JP2003056087A - 建物の防蟻構造及び防蟻工法、並びにその建物 - Google Patents

建物の防蟻構造及び防蟻工法、並びにその建物

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JP2003056087A
JP2003056087A JP2001243447A JP2001243447A JP2003056087A JP 2003056087 A JP2003056087 A JP 2003056087A JP 2001243447 A JP2001243447 A JP 2001243447A JP 2001243447 A JP2001243447 A JP 2001243447A JP 2003056087 A JP2003056087 A JP 2003056087A
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修也 尾関
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物内の環境を汚染することなく、軸組、床
組、基礎断熱材等をシロアリによる食害から確実に保護
できる建物の防蟻構造及び防蟻工法、並びにその建物を
提供する。 【解決手段】 建物Aの外周部分に施工された布基礎1
の立ち上がり部2と土間コンクリート4との継ぎ目5を
シロアリ6が通過して床下空間7へ侵入するのを防止で
きる建物Aの防蟻構造であって、布基礎1の周方向に延
びる閉塞用のメッシュシート8の幅方向の一端8aを布
基礎1に埋設し、他端8bを土間コンクリート4に埋設
し、立ち上がり部2の外側面2aに基礎断熱材10を密
着させ、この基礎断熱材10の少なくとも外側面10a
における地上の所定高さから下縁10dまでの範囲に、
被覆用のメッシュシート11をその下端11dが所定長
さ突出するように取付けると共に、この被覆用のメッシ
ュシート11の下端11dを布基礎1に埋設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の外周部分
に施工された布基礎の立ち上がり部とこの立ち上がり部
で包囲された地盤上に施工した土間コンクリートとの継
ぎ目をシロアリが通過して床下空間へ侵入するのを防止
したり、あるいは前記立ち上がり部の内側面等に密着し
た基礎断熱材をシロアリによる食害から保護したりする
ための建物の防蟻構造及び防蟻工法、並びにその建物に
関する。
【0002】
【従来の技術】建物における従来のシロアリ防除技術と
しては、例えば、(1)建物の床下の地盤(土壌)と、
地面から1m以内の木部とを薬剤で処理する方法、
(2)床下の地盤上に、薬剤を練り込んだ合成樹脂シー
トを敷設する方法、等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例(1)においては、薬剤に起因する化学物
質過敏症等の問題があり、即ち、建物内の環境が化学物
質によって汚染されると共に、5年程度で薬効が切れる
ために再処理の必要があるという問題点がある。
【0004】また、従来例(2)においては、合成樹脂
シートの周囲の隙間からシロアリが侵入することがある
という問題点がある。
【0005】この発明は、以上のような問題点に鑑みて
なされたものであり、建物内の環境を汚染することな
く、軸組、床組、基礎断熱材等をシロアリによる食害か
ら確実に保護できる建物の防蟻構造及び防蟻工法、並び
にその建物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の防蟻構造は、建物の外周部分に施工され
た布基礎の立ち上がり部と、この立ち上がり部で包囲さ
れた地盤上に施工した土間コンクリートとの継ぎ目を、
シロアリが通過して床下空間へ侵入するのを防止できる
建物の防蟻構造であって、前記シロアリの分泌物に耐性
の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周方向に延び
る閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を前記布基礎
に埋設し、他端を前記土間コンクリートに埋設し、前記
立ち上がり部の外側面に基礎断熱材を密着させ、この基
礎断熱材の少なくとも外側面における地上の所定高さか
ら下縁までの範囲に、前記シロアリの分泌物に耐性の耐
腐食性材料で構成された被覆用のメッシュシートをその
幅方向の一端が所定長さ突出するように取付けると共
に、この被覆用のメッシュシートの下端を前記布基礎に
埋設したものである。
【0007】請求項2の防蟻構造は、前記閉塞用のメッ
シュシートの幅方向の一端を前記布基礎のベース部に埋
設したものである。
【0008】請求項3の防蟻構造は、前記被覆用のメッ
シュシートの下端を前記布基礎のベース部に埋設したも
のである。
【0009】請求項4の防蟻構造は、建物の外周部分に
施工された布基礎の立ち上がり部の内側面に密着した基
礎断熱材をシロアリによる食害から保護できる建物の防
蟻構造であって、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食
性材料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用
のメッシュシートの幅方向の一端を前記布基礎に埋設す
ると共に、他端を、前記立ち上がり部で包囲された地盤
上に施工した土間コンクリートに埋設したものである。
【0010】請求項5の防蟻構造は、前記土間コンクリ
ートの外周部分に前記布基礎のベース部まで達する厚肉
部を設けると共に、この厚肉部に前記閉塞用のメッシュ
シートの幅方向の他端を埋設したものである。
【0011】請求項6の防蟻構造は、建物の外周部分に
施工された布基礎の立ち上がり部と、この立ち上がり部
で包囲された地盤上に施工した土間コンクリートとの継
ぎ目を、シロアリが通過して床下空間へ侵入するのを防
止できる建物の防蟻構造であって、前記シロアリの分泌
物に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周方
向に延びる閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を前
記布基礎に埋設すると共に、他端を、前記土間コンクリ
ートの外周部分に前記布基礎のベース部まで達するよう
に設けた厚肉部に埋設したものである。
【0012】請求項7の防蟻構造は、前記シロアリの分
泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周
方向に延びる外側閉塞用のメッシュシートの下端を前記
布基礎のベース部に埋設すると共に、上端を前記立ち上
がり部に埋設したものである。
【0013】請求項8の防蟻構造は、前記閉塞用のメッ
シュシートの幅方向の一端を前記立ち上がり部に埋設し
たものである。
【0014】請求項9の防蟻構造は、前記外周部分の布
基礎の内方に施工された布基礎の周方向に沿って前記閉
塞用のメッシュシートを延設し、この閉塞用のメッシュ
シートの幅方向の一端を前記内方の布基礎に埋設すると
共に、他端を前記土間コンクリートに埋設したものであ
る。
【0015】請求項10の防蟻構造は、前記土間コンク
リートの外周部分に前記内方の布基礎のベース部まで達
する厚肉部を設けると共に、この厚肉部に前記閉塞用の
メッシュシートの幅方向の他端を埋設したものである。
【0016】請求項11の防蟻構造は、前記閉塞用のメ
ッシュシートにその長手方向に沿って伸縮用ひだ部を延
設したものである。
【0017】請求項12の防蟻構造においては、前記メ
ッシュシートが有する多数の孔の寸法が、いずれの方向
においても前記シロアリの頭部横断面における最大直線
寸法の2倍以下である。
【0018】請求項13の建物は、請求項1乃至12の
いずれか記載の防蟻構造を有するものである。
【0019】請求項14の防蟻工法は、建物の外周部分
に施工された布基礎の立ち上がり部とこの立ち上がり部
で包囲された地盤上に施工した土間コンクリートとの継
ぎ目をシロアリが通過して床下空間へ侵入するのを防止
するために、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材
料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用のメ
ッシュシートを、前記継ぎ目を閉塞するように施工する
建物の防蟻工法であって、少なくとも前記立ち上がり部
を打設する際に、この立ち上がり部の天端面に前記閉塞
用のメッシュシートの幅方向の一端を埋設し、この閉塞
用のメッシュシートを前記立ち上がり部の天端面及び内
側面に当接するように折曲すると共に、その幅方向の他
端を内側方へ所定長さ突出するように折曲した後、前記
土間コンクリートを打設することによって、この土間コ
ンクリートに前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他
端を埋設するものである。
【0020】請求項15の防蟻工法は、前記立ち上がり
部を施工するために間隔を開けて相対向して配置された
内外1対のコンクリート型枠のうち、外側のコンクリー
ト型枠の型枠面に、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐
食性材料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる被覆
用のメッシュシートをその下端が下方へ所定長さ突出す
るように固定し、この被覆用のメッシュシートを介して
基礎断熱材を前記外側のコンクリート型枠の型枠面に固
定した後、前記立ち上がり部と前記布基礎のベース部と
を同時又はほぼ同時に打設することによって、前記閉塞
用のメッシュシートの幅方向の一端を前記立ち上がり部
の天端面に埋設すると共に、前記被覆用のメッシュシー
トの下端を前記ベース部に埋設し、かつ、前記基礎断熱
材を少なくとも前記立ち上がり部の外側面に接着一体化
するものである。
【0021】請求項16の防蟻工法は、前記外周部分の
布基礎の内方に施工される布基礎の少なくとも立ち上が
り部を打設する際、この内方の立ち上がり部の天端面
に、この内方の布基礎の周方向に延設される前記閉塞用
のメッシュシートの幅方向の一端を埋設し、この閉塞用
のメッシュシートを前記内方の立ち上がり部の天端面及
び側面に当接するように折曲すると共に、その幅方向の
他端を側方へ所定長さ突出するように折曲した後、前記
土間コンクリートを打設することによって、この土間コ
ンクリートに前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他
端を埋設するものである。
【0022】請求項17の防蟻工法は、建物の外周部分
に施工された布基礎の立ち上がり部の内側面に密着した
基礎断熱材をシロアリによる食害から保護するために、
前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成さ
れ、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用のメッシュシー
トを、前記立ち上がり部で包囲された地盤上に施工した
土間コンクリートと前記布基礎のベース部との間を閉塞
するように施工する建物の防蟻工法であって、前記立ち
上がり部を施工するために間隔を開けて相対向して配置
された内外1対のコンクリート型枠のうち、内側のコン
クリート型枠の型枠面に、前記閉塞用のメッシュシート
をその幅方向の一端が下方へ所定長さ突出するように固
定し、この閉塞用のメッシュシートを介して基礎断熱材
を前記内側のコンクリート型枠の型枠面に固定し、前記
立ち上がり部と前記ベース部とを同時又はほぼ同時に打
設することによって、前記閉塞用のメッシュシートの幅
方向の一端を前記ベース部に埋設すると共に、前記基礎
断熱材を少なくとも前記立ち上がり部の内側面に接着一
体化した後、前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他
端を内側方へ所定長さ突出するように折曲し、前記土間
コンクリートを打設することによって、この土間コンク
リートに前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を
埋設するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図5に示すように、第1
実施形態に係る建物Aの防蟻構造は、建物Aの外周部分
に施工された布基礎1の立ち上がり部2と、この立ち上
がり部2で包囲された地盤3上に施工した土間コンクリ
ート4との継ぎ目5を、シロアリ6が通過して床下空間
7へ侵入するのを防止できるものであって、例えば、布
基礎1の周方向に延びる閉塞用のメッシュシート8の幅
方向の一端8aを布基礎1のベース部9に埋設し、他端
8bを土間コンクリート4に埋設し、立ち上がり部2の
外側面2aに基礎断熱材10を密着させ、この基礎断熱
材10の外側面10aに被覆用のメッシュシート11を
