JP2002146931A - 防蟻機能をもつ基礎断熱構造及びその施工方法 - Google Patents

防蟻機能をもつ基礎断熱構造及びその施工方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工が容易で強度的にも問題のない防蟻機能
をもつ基礎断熱構造及びその施工方法を提供する。 【解決手段】 コンクリート基礎12のフーチング12
a上に底壁17a及び内外側壁12b,12cをもつラ
ンナー17を固定する。このランナー17内に断熱材2
2の下端部及びその外側面を覆う防蟻シート24を差込
み、この断熱材22の内側に打設されるコンクリート基
礎12の立直部12bに前記ランナー17の内側壁17
bが埋め込まれるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防蟻機能をもつ基
礎断熱構造及びその施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の断熱化、気密化が進むにつ
れ、床に断熱材を施工する床断熱工法に代え、基礎の内
側や外側に断熱材を施工する基礎断熱工法の採用が活発
化されている。
【0003】その断熱構造の一例を図11に示す。同図
において、地盤10にコンクリート基礎12が打設され
ている。このコンクリート基礎12は、水平方向に延び
るフーチング12aの中央から立直部12bが立ち上が
る逆T字状の断面形状を有し、前記フーチング12aと
立直部12bの下半部が土中に埋められるとともに、立
直部12bの上面12cの上に土台14が設置されてい
る。
【0004】ここで、通常の基礎構造では、前記立直部
12bの外側にラス18を介してモルタル等からなる仕
上壁20が施工されるのであるが、図示の構造では、前
記ラス18と基礎立直部12bの外側面との間に断熱材
22が介在しており、この断熱材22の下面が基礎フー
チング12aの上面に接触するとともに、断熱材22の
上面が立直部12bの上面12cと略同一の高さに位置
している。
【0005】ところが、このように基礎外側に断熱材2
2を施工した場合、当該断熱材22は一般に発泡ポリス
チレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンといった
発泡樹脂からなるものであって、白蟻が容易に食い破る
ことができるものであるために、この断熱材22をその
土中埋設部分から白蟻が食い破っていくことにより、図
11に示すように土台14へ至る蟻道23が形成されて
しまうおそれがある。
【0006】そこで、特開平11−350502号公報
には、前記のような基礎断熱構造において、前記断熱材
22の外側面及び下端面を防蟻シートで覆うとともに、
この防蟻シートの下端縁を前記断熱材22の下端面から
内側にはみ出させて当該はみ出し部分(すなわちシート
下端縁;前記公報では参照符21a)を前記コンクリー
ト基礎12におけるフーチング12aと立直部12bと
の境界部分に食い込ませる(すなわち当該境界部分に埋
め込む)ことにより、白蟻の経路を遮断するようにした
技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に示された構
造を施工する方法として、予め断熱材22の外側面及
び下端面に防蟻シートを固定して当該シートの下端縁を
断熱材下端面から内側にはみ出させておき、この断熱材
22をフーチング12aの上に起立させた状態でその内
側に立直部12bを打設する方法と、予め防蟻シート
をフーチング12a上に敷いておき、その上に断熱材2
2を立ててから防蟻シートの外側部分をおこして断熱材
22の外側面に固定する方法とが考えられる。
【0008】しかし、前記,の方法では、いずれ
も、断熱材22の下端面からはみ出すシート下端縁が容
易に撓む状態にあるため、立直部12bの打設時に前記
シート下端縁が断熱材22の内側面側に折り返される等
して当該シート下端縁がコンクリート基礎12内に十分
に埋め込まれないおそれがある。従って、施工の確実性
に欠け、また作業も容易でない。
【0009】さらに、前記の方法では、フーチング1
2a上に敷いた防蟻シートの位置決めが難しく、当該防
蟻シート上に断熱材22を立てる際や、その後にシート
外側部分を起こして断熱材22の外側面に固定する際に
シートが位置ずれしやすい。従って、断熱材22の下端
面から内側へのシート下端縁のはみ出し寸法を正確にと
れないという不都合がある。
【0010】また、前記公報に示される構造では、逆T
字状をなすコンクリート基礎12の交差部分、すなわ
