JPH07109778A - 床下防蟻基礎構造およびその施工方法 - Google Patents
床下防蟻基礎構造およびその施工方法Info
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- JPH07109778A JPH07109778A JP25600793A JP25600793A JPH07109778A JP H07109778 A JPH07109778 A JP H07109778A JP 25600793 A JP25600793 A JP 25600793A JP 25600793 A JP25600793 A JP 25600793A JP H07109778 A JPH07109778 A JP H07109778A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 床下防蟻基礎構造の施工時および施工後に、
風が吹いたり、雨が降ったりした場合においても、溝部
に注入された防蟻用薬液の薬効が損なわれるのを防止で
きるようにする。 【構成】 床下地盤面１上に敷設された防蟻シート２
と、この防蟻シート２の周縁部とコンクリート布基礎３
等の壁面との境界部に沿って形成された溝部５と、この
溝部５内に注入された防蟻用薬液６と、この防蟻用薬液
６の注入部を覆うように設置された発泡性プラスチック
層７とを備え、必要に応じて発泡性プラスチック層７の
表面に被覆シート８を固着するようにした。
風が吹いたり、雨が降ったりした場合においても、溝部
に注入された防蟻用薬液の薬効が損なわれるのを防止で
きるようにする。 【構成】 床下地盤面１上に敷設された防蟻シート２
と、この防蟻シート２の周縁部とコンクリート布基礎３
等の壁面との境界部に沿って形成された溝部５と、この
溝部５内に注入された防蟻用薬液６と、この防蟻用薬液
６の注入部を覆うように設置された発泡性プラスチック
層７とを備え、必要に応じて発泡性プラスチック層７の
表面に被覆シート８を固着するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の床下地盤面を
防蟻処理する床下防蟻基礎構造およびその施工方法に関
するものである。
防蟻処理する床下防蟻基礎構造およびその施工方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、木造建築物が床下から這い上がる
白蟻によって食害を受けるのを防止し、また床下地盤面
から気化した水分によって木質部が腐朽するのを防止す
るため、上記床下地盤面上に防蟻シートを敷設すること
が行われている。この防蟻シートを敷設する場合に、コ
ンクリート布基礎等の壁面と、上記防蟻シートとの間に
隙間が形成されると、この部分に白蟻の通路となる蟻道
が形成される虞がある。
白蟻によって食害を受けるのを防止し、また床下地盤面
から気化した水分によって木質部が腐朽するのを防止す
るため、上記床下地盤面上に防蟻シートを敷設すること
が行われている。この防蟻シートを敷設する場合に、コ
ンクリート布基礎等の壁面と、上記防蟻シートとの間に
隙間が形成されると、この部分に白蟻の通路となる蟻道
が形成される虞がある。
【０００３】このため、例えば特開昭６２−２５６３８
号公報に示されるように、床下地盤面上に防蟻シートを
敷設した後、この防蟻シートとコンクリート布基礎の壁
面との境界部に土砂等を盛ることによって溝部を形成
し、この溝部内に防蟻用薬液を流し込むことにより、こ
の防蟻用薬液を上記境界部に適正に行き渡らせ、上記コ
ンクリート布基礎の壁面と防蟻シートとの間に白蟻の通
路となる蟻道が形成されるのを防止することが行われて
いる。
号公報に示されるように、床下地盤面上に防蟻シートを
敷設した後、この防蟻シートとコンクリート布基礎の壁
面との境界部に土砂等を盛ることによって溝部を形成
し、この溝部内に防蟻用薬液を流し込むことにより、こ
の防蟻用薬液を上記境界部に適正に行き渡らせ、上記コ
ンクリート布基礎の壁面と防蟻シートとの間に白蟻の通
路となる蟻道が形成されるのを防止することが行われて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
防蟻施工方法では、上記土砂等からなる盛り土部によっ
て形成された溝部内に防蟻用薬液を流し込むようにして
いるため、この薬液として流動性の高いものを使用した
場合においても、薬液が周囲に流失することがない等の
利点を有する反面、施工時に風が吹いたり、雨が降った
りした場合に、上記盛り土部および防蟻用薬液が流失す
ることがあるという問題がある。また、施工後において
も上記溝部内に雨水が溜ることにより、上記防蟻用薬液
の薬効が損なわれ易いという問題がある。
