JPH0347044Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0347044Y2 JPH0347044Y2 JP16388786U JP16388786U JPH0347044Y2 JP H0347044 Y2 JPH0347044 Y2 JP H0347044Y2 JP 16388786 U JP16388786 U JP 16388786U JP 16388786 U JP16388786 U JP 16388786U JP H0347044 Y2 JPH0347044 Y2 JP H0347044Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- termite
- sheet
- cloth foundation
- ground surface
- concrete cloth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 21
- 241000256602 Isoptera Species 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 13
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 7
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 6
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 5
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- KXDHJXZQYSOELW-UHFFFAOYSA-M Carbamate Chemical compound NC([O-])=O KXDHJXZQYSOELW-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000002917 insecticide Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011574 phosphorus Substances 0.000 description 1
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000003755 preservative agent Substances 0.000 description 1
- 230000002335 preservative effect Effects 0.000 description 1
- 239000002728 pyrethroid Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、木造建築物を白蟻による食害から保
護するために床下地盤面に防蟻シートを敷設する
床下防蟻構造の改良に関するものである。
護するために床下地盤面に防蟻シートを敷設する
床下防蟻構造の改良に関するものである。
(従来技術)
従来、床下から這上がつてきた白蟻によつて木
造建築物が食害を受けるのを防止するとともに、
床下地盤面から上昇する湿気によつて木質部が腐
朽するのを防止するために、上記床下地盤面に防
蟻シートを敷設することが行なわれている(例え
ば特開昭60−105713号公報)。ところで上記のよ
うに防蟻シートを敷設する場合、コンクリート布
基礎等の内壁面と上記防蟻シートとの間に隙間が
生じると、この部分に白蟻の通路となる蟻道が形
成されるおそれがある。このため、上記コンクリ
ート布基礎の内壁面と防蟻シートとの境界部分に
防蟻用薬剤を散布し、あるいは防蟻シートの周縁
部を接着剤もしくは接着テープ等によつてコンク
リート布基礎の内壁面に止着することにより、上
記蟻道が形成されるのを防止することが行なわれ
ている。しかし、上記のように薬剤を散布する方
法では、防蟻シートを止着することができないの
で建築作業時等において作業者が防蟻シートの上
を歩いた場合に、防蟻シートが移動したり、防蟻
シートの周縁部が捲れ上がつたりするという問題
がある。また、上記のように接着剤等によつて防
蟻シートの周縁部を止着する方法では、接着剤等
の塗布作業が煩雑であるとともに、接着力が経時
変化により低下すると接合部が剥離するという問
題があつた。
造建築物が食害を受けるのを防止するとともに、
床下地盤面から上昇する湿気によつて木質部が腐
朽するのを防止するために、上記床下地盤面に防
