JP2001144888A - 画像処理装置およびその装置の省電力制御方法ならびにその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置およびその装置の省電力制御方法ならびにその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001144888A
JP2001144888A JP32749499A JP32749499A JP2001144888A JP 2001144888 A JP2001144888 A JP 2001144888A JP 32749499 A JP32749499 A JP 32749499A JP 32749499 A JP32749499 A JP 32749499A JP 2001144888 A JP2001144888 A JP 2001144888A
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祐二 高橋
Yoshiyuki Namitsuka
義幸 波塚
Hideto Miyazaki
秀人 宮崎
Yasuyuki Nomizu
泰之 野水
Hiroyuki Kawamoto
啓之 川本
Rie Ishii
理恵 石井
Koji Tone
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Hiroaki Fukuda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理装置が長時間使用されていない場合
の電力消費量を少なくすること。 【解決手段】 電源を落とすことができない領域Aに存
在する画像データ制御部203、画像メモリー・アクセ
ス制御部221、ファクシミリ制御ユニット224、メ
モリー・モジュール222、システム・コントローラー
231、RAM232、ROM233、操作パネル23
4などの各機能ブロックには常時電力を供給し、電源を
落とすことができる領域Bに存在する読取ユニット20
1、センサー・ボード・ユニット202、画像処理プロ
セッサー204、ビデオ・データ制御部205、作像ユ
ニット206、プロセス・コントローラー211、RA
M212、ROM213などの各機能ブロックには長時
間使用されていない場合を除き電力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理装置の
省電力化を図るための技術にかかり、特に、ディジタル
画像データに基づいて転写紙に画像を形成するディジタ
ル複写機やMFP(コピー機能、FAX機能、プリンタ
機能、スキャナー機能などを備えた複合機)などの画像
処理装置およびその装置の省電力制御方法ならびにその
方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられているディジタル複写
機としては、たとえば特開平9−186836号公報に
開示されているものがある。このディジタル複写機は、
原稿の画像を読み取るときには、読み取った原稿の画像
を画像データに変換し、1ページ分または複数ページ分
の画像データをフロッピーディスク装置やハードディス
ク装置などの補助記憶装置に格納し、また、原稿の画像
を再現するときには、補助記憶装置に格納されている1
ページ分または複数ページ分の画像データをフレームメ
モリーに転送し、この転送された画像データをプリンタ
エンジンに1ページ分ずつ送信して読み取った原稿の画
像をプリントする。
【0003】このディジタル複写機の制御系は、図14
に示すように構成されている。この制御系は、ディジタ
ル複写機の全体の動作を制御するための2つのCPU
1、CPU2と、これらのCPUが実行すべきアプリケ
ーションプログラムや原稿の画像をプリントするときに
必要なフォントデータなどが格納されている主記憶メモ
リー3と、CPU1、CPU2および主記憶メモリー3
間を相互に接続するCPUバス30とを備えている。な
お、前述のアプリケーションプログラムやフォントデー
タなどは補助記憶装置21から読み出され主記憶メモリ
ー3に格納される。
【0004】CPUバス30は、PCIブリッジ4を介
してPCIバス31に接続され、またPCIブリッジ5
を介してPCIバス32に接続される。さらに、CPU
バス30は、PCIブリッジ4とPCIブリッジ5とが
接続されたPCIバスコントローラー6に接続される。
【0005】なお、PCIバスコントローラー6は、P
CIブリッジ4によってサポートされるPCIバス31
と、PCIブリッジ5によってサポートされるPCIバ
ス32との間のアービトレーション(競合調停)やPC
Iバスプロトコルに対応した制御をおこなうコントロー
ラーである。
【0006】PCIバス31には、ディスプレイ装置1
0の動作を制御するためのディスプレイ・コントローラ
ー7と、タッチパネル9の動作を制御するためのタッチ
パネルコントローラー8と、フロッピーディスク装置や
ハードディスク装置などの補助記憶装置21の動作を制
御するためのFD・HDインターフェースコントローラ
ー11と、図示を省略するホストコンピュータとの間で
シリアル通信やパラレル通信をおこなうためのシリアル
・パラレル・インターフェース・コントローラー12
と、ローカルエリアネットワークなどとの間で通信をお
こなうためのネットワーク・インターフェース・コント
ローラー13とが接続されている。
【0007】PCIバス31にはまた、フレームメモリ
ー16に対する画像データの書き込みや読み出しをおこ
なうためのアドレスを生成し、フレームメモリー16を
構成するDRAMのリフレッシュ制御をおこなうための
DRAMコントローラー14が接続されている。
【0008】一方、PCIバス32には、フレームメモ
リー17に対する画像データの書き込みや読み出しをお
こなうためのアドレスを生成し、フレームメモリー17
を構成するDRAMのリフレッシュ制御をおこなうため
のDRAMコントローラー15と、フレームメモリー1
6とフレームメモリー17を構成するDRAMの画像デ
ータの転送制御をおこなうためのDMAコントローラー
18と、図示されていないSCSIバスとの接続を制御
するためのSCSIインターフェース20とが接続され
ている。
【0009】DRAMコントローラー14は、DMAコ
ントローラー18とビデオ・インターフェース19とに
接続され、またDRAMコントローラー15も、DMA
コントローラー18とビデオ・インターフェース19に
接続される。DMAコントローラー18は、フレームメ
モリー16に展開された画像データをDRAMの転送制
御によってビデオ・インターフェース19に直接転送し
たり、フレームメモリー17に展開された画像データを
DRAMの転送制御によってビデオ・インターフェース
19に直接転送したりできる。ビデオ・インターフェー
ス19に転送された画像データは、図示を省略するプリ
ンタエンジンに送信される。
【0010】つぎに、以上のように構成された従来のデ
ィジタル複写機の動作を、複数ページ分の原稿の画像を
読み取って、それらの原稿の画像をプリントする場合に
ついて説明する。図示を省略するホストコンピュータか
らシリアル・パラレル・インターフェース・コントロー
ラー12を介して、または図示を省略するローカルエリ
アネットワークなどからネットワーク・インターフェー
ス・コントローラー13を介して入力された文字コード
や制御コマンドを含む画像データは、PCIバス31、
PCIブリッジ4およびCPUバス30を経由してCP
U1(またはCPU2)に入力され、CPU1で解読さ
れて、たとえばフレームメモリー17上にビットマップ
データとして展開される。
【0011】フレームメモリー17上に原稿1ページ分
の画像のビットマップデータが展開されると、CPU1
は、DMAコントローラー18を起動して、この原稿1
ページ分の画像のビットマップデータをフレームメモリ
ー17からビデオ・インターフェース19に転送する。
プリンタエンジン(図示せず)は、転送されたビットマ
ップデータに基づいて、読み取られた原稿の画像をプリ
ントする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
地球の温暖化を防止するために、二酸化炭素の排出を極
力抑えようとする動きがある。この動きの一環として、
家電製品をはじめパーソナルコンピュータやOA機器な
どの様々な事務機器においても種々の省エネルギー対策
が施されつつある。そして、省エネルギーの要求の度合
いは日増しに高くなってきている。
【0013】このような要求に応えるために、最近のデ
ィジタル複写機では、長時間使用されていないことを認
識して自動的に省エネルギーモードに入り、ディジタル
複写機の構成要素の中でも比較的消費電力の大きい定着
器のヒーター部の電源を遮断している。
【0014】しかしながら、さらに省エネルギーの要求
の度合いが高まってくると、ディジタル複写機の構成要
素の中でも比較的消費電力の小さい制御装置にまで省エ
ネルギー対策が迫られるのは必至である。制御装置は、
定着器のヒーター部のような末端の機器ではなく、ディ
ジタル複写機の動作を制御するための主要な機器である
から、制御装置の省エネルギー対策は、定着器のヒータ
ー部の場合とは違って、単に電源を遮断するだけでは済
まされない。
【0015】たとえば、上記のディジタル複写機の場
合、図14に示すように、各コントローラーなどの機能
ブロックは、CPUバス30、PCIバス31、PCI
バス32などのバスによって相互に接続されている。こ
のため、省エネルギー対策として一部の機能ブロックの
電源を遮断することは、ディジタル複写機自体の機能が
停止してしまうおそれがあるため困難である。たとえ
ば、PCIバスにおいては、スロットにPCIカードを
