JPS6311742A - 防蟻施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、建築物の床下地盤面に対する防蟻施工方法の
改良に関するものである。

（従来技術） 従来、木造建築物が床下から這い上がってきた白蟻によ
って食害を受けるのを防止し、あるいは床下地盤面から
上昇する湿気により木質部が腐朽するのを防止するため
に、上記床下地盤面に防蟻シートを５！設することが行
なわれている。ところで、上記防蟻シートをＶ、段重る
場合、コンクリート布基礎等の壁面と上記シートとの間
に隙間が形成されると、この部分に白蟻の通路となる蟻
道が形成されるおそれがある。

このため、特開［（６０−１０５７１８号公報に示され
るように、コンクリート布基礎等の内壁面と防蟻シート
との境界部ｋＳ樹脂またはアスファルトあるいはこれら
の混合物に防蟻剤を混入しでなる防蟻用薬液を散布した
後、その上に防蟻シートの周縁部を重ねた状態で防蟻シ
ートを敷設することにより、上記境界部をシールするこ
とが１１なわれている。しかし、上記防蟻用薬液を散布
した後に防蟻シートを敷設する上記従来方法においては
、床下地盤面の大きさＪ５よび形状に合わせて防蟻シー
トを裁断するとともに、この防蟻シートの周縁部をコン
クリート布基礎等の壁面に沿わせて設置する笠の防蟻シ
ートの敷設作業時に、上記防蟻用薬液が作業者の衣服等
に付着したり、防蟻シ−トの表向に付着したりするため
、作業性が悲く、しかも防蟻シートの表面が防蟻用薬液
によって汚染されて外観が悪くなるという問題がある。

上記防蟻用薬液の付着を防止するため、防蟻シートをコ
ンクリート布基礎の内壁面に沿わせて敷設した後、その
周縁部に沿って防蟻用薬液を散布することも行なわれれ
ているが、この場合には、防蟻シートの下方の床上地盤
面に防蟻用薬液を行渡らせることができないので、防蟻
シートの周縁部と防蟻用薬液の散布域との間に陣門が形
成され易く、防蟻用薬液を散布したら拘らず白蟻による
食害防止効果を充分に得ることができなかった。

（発明の目的） 本発明は、上記の欠点をＦ／Ｉ’消するためになされた
ものであり、防蟻用薬液が作業者に付着する等の問題を
生じることなくコンクリート布基礎の内壁面に沿って所
定幅にＨつで含浸させた薬液の含浸領域と防蟻シートの
周縁部とを重ね合わせることにより、コンクリート布基
礎等の内壁面と防蟻シートの周縁部との境界部に蟻道が
形成されるのを防止できる防蟻施工方法を提供するもの
である。

（発明の構成） 本発明は、コンクリート布基礎等の内壁面によって囲繞
された床Ｆｉｔ！Ｉ盤面に防蟻シートを仮敷設した後、
その周縁部を上方に折返した状態で上記コンクリート布
基礎等の内壁面下端部に沿って防蟻用薬液を注入して床
下地盤面の周囲に含浸させ、その後上記防蟻シートの周
縁部を防蟻用薬液の含浸部上に損ねて防蟻シートを敷設
するようにしたちのである。

（実施例） 第１図は建築物の床下部を示し、同図において１はコン
クリート布基礎、２は束石、３は上記コンクリート布基
礎１によって囲繞された床下地盤面である。この床下地
盤面３に防蟻処理を施すには、まず第２図に示すように
、ポリエチレン、ＥＶ八等の防湿性を備えたシート材中
に有機リン系またはカーバメイト系ピレスロイド系等の
殺虫剤が混入されてなる防蟻シート４．４の周縁部をコ
ンクリート布幕ｖｉ１の内壁面に沿った形状および大き
さに裁断して仮敷設する。上記防蟻シート４゜４の隣接
部は、その側端部を重ね合せた状態でその上部に粘着テ
ープ５を張設することによって互いに固定する。

次いで第３図に示すように、上記防蟻シート４の周縁部
を上方に折返してコンクリート布基礎１ど床下地盤面３
との境界部を露出させた後、この境界部を板材Ａ等から
なる適宜の工具で押付ける等の手段により、上記コンク
リート布基礎１および束石２に沿って床Ｆ地盤面３の周
辺部に所定幅の溝部６を形成する。そして第４図に示す
ように、上記コンクリート布基礎１および束石２の内壁
面下端部に沿って防蟻用薬液７を流下させて溝部６に含
浸させた後、第５図に示すように、防蟻シート４を元の
状態に戻してその周縁部を上記溝部６内に導入し、防蟻
用薬液７の含浸部上に重ねる。

次いで第６図に示すように、防蟻シート４の所定位置に
釘８を打込んで防蟻シート４の周縁部を床上地盤面３に
係止し、その反り返りを防止する。

このように、防蟻シート４を予め所定の寸法および形状
に裁断して床■地盤面３に仮敷設した後、上記防蟻シー
ト４の周縁部を上方に折返した状態で防蟻用薬液７を注
入し、その床下地盤面３への含浸部上に防蟻シート４０
周縁部を重ねるようにしたため、上記ＶＪ蟻レシートを
敷設する際に作業ｌｊ　Ｊ３よび防蟻シート４の表面等
に防蟻用薬液７が付谷するのを防止することができる。

