JPH0380932B2 - - Google Patents
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- JPH0380932B2 JPH0380932B2 JP25888584A JP25888584A JPH0380932B2 JP H0380932 B2 JPH0380932 B2 JP H0380932B2 JP 25888584 A JP25888584 A JP 25888584A JP 25888584 A JP25888584 A JP 25888584A JP H0380932 B2 JPH0380932 B2 JP H0380932B2
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- termite
- sheet
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- building
- frame
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D31/00—Protective arrangements for foundations or foundation structures; Ground foundation measures for protecting the soil or the subsoil water, e.g. preventing or counteracting oil pollution
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Hydrology & Water Resources (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Foundations (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、コンクリート基礎上に土台フレー
ムが定着され、この土台フレームに木製部材が設
置されてなる建築物の防蟻構造に関するものであ
る。
ムが定着され、この土台フレームに木製部材が設
置されてなる建築物の防蟻構造に関するものであ
る。
(従来技術)
従来、建築物の木製部材が床下から上がつてき
た白蟻によつて食害を受けるのを防止するため、
床下地盤面に防蟻用薬剤を散布したり、建築時に
土台とコンクリート基礎との間に金属製のいわゆ
る蟻返しを設置したりすることが行なわれてい
た。上記薬剤を散布した場合には、薬剤が地下に
染み込んで地下水を汚染したり、床下に浸入した
冠水等によつて外部に流出する等の環境汚染が発
生するおそれがあるとともに、薬効を長期間に亘
つて持続させることが困難であるという欠点があ
る。また、上記蟻返しを使用した場合には、白蟻
がこの蟻返しを迂回して建築物の木製部材に至る
のを防止することができないという欠点があつ
た。
た白蟻によつて食害を受けるのを防止するため、
床下地盤面に防蟻用薬剤を散布したり、建築時に
土台とコンクリート基礎との間に金属製のいわゆ
る蟻返しを設置したりすることが行なわれてい
た。上記薬剤を散布した場合には、薬剤が地下に
染み込んで地下水を汚染したり、床下に浸入した
冠水等によつて外部に流出する等の環境汚染が発
生するおそれがあるとともに、薬効を長期間に亘
つて持続させることが困難であるという欠点があ
る。また、上記蟻返しを使用した場合には、白蟻
がこの蟻返しを迂回して建築物の木製部材に至る
のを防止することができないという欠点があつ
た。
(発明の目的)
この発明は、上記欠点を解消するためになされ
たものであり、構造が簡単で、しかも長期間に亘
つて確実に防蟻効果を得ることができるととも
に、環境汚染の発生等の弊害を招くおそれのない
建築物の防蟻構造を提供するものである。
たものであり、構造が簡単で、しかも長期間に亘
つて確実に防蟻効果を得ることができるととも
に、環境汚染の発生等の弊害を招くおそれのない
建築物の防蟻構造を提供するものである。
(発明の構成)
この発明は、コンクリート基礎上に形鋼からな
る土台フレームが定着、設置されてなる建築物に
おいて、合成樹脂材中に防蟻用薬剤を混入して形
成した防蟻シートを上記コンクリート基礎より上
部で上記土台フレームに配設される木製部材より
下部に設けたものである。
る土台フレームが定着、設置されてなる建築物に
おいて、合成樹脂材中に防蟻用薬剤を混入して形
成した防蟻シートを上記コンクリート基礎より上
部で上記土台フレームに配設される木製部材より
下部に設けたものである。
(実施例)
第1図において、1は鉄骨枠、2は防蟻シー