防蟻施工方法では、上記土砂等からなる盛り土部によっ
て形成された溝部内に防蟻用薬液を流し込むようにして
いるため、この薬液として流動性の高いものを使用した
場合においても、薬液が周囲に流失することがない等の
利点を有する反面、施工時に風が吹いたり、雨が降った
りした場合に、上記盛り土部および防蟻用薬液が流失す
ることがあるという問題がある。また、施工後において
も上記溝部内に雨水が溜ることにより、上記防蟻用薬液
の薬効が損なわれ易いという問題がある。
【０００５】上記問題点を解決するためになされたもの
であり、床下防蟻基礎構造の施工時および施工後に、風
が吹いたり、雨が降ったりした場合においても、溝部に
注入された防蟻用薬液の薬効が損なわれることのない床
下防蟻基礎構造およびその施工方法を提供することを目
的としている。
であり、床下防蟻基礎構造の施工時および施工後に、風
が吹いたり、雨が降ったりした場合においても、溝部に
注入された防蟻用薬液の薬効が損なわれることのない床
下防蟻基礎構造およびその施工方法を提供することを目
的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
床下地盤面上に敷設された防蟻シートと、この防蟻シー
トの周縁部とコンクリート布基礎等の壁面との境界部に
沿って形成された溝部と、この溝部内に注入された防蟻
用薬液と、この防蟻用薬液の注入部を覆うように設置さ
れた発泡性プラスチック層とを備えたものである。
床下地盤面上に敷設された防蟻シートと、この防蟻シー
トの周縁部とコンクリート布基礎等の壁面との境界部に
沿って形成された溝部と、この溝部内に注入された防蟻
用薬液と、この防蟻用薬液の注入部を覆うように設置さ
れた発泡性プラスチック層とを備えたものである。
【０００７】請求項２に係る発明は、床下地盤面上に敷
設された防蟻シートと、この防蟻シートの周縁部とコン
クリート布基礎等の壁面との境界部に沿って形成された
溝部と、この溝部内に注入された防蟻用薬液と、この防
蟻用薬液の注入部を覆うように設置された発泡性プラス
チック層と、この発泡性プラスチック層の表面に固着さ
れた被覆シートとを備えたものである。
設された防蟻シートと、この防蟻シートの周縁部とコン
クリート布基礎等の壁面との境界部に沿って形成された
溝部と、この溝部内に注入された防蟻用薬液と、この防
蟻用薬液の注入部を覆うように設置された発泡性プラス
チック層と、この発泡性プラスチック層の表面に固着さ
れた被覆シートとを備えたものである。
【０００８】請求項３に係る発明は、床下地盤面上に防
蟻シートを敷設するとともに、この防蟻シートとコンク
リート布基礎等の壁面との境界部に土砂等を盛ることに
よって溝部を形成し、この溝部内に防蟻用薬液を注入し
た後、その上に発泡性プラスチック溶液を吹き付けて発
泡させることにより、発泡性プラスチック層を形成する
ようにしたものである。
蟻シートを敷設するとともに、この防蟻シートとコンク
リート布基礎等の壁面との境界部に土砂等を盛ることに
よって溝部を形成し、この溝部内に防蟻用薬液を注入し
た後、その上に発泡性プラスチック溶液を吹き付けて発
泡させることにより、発泡性プラスチック層を形成する
ようにしたものである。
【０００９】請求項４に係る発明は、コンクリート布基
礎等の側壁面に沿って溝部を形成し、床下地盤面上に防
蟻シートを敷設してこの防蟻シートの周縁部を上記溝部
内に導入した状態で、この溝部内に防蟻用薬液を注入し
た後、その上に発泡性プラスチック溶液を吹き付けて発
泡させることにより、発泡性プラスチック層を形成する
ようにしたものである。
礎等の側壁面に沿って溝部を形成し、床下地盤面上に防
蟻シートを敷設してこの防蟻シートの周縁部を上記溝部
内に導入した状態で、この溝部内に防蟻用薬液を注入し
た後、その上に発泡性プラスチック溶液を吹き付けて発
泡させることにより、発泡性プラスチック層を形成する
ようにしたものである。
【００１０】請求項５に係る発明は、発泡性プラスチッ
ク溶液を吹き付けて発泡させた後に、その表面を覆うよ
うに被覆シートを設置し、上記発泡性プラスチック溶液
が硬化することによって発泡性プラスチック層が形成さ
れる際に、その表面に上記被覆シートを一体に固着させ
るようにしたものである。
ク溶液を吹き付けて発泡させた後に、その表面を覆うよ
うに被覆シートを設置し、上記発泡性プラスチック溶液
が硬化することによって発泡性プラスチック層が形成さ
れる際に、その表面に上記被覆シートを一体に固着させ
るようにしたものである。
【００１１】
【作用】上記請求項１記載の発明によれば、防蟻シート
の周縁部とコンクリート布基礎等の壁面との境界部に位
置する溝部内に注入された防蟻用薬液が発泡性プラスチ
ック層によって保護されることになる。
の周縁部とコンクリート布基礎等の壁面との境界部に位
