JP6251008B2 - デッキ構造を備えた家屋の防蟻構造 - Google Patents

デッキ構造を備えた家屋の防蟻構造 Download PDF

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Description

本発明は、デッキ構造を備えた家屋の防蟻構造に関する。
家屋に隣接して屋外に施工されるデッキ構造は、例えば特許文献1に開示されるように、地盤(本発明で「地盤」とは、デッキ構造が施工される土地側の部分を意味し、例えば、地面、地表面、土壌面、施工面、コンクリート下地面、コンクリートブロック面や、基礎等を含む。)の上に配置された上下方向に延びる複数の支持脚の上にデッキ材が載置された構造である。このようなデッキ構造は、例えば、ガーデンデッキや、濡れ縁や、勝手口ステップ等に利用される。そのため、デッキ構造は、屋内からサッシやドアを開けて屋外へ出たところに配置される。つまり家屋に近接して配置される。
特開2004−100256号公報
デッキ構造が家屋に近接することで、次のような問題が生じる可能性がある。すなわち、シロアリは地下から家屋に侵入することが多い。そのため、シロアリが家屋の基礎を這い上がってくるのを防ぐ目的で、基礎の外面に外方へ張り出す蟻返しが水平方向に連続して設けられることがある。その場合に、デッキ構造が家屋に近接していると、蟻返しまで這い上がってきたシロアリが蟻返しとデッキ構造との間に蟻道をつくり、基礎からデッキ構造に移動する可能性がある。デッキ構造に移動したシロアリはデッキ構造を這い上がってデッキ構造の上部に至り、デッキ構造から家屋に侵入する。
そこで、本発明は、たとえデッキ構造が家屋に近接して配置されていても、家屋の基礎を蟻返しまで這い上がってきたシロアリが基礎からデッキ構造に移動し、デッキ構造を這い上がり、デッキ構造から家屋に侵入することが抑制される、デッキ構造を備えた家屋の防蟻構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、地盤の上に配置された上下方向に延びる支持脚と、支持脚の上に載置されたデッキ材とを有するデッキ構造を屋外に備えた家屋の防蟻構造であって、上記デッキ構造と対向する家屋の基礎のデッキ構造側の面に、デッキ構造側へ張り出す蟻返しが水平方向に連続して設けられ、上記蟻返しと上記支持脚との間に水平方向に蟻道が形成されることが抑制されるように、上記蟻返しのデッキ構造側の端部とこれと対向する上記支持脚とが20mm以上の距離だけ隔てられており、上記デッキ構造が施工された屋外の地盤の上に、防蟻薬剤が付与されかつ透水性を有する防蟻シートが敷設されるとともに、上記防蟻シートの端部が家屋の基礎のデッキ構造側の面に当接していることを特徴とするものである(請求項1)。
本発明によれば、デッキ構造を屋外に備えた家屋の基礎のデッキ構造側の面に蟻返しが設けられ、その蟻返しのデッキ構造側の端部と、これと対向する上記支持脚とが、水平方向に蟻道の形成が抑制される距離、つまり20mm以上の距離だけ隔てられている。そのため、上記基礎を蟻返しまで這い上がってきたシロアリが蟻返しと支持脚との間に蟻道をつくって基礎からデッキ構造に移動することが困難となる。その結果、たとえデッキ構造が家屋に近接して配置されていても、家屋の基礎を蟻返しまで這い上がってきたシロアリが基礎からデッキ構造に移動し、デッキ構造を這い上がり、デッキ構造から家屋に侵入することが抑制される。
加えて、防蟻薬剤が付与されかつ透水性を有する防蟻シートが地盤の上に敷設されるとともに、この防蟻シートの端部が家屋の基礎のデッキ構造側の面に当接するので、シロアリが地下から地上に出てきて支持脚や家屋の基礎を這い上がるのを防止でき、シロアリの家屋への侵入をより効果的に抑制することができる。
なお、上記の効果をさらに高めるには、上記基礎のデッキ構造側の面における上記蟻返しよりも高い位置に、水平方向に連続するように防蟻部材を設けることが好ましい(請求項2)。
