JP4638060B2 - 床下防蟻構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物が白蟻の食害を受けるのを防止する床下防蟻構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、床下地盤から床下空間に湿気が侵入するのを防止するため、コンクリート基礎によって囲繞された床下地盤上にコンクリートを打設してコンクリート層を設置するとともに、このコンクリート層に形成された割れ目等から侵入した白蟻によって木造建築物が食害を受けるのを防止するため、防蟻用薬剤が混入された防蟻シート等を上記コンクリート層の下方に敷設することが行われている。
【0003】
また、上記コンクリート基礎に設けられた挿通孔を介して、水道管、ガス管または排水管等からなる配管部材を建築物の床下部に導入することにより、上記配管部材が外部に露出するのを防止しつつ配管するようにした配管構造が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにコンクリート基礎を挿通させて建築物の床下部に配管部材を導入した場合において、この配管部材の導入部を覆うように上記コンクリート層を設置すると、配管部材の点検、清掃および修理を行う際に、上記コンクリート層が邪魔になるという問題がある。
【0005】
また、上記配管部材の点検等を容易に行い得るようにするため、この配管部材の導入部を除く範囲に上記コンクリート層の設置範囲を限定することも考えられるが、この場合には、上記配管部材の導入部から白蟻が侵入するのを防止することができないという問題がある。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、配管部材の点検等を容易に行うことができるとともに、この配管部材の導入部から白蟻が侵入するのを効果的に防止することができる床下防蟻構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、コンクリート基礎によって囲繞された床下地盤上に打設されたコンクリート層と、上記コンクリート基礎を挿通して床下部に導入された配管部材とを備えた床下防蟻構造において、上記コンクリート層に、上記配管部材の導入部を迂回して下方に凹入する凹入部を設け、この凹入部の底面および上記床下地盤の上面を覆うように防蟻用薬剤を有する下方の防蟻シートを設置し、かつ上記凹部内に土砂等の充填物を充填するとともに、その表面に防蟻用薬剤を有する上方の防蟻シートを敷設することにより、防蟻処理を施したものである。
【0008】
上記構成によれば、配管部材の導入部がコンクリート層によって覆われていないので、上記配管部材の点検、清掃および修理が容易に行われるとともに、上記配管部材の導入部に防蟻処理が施されているため、この配管部材の導入部から白蟻が侵入することが効果的に防止される。また、コンクリート基礎に形成された配管部材の挿通孔等を通って上記凹入部内に白蟻が侵入したとしても、この凹入部の表面および底面が上下の防蟻シートによって覆われているため、上記凹入部から建築物の内部に白蟻が侵入することが効果的に防止される。
【0009】
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の床下防蟻構造において、上方の防蟻シートの外周部とコンクリート層との境界部に防蟻用薬剤を散布することにより、防蟻処理を施したものである。
【0010】
上記構成によれば、コンクリート基礎に形成された配管部材の挿通孔等を通って上記凹入部内に侵入した白蟻が、この凹入部から建築物の内部に白蟻が侵入することが効果的に防止されることになる。
【0011】
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2記載の床下防蟻構造において、配管部材が、コンクリート基礎を挿通する水平部と、この水平部の内端部から上方に起立する起立部とを備え、この配管部材の外径よりも小さい口径を有する開口部が上方の防蟻シートに形成されるとともに、この開口部を上記配管部材の起立部が挿通した状態で上記防蟻シートが敷設されたものである。
【0012】
上記構成によれば、防蟻シートの開口部を拡開させて配管部材の起立部を挿通させることにより、上記凹入部の表面を覆うように防蟻シートが敷設されるとともに、上記配管部材の外周面に防蟻シートが密着した状態となって、この部分が効果的に防蟻処理されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明に係る床下防蟻構造の実施形態を示している。この図1および図2において、1は布基礎からなるコンクリート基礎、2はこのコンクリート基礎1によって囲繞された床下地盤3上に打設されたコンクリート層、4はコンクリート層2の下方に敷設された防蟻シート、5は上記コンクリート基礎1を貫通して建築物の床下部に導入された水道管、ガス管または排水管等からなる配管部材である。
