eにおいて連続施工できると共
に、入隅Eの下端に隙間が形成されることもないという
利点がある。
スメッシュ5で断熱材3の外側面3a及び上面3cを被
覆するようにして、その上端部5eを立ち上がり部2に
取付けておけば、シロアリ4が万一、地盤10から断熱
材3の外側面3aの上方まで登った場合でも、断熱材3
を確実に保護できるという利点がある。
と同様、ステンレスメッシュ5の側端同士を直角に突き
合わせると共に、上端部5e同士を所定範囲重合するよ
うにして取付けたりしておいてもよいが、図13乃至図
15に示すように、ステンレスメッシュ5の上端部5e
を折り畳むようにして取付けておけば、ステンレスメッ
シュ5を出隅Dにおいて連続施工できると共に、出隅D
の上端に隙間が形成されることもないという利点があ
る。
下端部と同様、図16に示すように、ステンレスメッシ
ュ5の上端部5eに縦方向に切込みを入れて直角に折曲
した状態で取付けたり、あるいはステンレスメッシュ5
の側端同士を直角に突き合わせるようにして取付けたり
しておけばよいが、立ち上がり部2とステンレスメッシ
ュ5の上端部5eとの隙間15を閉塞するようにして、
ステンレスメッシュ5と同様に構成された入隅上面部用
のステンレスメッシュ(シート材)16を接着モルタル
等で更に取付けておけば、断熱材3を確実に保護できる
という利点がある。入隅上面部用のステンレスメッシュ
16の構成としては、例えば、出隅下端部用のステンレ
スメッシュ12と同様の閉塞片13と少なくとも1つの
取付片14とを備えたもの等が挙げられる。
り部2に設けた例えば凹状の床下換気口17において
は、この床下換気口17と連通する換気口18を断熱材
3に形成し、ステンレスメッシュ5における換気口18
の正面部分19を切除等しておくと共に、このステンレ
スメッシュ5の換気口18に面する内周端5gと床下換
気口17の内周面17gとの隙間20を閉塞するように
して、ステンレスメッシュ5と同様に構成された換気口
部用のステンレスメッシュ(シート材)21を接着モル
タル等で更に取付けておけば、断熱材3の換気口18の
部分を確実に保護できるという利点がある。
成としては、例えば、床下換気口17の内周面17g及
び換気口18の内周面18gに取付けられるコ字形の閉
塞片22と、この閉塞片22の外端に側方又は下方に突
設された3つの取付片23とからなるもの等が挙げられ
る。
口17の正面部分を切除等することにより形成すればよ
く、ステンレスメッシュ5の取付け前にあらかじめ形成
しておいてもよい。
テンレスメッシュ5の所定位置に切込み24を入れると
共に、不要部分25を切除等して、ステンレスメッシュ
5の換気口18に面する内周端5gに例えば3つの突出
片26を形成すると共に、これら突出片26を床下換気
口17の内周面17gに取付けておけば、換気口部用の
ステンレスメッシュ21の材料コストを低減化できると
いう利点がある。なお、突出片26の形状や数は特に限
定されるものではなく、必要に応じて適宜変更可能であ
る。突出片26の取付けの際には、必要に応じて折り畳
むようにしてもよい。また、換気口部用のステンレスメ
ッシュ21は、閉塞片22をL字形に形成又は折曲する
等、断熱材3の換気口18の内周面18gにおける露出
部分の形状に合わせて構成すればよい。
び図2に示すように、外装仕上げモルタルとして繊維配
合モルタル27を塗布しておくのが望ましい。この繊維
配合モルタル27は、少なくともセメントと細骨材と適
宜の繊維を含有しており、所定量の水を配合、混練した
状態で塗布される。繊維としては、例えば、ガラス繊
維、セラミックス繊維、金属繊維等の無機繊維、ナイロ
ン繊維、サラン繊維、ビニロン繊維、ビスコース繊維等
の合成繊維等が挙げられ、各種の繊維を単独で又は2種
以上を混合して使用できる。このうち、ポリプロピレン
繊維を使用した場合には、モルタルの混練時や塗布時に
おける作業性が良好であると共に、材料コストを低減化
できるという利点がある。
ではないが、長さ2〜30mm、幅0.1〜2mm、厚
さ20〜60μmのやや扁平形状をしたものが施工作業
上好適であり、仕上がり性能も良好である。また、配合
については、セメント及び細骨材100重量部に対し、
繊維5重量部以下が好適であり、必要に応じて減水剤、
混和材、充填材、ポリマー等を添加してもよい。例え
ば、スチレンブタジエンゴム(SBR)やポリビニル酢
酸(PVAc)等の合成ポリマー等をベースとするセメ