蟻シートを敷設することが行なわれている(例え
ば特開昭60−105713号公報)。ところで上記のよ
うに防蟻シートを敷設する場合、コンクリート布
基礎等の内壁面と上記防蟻シートとの間に隙間が
生じると、この部分に白蟻の通路となる蟻道が形
成されるおそれがある。このため、上記コンクリ
ート布基礎の内壁面と防蟻シートとの境界部分に
防蟻用薬剤を散布し、あるいは防蟻シートの周縁
部を接着剤もしくは接着テープ等によつてコンク
リート布基礎の内壁面に止着することにより、上
記蟻道が形成されるのを防止することが行なわれ
ている。しかし、上記のように薬剤を散布する方
法では、防蟻シートを止着することができないの
で建築作業時等において作業者が防蟻シートの上
を歩いた場合に、防蟻シートが移動したり、防蟻
シートの周縁部が捲れ上がつたりするという問題
がある。また、上記のように接着剤等によつて防
蟻シートの周縁部を止着する方法では、接着剤等
の塗布作業が煩雑であるとともに、接着力が経時
変化により低下すると接合部が剥離するという問
題があつた。
(考案の目的)
本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たものであり、煩雑な作業を要することなく簡単
に防蟻シートを床下地盤面に止着させて周縁部の
捲れ上がりを防止することができるとともに、長
期間に亘つて安定した取付状態を得ることができ
る床下防蟻構造を提供するものである。
たものであり、煩雑な作業を要することなく簡単
に防蟻シートを床下地盤面に止着させて周縁部の
捲れ上がりを防止することができるとともに、長
期間に亘つて安定した取付状態を得ることができ
る床下防蟻構造を提供するものである。
(考案の構成)
本考案は、コンクリート布基礎等によつて囲繞
された床下地盤面に防蟻シートを敷設して防蟻処
理する床下防蟻構造において、上記防蟻シートの
周縁部を、コンクリート布基礎等の内壁面に沿つ
て所定間隔で床下地盤面に打込まれた杭の上端面
に止着部材により止着したものである。
された床下地盤面に防蟻シートを敷設して防蟻処
理する床下防蟻構造において、上記防蟻シートの
周縁部を、コンクリート布基礎等の内壁面に沿つ
て所定間隔で床下地盤面に打込まれた杭の上端面
に止着部材により止着したものである。
(実施例)
第1図は本考案に係る床下防蟻構造の実施例を
示し、コンクリート布基礎1によつて囲繞された
床下地盤面2上に防蟻シート3が敷設され、この
防蟻シート3の周縁部が笠釘もしくはスタツカー
等からなる止着部材4により、床下地盤面2のコ
ンクリート布基礎1の内壁面に沿つた位置に所定
間隔(例えば1m間隔)で打込まれた杭5の上端
面に止着されている。上記防蟻シート3は、ポリ
エチレン、EVA等の防湿性を備えたシート材中
に有機リン系、カーバメイト系、ピレスロイド系
等の殺虫剤が混入されてなり、周縁部が上記コン
クリート布基礎1の内壁面に略沿つた形状および
大きさに裁断されている。
示し、コンクリート布基礎1によつて囲繞された
床下地盤面2上に防蟻シート3が敷設され、この
防蟻シート3の周縁部が笠釘もしくはスタツカー
等からなる止着部材4により、床下地盤面2のコ
ンクリート布基礎1の内壁面に沿つた位置に所定
間隔(例えば1m間隔)で打込まれた杭5の上端
面に止着されている。上記防蟻シート3は、ポリ
エチレン、EVA等の防湿性を備えたシート材中
に有機リン系、カーバメイト系、ピレスロイド系
等の殺虫剤が混入されてなり、周縁部が上記コン
クリート布基礎1の内壁面に略沿つた形状および
大きさに裁断されている。
上記防蟻シート3を用いて防蟻処理を施すに
は、まず第2図に示すように、コンクリート布基
礎1の内壁面に沿つて木材等からなる杭5を所定
間隔で床下地盤面2に複数個打込む。この杭5に
は、予め防蟻用薬液および防腐用薬液を含浸させ
ておくことが望ましい。次いで上記コンクリート
布基礎1の内壁面下端部に沿つて防蟻用薬液6を
流し込み、コンクリート布基礎1の内壁面に沿つ
た床下地盤面2に幅20cm程度の防蟻用薬液6の層
を形成する。そして第3図に示すように、上記コ
ンクリート布基礎1に沿つて防蟻シート3を床下
地盤面2に敷設した後、その上から止着部材4を
杭5の上端部に打込むことにより、防蟻シート3
の周縁部を杭5の上端面に止着する。
は、まず第2図に示すように、コンクリート布基
礎1の内壁面に沿つて木材等からなる杭5を所定
間隔で床下地盤面2に複数個打込む。この杭5に
は、予め防蟻用薬液および防腐用薬液を含浸させ
ておくことが望ましい。次いで上記コンクリート
布基礎1の内壁面下端部に沿つて防蟻用薬液6を
流し込み、コンクリート布基礎1の内壁面に沿つ