その下端11dが所定長さ突出するように取付けると共
に、この被覆用のメッシュシート11の下端11dをベ
ース部9に埋設したものである。
【0024】布基礎1は、建物Aの外周部分に周方向に
延びるように施工されており、立ち上がり部2とベース
部9とから横断面が逆T字状に形成されている。立ち上
がり部2とベース部9との間にはこれらを別々に打設す
ることによって継ぎ目12が形成されており、ベース部
9の下方には割栗石13や捨てコンクリート14が施工
されている。また、立ち上がり部2の内方には床下空間
7が形成されている。
【0025】この布基礎1の内方には立ち上がり部15
とベース部16とからなる布基礎17が必要に応じて施
工されており、外周部分の立ち上がり部2で包囲された
地盤3は、縦横等に連続する内方の立ち上がり部15に
より複数の区画に区分されている。内方の立ち上がり部
15とベース部16との間にも継ぎ目18が形成されて
おり、ベース部16の下方にも割栗石13や捨てコンク
リート14が施工されている。
【0026】土間コンクリート4は、外周部分の立ち上
がり部2及び内方の立ち上がり部15で包囲された地盤
3上に施工されており、内部にワイヤーメッシュ等が埋
設されている。この土間コンクリート4と外周部分の立
ち上がり部2との間には継ぎ目5が、土間コンクリート
4と内方の立ち上がり部15との間には継ぎ目19がそ
れぞれ形成されている。なお、土間コンクリート4と地
盤3との間又は土間コンクリート4上には、必要に応じ
て防湿シート等を敷設してもよい。
【0027】基礎断熱材10は、矩形状の合成樹脂発泡
板等から構成されており、外周部分の立ち上がり部2の
外側面2aに横方向に相隣接して密着している。この基
礎断熱材10は、立ち上がり部2に接着剤等で接着一体
化させたり、あるいは立ち上がり部2を打設する際にそ
のコンクリート型枠の型枠面に基礎断熱材10を固定し
た状態でコンクリートと接着一体化させたりすればよ
い。基礎断熱材10を立ち上がり部2等の打設により密
着させる場合は、基礎断熱材10とコンクリートとの密
着が充分なものとなり、断熱性や防蟻性の面から更に好
ましいものとなる。
【0028】シロアリ6とは、ゴキブリに近縁の社会生
活をする不完全変態の昆虫であって、シロアリ目(等翅
類)Isopteraの総称である。このシロアリ6は、図4に
示すように、非変形性の堅い頭部6aを有する一方、比
較的柔らかくて弱い体部6bを有している。このような
シロアリ6としては、例えば、ヤマトシロアリやイエシ
ロアリ等の各種のものが挙げられる。
【0029】閉塞用のメッシュシート8及び被覆用のメ
ッシュシート11は、図5に示すように、例えばステン
レス鋼ワイヤ20等から製織等され、複数の網目(孔)
21を有している。なお、シロアリバリアー材として使
用されるメッシュシート8,11は、シロアリ6から放
出されるギ酸等の分泌物に耐性でかつシロアリ6が噛み
砕くことができない硬さ、好ましくは少なくともHDD
約70のデュロメータ硬さを有すると共に、使用環境下
で数十年の耐用年数を有する耐腐食性材料で構成されて
いれば、種々のものを使用できる。このようなメッシュ
シート8,11としては、例えば、セラミックス・ガラ
ス・合成樹脂・金属(特にステンレス)等の繊維・フィ
ラメント・ストランド等から製織又は製編等されたワイ
ヤーラス等や不織布、あるいはパンチングメタル、メタ
ルラス等が挙げられ、特に「ターミメッシュ(TERM
I−MESH)」(商品名,ターミメッシュジャパン株
式会社製)等のステンレスメッシュ等、柔軟性に優れ、
かつ、切断、折曲による造形、折曲時の輪郭付け等が容
易なものが好適である。要するに、網目21等の複数の
孔を有していればよいが、この孔の形状は特に限定され
るものではなく、矩形状や円状等の適宜の形状とするこ
とができる。
【0030】図1及び図2に示すように、このように構
成される閉塞用のメッシュシート8の幅方向の一端8a
はベース部9に埋設されていると共に、他端8bは土間
コンクリート4に埋設されている。他端8bを土間コン
クリート4に埋設するには、一端8aをベース部9に埋
設した後、他端8bが上方に突出するようにして地盤3
の所定範囲を埋め戻す等してから土間コンクリート4を
打設すればよい。なお、メッシュシート8は多数の孔を
有しているので、アンカー効果によってベース部9等や
土間コンクリート4に対してより強固に埋設できるとい
う利点がある。
【0031】メッシュシート8を上記のように設けてお
けば、このメッシュシート8が障害となるので、シロア
リ6が外周部分の立ち上がり部2と土間コンクリート4
との継ぎ目5を通過して床下空間7へ侵入するのを阻止
できる。そのため、建物A内の環境を汚染することなく
軸組Bや床組C等をシロアリ6による食害から確実に保
護できるという利点がある。
【0032】なお、メッシュシート8の幅方向の一端8
aは立ち上がり部2に埋設してもよいが、ベース部9に
埋設しておけば、この実施形態のように立ち上がり部2
とベース部9との間に継ぎ目12が形成されている場合
に、シロアリ6が内方の地盤3からこの継ぎ目12を通
過して基礎断熱材10へ侵入するのを阻止できるという
利点がある。
【0033】被覆用のメッシュシート11は、基礎断熱
材10の外側面10aに下端11dが所定長さ突出する
ように取付けられていると共に、その下端11dがベー
ス部9に埋設されている。このメッシュシート11を基
礎断熱材10の外側面10aに取付けるには、立ち上が
り部2を施工するためのコンクリート型枠の型枠面にメ
ッシュシート11を固定した状態でその下端11dをベ
ース部9等に埋設した後、モルタルに適宜のポリマー等
を配合した接着モルタル等で接着一体化させたり、ある
いは基礎断熱材10の外側面10aに下端11dが所定
長さ突出するようにしてあらかじめ融着一体化させてお
き、前記コンクリート型枠の型枠面にメッシュシート1
1付きの基礎断熱材10を固定した状態で下端11dを
ベース部9等に埋設したりすればよい。なお、メッシュ
シート11は多数の孔を有しているので、アンカー効果
によってベース部9等や基礎断熱材10に対してより強
固に埋設、接着、又は融着できるという利点がある。
【0034】メッシュシート11を上記のように設けて
おけば、このメッシュシート11が障害となってシロア
リ6が基礎断熱材10へ侵入するのを阻止できるので、
基礎断熱材10の内部を通過して軸組Bや床組C等へ侵
入するのを阻止できる。そのため、建物A内の環境を汚
染することなく、基礎断熱材10、軸組B、床組C等を
シロアリ6による食害から確実に保護できるという利点