また、上記課題を解決するためのものとして、本発明は、地盤の上に配置された上下方向に延びる支持脚と、支持脚の上に載置されたデッキ材とを有するデッキ構造を屋外に備えた家屋の防蟻構造であって、上記デッキ構造と対向する家屋の基礎のデッキ構造側の面に、デッキ構造側へ張り出す蟻返しが水平方向に連続して設けられ、上記蟻返しと対向する上記支持脚は、上記基礎に沿って水平方向に不連続に複数配置され、各支持脚の外表面に、外方へ張り出す蟻返しが水平方向に環状に連続して設けられ、上記基礎側の蟻返しの支持脚側の端部と、上記支持脚側の蟻返しの基礎側の端部とが、相互に連続していることを特徴とするデッキ構造を備えた家屋の防蟻構造である(請求項3)。
本発明によれば、デッキ構造を屋外に備えた家屋の基礎のデッキ構造側の面に蟻返しが設けられ、その蟻返しと対向する支持脚の外表面に蟻返しが水平方向に環状に連続して設けられ、上記基礎側の蟻返しの支持脚側の端部と、上記支持脚側の蟻返しの基礎側の端部とが、相互に連続している。そのため、家屋の基礎を蟻返しまで這い上がってきたシロアリは、基礎側の蟻返し及び支持脚側の蟻返しを伝って基礎からデッキ構造に移動することができるけれども、移動先の支持脚にも環状の蟻返しが水平方向に隙間なく設けられているので、シロアリがこれを突破してデッキ構造を這い上がることが困難となる。その結果、本発明によっても、たとえデッキ構造が家屋に近接して配置されていても、家屋の基礎を蟻返しまで這い上がってきたシロアリが基礎からデッキ構造に移動し、デッキ構造を這い上がり、デッキ構造から家屋に侵入することが抑制される。
また、上記課題を解決するためのものとして、本発明は、地盤の上に配置された上下方向に延びる支持脚と、支持脚の上に載置されたデッキ材とを有するデッキ構造を屋外に備えた家屋の防蟻構造であって、上記デッキ構造と対向する家屋の基礎のデッキ構造側の面に、デッキ構造側へ張り出す蟻返しが水平方向に連続して設けられ、上記蟻返しと対向する上記デッキ材は、上記基礎に沿って水平方向に延びるフレーム部を有し、上記蟻返しのデッキ材側の端部が、上記フレーム部の基礎側の面に連続していることを特徴とするデッキ構造を備えた家屋の防蟻構造である(請求項4)。
本発明によれば、デッキ構造を屋外に備えた家屋の基礎のデッキ構造側の面に蟻返しが設けられ、その蟻返しと対向するデッキ材が基礎に沿って水平方向に延びるフレーム部を有し、上記蟻返しのデッキ材側の端部が、上記フレーム部の基礎側の面に連続している。そのため、上記基礎を蟻返しまで這い上がってきたシロアリは、その蟻返しを伝って基礎からデッキ構造に移動することができるけれども、移動先のデッキ材のフレーム部は水平方向に延び、上記フレーム部の基礎側の面には上記基礎から延設された蟻返しが水平方向に隙間なく存在しているので、シロアリがこれを突破してデッキ構造を這い上がることが困難となる。その結果、本発明によっても、たとえデッキ構造が家屋に近接して配置されていても、家屋の基礎を蟻返しまで這い上がってきたシロアリが基礎からデッキ構造に移動し、デッキ構造を這い上がり、デッキ構造から家屋に侵入することが抑制される。
本発明は、家屋の基礎を蟻返しまで這い上がってきたシロアリが基礎からデッキ構造に移動し、デッキ構造を這い上がり、デッキ構造から家屋に侵入することが抑制される、デッキ構造を備えた家屋の防蟻構造を提供するから、デッキ構造が近接して配置された家屋の防蟻構造の技術の発展及び向上に寄与する。
