JP3892573B2 - 防蟻シート付き建物ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は白蟻等の害虫から建物ユニットを守ることができる防蟻シート付き建物ユニットに関するものである。
【0002】
【背景の技術】
白蟻等の害虫から住宅等の建物を守る方法の一つとして、従来から、基礎が設けられた土壌に、薬剤を散布する方法が知られているが、この方法は土壌汚染や薬剤の蒸発による薬効の低下などの問題がある。
このため、近年では、床の下面全体に防蟻シートを貼着する方法が採用される場合が多い。この方法によると、土壌汚染の恐れはなく、また防蟻シートには薬剤を含浸させるとともに該薬剤の蒸発を極力抑えるために樹脂を添加しているので、前記土壌への薬剤散布の場合に比して、薬効の低下を抑えることができる。
【0003】
ユニット式建物を構成する建物ユニットの下面に防蟻シートを貼着する場合、例えば図5および図6に示すように、該建物ユニット1の下面側に、防蟻シート15を該下面を全体的に覆うようにして配設し、該防蟻シート15の長辺側の縁部を、長辺側の下梁4の長手方向に延在する防腐合板16に固定するとともに、該防蟻シート15の長辺側の縁部に耐水テープ17を貼着し、該耐水テープ17を下梁4の下面に貼着し、さらに、防蟻シート15の短辺側の縁部を、短辺側の下梁4の下面に当接して、該短辺側の縁部に耐水テープ17を貼着するとともに、該耐水テープ17を下梁4の外側面まで立ち上げて該外側面に貼着することで行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記防蟻シートは、比較的高価であるために、その分建物ユニットがコスト高になってしまうという問題があった。
そこで、本出願人は、上記問題を解決する技術を、日本特許情報機構(JAPIO)の先行技術調査(パトリス)の利用により、以下の検索式で特許出願、実用新案登録出願を調査した。
検索式:E04B01/72*(蟻+白蟻+シロアリ+防蟻)
その結果、特許77件、実用新案登録出願63件を抽出した。しかし、上記問題を解決する技術は発見できなかった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、比較的安価な防蟻シート付き建物ユニットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の防蟻シート付き建物ユニットは、例えば図1〜図3に示すように、複数の柱2…の上端部間に上梁3…が架設されるとともに、前記柱2…の下端部間に下梁4…が架設された建物ユニット1と、この建物ユニット1の床部を構成する下梁4の下面に沿って前記下梁4…の下面を覆うように設けられた帯状の防蟻シート12とを有し、
前記建物ユニット1の下面には、この下面全体を覆うようにして床下シート11が設けられ、この床下シート11の縁部に、前記防蟻シート12が貼付され、
前記下梁4の内側には、該下梁4に沿って長尺でその下面が前記下梁4の下面と略面一な帯板10が該下梁4に隣接して設けられ、この帯板10に前記床下シート11の縁部が固定されていることを特徴とする。
【0007】
前記防蟻シート12は、薬剤を含浸させるとともに該薬剤の蒸発を極力抑えるために樹脂を添加したものである。
前記下梁4の下面に沿って帯状の防蟻シート12を設ける場合、該防蟻シート12によって下梁4の下面を覆うようにして設け、該防蟻シート12の縁部を下梁4に接着用テープ(防蟻テープ13)等を用いて貼着する。この接着用テープは、前記防蟻シート12と同様の防蟻効果を有するものが望ましい。
なお、前記防蟻シート12は、建物ユニットの下梁4の下面に、工場等において予め取付けておいてもよいし、建築現場で取付けてもよい。
【0008】
請求項1の防蟻シート付き建物ユニットにおいては、建物ユニット1を基礎上に設置すると下梁4が基礎に当接するが、該下梁4の下面に沿って帯状の防蟻シート12を設けたので、前記基礎には防蟻シート12を介して下梁4が当接することになり、防蟻効果を得ることができる。つまり、白蟻等の害虫は基礎から上がってくるが、この基礎と当接する下梁4の下面に防蟻シート12を設けたので、白蟻等の害虫を該防蟻シート12によって排除することが可能となる。
そして、前記防蟻シート12は下梁4の下面に沿った帯状をなしているので、面積的には従来の防蟻シート15(図5および図6参照)に比して格段に小さくなり、よって、その分、防蟻シート付き建物ユニットが安価なものとなる。
【0010】
前記床下シート11の縁部に、防蟻シート12を貼付する場合、例えば、該防蟻シート12の一方の縁部を床下シート11の縁部に前記接着用テープ(防蟻テープ13)によって貼着し、防蟻シート12の他方の縁部を下梁4の外側面に接着用テープ(防蟻テープ13)によって貼着する。
【0011】