た床下地盤面2に幅20cm程度の防蟻用薬液6の層
を形成する。そして第3図に示すように、上記コ
ンクリート布基礎1に沿つて防蟻シート3を床下
地盤面2に敷設した後、その上から止着部材4を
杭5の上端部に打込むことにより、防蟻シート3
の周縁部を杭5の上端面に止着する。
このように防蟻シート3の周縁部を止着部材4
によつて杭5に止着するようにしたため、作業者
が防蟻シート3の上を歩いた場合等においても防
蟻シート3が移動したり、防蟻シート3の周縁部
が捲れ上がつたりすることはなく、防蟻シート3
の敷設状態を安定して維持させることができる。
また、上記の構成では、接着剤もしくは接着テー
プ等を用いた場合に比べて位置合せ等を容易に行
なうことができるために作業性が良く、しかも経
時変化による止着力の低下という問題が生じるこ
とがないために長期間に亘つて安定した止着状態
を得ることができる。
によつて杭5に止着するようにしたため、作業者
が防蟻シート3の上を歩いた場合等においても防
蟻シート3が移動したり、防蟻シート3の周縁部
が捲れ上がつたりすることはなく、防蟻シート3
の敷設状態を安定して維持させることができる。
また、上記の構成では、接着剤もしくは接着テー
プ等を用いた場合に比べて位置合せ等を容易に行
なうことができるために作業性が良く、しかも経
時変化による止着力の低下という問題が生じるこ
とがないために長期間に亘つて安定した止着状態
を得ることができる。
なお、上記実施例では防蟻シート3の周縁部の
みを杭5に止着する場合について説明したが、必
要に応じ防蟻シート3の中央部に対応する位置に
杭5を打込み、この杭5に対して防蟻シート3の
中央部を止着するようにしてもよい。
みを杭5に止着する場合について説明したが、必
要に応じ防蟻シート3の中央部に対応する位置に
杭5を打込み、この杭5に対して防蟻シート3の
中央部を止着するようにしてもよい。
また、第4図に示すように、上記防蟻シート3
の周縁部上面に、防蟻用薬液を含浸させた所定幅
の枠板7を載置し、この枠板7によつて防蟻シー
ト3の周縁部を均等に押圧した状態で杭5に止着
するように構成してもよく、この場合には上記枠
板7の存在によつて防蟻シート3の捲れ上がりを
より効果的に防止でき、しかも上記枠板6を介し
て防蟻シート3の周縁部をコンクリート布基礎1
の内壁面下端部に密着させることにより、コンク
リート布基礎1と防蟻シート3との間に隙間が形
成されるのをより効果的に防止できるという利点
がある。さらに、上記枠板7を腐朽および白蟻に
よる食害等から効果的に防止するため、第5図に
示すように、防蟻シート3を一回り大きく裁断
し、これにより余つた防蟻シート3の周縁部で枠
板7を囲繞するように構成してもよい。
の周縁部上面に、防蟻用薬液を含浸させた所定幅
の枠板7を載置し、この枠板7によつて防蟻シー
ト3の周縁部を均等に押圧した状態で杭5に止着
するように構成してもよく、この場合には上記枠
板7の存在によつて防蟻シート3の捲れ上がりを
より効果的に防止でき、しかも上記枠板6を介し
て防蟻シート3の周縁部をコンクリート布基礎1
の内壁面下端部に密着させることにより、コンク
リート布基礎1と防蟻シート3との間に隙間が形
成されるのをより効果的に防止できるという利点
がある。さらに、上記枠板7を腐朽および白蟻に
よる食害等から効果的に防止するため、第5図に
示すように、防蟻シート3を一回り大きく裁断
し、これにより余つた防蟻シート3の周縁部で枠
板7を囲繞するように構成してもよい。
(考案の効果)
以上説明したように本考案は、床下地盤面に敷
設される防蟻シートの周縁部を、コンクリート布
基礎等の内壁面に沿つて床下地盤面に打込まれた
杭の上端面に止着部材等で止着するようにしたた
め、簡単な作業で防蟻シートの周縁部の捲れ上が
り等を防止して長期間に亘り安定した止着状態を
得ることができ、防蟻シートの周縁部をコンクリ
ート布基礎の内壁面に沿わせることにより、コン
クリート布基礎と防蟻シートとの間に隙間が形成
されるのを防止することができる。
設される防蟻シートの周縁部を、コンクリート布
基礎等の内壁面に沿つて床下地盤面に打込まれた
杭の上端面に止着部材等で止着するようにしたた
め、簡単な作業で防蟻シートの周縁部の捲れ上が
り等を防止して長期間に亘り安定した止着状態を
得ることができ、防蟻シートの周縁部をコンクリ
ート布基礎の内壁面に沿わせることにより、コン
クリート布基礎と防蟻シートとの間に隙間が形成
されるのを防止することができる。
第1図は本考案に係る床下防蟻構造の実施例を
示す断面図、第2図および第3図は上記床下防蟻
構造の施工方法を示す工程図、第4図および第5
