JP2000144959A - 防蟻シートの固定構造 - Google Patents

防蟻シートの固定構造

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JP2000144959A
JP2000144959A JP10321922A JP32192298A JP2000144959A JP 2000144959 A JP2000144959 A JP 2000144959A JP 10321922 A JP10321922 A JP 10321922A JP 32192298 A JP32192298 A JP 32192298A JP 2000144959 A JP2000144959 A JP 2000144959A
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Japan
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termite
sheet
foundation
outer peripheral
rising portion
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JP10321922A
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English (en)
Inventor
Koji Imanishi
浩司 今西
Tamotsu Kawai
保 河合
Yoshio Matsumura
良夫 松村
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の軸組や床組への白アリの侵入を物理的
且つ効果的に防止できると共に、簡単に固定できる防蟻
シートの固定構造を提供する。 【解決手段】 建物A1の外周部分に施工された布基礎
2と軸組Bとの間に介在し、前記布基礎2の内方に形成
した少なくとも1つの床下空間3内に突出する内縁部1
bが下方側へ折曲されていると共に、白アリ4の分泌物
に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シート1の固定
構造であって、前記防蟻シート1を、前記布基礎2とこ
の布基礎2上に載置される土台5との間に介在するスペ
ーサ6の下に挟んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の外周部分
に施工された布基礎等から、白アリが軸組や床組へ侵入
するのを物理的に防止するために使用される防蟻シート
の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建物における従来の白アリ防除技術とし
ては、例えば、(1) 建物の床下の地盤(土壌)と、地面
から1m以内の木部とを薬剤で処理する方法や、(2) 白
アリの活動をモニタリングしながら、侵入してきた白ア
リに少量の薬剤を含む毒餌を摂食させて根絶するベイト
工法(レスケミカル法)等が知られている。
【0003】しかしながら、上記のような従来例(1) に
おいては、薬剤に起因する化学物質過敏症等の問題があ
り、即ち、建物内の環境が化学物質によって汚染される
という問題点がある。
【0004】また、従来例(2) においては、白アリに毒
餌を摂食させ、コロニー全体の活力を衰退させることを
目的とするので、その開始から終了までに少なくとも数
カ月〜2年程度の長期間を要するという問題点がある。
【0005】そこで、これらの問題が発生しないよう
に、(3) 薬剤を全く使用しない、ステンレスメッシュや
破砕石等の物理的なバリアーを構築する物理的工法(ケ
ミカルフリー法)等が提案されている。この物理的工法
に使用されるバリアー材としては、例えば、特許第26
52902号公報及び特表平8−506868号公報に
開示されているように、白アリの分泌物に耐性で且つ少
なくとも約70のショア硬度を有する耐腐食性材料の編
み目シートからなり、この編み目の孔がいずれの方向に
おいても制御すべき白アリ種の頭部横断面の最大寸法よ
り小径である白アリバリアー材等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例(3) においては、前記白アリバリアー材で
土間床の下面を被覆したり、土間床と基礎の立ち上がり
部との打ち継ぎ部分を閉塞したりすること等についてし
か開示されていない。
【0007】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、建物の軸組や床組への白アリの侵入
を物理的且つ効果的に防止できると共に、簡単に固定で
きる防蟻シートの固定構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段とするところは、第1に、建物の外周部分に施工
された布基礎と軸組との間に介在し、前記布基礎の内方
に形成した少なくとも1つの床下空間内に突出する内縁
部が下方側へ折曲されていると共に、白アリの分泌物に
耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シートの固定構造
であって、前記防蟻シートを、前記布基礎とこの布基礎
上に載置される土台との間に介在するスペーサの下に挟
んだことにある。
【0009】第2に、建物の外周部分に施工された布基
礎と軸組との間に介在し、前記布基礎の内方に形成した
少なくとも1つの床下空間内に突出する内縁部が下方側
へ折曲されていると共に、白アリの分泌物に耐性の耐腐
食性材料で構成された防蟻シートの固定構造であって、
前記防蟻シートを、前記布基礎の天端に施工されるなら
しモルタルに埋設したことにある。
【0010】第3に、建物の外周部分に施工された布基
礎と軸組との間に介在し、前記布基礎の内方に盛り上げ
た盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ
高さとなるように施工された土間床と床組との間の隙間
内に突出する内縁部が上方側へ折曲されていると共に、
白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻
シートの固定構造であって、前記防蟻シートを、前記布
基礎とこの布基礎上に載置される土台との間に介在する
スペーサの下に挟んだことにある。
【0011】第4に、建物の外周部分に施工された布基
礎と軸組との間に介在し、前記布基礎の内方に盛り上げ
た盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ
高さとなるように施工された土間床と床組との間の隙間
内に突出する内縁部が上方側へ折曲されていると共に、
白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻
シートの固定構造であって、前記防蟻シートを、前記布
基礎の天端に施工されるならしモルタルに埋設したこと
にある。
【0012】第5に、前記布基礎の天端に立設されたア
ンカーボルトと、前記防蟻シートの所定位置に形成され
て前記アンカーボルトを挿通した挿通孔との隙間を充填
材で閉塞したことにある。
【0013】第6に、前記布基礎の立ち上がり部の外側
面に断熱材が密着していると共に、この断熱材の上面を
覆う前記防蟻シートの外縁部を下方側へ折曲したことに
ある。
【0014】第7に、建物の外周部分に施工された布基