本発明の第1の実施形態に係るデッキ構造の側面図である。 上記デッキ構造に用いられる支持脚の斜視図である。 上記支持脚の上にデッキ材の支持枠が形成された状態を示す斜視図である。 図1の部分拡大縦断面図であって、第1の実施形態に係る家屋の防蟻構造を示すものである。 図3に類似のデッキ構造の斜視図であって、第1の実施形態に係る家屋の防蟻構造を示すものである。 図4に準じ、図1の部分拡大縦断面図であって、第2の実施形態に係る家屋の防蟻構造を示すものである。 図5に準じ、図3に類似のデッキ構造の斜視図であって、第2の実施形態に係る家屋の防蟻構造を示すものである。 図4に準じ、図1の部分拡大縦断面図であって、第3の実施形態に係る家屋の防蟻構造を示すものである。 図5に準じ、図3に類似のデッキ構造の斜視図であって、第3の実施形態に係る家屋の防蟻構造を示すものである。 図4に準じ、図1の部分拡大縦断面図であって、本発明のさらに他の実施形態に係る家屋の防蟻構造を示すものである。
<第1の実施形態>
(1)デッキ構造
図1は本発明の第1の実施形態に係るデッキ構造1の側面図である。このデッキ構造1は家屋Hに隣接して屋外に施工されている。本実施形態では、家屋Hは戸建て住宅、デッキ構造1はガーデンデッキである。デッキ構造1は家屋Hの屋内のフロアリングFから掃き出しサッシWを開けて屋外へ出たところに配置されている。そのため、デッキ構造1は家屋Hに近接している。
デッキ構造1は、地面Gの上に基礎K(図4参照)を介して配置された複数(図例では4×4の16個:図3参照)の支持脚111と、支持脚111の上に載置されたデッキ材2とを含んで構成されている。
図2に示すように、支持脚111は、基部111aと支柱部111bとを有する。基部111aは、地面G(図1参照)に形成された基礎K(図4参照)に接着剤やボルト等によって固定されている。支柱部111bは、上下方向に延びる四角柱状であり、基部111aの上面に立設されてデッキ材2を下方から支持する。支柱部111bは、基部111aに対して螺合しており、軸心回りに回転することにより高さ調節が可能に構成されている。
図1に戻り、デッキ材2は、支持枠121とフロアパネル131とを含んで構成されている。図3に示すように、支持枠121は、複数の縦フレーム121aと複数の横フレーム121bとで格子状に構成されている。支持枠121は、複数の平面視で四角形状の区画領域Rを有する。フロアパネル131は、支持枠121の区画領域Rを埋めるように嵌入される複数のフロアユニット131aで構成されている。
なお、図1は図3の矢印Aからの側面図である。
(2)家屋の防蟻構造
図4は、図1の部分拡大縦断面図であって、第1の実施形態に係る家屋Hの防蟻構造を示すものである。図4に示される縦フレーム121aは、複数の縦フレーム121aのうち家屋Hに最も近接する縦フレーム121aであり、図4に示される支持脚111は、複数の支持脚111のうち上記縦フレーム121aを支持する家屋Hに最も近接する支持脚111である(図6及び図8において同じ)。
シロアリは地下から家屋Hに侵入することが多い。そのため、本実施形態に係る家屋Hにおいては、図示は省略するが、床下の土壌面G’に、防蟻薬剤を含有し、耐久性及び防湿性を有する樹脂製のシート(防蟻シート)を敷いて、シロアリが地下から地上に出てくるのを防ぐ対策が講じられている。また、家屋Hの基礎Cと土台Bとの間に、防蟻薬剤を含有し、透明性及び粘着性を有する樹脂製のテープ(防蟻テープ)を挟むといった対策も講じられている。
さらに、デッキ構造1が施工された屋外の地面Gには、次のような防蟻構造が構築されている。すなわち、上記地面Gに、防蟻薬剤を含有し又は防蟻薬剤が塗布された、耐候性、耐久性及び透水性を有する防蟻シートSを敷設し、この防蟻シートSの上に砂利Jを敷く。また、上記防蟻シートSの上(あるいは防蟻シートSに形成した開口の中)に支持脚111の基礎Kを形成し、この基礎Kに接着剤やボルト等によってデッキ構造1の支持脚111(詳しくはその基部111a)を固定する。
防蟻シートSの端部は、シロアリが家屋Hの基礎Cのデッキ構造1側の面、つまり外面を這い上がるのをより一層未然に防止するために、防蟻シートSと基礎Cとの間に隙間ができないように、家屋Hの基礎Cの外面にまで延びて基礎Cに当接している。