がある。
【0035】なお、基礎断熱材10は、少なくとも外側
面10aにおける地上の所定高さから下縁10dまでの
範囲を被覆しておけばよいが、この場合の地上高さとし
ては、50mm以上、好ましくは100mm以上が望ま
しい。一方、50mm未満では、シロアリ6がメッシュ
シート11より高い位置まで登る可能性があるので、望
ましくない。
【0036】また、メッシュシート11の下端11d
は、基礎断熱材10の下端部を巻き込むようにして立ち
上がり部2に埋設してもよいが、ベース部9に埋設して
おけば、この実施形態のように立ち上がり部2とベース
部9との間に継ぎ目12が形成されている場合に、シロ
アリ6が外方の地盤22からこの継ぎ目12へ侵入する
のを阻止できるという利点がある。
【0037】更に、図1及び図3に示すように、内方の
布基礎17の周方向に沿って閉塞用のメッシュシート8
を延設し、このメッシュシート8の幅方向の一端8aを
内方の布基礎17のベース部16に埋設すると共に、他
端8bを土間コンクリート4に埋設しておけば、このメ
ッシュシート8が障害となるので、シロアリ6が内方の
立ち上がり部15と土間コンクリート4との継ぎ目19
を通過して床下空間7へ侵入するのを阻止できるという
利点がある。この場合、メッシュシート8は、内方の立
ち上がり部15の両側でそれぞれ上記のように設けてお
けばよい。なお、メッシュシート8の幅方向の一端8a
は立ち上がり部15に埋設してもよいが、この実施形態
のように内方の立ち上がり部15とベース部16との間
に継ぎ目18が形成されている場合は、シロアリ6が継
ぎ目18を通過して反対側へ侵入しないように、一端8
aを埋設する部位をベース部16同士又は立ち上がり部
15同士として立ち上がり部15の両側で合わせておけ
ばよい。
【0038】ここで、この実施形態のように、閉塞用の
メッシュシート8にその長手方向に沿って伸縮用ひだ部
23を延設しておけば、コンクリートの乾燥収縮や地震
等の振動により布基礎1,17と土間コンクリート4と
の相対位置が変動する場合でも伸縮用ひだ部23が伸縮
するので、メッシュシート8が布基礎1,17や土間コ
ンクリート4から外れるのを防止でき、修繕の必要がな
いという利点がある。なお、伸縮用ひだ部23は、所定
範囲を折り返す等してメッシュシート8にあらかじめ延
設しておいてもよいし、あるいは施工現場で延設しても
よい。
【0039】また、メッシュシート8,11における網
目21等の孔の寸法が、いずれか1方向又は2以上の方
向において、図4に示すシロアリ6の頭部6aの横断面
における最大直線寸法Hの2倍以下、即ち、孔をシロア
リ6の頭部6aが通り抜けないか又は頭部6aが通り抜
けても柔らかい体部6b等が孔に接触するような寸法で
ある場合は、シロアリ6が孔を通り抜けるのを嫌うの
で、シロアリ6の侵入をより確実に阻止できるという利
点がある。
【0040】なお、前記最大直線寸法Hは、イエシロア
リの職蟻で1.1〜1.25mm程度、ヤマトシロアリ
の職蟻で1.0〜1.2mm程度であるので、ヤマトシ
ロアリが生息する地域では、孔の寸法をいずれの方向に
おいても2.0mm程度以下としておくのが望ましい。
【0041】図6に示すように、第2実施形態に係る建
物Aの防蟻構造は、第1実施形態において、外周部分の
立ち上がり部2とベース部9とを一体的に施工すると共
に、被覆用のメッシュシート11を取付けることなく基
礎断熱材10を外周部分の立ち上がり部2の内側面2b
に密着させたものである。この防蟻構造によれば、閉塞
用のメッシュシート8が障害となるので、シロアリ6が
基礎断熱材10の内部やこの基礎断熱材10と土間コン
クリート4との継ぎ目21を通過して床下空間7へ侵入
するのを阻止できるという利点がある。
【0042】図7及び図8に示すように、第3実施形態
に係る建物Aの防蟻構造は、第2実施形態において、土
間コンクリート4の外周部分に外周部分の布基礎1のベ
ース部9や内方の布基礎17のベース部16まで達する
厚肉部31を設けると共に、この厚肉部31に閉塞用の
メッシュシート8の幅方向の他端8bを埋設したもので
ある。この防蟻構造によれば、閉塞用のメッシュシート
8の幅を小さくできるので、メッシュシート8の使用量
を節約できるという利点がある。なお、伸縮用ひだ部2
3は、伸縮可能なように、外周部分のベース部9と厚肉
部31との継ぎ目32や内方のベース部16と厚肉部3
1との継ぎ目33に配置する等して布基礎1,17や厚
肉部31に埋設されないようにしておけばよい。ここ
で、継ぎ目32,33は水平方向に形成されるので、コ
ンクリートの乾燥収縮によっても隙間寸法が大きくなら
ず、寸法安定性が良好であるという利点がある。
【0043】図9に示すように、第4実施形態に係る建
物Aの防蟻構造は、第3実施形態において、外周部分の
立ち上がり部2の内側面2bに基礎断熱材10を密着さ
せないものである。この場合も、閉塞用のメッシュシー
ト8が障害となるので、シロアリ6が外周部分の立ち上
がり部2と土間コンクリート4との継ぎ目5を通過して
床下空間7へ侵入するのを阻止できるという利点があ
る。
【0044】図10に示すように、第5実施形態に係る
建物Aの防蟻構造は、第3実施形態において、外周部分
の立ち上がり部2とベース部9との間に継ぎ目12を形
成し、外周部分の布基礎1の周方向に延びる外側閉塞用
のメッシュシート51の下端51dをベース部9に埋設
すると共に、上端51cを立ち上がり部2に埋設したも
のである。外側閉塞用のメッシュシート51は、既述の
メッシュシート8,11と同様に構成されている。この
防蟻構造によれば、外側閉塞用のメッシュシート51が
障害となるので、シロアリ6が外周部分の立ち上がり部
2とベース部9との継ぎ目12を通過して基礎断熱材1
0の内部や床下空間7へ侵入するのを阻止できるという
利点がある。
【0045】図11及び図12に示すように、第6実施
形態に係る建物Aの防蟻構造は、第3実施形態におい
て、外周部分の立ち上がり部2とベース部9との間に継
ぎ目12を形成すると共に、閉塞用のメッシュシート8
の幅方向の一端8aを外周部分の立ち上がり部2や内方
の立ち上がり部15に埋設したものである。この防蟻構
造によれば、横断面がコ字状等に設けられた閉塞用のメ
ッシュシート8が障害となるので、シロアリ6が基礎断
熱材10の内部、この基礎断熱材10と土間コンクリー
ト4との継ぎ目21、内方の立ち上がり部15と土間コ
ンクリート4との継ぎ目19を通過して床下空間7へ侵
入するのを阻止できるという利点がある。
【0046】図13及び図14に示すように、第7実施
