JP6309773B2 - 断熱床下構造、および断熱床下構造に防蟻処理を施す方法 - Google Patents

断熱床下構造、および断熱床下構造に防蟻処理を施す方法 Download PDF

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本発明は、建築物を支持する枠状の外周基礎と、外周基礎の下端部から水平方向に張り出すフーチングと、フーチングの上面に載置され且つ上記外周基礎の内側面を覆うように取り付けられる断熱材と、上記外周基礎および断熱材によって囲まれた床下部分の地盤を覆うように施工される土間コンクリートとを備えた断熱床下構造、および当該構造に防蟻処理を施す方法に関する。
建築物の床下部分に断熱処理が施された断熱床下構造に関する従来技術として、例えば下記特許文献1が公知である。この特許文献1の断熱床下構造では、図17に示されるように、建築物を支持する枠状の外周基礎201の内側面(図17の右側の面)と、外周基礎201に囲まれた地盤Eを覆う土間コンクリート205の上面とに、それぞれ断熱材207,208が施工されている。上記外周基礎201と土間コンクリート205との接合部の上方にあたる角部、つまり、外周基礎201の内側面と土間コンクリート205の上面とが交差する内角部には、防蟻剤209が充填されている。
具体的に、上記特許文献1では、上記内角部に対応する断熱材208の側縁部の下面に、当該部を斜めにカットした切欠き部が設けられており、この切欠き部に対応した領域に、上記防蟻剤209が充填されている。
特開2005−213837号公報
上記特許文献1に開示された断熱床下構造(図17)によれば、仮に外周基礎201と土間コンクリート205との接合部に隙間が生じていたとしても、その上方にあたる上記内角部に配置された上記防蟻剤209の効果により、土中に住む白蟻が上記隙間から外周基礎201をつたって上方に這い上がることが阻止され、建築物の木質部分(土台や柱等)や断熱材に白蟻による食害が及ぶことが防止される。
しかしながら、図17に示したような位置に防蟻剤209を充填した上記特許文献1の技術では、メンテナンス性が悪化するという問題がある。例えば、建築から長期間が経過した後は、防蟻剤209を定期的に補充することが望ましいが、このような作業を行うには、断熱材207,208を一旦取り外す必要があり、作業が煩雑化してしまう。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、断熱床下構造のメンテナンス時に行われる防蟻剤の補充作業をより容易化することを目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、建築物を支持する枠状の外周基礎と、外周基礎の下端部から水平方向に張り出すフーチングと、外周基礎の内側面を覆うように取り付けられる断熱材と、上記外周基礎および断熱材によって囲まれた床下部分の地盤を覆うように施工される土間コンクリートとを備えた断熱床下構造であって、上記断熱材は、上記フーチングの上面に載置され且つ上記外周基礎の内側面の下方領域を覆う下側断熱材と、下側断熱材の上面に載置され且つ上記外周基礎の内側面の上方領域を覆う上側断熱材とを有し、上記下側断熱材は、上記外周基礎の内側面と土間コンクリートの周縁部との間に挟まれるような状態で配置され、上記土間コンクリートの周縁部と上記フーチングとが上下に重なるように配置されるとともに、上記フーチングの上面のうち下側断熱材よりも床下側に張り出した部分と上記土間コンクリートの周縁部との間に、防蟻機能を有する防蟻剤が配置されており、上記断熱材には、その床下側の面である外面側から補充される追加の防蟻剤を、上記断熱材の外面と土間コンクリートとの間を通じて上記フーチングの上面の防蟻剤へと導く案内手段が設けられ、上記案内手段は、上記下側断熱材の上面および外面と、下側断熱材の上面よりも上方に位置する上記外周基礎の内側面の一部とを連続して覆うように配置された不織布であり、上記下側断熱材の外面が上記土間コンクリートの周縁部によって覆い隠されるように、上記土間コンクリートの上面の高さが設定されている、ことを特徴とするものである(請求項1)。
本発明によれば、断熱材が載置されるフーチングの上面と土間コンクリートの周縁部との間に配置された防蟻剤に、断熱材の外面と土間コンクリートとの間を通じて追加の防蟻剤を導入する場合に、断熱材に設けられた案内手段を利用して、断熱材の外面側から容易且つ確実に追加の防蟻剤を導入することができる。これにより、防蟻剤の補充のためにわざわざ断熱材を取り外すなどの煩雑な準備をする必要がなくなり、メンテナンスの作業性を格段に向上することができる。
た、追加の防蟻剤の導入によって防蟻効果が長期間に亘って維持されるので、フーチングの上面と土間コンクリートとの隙間を通った白蟻の侵入を確実に防止することができる。
さらに、上記案内手段は、断熱材の一部を覆う不織布であるので、この不織布に追加の防蟻剤を含浸させるだけの簡単な方法で、上記フーチングの上面の防蟻剤に追加の防蟻剤を導入することができる。
またさらに、上記不織布は、土間コンクリートの周縁部によって覆い隠される下側断熱材の外面と、下側断熱材の上面と、下側断熱材の上面よりも上方に位置する外周基礎の内側面の一部とを連続して覆うように配置されるので、不織布が外部に露出せず、不織布が劣化して追加の防蟻剤が不織布に含浸されにくくなるような事態を効果的に防止することができる。なお、このように外部に露出していない不織布に追加の防蟻剤を含浸させる際には、例えば、上側断熱材の所定部位に厚み方向に貫通するガイド孔を設け、このガイド孔に追加の防蟻剤を注入すればよい。
また、本発明は、建築物を支持する枠状の外周基礎と、外周基礎の下端部から水平方向に張り出すフーチングと、フーチングの上面に載置され且つ外周基礎の内側面を覆うように取り付けられる断熱材と、上記外周基礎および断熱材によって囲まれた床下部分の地盤を覆うように施工される土間コンクリートとを備えた断熱床下構造であって、上記断熱材は、その下側の一部が上記外周基礎の内側面と土間コンクリートの周縁部との間に挟まれるような状態で配置され、上記土間コンクリートの周縁部と上記フーチングとが上下に重なるように配置されるとともに、上記フーチングの上面のうち断熱材よりも床下側に張り出した部分と上記土間コンクリートの周縁部との間に、防蟻機能を有する防蟻剤が配置されており、上記断熱材には、その床下側の面である外面側から補充される追加の防蟻剤を、上記断熱材の外面と土間コンクリートとの間を通じて上記フーチングの上面の防蟻剤へと導く案内手段が設けられ、上記案内手段は、上記断熱材の外面に取り付けられ、且つ上記フーチングの上面から上記土間コンクリートの上面以上の高さ範囲に亘って上下方向に延びる中空構造材であり、上記中空構造材の内部には、上記追加の防蟻剤が流通可能な上下方向に延びる複数の流路が形成されており、上記複数の流路は、上記断熱材の厚み方向および上下方向の双方に直交する断熱材の周方向に並ぶように形成されている、ことを特徴とするものである請求項2)。