置する溝部内に注入された防蟻用薬液が発泡性プラスチ
ック層によって保護されることになる。
【００１２】上記請求項２記載の発明によれば、防蟻シ
ートの周縁部とコンクリート布基礎等の壁面との境界部
に位置する溝部内に注入された防蟻用薬液が発泡性プラ
スチック層によって保護されるとともに、この発泡性プ
ラスチック層がその上に固着された被覆層によって保護
されることになる。
ートの周縁部とコンクリート布基礎等の壁面との境界部
に位置する溝部内に注入された防蟻用薬液が発泡性プラ
スチック層によって保護されるとともに、この発泡性プ
ラスチック層がその上に固着された被覆層によって保護
されることになる。
【００１３】上記請求項３記載の発明によれば、土砂等
を盛ることにより防蟻シートの周縁部とコンクリート布
基礎等の壁面との境界部に沿って形成された溝部が発泡
性プラスチック層によって保護されるとともに、上記溝
部内に注入された防蟻用薬液が上記発泡性プラスチック
層によって保護されることになる。
を盛ることにより防蟻シートの周縁部とコンクリート布
基礎等の壁面との境界部に沿って形成された溝部が発泡
性プラスチック層によって保護されるとともに、上記溝
部内に注入された防蟻用薬液が上記発泡性プラスチック
層によって保護されることになる。
【００１４】上記請求項４記載の発明によれば、コンク
リート布基礎等の壁面に沿って形成された溝部内に導入
された防蟻シートの周縁部が発泡性プラスチック層によ
って係止されるとともに、上記の溝部内に注入された防
蟻用薬液が発泡性プラスチック層によって保護されるこ
とになる。
リート布基礎等の壁面に沿って形成された溝部内に導入
された防蟻シートの周縁部が発泡性プラスチック層によ
って係止されるとともに、上記の溝部内に注入された防
蟻用薬液が発泡性プラスチック層によって保護されるこ
とになる。
【００１５】上記請求項５記載の発明によれば、上記溝
部内に注入された防蟻用薬液の注入部を覆うように設置
された発泡性プラスチック層が、その表面に固着された
被覆シートによって保護されることになる。
部内に注入された防蟻用薬液の注入部を覆うように設置
された発泡性プラスチック層が、その表面に固着された
被覆シートによって保護されることになる。
【００１６】
【実施例】図１は、本発明に係る床下防蟻基礎構造の実
施例を示している。この床下防蟻基礎構造は、床下地盤
面１上に敷設された防蟻シート２と、コンクリート布基
礎３の壁面と上記防蟻シート２の周縁部との境界部に形
成された盛り土部４と、この盛り土部４によって構成さ
れた溝部５と、この溝部５内に注入された防蟻用薬液６
と、この防蟻用薬液６の注入部を覆うように設置された
発泡性プラスチック層７と、この発泡性プラスチック層
７の表面に固着された被覆シート８とを備えている。
施例を示している。この床下防蟻基礎構造は、床下地盤
面１上に敷設された防蟻シート２と、コンクリート布基
礎３の壁面と上記防蟻シート２の周縁部との境界部に形
成された盛り土部４と、この盛り土部４によって構成さ
れた溝部５と、この溝部５内に注入された防蟻用薬液６
と、この防蟻用薬液６の注入部を覆うように設置された
発泡性プラスチック層７と、この発泡性プラスチック層
７の表面に固着された被覆シート８とを備えている。
【００１７】上記防蟻シート２は、塩化ビニル樹脂、Ｅ
ＶＡ樹脂またはポリエチレン樹脂等のプラスチック材中
に、有機塩素系、有機リン系またはカーバメイト系等の
殺虫剤の中から防蟻用薬剤として有効なものを選択して
混入してなる素材を、押出し成形法、インフレーション
成形法またはカレンダー成形法等により、フィルム状に
形成してなるものである。また、溶融状態のアスファル
ト中に合成ゴムポリマー等からなる熱可塑性エラストマ
ーと、上記防蟻用薬剤とを混入してなる素材を、ロール
コーティング法等の手段で不織布等に塗布してシート状
に成形してなる防蟻シート２を用いるようにしてもよ
い。
ＶＡ樹脂またはポリエチレン樹脂等のプラスチック材中
に、有機塩素系、有機リン系またはカーバメイト系等の
殺虫剤の中から防蟻用薬剤として有効なものを選択して
混入してなる素材を、押出し成形法、インフレーション
成形法またはカレンダー成形法等により、フィルム状に
形成してなるものである。また、溶融状態のアスファル
ト中に合成ゴムポリマー等からなる熱可塑性エラストマ
ーと、上記防蟻用薬剤とを混入してなる素材を、ロール
コーティング法等の手段で不織布等に塗布してシート状
に成形してなる防蟻シート２を用いるようにしてもよ
い。
【００１８】上記盛り土部４は、防蟻シート２の周縁部
上に載置された土砂等からなり、この盛り土部４と、コ
ンクリート布基礎３の基端部との間に、２〜１０ｃｍ程
度の幅および深さを有する溝部５が形成されている。こ