【0014】
上記コンクリート層2は、コンクリート基礎1の設置後に、上記床下地盤3上にコンクリート材を打設することにより形成された土間コンクリート層からなっている。上記コンクリート層2の外周部には、建築物の床下部に対する上記配管部材5の導入部を迂回して下方に凹入する凹入部6が所定の位置に設けられ、この凹入部6の先端部が、上記コンクリート基礎1の下端部に設けられたフーチング部1aの側面に接続されている。
【0015】
また、上記凹入部6内には、石膏もしくはモルタル等の廃棄物または土砂等からなる充填物7が充填されるとともに、その表面には、防蟻シート8が敷設されている。この防蟻シート8の略中央部には、配管部材5の外径よりも小さい口径を有する開口部11が形成され、この開口部11に上記配管部材5が挿通されるようになっている。
【0016】
上記防蟻シート4,8は、塩化ビニール、ポリエチレン、EVA(エチレン−酢酸ビニル強重合体)あるいはポリアミド等からなるシート材、または布材等に、防蟻用薬剤を含浸または混入したものである。この防蟻用薬剤としては、クロルピリホス(ダウケミカル社製)、スミチオン(住友化学社製)もしくはホキシム(日本農薬社製)等の有機リン系、プロボクスル(住友化学社製)等のカーバメイト系、エレスリン、ペリメトリン(住友化学社製)、ピフェントリン(日本農薬社製)、シラフルオフェン(大日本除虫菊社製)もしくはエフェンプロックス(三井化学社製)等のピレスロイド系、その他の薬剤が使用可能である。
【0017】
上記床下地盤3の表面外周部、つまり上記コンクリート基礎1との境界部には、30mm〜50mm程度の幅および深さを有する溝部が形成され、この溝部内に、上記防蟻シート4の外周部が導入されている。そして、上記溝部内に導入された防蟻シート4の上に川砂等を充填するとともに、その上から合成ゴムまたは合成ゴムの溶媒中に防蟻用薬剤を混入した防蟻用薬液を散布して上記土砂等に含浸させることにより、防蟻シート4の外周部を防蟻処理する防蟻処理部9が形成されている。この防蟻処理部9を形成する防蟻用薬液に混入される防蟻用薬剤としては、上記防蟻シート4,8用の防蟻用薬剤と同様のものを使用可能である。
【0018】
なお、上記川砂等および防蟻用薬液に代え、マイクロカプセル化した防蟻用薬剤を合成樹脂に混入して得た粒材、またはラテックス含有エマルジョンもしくはアスファルト等の溶剤中に防蟻用薬剤を混入してなる所定粘度のシーリング材を上記溝部に散布する等により上記防蟻処理部9を構成してもよい。
【0019】
また、上記凹入部6内に充填された充填物7の表面外周部、つまり上記コンクリート基礎1およびコンクリート層2との境界部には、上記床下地盤3と同様の溝部が形成され、この溝部内に上記防蟻シート8の外周部が導入されるとともに、その上に上記防蟻処理部9と同様の構成を有する防蟻処理部、つまり川砂および防蟻用薬液等からなる防蟻処理部10が形成されている。
【0020】
さらに、上記コンクリート基礎1に接続されたコンクリート層2の外周部表面に防蟻用薬液が散布される等により、上記コンクリート基礎1とコンクリート層2との接合部の上面側部分にも防蟻処理部12が形成されている。
【0021】
上記配管部材5は、コンクリート基礎1に形成された挿通孔を挿通して屋外部から床下部に導入される水平部5aと、この水平部5aの内端部から上方に起立する起立部5bとを有している。そして、上記配管部材5の水平部5aをコンクリート基礎1の挿通孔に挿通させた状態で、この挿通孔と、上記配管部材5との管の隙間にモルタルを充填して固化させることにより、配管部材5がコンクリート基礎1に固定されるようになっている。
【0022】
上記床下防蟻構造を形成するには、まず図3(a)に示すように、コンクリート基礎1を設置するとともに、このコンクリート基礎1を挿通するように上記配管部材5を設置する。また、床下地盤3の所定位置に、上記凹入部6を形成するための凹孔を形成した後、上記床下地盤3上に防蟻シート4を敷設するとともに、その外周部上に上記防蟻処理部9を形成する。
【0023】
次いで、図3(b)に示すように、上記防蟻シート4上にコンクリートを打設することにより、床下地盤3を覆うようにコンクリート層2を形成するとともに、上記凹入部6を形成した後、図3(c)に示すように、上記凹入部6内に土砂等の充填物7を充填する。
【0024】
そして、上記充填物7の表面外周部に所定幅の溝部を形成した後、図3(d)に示すように、充填物7の表面に防蟻シート8を敷設する。次いで、上記溝部内導入された防蟻シート8の上に川砂等を充填して突き固めた後、この川砂等に防蟻用薬液を含浸させる等により、上記防蟻シート8の外周部上に防蟻処理部10を形成する。