差し込むことによってPCIカードの存在を検知するた
め、PCIバス上の一部のPCIカードだけの電源を遮
断することはできない。
【0016】このため、簡単な省エネルギー対策として
は、すべてのコントローラーの電源を遮断することが考
えられるが、FAX機能(特に受信機能)のように停止
させてしまってはならない機能を司る機能ブロックも存
在するので、このような安易な省エネルギー対策を採用
することはできない。
【0017】この発明は、上述した従来技術の種々の問
題点を解消するためになされたものであり、その目的
は、画像処理装置の待機時など、画像処理装置が一定時
間以上使用されていない場合には、常時動作させておく
必要がある機能ブロックにだけ電力を供給して、可能な
限り電力消費量を少なくした画像処理装置およびその装
置の省電力制御方法ならびにその方法をコンピュータに
実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる画
像処理装置は、入力した画像データに種々の画像処理を
施す画像処理装置において、メイン電源が投入されてい
る間動作させ続けなければならない機能ブロックからな
る第1機能ブロック部と、前記メイン電源が投入されて
いる間でも動作を停止させることができる機能ブロック
からなる第2機能ブロック部と、前記画像処理装置をス
リープモードに設定するためのスリープモード設定指令
を入力するスリープモード設定指令入力手段と、前記ス
リープモード設定指令入力手段によってスリープモード
設定指令が入力されたときには前記第2機能ブロック部
への電力の供給を遮断する電力制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0019】この請求項1に記載の発明によれば、スリ
ープモード設定指令入力手段にスリープモード設定指令
が入力されると第2機能ブロック部への電力の供給を遮
断するので、電源を落としても画像処理装置としての動
作に影響のない機能ブロックの消費電力を削減すること
ができ、これにより、省エネルギーの要求に応えること
ができる。
【0020】また、請求項2に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項1に記載の発明において、さらに、
前記画像処理装置をスリープモードから解除するための
スリープモード解除指令を入力するスリープモード解除
指令入力手段を備え、前記電力制御手段は、前記スリー
プモード解除指令入力手段によってスリープモード解除
指令が入力されたときには前記第2機能ブロック部への
電力の供給を再開することを特徴とする。
【0021】この請求項2に記載の発明によれば、スリ
ープモード解除指令入力手段にスリープモード解除指令
が入力されると、第2機能ブロック部に再び電力を供給
させることができるので、即座に画像処理装置を再起動
させることができ、ユーザーの使用要求に迅速に対応す
ることができる。
【0022】また、請求項3に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項1または2に記載の発明において、
前記第2機能ブロック部は、各種のデータが入力される
データ入力手段と、各種のデータを出力するデータ出力
手段とを備え、前記電力制御手段は、前記スリープモー
ド設定指令入力手段からスリープモード設定指令が入力
されたときには、前記データ入力手段を入力不能状態に
設定するとともに、前記データ出力手段を出力不能状態
に設定することを特徴とする。
【0023】この請求項3に記載の発明によれば、スリ
ープモード設定指令が入力されたときには、データ入力
手段が入力不能状態に設定されるとともに、データ出力
手段が出力不能状態に設定されるので、第2機能ブロッ
ク部は、ここに入力される信号の影響を受けず、また、
第2機能ブロック部は、ここからの電流の流出を防ぐこ
とができる。したがって、第2機能ブロック部の内部回
路を確実に保護することができる。
【0024】また、請求項4に記載の発明にかかる画像
処理装置は、請求項3に記載の発明において、前記電力
制御手段は、前記スリープモード解除指令入力手段から
スリープモード解除指令が入力されたときには、前記デ
ータ入力手段を入力可能状態に設定するとともに、前記
データ出力手段を出力可能状態に設定することを特徴と
する。
【0025】この請求項4に記載の発明によれば、スリ
ープモード解除指令入力手段からスリープモード解除指
令が入力されたときには、データ入力手段が入力可能状
態に設定されるとともに、データ出力手段が出力可能状
態に設定されるので、即座に画像処理装置を再起動させ
ることができ、ユーザーの使用要求に迅速に対応するこ
とができる。
【0026】また、請求項5に記載の発明は、メイン電
源が投入されている間動作させ続けなければならない機
能ブロックからなる第1機能ブロック部と、前記メイン
電源が投入されている間でも動作を停止させることがで
きる機能ブロックからなる第2機能ブロック部とを備
え、入力した画像データに種々の画像処理を施す画像処
理装置の省電力制御方法であって、前記画像処理装置を
スリープモードに設定するためのスリープモード設定指
令を入力するスリープモード設定指令入力工程と、前記
スリープモード設定指令入力工程によってスリープモー
ド設定指令が入力されたときには前記第2機能ブロック
部への電力の供給を遮断する電力制御工程と、を含んだ
ことを特徴とする。
【0027】この請求項5に記載の発明によれば、スリ
ープモード設定指令が入力されると第2機能ブロック部
への電力の供給を遮断するので、電源を落としても画像
処理装置としての動作に影響のない機能ブロックの消費
電力を削減することができ、省エネルギーの要求に応え
ることができる。
【0028】また、請求項6に記載の発明にかかる画像
処理装置の省電力制御方法は、請求項5に記載の発明に
おいて、前記電力制御工程は、前記スリープモード設定
指令入力工程によってスリープモード設定指令が入力さ
れたときには、前記第2機能ブロック部への入力を不能
とするとともに、前記第2機能ブロック部からの出力を
不能とする入出力制御工程を含んだことを特徴とする。
【0029】この請求項6に記載の発明によれば、スリ
ープモード設定指令が入力されたときには、第2機能ブ
ロック部は、第2機能ブロック部への入力を不能とする
とともに、第2機能ブロック部からの出力を不能とする
ので、第2機能ブロック部は、ここに入力される信号の
影響を受けず、また、第2機能ブロック部は、ここから
の電流の流出を防ぐことができる。したがって、第2機
能ブロック部の内部回路を確実に保護することができ
る。
【0030】また、請求項7に記載の発明にかかる画像
処理装置の省電力制御方法は、請求項5または6に記載
の発明において、さらに、前記画像処理装置をスリープ
モードから解除するためのスリープモード解除指令を入
力するスリープモード解除指令入力工程を含み、前記電
力制御工程は、前記スリープモード解除指令入力工程に
よってスリープモード解除指令が入力されたときには前
記第2機能ブロック部への電力の供給を再開することを
特徴とする。
【0031】この請求項7に記載の発明によれば、スリ
ープモード解除指令によって第2機能ブロック部に再び
電力を供給させることができるので、即座に画像処理装
置を再起動させることができ、これにより、ユーザーの
使用要求に迅速に対応することができる。
【0032】また、請求項8に記載の発明にかかる記録
媒体は、請求項5〜7のいずれかに記載された方法をコ
ンピュータに実行させるプログラムを記録したことで、
そのプログラムを機械で読み取ることができるようにな
り、これによって、請求項5〜7の動作をコンピュータ
によって実現できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる画像処理装置およびその装置の省電力制御
方法ならびにその方法をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0034】まず、本実施の形態にかかる画像処理装置
の原理について説明する。図1は、この発明の本実施の
形態にかかる画像処理装置の構成を機能的に示すブロッ
ク図である。図1において、画像処理装置は、以下に示
す5つのユニットを含む構成である。
【0035】上記5つのユニットとは、画像データ制御
ユニット100と、画像を読み取る画像読取ユニット1
01と、画像を格納する画像メモリーを制御して画像デ
ータの書き込み/読み出しをおこなう画像メモリー制御
ユニット102と、画像データに対し加工編集等の画像
処理を施す画像処理ユニット103と、画像データを転
写紙等に書き込む(プリントする)画像書込ユニット10
4と、である。
【0036】上記各ユニットは、画像データ制御ユニッ
ト100を中心に、画像読取ユニット101と、画像メ
モリー制御ユニット102と、画像処理ユニット103
と、画像書込ユニット104とがそれぞれ画像データ制
御ユニット100に接続されている。
【0037】(画像データ制御ユニット100)画像デ
ータ制御ユニット100によりおこなわれる処理として
は以下のようなものがある。たとえば、
【0038】(1)画像データのバス転送効率を向上さ
せるためのデータ圧縮処理(一次圧縮)、(2)一次圧
縮データの画像データへの転送処理、(3)画像合成処
理(複数ユニットからの画像データを合成すること可能
である。また、データバス上での合成も含む。)、
(4)画像シフト処理(主走査および副走査方向の画像
のシフト)、(5)画像領域拡張処理(画像領域を周辺
へ任意量だけ拡大することが可能)、(6)画像変倍処
理(たとえば、50%または200%の固定変倍)、
(7)パラレルバス・インターフェース処理、(8)シ
リアルバス・インターフェース処理(後述するプロセス