ち、フーチング12aと立直部12bとの境界部分に対
してシート下端縁が水平向きに食い込んでいるので、当
該食い込み部分でコンクリート基礎12に応力集中が生
じやすく、強度的にも不利な面がある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、施工が
容易で強度的にも問題のない防蟻機能をもつ基礎断熱構
造及びその施工方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、水平なフーチングの上に立直
部が形成されたコンクリート基礎の当該立直部の側方に
断熱材が配設される基礎断熱構造において、前記フーチ
ング上において前記立直部と隣接する位置に底壁部及び
この底壁部の両端から立ち上がる内外側壁を有するラン
ナーが固定され、かつ、このランナーの内側壁が前記立
直部に埋め込まれる一方、前記断熱材の外側面に防蟻シ
ートが固定され、この防蟻シートの下端部とこの下端部
を覆う防蟻シートの部分とが前記ランナー内にほぼ隙間
なく差し込まれた状態で前記断熱材が起立しているもの
である。
【0013】なお、ここでいう断熱材の外側面とは、コ
ンクリート基礎の立直部と反対側の側面を意味するもの
であり、必ずしも建屋の外側に臨む面を意味するとは限
らない。例えば前記断熱材がコンクリート基礎の立直部
よりも土間側に施工されるものである場合、当該断熱材
の外側面は土間側に臨む面となる。逆に、本明細書にお
いて「断熱材の内側面」とは前記立直部側に臨む面とな
る。
【0014】前記構造では、コンクリート基礎のフーチ
ング上に固定されたランナー内に断熱材の下端部及びこ
れを覆う防蟻シートの部分が差し込まれることにより、
土中部分での蟻道の発生を防ぐようにしているので、従
来のように断熱材の下端部からはみ出させたシート下端
縁をコンクリート基礎内に埋め込むものに比べ、施工が
容易である。また、前記コンクリート基礎に対しては、
その立直部に沿う形状の前記ランナーの内側壁を当該立
直部の表面に埋め込むだけでよいので、従来のようにシ
ート下端縁をコンクリート基礎のフーチングと立直部と
の境界部分に水平向きに食い込ませる構造に比べて応力
集中が少なく、強度的にも有利である。
【0015】具体的に、この構造は、例えば、地盤に前
記フーチングを打設するフーチング打設工程と、このフ
ーチング上に底壁部及びこの底壁部の両端から立ち上が
る内外側壁を有するランナーを固定するランナー固定工
程と、このランナー内に断熱材の下端部とこの下端部を
覆う防蟻シートの下端部とをほぼ隙間なく差し込んでラ
ンナーを起立させる差込み工程と、前記防蟻シートを前
記断熱材の外側面に固定するシート固定工程と、前記ラ
ンナーに差し込まれて起立した断熱材の内側面に隣接す
る領域において前記フーチング上に立直部を打設し、か
つ、この立直部に前記ランナーの内側壁を埋め込む立直
部打設工程とを含む方法によって簡単に施工することが
できる。
【0016】ここで、前記差込み工程については、予め
断熱材に防蟻シートを固定しておいてから(すなわちシ
ート固定工程を行ってから)これら断熱材及び防蟻シー
トをランナー内に差し込むようにしてもよいが、前記ラ
ンナー上にこのランナーの開口部を覆うように防蟻シー
トの片端部を配する工程と、この防蟻シートの片端部の
上からランナー内に断熱材の下端部を差込む工程とを行
ってから、前記シート固定工程を行うようにすれば、簡
単な施工でランナー内に断熱材と防蟻シートの双方を差
し込むことができるとともに、その後のシート固定工程
も楽に行うことができる。
【0017】前記基礎断熱構造においては、前記ランナ
ーを形成する材料に防蟻薬剤が混入されていることが、
より好ましい。これにより、土中での防蟻機能をより高
めることができる。
【0018】前記ランナー内には、少なくとも断熱材の
下端部とこれを覆う防蟻シートの部分とが差し込まれて
いればよいが、前記断熱材の少なくとも外側面及び下端
面が防蟻シートで覆われた状態でこれら断熱材及び防蟻
シートが前記ランナーに差し込まれた構造や、前記ラン
ナーの底部に防蟻ペーストが充填され、この防蟻ペース
トに接触するように前記断熱材の下端部及び当該断熱材
の外側面を覆う防蟻シートの下端部が前記ランナー内に
差し込まれた構造にすることにより、当該ランナー部分
での防蟻機能をより高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態
において、断熱材22の施工に関する部分以外の構造は
基本的に前記図11に示したものと同等であり、同一の