この構成によれば、断熱材の外面に取り付けられた中空構造材の内部の流路に追加の防蟻剤を流し込むだけの簡単な方法で、上記フーチングの上面の防蟻剤に追加の防蟻剤を確実に導入することができる。
上記構成において、より好ましくは、上記中空構造材は、上記断熱材の周方向に一定の間隔を空けて複数設けられる(請求項3)。
この構成によれば、複数の中空構造材のそれぞれに追加の防蟻剤を流し込んで上記フーチング上面の防蟻剤に導入することにより、追加の防蟻剤の導入量が場所によって大きくばらつくような事態を確実に回避でき、防蟻機能の補強効果を比較的均一に得ることができる。
また、本発明は、建築物を支持する枠状の外周基礎と、外周基礎の下端部から水平方向に張り出すフーチングと、フーチングの上面に載置され且つ上記外周基礎の内側面の下方領域を覆う下側断熱材および下側断熱材の上面に載置され且つ上記外周基礎の内側面の上方領域を覆う上側断熱材を含む断熱材と、上記外周基礎および断熱材によって囲まれた床下部分の地盤を覆うように施工される土間コンクリートとを備えた断熱床下構造に防蟻処理を施す方法であって、上記外周基礎の内側面に上記下側断熱材および上側断熱材を取り付けるとともに、上記下側断熱材の床下側の面である外面と、下側断熱材の上面と、下側断熱材の上面よりも上方に位置する上記外周基礎の内側面の一部とを連続して覆うように不織布を取り付ける第1のステップと、上記下側断熱材の外面の近傍に位置するフーチングの上面に、防蟻機能を有する防蟻剤を配置する第2のステップと、上記床下部分の地盤と、上記防蟻剤が配置されたフーチングの上面とをともに覆うように上記土間コンクリートを施工し、この土間コンクリートの周縁部と上記外周基礎の内側面との間に上記下側断熱材を挟み込むとともに、この下側断熱材の外面を上記土間コンクリートの周縁部によって覆い隠す第3のステップと、上記上側断熱材を厚み方向に貫通するガイド孔を設ける第4のステップと、上記下側断熱材および上側断熱材を外周基礎に取り付けた状態のままで、上記ガイド孔に追加の防蟻剤を注入して上記外周基礎の内側面を覆っている部分の不織布に含浸させることにより、この追加の防蟻剤を、上記下側断熱材の外面と土間コンクリートとの間を通じて上記フーチングの上面の防蟻剤へと導入する第のステップとを含む、ことを特徴とするものである(請求項4)。
また、本発明は、上記断熱床下構造に防蟻処理を施す別の方法であって、上記外周基礎の内側面に上記断熱材を取り付けるとともに、上記断熱材の床下側の面である外面のうち、上記フーチングの上面から上方の所定の高さ範囲に亘って、上下方向に延びる複数の流路が内部に形成された中空構造材を取り付ける第1のステップと、上記断熱材の外面の近傍に位置するフーチングの上面に、防蟻機能を有する防蟻剤を配置する第2のステップと、上記床下部分の地盤と、上記防蟻剤が配置されたフーチングの上面とをともに覆うように上記土間コンクリートを施工し、この土間コンクリートの周縁部と上記外周基礎の内側面との間に上記断熱材の下側の一部を挟み込む第3のステップと、上記断熱材を外周基礎に取り付けた状態のままで、上記中空構造材の内部の流路に追加の防蟻剤を流し込むことにより、この追加の防蟻剤を、上記断熱材の外面と土間コンクリートとの間を通じて上記フーチングの上面の防蟻剤へと導入する第4のステップとを含み、上記第1のステップでは、上記中空構造材として、上記断熱材の厚み方向および上下方向の双方に直交する断熱材の周方向に並ぶように上記複数の流路が形成されたものを用意する、ことを特徴とするものである(請求項5)。
これらの方法によっても、上述した作用効果と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明の断熱床下構造および防蟻処理方法によれば、断熱床下構造のメンテナンス時に行われる防蟻剤の補充作業をより容易化することができる。
本発明の第1実施形態にかかる断熱床下構造を示す断面図である。 図1のII−II線矢視正面図である。 上記断熱床下構造の施工方法を説明するための説明図(その1)である。 上記施工方法の説明図(その2)である。 上記施工方法の説明図(その3)である。 上記施工方法の説明図(その4)である。 上記施工方法の説明図(その5)である。 上記断熱床下構造に対し行われるメンテナンス作業を説明するための図である。 上記メンテナンス作業を説明するための図2相当図である。 上記第1実施形態の変形例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかる断熱床下構造を示す断面図である。 図11のXII−XII線矢視正面図である。 上記第2実施形態で用いられる中空構造材を単体で示す斜視図である。 上記第2実施形態で行われるメンテナンス作業を説明するための図である。 本発明の第3実施形態にかかる断熱床下構造を示す断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる断熱床下構造を示す断面図である。 従来の断熱床下構造を説明するための図である。
<第1実施形態>
(1)断熱床下構造の全体説明
図1は、本発明の第1実施形態にかかる断熱床下構造を示す断面図である。本図に示すように、家屋等からなる建築物Tの床下部分には、建築物Tの平面形状に対応するように枠状に形成されたコンクリート材からなる外周基礎1が打設されており、この外周基礎1によって建築物Tが下から支持されている。建築物Tの床部には、その骨格を構成する木製の角材等からなる土台Taが含まれ、この土台Taが、上記外周基礎1の上面に図外のアンカーボルト等を介して固定されている。