防蟻シートSの素材としては、例えば、耐候性、耐久性及び透水性を有するものであれば、特に限定されない。防蟻シートSは、例えば、シロアリに食害されない不織布やステンレス等の金属メッシュ板等で作製されてもよい。金属メッシュ板は、シロアリが通り抜けることができない大きさの開口を備えることがより好ましい。
このように、防蟻薬剤が付与され、透水性を有する防蟻シートを、デッキ構造が施工された屋外の地盤の上に敷設することにより、シロアリが地下から地上に出てきて支持脚111や家屋Hの基礎Cの外面を這い上がるのを防ぐ防蟻構造がデッキ下に構築されている。そのため、そもそもシロアリは、家屋Hの基礎Cを這い上がることが困難となる。その結果、たとえデッキ構造1が家屋Hに近接して配置されていても、家屋Hの基礎Cを這い上がってきたシロアリが基礎Cからデッキ構造1に移動し、デッキ構造1を這い上がり、デッキ構造1から家屋Hに侵入することが抑制される。加えて、たとえデッキ構造1が家屋Hに近接して配置されていても、家屋Hの基礎Cを這い上がってきたシロアリがそのまま家屋Hに浸入することも抑制される。
なお、家屋Hの基礎Cの上面及び外面はモルタルMで化粧仕上げされている。
以上の防蟻構造に加えて、本実施形態に係る家屋Hにおいては、さらに次のような防蟻構造が採用されている。
デッキ構造1と対向する家屋Hの基礎Cのデッキ構造1側の面、つまり外面に、デッキ構造1側へ張り出す蟻返し11が設けられている。この蟻返し11は、図5に示すように、家屋Hの基礎Cの外面に水平方向に連続して設けられている。なお、図5では、家屋Hの基礎Cは透視されている。
蟻返し11は、断面形状がL字状であり、アルミニウム製である。蟻返し11は、断面L字の短辺を介してビス12により基礎Cの外面のモルタルM層に固定されている。その場合、防蟻薬剤を含有するコーキング材13が蟻返し11と基礎Cとの間に介装されている。
蟻返し11は、地面Gからおよそ150mmの高さに配置され、断面L字の長辺がデッキ構造1側、具体的に、デッキ構造1の家屋Hに最も近接する4つの支持脚111の四角柱状の支柱部111bに向けて延びている。なお、本実施形態では、蟻返し11のデッキ構造1側の端部(L字の長辺の先端)が下方に曲折されているが、曲折されていなくてもよい。
支持脚111の支柱部111bの基礎C側の面と、基礎Cの外面、より詳しくは、モルタルM層の表面との間の距離はおよそ60mmである。つまり、デッキ構造1は家屋Hに近接して配置されている。そして、蟻返し11は、基礎Cの外面から上記支柱部111bに向けておよそ40mm延びている。その結果、蟻返し11のデッキ構造1側の端部と、これと対向する支柱部111bの基礎C側の面との間に、およそ20mmの水平方向の間隔Dが形成されている。換言すれば、蟻返し11のデッキ構造1側の端部と、支柱部111bの基礎C側の面とは、水平方向におよそ20mmの距離だけ隔てられている。
なお、図5に示すように、蟻返し11は、デッキ構造1の施工範囲と略同じ範囲で水平方向に延びている。そして、蟻返し11が家屋Hに最も近接する4つの支持脚111の側方を通過する4箇所でそれぞれ上記間隔(およそ20mmの水平方向の間隔)Dが確保されている。
(3)作用
以上説明したように、第1の実施形態では、地面Gの上に基礎Kを介して配置された上下方向に延びる支持脚111と、支持脚111の上に載置されたデッキ材2とを有するデッキ構造1を屋外に備えた家屋Hの防蟻構造において、次のような特徴的構成が採用されている。
上記デッキ構造1と対向する家屋Hの基礎Cのデッキ構造1側の面、つまり外面に、デッキ構造1側へ張り出す蟻返し11が水平方向に連続して設けられている。
これにより、蟻返し11が基礎Cの外面に水平方向に隙間なく存在するので、基礎Cを蟻返し11まで這い上がってきたシロアリがこの蟻返し11を突破して基礎Cをさらに這い上がり、家屋Hに侵入することが抑制される。