礎と軸組との間に、前記布基礎の立ち上がり部の外側面
に密着した断熱材の上面を覆うようにして介在すると共
に、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された
防蟻シートの固定構造であって、前記防蟻シートを、前
記布基礎とこの布基礎上に載置される土台との間に介在
するスペーサの下に挟み、前記布基礎の内方に盛り上げ
た盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ
高さとなるように施工された土間床に前記防蟻シートの
内縁部を取付けると共に、この防蟻シートの外縁部を下
方側へ折曲したことにある。
【0015】第8に、前記布基礎の立ち上がり部の内側
面に断熱材が密着していることにある。
【0016】第9に、建物の外周部分に施工された布基
礎の内方に設けた基礎と軸組又は床組との間に介在し、
前記布基礎の内方に形成した少なくとも1つの床下空間
内に突出する縁部が下方側へ折曲されていると共に、白
アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シ
ートの固定構造であって、前記防蟻シートを、前記基礎
とこの基礎上に載置される土台又は床組材との間に介在
するスペーサの下に挟んだことにある。
【0017】第10に、建物の外周部分に施工された布
基礎の内方に設けた基礎と軸組又は床組との間に介在
し、前記布基礎の内方に形成した少なくとも1つの床下
空間内に突出する縁部が下方側へ折曲されていると共
に、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された
防蟻シートの固定構造であって、前記防蟻シートを、前
記基礎の天端に施工されるならしモルタルに埋設したこ
とにある。
【0018】第11に、建物の外周部分に施工された布
基礎の内方に設けた基礎と軸組又は床組との間に介在
し、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎
の天端面とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工
された土間床と床組との間の隙間内に突出する縁部が上
方側へ折曲されていると共に、白アリの分泌物に耐性の
耐腐食性材料で構成された防蟻シートの固定構造であっ
て、前記防蟻シートを、前記基礎とこの基礎上に載置さ
れる土台又は床組材との間に介在するスペーサの下に挟
んだことにある。
【0019】第12に、建物の外周部分に施工された布
基礎の内方に設けた基礎と軸組又は床組との間に介在
し、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎
の天端面とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工
された土間床と床組との間の隙間内に突出する縁部が上
方側へ折曲されていると共に、白アリの分泌物に耐性の
耐腐食性材料で構成された防蟻シートの固定構造であっ
て、前記防蟻シートを、前記基礎の天端に施工されるな
らしモルタルに埋設したことにある。
【0020】第13に、前記基礎の天端に立設されたア
ンカーボルトと、前記防蟻シートの所定位置に形成され
て前記アンカーボルトを挿通した挿通孔との隙間を充填
材で閉塞したことにある。
【0021】第14に、建物の外周部分に施工された外
周立ち上がり部と基礎スラブとを有するべた基礎の前記
外周立ち上がり部と軸組との間に介在し、前記外周立ち
上がり部の内方に形成した少なくとも1つの床下空間内
に突出する内縁部が下方側へ折曲されていると共に、白
アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シ
ートの固定構造であって、前記防蟻シートを、前記外周
立ち上がり部とこの外周立ち上がり部上に載置される土
台との間に介在するスペーサの下に挟んだことにある。
【0022】第15に、前記外周立ち上がり部の天端に
立設されたアンカーボルトと、前記防蟻シートの所定位
置に形成されて前記アンカーボルトを挿通した挿通孔と
の隙間を充填材で閉塞したことにある。
【0023】第16に、建物の外周部分に施工された外
周立ち上がり部と基礎スラブとからなるべた基礎の前記
外周立ち上がり部と軸組との間に介在し、前記外周立ち
上がり部の内方に形成した少なくとも1つの床下空間内
に突出する内縁部が下方側へ折曲されていると共に、白
アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シ
ートの固定構造であって、前記防蟻シートを、前記外周
立ち上がり部の天端に施工されるならしモルタルに埋設
したことにある。
【0024】第17に、前記外周立ち上がり部の外側面
に断熱材が密着していると共に、この断熱材の上面を覆
う前記防蟻シートの外縁部を下方側へ折曲したことにあ
る。
【0025】第18に、前記外周立ち上がり部の内側面
に断熱材が密着していることにある。
【0026】第19に、建物の外周部分に施工された外
周立ち上がり部と基礎スラブとを有するべた基礎の前記
外周立ち上がり部の内方に施工された立ち上がり部と軸
組又は床組との間に介在し、前記外周立ち上がり部の内
方に形成した少なくとも1つの床下空間内に突出する縁
部が下方側へ折曲されていると共に、白アリの分泌物に
耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シートの固定構造
であって、前記防蟻シートを、前記立ち上がり部とこの
立ち上がり部上に載置される土台又は床組材との間に介
在するスペーサの下に挟んだことにある。
【0027】第20に、前記立ち上がり部の天端に立設
されたアンカーボルトと、前記防蟻シートの所定位置に
形成されて前記アンカーボルトを挿通した挿通孔との隙
間を充填材で閉塞したことにある。
【0028】第21に、建物の外周部分に施工された外
周立ち上がり部と基礎スラブとからなるべた基礎の前記
外周立ち上がり部の内方に施工された立ち上がり部と軸
組又は床組との間に介在し、前記外周立ち上がり部の内
方に形成した少なくとも1つの床下空間内に突出する縁
部が下方側へ折曲されていると共に、白アリの分泌物に
耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シートの固定構造
であって、前記防蟻シートを、前記立ち上がり部の天端
に施工されるならしモルタルに埋設したことにある。
【0029】第22に、建物の基礎スラブとこの基礎ス
ラブの外周部分に設置された軸組との間に、前記基礎ス
ラブの外側面に密着した断熱材の上面を覆うようにして
介在し、外縁部が下方側へ折曲されていると共に、白ア
リの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シー
トの固定構造であって、前記防蟻シートを、前記基礎ス
ラブとこの基礎スラブ上に載置される土台との間に介在
するスペーサの下に挟んだことにある。
【0030】第23に、前記基礎スラブの外周部分に立
設されたアンカーボルトと、前記防蟻シートの所定位置
に形成されて前記アンカーボルトを挿通した挿通孔との
隙間を充填材で閉塞したことにある。
【0031】第24に、前記防蟻シートが、前記白アリ
の頭部横断面の最大寸法の2倍以下の寸法である複数の
通気孔を有することにある。
【0032】第25に、前記防蟻シートが可撓性を有す