また、前記床下シート11によって、建物ユニット1の下面が覆われるので、建物ユニット1を基礎に設置してユニット式建物を構築した際における地面からの湿気の流入が防止される。また、床下シート11の縁部に防蟻シート12を貼付したので、該防蟻シート12を下梁4の下面を覆うようにかつ該下面より広い範囲で水平に配置することが可能となる。
【0013】
前記帯板11は腐植合板で形成するのが望ましい。
また、前記建物ユニット1が略直方体状のものである場合、前記帯板10は、長辺側の下梁4に沿って設けるのが望ましいが、長辺側および短辺側の両下梁4,4に沿って設けてもよい。
【0014】
さらに、前記帯板10に床下シート11の縁部を固定することで、該床下シート11を、建物ユニット1の下面に容易に張設することが可能となる。
【0015】
請求項2の防蟻シート付き建物ユニットは、例えば図4に示すように、複数の柱の上端部間に上梁が架設されるとともに、前記柱の下端部間に下梁4…が架設された建物ユニット1と、この建物ユニット1の床部を構成する下梁4の下面に沿って前記下梁の下面を覆うように設けられた帯状の防蟻シート12とを有し、
前記下梁4の内側には、該下梁4に沿って長尺でその下面が前記下梁4の下面と略面一な帯板10が、該下梁4と所定間隔をもって設けられ、前記帯板10の下面と前記下梁4の下面とに、前記防蟻シート12の両縁部がそれぞれ固定され、さらに、前記帯板10の下面には、建物ユニット1の下面側に設けられた床下シート11の縁部が固定されていることを特徴とする。
【0016】
請求項2の防蟻シート付き建物ユニットにおいては、建物ユニット1を基礎上に設置すると下梁4が基礎に当接するが、該下梁4の下面に沿って帯状の防蟻シート12を設けたので、前記基礎には防蟻シート12を介して下梁4が当接することになり、防蟻効果を得ることができる。つまり、白蟻等の害虫は基礎から上がってくるが、この基礎と当接する下梁4の下面に防蟻シート12を設けたので、白蟻等の害虫を該防蟻シート12によって排除することが可能となる。そして、前記防蟻シート12は下梁4の下面に沿った帯状をなしているので、面積的には従来の防蟻シート15 ( 図5および図6参照 ) に比して格段に小さくなり、よって、その分、防蟻シート付き建物ユニットが安価なものとなる。
また、前記帯板10の下面と前記下梁4の下面とに、前記防蟻シート12の両縁部をそれぞれ固定したので、該防蟻シート12を下梁4の下面を覆うようにかつ下梁4の下面より内側まで広い範囲で配置することが可能となる。また、前記帯板10に床下シート11の縁部を固定することで、該床下シート11を、建物ユニット1の下面に容易に張設することが可能となる。
【0017】
請求項3の防蟻シート付き建物ユニットは、請求項1又は2において、前記防蟻シート12の一方の縁部を、前記下梁4の下面から外側面まで立ち上げて固定したものである。防蟻シート12の一方の縁部を下梁4の外側面に固定するには、例えば、該一方の縁部を下梁4の外側面に前記接着用テープ(防蟻テープ13)を用いて貼着すればよい。
【0018】
請求項3の防蟻シート付き建物ユニットにおいては、請求項1又は2のいずれかと同様の作用効果が得られるのは勿論のこと、前記防蟻シート12の一方の縁部を、前記下梁4の下面から外側面まで立ち上げて固定したので、該防蟻シート12を下梁4の下面を覆うようにして容易に張設することが可能となり、また、防蟻効果がより確実なものとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の防蟻シート付き建物ユニットの実施の形態例について説明する。
(第1実施形態例)
図1〜図3は本発明の第1実施の形態例を示すもので、図1は本例の防蟻シート付き建物ユニットの概略構成を示す斜視図、図2は同底面図、図3は図2におけるA−A線視断面図である。図1において、符号1は建物ユニットを示す。この建物ユニット1は、四隅に立設された4本の柱2…と、これら柱2…の上端部間に架設された4本の上梁3…と、前記柱2…の下端部間に架設された4本の下梁4を有する骨組みを備えてほぼ箱形に形成されている。
前記長辺側の上梁3,3間には複数本の天井小梁6…が所定間隔で平行に架設され、長辺側の下梁4,4間には複数本の根太7…が所定間隔で平行に架設されている。なお、このような骨組みには、天井面材8、床面材9、図示しない内壁、外壁等が取付けられている。
【0020】
前記建物ユニット1の下面側には、図2および図3に示すように、帯板10,10が、長辺側の下梁4,4に沿ってかつ該下梁4,4の内側に隣接して設けられている。該帯板10は、防腐合板で形成されたもので、長辺側の下梁4とほぼ同長さに形成され、その両端部は、短辺側の下梁4,4に支持固定されている。また、前記帯板10はその下面が、長辺側の下梁4の下面とほぼ面一になるようにして配設されている。
【0021】