ント接着剤を添加してもよいし、あるいはこのセメント
接着剤よりセメント含有量が低いポリマーセメントと細
骨材との混合物を添加してもよく、この場合には、強
度、耐クラック性、接着性、水密性、耐磨耗性等をより
向上できるという利点がある。
応じてシロアリ忌避剤を添加してもよく、この場合に
は、シロアリ4により噛み破られる可能性をより低減化
できるという利点がある。なお、シロアリ忌避剤として
は、例えば、亜鉛、銅、亜鉛化合物、銅化合物等が挙げ
られる。
しておけば、通常のモルタルに比べて面強度を向上でき
るので、ひび割れの発生を防止又は低減化できるという
利点がある。また、ひび割れが発生した場合でも、その
ひび割れ幅は非常に小さいので、シロアリ4がひび割れ
に侵入することもない。
めの防蟻工法について説明する。この防蟻工法において
は、図6及び図7に示すように、まず、施工される立ち
上がり部2の外側面2aに、断熱材3を横方向に相隣接
させた状態で立ち上がり部2の打設と同時に密着させ
る。ここで、図8に示すように、断熱材3の高さが、施
工された立ち上がり部2の高さより大きい場合は、必要
に応じて、断熱材3の上端部を立ち上がり部2の高さに
合わせて切除してもよい。
ッシュ5を、断熱材3の外側面3aの下端3fと布基礎
1のベース部6等との間7を閉塞し、且つ、断熱材3の
外側面3a及び上面3cを被覆するようにして取付け
る。図10、図11、及び図16に示すように、出隅下
端部用のステンレスメッシュ12や入隅上面部用のステ
ンレスメッシュ16も必要に応じて接着モルタル等で取
付ける。
ッシュ5を、例えばピン、釘、ステープル等の止着部材
28で断熱材3に仮止めしてから取付ける場合は、ステ
ンレスメッシュ5を精度良く取付け可能であるという利
点がある。なお、止着部材28は、断熱材3に浅く刺し
ておいてステンレスメッシュ5等の取付けの際に外して
もよいし、あるいは断熱材3に深く刺しておいて接着モ
ルタル等で埋設してもよい。止着部材28を外す場合
は、ステンレスメッシュ5の編み目9等が余り広がらな
いような止着部材28を使用するのが望ましい。止着部
材28を外さないで埋設する場合は、必要に応じてこの
止着部材28を例えば銅、亜鉛、黄銅等で構成したり、
あるいは含有させたりして、シロアリ忌避効果を発揮さ
せるようにしておいてもよい。また、この実施形態にお
いては、断熱材3にのみ仮止めしているが、これに限定
されるものではなく、断熱材3に加えて布基礎1にも仮
止めできる。
テンレスメッシュ5を断熱材3の周方向に沿って周回す
るように配設すると共に、このステンレスメッシュ5の
側端5h同士を係止するようにすれば、ステンレスメッ
シュ5の施工性をより向上できるという利点がある。
22に示すように、側端5h同士を所定長さ重合してか
ら複数回巻込んだり、あるいは所定長さ重合した状態で
既述の止着部材28等により断熱材3に止着等したりす
ればよい。
スメッシュ5で断熱材3の外側面3a及び上面3cを被
覆しているが、これに限定されるものではなく、コスト
ダウンを図るため、図23及び図24に示すように、断
熱材3の外側面3aの下端3fから少なくとも地上の所
定高さLまでの範囲を被覆しておくだけでもよい。この
場合の高さLとしては、10cm以上、より好ましくは
15cm以上であることが望ましい。また、入隅上面部
用のステンレスメッシュ16や換気口部用のステンレス
メッシュ21は、取付け不要である。
うに、布基礎1の内方に形成される床下空間29の防湿
を図ること等を目的として、布基礎1の内方の地盤面1
0b上に例えば土間コン30等を設ける場合は、布基礎
1と土間コン30の打ち継ぎ部31や、布基礎1の内方
に施工された布基礎32と土間コン30の打ち継ぎ部3
3を閉塞するようにして、ステンレスメッシュ5と同様
に構成された打ち継ぎ部用のステンレスメッシュ34等
を接着モルタル等で更にL字形等に取付けておくのが望
ましい。
形態に係る建物Aの防蟻構造は、第1実施形態におい
て、断熱材3を、床下空間29を有するべた基礎51の
基礎スラブ52の外側面52a、この基礎スラブ52の
外周部分に立設された立ち上がり部53の外側面53
a、及び基礎スラブ52の外側面52の下端に形成した
突出部54に密着させておくと共に、ステンレスメッシ
ュ5の下端部5fを、断熱材3の外側面3aの下端3f
と突出部54との間55を閉塞するようにして取付けた
ものである。
aに突出部54を形成しておけば、ステンレスメッシュ
