JPH0425444Y2 - - Google Patents

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JPH0425444Y2
JPH0425444Y2 JP3121985U JP3121985U JPH0425444Y2 JP H0425444 Y2 JPH0425444 Y2 JP H0425444Y2 JP 3121985 U JP3121985 U JP 3121985U JP 3121985 U JP3121985 U JP 3121985U JP H0425444 Y2 JPH0425444 Y2 JP H0425444Y2
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JP
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groove
foundation
grooves
medicine
connecting part
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JP3121985U
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JPS61155506U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、主として白蟻、毛虫、蟻、百足等
の害虫が家屋に侵入するのを防止し、あるいは家
屋に生息する害虫を駆除する部材に関する。
【従来の技術】
家屋に侵入して著しい害を与える害虫に家白蟻
がある。家白蟻は、土中に巣をつくり、地上の家
屋に坑道で連絡し、基礎から家屋の木材表面に這
い上がつて覆いのあるトンネルを作り、木を食い
荒す。この家白蟻は、被害部分よりはるかに離れ
た土中に営巣するので、巣を根絶するのが困難で
ある。 従来の白蟻対策として、土中にDDT乳剤のよ
うな油性の乳剤を含浸させる方法があるが、この
方法では、経時的に殺虫剤が気化消失してその効
力を失い、長期間にわたつて有効な殺虫剤を保持
できない。 さらに、白蟻駆除に、全国で相当量のクロルデ
ンが使用されている。クロルデンは、長期間分解
せずに薬効を保持するが、これが地下に浸透し
て、二次汚染が心配されている。 ところで、上方開口の溝形に形成された溝材を
家屋の基礎に水平に固定し、この溝材内に、害虫
駆除用の薬剤を充填して害虫の害を阻止する害虫
の防止部材は開発されている(特許第50477号)。 この害虫の防止部材は、銅板等を基礎の上面と
土台とで挟着し、基礎の内側、即ち床下側を上方
に折り曲げて溝を形成し、屋外側を下方に折り返
して、基礎を被覆して水返部を設けている。
【考案が解決しようとする課題】
この構造の害虫の防止部材は、基礎に簡単に固
定できるが、基礎の内側に溝を作るのに手間が掛
かる欠点がある。あらかじめの溝形に形成された
溝材を基礎に固定するなら、簡単に溝が形成でき
るが、この構造では溝の大きさを調整するのが難
しく、最適量の薬剤が充填できない欠点があつ
た。 基礎は、屋内、屋外の両方に薬溝を設けること
によつて、効果的に害虫の侵入を防止でき、ま
た、薬溝を覆うカバーを設けることによつて、薬
効の持続期間を相当に延長できる。 即ち、従来の害虫防止部材は、使用場所に最適
の薬溝を設け、薬剤の充填を簡単にして溝のカバ
ーを簡単に固定することができない欠点があつ
た。 この考案は、建物の基礎に簡単かつ容易に、し
かも迅速に固定できることに加えて、使用場所に
合う薬溝が簡単に取り付けでき、しかもカバーと
薬溝とが別部材で、薬剤充填後カバーが取り付け
できる為、薬剤の充填とカバーの取り付けが簡単
にできる家屋の害虫駆除部材を提供するにある。 また、この考案の他の重要な目的は、土台と基
礎とで挟着することによつて基礎の両側に薬溝が
設けられ、しかも、一方の薬溝の上方にはカバー
が簡単に固定でき、他方の薬溝は、大きさの異な
る薬溝片に交換でき、基礎の両側で理想的な害虫
バリヤが形成できる家屋の害虫駆除部材を提供す
るにある。
【目的を達成する為の手段】
家屋の害虫駆除部材は、建物の基礎3に水平に
延長して取り付けられる薬溝5,11を有する。
基礎3に固定されて害虫の侵入を阻止する薬溝