形態に係る建物Aの防蟻構造は、第1実施形態におい
て、外周部分の立ち上がり部2とベース部9、内方の立
ち上がり部15とベース部16とをそれぞれ一体的に施
工し、閉塞用のメッシュシート8の幅方向の一端8aを
外周部分の立ち上がり部2の天端面2cや内方の立ち上
がり部15の天端面15cに埋設すると共に、他端8b
を土間コンクリート4の外周面4aに埋設したものであ
る。この場合も、閉塞用のメッシュシート8が障害とな
るので、シロアリ6が外周部分の立ち上がり部2と土間
コンクリート4との継ぎ目5や内方の立ち上がり部15
と土間コンクリート4との継ぎ目19を通過して床下空
間7へ侵入するのを阻止できるという利点がある。
【0047】次に、このような防蟻構造を施工するため
の防蟻工法について説明する。図15乃至図17に示す
ように、この防蟻工法は、少なくとも外周部分の立ち上
がり部2を打設する際に、この立ち上がり部2の天端面
2cに閉塞用のメッシュシート8の幅方向の一端8aを
埋設し、この閉塞用のメッシュシート8を立ち上がり部
2の天端面2c及び内側面2bに当接するように折曲す
ると共に、その幅方向の他端8bを内側方へ所定長さ突
出するように折曲した後、土間コンクリート4を打設す
ることによって、この土間コンクリート4に閉塞用のメ
ッシュシート8の幅方向の他端8bを埋設するものであ
る。
【0048】布基礎1を施工するには、立ち上がり部2
とベース部9とを別々に打設してもよいが、ベース部9
を施工するための内外1対のコンクリート型枠71,7
2を間隔を開けて相対向して配置すると共に、立ち上が
り部2を施工するための内外1対のコンクリート型枠7
3,74を間隔を開けて相対向して配置した状態で、立
ち上がり部2とベース部9とをほぼ同時に打設、即ち、
ベース部9を打設してから少し時間をおいて立ち上がり
部2を打設したり、あるいは従来公知の同時打設用のコ
ンクリート型枠を用いて立ち上がり部2とベース部9と
を同時に打設したりすれば、工期を短縮できるという利
点がある。
【0049】閉塞用のメッシュシート8の幅方向の一端
8aを立ち上がり部2の天端面2cに埋設するには、こ
の実施形態のようにメッシュシート8を所定位置に配置
してから立ち上がり部2を打設してもよいし、あるいは
立ち上がり部2を打設してからその硬化前にメッシュシ
ート8の幅方向の一端8aを埋設してもよい。
【0050】閉塞用のメッシュシート8を立ち上がり部
2の天端面2c及び内側面2bに当接するように折曲す
ると共に、その幅方向の他端8bを内側方へ所定長さ突
出するように折曲した後は、この実施形態のように、必
要に応じて立ち上がり部2の天端面2cにならしモルタ
ル75等を施工してもよい。
【0051】このような防蟻工法によれば、閉塞用のメ
ッシュシート8が幅方向の一端8aを除いて立ち上がり
部2等に埋設されるおそれがないので、後加工をスムー
ズに行えるという利点がある。また、同時打設用のコン
クリート型枠を用いて立ち上がり部2とベース部9とを
同時に打設する場合等、メッシュシート8の幅方向の一
端8aをベース部9に埋設できない場合に対応できると
いう利点がある。なお、内方の立ち上がり部15におい
ては、立ち上がり部15の両側で上記と同じ操作をそれ
ぞれ行えばよい。
【0052】ここで、この実施形態のように、外周部分
の立ち上がり部2を施工するための内外1対のコンクリ
ート型枠73,74のうち、外側のコンクリート型枠7
3の型枠面73aに、被覆用のメッシュシート11をそ
の下端11dが下方へ所定長さ突出するように固定し、
この被覆用のメッシュシート11を介して基礎断熱材1
0を外側のコンクリート型枠73の型枠面73aに固定
した後、立ち上がり部2とベース部9とをほぼ同時に打
設等することによって、閉塞用のメッシュシート8の幅
方向の一端8aを立ち上がり部2の天端面2cに埋設す
ると共に、被覆用のメッシュシート11の下端11dを
ベース部9に埋設し、かつ、基礎断熱材10を少なくと
も立ち上がり部2の外側面2aに接着一体化するように
すれば、被覆用のメッシュシート11の下端11dの埋
設や基礎断熱材10の接着一体化を簡単に行えるという
利点がある。
【0053】図18に示すように、第8実施形態に係る
建物Aの防蟻構造は、第2実施形態において、閉塞用の
メッシュシート8を基礎断熱材10に当接するように配
置すると共に、このメッシュシート8の幅方向の他端8
bを土間コンクリート4の外周面4aに埋設したもので
ある。この場合も、閉塞用のメッシュシート8が障害と
なるので、シロアリ6が基礎断熱材10の内部やこの基
礎断熱材10と土間コンクリート4の継ぎ目21を通過
して床下空間7へ侵入するのを阻止できるという利点が
ある。
【0054】次に、このような防蟻構造を施工するため
の防蟻工法について説明する。図19乃至図21に示す
ように、この防蟻工法は、外周部分の立ち上がり部2を
施工するための内外1対のコンクリート型枠73,74
のうち、内側のコンクリート型枠74の型枠面74a
に、閉塞用のメッシュシート8をその幅方向の一端8a
が下方へ所定長さ突出するように固定し、この閉塞用の
メッシュシート8を介して基礎断熱材10を内側のコン
クリート型枠74の型枠面74aに固定し、立ち上がり
部2とベース部9とをほぼ同時に打設等することによっ
て、閉塞用のメッシュシート8の幅方向の一端8aをベ
ース部9に埋設すると共に、基礎断熱材10を少なくと
も立ち上がり部2の内側面2bに接着一体化した後、閉
塞用のメッシュシート8の幅方向の他端8bを内側方へ
所定長さ突出するように折曲し、土間コンクリート4を
打設することによって、この土間コンクリート4に閉塞
用のメッシュシート8の幅方向の他端8bを埋設するも
のである。この防蟻工法によれば、工期を短縮できると
共に、メッシュシート8の幅方向の一端8aの埋設や基
礎断熱材10の接着一体化を簡単に行えるという利点が
ある。
【0055】以上の第1乃至第8実施形態においては、
外周部分の布基礎1の内方にも布基礎17を施工する場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、内方の布基礎17の代わりに、全面的に施工した土
間コンクリート4上に互いに間隔を開けて立設される柱
状又は所定形状の複数の床束等を施工してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び請求項13
の発明によれば、閉塞用のメッシュシートが障害となる
ので、シロアリが外周部分の立ち上がり部と土間コンク
リートとの継ぎ目を通過して床下空間へ侵入するのを阻