5の下端部5fを取付け易いという利点がある。その他
の利点は第1実施形態と同様である。また、この実施形
態においても、コストダウンを図るため、図28に示す
ように、ステンレスメッシュ5で断熱材3の外側面3a
の下端3fから地上の所定高さLまでの範囲を被覆して
おいた場合は、入隅上面部用のステンレスメッシュ16
や換気口部用のステンレスメッシュ21の取付けは不要
である。
めの防蟻工法について説明する。この防蟻工法において
は、図27に示すように、まず、施工される基礎スラブ
52の外側面52aに、断熱材3を横方向に相隣接させ
た状態で且つ形成される突出部54に下面3dが密着す
るようにして、突出部54を含む基礎スラブ52の打設
と同時に密着させる。
いが、この立ち上がり部53は、基礎スラブ52と同時
に打設してもよい。その後の施工は第1実施形態と同様
である。なお、突出部54と断熱材3とは、ステンレス
メッシュ5の下端部5fを取付け易いように、面一とな
るようにしておくのが望ましい。
形態に係る建物Aの防蟻構造は、第2実施形態におい
て、断熱材3を、床下空間29のない基礎スラブ52の
外側面52及びその下端に形成した突出部54に密着さ
せたものである。
い基礎スラブ52においては、地面10aから軸組Bや
床組Cまでの距離が短いので、ステンレスメッシュ5で
断熱材3の外側面3a及び上面3cを被覆しておくと共
に、入隅上面部用のステンレスメッシュ16も取付けて
おくのが望ましい。
礎スラブ52に取付けておけばよい。また、入隅上面部
用のステンレスメッシュ16も、入隅Eにおける基礎ス
ラブ52とステンレスメッシュ5の上端部5eとの隙間
(図示せず)を閉塞するようにして取付けておけばよ
い。
テンレスメッシュ5の上端部5eを立ち上がり部2(5
3)に取付ける際には、図31に示すように、あらかじ
め天端2c(53c)にならしモルタル61が施工され
た立ち上がり部2(53)に取付ければよい。この場
合、図32に示すように、土台62と立ち上がり部2
(53)の間に介在する気密パッキン等のスペーサ63
の下方までステンレスメッシュ5の上端部5eが達して
いてもよい。
に、立ち上がり部2(53)の天端2c(53c)又は
この天端2c(53c)と断熱材3の上面3cに、ステ
ンレスメッシュ5の上端部5eの上からならしモルタル
61を塗布等して施工してもよい。この場合には、立ち
上がり部2(53)の天端レベルを確実に水平に保持で
きるという利点がある。
ラブ52の上面52cの外周部分又はこの外周部分と断
熱材3の上面3cに、ステンレスメッシュ5の上端部5
eの上からならしモルタル61を施工しておいてもよ
い。
求項17、及び請求項19の発明によれば、シート材を
既述のように取付けるので、シロアリが地盤等から断熱
材に侵入できず、そのためこの断熱材の内部を通過して
軸組や床組へ侵入するのを防止できるという利点があ
る。
基礎とシート材の下端部との隙間を閉塞するようにして
更に出隅下端部用のシート材を取付けているので、出隅
の下端からのシロアリの侵入を確実に防止できるという
利点がある。
入隅においてシート材の下端部を折り畳むようにして取
付けるので、シート材を入隅において連続施工できると
共に、入隅の下端に隙間が形成されることもないという
利点がある。
求項20の発明によれば、シート材で断熱材の外側面及
び上面を被覆するようにして、このシート材の上端部を
立ち上がり部又は基礎スラブに取付けるので、シロアリ
が万一、地盤から断熱材の外側面の上方まで登った場合
でも、断熱材を確実に保護できるという利点がある。
求項22の発明によれば、少なくとも立ち上がり部の天
端又は基礎スラブの上面の外周部分に、シート材の上端
部の上からならしモルタルを施工するので、立ち上がり
部の天端レベル又は基礎スラブの上面レベルを確実に水
平に保持できるという利点がある。
入隅における立ち上がり部又は基礎スラブとシート材の
上端部との隙間を閉塞するようにして更に入隅上面部用
のシート材を取付けているので、断熱材を確実に保護で
きるという利点がある。
ば、出隅においてシート材の上端部を折り畳むようにし
て取付けるので、シート材を出隅において連続施工でき
ると共に、出隅の上端に隙間が形成されることもないと
いう利点がある。
気口に面する内周端と床下換気口の内周面との隙間を閉
塞するようにして更に換気口部用のシート材を取付けて
いるので、断熱材の換気口の部分を確実に保護できると