すなわち、上記防蟻シート４の仮敷設時には防蟻用薬液
７は未だ注入されておらず、その影響を受けることなく
防蟻シート４の裁断等を行なうことができ、また仮を没
後に上方に折返された防蟻シート４０周縁部を元の状態
に戻すだけで、防蟻用薬液７の含浸部上に防蟻シート４
の周縁部が重ね合わされて敷設作業が完了し、この場合
においτも防蟻用薬液７が作業者等に付着するのを防止
することができる。

また、防蟻用薬液７をコンクリ−トイＩＩ基１１の内壁
面に沿って注入し、コンクリ−１・布基礎１の内壁面に
沿った床−ト地５１１？　１ｆｆｉ　３の所定幅に亘っ
て含浸さＵた防蟻用薬液７の含浸部上に防蟻シート４を
重ね、防蟻シート４０周縁部と防蟻用薬液７の含浸領域
とをオーバラップさせた状態で防蟻シート４を敷設する
ようにしたため、この部分に９：ＩＡ道が形成されるの
を確実に防止することができる。

また上記実施例では、コンクリート布幕１ａ１等に沿っ
て形成した溝部６内に防蟻用薬液７を含浸させるように
しているため、この防蟻用薬液７として流動性の高いも
のを使用した場合においても防蟻用薬液７が周囲に流出
するのを防止することができる。また、上記防蟻用薬Ｙ
Ｉ＆７として流動性の低いものを用いた場合においても
その含浸個所が上記溝部６によって予め明確にされてい
るため、防蟻用薬液７の充填不足が生じるのを防止する
ことができる。したがって防蟻用薬液７の流動性の如何
に拘らず、これを過不足なく必要個所に行渡らせること
ができる。

また、Ｌ記防蟻シート４の周縁部を釘８等の係止部材に
よって係止した場合には、防蟻シート４の周縁部が上方
に反り返ってコンクリート布曇礎１と床下地盤面３との
間に隙間が形成されるのを防止することができ、防蟻シ
ート４の周縁部を防蟻用薬液７の含浸部に密着さ仕てこ
の部分に清適が形成されるのをより確実に防止するここ
ができる。

また、上記防蟻用薬液７として液状の合成樹脂、合成ゴ
ムもしくはアスファルト等からなる溶媒内に防蟻剤を混
入したもの等の接着性を有する薬液を用いた場合には、
この防蟻用薬液７が固化することにより、この薬液７を
介して上記防蟻シート４の周縁部が床Ｆｉｔ！！盤而３
に確面に固着されることとなる。すなわち、上記防蟻用
薬液７を含浸させる部分には予め溝部６が形成されてお
り、この溝部６を形成する際に上記含浸部の地盤面が平
滑になるように均されるため、防蟻用薬液７の含浸部に
防蟻シート４の周縁部を密着させて確実に一体化させる
ことができる。したがって、この防蟻用薬液７によって
り上記境界部をより確実にシールすることができ、この
境界部から湿気が上昇して建築物内に侵入したり、ある
いは防蟻シート４０周縁部が反り返って床下地盤面３か
らＭｌしたすするのをより効果的に防止することができ
る。

なお、上記溝部６は必ずしも形成する必要はなく、コン
クリート布幕（ｉ！！１に沿って床下地盤面３の表面を
平滑に均す程度の表ｉｒｎ処理を施すだけでもよく、床
下地盤面３０表面が平滑面であればそのままの状態で防
蟻用薬液７を含浸させるようにしてもよい。

また、上記実施例では、束石２の上面を防蟻シート４に
よって覆うように構成しているが、防蟻シート４の束Ｕ
１２に対応する部分を切欠く膣により、束石２の上面を
露出させた状態で防蟻シート４を敷設するようにしても
よい。また、上記防蟻シート４の周縁部を床下地盤面３
に係止する係止部材として上記釘８に代えて砂利等の重
りとなる部材を用いてもよいく、あるいはこの係止部材
を省略してもよい。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は、防蟻シートを予め所定の
寸法および大きさに裁断して床下地盤面に仮敷設した後
、防蟻シートの周縁部を上方に折返した状態で防蟻用薬
液をコンクリート布基礎の内壁面に沿って注入し、床下
地盤面の周囲に含浸させた防蟻用薬液の含浸部上に防蟻
シートの周縁部を重ねるようにしたため、防蟻用薬液が
作業名ヤ防蟻シートの表面等に付着する等の問題を生じ
ることなく簡単に防蟻シートを′Ｗｌ没することができ
み、極めて作業性が良好であるとともに、防蟻シートの
敷設状態におりる外観を向上さけることができるという
利点がある。

また、防蟻シートの周縁部と防蟻用薬液の含浸領域とが
所定幅に亘ってオーバラップした状態となって防蟻シー
トの周縁部が確実に防蟻処理され、この部分に清適が形
成されるのを確実に防止して白蟻による食害を効果的に
防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明に係る防蟻施工方法の実施例を
示す断面斜視図、第６図は上記施工方法によって得られ
た防蟻構造を承り断面図である。 １・・・コンクリート布基礎、３・・・床下地盤面、４
・・・防蟻シート、７・・・防蟻用薬液。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、コンクリート布基礎等の内壁面によって囲繞された
   床下地盤面に防蟻シートを仮敷設した後、その周縁部を
   上方に折返した状態で上記コンクリート布基礎等の内壁
   面下端部に沿って防蟻用薬液を注入して床下地盤面の周
   囲に含浸させ、その後上記防蟻シートの周縁部を防蟻用
   薬液の含浸部上に重ねて防蟻シートを敷設するようにし
   たことを特徴とする防蟻施工方法。