JP6587805B2 - 建築物の基礎構造 - Google Patents
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Description
ここで、建築物の基礎構造では、例えば上下水道等の配管が外周基礎を内外方向に貫通する場合がある(横配管部)。本発明においても、このような横配管部が設けられるとともに、当該横配管部における外周基礎より内方側の部分との干渉等を避けるために土間コンクリートの周縁部が部分的に切り欠かれる。この場合、土間コンクリートが存在しない当該切り欠き部においては、土間コンクリートの下に敷設されるシート部材が露出し、このシート部材の露出部分は、土中に住むシロアリの建築物への侵入経路となり得る。これに対し、本発明では、少なくとも上記シート部材の露出部分が防蟻シートで覆われるので、上記露出部分を介してシロアリが土中から上方に這い上がることが抑制される。しかも、その際、防蟻シートは必要最小限の範囲(シート部材の露出部分のみ)で配置されるから、コストアップも抑えられる。
この構成によれば、土間コンクリートにクラック(ひび割れ)が入ることが防止され、
したがってシロアリが土間コンクリートのクラックを通って土間コンクリートの上に出る虞もないため、防蟻上より優れた結果が得られる。
(1)全体構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係る建築物の基礎構造Kを示す断面図である。図示するように、家屋である建築物Tの床下部分Uにコンクリート材からなる外周基礎1が打設される。外周基礎1は建築物Tの平面形状に対応するように平面視で枠状に形成される。建築物Tは外周基礎1により下から支持される。建築物Tの床部に木製の角材からなる土台Taが設けられる。土台Taが外周基礎1の上面にアンカーボルト13(図2参照)を介して固定される。
次に、図2〜図6を参照して上記建築物の基礎構造Kの施工方法を説明する。なお、図2〜図6において、符号14は外周基礎1とは別に床下部分Uの地盤Eの上に立設される四角柱状の独立基礎である。
以上説明したように、上記第1実施形態では、建築物Tを支持する枠状の外周基礎1と、当該外周基礎1で囲まれる上記建築物Tの床下部分Uの地盤Eの上に、当該外周基礎1の内側面1aに周縁部が当接するように敷設される土間コンクリート5とを備える建築物の基礎構造Kにおいて、次のような特徴的な構成を採用した。
(1)全体構成
図8は、本発明の第2の実施形態に係る建築物の基礎構造Kを示す断面図である。第1実施形態と同じ又は類似の構成要素には同じ符号を用い、その詳細な説明は省略し、主として第2実施形態の特徴部分を中心に説明する。
次に、図9〜図11を参照して第2実施形態に係る建築物の基礎構造Kの施工方法を説明する。
以上説明したように、上記第2実施形態では、上記基礎構造Kは、上記外周基礎1を内外方向に貫通する横配管部20Xと、上記横配管部20Xの上記外周基礎1より内方側の部分20bが露出するように上記土間コンクリート5の周縁部に設けられるピット5Pと、上記防湿シート7のうち少なくとも上記ピット5Pにより露出する部分の上に重ねて敷設される防蟻シート18とをさらに備える。
1a 内側面
5 土間コンクリート
5a 上面
5P ピット(切り欠き部)
7 防湿シート(防蟻薬剤を含有しないシート部材)
7a 周縁部
8,18 防蟻シート
9,9’,19,29,39,49 防蟻ペースト(防蟻剤)
10 配管
10a 外周面
10Y 縦配管部
18a 周縁部
20 第2配管
20a 外周面
20b 内方側部分
20X 横配管部
C,C’ 交差部
E 地盤
K 基礎構造
L 当接部
T 建築物(家屋)
U 床下部分
Claims (6)
- 建築物を支持する枠状の外周基礎と、当該外周基礎で囲まれる上記建築物の床下部分の地盤上に、当該外周基礎の内側面に周縁部が当接するように敷設される土間コンクリートとを備える建築物の基礎構造であって、
上記土間コンクリートと地盤との間に敷設される防蟻薬剤を含有しない所定のシート部材と、
上記外周基礎の内側面と上記土間コンクリートの周縁部の上面との交差部に配置される防蟻剤と、
上記外周基礎を内外方向に貫通する横配管部と、
上記横配管部の上記外周基礎より内方側の部分が露出するように上記土間コンクリートの周縁部に設けられる切り欠き部と、
上記シート部材のうち少なくとも上記切り欠き部により露出する部分の上に重ねて配置される防蟻シートとを備えることを特徴とする建築物の基礎構造。 - 請求項1に記載の建築物の基礎構造において、
上記土間コンクリート及びシート部材を上下方向に貫通する縦配管部と、
上記縦配管部の外周面に密着するように上記縦配管部の周囲の所定の範囲で上記シート部材の上に重ねて配置される防蟻シートとをさらに備えることを特徴とする建築物の基礎構造。 - 請求項1又は2に記載の建築物の基礎構造において、
上記切り欠き部に位置する外周基礎の内側面と上記横配管部の外周面との交差部に配置される防蟻剤をさらに備えることを特徴とする建築物の基礎構造。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の建築物の基礎構造において、
上記切り欠き部に位置する外周基礎の内側面と上記シート部材及び防蟻シートの周縁部との当接部に配置される防蟻剤をさらに備えることを特徴とする建築物の基礎構造。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の建築物の基礎構造において、
上記土間コンクリートは、配筋が埋め込まれた補強土間コンクリートであることを特徴
とする建築物の基礎構造。 - 建築物を支持する枠状の外周基礎と、当該外周基礎で囲まれる上記建築物の床下部分の地盤上に、当該外周基礎の内側面に周縁部が当接するように敷設される土間コンクリートとを備える建築物の基礎構造であって、
上記土間コンクリートと地盤との間に敷設される防蟻薬剤を含有しない所定のシート部材と、
上記外周基礎の内側面と上記土間コンクリートの周縁部の上面との交差部に配置される防蟻剤と、
上記土間コンクリート及びシート部材を上下方向に貫通する縦配管部と、
上記縦配管部の外周面に密着するように上記縦配管部の周囲の所定の範囲で上記シート部材の上に重ねて配置される防蟻シートと、
上記縦配管部のうち上記土間コンクリートを貫通する部分の外周面と当該土間コンクリートの上面から上方に突出する部分の外周面とを覆う断熱材とを備え、
上記防蟻シートは、上記縦配管部の外周面に沿って立ち上がる部分を有し、かつ当該立ち上がり部が上記縦配管部の外周面と上記断熱材との間に挟み込まれるように配置されることを特徴とする建築物の基礎構造。
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