ることにある。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図3に示すように、第1
実施形態に係る防蟻シート1の固定構造は、建物A1の
外周部分に施工された布基礎2と軸組Bとの間に介在
し、前記布基礎2の内方に形成した少なくとも1つの床
下空間3内に突出する内縁部1bが下方側へ折曲されて
いると共に、白アリ4の分泌物に耐性の耐腐食性材料で
構成された防蟻シート1を、前記布基礎2とこの布基礎
2上に載置される土台5との間に介在するスペーサ6の
下に挟んだものである。
【0034】また、図1及び図4に示すように、前記布
基礎2の内方に設けた例えば間仕切基礎等の布基礎(基
礎)7と軸組Bとの間に介在すると共に、前記床下空間
3内に突出する両縁部1cが下方側へ折曲されている防
蟻シート1も、前記布基礎7とこの布基礎7上に載置さ
れる土台5との間に介在するスペーサ6の下に挟まれて
いる。
【0035】前記布基礎2は、建物A1の外周部分に平
面視で例えば矩形状等に施工され、図1及び図2に示す
ように、立ち上がり部8とベース部9とから横断面が例
えば逆T字状に形成されている。
【0036】前記床下空間3は、布基礎2の内方に形成
されており、例えば、この布基礎2の内方に設けた間仕
切基礎等の布基礎7により複数に仕切られている。な
お、布基礎2の内方は、この実施形態のような布基礎7
で複数の床下空間3に仕切る場合に限定されるものでは
なく、外周部分の布基礎2だけで形成される1つの床下
空間3内に束基礎等の独立基礎を設けておいてもよい。
あるいは、布基礎7で複数の床下空間3に仕切ると共
に、その内方に更に独立基礎を設けておいてもよい。
【0037】布基礎2の内方に前記布基礎7を設ける場
合、この布基礎7上には土台5が載置されるが、独立基
礎を設ける場合、この独立基礎上には例えば大引や床束
等の適宜の床組材を載置することもできる。この場合も
土台5を載置する時と同様、独立基礎と床組材の間にス
ペーサ6を介在させると共に、このスペーサ6の下に防
蟻シート1を挟んでおけばよい。
【0038】前記白アリ4とは、ゴキブリに近縁の社会
生活をする不完全変態の昆虫であって、シロアリ目(等
翅類)Isopteraの総称である。このような白アリ4とし
ては、例えば、ヤマトシロアリやイエシロアリ等の各種
の白アリが挙げられる。また、この白アリ4は、図4に
示すように、非変形性の堅い頭部4aを有する一方、比
較的柔らかくて弱い体部4bを有している。
【0039】前記防蟻シート1は、白アリ4の分泌物に
耐性の耐腐食性材料で構成される。このような防蟻シー
ト1としては、例えば図5に示すように、白アリ4の分
泌物に耐性で且つ少なくとも約70のショア硬度を有す
る耐腐食性材料であるステンレス鋼ワイヤー10等から
製織され、前記白アリ4の頭部4aの横断面の最大寸法
Hの2倍以下の寸法である複数の編み目(通気孔)11
を有するステンレスメッシュ12等が挙げられる。この
ステンレスメッシュ12としては、例えば、「ターミー
メッシュ(TERMI−MESH)」(商品名、ターミ
ーメッシュ・オーストラリア社製)等を好適に使用する
ことができる。
【0040】なお、白アリバリアー材として使用される
防蟻シート1としては、このようなステンレスメッシュ
12に限定されるものではなく、白アリ4から放出され
るギ酸等の分泌物に耐性で且つ白アリ4が噛み砕くこと
ができない硬さ、好ましくは少なくとも約70のショア
硬度を有すると共に、使用環境下で数十年の耐用年数を
有する耐腐食性材料で構成されていれば、種々のものを
使用することができる。このような防蟻シート1として
は、例えば、セラミックス、ガラス、合成樹脂等の繊
維、フィラメント、ストランド等から製織又は製編等さ
れたシートや不織布、あるいは金属板、金属シート等が
挙げられる。
【0041】ここで、防蟻シート1が、前記編み目11
等の複数の通気孔を有する場合には、床下空間3内に突
出する布基礎2上の防蟻シート1の内縁部1bや布基礎
7上の防蟻シート1の両縁部1cにおいて、白アリ4が
余り好まない通気孔内の空間又は通気を白アリ4に感知
させることができるので、白アリ4の侵入をより効果的
に防止できるという利点がある。また、通気孔の寸法
が、いずれの方向においても前記白アリ4の頭部4aの
横断面の最大寸法Hの2倍以下である場合には、白アリ
4の頭部4aが通気孔を通り抜けないか又は頭部4aが
通り抜けても柔らかい体部4b等が通気孔に接触するよ
うな寸法であり、白アリ4がそれを嫌うので、白アリ4
が通気孔を通り抜けるのを確実に阻止できるという利点
がある。更に、通気孔の寸法を比較的大きくできるの
で、防蟻シート1の材料コストを低減化できると共に、
寸法精度も低くてよいために製造も簡単であるという利
点がある。
【0042】なお、前記最大寸法Hは、例えばイエシロ
アリの職蟻で1.1〜1.25mm程度、ヤマトシロア
リの職蟻で1.0〜1.2mm程度であるので、ヤマト
シロアリが生息する地域では、通気孔の寸法を少なくと
もいずれかの方向において2.4mm程度以下としてお
くのが望ましい。この通気孔の形状は特に限定されるも
のではなく、矩形状や円状等の適宜の形状とすることが
できる。要するに、通気孔の寸法が、いずれか一方向、
あるいは2以上の方向において2H以下であればよい。
【0043】また、防蟻シート1がステンレスメッシュ
12等のメッシュ状部材である場合には、その繊維、フ
ィラメント、又はストランド等の数を少なくできるの
で、コストダウンをより効果的に図ることができるとい
う利点がある。
【0044】なお、複数の通気孔を有する防蟻シート1
としては、前記複数の編み目11を有するステンレスメ
ッシュ12の他、例えば複数の通気孔を打ち抜いて形成
したパンチングメタルや、あるいは複数のシャーリング
溝によって形成された通気孔を有する金属製又は合成樹
脂製等のシート等が挙げられる。
【0045】前記スペーサ6は、布基礎2と土台5との
間、及び布基礎7と土台5との間にそれぞれ介在してい
る。このようなスペーサ6としては、厚さが数mm〜数
十mm程度の例えばゴム又は発泡ゴム等からなる気密パ
ッキンや、あるいはプラスチック板、プラスチックブロ
ック等が挙げられる。また、このスペーサ6は、必要に
応じて複数枚を積層しておいてもよく、この場合には最
下層のスペーサ6の下に防蟻シート1を挟んでおけばよ
い。
【0046】このように、布基礎2と土台5との間に介
在するスペーサ6の下に防蟻シート1を挟んでいると共
に、この防蟻シート1の内縁部1bが下方側へ折曲され
ているので、地盤13中から床下空間3に侵入した白ア
リ4が布基礎2を登って更に上方の軸組Bや床組Cへ侵
入するのを防止することができる。また、防蟻シート1
は前記スペーサ6の下に挟まれているので、防蟻シート
1を簡単且つ確実に固定できて施工性が良好であると共
に、スペーサ6を白アリ4による食害から保護できると
いう利点がある。
【0047】更に、布基礎7等の基礎と土台5との間に
介在するスペーサ6の下に防蟻シート1を挟んでいると
共に、この防蟻シート1の例えば両縁部1cが下方側へ
折曲されているので、上記と同様、地盤13中から床下
空間3に侵入した白アリ4が布基礎7等の基礎を登って
更に上方の軸組Bや床組Cへ侵入するのを防止できる。
なお、布基礎7に代えて、独立基礎を設けた場合には、
平面視が所定形状の防蟻シート1をスペーサ6の下に挟
んでおき、その周縁部を下方側へ折曲しておけばよい。