図はそれぞれ本考案の別の実施例を示す断面斜視
図である。 1……コンクリート布基礎、2……床下地盤
面、3……防蟻シート、4……止着部材、5……
杭。
示す断面図、第2図および第3図は上記床下防蟻
構造の施工方法を示す工程図、第4図および第5
図はそれぞれ本考案の別の実施例を示す断面斜視
図である。 1……コンクリート布基礎、2……床下地盤
面、3……防蟻シート、4……止着部材、5……
杭。
Claims (1)
- コンクリート布基礎等によつて囲繞された床下
地盤面に防蟻シートを敷設して防蟻処理する床下
防蟻構造において、上記防蟻シートの周縁部を、
コンクリート布基礎等の内壁面に沿つて所定間隔
で床下地盤面に打込まれた杭の上端面に止着部材
により止着したことを特徴とする床下防蟻構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16388786U JPH0347044Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16388786U JPH0347044Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6369205U JPS6369205U (ja) | 1988-05-10 |
JPH0347044Y2 true JPH0347044Y2 (ja) | 1991-10-07 |
Family
ID=31092501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16388786U Expired JPH0347044Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0347044Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5103091B2 (ja) * | 2007-08-13 | 2012-12-19 | 積水化学工業株式会社 | 建物の基礎断熱化構造及び工法 |
JP6849417B2 (ja) * | 2016-12-02 | 2021-03-24 | フクビ化学工業株式会社 | 床下構造及びその防蟻処理方法 |
-
1986
- 1986-10-24 JP JP16388786U patent/JPH0347044Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6369205U (ja) | 1988-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0561778A1 (en) | STRUCTURAL MOUNTING SYSTEM. | |
JPH0347044Y2 (ja) | ||
US6205718B1 (en) | Means for forming both fluid and insect barriers, whereat structural units are adjoined | |
JPH0347043Y2 (ja) | ||
JP4551553B2 (ja) | 換気孔付き台輪、換気孔無し台輪、基礎と換気孔付き台輪の接合構造および基礎と換気孔無し台輪の接合構造 | |
JPH0321369Y2 (ja) | ||
JP3797908B2 (ja) | 防蟻構造及びその施工方法 | |
JPH0380932B2 (ja) | ||
JPH0431924Y2 (ja) | ||
JPH0415859B2 (ja) | ||
JPH03187441A (ja) | 床下防蟻処理法 | |
JPH045615Y2 (ja) | ||
JP3517272B2 (ja) | ユニット支持脚を用いた戸建住宅の床施工方法 | |
JPH0421371Y2 (ja) | ||
JPH048165Y2 (ja) | ||
JPH0545687Y2 (ja) | ||
JPH0368181B2 (ja) | ||
JPH0510081Y2 (ja) | ||
JPH0348325Y2 (ja) | ||
JP3892573B2 (ja) | 防蟻シート付き建物ユニット | |
JP3027674U (ja) | 建築物の防蟻防湿構造 | |
JPH0676704B2 (ja) | 防蟻シートおよび防蟻構造並びに防蟻方法 | |
JPS6370744A (ja) | 建築物の防蟻方法 | |
JPH0821016A (ja) | 建築物の防蟻構造およびその施工方法 | |
JPH0348326Y2 (ja) |