いう利点がある。
気口に面する内周端に突出片を形成すると共に、この突
出片を床下換気口の内周面に取付けているので、換気口
部用のシート材の材料コストを低減化できるという利点
がある。
数のアンカー孔を有するので、シート材を断熱材、布基
礎、又は基礎スラブ等に接着モルタル等で取付ける際
に、アンカー効果によってより強固に一体化又は取付け
可能であるという利点がある。また、アンカー孔の寸法
が、少なくともいずれかの方向においてシロアリの頭部
横断面の最大寸法の2倍以下であるので、シロアリの頭
部が通り抜けないか又は頭部が通り抜けても柔らかい体
部等がアンカー孔に接触するような寸法であり、シロア
リがそれを嫌うので、シロアリがシート材を通り抜ける
のを阻止することができる。更に、アンカー孔の寸法を
比較的大きくできるためにシート材の材料コストを低減
化できると共に、寸法精度も低くてよいために製造も簡
単であるという利点がある。
ば、シート材の上から繊維配合モルタルを塗布するの
で、通常のモルタルに比べて面強度が向上し、そのため
ひび割れの発生を防止又は低減化できるという利点があ
る。また、ひび割れが発生した場合でも、そのひび割れ
幅は非常に小さいので、シロアリがひび割れに侵入する
こともない。
ば、繊維配合モルタルに含まれる繊維がポリプロピレン
からなるので、モルタルの混練時や塗布時における作業
性が良好であると共に、材料コストを低減化できるとい
う利点がある。
撓性を有するので、建築現場での賦形等が可能である。
そのため、シート材を建築現場で取付ける際の施工が簡
単であるという利点がある。
着部材で少なくとも断熱材に仮止めしてから取付けるの
で、精度良く取付け可能であるという利点がある。
熱材の周方向に沿って周回するように配設すると共に、
その側端同士を係止するので、シート材の施工性をより
向上できるという利点がある。
面図。
断面図。
レスメッシュを取付ける様子を示す要部拡大縦断面図。
示す要部拡大側面図。
縦断面図。
部拡大縦断面図。
る様子を示す要部拡大斜視図。
取付ける様子を示す要部拡大斜視図。
付けた状態を示す要部拡大斜視図。
状態を示す要部拡大斜視図。
を示す要部拡大斜視図。
付けた状態を示す要部拡大斜視図。
る様子を示す要部拡大斜視図。
様子を示す要部拡大斜視図。
大斜視図。
に設けた突出片を床下換気口の内周面に取付けた状態を
示す要部拡大斜視図。
示す要部拡大斜視図。
するように配設し、その側端同士を係止した状態を示す
断面図。
止した状態を示す要部拡大断面図。
から地上の所定高さまでの範囲を被覆した例を示す要部
拡大縦断面図。
ンレスメッシュを取付ける様子を示す要部拡大縦断面
図。
断面図。
部拡大縦断面図。
から地上の所定高さまでの範囲を被覆した例を示す要部
拡大縦断面図。
断面図。
方まで達した例を示す要部拡大詳細図。
上端部の上からならしモルタルを施工した例を示す要部
拡大詳細図。
ンレスメッシュの上端部の上からならしモルタルを施工
した例を示す要部拡大詳細図。
面にステンレスメッシュの上端部の上からならしモルタ
ルを施工した例を示す要部拡大詳細図。
Claims (28)
- 【請求項1】 建物の外周部分に施工された布基礎の立
ち上がり部の外側面に密着した断熱材の内部を、シロア
リが通過して軸組及び床組へ侵入するのを物理的に防止
する建物の防蟻構造であって、 前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され
たシート材を、前記断熱材の外側面の下端と前記布基礎
との間を閉塞し、且つ、前記断熱材の外側面の下端から
少なくとも地上の所定高さまでの範囲を被覆するように
して取付けたことを特徴とする建物の防蟻構造。 - 【請求項2】 前記断熱材により形成された出隅におけ
る前記布基礎と前記シート材の下端部との隙間を閉塞す
るようにして更に出隅下端部用のシート材を取付けたこ
とを特徴とする請求項1記載の建物の防蟻構造。 - 【請求項3】 前記断熱材により形成された入隅におい
て前記シート材の下端部を折り畳むようにして取付けた
ことを特徴とする請求項1記載の建物の防蟻構造。 - 【請求項4】 前記シート材で前記断熱材の外側面及び
上面を被覆するようにして、このシート材の上端部を前
記立ち上がり部に取付けたことを特徴とする請求項1乃
至3のいずれか記載の建物の防蟻構造。 - 【請求項5】 建物の少なくとも基礎スラブの外側面及