【0048】なお、防蟻シート1の縁部は、下方側へ折
曲してから更にその先端を垂直下方へ折曲する等、必要
に応じて互い違い又は同じ方向に複数回折曲しておいて
もよい。
【0049】また、防蟻シート1が前記ステンレスメッ
シュ12等の可撓性を有する材質で構成されている場合
には、建物A1の建築現場での賦形等が可能であるの
で、施工が簡単であるという利点がある。なお、可撓性
を有しない場合には、工場生産等により、防蟻シート1
を施工しようとする箇所の形状に合わせてあらかじめ適
宜の形状に製造しておけばよい。
【0050】更に、床下空間3に面する地盤面13a上
には、床下空間3の防湿を図ること等を目的として、必
要に応じて防湿シートを敷設すると共に、その上から例
えば捨てコン、乾燥砂、乾燥砂利等の押さえ層を設けて
おいてもよいし、あるいは必要に応じて土間床等を施工
しておいてもよい。いずれにしても、建物A1の防蟻を
図るためには、外周部分の布基礎2やその内方に設けた
布基礎7等の基礎の全てに、上記のようにして防蟻シー
ト1を施工しておけばよい。
【0051】図6に示すように、第2実施形態に係る防
蟻シート1の固定構造は、第1実施形態において、前記
防蟻シート1をスペーサ6の下に挟む代わりに、前記布
基礎2の天端に施工されるならしモルタル21に埋設し
たものである。
【0052】このように、防蟻シート1をならしモルタ
ル21に埋設しておけば、防蟻シート1を簡単に固定で
きると共に、スペーサ6の下に挟む場合と比較してより
確実に固定できるという利点がある。
【0053】なお、防蟻シート1をならしモルタル21
に埋設するには、例えば図7に示すように、まず、相対
向する1対の型枠22,23を配置して布基礎2の少な
くとも立ち上がり部8を打設、養生した後、ならしモル
タル21を施工する際に、内縁部1bが立設された状態
で内方側の型枠23に当接するようにして防蟻シート1
の外縁部1a側をならしモルタル21に埋設する。型枠
22,23を取外した後は、図6に示すように、防蟻シ
ート1の内縁部1bを下方側へ折曲しておけばよい。即
ち、この場合の防蟻シート1としては、可撓性を有する
ものを使用するのが望ましい。
【0054】同様に、前記布基礎2の内方に設けた布基
礎7等の基礎についても、この基礎の天端に施工される
ならしモルタル21に防蟻シート1を埋設しておいても
よい。
【0055】図8に示すように、第3実施形態に係る防
蟻シート1の固定構造は、第1実施形態において、前記
布基礎2の立ち上がり部8の外側面8aに断熱材31が
密着していると共に、この断熱材31の上面31cを覆
う前記防蟻シート1の外縁部1aを下方側へ折曲したも
のである。
【0056】このように、前記立ち上がり部8の外側面
8aに断熱材31を密着させておけば、基礎断熱を図る
ことができると共に、地盤13中から断熱材31の内部
に白アリ4が侵入した場合でも、この断熱材31の上方
の防蟻シート1により白アリ4の進行を阻止できるとい
う利点がある。また、防蟻シート1の外縁部1aも下方
側へ折曲されているので、白アリ4が断熱材31の上面
31cから外方側を回り込むようにして上方へ進行する
こともないという利点がある。
【0057】同様に、前記立ち上がり部8の内側面8b
に断熱材31を密着させた場合でも、基礎断熱を図った
り、その効果をより向上させたりできると共に、この断
熱材31の上方の防蟻シート1により白アリ4の進行を
阻止できるという利点がある。
【0058】なお、この実施形態では、前記立ち上がり
部8の両側面8a,8bに断熱材31を密着させている
が、これに限定されるものではなく、立ち上がり部8の
外側面8aと内側面8bのうちのいずれか一方だけに断
熱材31を密着させておいてもよい。いずにしても、立
ち上がり部8の外側面8aに密着させる場合には、上記
のように、この断熱材31の上面31cを覆う防蟻シー
ト1の外縁部1aを下方側へ折曲しておく。
【0059】図9及び図10に示すように、第4実施形
態に係る防蟻シート1の固定構造は、建物A2の外周部
分に施工された布基礎2と軸組Bとの間に介在し、前記
布基礎2の内方に盛り上げた盛土41上に前記布基礎2
の天端面2cとその上面42cとがほぼ同じ高さとなる
ように施工された土間床42と床組Cとの間の隙間43
内に突出する内縁部1bが上方側へ折曲されている防蟻
シート1を、第1実施形態と同様のスペーサ6の下に挟
んだものである。
【0060】また、図9及び図11に示すように、前記
布基礎2の内方に設けた例えば布基礎7と軸組Bとの間
に介在すると共に、前記隙間43内に突出する両縁部1
cが上方側へ折曲されている防蟻シート1も、スペーサ
6の下に挟まれている。
【0061】なお、前記布基礎2の立ち上がり部8の内
側面8bには、この実施形態のように必要に応じて断熱
材31を密着させておいてもよい。また、第3実施形態
と同様、立ち上がり部8の外側面8aに断熱材31を密
着させておいてもよく、この場合には、防蟻シート1の
外縁部1aを外方側へ所定長さ突出させておき、前記断
熱材31の上面31cを覆うようにして下方側へ折曲し
ておけばよい。
【0062】このように、布基礎2と土台5との間に介
在するスペーサ6の下に防蟻シート1を挟んでいると共
に、この防蟻シート1の内縁部1bが上方側へ折曲され
ているので、土間床42と立ち上がり部8との打ち継ぎ
部分又は土間床42と断熱材31との打ち継ぎ部分44
や、あるいは断熱材31の内部を通過して前記隙間43
に侵入した白アリ4が更に軸組Bや床組Cへ侵入するの
を防止することができる。また、防蟻シート1は前記ス
ペーサ6の下に挟まれているので、防蟻シート1を簡単
且つ確実に固定できて施工性が良好であると共に、スペ
ーサ6を白アリ4による食害から保護できるという利点
がある。
【0063】更に、布基礎7等の基礎と土台5との間に
介在するスペーサ6の下に防蟻シート1を挟んでいると
共に、この防蟻シート1の例えば両縁部1cが上方側へ
折曲されているので、土間床42と布基礎7等の基礎と
の打ち継ぎ部分45から隙間43に侵入した白アリ4が
更に軸組Bや床組Cへ侵入するのを防止できる。なお、
布基礎7に代えて、独立基礎を設けた場合には、既述と
同様、平面視が所定形状の防蟻シート1をスペーサ6の
下に挟んでおき、その周縁部を上方側へ折曲しておけば
よい。
【0064】なお、防蟻シート1の縁部は、この実施形
態のように上方側へ折曲してから更にその先端を垂直下
方へ折曲する等、必要に応じて互い違い又は同じ方向に
複数回折曲しておいてもよいが、白アリ4が防蟻シート
1を渡って床組Cや軸組Bへ進行しないように、床組C
や土間床42に接触しないようにしておく。
【0065】また、防蟻シート1は、第2実施形態と同
様、前記スペーサ6の下に挟む代わりに、布基礎2の天
端に施工されるならしモルタル21や、布基礎7等の基
礎の天端に施工されるならしモルタルに埋設しておいて
もよい。
【0066】図12及び図13に示すように、第5実施
形態に係る防蟻シート1の固定構造は、第4実施形態と
同様にして施工された布基礎2と軸組Bとの間に、前記
布基礎2の立ち上がり部8の外側面8aに密着した断熱
材31の上面31cを覆うようにして介在する防蟻シー
ト1を前記スペーサ6の下に挟み、前記土間床42の例
えば上面42cに防蟻シート1の内縁部1bを接着して
取付けると共に、この防蟻シート1の外縁部1aを下方
側へ折曲したものである。
【0067】なお、この実施形態では、防蟻シート1の
内縁部1bを土間床42の上面42に接着セメント51