要素には同一の参照符を付してその説明を省略する。
【0020】この実施の形態では、前記図11に示した
構造における断熱材22とラス18との間に防蟻シート
24が配設されている。すなわち、断熱材22の外側に
防蟻シート24が配設され、この防蟻シート24の上に
ラス18及び仕上壁20が施工されている。この防蟻シ
ート24は、断熱材22の外側面全域に加え、この実施
の形態では断熱材22の上端面及び下端面を覆うように
配されている。また、土間側の地盤上には、前記防蟻シ
ート24とは別の防蟻・防湿シート16(図2)が敷設
されている。
【0021】コンクリート基礎12における立直部12
bの両脇部分においては、フーチング12a上にランナ
ー17が固定されている。このランナー17は、図
(b)に示すように、底壁17aと、その内側端及び外
側端からそれぞれ立ち上がる内側壁17b及び外側壁1
7cとを一体に有し、コンクリート基礎12に沿って延
びており、そのうちの内側壁17bが前記立直部12b
に沿う姿勢で当該立直部12bの付け根部分に埋め込ま
れている。そして、このランナー17内に前記断熱材2
2の下端部及びこの下端部を覆う防蟻シート24の下端
部24aがほぼ隙間なく上から差し込まれている。
【0022】ここで、前記防蟻シート24としては、ポ
リプロピレンやポリエチレン、エチレンビニルアセテー
ト等の防湿性を有する合成樹脂製シートに、ピレスロイ
ド系殺虫剤(シラフルオフェン、エトフェンプロック
ス、ビフェントリン等)や有機リン系殺虫剤をはじめと
する種々の殺虫剤から有効なものを選択して混入したも
のが好適である。ただし、本発明では防蟻シート24に
含有される防蟻成分の具体的な種類を問わず、また母材
も、例えば不織布のように防湿性を有しないものであっ
てもよい。
【0023】また、ランナー17の具体的な材質も特に
問わず、金属や合成樹脂等、一般の構造材料を用いるこ
とが可能である。また、ランナー17を形成する材料に
前述の防蟻薬剤を混入させることにより、土中部分での
防蟻機能をより高めることが可能になる。
【0024】以上の構造によれば、断熱材22の外側面
(特に土中埋設部分)が防蟻シート24によって外側か
ら覆われているため、断熱材22がコンクリート基礎1
2の外側に施工されていても食い破られるおそれがな
い。従って、この断熱材22を蟻道にして白蟻が土台1
4側へ這い上がってくるのを未然に防止することができ
る。
【0025】しかも、断熱材22の下端部においては、
フーチング12a上に固定されたランナー17に前記断
熱材22及び防蟻シート24の下端部を差し込み、か
つ、ランナー17の内側壁17bを立直部12bの付け
根部分に埋め込むという構造を採用しているので、当該
断熱材22の下端部における防蟻処理を、簡単な施工
で、かつ、コンクリート基礎12の強度に悪影響を与え
ることなく行うことが可能となっている。
【0026】なお、この実施の形態では断熱材22の外
側面だけでなく下端面も防蟻シート24で覆うようにし
ているが、断熱材下端面の被覆は適宜省略が可能であ
る。この場合、第2の実施の形態として図3に示すよう
に、予めランナー17の底部に防蟻ペースト26を充填
しておき、この防蟻ペースト26に断熱材22の下端部
及び防蟻シート24の下端部が接触するようにしてこれ
らをランナー17内に差し込むようにすれば、断熱材2
2の下端面を防蟻シート24で覆っていなくてもこれと
同等もしくはそれ以上の防蟻機能を付与することができ
る。
【0027】また、第3の実施の形態として図4に示す
ように、フーチング12aの上面から防蟻シート24の
下部外側面にかけてランナー17を覆うように防蟻ペー
スト26を塗布するようにしても効果的である。
【0028】以上の基礎断熱構造は、例えば次の方法に
よって、簡単に施工することができる(図5〜図8)。
【0029】1)フーチング打設工程:地盤上にフーチ
ング12aを打設する。
【0030】2)ランナー固定工程:図5に示すよう
に、前記フーチング12a上に例えばボルト19によっ
てランナー17の底壁17aを固定する。
【0031】3)差込み工程:図6に示すように、ラン
ナー17の上にその開口を覆うようにして上から防蟻シ
ート24の片端部を配し、この片端部の上からランナー
17内に断熱材22の下端部を差し込んでランナー17
を起立させる(図7)。
【0032】4)シート固定工程:前記ランナー17よ
りも外側の防蟻シート部分を起こし、ステープル28等
によって断熱材22の外側面に固定する。
【0033】5)断熱材22の内側面に隣接する領域で