【0025】
上記のようにしてコンクリート基礎1によって囲繞された床下地盤3上に打設されたコンクリート層2と、上記コンクリート基礎1を挿通して床下部に導入された配管部材5とを備え、上記コンクリート層2に、上記配管部材5の導入部を迂回して下方に凹入する凹入部6が設けられるとともに、上記配管部材5の導入部に、上記防蟻シート8と防蟻処理部10とを有する防蟻処理が施された床下防蟻構造が得られることになる。
【0026】
上記のようにコンクリート層2に、配管部材5の導入部を迂回して下方に凹入する凹入部6を設けたため、上記配管部材5の導入部がコンクリート層2により覆われるのを防止することができる。したがって、上記コンクリート層2に邪魔されることなく、上記配管部材5の点検、清掃および修理作業等を容易に行うことができる。しかも、上記配管部材5の導入部に、上記防蟻シート8と防蟻処理部10とを設置して防蟻処理を施したため、上記のように配管部材5の点検作業等を容易に行い得るように構成したにも拘わらず、上記配管部材5の導入部から侵入した白蟻が建築物の内部に侵入するのを効果的に防ぐことができる。
【0027】
また、上記実施形態では、コンクリート層2に形成された凹入部6内に土砂等の充填物7を充填するとともに、その下面および表面に防蟻剤を有する防蟻シート4,8を敷設し、かつ上方の防蟻シート8の外周部と、上記コンクリート基礎1およびコンクリート層10との境界部に防蟻用薬剤を散布する等により、防蟻処理を施したため、上記凹入部6から建築物の内部に白蟻が侵入するのを、簡単な構成で効果的に防止できるという利点がある。
【0028】
すなわち、上記コンクリート基礎1に形成された配管部材5の挿通孔等を通って上記凹入部6内に白蟻が侵入したとしても、この凹入部6の表面が防蟻シート8によって覆われているとともに、この防蟻シート8の外周部とコンクリート層2等との境界部に防蟻用薬剤が散布されているため、上記凹入部6から白蟻が這い上がることが確実に阻止されることになる。
【0029】
また、上記実施形態に示すように、配管部材5が、コンクリート基礎1を挿通する水平部5aと、この水平部5aの内端部から上方に起立する起立部5bとを備えた床下防蟻構造において、この配管部材5の起立部5bの外径よりも小さい口径を有する開口部11を上記防蟻シート8に形成し、この防蟻シート8の開口部11に、上記配管部材5の起立部5bを挿通させた状態で、上記防蟻シート8を敷設するように構成した場合には、この防蟻シート8の開口部11を拡開させて配管部材5の起立部5bを挿通させるという簡単な作業で、上記凹入部6の表面を覆うように防蟻シート8を敷設することができるとともに、上記配管部材5の外周面に防蟻シート8を密着させて、この部分を効果的に防蟻処理することができる。
【0030】
上記防蟻シート8の開口部11に配管部材5を挿通させる際に、防蟻シート8が破断するのを防止するとともに、上記配管部材5の外周面に防蟻シート8を密着させるようにするためには、所定の伸縮性を有する素材によって上記防蟻シート8を形成するとともに、上記開口部11の口径を配管部材5の外径の約1/2程度に設定することが望ましい。
【0031】
なお、上記防蟻シート8および防蟻処理部10によって配管部材5の導入部を防蟻処理するように構成した上記実施形態に代え、図4に示すように、上記防蟻シート8および防蟻処理部10によって配管部材5の導入部を防蟻処理するように構成した上記実施形態に代え、コンクリート基礎1に対する上記配管部材5の挿通部に、ラテックス含有エマルジョンもしくはアスファルト等の溶剤中に防蟻用薬剤を混入してなる所定粘度のシーリング材を注入して硬化させることにより、防蟻処理部13を形成した構造としてもよい。
【0032】
また、上記コンクリート層2の下方に配設された防蟻シート4の外周部を溝部内に導入するとともに、この溝部内に川砂および防蟻用薬液等からなる防蟻処理部9を設けてなる上記実施形態に代え、図5に示すように上記コンクリート層2の下方に配設された防蟻シート4の外周部を溝部内に導入するとともに、この溝部内に川砂および防蟻用薬液等からなる防蟻処理部9を設けてなる上記実施形態に代え、上記コンクリート基礎1のフーチング部1aと、コンクリート層2との接合部の上面側に、防蟻用薬剤が混入されたシーリング材を注入する等により、防蟻処理部14を形成した構造としてもよい。
【0033】
図4および図5に示すように、コンクリート基礎1に対する配管部材5の挿通部に上記防蟻処理部13を形成することにより防蟻処理を施すように構成した場合には、コンクリート基礎1と配管部材5との間の狭い間隙を利用して上記防蟻処理部13を形成する作業を行わなければならず、作業が煩雑であるという欠点があるため、図1に示すように、配管部材5の導入部に、上記防蟻シート8と防蟻処理部10とを設置して防蟻処理を施すように構成することが望ましい。特に、一個所に複数本の配管部材5が設置されている場合には、これらを1枚の防蟻シート8等によってまとめて防蟻処理できるため、作業を簡単かつ効率よく行うことができるという利点がある。