等で接着しているが、これに限定されるものではなく、
土間床42の打設の際にこの土間床42に埋設してもよ
い。また、第4実施形態のように、立ち上がり部8の内
側面8bにも断熱材31を密着させておいてもよい。
【0068】このように、防蟻シート1の内縁部1bを
土間床42に取付けておけば、土間床42と立ち上がり
部8との打ち継ぎ部分52又は土間床42と立ち上がり
部8の内側面8bに密着した断熱材31との打ち継ぎ部
分44からの白アリ4の侵入を防止できるという利点が
ある。防蟻シート1の外縁部1aについては、第3実施
形態と同様の効果がある。
【0069】また、布基礎1の内方に設けた布基礎7等
の基礎においても、第4実施形態と同様にしてスペーサ
6の下に挟んだ防蟻シート1の両縁部1c等を上方側へ
折曲したり、あるいは両縁部1c等を土間床42に接着
又は埋設して取付けたりしておくのが望ましい。
【0070】図14及び図15に示すように、第6実施
形態に係る防蟻シート1の固定構造は、建物A1の外周
部分に施工された外周立ち上がり部61と基礎スラブ6
2とを有するべた基礎63の前記外周立ち上がり部61
と軸組Bとの間に介在し、前記外周立ち上がり部61の
内方に形成した少なくとも1つの床下空間3内に突出す
る内縁部1bが下方側へ折曲されている防蟻シート1
を、前記外周立ち上がり部61とこの外周立ち上がり部
61上に載置される土台5との間に介在するスペーサ6
の下に挟んだものである。
【0071】また、図14及び図16に示すように、前
記外周立ち上がり部61の内方に施工された立ち上がり
部64と例えば軸組Bとの間に介在し、前記床下空間3
内に突出する例えば両縁部1cが下方側へ折曲されてい
る防蟻シート1も、前記立ち上がり部64とこの立ち上
がり部64上に載置される例えば土台5との間に介在す
るスペーサ6の下に挟まれている。
【0072】このように、前記外周立ち上がり部61と
土台5との間に介在するスペーサ6の下に防蟻シート1
を挟んでいると共に、この防蟻シート1の内縁部1bが
下方側へ折曲されているので、外周立ち上がり部61と
基礎スラブ62との打ち継ぎ部分65から床下空間3に
侵入した白アリ4が外周立ち上がり部61を登って更に
上方の軸組Bや床組Cへ侵入するのを防止することがで
きる。また、防蟻シート1は前記スペーサ6の下に挟ま
れているので、防蟻シート1を簡単且つ確実に固定でき
て施工性が良好であると共に、スペーサ6を白アリ4に
よる食害から保護できるという利点がある。
【0073】更に、立ち上がり部64と土台5等との間
に介在するスペーサ6の下に防蟻シート1を挟んでいる
と共に、この防蟻シート1の例えば両縁部1cが下方側
へ折曲されているので、上記と同様、前記打ち継ぎ部分
65から床下空間3に侵入した白アリ4が立ち上がり部
64を登って更に上方の軸組Bや床組Cへ侵入するのを
防止できる。
【0074】図17乃至図20に示すように、第7実施
形態に係る防蟻シート1の固定構造は、第6実施形態よ
り低い位置に基礎スラブ62を施工し、第6実施形態と
同様に形成された前記床下空間3内に突出する例えば両
縁部1cが下方側へ折曲されている防蟻シート1を、例
えば円柱状に形成された立ち上がり部74と土台5との
間に介在するスペーサ6の下に挟んだものである。
【0075】前記立ち上がり部74としては、第6実施
形態のような連続的に形成されたものの他、この実施形
態のような円柱状又は角柱状等の柱状に形成されたもの
等であってもよい。
【0076】この場合には、図20に示すように、平面
視が例えば円状等に形成された防蟻シート1を使用し、
その周縁部1dを下方側へ折曲しておけばよい。また、
既述の布基礎2の内方に独立基礎を施工する場合と同
様、この立ち上がり部74上には、前記土台5の他、大
引や床束等の床組材を載置するようにしてもよい。
【0077】図21及び図22に示すように、第8実施
形態に係る防蟻シート1の固定構造は、建物A2の基礎
スラブ82とこの基礎スラブ82の外周部分に設置され
た軸組Bとの間に、前記基礎スラブ82の外側面82a
に密着した断熱材31の上面31cを覆うようにして介
在し、外縁部1aが下方側へ折曲されている防蟻シート
1を、前記基礎スラブ82とこの基礎スラブ82上に載
置される土台5との間に介在するスペーサ6の下に挟ん
だものである。
【0078】このように、前記基礎スラブ82の外側面
82aに断熱材31を密着させておけば、第3実施形態
と同様、基礎断熱を図ることができると共に、地盤13
中から断熱材31の内部に白アリ4が侵入した場合で
も、この断熱材31の上方の防蟻シート1により白アリ
4の進行を阻止できるという利点がある。また、防蟻シ
ート1の外縁部1aも下方側へ折曲されているので、白
アリ4が断熱材31の上面31cから外方側を回り込む
ようにして上方へ進行することもないという利点があ
る。
【0079】なお、図23に示すように、既述の第1乃
至第5実施形態において、前記布基礎2の天端に立設さ
れたアンカーボルト91と、前記防蟻シート1の所定位
置に形成されて前記アンカーボルト91を挿通した挿通
孔92との隙間は、例えば接着セメントやモルタル等の
適宜の充填材93で閉塞しておくのが望ましい。この場
合には、前記挿通孔93からの白アリ4の侵入を確実に
防止できるという利点がある。
【0080】前記挿通孔93の形状としては、特に限定
されるものではなく、あらかじめ円状等に開けておいた
り、あるいは建築現場で適当な切込みを入れてから折り
返す等して形成したりすることができる。
【0081】同様に、前記布基礎7等の基礎、第6及び
第7実施形態における外周立ち上がり部61や立ち上が
り部64,74、あるいは第8実施形態における基礎ス
ラブ82に立設されたアンカーボルト91と防蟻シート
1の挿通孔92との隙間についても、充填材93で閉塞
しておくのが望ましい。
【0082】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、前記布基礎と土台との間に介在するスペーサの下に
防蟻シートを挟んでいると共に、この防蟻シートの内縁
部が下方側へ折曲されているので、地盤中から床下空間
に侵入した白アリが布基礎を登って更に上方の軸組や床
組へ侵入するのを防止することができる。また、防蟻シ
ートは前記スペーサの下に挟まれているので、防蟻シー
トを簡単且つ確実に固定できて施工性が良好であると共
に、スペーサを白アリによる食害から保護できるという
利点がある。
【0083】請求項2、4、10、12、16、及び2
1の発明によれば、前記防蟻シートを、前記布基礎、基
礎、外周立ち上がり部、又は立ち上がり部の天端に施工
されるならしモルタルに埋設しているので、防蟻シート
を簡単に固定できると共に、スペーサの下に挟む場合と
比較してより確実に固定できるという利点がある。
【0084】請求項3の発明によれば、前記布基礎と土
台との間に介在するスペーサの下に防蟻シートを挟んで
いると共に、この防蟻シートの内縁部が上方側へ折曲さ
れているので、土間床と立ち上がり部との打ち継ぎ部分
又は土間床と断熱材との打ち継ぎ部分や、あるいは断熱
材の内部を通過して前記隙間に侵入した白アリが更に軸
組や床組へ侵入するのを防止することができる。また、
防蟻シートは前記スペーサの下に挟まれているので、請
求項1の効果と同様、防蟻シートを簡単且つ確実に固定
できて施工性が良好であると共に、スペーサを白アリに
よる食害から保護できるという利点がある。
【0085】請求項5、13、15、20、及び23の