加えて、上記蟻返し11のデッキ構造1側の端部と、これと対向する上記支持脚111とが、水平方向におよそ20mmの距離だけ隔てられている。換言すれば、上記蟻返し11のデッキ構造1側の端部と、上記支持脚111との間に、およそ20mmの水平方向の間隔Dが形成されている。
シロアリは水平方向におよそ20mm以上の間隔があると蟻道をつくることが困難になる。したがって、上記構成によれば、蟻返し11のデッキ構造1側の端部と、これと対向する上記支持脚111とが、水平方向に蟻道の形成が抑制される距離だけ隔てられている。そのため、図4に矢印で示したように、家屋Hの基礎Cを蟻返し11まで這い上がってきたシロアリが蟻返し11と支持脚111との間に蟻道をつくって基礎Cからデッキ構造1に移動することが困難となる。その結果、たとえデッキ構造1が家屋Hに近接して配置されていても、家屋Hの基礎Cを蟻返し11まで這い上がってきたシロアリが基礎Cからデッキ構造1に移動し、デッキ構造1を這い上がり、デッキ構造1から家屋Hに侵入することが抑制される。
要すれば、家屋Hの基礎Cを蟻返し11まで這い上がってきたシロアリは、そのまま基礎Cを這い上がって家屋Hに侵入することも、またデッキ構造1に移ってデッキ構造1から家屋Hに侵入することも、双方とも困難となる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。ただし、第1の実施形態と同様又は類似する部分は説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。また、第1の実施形態と同様又は類似する構成要素には同じ符号を用いる。
この第2の実施形態では、家屋Hの防蟻構造が第1の実施形態と一部異なっている。すなわち、図6に示すように、デッキ構造1と対向する家屋Hの基礎Cのデッキ構造1側の面、つまり外面に、デッキ構造1側へ張り出す蟻返し21が設けられている。この蟻返し21は、図7に示すように、家屋Hの基礎Cの外面に水平方向に連続して設けられている。なお、図7では、家屋Hの基礎Cは透視されている。
蟻返し21は、断面形状がL字状であり、アルミニウム製である。蟻返し21は、断面L字の短辺を介してビス22により基礎Cの外面のモルタルM層に固定されている。その場合、防蟻薬剤を含有するコーキング材23が蟻返し21と基礎Cとの間に介装されている。
蟻返し21は、地面Gから所定の高さに配置され、断面L字の長辺がデッキ構造1側、具体的に、デッキ構造1の家屋Hに最も近接する4つの支持脚111の四角柱状の支柱部111bに向けて延びている。なお、本実施形態では、蟻返し11のデッキ構造1側の端部(L字の長辺の先端)が下方に曲折されていないが、曲折されていてもよい。
支持脚111の支柱部111bの基礎C側の面と、基礎Cの外面、より詳しくは、モルタルM層の表面との間の距離はおよそ60mmである。つまり、デッキ構造1は家屋Hに近接して配置されている。そして、蟻返し21は、基礎Cの外面から上記支柱部111bに向けておよそ40mm延びている。
一方、上記蟻返し21と対向するデッキ構造1側の部分は、家屋Hに最も近接する4つの支持脚111である。4つの支持脚111は基礎Cに沿って水平方向に不連続に配置されている。そして、各支持脚111の外表面、より詳しくは、支柱部111bの外表面に、外方へ張り出す蟻返し122が水平方向に環状に(すなわち無端状に)連続して設けられている。
この支持脚111側の蟻返し122は、外方へ張り出す本体部122aと、支柱部111bの外表面に巻き付く筒部122bとを含む。本体部122aは、支持脚111の支柱部111bが四角柱状であることから、平面視で4つの長方形状の片がロ字状に組み合わされた形状である。この支持脚111側の蟻返し122は、防蟻薬剤を含有し、耐久性及び保形性を有する樹脂製のシート(防蟻シート)で作成されている。蟻返し122(詳しくはその本体部122a)は、支柱部111bの外表面から外方へおよそ20mm延びている。その結果、符号Xで示すように、上記基礎C側の蟻返し21の支持脚111側の端部と、上記支持脚111側の蟻返し122の基礎C側の端部とが、相互に突き合わされて接続されている。そのため、両蟻返し21,122の上記端部同士は相互に連続している。