・コントローラー211とのインターフェース)、
(9)パラレルデータとシリアルデータのフォーマット
変換処理、(10)画像読取ユニット101とのインタ
ーフェース処理、(11)画像処理ユニット103との
インターフェース処理、(12)各ユニットの電源管理
等である。
【0039】(画像読取ユニット101)画像読取ユニ
ット101によりおこなわれる処理としては以下のよう
なものがある。たとえば、
【0040】(1)光学系による原稿反射光の読み取り
処理、(2)CCD(Charge Coupled
Device:電荷結合素子)での電気信号への変換処
理、(3)A/D変換器でのディジタル化処理、(4)
シェーディング補正処理(光源の照度分布ムラを補正す
る処理)、(5)スキャナーγ補正処理(読み取り系の
濃度特性を補正する処理)、等である。
【0041】(画像メモリー制御ユニット102)画像
メモリー制御ユニット102によりおこなわれる処理と
しては以下のようなものがある。たとえば、
【0042】(1)システム・コントローラーとのイン
ターフェース制御処理、(2)パラレルバス制御処理
(パラレルバスとのインターフェース制御処理)、
(3)ネットワーク制御処理、(4)シリアルバス制御
処理(複数の外部シリアルポートの制御処理)、(5)
内部バスインターフェース制御処理(操作部とのコマン
ド制御処理)、(6)ローカルバス制御処理(システム
・コントローラーを起動させるためのROM、RAM、
フォントデータのアクセス制御処理)、(7)メモリー
・モジュールの動作制御処理(メモリー・モジュールの
書き込み/読み出し制御処理等)、(8)メモリー・モ
ジュールへのアクセス制御処理(複数のユニットからの
メモリー・アクセス要求の調停をおこなう処理)、
(9)データの圧縮/伸張処理(メモリー有効活用のた
めのデータ量の削減するための処理)、(10)画像編
集処理(メモリー領域のデータクリア、画像データの回
転処理、メモリー上での画像合成処理等)、等である。
【0043】(画像処理ユニット103)画像処理ユニ
ット103によりおこなわれる処理としては以下のよう
なものがある。たとえば、
【0044】(1)シェーディング補正処理(光源の照
度分布ムラを補正する処理)、(2)スキャナーγ補正
処理(読み取り系の濃度特性を補正する処理)、(3)
MTF補正処理、(4)平滑処理、(5)主走査方向の
任意変倍処理、(6)濃度変換(γ変換処理:濃度ノッ
チに対応)、(7)単純多値化処理、(8)単純二値化
処理、(9)誤差拡散処理、(10)ディザ処理、(1
1)ドット配置位相制御処理(右寄りドット、左寄りド
ット)、(12)孤立点除去処理、(13)像域分離処
理(色判定、属性判定、適応処理)、(14)密度変換
処理、等である。
【0045】(画像書込ユニット104)画像書込ユニ
ット104によりおこなわれる処理としては以下のよう
なものがある。たとえば、
【0046】(1)エッジ平滑処理(ジャギー補正処
理)、(2)ドット再配置のための補正処理、(3)画
像信号のパルス制御処理、(4)パラレルデータとシリ
アルデータのフォーマット変換処理、等である。
【0047】(ディジタル複合機のハードウエア構成)
つぎに、本実施の形態にかかる画像処理装置がディジタ
ル複合機を構成する場合のハードウエア構成について説
明する。図2は本実施の形態にかかる画像処理装置のハ
ードウエア構成の一例を示すブロック図である。
【0048】図2のブロック図において、本実施の形態
にかかる画像処理装置は、読取ユニット201と、セン
サー・ボード・ユニット202と、画像データ制御部2
03と、画像処理プロセッサー204と、ビデオ・デー
タ制御部205と、作像ユニット(エンジン)206と
を備える。また、本実施の形態にかかる画像処理装置
は、シリアルバス210に接続されるプロセス・コント
ローラー211と、RAM212と、ROM213とを
備える。
【0049】また、本実施の形態にかかる画像処理装置
は、パラレルバス220を介して、画像メモリー・アク
セス制御部221と、メモリー・モジュール222と、
ファクシミリ制御ユニット224と、さらに、画像メモ
リー・アクセス制御部221に接続されるシステム・コ
ントローラー231と、RAM232と、ROM233
と、操作パネル234とを備える。
【0050】読取ユニット201、センサー・ボード・
ユニット202、画像処理プロセッサー204、ビデオ
・データ制御部205、作像ユニット(エンジン)20
6、シリアルバス210に接続されるプロセス・コント
ローラー211、RAM212、ROM213などの各
機能ブロックは、図に示すように画像処理装置の領域B
に属し、画像処理装置のメイン電源が投入されている間
でも動作を停止させることができる第2機能ブロック部
を構成する。
【0051】パラレルバス220に接続される画像デー
タ制御部203、画像メモリー・アクセス制御部22
1、ファクシミリ制御ユニット224、さらに、画像メ
モリー・アクセス制御部221に接続されるメモリー・
モジュール222、システム・コントローラー231、
RAM232、ROM233、操作パネル234などの
各機能ブロックは、図に示すように画像処理装置の領域
Aに属し、画像処理装置のメイン電源が投入されている
間動作させ続けなければならない第1機能ブロック部を
構成する。
【0052】ここで、上記各構成部と、図1に示した各
ユニット100〜104との関係について説明する。す
なわち、読取ユニット201およびセンサー・ボード・
ユニット202により、図1に示した画像読取ユニット
101の機能を実現する。また同様に、画像データ制御
部203により、画像データ制御ユニット100の機能
を実現する。また同様に、画像処理プロセッサー204
により画像処理ユニット103の機能を実現する。
【0053】また同様に、ビデオ・データ制御部205
および作像ユニット(エンジン)206により画像書込
ユニット104を実現する。また同様に、画像メモリー
・アクセス制御部221およびメモリー・モジュール2
22により画像メモリー制御ユニット102を実現す
る。
【0054】つぎに、各構成部の内容について説明す
る。原稿の画像を光学的に読み取る読取ユニット201
は、ランプとミラーとレンズから構成され、原稿に対す
るランプ照射の反射光をミラーおよびレンズにより受光
素子に集光する。
【0055】受光素子、たとえばCCDは、センサー・
ボード・ユニット202に搭載され、CCDにおいて電
気信号に変換された画像データはディジタル信号に変換
された後、センサー・ボード・ユニット202から送信
される。
【0056】センサー・ボード・ユニット202から送
信された画像データは、画像データ制御部203で受信
される。図2の各構成要素およびデータバス間における
画像データの伝送は、画像データ制御部203がすべて
制御する。
【0057】画像データ制御部203は、センサー・ボ
ード・ユニット202とパラレルバス220と画像処理
プロセッサー204との間における画像データの転送、
プロセス・コントローラー211と、画像処理装置の全
体制御を司るシステム・コントローラー231との間で
画像データに対する通信をおこなう。また、RAM21
2はプロセス・コントローラー211のワークエリアと
して使用され、ROM213はプロセス・コントローラ
ー211のブートプログラム等を記憶している。
【0058】センサー・ボード・ユニット202から送
信された画像データは、画像データ制御部203を経由
して画像処理プロセッサー204に転送され、光学系お
よびディジタル信号への量子化に伴う信号劣化(読み取
り系の信号劣化)を補正し、再度、画像データ制御部2
03へ送信される。
【0059】画像メモリー・アクセス制御部221は、
メモリー・モジュール222に対する画像データの書き
込み/読み出しを制御する。また、パラレルバス220
に接続される各構成要素の動作を制御する。また、RA
M232はシステム・コントローラー231のワークエ
リアとして使用され、ROM233はシステム・コント
ローラー231のブートプログラム等を記憶している。
【0060】操作パネル234は、画像処理装置がおこ
なうべき処理内容を入力する。たとえば、処理の種類
(複写、ファクシミリ送信、画像読み込み、プリント
等)および処理の枚数等を入力する。これにより、画像
データ制御情報の入力をおこなうことができる。なお、
ファクシミリ制御ユニット224の内容については後述
する。
【0061】つぎに、読み取った画像データをメモリー
・モジュール222に格納して再利用するジョブと、メ
モリー・モジュール222には格納しないジョブとがあ
り、それぞれの場合について説明する。メモリー・モジ
ュール222に格納する例としては、1枚の原稿を複数
枚複写する場合に、読取ユニット201を1回だけ動作
させ、読取ユニット201により読み取った原稿の画像
データをメモリー・モジュール222に格納し、格納さ
れた画像データを複数回読み出すという方法がある。
【0062】メモリー・モジュール222に格納しない
例としては、1枚の原稿を1枚だけ複写する場合に、読
取ユニット201を1回だけ動作させ、読取ユニット2
01により読み取った原稿の画像データをそのまま再生
するという方法である。この場合、読み取り画像データ
をそのまま再生すればよいので、画像メモリー・アクセ
ス制御部221によるメモリー・モジュール222への
アクセスをおこなう必要はない。
【0063】まず、メモリー・モジュール222に格納
しない場合、画像処理プロセッサー204から画像デー
タ制御部203へ転送された画像データは、再度画像デ
ータ制御部203から画像処理プロセッサー204へ戻
される。画像処理プロセッサー204においては、セン
サー・ボード・ユニット202におけるCCDによる輝
度データを面積階調に変換するための画質処理をおこな