びこの外側面の下端に形成した突出部に密着した断熱材
の内部を、シロアリが通過して軸組及び床組へ侵入する
のを物理的に防止する建物の防蟻構造であって、 前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され
たシート材を、前記断熱材の外側面の下端と前記突出部
との間を閉塞し、且つ、前記断熱材の外側面の下端から
少なくとも地上の所定高さまでの範囲を被覆するように
して取付けたことを特徴とする建物の防蟻構造。 - 【請求項6】 前記シート材で前記断熱材の外側面及び
上面を被覆するようにして、このシート材の上端部を前
記基礎スラブ又はこの基礎スラブの外周部分に立設され
た立ち上がり部に取付けたことを特徴とする請求項5記
載の建物の防蟻構造。 - 【請求項7】 少なくとも前記立ち上がり部の天端に、
前記シート材の上端部の上からならしモルタルを施工し
たことを特徴とする請求項4又は6記載の建物の防蟻構
造。 - 【請求項8】 少なくとも前記基礎スラブの上面の外周
部分に、前記シート材の上端部の上からならしモルタル
を施工したことを特徴とする請求項6記載の建物の防蟻
構造。 - 【請求項9】 前記断熱材により形成された入隅におけ
る前記立ち上がり部と前記シート材の上端部との隙間を
閉塞するようにして更に入隅上面部用のシート材を取付
けたことを特徴とする請求項4、6、又は7記載の建物
の防蟻構造。 - 【請求項10】 前記断熱材により形成された入隅にお
ける前記基礎スラブと前記シート材の上端部との隙間を
閉塞するようにして更に入隅上面部用のシート材を取付
けたことを特徴とする請求項6又は8記載の建物の防蟻
構造。 - 【請求項11】 前記断熱材により形成された出隅にお
いて前記シート材の上端部を折り畳むようにして取付け
たことを特徴とする請求項4、6、7、又は8記載の建
物の防蟻構造。 - 【請求項12】 前記立ち上がり部に設けた床下換気口
と連通する換気口を前記断熱材に形成し、この断熱材の
外側面全体に前記シート材を取付けると共に、このシー
ト材の前記換気口に面する内周端と前記床下換気口の内
周面との隙間を閉塞するようにして更に換気口部用のシ
ート材を取付けたことを特徴とする請求項1、2、3、
4、5、6、7、9、又は11記載の建物の防蟻構造。 - 【請求項13】 前記シート材の前記換気口に面する内
周端に突出片を形成すると共に、この突出片を前記床下
換気口の内周面に取付けたことを特徴とする請求項12
記載の建物の防蟻構造。 - 【請求項14】 前記シート材が、少なくともいずれか
の方向において前記シロアリの頭部横断面の最大寸法の
2倍以下の寸法である複数のアンカー孔を有することを
特徴とする請求項1乃至13のいずれか記載の建物の防
蟻構造。 - 【請求項15】 前記シート材の上から繊維配合モルタ
ルを塗布したことを特徴とする請求項1乃至14のいず
れか記載の建物の防蟻構造。 - 【請求項16】 前記繊維配合モルタルに含まれる繊維
がポリプロピレンからなることを特徴とする請求項15
記載の建物の防蟻構造。 - 【請求項17】 建物の外周部分に施工される布基礎の
立ち上がり部の外側面に、この立ち上がり部の打設と同
時に断熱材を密着させた後、シロアリの分泌物に耐性の
耐腐食性材料で構成されたシート材を、前記断熱材の外
側面の下端と前記布基礎との間を閉塞し、且つ、前記断
熱材の外側面の下端から少なくとも地上の所定高さまで
の範囲を被覆するようにして取付けることを特徴とする
建物の防蟻工法。 - 【請求項18】 前記シート材で前記断熱材の外側面及
び上面を被覆するようにして、このシート材の上端部を
前記立ち上がり部に取付けることを特徴とする請求項1
7記載の建物の防蟻工法。 - 【請求項19】 建物の下方に施工される基礎スラブの
外側面及びこの外側面の下端に形成される突出部に、こ
の突出部を含む前記基礎スラブの打設と同時に断熱材を
密着させた後、シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料
で構成されたシート材を、前記断熱材の外側面の下端と
前記突出部との間を閉塞し、且つ、前記断熱材の外側面
の下端から少なくとも地上の所定高さまでの範囲を被覆
するようにして取付けることを特徴とする建物の防蟻工
法。 - 【請求項20】 前記シート材で前記断熱材の外側面及
び上面を被覆するようにして、このシート材の上端部を
前記基礎スラブ又はこの基礎スラブの外周部分に立設さ