上記外周基礎1の下端部には、地盤Eに埋設された状態で水平方向に張り出すフーチング2が一体に形成されており、これら外周基礎1とフーチング2とによって、断面逆T字状のいわゆる布基礎が形成されている。なお、フーチング2(より詳しくは床下側に張り出している部分のフーチング2)は、後述する断熱材10の下方に位置する部材であるので、請求項にいう「下側部材」に相当する。
上記外周基礎1における床下側(図1では右側)の側面、つまり、外周基礎1の内側面1aには、断熱材10が取り付けられている。断熱材10は、例えば発泡ポリスチレンや発泡ウレタンなど、断熱性に優れた樹脂材料からなり、外周基礎1の内側面1aと直交する方向に所定の厚みを有した板状の部材である。
上記断熱材10は、高さ方向に2分割されており、フーチング2の上面に載置され且つ外周基礎1の内側面1aの下方領域を覆う下側断熱材10Aと、下側断熱材10Aの上面に載置され且つ外周基礎1の内側面1aの上方領域を覆う上側断熱材10Bとを有している。そして、これら下側断熱材10Aおよび上側断熱材10Bが上下に並べて配置されることにより、外周基礎1の内側面1aのほぼ全高さ範囲が断熱材10(下側断熱材10Aおよび上側断熱材10B)によって覆われている。
また、図2に示すように、断熱材10の下側断熱材10Aおよび上側断熱材10Bは、それぞれ、外周基礎1の周方向(つまり外周基礎1の厚み方向および上下方向の双方に直交する方向)に所定の寸法を有しており、これら下側断熱材10Aおよび上側断熱材10Bがそれぞれ複数枚用意されて外周基礎1の周方向に並べて配置されることにより、外周基礎1の内側面1aの全周が上記各断熱材10A,10Bによって覆われている。
上記断熱材10(下側断熱材10Aおよび上側断熱材10B)は、例えば接着剤を介して外周基礎1の内側面1aに固定されている。断熱材10の固定に接着剤を用いる場合には、接着剤として防蟻用の薬剤が練り込まれたものを用いることが好ましい。なお、接着剤に含有され得る薬剤の具体例は、後述する防蟻剤9の説明において例示する薬剤と基本的に同じであるので、ここでは説明を省略する。
上記外周基礎1および断熱材10によって囲まれた建築物Tの床下部分には、水平方向に拡がる板状のコンクリート材からなる土間コンクリート5が施工されており、この土間コンクリート5によって床下部分の地盤Eの上面が覆われている。土間コンクリート5の上面の高さは、下側断熱材10Aと上側断熱材10Bとの境界の高さ(下側断熱材10Aの上面11の高さ)と一致するように設定されている。
上記土間コンクリート5の周縁部5aは、外周基礎1(断熱材10)に近づくほど厚みが大きくなるように形成されている。この土間コンクリート5の周縁部5aは、下側断熱材10Aの床下側(外周基礎1とは反対側)の面である外面12に達するまで拡がっており、且つ上記フーチング2の上面(フーチング2の上面のうち断熱材10よりも床下側に張り出した部分)に重なるように配置されている。これにより、下側断熱材10Aは、上記土間コンクリート5の周縁部5aと外周基礎1との間に挟まれるような状態で、上記外周基礎1の内側面1aに固定されている。
上記土間コンクリート5とフーチング2とが上下に重なり合っている部分、つまり、土間コンクリート5の周縁部5aとフーチング2の上面との間には、白蟻の侵入を防ぐ機能(防蟻機能)を有する防蟻剤9が充填されている。
上記防蟻剤9は、防蟻機能を有し、且つある程度の保形性を有するものであれば特にその種類を問わないが、例えば、防蟻用の薬剤が練りこまれたペースト状の樹脂組成物、防蟻用の薬剤を含有した樹脂成形体(フィルム、ペレット、板材など)、粒子状または粉体状の無機物に防蟻用の薬剤を付着させたもの、あるいは尖角形状のガラス小片、さらにはこれらを2つ以上組み合わせたものを、上記防蟻剤9として使用することができる。
また、上記防蟻剤9に含有される薬剤は、防蟻機能を有するものであれば特にその種類を問わないが、例えば、ピレスロイド様薬剤(シラフルオフェン、エトフェンプロックス等)、ピレスロイド系薬剤(ビフェントリン、サイパーメストン、デルタメスリン、パーメスリン、ペルメスリン、アレスリン、トラロメスリン等)、カーバメント系薬剤(プロボクスル、フェノブカルブ、セビン等)、クロルニコチル系薬剤(イミダクロプリド、アセタプリド、クロチアニシン等)、ニトロガニリン系薬剤(ジノテフラン等)、有機リン系殺虫剤(ホキシム、テトラクロクピンホス、フェニトロチオン、プロベタンホス等)、ピラゾール系薬剤(フィブロニル等)、クロルフェノール系薬剤(4−プロモ−2,5−ジクロルフェノール(BDCP)等)、フェニルピロール系(クロルフェナビル等)、ヒバ油、ウコン、カプリン酸、ヤシ油、パーム油等を、上記薬剤として使用することができる。
上記土間コンクリート5と地盤Eとの間には、防蟻用の薬剤が練り込まれたシート状体からなる防蟻シート7が敷設されている。防蟻シート7は、その周縁部が下側断熱材10Aの外面12に達するまで拡がっており、下側断熱材10Aの近傍では、フーチング2の上面に配置されている上記防蟻剤9を上から覆うように敷設されている。なお、防蟻シート7に含有される薬剤としては、上述した防蟻剤9の説明において例示した薬剤と基本的に同じものを用いることができる。
上記断熱材10には、シート状の不織布20(図1)が取り付けられている。この不織布20は、後述するメンテナンス作業時に補充される追加の防蟻剤9’(図8参照)を、下側断熱材10Aの外面12と土間コンクリート5との間を通じて防蟻剤9の位置(フーチング2の上面)へと導く機能を果たすものであり、請求項にいう「案内手段」に相当するものである。なお、不織布20としては、例えばPET繊維で形成された不織布を好適に用いることができる。
具体的に、上記不織布20は、下側断熱材10Aの上面11および外面12を覆うとともに、下側断熱材10Aの上面11よりも上方に位置する外周基礎1の内側面1aの一部を覆うように取り付けられている。これにより、不織布20は、下側断熱材10Aと土間コンクリート5との間、下側断熱材10Aと上側断熱材10Bとの間、および外周基礎1の内側面1aと上側断熱材10Bとの間にそれぞれ挟まれるような状態で取り付けられている。
(2)施工方法
次に、以上のような断熱床下構造を施工する方法について説明する。なお、この説明の前提として、地盤Eには既に外周基礎1およびフーチング2が打設されているものとする。
上記の状態から始める作業としては、まず、図3に示すように、床下部分の地盤Eにおける外周基礎1に近い部分に掘りこみ部Xを形成し、フーチング2の上面(床下側に張り出した部分の上面)を露出させる。このとき、掘り込み部Xの幅を上方側ほど広くなるように設定し、掘り込み部Xに対応する地盤Eの上面を傾斜状に形成する。