前記建物ユニット1の下面には、この下面を覆うようにして床下シート11が配設されており、該床下シート11の長辺側の縁部は、それぞれ前記帯板10,10の下面に固定され、さらに、該床下シート11の長辺側の縁は下梁4,4の下面まで延出されている。
また、前記床下シート11の長辺側の縁部には、防蟻シート12,12がそれぞれ設けられている。該防蟻シート12は、薬剤を含浸させるとともに該薬剤の蒸発を極力抑えるために樹脂を添加してなる帯状のシートであり、前記長辺側の下梁4に沿って配設され、その幅は下梁12の下面より十分に広く形成されている。
【0022】
また、この防蟻シート12の一方の縁部は、下梁4の下面から外側面まで立ち上げられ、防蟻テープ13によって下梁4の外側面に貼着されている。さらに、前記防蟻シート12の他方の縁部は、前記帯板10より内側位置において、前記床下シート11に防蟻テープ13によって貼着されている。
なお、前記防蟻テープ13は、防蟻シート13と同様の防蟻効果を有するものであり、その裏面には、接着剤が塗布されている。
【0023】
前記床下シート11の短辺側の縁部には、防蟻シート12,12が設けられており、該防蟻シート12の一方の縁部は、短辺側の下梁4の下面から外側面まで立ち上げられ、防蟻テープ13によって該下梁4の外側面に貼着され、防蟻シート12の他方の縁部は、前記床下シート11に防蟻テープ13によって貼着されている。
【0024】
このように、本例の防蟻シート付き建物ユニットは、その建物ユニット1の下梁4…の下面に沿って帯状の防蟻シート12…を設けたので、該建物ユニット1を基礎上に設置すると、該基礎には防蟻シート12…を介して下梁12…が当接することになり、防蟻効果を得ることができる。つまり、白蟻等の害虫は基礎から上がってくるが、この基礎と当接する下梁4…の下面に防蟻シート12…を設けたので、白蟻等の害虫を該防蟻シート12…によって排除することができる。そして、前記防蟻シート12…は帯状をなしているので、面積的には従来の防蟻シートに比して格段に小さくなり、よって、その分、防蟻シート付き建物ユニットを安価にすることができる。
【0025】
また、前記床下シート11によって、建物ユニット1の下面が覆われるので、建物ユニット1を基礎に設置してユニット式建物を構築した際における地面からの湿気の流入を防止することができる。
さらに、前記帯板10,10に床下シート11の縁部を貼着固定したので、該床下シート11を、建物ユニット1の下面に容易に張設することができる。そして、この張設された床下シート11の縁部に、前記防蟻シート12…を貼付したので、該防蟻シート12を下梁4の下面を覆うようにかつ該下面より広い範囲で水平に配置することができる。
【0026】
加えて、前記防蟻シート12の一方の縁部を、前記下梁4の下面から外側面まで立ち上げて該外側面に貼着固定したので、該防蟻シート12を下梁4の下面を覆うようにして容易に張設することができ、また、防蟻効果をより確実なものとすることができる。
【0027】
(第2実施形態例)
図4は本発明の防蟻シート付き建物ユニットの第2実施形態例を示すものである。この図に示す防蟻シート付き建物ユニットが、前記図1〜図3に示した防蟻シート付き建物ユニットと異なる点は、前記帯板10の取付位置と、防蟻シート12の縁部の処理であるので、この点について説明し、他の共通部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0028】
前記帯板10,10は、下梁4,4の内側に、該下梁4,4と所定間隔をもって配設されている。そして、前記帯板10,10間に床下シート11が配設され、この床下シート11の長辺側の両縁部が帯板10,10の下面に固定されている。
また、前記帯板10と下梁4の下面との間には、防蟻シート12が配設されており、該防蟻シート12の一方の縁部は、前記帯板10の下面に固定されるとともに、防蟻テープ13によって床下シート11の縁部に貼着されている。さらに、前記防蟻シート12の他方の縁部は下梁4の下面に当接され、該他方の縁部に防蟻テープ13を貼着するとともに、該防蟻テープ13を下梁4の外側面まで立ち上げて該外側面に貼着することで下梁4の下面に固定されている。
【0029】
なお、前記床下シート11の短辺側の縁部には、第1実施形態例の場合と同様に、防蟻シート12,12が設けられており、該防蟻シート12の一方の縁部は、短辺側の下梁4の下面から外側面まで立ち上げられ、防蟻テープ13によって該下梁4の外側面に貼着され、防蟻シート12の他方の縁部は、前記床下シート11に防蟻テープ13によって貼着されている。
【0030】