う。
【0064】画質処理後の画像データは、画像処理プロ
セッサー204からビデオ・データ制御部205に転送
される。面積階調に変換された信号に対し、ドット配置
に関する後処理およびドットを再現するためのパルス制
御をおこない、その後、作像ユニット206において転
写紙上に再生画像をプリントする。
【0065】つぎに、メモリー・モジュール222に格
納し画像読み出し時に付加的な処理、たとえば画像方向
の回転、画像の合成等をおこなう場合の画像データの流
れについて説明する。画像処理プロセッサー204から
画像データ制御部203へ転送された画像データは、画
像データ制御部203からパラレルバス220を経由し
て画像メモリー・アクセス制御部221に送信される。
【0066】ここでは、システム・コントローラー23
1の制御に基づいて画像データとメモリー・モジュール
222のアクセス制御、外部PC(パーソナルコンピュ
ータ)223のプリント用データの展開、メモリー・モ
ジュール222を有効活用するための画像データの圧縮
/伸張をおこなう。
【0067】画像メモリー・アクセス制御部221へ送
信された画像データは、データ圧縮後メモリー・モジュ
ール222に格納され、格納された画像データは必要に
応じて読み出される。読み出された画像データは伸張さ
れ、本来の画像データに戻し画像メモリー・アクセス制
御部221からパラレルバス220を経由して画像デー
タ制御部203へ戻される。
【0068】画像データ制御部203から画像処理プロ
セッサー204への転送後は画質処理、およびビデオ・
データ制御部205でのパルス制御をおこない、作像ユ
ニット206において転写紙上に再生画像をプリントす
る。
【0069】画像データの流れにおいて、パラレルバス
220および画像データ制御部203でのバス制御によ
り、ディジタル複合機の機能を実現する。ファクシミリ
送信の機能は、読み取られた画像データを画像処理プロ
セッサー204にて画像処理し、画像データ制御部20
3およびパラレルバス220を経由してファクシミリ制
御ユニット224へ転送する機能である。ファクシミリ
制御ユニット224にて通信網に送り出すためのデータ
変換をおこない、公衆回線(PN)225へファクシミ
リデータとして送信する。
【0070】一方、公衆回線(PN)225から受信さ
れたファクシミリデータは、ファクシミリ制御ユニット
224にて画像データへ変換され、パラレルバス220
および画像データ制御部203を経由して画像処理プロ
セッサー204へ転送される。この場合、特別な画質処
理はおこなわず、ビデオ・データ制御部205において
ドット再配置およびパルス制御をおこない、作像ユニッ
ト206において転写紙上に再生画像をプリントする。
【0071】複数ジョブ、たとえば、コピー機能、ファ
クシミリ送受信機能、プリンタ出力機能が並行に動作す
る状況において、読取ユニット201、作像ユニット2
06およびパラレルバス220の使用権のジョブへの割
り振りをシステム・コントローラー231およびプロセ
ス・コントローラー211において制御する。
【0072】プロセス・コントローラー211は画像デ
ータの流れを制御し、システム・コントローラー231
はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理す
る。また、ディジタル複合機の機能選択は操作パネル2
34において選択入力し、コピー機能、ファクシミリ機
能等の処理内容を設定する。
【0073】システム・コントローラー231とプロセ
ス・コントローラー211は、パラレルバス220、画
像データ制御部203およびシリアルバス210を介し
て相互に通信をおこなう。具体的には、画像データ制御
部203内においてパラレルバス220とシリアルバス
210とのデータインターフェースのためのデータフォ
ーマット変換をおこなうことにより、システム・コント
ローラー231とプロセス・コントローラー211間の
通信をおこなう。
【0074】(画像処理ユニット103/画像処理プロ
セッサー204)つぎに、画像処理ユニット103を構
成する画像処理プロセッサー204における処理の概要
について説明する。図3は本実施の形態にかかる画像処
理装置の画像処理プロセッサー204の処理概要を示す
ブロック図である。
【0075】図3のブロック図において、画像処理プロ
セッサー204は、第1入力I/F301と、スキャナ
ー画像処理部302と、第1出力I/F303と、第2
入力I/F304と、画質処理部305と、第2出力I
/F306とを含む構成となっている。
【0076】上記構成において、読み取られた画像デー
タは、センサー・ボード・ユニット202、画像データ
制御部203を介して画像処理プロセッサー204の第
1入力インターフェース(I/F)301からスキャナ
ー画像処理部302へ送信される。
【0077】ここでの画像処理は、読み取られた画像デ
ータの劣化を補正することが目的であり、具体的には、
シェーディング補正、スキャナーγ補正、MTF補正等
をおこなう。補正処理ではないが、拡大/縮小の変倍処
理もおこなうことができる。読み取り画像データの補正
処理が終了すると、第1出力インターフェース(I/
F)303を介して画像データ制御部203へ画像デー
タを転送する。
【0078】転写紙にプリントする際には、画像データ
制御部203からの画像データを第2入力I/F304
より受信し、画質処理部305において面積階調処理を
おこなう。画質処理後の画像データは第2出力I/F3
06を介してビデオ・データ制御部205または画像デ
ータ制御部203へ出力される。
【0079】画質処理部305における面積階調処理と
しては、濃度変換処理、ディザ処理、誤差拡散処理等が
あり、階調情報の面積近似が主な処理である。一旦、ス
キャナー画像処理部302により処理された画像データ
をメモリー・モジュール222に格納しておけば、画質
処理部305による画質処理を変えることによって種々
の再生画像を確認することができる。
【0080】たとえば、再生画像の濃度を振って(変更
して)みたり、ディザマトリックスの線数を変更してみ
たりすることにより、再生画像の雰囲気を容易に変更す
ることができる。この場合、画質処理を変更するごとに
読取ユニット201から画像の読込をやり直す必要はな
く、メモリー・モジュール222に格納されている画像
データを読み出すことにより、同一画像データに対し
て、何度でも異なる画質処理が迅速に実施できる。
【0081】なお、単体スキャナーの場合には、スキャ
ナー画像処理と階調処理を合せて実施し、画像データ制
御部203へ出力する。処理内容はプログラマブルに変
更することができる。処理の切り替え、処理手順の変更
等は、シリアルI/F308を介してコマンド制御部3
07において管理する。
【0082】(画像データ制御ユニット100/画像デ
ータ制御部203)つぎに、画像データ制御ユニット1
00を構成する画像データ制御部203における処理の
概要について説明する。図4は、本実施の形態にかかる
画像処理装置の画像データ制御部203の処理概要を示
すブロック図である。
【0083】図4のブロック図において、画像データ入
出力制御部401は、センサー・ボード・ユニット20
2からの画像データを受信し、画像処理プロセッサー2
04に対して画像データを送信する。すなわち、画像デ
ータ入出力制御部401は、画像読取ユニット101と
画像処理ユニット103(画像処理プロセッサー20
4)を接続するための構成要素であり、画像読取ユニッ
ト101により読み取られた画像データを画像処理ユニ
ット103へ送信するためだけの専用の入出力部である
といえる。
【0084】また、画像データ入力制御部402は、画
像処理プロセッサー204で読み取り系の信号劣化の補
正がされた画像データを受信する。受信された画像デー
タは、パラレルバス220における転送効率を高めるた
めに、データ圧縮部403においてデータ圧縮処理がお
こなわれる。データ圧縮された画像データは、その後、
データ変換部404を経由し、パラレルデータI/F4
05を介してパラレルバス220へ送り出される。
【0085】パラレルバス220からパラレルデータI
/F405を介して入力される画像データは、バス転送
のために圧縮されているため、データ変換部404を経
由してデータ伸張部406へ送られ、そこでデータ伸張
処理がおこなわれる。データ伸張された画像データは、
画像データ出力制御部407において画像処理プロセッ
サー204へ転送される。
【0086】また、画像データ制御部203は、パラレ
ルデータとシリアルデータの変換機能も備えている。シ
ステム・コントローラー231はパラレルバス220に
データを転送し、プロセス・コントローラー211は、
シリアルバス210にデータを転送する。画像データ制
御部203は2つのコントローラーの通信のためにデー
タ変換をおこなう。
【0087】また、シリアルデータI/Fは、シリアル
バス210を介してプロセス・コントローラー211と
のデータのやりとりをする第1シリアルデータI/F4
07と、画像処理プロセッサー204とのデータのやり
とりに用いる第2シリアルデータI/F408を備え
る。画像処理プロセッサー204との間に独立に1系統
持つことにより、画像処理プロセッサー204とのイン
ターフェースを円滑化することができる。
【0088】コマンド制御部409は、入力された命令
にしたがって、上述した画像データ制御部203内の各
構成部および各インターフェースの動作を制御する。
【0089】(画像書込ユニット104/ビデオ・デー
タ制御部205)つぎに、画像書込ユニット104の一
部を構成するビデオ・データ制御部205における処理
の概要について説明する。図5は、本実施の形態にかか
る画像処理装置のビデオ・データ制御部205の処理概
要を示すブロック図である。