次いで、図4に示すように、外周基礎1の内側面1aの下方領域を覆うように下側断熱材10Aを取り付ける。すなわち、下側断熱材10Aの下面13をフーチング2の上面に載置するとともに、下側断熱材10Aの裏面14(外周基礎1側の面)を接着剤等を介して外周基礎1の内側面1aに固定する。下側断熱材10Aの固定に接着剤を用いる場合、その接着剤としては、防蟻用薬剤を含有したものを用いるのがよい。
次いで、図5に示すように、不織布20を下側断熱材10Aの周りに取り付ける。具体的には、下側断熱材10Aの外面12(床下側の面)と、下側断熱材10Aの上面11と、当該上面11よりも上方に位置する外周基礎1の内側面1aの一部とを連続して覆うように、不織布20を取り付ける。不織布20を固定する方法は特に問わないが、例えば、図5に一例として示すように、樹脂製のピン22を用いて下側断熱材10Aの外面12に不織布20を固定するとともに、テープ23を用いて不織布20の上端部を外周基礎1の内側面1aに固定するとよい。
次いで、図6に示すように、下側断熱材10Aの外面12の近傍に位置するフーチング2の上面に防蟻剤9を配置するとともに、床下部分の地盤Eの上面を覆うように防蟻シート7を敷設する。このとき、防蟻シート7の周縁部は、上記掘り込み部X(図3)に対応する地盤Eの上面(傾斜している部分)と、フーチング2の上面に配置された防蟻剤9とを合わせて覆うように敷設される。なお、ここでの敷設作業で使用される防蟻シート7の枚数は、1枚に限られない。防蟻シート7を複数枚使用する場合は、例えば、外周基礎1に比較的近い部分のみを覆うために用意された帯状の防蟻シート7と、地盤Eの中央部を含む比較的広範な領域を覆うために用意された矩形状の防蟻シート7とを部分的に重ね合わせつつ敷設するとよい。
次いで、図7に示すように、床下部分の地盤Eを覆うように土間コンクリート5を施工する。このとき、床下部分の地盤Eの周縁部に形成されていた掘り込み部X(図3)にもコンクリートが流れ込み、この掘り込み部Xに対応する部分に、相対的に厚みの大きい土間コンクリート5の周縁部5aが形成される。このような周縁部5aを含む土間コンクリート5が形成されることにより、フーチング2の上面に配置されていた防蟻剤9が土間コンクリート5によって上から覆されるとともに、外周基礎1の内側面1aと土間コンクリート5との間に下側断熱材10Aが挟み込まれる。なお、土間コンクリート5の施工時、その厚みは、土間コンクリート5の上面の高さが下側断熱材10Aの上面11と同じ高さになるように設定される。
次いで、同じく図7に示すように、外周基礎1の内側面1aの上方領域を覆うように上側断熱材10Bを取り付ける。すなわち、上側断熱材10Bの下面17を下側断熱材10Aの上面11に載置するとともに、上側断熱材10Bの裏面18を接着剤等を介して外周基礎1の内側面1a(内側面1aにおける下側断熱材10Aよりも上方側の領域)に固定する。これにより、図1に示したように、下側断熱材10Aおよび上側断熱材10Bからなる断熱材10が形成され、この断熱材10により、外周基礎1の内側面1aがほぼ全高さ範囲に亘って覆われることになる。
(3)メンテナンス作業
次に、以上のような方法で施工された断熱床下構造に対し、防蟻効果を維持するためのメンテナンスを行うときの作業手順について説明する。
土中の白蟻は、基本的に暗がりを行動範囲とするため、建築物Tに侵入しようという場合は、フーチング2の上面と土間コンクリート5の周縁部5aとの隙間や、外周基礎1の内側面1aと断熱材10(下側断熱材10Aおよび上側断熱材10B)との隙間を通って上方に這い上がろうとする。しかしながら、当実施形態の構造では、フーチング2の上面と土間コンクリート5の周縁部5aとの間に防蟻剤9が充填されているため、基本的には、この防蟻剤9によって白蟻の這い上がりが阻止される。さらに、当実施形態では、土間コンクリート5と地盤Eとの間に防蟻シート7が敷設されているため、この防蟻シート7によっても、白蟻の侵入を阻止する効果が得られる。
しかしながら、防蟻剤9に含有されている薬剤の効果が経年劣化により薄れたり、防蟻剤9の体積が乾燥により収縮するなどしていれば、白蟻が防蟻剤9を通過して上方まで這い上がり、建築物Tの土台Ta等が白蟻に食われるという被害(食害)が及ぶこともあり得る。このような白蟻による被害を抑えるには、防蟻剤9の位置(フーチング2の上面)に追加の防蟻剤を定期的に導入する作業(防蟻剤の補充作業)を行うことが必要である。
当実施形態において、上記のような防蟻剤の補充作業は、断熱材10を外周基礎1に取り付けた状態のまま、断熱材10の外面側(つまり床下側)から行うことが可能である。その一例を図8に示す。図8は、注射器30を用いて追加の防蟻剤9’をフーチング2の上面に導入する場合を例示したものである。なお、追加の防蟻剤9’は、当初からフーチング2の上面と土間コンクリート5の周縁部5aとの間に充填されていた防蟻剤9と同じものでも、異なるものでもよい。例えば、当初の防蟻剤9が流動性に富んだものである場合には、これと同じものを追加の防蟻剤9’として使用することができる。一方、当初の防蟻剤9の流動性が低ければ、流動性の高い別の防蟻剤を追加の防蟻剤9’として使用するとよい。例えば、防蟻用の薬剤を水または溶剤に溶かしたもの(防蟻薬液)を、上記追加の防蟻剤9’として使用することが考えられる。
図8に示すように、防蟻剤9’の補充作業を開始するには、そのための準備として、まず、上側断熱材10Bにガイド孔25を設ける作業を行う。具体的には、ハンドドリル等の穿孔機を用いて上側断熱材10Bの外面16から孔を開け、その孔の先端を上側断熱材10Bの裏面18まで到達させることにより、上側断熱材10Bを厚み方向に貫通するガイド孔25を設ける。
上記ガイド孔25は、図9にも示すように、外周基礎1を全周に亘って覆う複数枚の上側断熱材10Bのそれぞれに、所定数(図例では4つ)ずつ設けられる。各上側断熱材10Bに設けられる複数のガイド孔25は、外周基礎1の周方向、言い換えると、上側断熱材10Bの厚み方向および上下方向の双方に直交する方向(図1の紙面に直交する方向、図2の左右方向)に一定の間隔を空けて並ぶように配置される。