ト、3は木製部材である。鉄骨枠1は、多数の溝
形鋼等からなる補強用小梁12が格子状に組付け
られてなる土台フレーム10と、その四隅に立設
された角パイプ等からなる柱11と、この柱11
の上端部に設けられた天井フレーム(図示省略)
とにより構成されている。また、上記防蟻シート
2は、塩化ビニル樹脂またはEVA樹脂、ポリエ
チレン樹脂等の合成樹脂材中に、有機塩素系また
は有機リン系、カーバメート系等の殺虫剤の中か
ら防蟻用薬剤として有効なものを選択して混入し
た素材を押出成形法またはインフレーシヨン成形
法、カレンダ成形法等の手段でフイルム状に形成
するか、あるいは、溶融状態のアスフアルト中に
合成ゴムポリマー等からなる熱可塑性エラストマ
ーと上記防蟻用薬剤とを混入した素材をロールコ
ーテイング法の手段で不織布等に塗布してシート
状に形成したものである。
ト、3は木製部材である。鉄骨枠1は、多数の溝
形鋼等からなる補強用小梁12が格子状に組付け
られてなる土台フレーム10と、その四隅に立設
された角パイプ等からなる柱11と、この柱11
の上端部に設けられた天井フレーム(図示省略)
とにより構成されている。また、上記防蟻シート
2は、塩化ビニル樹脂またはEVA樹脂、ポリエ
チレン樹脂等の合成樹脂材中に、有機塩素系また
は有機リン系、カーバメート系等の殺虫剤の中か
ら防蟻用薬剤として有効なものを選択して混入し
た素材を押出成形法またはインフレーシヨン成形
法、カレンダ成形法等の手段でフイルム状に形成
するか、あるいは、溶融状態のアスフアルト中に
合成ゴムポリマー等からなる熱可塑性エラストマ
ーと上記防蟻用薬剤とを混入した素材をロールコ
ーテイング法の手段で不織布等に塗布してシート
状に形成したものである。
この防蟻シート2は、上記鉄骨枠1の土台フレ
ーム10の略全表面を覆うように、粘着テープま
たは接着剤等によつて予め固着され、その上に木
製床材3が載置されることにより、第2図に示す
ように土台フレーム10と木製床材3との間に介
在されている。そして生産工場等において、柱1
1を囲繞するように側壁パネル4を配設し、また
必要に応じて外装材および内装材、床仕上材等を
設置することにより、建築物のユニツトを構成す
る。この建築物ユニツトは、建築現場に移送され
てコンクリート基礎5上に設置され、基礎5に突
設されたアンカー50を介して土台フレーム10
が定着される。そして所定数のユニツトを組合わ
せることによつて建築物が構成される。
ーム10の略全表面を覆うように、粘着テープま
たは接着剤等によつて予め固着され、その上に木
製床材3が載置されることにより、第2図に示す
ように土台フレーム10と木製床材3との間に介
在されている。そして生産工場等において、柱1
1を囲繞するように側壁パネル4を配設し、また
必要に応じて外装材および内装材、床仕上材等を
設置することにより、建築物のユニツトを構成す
る。この建築物ユニツトは、建築現場に移送され
てコンクリート基礎5上に設置され、基礎5に突
設されたアンカー50を介して土台フレーム10
が定着される。そして所定数のユニツトを組合わ
せることによつて建築物が構成される。
なお、複数のユニツトを組合せてなる建築物に
おいて、各ユニツト間に隙間が形成される場合に
は、予め防蟻シート2を各ユニツトよりも大きめ
に形成してその端部をユニツトからはみ出させ、
この端部によつて上間隙間を覆うようにする。あ
るいは、上記隙間を覆うために別体に形成した防
蟻シートを各ユニツト間の隙間部に敷設するよう
にしてもよい。
おいて、各ユニツト間に隙間が形成される場合に
は、予め防蟻シート2を各ユニツトよりも大きめ
に形成してその端部をユニツトからはみ出させ、
この端部によつて上間隙間を覆うようにする。あ
るいは、上記隙間を覆うために別体に形成した防
蟻シートを各ユニツト間の隙間部に敷設するよう
にしてもよい。
このようにコンクリート基礎5上に定着される
形鋼製の土台フレーム10と木製床材3との間に
防蟻シート2を介在させることにより、床下から
上がつてきた白蟻によつて床材3が食害を受け、
さらには白蟻が床材3を食い破つて建築物の内部
にまで蔓延するという事態を確実に防止すること
ができる。また、防蟻用薬剤が合成樹脂中に混入
されて防蟻シート2が形成されているため、該シ
ート2自体が防蟻効果の持続性に富む上、この防
蟻シート2が形鋼からなる土台フレーム10と床
材3との間に挟み込まれて風雨等の影響を受ける
ことがないため、経時劣化を抑制することができ
る。したがつて、より一層長期間に亘つて薬効を
維持することができるとともに、薬剤が地下に染
み込んで地下水を汚染したり、床下に浸入した冠
水等によつて外部に流出する等の環境汚染が発生
