JPS5926021Y2 - 通風口付外壁下端仕上材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は建物の外壁の下端に使用する下端仕上材に関
する。

その目的とするところは外壁の仕上げ時の壁厚の基準定
規となること、建物の屋外と床下間の換気を可能にした
こと、そして換気は十分であるが雨水の侵入、鼠等の進
入を防止することである。

従来建物の基礎と土台間に所定の間隔でパツキンを介し
て間隙を設け、屋外と床下の換気を行ない床下が湿気る
のを防止することはすでに知られている。

しかし、風雨による雨水の侵入、鼠等の進入は防止でき
ない。

また、基礎部分にところどころ換気口を設けることもあ
るが全体として換気面積が少なく、換気は十分でない。

この考案の通風口付外壁下端仕上材は垂直の定規辺の下
方片側に、下向きに通風口を貫通または切欠いてなる遮
蔽板を交接するとともに、定規辺の上方には上向きの止
着板を連結板を介して連接形成したものであって、定規
辺を基準にして外壁の厚みを揃えて下端を簡単に形成す
ることが１き、しかも補強にもなり角欠は等を防止でき
、−して遮蔽板に設けられた通風口によって下端全喰か
ら換気が行なわれるので床下が湿気ることがどく、また
通風口の貫通または切欠きにより細がく全体に設けであ
るので鼠等の進入は防止される中機を有するものである
。

以下図面の実施例につき説明すると、通風口ｆ外壁下端
仕上材１は第１図に示すように全体をく或樹脂、アルミ
ニウム等の押出成形品、あるい（：鉄板等の折曲加工品
等で形成されており、垂直σ定規辺２の下方片側に、下
向きに通風口３を貫井した遮蔽板４が交接されており、
通風口３は任ふ形状の打抜き穴を遮蔽板４の長手方向全
体に設（である。

また、定規辺２の上方には遮蔽板取付ＩＪＩに、上向き
の止着板５を連結板６を介して連接圧或してなる。

また、定規辺２の上端に突起７を駆けて外壁材の食込み
を良くすることもある。

この通風口付外壁下端仕上材１を使用して外漂下端を仕
上げるには第２図に示すように建物のコンクリート布基
礎８と土台９間に所定の間隔でノツキン１０を介して間
隙を設けた構造の土台廻りに通風日付外壁下端仕上材１
を止着板５を介して止着する。

この時遮蔽板４の先端はコンクリート布基礎８の側壁に
当接して止着される。

１１は材等、１２は内装材である。

１３は外壁材例えばモルタルであって、定規辺の上端よ
り塗り上げられてし・る。

そして、屋外と床下はＡ−Ａ線に示すように換気される
。

なお、第３図に示すものは通風口付外壁下端仕上材１の
他の実施例であり、通風口３を遮蔽板４の長手金体に多
数の切欠き状態で設けたものである。

また、定規辺２の下端部を若干延長させた突辺１４を設
けて水切りを良くすることもできる。

以上説明した如く、この考案の通風口付外壁下端仕上材
は定規辺に交接した通風口を設けた遮蔽板を有し、これ
を止着板により建物に止着したものであるから、外壁の
厚みを定規辺に合せて容易に、しかも外壁の下端を直線
状に簡単に形成することができるとともに、角部の補強
にもなり角欠けを防止できる。

また、遮蔽板に長手全体に多数の通風口を貫通または切
欠いてなるので下端廻り全体からの換気が可能で、換気
量が極めて大きい特徴を有する。

そして、鼠等の進入防止にあたっては一個の通風口の大
きさを鼠等の通過できない程度の大きさとして多数段け
れば通風量を損なうことなく、鼠等の進入防止できる。

さらに雨水の進入に対しても通風口が下向きに設けであ
るので風雨による雨水の吹き込みも防止できる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

各図面はこの考案の通風日付外壁下端仕上材の実施例を
示すもので、第１図は一部の斜面図、第２図は使用状態
における要部の断面図、第３図は他の実施例の一部の斜
面図である。 １・・・・・・通風口付外壁下端仕上材、２・・・・・
・定規辺、３・・・・・・通風口、４・・・・・・遮蔽
板、５・・・・・・止着板、６・・・・・・連結板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 垂直の定規辺の下方片側に下向きに通風口を貫通または
   切欠いてなる遮蔽板を交接するとともに、定規辺の上方
   には、上向きの止着板を連結様を介して前記遮蔽板取付
   側に連接形成してなる通風口付外壁下端仕上材。