なお、図7に示すように、基礎C側の蟻返し21は、デッキ構造1の施工範囲と略同じ範囲で水平方向に延びている。そして、基礎C側の蟻返し21が家屋Hに最も近接する4つの支持脚111の側方を通過する4箇所でそれぞれ上記接続(基礎C側の蟻返し21の支持脚111側の端部と支持脚111側の蟻返し122の基礎C側の端部との接続)Xが確保されている。
第2の実施形態の作用は次のようである。
上記デッキ構造1と対向する家屋Hの基礎Cのデッキ構造1側の面、つまり外面に、デッキ構造1側へ張り出す蟻返し21が水平方向に連続して設けられている。
これにより、蟻返し21が基礎Cの外面に水平方向に隙間なく存在するので、基礎Cを蟻返し21まで這い上がってきたシロアリがこの蟻返し21を突破して基礎Cをさらに這い上がり、家屋Hに侵入することが抑制される。
加えて、上記基礎C側の蟻返し21の支持脚111側の端部と、上記支持脚111側の蟻返し122の基礎C側の端部とが、相互に連続している。
上記構成によれば、図6に矢印で示したように、家屋Hの基礎Cを蟻返し21まで這い上がってきたシロアリは、基礎C側の蟻返し21及び支持脚111側の蟻返し122を伝って基礎Cからデッキ構造1に移動することができるけれども、移動先の支持脚111にも環状の蟻返し122(詳しくはその本体部122a)が水平方向に隙間なく設けられているので、シロアリがこの支持脚111側の蟻返し122を突破してデッキ構造1を這い上がることが困難となる。その結果、たとえデッキ構造1が家屋Hに近接して配置されていても、家屋Hの基礎Cを蟻返し21まで這い上がってきたシロアリが基礎Cからデッキ構造1に移動し、デッキ構造1を這い上がり、デッキ構造1から家屋Hに侵入することが抑制される。
要すれば、家屋Hの基礎Cを蟻返し21まで這い上がってきたシロアリは、そのまま基礎Cを這い上がって家屋Hに侵入することも、またデッキ構造1に移ってデッキ構造1から家屋Hに侵入することも、双方とも困難となる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。ただし、第1の実施形態と同様又は類似する部分は説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。また、第1の実施形態と同様又は類似する構成要素には同じ符号を用いる。
この第3の実施形態では、家屋Hの防蟻構造が第1の実施形態と一部異なっている。すなわち、図8に示すように、デッキ構造1と対向する家屋Hの基礎Cのデッキ構造1側の面、つまり外面に、デッキ構造1側へ張り出す蟻返し31が設けられている。この蟻返し31は、図9に示すように、家屋Hの基礎Cの外面に水平方向に連続して設けられている。なお、図9では、家屋Hの基礎Cは透視されている。
蟻返し31は、断面形状がL字状であり、アルミニウム製である。蟻返し31は、断面L字の短辺を介してビス32により基礎Cの外面のモルタルM層に固定されている。その場合、防蟻薬剤を含有するコーキング材33が蟻返し31と基礎Cとの間に介装されている。
蟻返し31は、地面Gから所定の高さに配置され(より詳しくは家屋Hの基礎Cの比較的上部に配置され)、断面L字の長辺がデッキ構造1側、具体的に、デッキ構造1のデッキ材2を構成する支持枠121の家屋Hに最も近接する縦フレーム121aに向けて延びている。なお、本実施形態では、蟻返し31のデッキ構造1側の端部(L字の長辺の先端)が下方に曲折されていないが、曲折されていてもよい。
縦フレーム121aの基礎C側の面と、基礎Cの外面、より詳しくは、モルタルM層の表面との間の距離はおよそ60mmである。つまり、デッキ構造1は家屋Hに近接して配置されている。そして、蟻返し31は、基礎Cの外面から上記縦フレーム121aに向けておよそ60mm延びている。