発明によれば、前記布基礎、基礎、外周立ち上がり部、
立ち上がり部の天端、又は基礎スラブの外周部分に立設
されたアンカーボルトと、前記防蟻シートの所定位置に
形成されて前記アンカーボルトを挿通した挿通孔との隙
間を充填材で閉塞しているので、前記挿通孔からの白ア
リの侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0086】請求項6及び17の発明によれば、前記布
基礎の立ち上がり部の外側面又は外周立ち上がり部の外
側面に断熱材が密着していると共に、この断熱材の上面
を覆う前記防蟻シートの外縁部を下方側へ折曲している
ので、基礎断熱を図ることができると共に、地盤中から
断熱材の内部に白アリが侵入した場合でも、この断熱材
の上方の防蟻シートにより白アリの進行を阻止できると
いう利点がある。また、防蟻シートの外縁部も下方側へ
折曲されているので、白アリが断熱材の上面から外方側
を回り込むようにして上方へ進行することもないという
利点がある。
【0087】請求項7の発明によれば、前記防蟻シート
の内縁部を土間床に取付けているので、土間床と立ち上
がり部との打ち継ぎ部分又は土間床と立ち上がり部の内
側面に密着した断熱材との打ち継ぎ部分からの白アリの
侵入を防止できるという利点がある。また、防蟻シート
の外縁部も下方側へ折曲されているので、請求項6の効
果と同様、白アリが断熱材の上面から外方側を回り込む
ようにして上方へ進行することもないという利点があ
る。
【0088】請求項8及び18の発明によれば、前記布
基礎の立ち上がり部の内側面又は外周立ち上がり部の内
側面に断熱材が密着しているので、請求項6の効果と同
様、基礎断熱を図ったり、その効果をより向上させたり
できると共に、この断熱材の上方の防蟻シートにより白
アリの進行を阻止できるという利点がある。
【0089】請求項9の発明によれば、前記防蟻シート
を、前記基礎と土台又は床組材との間に介在するスペー
サの下に挟んでいると共に、この防蟻シートの縁部が下
方側へ折曲されているので、地盤中から床下空間に侵入
した白アリが内方の基礎を登って更に上方の軸組や床組
へ侵入するのを防止できる。
【0090】請求項11の発明によれば、前記防蟻シー
トを、前記基礎と土台又は床組材との間に介在するスペ
ーサの下に挟んでいると共に、この防蟻シートの縁部が
上方側へ折曲されているので、土間床と基礎との打ち継
ぎ部分から前記隙間に侵入した白アリが更に軸組や床組
へ侵入するのを防止できる。
【0091】請求項14の発明によれば、前記外周立ち
上がり部と土台との間に介在するスペーサの下に防蟻シ
ートを挟んでいると共に、この防蟻シートの内縁部が下
方側へ折曲されているので、外周立ち上がり部と基礎ス
ラブとの打ち継ぎ部分から床下空間に侵入した白アリが
外周立ち上がり部を登って更に上方の軸組や床組へ侵入
するのを防止することができる。また、請求項1の効果
と同様、防蟻シートを簡単且つ確実に固定できて施工性
が良好であると共に、スペーサを白アリによる食害から
保護できるという利点がある。
【0092】請求項19の発明によれば、前記立ち上が
り部と土台又は床組材との間に介在するスペーサの下に
防蟻シートを挟んでいると共に、この防蟻シートの縁部
が下方側へ折曲されているので、前記外周立ち上がり部
と基礎スラブとの打ち継ぎ部分から床下空間に侵入した
白アリが立ち上がり部を登って更に上方の軸組や床組へ
侵入するのを防止できる。
【0093】請求項22の発明によれば、前記基礎スラ
ブの外側面に断熱材を密着させているので、請求項6の
効果と同様、基礎断熱を図ることができると共に、地盤
中から断熱材の内部に白アリが侵入した場合でも、この
断熱材の上方の防蟻シートにより白アリの進行を阻止で
きるという利点がある。また、白アリが断熱材の上面か
ら外方側を回り込むようにして上方へ進行することもな
いという利点がある。
【0094】請求項24の発明によれば、前記防蟻シー
トが、前記白アリの頭部横断面の最大寸法の2倍以下の
寸法である複数の通気孔を有するので、床下空間等に突
出する防蟻シートの内縁部や両縁部等の縁部において、
白アリが余り好まない通気孔内の空間又は通気を白アリ
に感知させることができ、そのため白アリの侵入をより
効果的に防止できるという利点がある。また、白アリの
頭部が通気孔を通り抜けないか又は頭部が通り抜けても
柔らかい体部等が通気孔に接触するような寸法であり、
白アリがそれを嫌うので、白アリが通気孔を通り抜ける
のを確実に阻止できるという利点がある。更に、通気孔
の寸法を比較的大きくできるので、防蟻シートの材料コ
ストを低減化できると共に、寸法精度も低くてよいため
に製造も簡単であるという利点がある。
【0095】請求項25の発明によれば、前記防蟻シー
トが可撓性を有するので、建物の建築現場での賦形等が
可能であり、そのため施工が簡単であるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る防蟻シートの固定構造の縦
断面図。
【図2】図1の外周部分に施工された布基礎付近の要部
拡大縦断面図。
【図3】(a) は白アリの平面図、(b) は(a) のY−Y線
断面図。
【図4】図1の内方に設けた布基礎付近の要部拡大縦断
面図。
【図5】ステンレスメッシュの要部拡大平面図。
【図6】第2実施形態に係る防蟻シートの固定構造の要
部拡大縦断面図。
【図7】ならしモルタルを施工する際に、このならしモ
ルタルに防蟻シートを埋設した状態を示す要部拡大縦断
面図。
【図8】第3実施形態に係る防蟻シートの固定構造の縦
断面図。
【図9】第4実施形態に係る防蟻シートの固定構造の縦
断面図。
【図10】図1の外周部分に施工された布基礎付近の要
部拡大縦断面図。
【図11】図1の内方に設けた布基礎付近の要部拡大縦
断面図。
【図12】第5実施形態に係る防蟻シートの固定構造の
縦断面図。
【図13】図12の外周部分に施工された布基礎付近の
要部拡大縦断面図。
【図14】第6実施形態に係る防蟻シートの固定構造の
縦断面図。
【図15】図14の外周立ち上がり部付近の要部拡大縦
断面図。
【図16】図14の立ち上がり部付近の要部拡大縦断面
図。
【図17】第7実施形態に係る防蟻シートの固定構造の
縦断面図。
【図18】図17の外周立ち上がり部付近の要部拡大縦
断面図。
【図19】図17の立ち上がり部付近の要部拡大縦断面
図。
【図20】図19の立ち上がり部付近の平面説明図。
【図21】第8実施形態に係る防蟻シートの固定構造の
縦断面図。
【図22】図21の基礎スラブの外周部分の要部拡大縦
断面図。
【図23】第1実施形態において、アンカーボルトと防
蟻シートの挿通孔との隙間を充填材で閉塞した状態を示
す要部拡大縦断面図。
【符号の説明】
A1,A2 建物 B 軸組 C 床組 1 防蟻シート 1a 外縁部 1b 内縁部 1c 両縁部 1d 周縁部 2 布基礎 2c 天端面 3 床下空間 4 白アリ 4a 頭部 5 土台 6 スペーサ 8 立ち上がり部 8a 外側面 8b 内側面 11 編み目(通気孔) 12 ステンレスメッシュ(防蟻シート) 21 ならしモルタル 31 断熱材 31c 上面 41 盛土 42 土間床 42c 上面 43 隙間 44,45,52 打ち継ぎ部分 61 外周立ち上がり部 62 基礎スラブ 63 べた基礎 64,74 立ち上がり部 65 打ち継ぎ部分 82 基礎スラブ 82a 外側面 91 アンカーボルト 92 挿通孔 93 充填材