5,11は、2本を一対として、連結部1でもつ
て互いに平行に、しかも基礎3の厚さ以上の間隔
だけ離されて連結されている。連結部1を基礎3
と土台4とに挟着することによつて、2条の薬溝
5,11は基礎3の両側に配設される。連結部1
の両側に取付溝6が設けられている。片方の取付
溝6には薬溝付溝部材8が、他方の取付溝6には
薬溝5の開口部を覆うカバー7が取り付けられて
いる。
【作用、効果】
この考案の害虫駆除部材は、連結部を基礎の上
面に被覆して、土台でこれを挟着して基礎に取り
付けできる。連結部の側縁に平行に配設された2
条の薬溝は、一緒に基礎の両側に固定される。連
結部は、これを基礎と土台との間に敷き込んで簡
単に家屋に固定できる。即ち、連結部を土台に敷
き込むだけで、基礎の両側に薬溝を固定できる。 さらに、この考案の害虫駆除部材は、連結部の
両側に取付溝を設け、片側の取付溝には薬溝を有
する薬溝付溝部材を、他の片側の取付溝にはカバ
ーを固定している。この為、床下の薬溝には薬剤
を充填した後簡単にカバーができ、また、多量の
薬剤を必要とする屋外側には、大きな薬溝を有す
る薬溝付溝部材が簡単に固定でき、基礎の両側に
理想的な状態で、薬溝とカバーとが設けられる特
長が実現できる。 さらにまた、この考案の害虫駆除部材は、連結
部の両側に取付溝を設けているので、基礎に固定
するときに方向性なく取り付けが簡単にできると
共に、建物周囲の基礎、あるいは周囲の基礎で囲
まれた建物内側の基礎にも便利に使用できる卓効
が実現できる。
【好ましい実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。但し、以下に示す実施例は、この考案の技
術思想を具体化する為の害虫駆除部材を例示すも
のであつて、この考案の害虫駆除部材は、構成部
品の材質、形状、構造、配置を下記の構造に特定
するものでない。この考案の害虫駆除部材は、実
用新案登録請求の範囲に於て、種々の変更を加え
ることができる。 さらに、この明細書は、実用新案登録請求の範
囲を理解し易いように、実施例に示される部材に
対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲」、お
よび「課題を解決する為の手段の欄」に示される
部材に付記している。ただ、実用新案登録請求の
範囲に示される部材を、実施例の部材に特定する
ものでは決してない。 第1図ないし第2図に示す家屋の害虫駆除部材
は、基礎3の上面に被着される連結部1と、この
連結部1と一体成形された薬溝5と、連結部1に
取り付けられた薬溝付溝部材8に設けられた薬溝
11とからなる。 連結部1と両側の薬溝5とは、合成樹脂でもつ
て一体的に成形されている。 連結部1は、第1図と第2図に示すように、基
礎3の上面に被着されて、基礎3と土台4とで挟
着されて基礎3に固定される。このため、連結部
1の幅は、基礎3の厚さDに等しく、あるいはこ
れより多少幅広に形成される。 また、この連結部1は、好ましくは第2図に示
すように、基礎3の上面全体を覆うシート状に形
成される。この状態の連結部1は、コンクリート
製の基礎3と、木材である土台4との間の水分の
通過を遮断して、土台4が水分で腐るのを防止す
る効果もある。 基礎3の上面全体を覆う連結部1は、取付時に
土台4を基礎3に固定するボルト位置に合わせて
ボルト孔を穿設し、このボルト孔を基礎に固定さ
れたボルトに挿通して固定する。 連結部1の両側にこれと一体成形される薬溝5
は、殺虫剤を充填できる溝形に形成されている。
さらに、連結部1は、その上方に沿つて取付溝6
を設けている。 基礎3の内側に固定される取付溝6は、薬溝5
を覆うカバー7を固定し、基礎3の外側に設けら
れる取付溝6は、薬溝5より大きな薬溝11を有
する薬溝付溝部材8を固定する。 基礎3の外側面は、第2図に示すように、モル
タル9を付着する。このとき、薬溝付溝部材8
は、モルタル9のガイドに兼用できる。この薬溝
付溝部材8の外側10は、害虫が這い上がり易い
ように凹凸状に形成されており、連結部1と一体
成形された薬溝5より多少大きい薬溝11を有
し、充填殺虫剤量を多くしている。 このように、基礎3の外側に多量の殺虫剤が充
填できるものは、長期間の薬効が期待できる。さ
らに、薬溝付溝部材8の外側は、アルミニウムや