の溝部５内には、有機塩素系、有機リン系またはカーバ
メイト系等の殺虫剤からなる防蟻用薬液６が注入される
とともに、その上に発泡ウレタン、発泡ポリスチレンま
たは発泡ポリエチレン等からなる発泡性プラスチック層
７が設置されている。
上に載置された土砂等からなり、この盛り土部４と、コ
ンクリート布基礎３の基端部との間に、２〜１０ｃｍ程
度の幅および深さを有する溝部５が形成されている。こ
の溝部５内には、有機塩素系、有機リン系またはカーバ
メイト系等の殺虫剤からなる防蟻用薬液６が注入される
とともに、その上に発泡ウレタン、発泡ポリスチレンま
たは発泡ポリエチレン等からなる発泡性プラスチック層
７が設置されている。
【００１９】また、上記被覆シート８は、ビニルシート
等のプラスチックシートもしくは新聞紙等からなり、上
記発泡性プラスチック層７を覆うように設置されてその
表面に固着されている。なお、被覆シート８を上記防蟻
シート２と同様の素材で形成することにより、この被覆
シート８自体に防蟻機能を持たせるように構成してもよ
い。
等のプラスチックシートもしくは新聞紙等からなり、上
記発泡性プラスチック層７を覆うように設置されてその
表面に固着されている。なお、被覆シート８を上記防蟻
シート２と同様の素材で形成することにより、この被覆
シート８自体に防蟻機能を持たせるように構成してもよ
い。
【００２０】上記床下防蟻基礎構造を施工するには、図
２に示すように、床下地盤面１上に防蟻シート２を敷設
した後、コンクリート布基礎３の基端部に沿って土砂等
を散布することにより、上記防蟻シート２の周縁部上に
盛り土部４を形成する。次いで、図３に示すように、上
記盛り土部４の上面を棒材で押圧する等により、防蟻シ
ート２の周縁部と、コンクリート布基礎３の壁面との境
界部に上記溝部５を形成する。
２に示すように、床下地盤面１上に防蟻シート２を敷設
した後、コンクリート布基礎３の基端部に沿って土砂等
を散布することにより、上記防蟻シート２の周縁部上に
盛り土部４を形成する。次いで、図３に示すように、上
記盛り土部４の上面を棒材で押圧する等により、防蟻シ
ート２の周縁部と、コンクリート布基礎３の壁面との境
界部に上記溝部５を形成する。
【００２１】その後、図４に示すように、溝部５内に所
定量の防蟻用薬液６を注入するとともに、その上から発
泡性プラスチック溶液を吹き付けて発泡させることによ
り、図５に示すように、発泡性プラスチック層７を形成
する。そして、上記発泡性プラスチック層７が硬化する
前に、その表面を覆うように被覆シート８を設置する。
この結果、図１に示すように、上記発泡性プラスチック
層７が硬化する際に、被覆シート８が発泡性プラスチッ
ク層７の表面に一体に固着されることになる。
定量の防蟻用薬液６を注入するとともに、その上から発
泡性プラスチック溶液を吹き付けて発泡させることによ
り、図５に示すように、発泡性プラスチック層７を形成
する。そして、上記発泡性プラスチック層７が硬化する
前に、その表面を覆うように被覆シート８を設置する。
この結果、図１に示すように、上記発泡性プラスチック
層７が硬化する際に、被覆シート８が発泡性プラスチッ
ク層７の表面に一体に固着されることになる。
【００２２】このように上記防蟻シート２の周縁部上に
形成された溝部５内に防蟻用薬液６を注入するように構
成したため、この防蟻用薬液６として流動性の高いもの
を使用した場合においても、防蟻用薬液６を周囲に流失
させることなく、必要な部分に注入することができる。
また、上記溝部５の存在によって防蟻用薬液６の注入部
が明確になっているため、この防蟻用薬液６として流動
性の低いものを使用した場合においても、上記溝部５内
に過不足なく防蟻用薬液６を注入することができる。
形成された溝部５内に防蟻用薬液６を注入するように構
成したため、この防蟻用薬液６として流動性の高いもの
を使用した場合においても、防蟻用薬液６を周囲に流失
させることなく、必要な部分に注入することができる。
また、上記溝部５の存在によって防蟻用薬液６の注入部
が明確になっているため、この防蟻用薬液６として流動
性の低いものを使用した場合においても、上記溝部５内
に過不足なく防蟻用薬液６を注入することができる。
【００２３】そして、上記溝部５内に発泡性プラスチッ
ク溶液を充填することにより、この溝部５内に注入され
た防蟻用薬液６を覆う発泡性プラスチック層７を形成し
たため、この発泡性プラスチック層７によって上記防蟻
用薬液６の注入部を効果的に保護することができる。
ク溶液を充填することにより、この溝部５内に注入され
た防蟻用薬液６を覆う発泡性プラスチック層７を形成し
たため、この発泡性プラスチック層７によって上記防蟻
用薬液６の注入部を効果的に保護することができる。
【００２４】すなわち、上記発泡性プラスチック層７は