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外周部分に施工された布基礎と軸
    組との間に介在し、前記布基礎の内方に形成した少なく
    とも1つの床下空間内に突出する内縁部が下方側へ折曲
    されていると共に、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材
    料で構成された防蟻シートの固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記布基礎とこの布基礎上に載置さ
    れる土台との間に介在するスペーサの下に挟んだことを
    特徴とする防蟻シートの固定構造。
  2. 【請求項2】 建物の外周部分に施工された布基礎と軸
    組との間に介在し、前記布基礎の内方に形成した少なく
    とも1つの床下空間内に突出する内縁部が下方側へ折曲
    されていると共に、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材
    料で構成された防蟻シートの固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記布基礎の天端に施工されるなら
    しモルタルに埋設したことを特徴とする防蟻シートの固
    定構造。
  3. 【請求項3】 建物の外周部分に施工された布基礎と軸
    組との間に介在し、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土
    上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ高さと
    なるように施工された土間床と床組との間の隙間内に突
    出する内縁部が上方側へ折曲されていると共に、白アリ
    の分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シート
    の固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記布基礎とこの布基礎上に載置さ
    れる土台との間に介在するスペーサの下に挟んだことを
    特徴とする防蟻シートの固定構造。
  4. 【請求項4】 建物の外周部分に施工された布基礎と軸
    組との間に介在し、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土
    上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ高さと
    なるように施工された土間床と床組との間の隙間内に突
    出する内縁部が上方側へ折曲されていると共に、白アリ
    の分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シート
    の固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記布基礎の天端に施工されるなら
    しモルタルに埋設したことを特徴とする防蟻シートの固
    定構造。
  5. 【請求項5】 前記布基礎の天端に立設されたアンカー
    ボルトと、前記防蟻シートの所定位置に形成されて前記
    アンカーボルトを挿通した挿通孔との隙間を充填材で閉
    塞したことを特徴とする請求項1又は3記載の防蟻シー
    トの固定構造。
  6. 【請求項6】 前記布基礎の立ち上がり部の外側面に断
    熱材が密着していると共に、この断熱材の上面を覆う前
    記防蟻シートの外縁部を下方側へ折曲したことを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれか記載の防蟻シートの固定
    構造。
  7. 【請求項7】 建物の外周部分に施工された布基礎と軸
    組との間に、前記布基礎の立ち上がり部の外側面に密着
    した断熱材の上面を覆うようにして介在すると共に、白
    アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シ
    ートの固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記布基礎とこの布基礎上に載置さ
    れる土台との間に介在するスペーサの下に挟み、前記布
    基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面と
    その上面とがほぼ同じ高さとなるように施工された土間
    床に前記防蟻シートの内縁部を取付けると共に、この防
    蟻シートの外縁部を下方側へ折曲したことを特徴とする
    防蟻シートの固定構造。
  8. 【請求項8】 前記布基礎の立ち上がり部の内側面に断
    熱材が密着していることを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれか記載の防蟻シートの固定構造。
  9. 【請求項9】 建物の外周部分に施工された布基礎の内
    方に設けた基礎と軸組又は床組との間に介在し、前記布
    基礎の内方に形成した少なくとも1つの床下空間内に突
    出する縁部が下方側へ折曲されていると共に、白アリの
    分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シートの
    固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記基礎とこの基礎上に載置される
    土台又は床組材との間に介在するスペーサの下に挟んだ
    ことを特徴とする防蟻シートの固定構造。
  10. 【請求項10】 建物の外周部分に施工された布基礎の
    内方に設けた基礎と軸組又は床組との間に介在し、前記
    布基礎の内方に形成した少なくとも1つの床下空間内に
    突出する縁部が下方側へ折曲されていると共に、白アリ
    の分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シート
    の固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記基礎の天端に施工されるならし
    モルタルに埋設したことを特徴とする防蟻シートの固定
    構造。
  11. 【請求項11】 建物の外周部分に施工された布基礎の
    内方に設けた基礎と軸組又は床組との間に介在し、前記
    布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面
    とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工された土
    間床と床組との間の隙間内に突出する縁部が上方側へ折
    曲されていると共に、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性
    材料で構成された防蟻シートの固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記基礎とこの基礎上に載置される
    土台又は床組材との間に介在するスペーサの下に挟んだ
    ことを特徴とする防蟻シートの固定構造。
  12. 【請求項12】 建物の外周部分に施工された布基礎の