【0090】図5のブロック図において、ビデオ・デー
タ制御部205は、入力される画像データに対して、作
像ユニット206の特性に応じて、追加の処理をおこな
う。すなわち、エッジ平滑処理部501がエッジ平滑処
理によるドットの再配置処理をおこない、パルス制御部
502がドット形成のために画像信号のパルス制御をお
こない、上記の処理がおこなわれた画像データを作像ユ
ニット206へ出力する。
【0091】画像データの変換とは別に、パラレルデー
タとシリアルデータのフォーマット変換機能を備え、ビ
デオ・データ制御部205単体でもシステム・コントロ
ーラー231とプロセス・コントローラー211の通信
に対応することができる。すなわち、パラレルデータを
送受信するパラレルデータI/F503と、シリアルデ
ータを送受信するシリアルデータI/F504と、パラ
レルデータI/F503およびシリアルデータI/F5
04により受信されたデータを相互に変換するデータ変
換部505とを備えることにより、両データのフォーマ
ットを変換する。
【0092】(画像メモリー制御ユニット102/画像
メモリー・アクセス制御部221)つぎに、画像メモリ
ー制御ユニット102の一部を構成する画像メモリー・
アクセス制御部221における処理の概要について説明
する。図6は、本実施の形態にかかる画像処理装置の画
像メモリー・アクセス制御部221の処理概要を示すブ
ロック図である。
【0093】図6のブロック図において、画像メモリー
・アクセス制御部221は、パラレルバス220との画
像データのインターフェースを管理し、また、メモリー
・モジュール222への画像データのアクセス、すなわ
ち格納(書き込み)/読み出しを制御し、また、主に外
部のPC223から入力されるコードデータの画像デー
タへの展開を制御する。
【0094】そのために、画像メモリー・アクセス制御
部221は、パラレルデータI/F601と、システム
・コントローラーI/F602と、メモリー・アクセス
制御部603と、ラインバッファー604と、ビデオ制
御部605と、データ圧縮部606と、データ伸張部6
07と、データ変換部608と、を含む構成となってい
る。
【0095】ここで、パラレルデータI/F601は、
パラレルバス220との画像データのインターフェース
を管理する。また、メモリー・アクセス制御部603
は、メモリー・モジュール222への画像データのアク
セス、すなわち格納(書き込み)/読み出しを制御す
る。
【0096】また、入力されたコードデータは、ライン
バッファー604において、ローカル領域でのデータの
格納をおこなう。ラインバッファー604に格納された
コードデータは、システム・コントローラーI/F60
2を介して入力されたシステム・コントローラー231
からの展開処理命令に基づき、ビデオ制御部605にお
いて画像データに展開される。
【0097】展開された画像データもしくはパラレルデ
ータI/F601を介してパラレルバス220から入力
された画像データは、メモリー・モジュール222に格
納される。この場合、データ変換部608において格納
対象となる画像データを選択し、データ圧縮部606に
おいてメモリー使用効率を上げるためにデータ圧縮をお
こない、メモリー・アクセス制御部603にてメモリー
・モジュール222のアドレスを管理しながらメモリー
・モジュール222に画像データを格納(書き込み)す
る。
【0098】メモリー・モジュール222に格納された
画像データの読み出しは、メモリー・アクセス制御部6
03において読み出し先アドレスが制御されることによ
っておこなわれ、読み出された画像データは、データ伸
張部607において伸張される。伸張された画像データ
をパラレルバス220へ転送する場合、伸張された画像
データはパラレルデータI/F601を介して転送され
る。
【0099】(ファクシミリ制御ユニット224の構
成)つぎに、ファクシミリ制御ユニット224の機能的
な構成について説明する。図7は、本実施の形態におけ
る画像処理装置のファクシミリ制御ユニット224の構
成を示すブロック図である。
【0100】図7のブロック図において、ファクシミリ
制御ユニット224は、ファクシミリ送受信部701と
外部I/F702とから構成される。ここで、ファクシ
ミリ送受信部701は、画像データを通信形式に変換し
て外部回線に送信し、また、外部からのデータを画像デ
ータに戻しその画像データを外部I/F部702および
パラレルバス220を介して転送して作像ユニット20
6において記録のためにプリントする。
【0101】ファクシミリ送受信部701は、ファクシ
ミリ画像処理部703、画像メモリー704、メモリー
制御部705、データ制御部706、画像圧縮伸張部7
07、モデム708および網制御装置709を含む構成
である。
【0102】この内、ファクシミリの画像処理に関し、
受信画像に対する二値スムージング処理は、図5に示し
たビデオ・データ制御部205内のエッジ平滑処理部5
01においておこなう。また、画像メモリー704に関
しても、出力バッファー機能に関しては画像メモリー・
アクセス制御部221およびメモリー・モジュール22
2にその機能の一部を移行する。
【0103】このように構成されたファクシミリ送受信
部701では、画像データの送信を開始するとき、デー
タ制御部706がメモリー制御部705に指令し、画像
メモリー704から格納されている画像データを順次読
み出させる。読み出された画像データは、ファクシミリ
画像処理部703によって元の信号に復元されるととも
に、密度変換処理および変倍処理がなされ、データ制御
部706に加えられる。
【0104】データ制御部706に加えられた画像デー
タは、画像圧縮伸張部707によって符号圧縮され、モ
デム708によって変調された後、網制御装置709を
介して宛先へと送り出される。そして、送信が完了した
画像情報は、画像メモリー704から削除される。
【0105】受信時には、受信画像は一旦画像メモリー
704に格納され、そのときに受信画像を記録出力可能
であれば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出
力する。また、複写動作時に発呼されて受信を開始した
ときは、画像メモリー704の使用率が所定値、たとえ
ば80%に達するまでは画像メモリー704に格納し、
画像メモリー704の使用率が80%に達した場合に
は、そのときに実行している書き込み動作を強制的に中
断し、受信画像を画像メモリー704から読み出して記
録のためにプリントする。
【0106】このとき画像メモリー704から読み出し
た受信画像は、画像メモリー704から削除し、画像メ
モリー704の使用率が所定値、たとえば10%まで低
下した時点で中断していた書き込み動作を再開し、その
書き込み動作をすべて終了した時点で、残りの受信画像
を記録のためにプリントする。また、書き込み動作を中
断した後に、再開できるように中断時における書き込み
動作のための各種パラメーターを内部的に一旦退避さ
せ、再開時に、パラメーターを内部的に復帰する。
【0107】本実施の形態にかかる画像処理装置の概略
の構成は以上の通りである。つぎに、本実施の形態にか
かるディジタル複合機としての画像処理装置の概略の処
理をフローチャートによって説明する。
【0108】まず、本実施の形態にかかる画像処理装置
のメモリー・モジュール222に、画像を格納してから
作像ユニット206で画像をプリントするまでの処理に
ついて説明する。
【0109】図8は、本実施の形態にかかるメモリー・
モジュール222に画像を格納するまでの処理を示すフ
ローチャートである。また、図9は、作像ユニット20
6で画像をプリントするまでの処理を示すフローチャー
トである。なお、各処理は、画像データ制御部203の
制御によりバスおよびユニット間のデータフローが制御
されることによりおこなわれる。
【0110】図8において、まず、読取ユニット201
およびセンサー・ボード・ユニット202が読み取り制
御をおこなう(ステップS801)。つぎに、画像デー
タ制御部203が、画像データの入力処理および出力制
御をおこなう(ステップS802)。つぎに、画像処理
プロセッサー204が入力I/F制御処理をおこない
(ステップS803)、スキャナー画像処理をおこない
(ステップS804)、出力I/F処理をおこなう(ス
テップS805)。
【0111】つぎに、再び、画像データ制御部203が
画像データの入力処理をおこない(ステップS80
6)、データ圧縮(ステップS807)およびデータ変
換(ステップS808)をおこない、パラレルI/F制
御処理をおこなう(ステップS809)。
【0112】つぎに、画像メモリー・アクセス制御部2
21が、パラレルI/F制御処理をおこない(ステップ
S810)、データ変換をおこない(ステップS81
1)、さらなるデータ圧縮をおこない(ステップS81
2)、メモリー・モジュール222に対してメモリー・
アクセス制御をおこなう(ステップS813)。それに
より、メモリー・モジュール222に画像データが記憶
される(ステップS814)。
【0113】また、図9において、メモリー・モジュー
ル222に記憶されている画像データに対し(ステップ
S901)、画像メモリー・アクセス制御部221がメ
モリー・アクセス制御をおこない(ステップS90
2)、データ伸長(ステップS903)、およびデータ
変換をおこない(ステップS904)、パラレルI/F
制御処理をおこなう(ステップS905)。
【0114】つぎに、画像データ制御部203がパラレ
ルI/F制御をおこない(ステップS906)、データ
変換をおこない(ステップS907)、データ伸長をお
こない(ステップS908)、画像データ出力制御をお
こなう(ステップS909)。
【0115】つぎに、画像処理プロセッサー204が入
力I/F制御処理をおこない(ステップS910)、画