フーチング12a上に立直部12bを打設する。その
際、この立直部12bに前記ランナー17の内側壁17
bが埋め込まれるように立直部12bの打設を行う(図
2)。
【0034】なお、前記3)差込み工程と4)シート固
定工程とは前後逆にすることも可能である。すなわち、
予め断熱材22に防蟻シート24を固定しておいてから
両者をランナー17内に差し込むようにしてもよい。こ
の方法は、断熱材22の下端面を防蟻シート24で覆わ
ない場合、例えば前記第2の実施の形態において特に有
効である。
【0035】その他、本発明は例えば次のような実施の
形態をとることができる。
【0036】・第4の実施の形態として図9に示すよう
に、前記ランナー17に代えてフーチング12a上に直
接防蟻ペースト26を塗布し、この防蟻ペースト26上
に断熱材22の下端部及びその外側面を覆う防蟻シート
24の下端部を接触させるようにしても、コンクリート
基礎12の強度に悪影響を与えることなく土中での防蟻
処理をすることが可能である。
【0037】・本発明ではコンクリート基礎12の具体
的な種類を問わず、布基礎、べた基礎等にかかわらず、
その側方に断熱材を施工する場合に広く本発明を適用す
ることが可能である。また、コンクリート基礎12の具
体的な断面形状も図示のような逆T字状に限らず、外側
に断熱材を施工できる形状であればよい。
【0038】例えば、第5の実施の形態として図10に
示すように、コンクリート基礎12として、土間コンク
リートをフーチング12a′として一体化させたべた基
礎を打設する場合、一般には、コンクリート基礎12の
外側へフーチング12a′が突出しないことになるが、
この場合には、予め水平な捨てコンクリート13をダミ
ーフーチングとして地盤に打設しておき、その上にラン
ナー17を固定して断熱材22及び防蟻シート24を差
し込んでから、当該断熱材22の内側に正式なべた基礎
(フーチング12a′及び立直部12b)を打設するよ
うにすればよい。
【0039】すなわち、本発明にかかる「フーチング」
は、元来基礎として含まれるもののみならず、断熱材2
2の施工を目的として打設されるものであってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、コンクリート基
礎のフーチング上にランナーを固定してこのランナー内
に断熱材の下端部及びその外側面を覆う防蟻シートを差
込み、この断熱材の内側に打設されるコンクリート基礎
の立直部に前記ランナーの内側壁が埋め込まれるように
したものであるので、強度的に問題のない防蟻機能をも
つ基礎断熱構造を容易に施工できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる基礎断熱構
造を示す断面斜視図である。
【図2】(a)は図1にかかる基礎断熱構造の断面正面
図、(b)は(a)のA部拡大図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかる基礎断熱構
造を示す断面正面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態にかかる基礎断熱構
造を示す断面正面図である。
【図5】本発明の施工方法におけるランナー固定工程を
示す一部断面斜視図である。
【図6】本発明の施工方法における差込み工程を示す斜
視図である。
【図7】本発明の施工方法における差込み工程を示す斜
視図である。
【図8】本発明の施工方法におけるシート固定工程を示
す斜視図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態にかかる基礎断熱構
造を示す断面正面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態にかかる基礎断熱
構造を示す断面正面図である。
【図11】従来の基礎断熱構造の一例を示す断面斜視図
である。
【符号の説明】
10 地盤 12 コンクリート基礎 12a フーチング 12b 立直部 13 捨てコンクリート(フーチング) 17 ランナー 17a ランナー底壁 17b ランナー内側壁 17c ランナー外側壁 22 断熱材 24 防蟻シート 26 防蟻ペースト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 健 東京都品川区大井一丁目23番3号 フクビ 化学工業株式会社東京支店内 (72)発明者 長谷川 意法 東京都品川区大井一丁目23番3号 フクビ 化学工業株式会社東京支店内 (72)発明者 田中 俊也 福井県福井市三十八社町33字66番地 フク ビ化学工業株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DD01 DH14 FA21 GA12 GA24 GA55 GA82 HB01 HD03 HD08 HD09 HD11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平なフーチングの上に立直部が形成さ