止できる。また、被覆用のメッシュシートが障害となっ
てシロアリが基礎断熱材へ侵入するのを阻止できるの
で、基礎断熱材の内部を通過して軸組や床組等へ侵入す
るのを阻止できる。そのため、建物内の環境を汚染する
ことなく、軸組、床組、基礎断熱材等をシロアリによる
食害から確実に保護できる。
【0057】請求項2及び請求項13の発明によれば、
閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を外周部分の布
基礎のベース部に埋設しているので、立ち上がり部とベ
ース部との間に継ぎ目が形成されている場合に、シロア
リが内方の地盤からこの継ぎ目を通過して基礎断熱材へ
侵入するのを阻止できる。
【0058】請求項3及び請求項13の発明によれば、
被覆用のメッシュシートの下端を外周部分の布基礎のベ
ース部に埋設しているので、立ち上がり部とベース部と
の間に継ぎ目が形成されている場合に、シロアリが外方
の地盤からこの継ぎ目へ侵入するのを阻止できる。
【0059】請求項4及び請求項13の発明によれば、
閉塞用のメッシュシートが障害となるので、シロアリが
基礎断熱材の内部やこの基礎断熱材と土間コンクリート
との継ぎ目を通過して床下空間へ侵入するのを阻止でき
る。
【0060】請求項5、請求項10、及び請求項13の
発明によれば、土間コンクリートの厚肉部に閉塞用のメ
ッシュシートの幅方向の他端を埋設しているので、閉塞
用のメッシュシートの幅を小さくでき、そのためメッシ
ュシートの使用量を節約できる。
【0061】請求項6及び請求項13の発明によれば、
閉塞用のメッシュシートが障害となるので、シロアリが
外周部分の立ち上がり部と土間コンクリートとの継ぎ目
を通過して床下空間へ侵入するのを阻止できる。また、
厚肉部に閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を埋設
しているので、メッシュシートの使用量を節約できる。
【0062】請求項7及び請求項13の発明によれば、
外側閉塞用のメッシュシートの下端を外周部分の布基礎
のベース部に埋設すると共に、上端を立ち上がり部に埋
設しているので、外側閉塞用のメッシュシートが障害と
なり、そのためシロアリが外周部分の立ち上がり部とベ
ース部との継ぎ目を通過して基礎断熱材の内部や床下空
間へ侵入するのを阻止できる。
【0063】請求項8及び請求項13の発明によれば、
閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を外周部分の立
ち上がり部に埋設しているので、閉塞用のメッシュシー
トが障害となり、そのためシロアリが基礎断熱材の内部
やこの基礎断熱材と土間コンクリートとの継ぎ目を通過
して床下空間へ侵入するのを阻止できる。
【0064】請求項9及び請求項13の発明によれば、
内方の布基礎の周方向に沿って閉塞用のメッシュシート
を延設し、この閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端
を内方の布基礎に埋設すると共に、他端を土間コンクリ
ートに埋設しているので、この閉塞用のメッシュシート
が障害となり、そのためシロアリが内方の立ち上がり部
と土間コンクリートとの継ぎ目を通過して床下空間へ侵
入するのを阻止できる。
【0065】請求項11及び請求項13の発明によれ
ば、閉塞用のメッシュシートにその長手方向に沿って伸
縮用ひだ部を延設しているので、コンクリートの乾燥収
縮や地震等の振動により外周部分の布基礎や内方の布基
礎と土間コンクリートとの相対位置が変動する場合でも
伸縮用ひだ部が伸縮する。そのため、閉塞用のメッシュ
シートが布基礎や土間コンクリートから外れるのを防止
でき、修繕の必要がない。
【0066】請求項12及び請求項13の発明によれ
ば、メッシュシートが有する多数の孔の寸法が、いずれ
の方向においてもシロアリの頭部横断面における最大直
線寸法の2倍以下、即ち、孔をシロアリの頭部が通り抜
けないか又は頭部が通り抜けても柔らかい体部等が孔に
接触するような寸法であるので、シロアリが孔を通り抜
けるのを嫌い、そのためシロアリの侵入をより確実に阻
止できる。
【0067】請求項14及び請求項16の発明によれ
ば、閉塞用のメッシュシートが幅方向の一端を除いて立
ち上がり部等に埋設されるおそれがないので、後加工を
スムーズに行える。また、同時打設用のコンクリート型
枠を用いて立ち上がり部とベース部とを同時に打設する
場合等、メッシュシートの幅方向の一端をベース部に埋
設できない場合に対応できる。
【0068】請求項15の発明によれば、被覆用のメッ
シュシートの下端の埋設や基礎断熱材の接着一体化を簡
単に行える。また、外周部分の立ち上がり部とベース部
とを同時又はほぼ同時に打設するので、工期を短縮でき
る。
【0069】請求項17の発明によれば、工期を短縮で
きると共に、閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端の
埋設や基礎断熱材の接着一体化を簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る建物の防蟻構造を示す概略
縦断面図。
【図2】外周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図3】内方の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図4】(a)はシロアリの平面図、(b)は(a)のY−Y線
断面図。
【図5】メッシュシートの要部拡大平面図。
【図6】第2実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外周
部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図7】第3実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外周
部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図8】内方の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図9】第4実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外周
部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図10】第5実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外