【0034】
さらに、図6に示すように、上記凹入部6内に充填された充填物7の上面全体を覆うように川砂と防蟻用薬液との混合物等からなる防蟻処理層15を形成することにより、上記凹入部6の上面全体を防蟻処理するようにしてもよい。また、図7に示すように、上記凹入部6に対する充填物7の充填量を6〜7割程度に設定した構造としてもよい。
【0035】
また、上記実施形態では、布基礎からなるコンクリート基礎1の設置後に、床下地盤3上にコンクリート材を打設することによりコンクリート層2を形成した土間コンクリート層を有する床下構造に本発明を適用した例について説明したが、図8に示すように、コンクリート基礎1を形成するのと同時に、床下地盤3上にコンクリートを打設することによりコンクリート層2を形成したベタ基礎構造についても、本発明を適用することができる。
【0036】
すなわち、上記ベタ基礎を構成するコンクリート層2に、配管部材5の導入部を迂回する凹入部6を設けるとともに、上記防蟻シート8および防蟻処理部10を設置して上記配管部材5の導入部を防蟻処理することにより、配管部材5の点検作業等を容易に行うことができるという効果と、上記配管部材5の導入部から侵入した白蟻が建築物の内部に侵入するのを効果的に防止するという効果とが同時に得られることになる。なお、上記ベタ基礎タイプについても、図6〜図7に示すような防蟻処理構造の変形例を適用することが可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明はコンクリート基礎によって囲繞された床下地盤上に打設されたコンクリート層と、上記コンクリート基礎を挿通して床下部に導入された配管部材とを備えた床下防蟻構造において、上記コンクリート層に、配管部材の導入部を迂回して下方に凹入する凹入部を設け、この凹入部の底面および上記床下地盤の上面を覆うように防蟻用薬剤を有する下方の防蟻シートを設置し、かつ上記凹部内に土砂等の充填物を充填するとともに、その表面に防蟻用薬剤を有する上方の防蟻シートを敷設することにより、防蟻処理を施したため、配管部材の点検作業等を容易に行うことができるとともに、この配管部材の導入部から侵入した白蟻が建築物の内部に侵入するのを効果的に防止できるという効果が同時に得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る床下防蟻構造の実施形態を示す断面図である。
【図2】 本発明に係る床下防蟻構造の実施形態を示す斜視図である。
【図3】 上記防蟻床下構造の施工例を示す工程図である。
【図4】 本発明に係る床下防蟻構造の別の実施形態を示す断面図である。
【図5】 本発明に係る床下防蟻構造のさらに別の実施形態を示す断面図である。
【図6】 本発明に係る床下防蟻構造のさらに別の実施形態を示す断面図である。
【図7】 本発明に係る床下防蟻構造のさらに別の実施形態を示す断面図である。
【図8】 本発明に係る床下防蟻構造のさらに別の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート基礎
2 コンクリート層
3 床下地盤
4 防蟻シート
5 配管部材
5a 水平部
5b 起立部
6 凹入部
7 充填物
8 上方の防蟻シート
10 防蟻処理部
11 開口部
Claims (3)
- コンクリート基礎によって囲繞された床下地盤上に打設されたコンクリート層と、上記コンクリート基礎を挿通して床下部に導入された配管部材とを備えた床下防蟻構造において、上記コンクリート層に、上記配管部材の導入部を迂回して下方に凹入する凹入部を設け、この凹入部の底面および上記床下地盤の上面を覆うように防蟻用薬剤を有する下方の防蟻シートを設置し、かつ上記凹部内に土砂等の充填物を充填するとともに、その表面に防蟻用薬剤を有する上方の防蟻シートを敷設することにより、防蟻処理を施したことを特徴とする床下防蟻構造。
- 上方の防蟻シートの外周部とコンクリート層との境界部に防蟻用薬剤を散布することにより、防蟻処理を施したことを特徴とする請求項1記載の床下防蟻構造。
- 配管部材が、コンクリート基礎を挿通する水平部と、この水平部の内端部から上方に起立する起立部とを備え、この配管部材の外径よりも小さい口径を有する開口部が上方の防蟻シートに形成されるとともに、この開口部を上記配管部材の起立部が挿通した状態で上記上方の防蟻シートが敷設されたことを特徴とする請求項1または2に記載の床下防蟻構造。
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