本例の防蟻シート付き建物ユニットによれば、前記第1実施形態例と同様の効果が得られるのは勿論のこと、帯板10を下梁4の内側に、該下梁4と所定間隔をもって配設し、該帯板10の下面と前記下梁4の下面とに、防蟻シート12の両縁部をそれぞれ固定したので、該防蟻シート12を下梁4の下面を覆うようにかつ下梁4の下面より内側まで広い範囲で配置することができ、より、防蟻効果を高めることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の防蟻シート付き建物ユニットによれば、建物ユニットの床部を構成する下梁の下面に沿って帯状の防蟻シートを設けたので、該防蟻シートを、面積的に従来の防蟻シートに比して格段に小さくすることができ、よって、その分、防蟻シート付き建物ユニットを安価なものとすることができる。
【0032】
また、前記建物ユニットの下面に、この下面全体を覆うようにして床下シートを設けたので、建物ユニットを基礎に設置してユニット式建物を構築した際における地面からの湿気の流入を防止することができる。また、前記床下シートの縁部に、前記防蟻シートを貼付したので、該防蟻シートを容易かつ確実に、下梁の下面を覆うようにしかも該下面より広い範囲で水平に配置することができる。
【0033】
さらに、前記下梁の内側に、該下梁に沿って長尺な帯板を該下梁に隣接して設け、この帯板に前記床下シートの縁部を固定したので、該床下シートを、建物ユニットの下面に容易に張設することができる。
【0034】
請求項2の防蟻シート付き建物ユニットによれば、建物ユニットの床部を構成する下梁の下面に沿って帯状の防蟻シートを設けたので、該防蟻シートを、面積的に従来の防蟻シートに比して格段に小さくすることができ、よって、その分、防蟻シート付き建物ユニットを安価なものとすることができる。
また、前記帯板を下梁の内側に、該下梁と所定間隔をもって配設し、該帯板の下面と前記下梁の下面とに、防蟻シートの両縁部をそれぞれ固定したので、該防蟻シートを下梁の下面を覆うようにかつ下梁の下面より内側まで広い範囲で配置することができ、より、防蟻効果を高めることができる。また、前記帯板に床下シートの縁部を固定したので、該床下シートを、建物ユニットの下面に容易に張設することができる。
【0035】
請求項3の防蟻シート付き建物ユニットによれば、請求項1又は2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記防蟻シートの一方の縁部を、前記下梁の下面から外側面まで立ち上げて固定したので、該防蟻シートを下梁の下面を覆うようにして容易に張設することができるとともに、防蟻効果がより確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防蟻シート付き建物ユニットの一例を示すもので、該防蟻シート付き建物ユニットの概略構成を示す斜視図である。
【図2】同、該防蟻シート付き建物ユニットの底面図である。
【図3】図2におけるA−A線視断面図である。
【図4】本発明の防蟻シート付き建物ユニットの他の例を示すもので、その断面図である。
【図5】従来の防蟻シート付き建物ユニットの一例を示すもので、防蟻シートを短辺側の下梁とともに示す要部断面図である。
【図6】同、防蟻シートを長辺側の下梁とともに示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 建物ユニット
2 柱
3 上梁
4 下梁
10 帯板
11 床下シート
12 防蟻シート
13 防蟻テープ
Claims (3)
- 複数の柱の上端部間に上梁が架設されるとともに、前記柱の下端部間に下梁が架設された建物ユニットと、この建物ユニットの床部を構成する下梁の下面に沿って前記下梁の下面を覆うように設けられた帯状の防蟻シートとを有し、
前記建物ユニットの下面には、この下面全体を覆うようにして床下シートが設けられ、この床下シートの縁部に、前記防蟻シートが貼付され、
前記下梁の内側には、該下梁に沿って長尺でその下面が前記下梁の下面と略面一な帯板が該下梁に隣接して設けられ、この帯板に前記床下シートの縁部が固定されていることを特徴とする防蟻シート付き建物ユニット。 - 複数の柱の上端部間に上梁が架設されるとともに、前記柱の下端部間に下梁が架設された建物ユニットと、この建物ユニットの床部を構成する下梁の下面に沿って前記下梁の下面を覆うように設けられた帯状の防蟻シートとを有し、
前記下梁の内側には、該下梁に沿って長尺でその下面が前記下梁の下面と略面一な帯板が、該下梁と所定間隔をもって設けられ、前記帯板の下面と前記下梁の下面とに、前記防蟻シートの両縁部がそれぞれ固定され、さらに、前記帯板の下面には、建物ユニットの下面側に設けられた床下シートの縁部が固定されていることを特徴とする防蟻シート付き建物ユニット。 - 請求項1又は2のいずれかに記載の防蟻シート付き建物ユニットにおいて、前記防蟻シートの一方の縁部が、前記下梁の下面から外側面まで立ち上げられて固定されていることを特徴とする防蟻シート付き建物ユニット。
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