上記ガイド孔25が設けられる高さ位置は、外周基礎1の内側面1aと上側断熱材10Bの裏面18との間に挟まれている不織布20の上端部と重複する高さに設定される。すなわち、不織布20の取付け時(例えば図5参照)に外周基礎1の内側面1aに固定される不織布20の上端部が、下側断熱材10Aの上面11からどれだけ高いところまでを覆っているのかが既に分かっているので、ガイド孔25の高さ位置は、この不織布20の上端部の上下寸法(下側断熱材10Aの上面11からの立ち上がり寸法)を考慮して決定される。例えば、不織布20の上端部の上下寸法が80mmである場合には、土間コンクリート5の上面(下側断熱材10Aの上面11に同じ)から80mm未満の高さに、上記ガイド孔25が設けられる。
以上のようにして上側断熱材10Bへのガイド孔25の形成が終了すると、そのガイド孔25に対し、注射器30を用いて追加の防蟻剤9’を注入する。具体的には、追加の防蟻剤9’が内部に装填された注射器30の針先を、上記ガイド孔25の入口(上側断熱材10Bの外面16側の開口)に挿入し、その状態で、注射器30のピストンを押し込むことにより、注射器30内の防蟻剤9’をガイド孔25の内部に注入する。
上記のようにしてガイド孔25に注入された追加の防蟻剤9’は、ガイド孔25の出口(上側断熱材10Bの裏面18側の開口)から導出され、外周基礎1の内側面1aに固定されている不織布20の上端部に含浸される。不織布20の上端部に含浸された追加の防蟻剤9’は、時間経過とともに不織布20の全体に浸透することにより、下側断熱材10Aと上側断熱材10Bとの間、および下側断熱材10Aの外面12と土間コンクリート5との間を通じて下方へと移動し、フーチング2の上面へと到達する。これにより、フーチング2の上面に配置されている防蟻剤9に、追加の防蟻剤9’が導入されることになる。
(4)作用等
以上説明したように、上記第1実施形態では、建築物Tを支持する枠状の外周基礎1と、外周基礎1の下端部から水平方向に張り出すフーチング2と、フーチング2の上面に載置され且つ上記外周基礎1の内側面を覆うように取り付けられる下側断熱材10Aおよび上側断熱材10Bからなる断熱材10と、外周基礎1および断熱材10によって囲まれた床下部分の地盤Eを覆うように施工される土間コンクリート5とを備えた断熱床下構造において、次のような特徴的な構成を採用した。
すなわち、上記第1実施形態では、土間コンクリート5の周縁部5aとフーチング2とが上下に重なるように配置されるとともに、両者の間には防蟻機能を有する防蟻剤9が充填されている。断熱材10の下側断熱材10Aは、土間コンクリート5の周縁部5aと外周基礎1の内側面1aとの間に挟まれるように配置されており、土間コンクリート5の上面の高さは、下側断熱材10Aの上面11の高さと一致するように設定されている。断熱材10には不織布20が取り付けられており、この不織布20は、下側断熱材10Aの上面11および外面12と、下側断熱材10Aの上面11よりも上方に位置する外周基礎1の内側面1aの一部とを連続して覆うように取り付けられている。
このような第1実施形態の構成によれば、メンテナンス時に行われる追加の防蟻剤9’の導入作業をより容易化することができる。すなわち、上記第1実施形態では、防蟻剤9が配置されているフーチング2の上面に、下側断熱材10Aの外面12と土間コンクリート5との間を通じて追加の防蟻剤9’を導入する場合に、断熱材10に設けられた不織布20(案内手段)を利用して、断熱材10の外面側から容易且つ確実に追加の防蟻剤9’を導入することができる。これにより、防蟻剤9’の補充のためにわざわざ断熱材10(下側断熱材10Aおよび上側断熱材10B)を取り外すなどの煩雑な準備をする必要がなくなり、メンテナンスの作業性を格段に向上することができる。また、フーチング2の上面に配置された防蟻剤9に対し、追加の防蟻剤9’が定期的に導入されることにより、上記防蟻剤9による防蟻効果が長期間に亘って維持されるので、フーチング2の上面と土間コンクリート5との隙間を通った白蟻の侵入を確実に防止することができる。
より具体的に、上記第1実施形態では、断熱材10として、外周基礎1の内側面1aと土間コンクリート5との間に挟まれる下側断熱材10Aと、その上側に配置される上側断熱材10Bとを設け、このうち、下側断熱材10Aの上面11および外面12と、下側断熱材10Aの上面11よりも上方に位置する外周基礎1の内側面1aの一部とを連続して覆うように不織布20を配置したので、不織布20が外部に露出することがなく、不織布20が劣化して追加の防蟻剤9’が不織布20に含浸されにくくなるような事態を効果的に防止することができる。なお、このように外部に露出していない不織布20に追加の防蟻剤9’を含浸させる際には、図8および図9に示したように、上側断熱材10Bの所定部位に厚み方向に貫通するガイド孔25を設ければ、このガイド孔25を通じて、外周基礎1の内側面1aに固定されている不織布20の上端部に追加の防蟻剤9’を含浸させることができる。
また、上記第1実施形態では、メンテナンス時に追加の防蟻剤9’が不織布20に含浸されることで、この不織布20自身(特に外周基礎1と上側断熱材10Bとの間に配置される不織布20の上端部)が白蟻の侵入を防止する役割を果たし、その意味でも防蟻効果が向上することになる。
なお、上記第1実施形態では、下側断熱材10Aおよび上側断熱材10Bからなる上下2分割構造の断熱材10を外周基礎1の内側面1aに取り付けたが、断熱材10としては、このような分割構造のものに限らず使用可能である。
図10に、上下に分割されていない一体型の断熱材40を外周基礎1に取り付けた例を示している。本図に示すように、一体型の断熱材40を使用した場合、不織布20は、フーチング2の上面から土間コンクリート5の上面までの高さ範囲に亘る断熱材40の外面42を少なくとも覆うように取り付けられる。このようにすれば、メンテナンス時に土間コンクリート5の上面近傍に位置する断熱材40の外面42に向けて追加の防蟻剤9’を散布することにより、土間コンクリート5の上面から上方に露出している不織布20の上端部に、上記追加の防蟻剤9’を含浸させることができる。不織布20の上端部に追加の防蟻剤9’が含浸されれば、その後は、時間経過とともに不織布20の全体に防蟻剤9’が浸透する。これにより、防蟻剤9’は、断熱材40の外面42と土間コンクリート5との間を通じて下方へと移動し、フーチング2の上面へと到達する。なお、図10の例では、噴霧器45を用いて追加の防蟻剤9’を供給しているが、例えば刷毛塗り等によって不織布20に防蟻剤9’を塗布してもよい。