    内方に設けた基礎と軸組又は床組との間に介在し、前記
    布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面
    とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工された土
    間床と床組との間の隙間内に突出する縁部が上方側へ折
    曲されていると共に、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性
    材料で構成された防蟻シートの固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記基礎の天端に施工されるならし
    モルタルに埋設したことを特徴とする防蟻シートの固定
    構造。
  13. 【請求項13】 前記基礎の天端に立設されたアンカー
    ボルトと、前記防蟻シートの所定位置に形成されて前記
    アンカーボルトを挿通した挿通孔との隙間を充填材で閉
    塞したことを特徴とする請求項9又は11記載の防蟻シ
    ートの固定構造。
  14. 【請求項14】 建物の外周部分に施工された外周立ち
    上がり部と基礎スラブとを有するべた基礎の前記外周立
    ち上がり部と軸組との間に介在し、前記外周立ち上がり
    部の内方に形成した少なくとも1つの床下空間内に突出
    する内縁部が下方側へ折曲されていると共に、白アリの
    分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シートの
    固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記外周立ち上がり部とこの外周立
    ち上がり部上に載置される土台との間に介在するスペー
    サの下に挟んだことを特徴とする防蟻シートの固定構
    造。
  15. 【請求項15】 前記外周立ち上がり部の天端に立設さ
    れたアンカーボルトと、前記防蟻シートの所定位置に形
    成されて前記アンカーボルトを挿通した挿通孔との隙間
    を充填材で閉塞したことを特徴とする請求項14記載の
    防蟻シートの固定構造。
  16. 【請求項16】 建物の外周部分に施工された外周立ち
    上がり部と基礎スラブとからなるべた基礎の前記外周立
    ち上がり部と軸組との間に介在し、前記外周立ち上がり
    部の内方に形成した少なくとも1つの床下空間内に突出
    する内縁部が下方側へ折曲されていると共に、白アリの
    分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シートの
    固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記外周立ち上がり部の天端に施工
    されるならしモルタルに埋設したことを特徴とする防蟻
    シートの固定構造。
  17. 【請求項17】 前記外周立ち上がり部の外側面に断熱
    材が密着していると共に、この断熱材の上面を覆う前記
    防蟻シートの外縁部を下方側へ折曲したことを特徴とす
    る請求項14乃至16のいずれか記載の防蟻シートの固
    定構造。
  18. 【請求項18】 前記外周立ち上がり部の内側面に断熱
    材が密着していることを特徴とする請求項14乃至17
    のいずれか記載の防蟻シートの固定構造。
  19. 【請求項19】 建物の外周部分に施工された外周立ち
    上がり部と基礎スラブとを有するべた基礎の前記外周立
    ち上がり部の内方に施工された立ち上がり部と軸組又は
    床組との間に介在し、前記外周立ち上がり部の内方に形
    成した少なくとも1つの床下空間内に突出する縁部が下
    方側へ折曲されていると共に、白アリの分泌物に耐性の
    耐腐食性材料で構成された防蟻シートの固定構造であっ
    て、 前記防蟻シートを、前記立ち上がり部とこの立ち上がり
    部上に載置される土台又は床組材との間に介在するスペ
    ーサの下に挟んだことを特徴とする防蟻シートの固定構
    造。
  20. 【請求項20】 前記立ち上がり部の天端に立設された
    アンカーボルトと、前記防蟻シートの所定位置に形成さ
    れて前記アンカーボルトを挿通した挿通孔との隙間を充
    填材で閉塞したことを特徴とする請求項19記載の防蟻
    シートの固定構造。
  21. 【請求項21】 建物の外周部分に施工された外周立ち
    上がり部と基礎スラブとからなるべた基礎の前記外周立
    ち上がり部の内方に施工された立ち上がり部と軸組又は
    床組材との間に介在し、前記外周立ち上がり部の内方に
    形成した少なくとも1つの床下空間内に突出する縁部が
    下方側へ折曲されていると共に、白アリの分泌物に耐性
    の耐腐食性材料で構成された防蟻シートの固定構造であ
    って、 前記防蟻シートを、前記立ち上がり部の天端に施工され
    るならしモルタルに埋設したことを特徴とする防蟻シー
    トの固定構造。
  22. 【請求項22】 建物の基礎スラブとこの基礎スラブの
    外周部分に設置された軸組との間に、前記基礎スラブの
    外側面に密着した断熱材の上面を覆うようにして介在
    し、外縁部が下方側へ折曲されていると共に、白アリの
    分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シートの
    固定構造であって、 前記防蟻シートを、前記基礎スラブとこの基礎スラブ上
    に載置される土台との間に介在するスペーサの下に挟ん
    だことを特徴とする防蟻シートの固定構造。
  23. 【請求項23】 前記基礎スラブの外周部分に立設され
    たアンカーボルトと、前記防蟻シートの所定位置に形成
    されて前記アンカーボルトを挿通した挿通孔との隙間を
    充填材で閉塞したことを特徴とする請求項22記載の防
    蟻シートの固定構造。
  24. 【請求項24】 前記防蟻シートが、前記白アリの頭部
    横断面の最大寸法の2倍以下の寸法である複数の通気孔
    を有することを特徴とする請求項1乃至23のいずれか
    記載の防蟻シートの固定構造。
  25. 【請求項25】 前記防蟻シートが可撓性を有すること
    を特徴とする請求項1乃至24のいずれか記載の防蟻シ
    ートの固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056087A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 建物の防蟻構造及び防蟻工法、並びにその建物
JP2003056088A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 建物の防蟻構造及びその建物

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JP4727863B2 (ja) * 2001-08-10 2011-07-20 株式会社カネカ 建物の防蟻構造及び防蟻工法、並びにその建物

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