強力な接着力を有しているため、この発泡性プラスチッ
ク層７が硬化することによって上記溝部５を形成する盛
り土部４とコンクリート布基礎３の基端部とが強固に一
体化され、上記発泡性プラスチック層７によって防蟻用
薬液６の注入部を保護する強靱な保護層が形成されるこ
とになる。したがって、床下防蟻基礎構造の施工時また
は施工後に、風が吹いて上記盛り土部４が破壊された
り、雨が降って防蟻用薬液６が流失したりする等の事態
が生じるのを確実に防止することができる。
強力な接着力を有しているため、この発泡性プラスチッ
ク層７が硬化することによって上記溝部５を形成する盛
り土部４とコンクリート布基礎３の基端部とが強固に一
体化され、上記発泡性プラスチック層７によって防蟻用
薬液６の注入部を保護する強靱な保護層が形成されるこ
とになる。したがって、床下防蟻基礎構造の施工時また
は施工後に、風が吹いて上記盛り土部４が破壊された
り、雨が降って防蟻用薬液６が流失したりする等の事態
が生じるのを確実に防止することができる。
【００２５】上記実施例では、発泡性プラスチック層７
の表面に被覆シート８が固着され、この被覆シート８に
よって発泡性プラスチック層７が保護されるように構成
されているため、この発泡性プラスチック層７が硬化す
る前に作用する風雨によって上記盛り土部４、防蟻用薬
液６および発泡性プラスチック層７が破壊されることを
効果的に防ぐことができる。なお、床下防蟻基礎構造の
施工時に、降雨等の虞がない場合には、上記被覆シート
８を省略した構造としてもよい。
の表面に被覆シート８が固着され、この被覆シート８に
よって発泡性プラスチック層７が保護されるように構成
されているため、この発泡性プラスチック層７が硬化す
る前に作用する風雨によって上記盛り土部４、防蟻用薬
液６および発泡性プラスチック層７が破壊されることを
効果的に防ぐことができる。なお、床下防蟻基礎構造の
施工時に、降雨等の虞がない場合には、上記被覆シート
８を省略した構造としてもよい。
【００２６】また、図３に示すように、平坦な床下地盤
面１上に防蟻シート２を敷設した後、この防蟻シート２
の周縁部上に盛り土部４を形成し、この盛り土部４によ
って防蟻用薬液６が注入される溝部５を構成するように
した場合には、上記防蟻シートの敷設作業等を煩雑化す
ることなく、所定の幅および深さを有する上記溝部５を
容易に形成することができる。
面１上に防蟻シート２を敷設した後、この防蟻シート２
の周縁部上に盛り土部４を形成し、この盛り土部４によ
って防蟻用薬液６が注入される溝部５を構成するように
した場合には、上記防蟻シートの敷設作業等を煩雑化す
ることなく、所定の幅および深さを有する上記溝部５を
容易に形成することができる。
【００２７】なお、図６に示すように、コンクリート布
基礎３の基端部に沿って予め溝部９を形成した後、図７
に示すように、床下地盤面１上に防蟻シート２を敷設し
てその周縁部を上記溝部９内に導入した状態で、この溝
部９内の防蟻シート２上に防蟻用薬液６を注入するよう
に構成してもよい。このように構成した場合には、上記
防蟻用薬液６の流失をさらに効果的に阻止し、この防蟻
用薬液６を上記溝部９内に容易かつ適正に注入すること
ができる。
基礎３の基端部に沿って予め溝部９を形成した後、図７
に示すように、床下地盤面１上に防蟻シート２を敷設し
てその周縁部を上記溝部９内に導入した状態で、この溝
部９内の防蟻シート２上に防蟻用薬液６を注入するよう
に構成してもよい。このように構成した場合には、上記
防蟻用薬液６の流失をさらに効果的に阻止し、この防蟻
用薬液６を上記溝部９内に容易かつ適正に注入すること
ができる。
【００２８】そして、図８に示すように、上記溝部９内
に発泡性プラスチック溶液を充填して発泡させることに
より、防蟻用薬液６の注入部を覆う発泡性プラスチック
層７を形成するとともに、必要に応じて発泡性プラスチ
ック層７の上に被覆シート８を設置することにより、上
記溝部９内に注入された防蟻用薬液６を保護することが
できる。
に発泡性プラスチック溶液を充填して発泡させることに
より、防蟻用薬液６の注入部を覆う発泡性プラスチック
層７を形成するとともに、必要に応じて発泡性プラスチ
ック層７の上に被覆シート８を設置することにより、上
記溝部９内に注入された防蟻用薬液６を保護することが
できる。
【００２９】また、図９に示すように、コンクリート布
基礎３の基端部に沿って形成された溝部９内に防蟻シー
ト２の周縁部を導入した状態で、その上に土砂等の充填
物１０を充填した後、その上から防蟻用薬液６を注入し
て上記充填物１０に含浸させるようにしてもよい。この
構成によれば、上記充填物１０によって防蟻シート２の
周縁部を係止した状態で、上記防蟻用薬液６の注入作業
を容易に行うことができる。
基礎３の基端部に沿って形成された溝部９内に防蟻シー