質処理をおこない(ステップS911)、出力I/F制
御処理をおこなう(ステップS912)。
【0116】つぎに、ビデオ・データ制御部205が、
エッジ平滑処理をおこない(ステップS913)、パル
ス制御をおこない(ステップS914)、その後、作像
ユニット206が画像処理をおこなう(ステップS91
5)。
【0117】読み取り画像データに関しては、画像処理
プロセッサー204でのスキャナー画像処理を、作像ユ
ニット206への出力のための画像データに関しては、
画像処理プロセッサー204での画質処理を、それぞれ
独立に実施する。
【0118】また、スキャナー画像処理と画質処理とは
並行しておこなうことができ、読み取り画像はファクシ
ミリ送信に利用され、並行して、あらかじめメモリー・
モジュール222に格納されている画像データを画質処
理の内容を変えながら転写紙に出力することができる。
【0119】つぎに、本実施の形態にかかる画像処理装
置がプリンタ単体である場合について説明する。図10
は、本実施の形態にかかるメモリー・モジュール222
にPC223からの画像を格納するまでの処理を示すフ
ローチャートである。また、図11は、作像ユニット2
06でメモリー・モジュール222の画像をプリントす
るまでの処理を示すフローチャートである。
【0120】図10において、PC223が画像データ
を出力し(ステップS1001)、画像メモリー・アク
セス制御部221がラインバッファーにより画像データ
を保持し(ステップS1002)、ビデオ制御し(ステ
ップS1003)、データ変換(ステップS100
4)、およびデータ圧縮をおこない(ステップS100
5)、メモリー・モジュール222に対してメモリー・
アクセス制御をおこなう(ステップS1006)。それ
により、画像データはメモリー・モジュール222に記
憶される。
【0121】図11において、メモリー・モジュール2
22に記憶されている画像データに対し(ステップS1
101)、画像メモリー・アクセス制御部221がメモ
リー・アクセス制御をおこない(ステップS110
2)、データ伸長(ステップS1103)、およびデー
タ変換(ステップS1104)をおこない、パラレルI
/F制御処理をおこなう(ステップS1105)。
【0122】つぎに、ビデオ・データ制御部205がエ
ッジ平滑処理をおこない(ステップS1106)、パル
ス制御をおこない(ステップS1107)、その後、作
像ユニット206が作像処理をおこなう(ステップS1
108)。
【0123】つぎに、本発明の実施の形態にかかる画像
処理装置の省電力制御について詳細に説明する。本実施
の形態にかかる画像処理装置の構成は、図2に示したよ
うに、メイン電源が投入されている間動作させ続けなけ
ればならない機能ブロックからなる第1機能ブロック部
(図2に示した領域A)と、メイン電源が投入されてい
る間でも動作を停止させることができる機能ブロックか
らなる第2機能ブロック部(図2に示した領域B)とに
分けることができる。
【0124】本実施の形態にかかる画像処理装置は、画
像処理装置の省電力の要求に応えるため、どうしても電
源を落とすことができない第1機能ブロック部には、常
時電力を供給し、電源を落とすことができる第2機能ブ
ロック部には、待機時など画像処理装置が長時間使用さ
れていない場合を除いて電力を供給して、可能な限り電
力消費量を少なくする。なお、本実施の形態にかかる画
像処理装置は、第2機能ブロック部に再び電力を供給す
ることによって画像処理装置を即座に再起動させること
ができる。
【0125】図12は、本実施の形態にかかる画像処理
装置を省電力制御するために設けた省電力制御ユニット
のブロック図である。省電力制御ユニットは、図2に示
した画像データ制御部203内に設けられている。省電
力制御ユニットは、画像処理装置の待機時など画像処理
装置が長時間使用されていない場合に、画像処理装置を
スリープモードに設定して、図2に示した領域Bに存在
する第2機能ブロック部への電力の供給を遮断する。
【0126】また、省電力制御ユニットは、画像処理装
置の使用が再開される場合に、画像処理装置をスリープ
モードから解除して、再び領域Bに存在する第2機能ブ
ロック部への電力の供給をおこなう。図2に示した領域
Aに存在する第1機能ブロック部への電力の供給は、画
像処理装置が待機時であってもなくても常時おこなわれ
る。
【0127】図12に示すように、省電力制御ユニット
は、省電力制御の中核となる内部データ処理部1201
と、内部データ処理部1201へのデータの入力を不能
にしたり可能にしたりする入力部1202と、内部デー
タ処理部1201からのデータの出力を不能にしたり可
能にしたりする出力部1203とを備える。
【0128】また、スリープモード移行指令(画像処理
装置をスリープモードに設定するための指令)が入力さ
れた場合に、スリープ指令を出力するスリープモード移
行検出部1204と、スリープモード移行検出部120
4からスリープ指令が出力された場合には、図2に示し
た領域Bに存在する第2機能ブロック部への電力の供給
を遮断し、入力部1202を入力不能状態に設定し、出
力部1203を出力不能状態に設定する一方、スリープ
モード解除指令が出力された場合には、図2に示した領
域Bに存在する第2機能ブロック部への電力の供給を再
開し、入力部1202を入力可能状態に設定し、出力部
1203を出力可能状態に設定する電力制御部1205
を備える。
【0129】つぎに、本実施の形態にかかる画像処理装
置をスリープモードに設定する場合の省電力制御ユニッ
トの動作について図13のフローチャートに基づいて説
明する。
【0130】(画像処理装置の通常動作)まず、画像処
理装置のメイン電源が投入され(ステップS130
1)、画像処理装置の作動が開始されると(ステップS
1302)、図2に示したシステム・コントローラー2
31から出力されるスリープモード解除指令信号SLERB
が「LO」に設定される(ステップS1303)。
【0131】電力制御部1205に「LO」のスリープモ
ード解除指令信号SLERBが入力されると、電力制御部1
205の出力信号ENABLEは「HI」になり、入力部120
2は入力可能状態に、出力部1203は出力可能状態に
それぞれ設定される(ステップS1304)。
【0132】入力部1202は、電力制御部1205の
出力信号ENABLEが「HI」のときに、外部からのデータを
内部データ処理部1201に入力する。また、出力部1
203は、電力制御部1205の出力信号ENABLEが「H
I」のときに、内部データ処理部1201から出力され
るデータを外部に出力する。画像処理装置は、通常この
状態で動作する。
【0133】(画像処理装置のスリープモード)画像処
理装置の待機状態、たとえば、MFP(コピー機能、F
AX機能、プリンタ機能、スキャナー機能などを備えた
複合機)に一定時間以上コピーの指示やプリントの指示
がない状態のときには(ステップS1305肯定)、プ
ロセス・コントローラー211からスリープモード移行
指令が出力される(ステップS1306)。画像データ
制御部203は、シリアルバス210を介してスリープ
モード移行指令を入力し、この指令を図12に示した入
力部1202を介して内部データ処理部1201に送信
する。
【0134】スリープモード移行検出部1204は、内
部データ処理部1201にスリープモード移行指令が入
力されたことを認識すると、電力制御部1205に向け
てスリープ指令を出力する(ステップS1307)。電
力制御部1205は、スリープ指令を受けてその出力信
号ENABLEを「HI」から「LO」に変化させる。なお、電力
制御部1205を構成するマルチプレクサ1206は、
スリープ指令が「HI」のときにフリップフロップ120
7に「0」を出力し、それ以外のときには、フリップフ
ロップ1207の値を保持する。
【0135】出力信号ENABLEが「LO」に変化すると、そ
の変化がすべての機能ブロックの電源を管理するシステ
ム・コントローラー231によって認識され、スリープ
モードが実行される。つまり、入力部1202が入力不
能状態に設定されるとともに、出力部1203が出力不
能状態に設定され(ステップS1308)、次いで、図
2に示した領域Bに存在する第2機能ブロック部への電
力の供給が遮断される(ステップS1309)。
【0136】具体的には、システム・コントローラー2
31によって、読取ユニット201、センサー・ボード
・ユニット202、画像処理プロセッサー204、ビデ
オ・データ制御部205、作像ユニット(エンジン)2
06、シリアルバス210に接続されるプロセス・コン
トローラー211、RAM212、ROM213への電
力の供給が遮断される。
【0137】このとき、図2に示した領域Aに存在する
第1機能ブロック部ヘの電力の供給を遮断しないのは、
ファクシミリ制御ユニット224によるFAX受信に対
応するためであり、または、操作パネル234からのコ
ピーの要求やネットワークを介してのプリントサービス
の要求に応えるためである。
【0138】出力信号ENABLEが「LO」に変化すると、第
2機能ブロック部への電力の供給の遮断に先立って、入
力部1202が入力不能状態に設定されるとともに、出
力部1203が出力不能状態に設定される。すなわち、
入力部1202に「LO」の出力信号ENABLEが入力される
と、入力部1202を構成しているアンド回路の入力端
子に「LO」の信号が入力されることになるので、外部か
ら入力されるデータが内部データ処理部1201には伝
送されなくなる。
【0139】そして、出力部1203に「LO」の出力信
号ENABLEが入力されると、出力部1203を構成してい
る回路に「LO」の信号が入力されることになるので、こ
の回路はハイインピーダンス状態となり、内部データ処
理部1201は外部に信号を出力できなくなる。