周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図11】第6実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外
周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図12】内方の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図13】第7実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外
周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図14】内方の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図15】外側のコンクリート型枠の型枠面に被覆用の
メッシュシートと基礎断熱材とを固定すると共に、閉塞
用のメッシュシートを所定位置に配置した状態を示す要
部拡大縦断面図。
【図16】布基礎を打設した状態を示す要部拡大縦断面
図。
【図17】閉塞用のメッシュシートを立ち上がり部の天
端面及び内側面に沿って折曲すると共に、その幅方向の
他端を内側方へ所定長さ突出するように折曲した状態を
示す要部拡大縦断面図。
【図18】第8実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外
周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図19】内側のコンクリート型枠の型枠面に閉塞用の
メッシュシートと基礎断熱材とを固定した状態を示す要
部拡大縦断面図。
【図20】布基礎を打設した状態を示す要部拡大縦断面
図。
【図21】閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を内
側方へ所定長さ突出するように折曲した状態を示す要部
拡大縦断面図。
【符号の説明】
A 建物 1 布基礎 2 立ち上がり部 2c 天端面 3 地盤 4 土間コンクリート 5 継ぎ目 6 シロアリ 6a 頭部 7 床下空間 8 閉塞用のメッシュシート 8a 一端 8b 他端 9 ベース部 10 基礎断熱材 10a 外側面 11 被覆用のメッシュシート 11d 下端 15 立ち上がり部 15c 天端面 16 ベース部 17 布基礎 21 網目(孔) 23 伸縮用ひだ部 31 厚肉部 51 外側閉塞用のメッシュシート 51c 上端 51d 下端 73,74 コンクリート型枠 73a,74a 型枠面

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外周部分に施工された布基礎の立
    ち上がり部と、この立ち上がり部で包囲された地盤上に
    施工した土間コンクリートとの継ぎ目を、シロアリが通
    過して床下空間へ侵入するのを防止できる建物の防蟻構
    造であって、 前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成さ
    れ、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用のメッシュシー
    トの幅方向の一端を前記布基礎に埋設し、他端を前記土
    間コンクリートに埋設し、前記立ち上がり部の外側面に
    基礎断熱材を密着させ、この基礎断熱材の少なくとも外
    側面における地上の所定高さから下縁までの範囲に、前
    記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された
    被覆用のメッシュシートをその下端が所定長さ突出する
    ように取付けると共に、この被覆用のメッシュシートの
    下端を前記布基礎に埋設したことを特徴とする建物の防
    蟻構造。
  2. 【請求項2】 前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の
    一端を前記布基礎のベース部に埋設した請求項1記載の
    建物の防蟻構造。
  3. 【請求項3】 前記被覆用のメッシュシートの下端を前
    記布基礎のベース部に埋設した請求項1又は2記載の建
    物の防蟻構造。
  4. 【請求項4】 建物の外周部分に施工された布基礎の立
    ち上がり部の内側面に密着した基礎断熱材をシロアリに
    よる食害から保護できる建物の防蟻構造であって、 前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成さ
    れ、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用のメッシュシー
    トの幅方向の一端を前記布基礎に埋設すると共に、他端
    を、前記立ち上がり部で包囲された地盤上に施工した土
    間コンクリートに埋設したことを特徴とする建物の防蟻
    構造。
  5. 【請求項5】 前記土間コンクリートの外周部分に前記
    布基礎のベース部まで達する厚肉部を設けると共に、こ
    の厚肉部に前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端
    を埋設した請求項1乃至4のいずれか記載の建物の防蟻
    構造。
  6. 【請求項6】 建物の外周部分に施工された布基礎の立
    ち上がり部と、この立ち上がり部で包囲された地盤上に
    施工した土間コンクリートとの継ぎ目を、シロアリが通
    過して床下空間へ侵入するのを防止できる建物の防蟻構
    造であって、 前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成さ
    れ、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用のメッシュシー
    トの幅方向の一端を前記布基礎に埋設すると共に、他端
    を、前記土間コンクリートの外周部分に前記布基礎のベ
    ース部まで達するように設けた厚肉部に埋設したことを
    特徴とする建物の防蟻構造。
  7. 【請求項7】 前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性