するのを確実に防止することができる。
形鋼製の土台フレーム10と木製床材3との間に
防蟻シート2を介在させることにより、床下から
上がつてきた白蟻によつて床材3が食害を受け、
さらには白蟻が床材3を食い破つて建築物の内部
にまで蔓延するという事態を確実に防止すること
ができる。また、防蟻用薬剤が合成樹脂中に混入
されて防蟻シート2が形成されているため、該シ
ート2自体が防蟻効果の持続性に富む上、この防
蟻シート2が形鋼からなる土台フレーム10と床
材3との間に挟み込まれて風雨等の影響を受ける
ことがないため、経時劣化を抑制することができ
る。したがつて、より一層長期間に亘つて薬効を
維持することができるとともに、薬剤が地下に染
み込んで地下水を汚染したり、床下に浸入した冠
水等によつて外部に流出する等の環境汚染が発生
するのを確実に防止することができる。
また、上記ユニツトを生産工場において組立て
た後、建築現場に移設するいわゆるスペースユニ
ツト工法の建築物においては、防蟻シート2を生
産工場で容易に設置することができる。すなわ
ち、上記防蟻シート2を建築現場において、床下
の地盤面に敷設する場合のように、コンクリート
基礎5で区画された形状に応じて防蟻シート2を
裁断または継ぎ合せしたり、所定の位置に設置さ
れた束石に沿わせて敷設する等の煩雑な作業は不
要であり、各ユニツトに応じた形状に予め裁断し
て規格化した防蟻シート2を極めて容易に取付け
ることができる。
た後、建築現場に移設するいわゆるスペースユニ
ツト工法の建築物においては、防蟻シート2を生
産工場で容易に設置することができる。すなわ
ち、上記防蟻シート2を建築現場において、床下
の地盤面に敷設する場合のように、コンクリート
基礎5で区画された形状に応じて防蟻シート2を
裁断または継ぎ合せしたり、所定の位置に設置さ
れた束石に沿わせて敷設する等の煩雑な作業は不
要であり、各ユニツトに応じた形状に予め裁断し
て規格化した防蟻シート2を極めて容易に取付け
ることができる。
上記防蟻シート2を透湿抵抗の大きい素材によ
つて形成した場合には、床下から建築物の内部に
湿気が浸入するのを防止することができ、木製建
築部材が腐朽したり、木材の腐朽によつて白蟻が
誘引されたりするのを効果的に防止することがで
きる。また、このように透湿抵抗の大きい防蟻シ
ート2を土台フレーム10上に設置した場合に
は、床下の地盤面に直接防湿シートを敷設した場
合のように床下に浸入した水分が溜つて過湿状態
となることもなく、防湿効果を確実に保持するこ
とができるという利点がある。
つて形成した場合には、床下から建築物の内部に
湿気が浸入するのを防止することができ、木製建
築部材が腐朽したり、木材の腐朽によつて白蟻が
誘引されたりするのを効果的に防止することがで
きる。また、このように透湿抵抗の大きい防蟻シ
ート2を土台フレーム10上に設置した場合に
は、床下の地盤面に直接防湿シートを敷設した場
合のように床下に浸入した水分が溜つて過湿状態
となることもなく、防湿効果を確実に保持するこ
とができるという利点がある。
なお、上記実施例では土台フレーム10上に防
蟻シート2を予め固着し、その上に木製床材3を
設置するようにしているが、この木製床材3の下
面および周面に防蟻シート2を予め固着した構造
とすることもできる。また、この発明に係る防蟻
構造は、上記スペースユニツト工法の建築物に限
らず、建築現場において設置した鉄骨枠1等に各
パネルを取付けるように構成されたパネル工法等
の種々の建築物に適用できることは勿論である。
蟻シート2を予め固着し、その上に木製床材3を
設置するようにしているが、この木製床材3の下
面および周面に防蟻シート2を予め固着した構造
とすることもできる。また、この発明に係る防蟻
構造は、上記スペースユニツト工法の建築物に限
らず、建築現場において設置した鉄骨枠1等に各
パネルを取付けるように構成されたパネル工法等
の種々の建築物に適用できることは勿論である。
また、第3図に示すように、土台フレーム10
上に木製根太13が配設され、この根太13の上
に木製床材3が設置されたものにおいては、土台
フレーム10と木製根太13との間に防蟻シート
2を介在させるようにする。さらに、第4図に示
すように、土台フレーム10に組付けられた補強
用小梁12aが木材で形成されている場合には、
この小梁12aの下方に防蟻シート2を配設して
接着剤または釘、ステープル等で固着するように
する。なお、この場合には防蟻シート2の端部2
aを必ずしも土台フレーム10の上方に配置する
必要はなく、上記端部2aを土台フレーム10と
コンクリート基礎5との間に介在させるようにし
てもよい。
上に木製根太13が配設され、この根太13の上
に木製床材3が設置されたものにおいては、土台