ト２の周縁部を導入した状態で、その上に土砂等の充填
物１０を充填した後、その上から防蟻用薬液６を注入し
て上記充填物１０に含浸させるようにしてもよい。この
構成によれば、上記充填物１０によって防蟻シート２の
周縁部を係止した状態で、上記防蟻用薬液６の注入作業
を容易に行うことができる。
【００３０】そして、図１０に示すように、上記防蟻用
薬液６の注入部上に発泡性プラスチック溶液を注入して
発泡性プラスチック層７を形成した後、必要に応じて発
泡性プラスチック層７の上に被覆シート８を固着するこ
とにより、上記充填物１０に含浸された防蟻用薬液６を
効果的に保護し、その薬効を長期間に亘り維持すること
ができる。
薬液６の注入部上に発泡性プラスチック溶液を注入して
発泡性プラスチック層７を形成した後、必要に応じて発
泡性プラスチック層７の上に被覆シート８を固着するこ
とにより、上記充填物１０に含浸された防蟻用薬液６を
効果的に保護し、その薬効を長期間に亘り維持すること
ができる。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、床下地
盤面上に敷設された防蟻シートの周縁部と、コンクリー
ト布基礎等の壁面との境界部に沿って形成された溝部内
に防蟻用薬液を注入し、その上に発泡性プラスチック層
を設置するように構成したため、上記溝部に防蟻用薬液
を過不足なく注入することができるとともに、この防蟻
用薬液の注入部を上記発泡性プラスチック層によって効
果的に保護することができる。したがって、本発明に係
る床下防蟻基礎構造の施工時に風が吹いて上記防蟻用薬
液が流失したり、施工後に雨が降って上記溝部に雨水が
溜ったりするのを効果的に防止することができ、これに
よって防蟻用薬液の薬効を長期間に亘り維持することが
できるという利点がある。
盤面上に敷設された防蟻シートの周縁部と、コンクリー
ト布基礎等の壁面との境界部に沿って形成された溝部内
に防蟻用薬液を注入し、その上に発泡性プラスチック層
を設置するように構成したため、上記溝部に防蟻用薬液
を過不足なく注入することができるとともに、この防蟻
用薬液の注入部を上記発泡性プラスチック層によって効
果的に保護することができる。したがって、本発明に係
る床下防蟻基礎構造の施工時に風が吹いて上記防蟻用薬
液が流失したり、施工後に雨が降って上記溝部に雨水が
溜ったりするのを効果的に防止することができ、これに
よって防蟻用薬液の薬効を長期間に亘り維持することが
できるという利点がある。
【００３２】また、上記発泡性プラスチック層に被覆シ
ートを固着し、この被覆シートによって発泡性プラスチ
ック層を保護するようにした構成によると、この発泡性
プラスチック層が硬化する前に、風雨によって上記発泡
性プラスチック層が破壊されるという事態の発生を効果
的に防止し、この発泡性プラスチック層によって上記防
蟻用薬液の注入部を確実に保護することができる。
ートを固着し、この被覆シートによって発泡性プラスチ
ック層を保護するようにした構成によると、この発泡性
プラスチック層が硬化する前に、風雨によって上記発泡
性プラスチック層が破壊されるという事態の発生を効果
的に防止し、この発泡性プラスチック層によって上記防
蟻用薬液の注入部を確実に保護することができる。
【００３３】また、床下地盤面上に敷設された防蟻シー
トと、コンクリート布基礎等の境界部周縁に土砂等を盛
ることにより、上記防蟻用薬液が注入される溝部を形成
するように構成した場合には、上記防蟻シートの敷設作
業を簡略化することができるとともに、適正形状の溝部
を容易に形成することができるという利点がある。そし
て、上記発泡性プラスチック層が硬化することにより、
溝部を形成する盛り土部とコンクリート布基礎の基端部
とが強固に一体化され、上記発泡性プラスチック層によ
って防蟻用薬液の注入部が、より効果的に保護されるこ
とになる。
トと、コンクリート布基礎等の境界部周縁に土砂等を盛
ることにより、上記防蟻用薬液が注入される溝部を形成
するように構成した場合には、上記防蟻シートの敷設作
業を簡略化することができるとともに、適正形状の溝部
を容易に形成することができるという利点がある。そし
て、上記発泡性プラスチック層が硬化することにより、
溝部を形成する盛り土部とコンクリート布基礎の基端部
とが強固に一体化され、上記発泡性プラスチック層によ
って防蟻用薬液の注入部が、より効果的に保護されるこ
とになる。
【００３４】さらに、コンクリート布基礎の基端部に沿
って予め溝部を形成した後、床下地盤面上に防蟻シート
を敷設してその周縁部を上記溝部内に導入した状態で、
この溝部内の防蟻シート上に防蟻用薬液を注入するよう
に構成した場合には、上記防蟻用薬液の流失をさらに効
果的に阻止し、上記溝部内に防蟻用薬液を容易かつ適正