一方、上記蟻返し31と対向するデッキ構造1側の部分は、家屋Hに最も近接する縦フレーム121aである。縦フレーム121aは基礎Cに沿って水平方向に延びている。その結果、符号Yで示すように、上記蟻返し31の縦フレーム121a側の端部が、上記縦フレーム121aの基礎C側の面に、突き合わされて接続されている。そのため、上記端部は上記基礎C側の面に連続している。
なお、図9に示すように、蟻返し31は、デッキ構造1の施工範囲と略同じ範囲で水平方向に延びている。そして、蟻返し31が家屋Hに最も近接する縦フレーム121aの側方を通過する範囲内で連続して上記接続(蟻返し31の縦フレーム121a側の端部と縦フレーム121aの基礎C側の面との接続)Yが確保されている。
第3の実施形態の作用は次のようである。
上記デッキ構造1と対向する家屋Hの基礎Cのデッキ構造1側の面、つまり外面に、デッキ構造1側へ張り出す蟻返し31が水平方向に連続して設けられている。
これにより、蟻返し31が基礎Cの外面に水平方向に隙間なく存在するので、基礎Cを蟻返し31まで這い上がってきたシロアリがこの蟻返し31を突破して基礎Cをさらに這い上がり、家屋Hに侵入することが抑制される。
加えて、上記蟻返し31の縦フレーム121a側の端部が、上記縦フレーム121aの基礎C側の面に連続している。
上記構成によれば、図8に矢印で示したように、家屋Hの基礎Cを蟻返し31まで這い上がってきたシロアリは、その蟻返し31を伝って基礎Cからデッキ構造1に移動することができるけれども、移動先の縦フレーム121aは水平方向に延び、縦フレーム121aの基礎C側の面には上記基礎Cから延設された上記蟻返し31(シロアリが伝ってきた蟻返し)が水平方向に隙間なく存在しているので、シロアリがこの蟻返し31を突破してデッキ構造1を這い上がることが困難となる。その結果、たとえデッキ構造1が家屋Hに近接して配置されていても、家屋Hの基礎Cを蟻返し31まで這い上がってきたシロアリが基礎Cからデッキ構造1に移動し、デッキ構造1を這い上がり、デッキ構造1から家屋Hに侵入することが抑制される。
要すれば、家屋Hの基礎Cを蟻返し31まで這い上がってきたシロアリは、そのまま基礎Cを這い上がって家屋Hに侵入することも、またデッキ構造1に移ってデッキ構造1から家屋Hに侵入することも、双方とも困難となる。
<その他の実施形態>
第1の実施形態において、蟻返し11とデッキ構造1との間の水平方向の間隔Dは20mmに限らず、20mmを超える間隔、例えば21mmや25mm等としてもよい。
第2の実施形態において、基礎C側の蟻返し21の支持脚111側の端部と支持脚111側の蟻返し122の基礎C側の端部とを相互にオーバーラップさせて面で接続してもよい。また、接続した部分を接合してもよい。支持脚111側の蟻返し122の本体部122aの4つの長方形状の片の外方への張り出し長さは相互に同じでもよく、また異なっていてもよい。
第3の実施形態において、蟻返し31の縦フレーム121a側の端部を縦フレーム121aの基礎C側の面にオーバーラップさせて面で接続してもよい。また、接続した部分を接合してもよい。
いずれの実施形態においても、図10に示すように(図10は第1の実施形態を例にしているが第1の実施形態に限定されない)、家屋Hの基礎Cの外面の地盤からの立ち上がりの部分(図例では砂利Jからの立ち上がり部分であるが、これに代えて又はこれと共に、地面Gや防蟻シートSからの立ち上がり部分でもよい)に、防蟻薬剤を含有するコーキング材151をコーナーを埋めるように基礎Cに沿って基礎Cの全範囲で連続して塗布することや、家屋Hの基礎Cの外面の比較的高所に、忌避性の高い防蟻部材152を基礎Cに沿って基礎Cの全範囲で水平方向に連続して設置することも好ましい。