    材料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる外側閉塞
    用のメッシュシートの下端を前記布基礎のベース部に埋
    設すると共に、上端を前記立ち上がり部に埋設した請求
    項4乃至6のいずれか記載の建物の防蟻構造。
  8. 【請求項8】 前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の
    一端を前記立ち上がり部に埋設した請求項4乃至6のい
    ずれか記載の建物の防蟻構造。
  9. 【請求項9】 前記外周部分の布基礎の内方に施工され
    た布基礎の周方向に沿って前記閉塞用のメッシュシート
    を延設し、この閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端
    を前記内方の布基礎に埋設すると共に、他端を前記土間
    コンクリートに埋設した請求項1乃至8のいずれか記載
    の建物の防蟻構造。
  10. 【請求項10】 前記土間コンクリートの外周部分に前
    記内方の布基礎のベース部まで達する厚肉部を設けると
    共に、この厚肉部に前記閉塞用のメッシュシートの幅方
    向の他端を埋設した請求項9記載の建物の防蟻構造。
  11. 【請求項11】 前記閉塞用のメッシュシートにその長
    手方向に沿って伸縮用ひだ部を延設した請求項1乃至1
    0のいずれか記載の建物の防蟻構造。
  12. 【請求項12】 前記メッシュシートが有する多数の孔
    の寸法が、いずれの方向においても前記シロアリの頭部
    横断面における最大直線寸法の2倍以下である請求項1
    乃至11のいずれか記載の建物の防蟻構造。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか記載の防
    蟻構造を有する建物。
  14. 【請求項14】 建物の外周部分に施工された布基礎の
    立ち上がり部とこの立ち上がり部で包囲された地盤上に
    施工した土間コンクリートとの継ぎ目をシロアリが通過
    して床下空間へ侵入するのを防止するために、前記シロ
    アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布
    基礎の周方向に延びる閉塞用のメッシュシートを、前記
    継ぎ目を閉塞するように施工する建物の防蟻工法であっ
    て、 少なくとも前記立ち上がり部を打設する際に、この立ち
    上がり部の天端面に前記閉塞用のメッシュシートの幅方
    向の一端を埋設し、この閉塞用のメッシュシートを前記
    立ち上がり部の天端面及び内側面に当接するように折曲
    すると共に、その幅方向の他端を内側方へ所定長さ突出
    するように折曲した後、前記土間コンクリートを打設す
    ることによって、この土間コンクリートに前記閉塞用の
    メッシュシートの幅方向の他端を埋設することを特徴と
    する建物の防蟻工法。
  15. 【請求項15】 前記立ち上がり部を施工するために間
    隔を開けて相対向して配置された内外1対のコンクリー
    ト型枠のうち、外側のコンクリート型枠の型枠面に、前
    記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され、
    前記布基礎の周方向に延びる被覆用のメッシュシートを
    その下端が下方へ所定長さ突出するように固定し、この
    被覆用のメッシュシートを介して基礎断熱材を前記外側
    のコンクリート型枠の型枠面に固定した後、前記立ち上
    がり部と前記布基礎のベース部とを同時又はほぼ同時に
    打設することによって、前記閉塞用のメッシュシートの
    幅方向の一端を前記立ち上がり部の天端面に埋設すると
    共に、前記被覆用のメッシュシートの下端を前記ベース
    部に埋設し、かつ、前記基礎断熱材を少なくとも前記立
    ち上がり部の外側面に接着一体化する請求項14記載の
    建物の防蟻工法。
  16. 【請求項16】 前記外周部分の布基礎の内方に施工さ
    れる布基礎の少なくとも立ち上がり部を打設する際、こ
    の内方の立ち上がり部の天端面に、この内方の布基礎の
    周方向に延設される前記閉塞用のメッシュシートの幅方
    向の一端を埋設し、この閉塞用のメッシュシートを前記
    内方の立ち上がり部の天端面及び側面に当接するように
    折曲すると共に、その幅方向の他端を側方へ所定長さ突
    出するように折曲した後、前記土間コンクリートを打設
    することによって、この土間コンクリートに前記閉塞用
    のメッシュシートの幅方向の他端を埋設する請求項14
    又は15記載の建物の防蟻工法。
  17. 【請求項17】 建物の外周部分に施工された布基礎の
    立ち上がり部の内側面に密着した基礎断熱材をシロアリ
    による食害から保護するために、前記シロアリの分泌物
    に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周方向
    に延びる閉塞用のメッシュシートを、前記立ち上がり部
    で包囲された地盤上に施工した土間コンクリートと前記
    布基礎のベース部との間を閉塞するように施工する建物
    の防蟻工法であって、 前記立ち上がり部を施工するために間隔を開けて相対向
    して配置された内外1対のコンクリート型枠のうち、内
    側のコンクリート型枠の型枠面に、前記閉塞用のメッシ
    ュシートをその幅方向の一端が下方へ所定長さ突出する
    ように固定し、この閉塞用のメッシュシートを介して基
    礎断熱材を前記内側のコンクリート型枠の型枠面に固定
    し、前記立ち上がり部と前記ベース部とを同時又はほぼ
    同時に打設することによって、前記閉塞用のメッシュシ
    ートの幅方向の一端を前記ベース部に埋設すると共に、
    前記基礎断熱材を少なくとも前記立ち上がり部の内側面
    に接着一体化した後、前記閉塞用のメッシュシートの幅
    方向の他端を内側方へ所定長さ突出するように折曲し、
    前記土間コンクリートを打設することによって、この土
    間コンクリートに前記閉塞用のメッシュシートの幅方向
    の他端を埋設することを特徴とする建物の防蟻工法。
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