に注入することができる。そして、上記溝部内に発泡性
プラスチック溶液を充填して防蟻用薬液の注入部を覆う
発泡性プラスチック層を形成することにより、防蟻シー
トの周縁部を上記溝部に確実に係止することができると
いう効果と、この溝部内に注入された防蟻用薬液を効果
的に保護することができるという効果とが同時に得られ
ることになる。
って予め溝部を形成した後、床下地盤面上に防蟻シート
を敷設してその周縁部を上記溝部内に導入した状態で、
この溝部内の防蟻シート上に防蟻用薬液を注入するよう
に構成した場合には、上記防蟻用薬液の流失をさらに効
果的に阻止し、上記溝部内に防蟻用薬液を容易かつ適正
に注入することができる。そして、上記溝部内に発泡性
プラスチック溶液を充填して防蟻用薬液の注入部を覆う
発泡性プラスチック層を形成することにより、防蟻シー
トの周縁部を上記溝部に確実に係止することができると
いう効果と、この溝部内に注入された防蟻用薬液を効果
的に保護することができるという効果とが同時に得られ
ることになる。
【００３５】また、上記発泡性プラスチック溶液を吹き
付けて発泡性プラスチック層を形成した後、被覆シート
を上記発泡性プラスチック層の表面に設置し、この発泡
性プラスチック層の硬化時に、その表面に上記被覆シー
トを固着させるように構成した場合には、被覆シートの
固着作業を簡略化しつつ、この被覆シートによって上記
発泡性プラスチック層を効果的に保護することができる
という利点がある。
付けて発泡性プラスチック層を形成した後、被覆シート
を上記発泡性プラスチック層の表面に設置し、この発泡
性プラスチック層の硬化時に、その表面に上記被覆シー
トを固着させるように構成した場合には、被覆シートの
固着作業を簡略化しつつ、この被覆シートによって上記
発泡性プラスチック層を効果的に保護することができる
という利点がある。
【図１】本発明に係る床下防蟻基礎構造の第１実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図２】上記第１実施例に係る床下防蟻基礎構造の施工
方法を示す第１工程図である。
方法を示す第１工程図である。
【図３】上記第１実施例に係る施工方法の第２工程図で
ある。
ある。
【図４】上記第１実施例に係る施工方法の第３工程図で
ある。
ある。
【図５】上記第１実施例に係る施工方法の第４工程図で
ある。
ある。
【図６】本発明の第２実施例に係る床下防蟻基礎構造の
施工方法を示す第１工程図である。
施工方法を示す第１工程図である。
【図７】上記第２実施例に係る施工方法の第２工程図で
ある。
ある。
【図８】本発明に係る床下防蟻基礎構造の第２実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図９】本発明の第３実施例に係る床下防蟻基礎構造の
施工方法を示す工程図である。
施工方法を示す工程図である。
【図１０】本発明に係る床下防蟻基礎構造の第３実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
１ 床下地盤面 ２ 防蟻シート ３ コンクリート布基礎 ５，９ 溝部 ６ 防蟻用薬液 ７ 発泡性プラスチック層 ８ 被覆シート
Claims (5)
- 【請求項１】 床下地盤面上に敷設された防蟻シート
と、この防蟻シートの周縁部とコンクリート布基礎等の
壁面との境界部に沿って形成された溝部と、この溝部内
に注入された防蟻用薬液と、この防蟻用薬液の注入部を
覆うように設置された発泡性プラスチック層とを備えた
ことを特徴とする床下防蟻基礎構造。 - 【請求項２】 床下地盤面上に敷設された防蟻シート
と、この防蟻シートの周縁部とコンクリート布基礎等の
壁面との境界部に沿って形成された溝部と、この溝部内
に注入された防蟻用薬液と、この防蟻用薬液の注入部を
覆うように設置された発泡性プラスチック層と、この発
泡性プラスチック層の表面に固着された被覆シートとを
備えたことを特徴とする床下防蟻基礎構造。 - 【請求項３】 床下地盤面上に防蟻シートを敷設すると
ともに、この防蟻シートとコンクリート布基礎等の壁面
との境界部に土砂等を盛ることによって溝部を形成し、
この溝部内に防蟻用薬液を注入した後、その上に発泡性
プラスチック溶液を吹き付けて発泡させることにより、
発泡性プラスチック層を形成するようにしたことを特徴
とする床下防蟻基礎構造の施工方法。 - 【請求項４】 コンクリート布基礎等の側壁面に沿って
溝部を形成し、床下地盤面上に防蟻シートを敷設してこ
の防蟻シートの周縁部を上記溝部内に導入した状態で、
この溝部内に防蟻用薬液を注入した後、その上に発泡性
プラスチック溶液を吹き付けて発泡させることにより、
発泡性プラスチック層を形成するようにしたことを特徴