    れたコンクリート基礎の当該立直部の側方に断熱材が配
    設される基礎断熱構造において、前記フーチング上にお
    いて前記立直部と隣接する位置に底壁部及びこの底壁部
    の両端から立ち上がる内外側壁を有するランナーが固定
    され、かつ、このランナーの内側壁が前記立直部に埋め
    込まれる一方、前記断熱材の外側面に防蟻シートが固定
    され、この防蟻シートの下端部とこの下端部を覆う防蟻
    シートの部分とが前記ランナー内にほぼ隙間なく差し込
    まれた状態で前記断熱材が起立していることを特徴とす
    る防蟻機能をもつ基礎断熱構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防蟻機能をもつ基礎断熱
    構造において、前記ランナーを形成する材料に防蟻薬剤
    が混入されていることを特徴とする防蟻機能をもつ基礎
    断熱構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の防蟻機能をもつ
    基礎断熱構造において、前記断熱材の少なくとも外側面
    及び下端面が防蟻シートで覆われた状態でこれら断熱材
    及び防蟻シートが前記ランナーに差し込まれていること
    を特徴とする防蟻機能をもつ基礎断熱構造。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の防蟻機能をもつ
    基礎断熱構造において、前記ランナーの底部に防蟻ペー
    ストが充填され、この防蟻ペーストに接触するように前
    記断熱材の下端部及び当該断熱材の外側面を覆う防蟻シ
    ートの下端部が前記ランナー内に差し込まれていること
    を特徴とする防蟻機能をもつ基礎断熱構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の防蟻機
    能をもつ基礎断熱構造の施工方法であって、地盤に前記
    フーチングを打設するフーチング打設工程と、このフー
    チング上に底壁部及びこの底壁部の両端から立ち上がる
    内外側壁を有するランナーを固定するランナー固定工程
    と、このランナー内に断熱材の下端部とこの下端部を覆
    う防蟻シートの下端部とをほぼ隙間なく差し込んでラン
    ナーを起立させる差込み工程と、前記防蟻シートを前記
    断熱材の外側面に固定するシート固定工程と、前記ラン
    ナーに差し込まれて起立した断熱材の内側面に隣接する
    領域において前記フーチング上に立直部を打設し、か
    つ、この立直部に前記ランナーの内側壁を埋め込む立直
    部打設工程とを含むことを特徴とする防蟻機能をもつ基
    礎断熱構造の施工方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の防蟻機能をもつ基礎断熱
    構造の施工方法において、前記差込み工程として、前記
    ランナー上にこのランナーの開口部を覆うように防蟻シ
    ートの片端部を配する工程と、この防蟻シートの片端部
    の上からランナー内に断熱材の下端部を差込む工程とを
    行ってから、前記シート固定工程を行うことを特徴とす
    る防蟻機能をもつ基礎断熱構造の施工方法。
  7. 【請求項7】 水平なフーチングの上に立直部が形成さ
    れたコンクリート基礎の当該立直部の側方に断熱材が配
    設される基礎断熱構造において、前記断熱材の外側面に
    防蟻シートが固定される一方、前記フーチング上に防蟻
    ペーストが塗布され、この防蟻ペーストに前記断熱材の
    下端部及び前記防蟻シートの下端部が接触していること
    を特徴とする防蟻機能をもつ基礎断熱構造。
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Cited By (4)

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