また、上記第1実施形態では、追加の防蟻剤9’を上側断熱材10Bのガイド孔25に注入する際に注射器30を用いたが、ガイド孔25に防蟻剤9’を注入できるものであれば、注射器30に限らず適宜のものを使用可能である。
また、上記第1実施形態では、土間コンクリート5と地盤Eとの間に防蟻シート7を敷設したが、土間コンクリート5の周縁部5aとフーチング2の上面との間に防蟻剤9が存在しているため、上記防蟻シート7の敷設は必須ではなく、防蟻シート7を省略することも可能である。なお、このことは、後述する他の実施形態でも同様である。
また、上記第1実施形態では、メンテナンス時に補充される追加の防蟻剤9’を断熱材10と土間コンクリート5との間を通じてフーチング2の上面へと導く案内手段として、シート状の不織布20を用いたが、上記案内手段としては、追加の防蟻剤9’を案内する機能を有するものであればよく、その具体的構造は種々変更可能である。その具体例を次の第2実施形態として説明する。
<第2実施形態>
図11および図12は、本発明の第2実施形態を説明するための図である。本図に示される第2実施形態では、上下に分割されていない一体型の断熱材50が、外周基礎1の内側面1aを覆うように取り付けられている。断熱材50は、外周基礎1の周方向(外周基礎1の厚み方向および上下方向の双方に直交する方向)に所定の寸法を有しており、このような断熱材50が複数枚用意されて外周基礎1の周方向に並べて配置されることにより、外周基礎1の内側面1aの全周が上記断熱材50によって覆われている。
上記外周基礎1および断熱材50によって囲まれた床下部分の地盤Eには土間コンクリート5が施工されており、この土間コンクリート5は、上記床下部分の地盤Eと、フーチング2(下側部材)の上面のうち断熱材50よりも床下側に張り出した部分とをともに覆うように施工されている。これにより、上記断熱材50は、その下側の一部が、土間コンクリート5の周縁部5aと外周基礎1との間に挟まれるような状態で、上記外周基礎1の内側面1aに固定されている。
上記フーチング2の上面のうち断熱材50よりも床下側に張り出した部分と、上記土間コンクリート5の周縁部5aとの間には、上記第1実施形態で用いたのと同様の防蟻剤9が充填されている。さらに、土間コンクリート5と地盤Eとの間、および土間コンクリート5とフーチング2との間(防蟻剤9の上面)には、上記第1実施形態で用いたのと同様の防蟻シート7が敷設されている。
上記断熱材50の外面52には中空構造材60が取り付けられている。この中空構造材60は、土間コンクリート5の上面よりも若干上方の位置からフーチング2の上面までの高さ範囲に亘って設けられており、断熱材50と土間コンクリート5との間を通って上下方向に延びている。なお、当実施形態の中空構造材60は、メンテナンス作業時に補充される追加の防蟻剤を、断熱材50と土間コンクリート5との間を通じて防蟻剤9の位置(フーチング2の上面)まで導く機能を果たすものであり、請求項にいう「案内手段」に相当するものである。
図13は、上記中空構造材60を単体で示す斜視図である。本図に示すように、中空構造材60は、扁平かつ長尺な四角枠状の基材と、その内部に一体に設けられた複数の仕切部材とを有しており、仕切部材によって仕切られた複数の流路62が中空構造材60の内部に形成されている。各流路62は、中空構造材60の長手方向(上下方向)に沿って互いに平行に延び、中空構造材60を長手方向に貫通している。
図12に示すように、中空構造材60は、外周基礎1を全周に亘って覆う複数枚の断熱材50のそれぞれに、所定数(図例では2つ)ずつ取り付けられる。各断熱材50の外面52に取り付けられる複数の中空構造材60は、外周基礎1の周方向、言い換えると、断熱材50の厚み方向および上下方向の双方に直交する方向に一定の間隔を空けて並ぶように配置されている。
次に、以上のような第2実施形態の断熱床下構造を施工する方法について説明する。なお、この施工方法は、上述した第1実施形態の施工方法と共通する部分も多いので、ここでは、図示を省略しつつ簡単に説明する。
上記第2実施形態の断熱床下構造を得るには、まず、外周基礎1の内側面1aに断熱材50を取り付ける。
次いで、この断熱材50の外面52に、両面テープあるいは接着剤等を用いて中空構造材60を固定する。このとき、中空構造材60を固定する位置は、断熱材50の外面52の下方領域とし、中空構造材60の下端面をフーチング2の上面に当接させるような状態で中空構造材60を取り付ける。
次いで、断熱材50の外面52の近傍に位置するフーチング2の上面に防蟻剤9を配置する。また、床下部分の地盤Eの上面と、防蟻剤9が配置されているフーチング2の上面とをともに覆うように防蟻シート7を敷設する。
最後に、防蟻シート7の上から土間コンクリート5を施工し、土間コンクリート5の周縁部5aと外周基礎1の内側面1aとの間に断熱材50の下部を挟み込む。このとき、土間コンクリート5の上面の高さは、中空構造材60の上端面よりも低い高さに設定する。
以上のようにして施工された第2実施形態の断熱床下構造に対しメンテナンス作業を行う際には、例えば図14に示すように、追加の防蟻剤9’が内部に貯留された注入器70を用いて、中空構造材60の上端面に向けて防蟻剤9’を流下させる。流下された追加の防蟻剤9’は、中空構造材60の内部に形成された複数の流路62(図13)に流れ込み、当該流路62を通じてフーチング2の上面へと到達する。これにより、フーチング2の上面に配置されている防蟻剤9に、上記追加の防蟻剤9’が導入されることになる。
以上のように、本発明の第2実施形態では、フーチング2の上面に配置されている防蟻剤9に追加の防蟻剤9’を導く案内手段として、上下方向に延びる複数の流路62が内部に形成された中空構造材60を設けたため、メンテナンス時には、この中空構造材60の内部の流路に追加の防蟻剤9’を流し込むだけの簡単な方法で、フーチング2上面の防蟻剤9に追加の防蟻剤9’を確実に導入することができ、防蟻剤9による防蟻機能を効果的に補強することができる。
しかも、上記第2実施形態では、断熱材50の厚み方向および上下方向の双方に直交する方向(外周基礎1の周方向)に一定の間隔を空けて複数の中空構造材60が設けられているため、複数の中空構造材60のそれぞれに追加の防蟻剤9’を流し込んでフーチング2の上面に導入することにより、追加の防蟻剤9’の導入量が場所によって大きくばらつくような事態を確実に回避でき、防蟻機能の補強効果を比較的均一に得ることができる。