いずれの実施形態においても、上述した防蟻薬剤として、公知のものが使用できる。例えば、ピレスロイド様薬剤(シラフルオフェン、エトフェンプロックス等)、ピレスロイド系薬剤(ビフェントリン、サイパーメストン、デルタメスリン、パーメスリン、ペルメスリン、アレスリン、トラロメスリン等)、カーバメイト系薬剤(プロボクスル、フェノブカルブ、セビン等)、クロルニコチル系薬剤(イミダクロプリド、アセタプリド、クロチアニシン等)、ニトロガニリン系薬剤(ジノテフラン等)、有機リン系殺虫剤(ホキシム、テトラクロクピンホス、フェニトロチオン、プロベタンホス等)、ピラゾール系薬剤(フィブロニル等)、クロルフェノール系薬剤(4−ブロモ−2,5−ジクロルフェノール(BDCP)等)、フェニルピロール系薬剤(クロルフェナビル等)の他、ヒバ油、ウコン、カプリン酸、ヤシ油、パーム油等が好ましく使用可能であり、これらのうちの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
各実施形態で記述された種々の数値や材質や形状は一例であり、それらに限定されないことはいうまでもない。
1 デッキ構造
2 デッキ材
11 第1実施形態の蟻返し
21 第2実施形態の基礎側の蟻返し
31 第3実施形態の蟻返し
111 支持脚
111a 基部
111b 支柱部
121 支持枠
121a 縦フレーム(フレーム部)
121b 横フレーム
122 第2実施形態の支持脚側の蟻返し
131 フロアパネル
131a フロアユニット
C 家屋の基礎
D 蟻返しとデッキ構造との水平方向の間隔
G 地面
H 家屋
K 支持脚の基礎
S 防蟻シート

Claims (4)

  1. 地盤の上に配置された上下方向に延びる支持脚と、支持脚の上に載置されたデッキ材とを有するデッキ構造を屋外に備えた家屋の防蟻構造であって、
    上記デッキ構造と対向する家屋の基礎のデッキ構造側の面に、デッキ構造側へ張り出す蟻返しが水平方向に連続して設けられ、
    上記蟻返しと上記支持脚との間に水平方向に蟻道が形成されることが抑制されるように、上記蟻返しのデッキ構造側の端部とこれと対向する上記支持脚とが20mm以上の距離だけ隔てられており、
    上記デッキ構造が施工された屋外の地盤の上に、防蟻薬剤が付与されかつ透水性を有する防蟻シートが敷設されるとともに、上記防蟻シートの端部が家屋の基礎のデッキ構造側の面に当接していることを特徴とするデッキ構造を備えた家屋の防蟻構造。
  2. 請求項1に記載のデッキ構造を備えた家屋の防蟻構造において、
    上記基礎のデッキ構造側の面における上記蟻返しよりも高い位置に、水平方向に連続するように防蟻部材が設けられたことを特徴とするデッキ構造を備えた家屋の防蟻構造。
  3. 地盤の上に配置された上下方向に延びる支持脚と、支持脚の上に載置されたデッキ材とを有するデッキ構造を屋外に備えた家屋の防蟻構造であって、
    上記デッキ構造と対向する家屋の基礎のデッキ構造側の面に、デッキ構造側へ張り出す蟻返しが水平方向に連続して設けられ、
    上記蟻返しと対向する上記支持脚は、上記基礎に沿って水平方向に不連続に複数配置され、各支持脚の外表面に、外方へ張り出す蟻返しが水平方向に環状に連続して設けられ、
    上記基礎側の蟻返しの支持脚側の端部と、上記支持脚側の蟻返しの基礎側の端部とが、相互に連続していることを特徴とするデッキ構造を備えた家屋の防蟻構造。
  4. 地盤の上に配置された上下方向に延びる支持脚と、支持脚の上に載置されたデッキ材とを有するデッキ構造を屋外に備えた家屋の防蟻構造であって、
    上記デッキ構造と対向する家屋の基礎のデッキ構造側の面に、デッキ構造側へ張り出す蟻返しが水平方向に連続して設けられ、
    上記蟻返しと対向する上記デッキ材は、上記基礎に沿って水平方向に延びるフレーム部を有し、
    上記蟻返しのデッキ材側の端部が、上記フレーム部の基礎側の面に連続していることを特徴とするデッキ構造を備えた家屋の防蟻構造。
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