れた立ち上がり部に取付けることを特徴とする請求項1
9記載の建物の防蟻工法。 - 【請求項21】 前記シート材を取付けた後、少なくと
も前記立ち上がり部の天端にならしモルタルを施工する
ことを特徴とする請求項18又は20記載の建物の防蟻
工法。 - 【請求項22】 前記シート材を取付けた後、少なくと
も前記基礎スラブの上面の外周部分にならしモルタルを
施工することを特徴とする請求項20記載の建物の防蟻
工法。 - 【請求項23】 前記シート材が可撓性を有することを
特徴とする請求項17乃至22のいずれか記載の建物の
防蟻工法。 - 【請求項24】 前記断熱材により形成された入隅にお
いて前記シート材の下端部を折り畳むようにして取付け
ることを特徴とする請求項23記載の建物の防蟻工法。 - 【請求項25】 前記断熱材により形成された出隅にお
いて前記シート材の上端部を折り畳むようにして取付け
ることを特徴とする請求項23又は24記載の建物の防
蟻工法。 - 【請求項26】 前記シート材を止着部材で少なくとも
前記断熱材に仮止めしてから取付けることを特徴とする
請求項23乃至25のいずれか記載の建物の防蟻工法。 - 【請求項27】 前記シート材を前記断熱材の周方向に
沿って周回するように配設すると共に、このシート材の
側端同士を係止することを特徴とする請求項23乃至2
6のいずれか記載の建物の防蟻工法。 - 【請求項28】 前記シート材の上から、モルタルにポ
リプロピレンからなる繊維を配合した繊維配合モルタル
を塗布することを特徴とする請求項23乃至27のいず
れか記載の建物の防蟻工法。
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JP33468699A JP3447001B2 (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 建物の防蟻構造及び防蟻工法 |
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JP2001152567A true JP2001152567A (ja) | 2001-06-05 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013511A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-15 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | 建物の断熱構造 |
JP2003056088A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 建物の防蟻構造及びその建物 |
WO2005113909A1 (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-01 | Fuji Industries Co., Ltd. | 外断熱壁構築用構造体およびこれを用いた外断熱壁施工方法 |
US11291199B2 (en) * | 2014-11-19 | 2022-04-05 | Engineered Materials, Inc. | Insect barrier |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33468699A patent/JP3447001B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4733864B2 (ja) * | 2001-07-03 | 2011-07-27 | フクビ化学工業株式会社 | 建物の断熱構造の施工方法 |
JP2003056088A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 建物の防蟻構造及びその建物 |
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US11291199B2 (en) * | 2014-11-19 | 2022-04-05 | Engineered Materials, Inc. | Insect barrier |
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