なお、上記第2実施形態では、複数の流路62が内部に形成された中空構造材60を断熱材50の外面52に取り付けたが、中空構造材としては、上下方向に延びる流路を1つ以上有するものであればよく、例えば中空のパイプ材を上記中空構造材として用いてもよい。
<第3実施形態>
図15は、本発明の第3実施形態を説明するための図である。本図に示される第3実施形態では、外周基礎1の下端部が地盤Eの中の比較的深い位置まで埋設されている。このため、フーチング2の上面よりもさらに上方の高さまで地盤Eが盛られており、当該地盤Eの上面を覆う土間コンクリート5は、フーチング2の上面よりも上方に離れた位置に敷設されている。
上記外周基礎1の内側面1aには、フーチング2の上面よりも上方の高さ範囲を全て覆うように断熱材70が取り付けられている。このため、断熱材70の下側の一部は、外周基礎1と土間コンクリート5との間に挟まれており、また、土間コンクリート5よりも下方に位置する断熱材70の下端近傍部位は、外周基礎1と地盤Eとの間に挟まれている。
上記断熱材70の外面72(床下側の面)には、アルミ製のシート状体(アルミシート)からなるシート材80が取り付けられている。このシート材80は、土間コンクリート5の上面よりも若干上方の位置からフーチング2の上面までの高さ範囲に亘って断熱材70の外面72を覆うように取り付けられており、断熱材70と土間コンクリート5との間、および断熱材70と地盤Eとの間をそれぞれ通るように上下方向に延びている。
シート材80の下端部は床下側に折り曲げられており、この折り曲げ部分は、断熱材70よりも床下側に張り出した部分のフーチング2の上面を覆っている。そして、この折り曲げ部分のシート材80の下側に位置するフーチング2の上面に、上記第1実施形態で用いたのと同様の防蟻剤9が配置されている。すなわち、防蟻剤9は、断熱材70よりも床下側に張り出した部分のフーチング2の上面に、シート材80によって上から覆われる状態で配置されている。なお、当実施形態のシート材80は、メンテナンス作業時に補充される追加の防蟻剤を、断熱材70と土間コンクリート5との間を通じて防蟻剤9の位置(フーチング2の上面)まで導く機能を果たすものであり、請求項にいう「案内手段」に相当するものである。さらに、当実施形態では、白蟻が食い破りにくいアルミシートによってシート材80が構成されているので、このシート材80は、白蟻の侵入を避ける防蟻シートとしても機能する。
上記断熱材70の裏面74および下面77には、シート状の不織布90が取り付けられている。不織布90の上端部は、土間コンクリート5の上面よりも所定距離上方の高さ位置まで延びており、当該高さ位置よりも下方範囲の断熱材70の裏面74と断熱材の下面77とを連続して覆うように上記不織布90が取り付けられている。
以上のような第3実施形態において、防蟻効果を維持するためのメンテナンス作業として、防蟻剤9が配置されているフーチング2の上面に追加の防蟻剤9’を導入しようという場合には、その導入を案内する案内手段として、シート材80を利用することができる。例えば、図15に矢印Xとして示すように、土間コンクリート5の上面から露出している部分のシート材80と断熱材70の外面72との間に形成される隙間に、注射器30を用いて追加の防蟻剤9’を注入する。注入された追加の防蟻剤9’は、断熱材70の外面72とシート材80との隙間を通じてフーチング2の上面まで流下し、このフーチング2の上面に配置されている防蟻剤9に到達する。
さらに、図15中に矢印Yとして示すように、断熱材70を貫通するガイド孔95を設け、このガイド孔95に追加の防蟻剤9’を注入するようにしてもよい。注入された追加の防蟻剤9’は、断熱材70の裏面74および下面77に取り付けられた不織布90に浸透しつつ、フーチング2の上面に配置された防蟻剤9へと導入される。
なお、上記第3実施形態では、追加の防蟻剤9’を導入する際に注射器30を用いたが、断熱材70の外面72とシート材80との隙間等に防蟻剤9’を注入できるものであれば、注射器30に限らず適宜のものを使用可能である。
また、上述した第1〜第3実施形態では、いずれもフーチング2の上面に防蟻剤9を配置したが、防蟻剤9は、断熱材(10,40,50,70)の下方に位置する部材の上面のうち断熱材よりも床下側に張り出した部分に配置されていればよく、フーチング2の上面以外にも防蟻剤9を配置することができる。その一例を第4実施形態として説明する。
<第4実施形態>
図16に示す第4実施形態では、外周基礎1の内側面1aに、上から順に断熱材110および防蟻断熱材120が取り付けられている。
防蟻断熱材120は、上記第1〜第3実施形態で用いてきたいずれの断熱材とも異なり、防蟻用の薬液が配合された特殊な断熱材であり、それ自体、白蟻を忌避する機能を有している。この防蟻断熱材120は、土間コンクリート5よりも低い高さ範囲の内側面1aを覆うように取り付けられており、外周基礎1と地盤Eとの間に挟まれている。なお、防蟻断熱材120は、断熱材110の下方に位置する部材であるので、請求項にいう「下側部材」に相当する。
防蟻断熱材120は、断熱材110よりも大きい厚みを有しており、防蟻断熱材120の上面の一部が断熱材110の外面112よりも床下側に張り出している。そして、この張り出した部分の防蟻断熱材120の上面に防蟻剤9が配置されている。
断熱材110の外面112には、上記第2実施形態で用いたのと同様の中空構造材60が取り付けられている。メンテナンス作業時には、例えば、中空構造材60の内部に形成された流路62(図13)に追加の防蟻剤9’(図14)を上方から流し込むことにより、当該防蟻剤9’を防蟻断熱材120の上面に配置された防蟻剤9に導入することができる。
1 外周基礎
1a (外周基礎の)内側面
2 フーチング(下側部材)
5 土間コンクリート
5a (土間コンクリートの)周縁部
9 防蟻剤
9’ 追加の防蟻剤
10 断熱材
10A 下側断熱材
10B 上側断熱材
11 (下側断熱材の)上面
12 (下側断熱材の)外面
20 不織布
40 断熱材
42 (断熱材の)外面
50 断熱材
52 (断熱材の)外面
60 中空構造材
62 流路
E 地盤
T 建築物

Claims (5)

  1. 建築物を支持する枠状の外周基礎と、外周基礎の下端部から水平方向に張り出すフーチングと、外周基礎の内側面を覆うように取り付けられる断熱材と、上記外周基礎および断熱材によって囲まれた床下部分の地盤を覆うように施工される土間コンクリートとを備えた断熱床下構造であって、