【0140】このように、単に第2機能ブロック部への
電力の供給を遮断するだけでなく、入力部1202を入
力遮断状態に設定し、また、出力部1203を出力遮断
状態に設定しているのは、つぎの理由からである。第2
機能ブロック部への電力の供給が遮断されると、画像デ
ータ制御部203の入力端子に外部から入力されている
「HI」状態の信号は徐々に「LO」状態に遷移する。
【0141】画像データ制御部203の各ブロックは、
CMOSトランジスタなどを用いたディジタル回路で構
成されているため、入力されている信号が長い時間「H
I」状態と「LO」状態の間にあると、CMOSトランジ
スタ内に貫通電流が流れ、デバイスを破壊することが考
えられるからである。
【0142】また、第2機能ブロック部への電力の供給
が遮断されると、画像データ制御部203の出力端子か
ら外部に出力されている「HI」状態の信号が、電力の供
給が遮断された第2機能ブロック部の「LO」状態の端子
に流れ込むことになり、無駄な電流が流れるからであ
る。
【0143】これらの不具合を回避するために、画像処
理装置がスリープモードに設定されるときには、プロセ
ス・コントローラー211はあらかじめその旨を画像デ
ータ制御部203に通知している。画像データ制御部2
03は、この通知を受け取ると、前述の過大電流が流れ
ることを防止するために、入力部1202の入力を遮断
し、出力部1203をハイインピーダンスに設定する。
【0144】このようにして、画像データ制御部203
におけるスリープモードへの移行処理が完了すると、電
力制御部1205は、その出力信号ENABLEを「HI」から
「LO」に変化させ、この変化がシステム・コントローラ
ー231によって認識され、図2に示した領域Bに存在
する第2機能ブロック部への電力の供給が遮断される。
【0145】(画像処理装置のスリープモード解除)つ
ぎに、画像処理装置がスリープモードに設定されている
ときに、ファクシミリ制御ユニット224によるFAX
受信がおこなわれた場合、または、操作パネル234か
らコピーが指示された場合、さらに、ネットワークを介
してプリントサービスの要求があった場合には(ステッ
プS1310肯定)、システム・コントローラー231
がこれらを検知する。
【0146】システム・コントローラー231は、スリ
ープモード解除指令信号SLERBを「HI」に設定してスリ
ープモードを解除し(ステップS1311)、第2機能
ブロック部の電源を投入して電力の供給を再開させる
(ステップS1312)。FAX受信、コピー、プリン
トなどの要求に即座に応えるため、第2機能ブロック部
は初期化処理をおこなう。
【0147】画像データ制御部203は、システム・コ
ントローラー231から出力されたスリープモード解除
指令信号を入力し、この信号を電力制御部1205に出
力する。電力制御部1205に「HI」のスリープモード
解除指令信号SLERBが入力されると、フリップフロップ
1207の出力が反転し、電力制御部1205の出力信
号ENABLEは「LO」から「HI」に変化する。
【0148】この結果、入力部1202は入力不能状態
から入力可能状態に移行し、出力部1203は出力不能
状態から出力可能状態に移行して(ステップS131
3)、画像処理装置は通常の処理がおこなわれる状態に
なる。これによって、FAX受信、コピー、プリントな
ど要求されたサービスが実行される。
【0149】このように、本発明にかかる画像処理装置
では、画像処理装置の待機時などにおいて、たとえばF
AX受信やコピーの要求に対応するため、どうしても電
源を落とすことができない機能ブロック部分には電力を
供給し、それ以外のブロックについては電源を落とすこ
とを可能にしているので、可能な限りの省エネルギーが
実現できる一方、たとえばFAX受信やコピーの要求が
あった場合に、画像処理装置を迅速に再起動させてそれ
らの要求に応えることもできる。
【0150】また、本発明にかかる画像処理装置では、
スリープモード移行時に、外部からその旨を通知された
機能ブロックは入力不能状態に設定されるので、その機
能ブロックに接続されている外部の機能ブロックからの
信号が「HI」から「LO」にゆっくりと遷移したとしても
その信号の遷移状態がその機能ブロックの内部に伝わら
ず、過大電流が流れることを防止できる。また、機能ブ
ロックは出力不能状態にも設定されるので、外部への電
流流出を防ぐことができる。
【0151】なお、本実施の形態で説明した画像処理装
置の省電力制御方法は、あらかじめ用意されたプログラ
ムをパーソナルコンピュータやワークステーションなど
のコンピュータで実行することにより実現される。この
プログラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、
CD-ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み
取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって
記録媒体から読み出されることによって実行される。ま
た、このプログラムは、上記記録媒体を介して、また伝
送媒体として、インターネットなどのネットワークを介
して配布することができる。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、スリープモード設定指令入力手段が、第
2機能ブロック部のスリープモード設定指令を入力し、
電力制御手段が、前記スリープモード設定指令入力手段
からスリープモード設定指令を入力したときに前記第2
機能ブロック部への電力の供給を遮断するので、電源を
落としても画像処理装置としての動作に影響のない第2
機能ブロック部の消費電力を削減することができ、時代
の要請である省エネルギーの要求に応えることができる
という効果を奏する。
【0153】また、請求項2に記載の発明によれば、さ
らに、スリープモード解除指令入力手段が、スリープモ
ード解除指令を入力し、電力制御手段が、前記スリープ
モード解除指令入力手段からスリープモード解除指令を
入力したときに前記第2機能ブロック部への電力の供給
を再開するので、電力の供給が断たれている第2機能ブ
ロック部に再び電力が供給され、即座に画像処理装置を
再起動させることが可能になり、ユーザーの使用要求に
迅速に対応することができるという効果を奏する。
【0154】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または2に記載の発明において、電力制御手段
が、スリープモード設定指令入力手段からスリープモー
ド設定指令を入力したときに、データ入力手段を入力不
能状態に設定するとともに、データ出力手段を出力不能
状態に設定するので、第2機能ブロック部は、ここに入
力される信号の影響を受けず、また、第2機能ブロック
部は、ここからの電流の流出を防ぐことができるという
効果を奏する。これにより、第2機能ブロック部の内部
回路を確実に保護することができる。
【0155】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項3に記載の発明において、電力制御手段が、スリー
プモード解除指令入力手段からスリープモード解除指令
が出力されたときに、データ入力手段を入力可能状態に
設定するとともに、データ出力手段を出力可能状態に設
定するので、即座に画像処理装置を再起動させることが
でき、ユーザーの使用要求に迅速に対応することができ
るという効果を奏する。
【0156】また、請求項5に記載の発明によれば、ス
リープモード設定指令入力工程が、第2機能ブロック部
のスリープモード設定指令を入力し、電力制御工程が、
前記スリープモード設定指令入力工程によってスリープ
モード設定指令を入力したときに前記第2機能ブロック
部への電力の供給を遮断するので、電源を落としても画
像処理装置としての動作に影響のない第2機能ブロック
部の消費電力を削減することができ、時代の要請である
省エネルギーの要求に応えることができるという効果を
奏する。
【0157】また、請求項6に記載の発明によれば、請
求項5に記載の発明において、入出力制御工程は、スリ
ープモード設定指令入力工程によってスリープモード設
定指令が入力されたときには、第2機能ブロック部への
入力を不能とするとともに、第2機能ブロック部からの
出力を不能とするので、第2機能ブロック部は、ここに
入力される信号の影響を受けず、また、第2機能ブロッ
ク部は、ここからの電流の流出を防ぐことができるとい
う効果を奏する。これにより、第2機能ブロック部の内
部回路を確実に保護することができる。
【0158】また、請求項7に記載の発明によれば、ス
リープモード解除指令入力工程は、第2機能ブロック部
に再び電力を供給させるためのスリープモード解除指令
を出力するので、電力の供給が断たれている第2機能ブ
ロック部に再び電力が供給され、即座に画像処理装置を
再起動させることが可能になり、ユーザーの使用要求に
迅速に対応することができるという効果を奏する。
【0159】また、請求項8に記載の発明によれば、請
求項5〜7のいずれか一つに記載された方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプ
ログラムを機械で読み取ることができるようになり、こ
れによって、請求項5〜7の動作をコンピュータによっ
て実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる画像処理装置
の構成を機能的に示すブロック図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかる画像処理装置
のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかる画像処理装置