ステンレス等の耐腐食性金属板のカバー12が固
定される。 カバー12は、土台4に固定されて水切に兼用
され、下部が多少内側に湾曲されて、害虫の侵入
と風の吹き込みとを防止している。 カバー12の外側に人見材13が張られ、人見
材13とカバー12との間はシーリング材で防水
処理される。 また、カバー12は、害虫が滑つて這い上がれ
ないように、表面が平滑な鏡面に仕上げられてい
る。 基礎の内側に固定されるカバー7は、床下室内
に位置するので、合成樹脂でもつて成形される。
また、基礎内側の薬溝5には、基礎の外側より少
量の殺虫剤が充填される。室内は、殺虫剤が風で
飛散せず、また、空気の対流も少ないので、少量
の殺虫剤で長期間薬効を発揮できる。 連結部の両側に設けられる薬溝5,11は、カ
バー7,17で覆われることによつて下方開口の
溝14が作成され、この溝14で害虫の侵入を防
止できる。すなわち、害虫は、第1図の鎖線で示
すように、下方開口の溝14を通過しない限り、
基礎から土台に這い上がることはできない。 殺虫剤は害虫が食べると死滅する毒物のみでな
く、これに接触するとその後に死滅する接触剤、
あるいはこれを蟻等が巣に運んで巣で食べた害虫
が死滅する全ての殺虫剤、例えば、有機塩素剤、
有機燐剤、殺ダニ剤、ヒ素剤、害虫が好んで食べ
る蜂蜜などの食品にシユウ酸等の薬品を混合した
粉末状、液状、か粒状、固形物などあらゆる形態
の殺虫剤が使用可能である。 また、殺虫剤には、害虫を死滅させないが、害
虫が嫌がつて通過しない薬剤も使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
す家屋の害虫駆除部材の断面図および斜視図であ
る。 1……連結部、3……基礎、4……土台、5…
…薬溝、6……取付溝、7……カバー、8……薬
溝付溝部材、9……モルタル、11……薬溝、1
2……カバー、13……人見材、14……溝、1
7……害虫這い上がり面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 建物に水平に延長して取り付けられて害虫を
    駆除する害虫駆除部材であつて、建物に固定さ
    れて害虫の侵入を阻止する薬溝5,11が、2
    本を一対として、連結部1でもつて互いに平行
    に、しかも基礎3の厚さ以上の間隔だけ離され
    て連結され、連結部1が基礎3と土台4とで挟
    着されることによつて、2条の薬溝5,11が
    基礎3の両側に固定されるように構成された家
    屋の害虫駆除部材に於て、 連結部1の両側に取付溝6が設けられてお
    り、片方の取付溝6には、薬剤を充填する薬溝
    11を有する薬溝付部材8の一部が挿入して取
    り付けられており、他方の取付溝6に薬溝5の
    開口部を覆うカバー7が挿入して取り付けられ
    ていることを特徴とする家屋の害虫駆除部材。 (2) 連結部1が合成樹脂で成形されており、この
    連結部1は両側に薬溝5が一体成形されてお
    り、薬溝付溝部材8に設けられた薬溝11は連
    結部1に一体成形された薬溝5よりも大きくて
    多量の殺虫剤が充填できる形状に成形されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の家屋の
    害虫駆除部材。
JP3121985U 1985-03-04 1985-03-04 Expired JPH0425444Y2 (ja)

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JP3121985U JPH0425444Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

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JPS61155506U JPS61155506U (ja) 1986-09-26
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JPS61155506U (ja) 1986-09-26

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