    上記断熱材は、上記フーチングの上面に載置され且つ上記外周基礎の内側面の下方領域を覆う下側断熱材と、下側断熱材の上面に載置され且つ上記外周基礎の内側面の上方領域を覆う上側断熱材とを有し、
    上記下側断熱材は、上記外周基礎の内側面と土間コンクリートの周縁部との間に挟まれるような状態で配置され
    上記土間コンクリートの周縁部と上記フーチングとが上下に重なるように配置されるとともに、上記フーチングの上面のうち下側断熱材よりも床下側に張り出した部分と上記土間コンクリートの周縁部との間に、防蟻機能を有する防蟻剤が配置されており、
    上記断熱材には、その床下側の面である外面側から補充される追加の防蟻剤を、上記断熱材の外面と土間コンクリートとの間を通じて上記フーチングの上面の防蟻剤へと導く案内手段が設けられ
    上記案内手段は、上記下側断熱材の上面および外面と、下側断熱材の上面よりも上方に位置する上記外周基礎の内側面の一部とを連続して覆うように配置された不織布であり、
    上記下側断熱材の外面が上記土間コンクリートの周縁部によって覆い隠されるように、上記土間コンクリートの上面の高さが設定されている
    ことを特徴とする断熱床下構造。
  2. 建築物を支持する枠状の外周基礎と、外周基礎の下端部から水平方向に張り出すフーチングと、フーチングの上面に載置され且つ外周基礎の内側面を覆うように取り付けられる断熱材と、上記外周基礎および断熱材によって囲まれた床下部分の地盤を覆うように施工される土間コンクリートとを備えた断熱床下構造であって、
    上記断熱材は、その下側の一部が上記外周基礎の内側面と土間コンクリートの周縁部との間に挟まれるような状態で配置され、
    上記土間コンクリートの周縁部と上記フーチングとが上下に重なるように配置されるとともに、上記フーチングの上面のうち断熱材よりも床下側に張り出した部分と上記土間コンクリートの周縁部との間に、防蟻機能を有する防蟻剤が配置されており、
    上記断熱材には、その床下側の面である外面側から補充される追加の防蟻剤を、上記断熱材の外面と土間コンクリートとの間を通じて上記フーチングの上面の防蟻剤へと導く案内手段が設けられ、
    上記案内手段は、上記断熱材の外面に取り付けられ、且つ上記フーチングの上面から上記土間コンクリートの上面以上の高さ範囲に亘って上下方向に延びる中空構造材であり、
    上記中空構造材の内部には、上記追加の防蟻剤が流通可能な上下方向に延びる複数の流路が形成されており、
    上記複数の流路は、上記断熱材の厚み方向および上下方向の双方に直交する断熱材の周方向に並ぶように形成されている、ことを特徴とする断熱床下構造。
  3. 請求項2記載の断熱床下構造において、
    上記中空構造材は、上記断熱材の周方向に一定の間隔を空けて複数設けられている、ことを特徴とする断熱床下構造。
  4. 建築物を支持する枠状の外周基礎と、外周基礎の下端部から水平方向に張り出すフーチングと、フーチングの上面に載置され且つ上記外周基礎の内側面の下方領域を覆う下側断熱材および下側断熱材の上面に載置され且つ上記外周基礎の内側面の上方領域を覆う上側断熱材を含む断熱材と、上記外周基礎および断熱材によって囲まれた床下部分の地盤を覆うように施工される土間コンクリートとを備えた断熱床下構造に防蟻処理を施す方法であって、
    上記外周基礎の内側面に上記下側断熱材および上側断熱材を取り付けるとともに、上記下側断熱材の床下側の面である外面と、下側断熱材の上面と、下側断熱材の上面よりも上方に位置する上記外周基礎の内側面の一部とを連続して覆うように不織布を取り付ける第1のステップと、
    上記下側断熱材の外面の近傍に位置するフーチングの上面に、防蟻機能を有する防蟻剤を配置する第2のステップと、
    上記床下部分の地盤と、上記防蟻剤が配置されたフーチングの上面とをともに覆うように上記土間コンクリートを施工し、この土間コンクリートの周縁部と上記外周基礎の内側面との間に上記下側断熱材を挟み込むとともに、この下側断熱材の外面を上記土間コンクリートの周縁部によって覆い隠す第3のステップと、
    上記上側断熱材を厚み方向に貫通するガイド孔を設ける第4のステップと、
    上記下側断熱材および上側断熱材を外周基礎に取り付けた状態のままで、上記ガイド孔に追加の防蟻剤を注入して上記外周基礎の内側面を覆っている部分の不織布に含浸させることにより、この追加の防蟻剤を、上記下側断熱材の外面と土間コンクリートとの間を通じて上記フーチングの上面の防蟻剤へと導入する第のステップとを含む、ことを特徴とする断熱床下構造の防蟻処理方法。
  5. 建築物を支持する枠状の外周基礎と、外周基礎の下端部から水平方向に張り出すフーチングと、フーチングの上面に載置され且つ上記外周基礎の内側面を覆うように取り付けられる断熱材と、上記外周基礎および断熱材によって囲まれた床下部分の地盤を覆うように施工される土間コンクリートとを備えた断熱床下構造に防蟻処理を施す方法であって、
    上記外周基礎の内側面に上記断熱材を取り付けるとともに、上記断熱材の床下側の面である外面のうち、上記フーチングの上面から上方の所定の高さ範囲に亘って、上下方向に延びる複数の流路が内部に形成された中空構造材を取り付ける第1のステップと、
    上記断熱材の外面の近傍に位置するフーチングの上面に、防蟻機能を有する防蟻剤を配置する第2のステップと、
    上記床下部分の地盤と、上記防蟻剤が配置されたフーチングの上面とをともに覆うように上記土間コンクリートを施工し、この土間コンクリートの周縁部と上記外周基礎の内側面との間に上記断熱材の下側の一部を挟み込む第3のステップと、
    上記断熱材を外周基礎に取り付けた状態のままで、上記中空構造材の内部の流路に追加の防蟻剤を流し込むことにより、この追加の防蟻剤を、上記断熱材の外面と土間コンクリートとの間を通じて上記フーチングの上面の防蟻剤へと導入する第4のステップとを含み、
    上記第1のステップでは、上記中空構造材として、上記断熱材の厚み方向および上下方向の双方に直交する断熱材の周方向に並ぶように上記複数の流路が形成されたものを用意する、ことを特徴とする断熱床下構造の防蟻処理方法。
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