の画像処理プロセッサーの処理概要を示すブロック図で
ある。
【図4】この発明の本実施の形態にかかる画像処理装置
の画像データ制御部の処理概要を示すブロック図であ
る。
【図5】この発明の本実施の形態にかかる画像処理装置
のビデオ・データ制御部の処理概要を示すブロック図で
ある。
【図6】この発明の本実施の形態にかかる画像処理装置
の画像メモリー・アクセス制御部の処理概要を示すブロ
ック図である。
【図7】この発明の本実施の形態における画像処理装置
のファクシミリ制御ユニットの構成を示すブロック図で
ある。
【図8】この発明の本実施の形態にかかるメモリー・モ
ジュールに画像を格納するまでの処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】この発明の本実施の形態にかかる作像ユニット
で画像をプリントするまでの処理を示すフローチャート
である。
【図10】この発明の本実施の形態にかかるメモリー・
モジュールにPCからの画像を格納するまでの処理を示
すフローチャートである。
【図11】この発明の本実施の形態にかかる作像ユニッ
トでメモリー・モジュールの画像をプリントするまでの
処理を示すフローチャートである。
【図12】この発明の本実施の形態にかかる画像処理装
置を省電力制御するために設けた省電力制御ユニットの
ブロック図である。
【図13】この発明の本実施の形態にかかる画像処理装
置の省電力制御の処理を示すフローチャートである。
【図14】従来の一般的なディジタル複写機の制御系の
概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 画像データ制御ユニット 101 画像読取ユニット 102 画像メモリー制御ユニット 103 画像処理ユニット 104 画像書込ユニット 201 読取ユニット 202 センサー・ボード・ユニット 203 画像データ制御部 204 画像処理プロセッサー 205 ビデオ・データ制御部 206 作像ユニット(エンジン) 210 シリアルバス 211 プロセス・コントローラー 212,232 RAM 213,233 ROM 220 パラレルバス 221 画像メモリー・アクセス制御部 222 メモリー・モジュール 223 パーソナルコンピュータ(PC) 224 ファクシミリ制御ユニット 225 公衆回線 231 システム・コントローラー 234 操作パネル 301,303,304,306 インターフェース
(I/F) 302 スキャナー画像処理部 305 画質処理部 307 コマンド制御部 401 画像データ入出力制御部 402 画像データ入力制御部 403 データ圧縮部 404 データ変換部 405,503,601 パラレルデータI/F 406 データ伸張部 407 画像データ出力制御部 501 エッジ平滑処理部 502 パルス制御部 504 シリアルデータI/F 505 データ変換部 602 システム・コントローラーI/F 603 メモリー・アクセス制御部 604 ラインバッファー 605 ビデオ制御部 606 データ圧縮部 607 データ伸張部 608 データ変換部 701 ファクシミリ送受信部 702 外部I/F 703 ファクシミリ画像処理部 704 画像メモリー 705 メモリー制御部 706 データ制御部 707 画像圧縮伸張部 708 モデム 709 網制御装置 1201 内部データ処理部 1202 入力部 1203 出力部 1204 スリープモード移行検出部 1205 電力制御部 1206 マルチプレクサ 1207 フリップフロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波塚 義幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮崎 秀人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 野水 泰之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 川本 啓之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石井 理恵 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 刀根 剛治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 福田 拓章 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮崎 慎也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉澤 史男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AP07 HH11 HT04 HT07 HT08 HT13 5B021 AA01 AA02 AA05 AA19 MM00 5C062 AA02 AA05 AA13 AB49 AB51 AE15 BA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した画像データに種々の画像処理を
    施す画像処理装置において、 メイン電源が投入されている間動作させ続けなければな
    らない機能ブロックからなる第1機能ブロック部と、 前記メイン電源が投入されている間でも動作を停止させ
    ることができる機能ブロックからなる第2機能ブロック
    部と、 前記画像処理装置をスリープモードに設定するためのス
    リープモード設定指令を入力するスリープモード設定指
    令入力手段と、 前記スリープモード設定指令入力手段によってスリープ
    モード設定指令が入力されたときには前記第2機能ブロ
    ック部への電力の供給を遮断する電力制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記画像処理装置をスリープモ
    ードから解除するためのスリープモード解除指令を入力
    するスリープモード解除指令入力手段を備え、 前記電力制御手段は、前記スリープモード解除指令入力
    手段によってスリープモード解除指令が入力されたとき
    には前記第2機能ブロック部への電力の供給を再開する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2機能ブロック部は、 各種のデータが入力されるデータ入力手段と、 各種のデータを出力するデータ出力手段とを備え、 前記電力制御手段は、 前記スリープモード設定指令入力手段からスリープモー
    ド設定指令が入力されたときには、前記データ入力手段
    を入力不能状態に設定するとともに、前記データ出力手
    段を出力不能状態に設定することを特徴とする請求項1
    または2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記電力制御手段は、前記スリープモー
    ド解除指令入力手段からスリープモード解除指令が入力
    されたときには、前記データ入力手段を入力可能状態に
    設定するとともに、前記データ出力手段を出力可能状態
    に設定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 メイン電源が投入されている間動作させ
    続けなければならない機能ブロックからなる第1機能ブ
    ロック部と、前記メイン電源が投入されている間でも動
    作を停止させることができる機能ブロックからなる第2
    機能ブロック部とを備え、入力した画像データに種々の
    画像処理を施す画像処理装置の省電力制御方法であっ
    て、 前記画像処理装置をスリープモードに設定するためのス
    リープモード設定指令を入力するスリープモード設定指
    令入力工程と、 前記スリープモード設定指令入力工程によってスリープ
    モード設定指令が入力されたときには前記第2機能ブロ
    ック部への電力の供給を遮断する電力制御工程と、 を含んだことを特徴とする画像処理装置の省電力制御方
    法。
  6. 【請求項6】 前記電力制御工程は、前記スリープモー
    ド設定指令入力工程によってスリープモード設定指令が
    入力されたときには、前記第2機能ブロック部への入力
    を不能とするとともに、前記第2機能ブロック部からの
    出力を不能とする入出力制御工程を含んだことを特徴と
    する請求項5に記載の画像処理装置の省電力制御方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記画像処理装置をスリープモ
    ードから解除するためのスリープモード解除指令を入力
    するスリープモード解除指令入力工程を含み、 前記電力制御工程は、前記スリープモード解除指令入力
    工程によってスリープモード解除指令が入力されたとき
    には前記第2機能ブロック部への電力の供給を再開する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理装
    置の省電力制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか一つに記載され
    た方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
    たことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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