とする床下防蟻基礎構造の施工方法。 - 【請求項５】 発泡性プラスチック溶液を吹き付けて発
泡させた後に、その表面を覆うように被覆シートを設置
し、上記発泡性プラスチック溶液が硬化することによっ
て発泡性プラスチック層が形成される際に、その表面に
上記被覆シートを一体に固着させるようにしたことを特
徴とする請求項３もしくは４記載の床下防蟻基礎構造の
施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5256007A JP2718622B2 (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 床下防蟻基礎構造およびその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5256007A JP2718622B2 (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 床下防蟻基礎構造およびその施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07109778A true JPH07109778A (ja) | 1995-04-25 |
| JP2718622B2 JP2718622B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=17286616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5256007A Expired - Fee Related JP2718622B2 (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 床下防蟻基礎構造およびその施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2718622B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001247850A (ja) * | 2000-03-06 | 2001-09-14 | Sunstar Eng Inc | 隙間充填用組成物およびその施工方法 |
| JP2016135105A (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | フクビ化学工業株式会社 | 防蟻・防草シート及び建物の防蟻構造 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56117736A (en) * | 1980-02-21 | 1981-09-16 | Rei Tech Inc | Scattering of foamable antiiant agent under floor of house |
| JPS5955940A (ja) * | 1982-09-21 | 1984-03-31 | 大鹿振興株式会社 | 家屋の防湿、防腐、防虫処理方法 |
| JPS6175145A (ja) * | 1984-09-19 | 1986-04-17 | 株式会社日本衛生センター | 家屋木部の防腐防虫処理方法 |
| JPS6327605U (ja) * | 1986-08-07 | 1988-02-23 | ||
| JPS6347443A (ja) * | 1985-09-12 | 1988-02-29 | ナショナル住宅産業株式会社 | 床下防蟻構造 |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP5256007A patent/JP2718622B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56117736A (en) * | 1980-02-21 | 1981-09-16 | Rei Tech Inc | Scattering of foamable antiiant agent under floor of house |
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| JP2016135105A (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | フクビ化学工業株式会社 | 防蟻・防草シート及び建物の防蟻構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2718622B2 (ja) | 1998-02-25 |
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