フレーム10と木製根太13との間に防蟻シート
2を介在させるようにする。さらに、第4図に示
すように、土台フレーム10に組付けられた補強
用小梁12aが木材で形成されている場合には、
この小梁12aの下方に防蟻シート2を配設して
接着剤または釘、ステープル等で固着するように
する。なお、この場合には防蟻シート2の端部2
aを必ずしも土台フレーム10の上方に配置する
必要はなく、上記端部2aを土台フレーム10と
コンクリート基礎5との間に介在させるようにし
てもよい。
(発明の効果)
以上説明したように、この発明は床下地盤面に
薬剤を散布する場合のような薬剤が地下に染み込
んで地下水を汚染したり、床下に浸入した冠水等
によつて外部に流出する等の環境汚染の発生や、
床下地盤面に防蟻シート等を敷設する場合のよう
な水分の滞留といつた弊害が生じるおそれがな
く、しかも長期間に亘つて優れた防蟻効果を得る
ことができ、また施工性においても工場生産に適
する等の数多くの実用的な効果を奏することがで
きるものである。
薬剤を散布する場合のような薬剤が地下に染み込
んで地下水を汚染したり、床下に浸入した冠水等
によつて外部に流出する等の環境汚染の発生や、
床下地盤面に防蟻シート等を敷設する場合のよう
な水分の滞留といつた弊害が生じるおそれがな
く、しかも長期間に亘つて優れた防蟻効果を得る
ことができ、また施工性においても工場生産に適
する等の数多くの実用的な効果を奏することがで
きるものである。
第1図はこの発明の実施例を示す分解斜視図、
第2図はその組立状態を示す断面図、第3図およ
び第4図はそれぞれこの考案の別の実施例を示す
断面図である。 2……防蟻シート、3……木製床材、5……コ
ンクリート基礎、10……土台フレーム。
第2図はその組立状態を示す断面図、第3図およ
び第4図はそれぞれこの考案の別の実施例を示す
断面図である。 2……防蟻シート、3……木製床材、5……コ
ンクリート基礎、10……土台フレーム。
Claims (1)
- 1 コンクリート基礎上に形鋼からなる土台フレ
ームが定着、設置されてなる建築物において、合
成樹脂材中に防蟻用薬剤を混入して形成した防蟻
シートを上記コンクリート基礎より上部で上記土
台フレームに配設される木製部材より下部に設け
たことを特徴とする建築物の防蟻構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25888584A JPS61137924A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | 建築物の防蟻構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25888584A JPS61137924A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | 建築物の防蟻構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61137924A JPS61137924A (ja) | 1986-06-25 |
JPH0380932B2 true JPH0380932B2 (ja) | 1991-12-26 |
Family
ID=17326377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25888584A Granted JPS61137924A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | 建築物の防蟻構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61137924A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5133731B2 (ja) * | 2008-02-19 | 2013-01-30 | ミサワホーム株式会社 | ユニット式建物の基礎構造およびユニット式建物の施工方法 |
WO2011070944A1 (ja) | 2009-12-08 | 2011-06-16 | シャープ株式会社 | アクティブマトリクス基板及び表示装置 |
-
1984
- 1984-12-06 JP JP25888584A patent/JPS61137924A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61137924A (ja) | 1986-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |