JP2003063101A - 複合機、これに接続される端末装置及びこれらを備えたネットワークシステム - Google Patents

複合機、これに接続される端末装置及びこれらを備えたネットワークシステム

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JP2003063101A JP2001256842A JP2001256842A JP2003063101A JP 2003063101 A JP2003063101 A JP 2003063101A JP 2001256842 A JP2001256842 A JP 2001256842A JP 2001256842 A JP2001256842 A JP 2001256842A JP 2003063101 A JP2003063101 A JP 2003063101A
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Makoto Kizawa
誠 木沢
Tamotsu Sato
保 佐藤
Masazo Hirakawa
雅三 平川
Takashi Hanada
崇 花田
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネモード時の消費電力を極小に抑え
つつ、省エネモード時においてもPCのプリンタとして
機能させることができ、PCの状態監視機能を活かしな
がら省エネモードが実質的に機能しないという事態を回
避すること。 【解決手段】 本複合機は、装置全体を制御するメイン
CPU202と、メインCPU202へ電源を供給する
メイン電源401と、メイン電源401からメインCP
U202への電源供給を所定の条件下で停止させる一
方、電源供給停止の解除要因を検知するとメイン電源4
01からメインCPU202への電源供給を復旧させる
サブCPU213と、PC3からの印刷要求を検知する
と電源供給停止の解除要因としてサブCPU213に通
知するPCインターフェイスボード407と、メイン電
源401とは別個でサブCPU213及びPCインター
フェイスボード407に電源供給するサブ電源402
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、待機時における消
費電力を押える省エネモードを備えた複合機、これに接
続される端末装置及びこれらを備えたネットワークシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の複合機は、一定期間動作
がないと消費電力を一定範囲内に押える省エネモードを
搭載するが、省エネモード中の消費電力を一層小さく抑
えることが要請されている。
【0003】従来、ファクシミリ装置(以下、「FA
X」という)においても省エネモードは搭載され、FA
Xにおける省エネモード中の消費電力が最も小さいもの
とされていた。これは以下のようなものであった。
【0004】即ち、FAXは、通常、本体CPUとサブ
CPUとしてのパネルCPUとを有している。そして、
一定期間、キーの押下などの何らかの動作がないかを監
視し、動作がないと判断した場合、本体CPUへの電源
供給を遮断し、以降サブCPUだけで最低限の動作だけ
を行わせる。これにより、省エネモードの間、電源供給
を受けるのはサブCPUのみになって、本体CPUへの
電力供給を遮断できるので、消費電力を1.4W程度に
大幅に削減できた。
【0005】一方、省エネモードから待機モードに復旧
するには、サブCPUが省エネ解除要因を監視し、その
検知により本体CPUへ電源を供給するよう電源部のス
イッチをONしている。省エネ解除要因としては、着信
検知、原稿セット、キーの押下などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
技術は、プリンタ機能を有する複合機には採用できず、
省エネモード時における複合機の消費電力は大きなもの
となっていたという問題があった。
【0007】即ち、プリンタ機能を有する複合機での省
エネモードは、FAXの省エネモードと異なり、本体C
PUへの電源供給は遮断できず、本体CPUへの電源供
給を継続した状態で、電源供給を遮断できる定着部やス
キャナ部などの部署への電源供給を遮断するものであっ
た。
【0008】プリンタ機能を有する複合機の場合、これ
に接続されるPC内のプリンタドライバには複合機の状
態を監視する状態監視機能がある。このため、PCは複
合機が省エネモードにある場合でも定期的に複合機にア
クセスして状態監視をすることになる。複合機側では、
PCとの間の通信を行ってPCからのアクセスに応答す
る必要がある。このとき、PCとの通信はプログラムを
起動させてソフト的に行うため、省エネモードにおいて
も本体CPUを起動させておく必要があった。そのた
め、複合機においては、省エネモード時に本体CPUへ
の電源供給を遮断できず、省エネモードにおける消費電
力は20W〜30Wと大きなものになるという問題があ
った。
【0009】一方、プリンタ機能を有する複合機におい
て、省エネモード時に本体CPUへの電源供給を遮断し
て消費電力を低く押えると、PCからの状態監視のアク
セスに応答できず、PC側ではプリンタとしての複合機
にエラーが発生したと誤判断することになる。この場
合、PC側では、複合機が省エネモードに移行する毎
に、プリンタエラーが発生したと誤判断することにな
り、ユーザに誤った情報を伝え続けることになるという
問題が生ずる。
【0010】また、この場合、PCからの状態監視のみ
ならず、印刷要求にも応答できないことになり、複合機
としての機能を著しく損なうという問題があった。
【0011】さらに、省エネモード時に本体CPUへの
電源供給を遮断した場合、PCからのアクセスを省エネ
解除要因とすれば、PCからの印刷要求に応答でき、複
合機としての機能を果たすことが可能となる。しかし、
この場合、PCからの状態監視のアクセスまで省エネ解
除要因と判断される。しかも、PCからの状態監視は定
期的になされるため、省エネモードは頻繁に解除される
ことになり、省エネモードが実質的に機能しなくなると
いう問題も生ずる。
【0012】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、省エネモード時の消費電力を極小に抑えつつ、
省エネモード時においてもPCのプリンタとして機能さ
せることができ、さらに、PCの状態監視機能を活かし
ながら省エネモードが実質的に機能しないという事態を
回避できる複合機、これに接続される端末装置及びこれ
らを備えたネットワークシステムを提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置全体を制
御する1つの主制御手段と、この主制御手段へ電源を供
給する主電源手段と、この主電源手段から前記主制御手
段への電源供給を所定の条件下で停止させる一方、電源
供給停止の解除要因を検知すると主電源手段から主制御
手段への電源供給を復旧させる省エネ制御手段と、外部
端末装置からの印刷要求を検知すると電源供給停止の解
除要因として省エネ制御手段に通知するインターフェイ
ス手段と、主電源手段とは別個で省エネ制御手段及びイ
ンターフェイス手段に電源供給するサブ電源手段と、を
備えるようにしたものである。
【0014】これにより、省エネモード時は消費電力の
少ない省エネ制御手段を用いて省エネ解除要因を監視す
るので、主制御手段への電源供給を遮断して、省エネモ
ード時における消費電力を極小に押えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る複合機
は、装置全体を制御する主制御手段と、この主制御手段
に電源を供給する主電源手段と、この主電源手段から前
記主制御手段への電源供給を所定の条件下で停止させる
一方、前記停止の解除要因を検知すると前記主電源手段
から前記主制御手段への電源供給を復旧させる省エネ制
御手段と、外部端末装置からの印刷要求を検知すると前
記解除要因として前記省エネ制御手段に通知するインタ
ーフェイス手段と、前記主電源手段とは別個で前記省エ
ネ制御手段及び前記インターフェイス手段に電源供給す
るサブ電源手段と、を具備する構成を採る。
【0016】この構成によれば、省エネ解除要因を検知
して主制御手段への電源供給を制御する省エネ制御手段
を別途設けると共に、省エネ制御手段のためのサブ電源
手段を別途設けることにより、省エネモード時は消費電
力の少ない省エネ制御手段を用いて省エネ解除要因を監
視することができる。したがって、主制御手段(メイン
CPU)への電源供給を遮断して、省エネモード時にお
ける消費電力を極小に押えることが可能となる。
【0017】また、複合機が外部端末装置(PC)のプ
リンタとして機能する場合であっても、外部端末装置と
のインターフェイス手段を別途設けて、外部端末装置か
らの印刷要求を省エネ解除要因として省エネ制御手段に
通知させると共に、インターフェイス手段への電源供給
はサブ電源手段から行う。これにより、省エネモード時
に消費電力の大きい主制御手段への電源供給を遮断して
も、外部端末装置からの印刷要求を検知して復旧でき
る。したがって、省エネモード時における消費電力を極
小に抑えつつ、複合機をPCのプリンタとして機能させ
ることができる。
【0018】本発明の第2の態様に係る端末装置は、外
部の複合機と接続されるインターフェイス手段と、前記
複合機が待機モードの場合前記複合機に対してライト動
作及びリード動作を行う第1通信モードで前記複合機に
定期的にアクセスして状態監視する一方、前記複合機が
省エネモードの場合前記複合機に対してリード動作のみ
を行う第2通信モードで前記複合機に定期的にアクセス
して状態監視する状態監視手段と、前記複合機から省エ
ネモードに移行する通知を受けると前記第2通信モード
に切換えて前記状態監視手段に状態監視させる制御手段
と、を具備する構成を取る。
【0019】PCは接続された複合機に対して定期的に
アクセスして前記複合機の状態監視をする状態監視機能
を有する。このPCから状態監視のアクセスに対応する
ために、複合機の省エネモードを主制御手段に電源供給
した状態のものにすると、省エネモードにおける消費電
力を極小に抑えることはできない。一方、複合機の省エ
ネモードを主制御手段への電源供給を遮断するものとし
た場合でも、PCは定期的にアクセスして複合機の状態
監視をする。
【0020】ここで、PCと複合機との間の通信は大別
して2つの通信モードが存在する。一方はPCが複合機
に対してライト動作及びリード動作を行う第1通信モー
ドであり、他方はPCが複合機に対してリード動作のみ
を行う第2通信モードである。PCからの状態監視は、
通常第1通信モードでなされる。しかし、省エネモード
においても、第1通信モードで状態監視をすると、スト
ローブのONにより自動的にインターフェイス手段は省
エネ制御手段に通知して主制御手段を起動させることに
なる。さらに、PCからの状態監視は定期的になされる
ので、その都度省エネモードが解除されることになり、
省エネモードが実質的に機能しないことになる。
【0021】本発明の第2の態様に係る端末装置によれ
ば、複合機が待機モードの場合、複合機に対してライト
動作及びリード動作を行う第1通信モードで複合機に定
期的にアクセスして状態監視する。一方、複合機が省エ
ネモードに移行した場合、複合機に対してリード動作の
みを行う第2通信モードに切り換えて複合機に定期的に
アクセスして状態監視する。これにより、省エネモード
の場合は複合機側においてリードコマンドを検知しても
待機モードに復旧させないよう構成することで(リード
コマンドはストローブを伴わないのでマスクできる)、
PCが状態監視のためにアクセスしても複合機を待機モ
ードに復旧させないようにできる。したがって、PCの
状態監視機能を活かしながら、PCのプリンタとして機
能する複合機において省エネモードが実質的に機能しな
いという事態を防止できる。
【0022】また、複合機が省エネモードに移行した場
合、PC側では複合機に対してリード動作のみを行う第
2通信モードで複合機に定期的にアクセスして状態監視
する。これにより、複合機側でリードコマンドを検知し
ても主制御手段が不起動状態にあり、PC側に無応答を
繰り返すことになるが、PC側では省エネモード時の無
応答を省エネモードの継続と判断するように構成するこ
とで、省エネモード時において複合機側にPCとの通信
を行わせることなく、PC側で複合機が省エネモードに
あると判断できる。これにより、省エネモード時の消費
電力を極小に抑えつつ、PCの状態監視機能を活かしな
がら、PCのプリンタとして機能する複合機において省
エネモードが実質的に機能しないという事態を防止でき
る。
【0023】本発明の第3の態様は、第1の態様に係る
複合機において、前記主制御手段は、省エネモードに移
行する際、前記インターフェイス手段に対して、外部端
末装置からアクセスを受けた場合に前記インターフェイ
ス手段がその旨を前記省エネ制御手段に通知することを
禁止させる構成を採る。
【0024】この構成によれば、省エネモードに移行す
る場合、主制御手段は、インターフェイス手段に、PC
からアクセスを受けた場合、省エネ制御手段へのその旨
の通知を禁止させる。これにより、PCがアクセスして
きた場合であっても、省エネモードは解除されない。し
たがって、省エネモード時にPCから状態監視のアクセ
スがあってもその都度省エネモードが解除されることは
なく、省エネモード時の消費電力を極小に抑えつつ、P
Cのプリンタとして機能する複合機において省エネモー
ドが実質的に機能しないという事態を防止できる。
【0025】本発明の第4の態様は、第1の態様に係る
複合機において、前記主制御手段は、省エネモードに移
行する際、前記インターフェイス手段に対して、外部端
末装置から本複合機に対してリード動作のみを行う通信
モードでアクセスを受けた場合に前記インターフェイス
手段がその旨を前記省エネ制御手段に通知することを禁
止させる構成を採る。
【0026】この構成によれば、省エネモードに移行す
る場合、主制御手段は、インターフェイス手段に、複合
機に対してリード動作を行う通信モードでアクセスを受
けた場合、省エネ制御手段へのその旨の通知を禁止させ
る。これにより、PCがこの通信モードでアクセスする
限り省エネモードは解除されないので、省エネモード時
にPCから状態監視のアクセスがあってもその都度省エ
ネモードが解除されることはなく、省エネモード時の消
費電力を極小に抑えつつ、PCのプリンタとして機能す
る複合機において省エネモードが実質的に機能しないと
いう事態を防止できる。
【0027】また、省エネモード時においてPCがこの
通信モードでアクセスする限り、主制御手段は不起動状
態にあるので、PCへは応答できない。しかし、PC側
で省エネモード時における無応答を複合機が省エネモー
ドにあると判断するように構成すれば、複合機において
主制御手段を起動させなくてもPC側で複合機が省エネ
モードにあると判断できる。したがって、省エネモード
時の消費電力を極小に抑えつつ、PCの状態監視機能を
活かしながら、PCのプリンタとして機能する複合機に
おいて省エネモードが実質的に機能しないという事態を
防止できる。
【0028】本発明の第5の態様は、第3の態様に係る
複合機において、前記主制御手段は、省エネモードから
復旧する際、前記インターフェイス手段に対して、外部
端末装置からアクセスを受けた場合に前記インターフェ
イス手段がその旨を前記省エネ制御手段に通知すること
の禁止を解除する構成を採る。
【0029】この構成によれば、省エネモードから復旧
する際、主制御手段は、PCからアクセスを受けた場
合、インターフェイス手段がその旨を省エネ制御手段に
通知することの禁止を解除する。これにより、待機モー
ドではPCからアクセスを受けた場合、インターフェイ
ス手段から省エネ制御手段を介して主制御手段に通知さ
れ、PCと複合機との間で通常の通信がなされる。した
がって、複合機が省エネモードを有するためにPCと複
合機との間の通信が制限されるのを防止できる。
【0030】本発明の第6の態様は、第4の態様に係る
複合機において、前記主制御手段は、省エネモードから
復旧する際、前記インターフェイス手段に対して、外部
端末装置から本複合機に対してリード動作のみを行う通
信モードでアクセスを受けた場合に前記インターフェイ
ス手段がその旨を前記省エネ制御手段に通知することの
禁止制限を解除する構成を採る。
【0031】この構成によれば、省エネモードから復旧
する際、主制御手段は、複合機に対してリード動作のみ
を行う通信モードでアクセスを受けた場合、インターフ
ェイス手段がその旨を省エネ制御手段に通知することの
禁止を解除する。これにより、待機モードではこの通信
モードによるアクセスであっても、インターフェイス手
段から省エネ制御手段を介して主制御手段に通知され、
PCと複合機との間で通常の通信がなされる。したがっ
て、複合機が省エネモードを有するためにPCと複合機
との間の通信モードが制限されるのを防止できる。
【0032】本発明の第7の態様は、第1の態様に係る
複合機において、前記インターフェイス手段は、待機モ
ードでは外部端末装置からのアクセスを前記省エネ制御
手段に通知する一方、省エネモードでは外部端末装置か
らのアクセスを前記省エネ制御手段に通知しない構成を
採る。
【0033】この構成によれば、省エネモードでは、P
Cからアクセスを受けた場合でも待機モードに復旧させ
ないようにすることができる。これにより、省エネモー
ド時の消費電力を極小に抑えつつ、PCの状態監視機能
を活かしながら、PCのプリンタとして機能する複合機
において省エネモードが実質的に機能しないという事態
を防止できる。
【0034】本発明の第8の態様は、第1の態様に係る
複合機において、前記インターフェイス手段は、待機モ
ードでは外部端末装置から本複合機に対してリード動作
のみを行う通信モードでアクセスを受けた場合その旨を
前記省エネ制御手段に通知する一方、省エネモードでは
外部端末装置から前記通信モードでアクセスを受けた場
合その旨を前記省エネ制御手段に通知しない構成を採
る。
【0035】この構成によれば、省エネモードの場合は
PC側で複合機への状態監視を複合機に対してリード動
作を行う通信モードで行うように構成すれば、複合機側
ではリードコマンドを検知しても待機モードに復旧させ
ないようにすることができる。これにより、省エネモー
ド時の消費電力を極小に抑えつつ、PCの状態監視機能
を活かしながら、PCのプリンタとして機能する複合機
において省エネモードが実質的に機能しないという事態
を防止できる。
【0036】本発明の第9の態様は、第1の態様に係る
複合機において、前記インターフェイス手段は、省エネ
モードにおいて、外部端末装置から本複合機に対してラ
イト動作を行う第1通信モードでアクセスを受けた場合
その旨を前記省エネ制御手段に通知する一方、外部端末
装置から複合機に対してリード動作のみを行う第2通信
モードでアクセスを受けた場合その旨を前記省エネ制御
手段に通知しない構成を採る。
【0037】この構成によれば、省エネモードの場合は
PC側で複合機への状態監視を複合機に対してリード動
作を行う通信モードで行うように構成すれば、複合機側
ではリードコマンドを検知しても待機モードに復旧させ
ないようにすることができる。これにより、省エネモー
ド時の消費電力を極小に抑えつつ、PCの状態監視機能
を活かしながら、PCのプリンタとして機能する複合機
において省エネモードが実質的に機能しないという事態
を防止できる。
【0038】本発明の第10の態様は、第9の態様に係
る複合機において、外部端末装置からの印刷要求は前記
第1通信モードによる構成を採る。
【0039】この構成によれば、省エネモードにおいて
第1通信モードでアクセスを受けた場合は待機モードに
復旧させる一方、第2通信モードでアクセスを受けた場
合は待機モードに復旧させない。これにより、PC側で
省エネモード時において印刷要求は第1通信モードを用
いる一方、状態監視は第2通信モードを用いるように構
成すれば、複合機側ではライトコマンドの検知の有無に
より待機モードに復旧させるか否かを切換えることがで
きる。したがって、省エネモード時の消費電力を極小に
抑えつつ、省エネモード時においてもPCのプリンタし
て機能させることができ、さらに、PCの状態監視機能
を活かしながら省エネモードが実質的に機能しないとい
う事態を回避できる。
【0040】本発明の第11の態様は、第2の態様に係
る端末装置において、前記制御手段は、前記複合機から
前記複合機が省エネモードに移行する旨の通知を受ける
と、前記状態監視手段に前記第2通信モードで前記複合
機に定期的にアクセスさせ、このアクセスに対して前記
複合機から応答がない場合前記複合機が省エネモードに
あると判断する構成を採る。
【0041】複合機が省エネモードに移行した場合、複
合機では主制御手段への電源供給を遮断する。なお、複
合機ではPCとの通信は主制御手段により制御されてい
るので、PC側からのアクセスに応答できない。
【0042】本発明の第11の態様に係る端末装置によ
れば、複合機が省エネモードにあるときに、PCからの
状態監視のアクセスに対して応答がないと、PC側では
複合機が省エネモードにあると判断する。これにより、
省エネモード時において複合機側にPCとの通信を行わ
せることなく、PC側で複合機が省エネモードにあると
判断できるので、省エネモード時の消費電力を極小に抑
えつつ、PCの状態監視機能を活かしながら、PCのプ
リンタとして機能する複合機において省エネモードが実
質的に機能しないという事態を防止できる。
【0043】本発明の第12の態様は、第2の態様に係
る端末装置において、前記制御手段は、前記複合機から
前記複合機が省エネモードに移行する旨の通知を受ける
と、前記状態監視手段に前記第2通信モードで前記複合
機に定期的にアクセスさせ、このアクセスに対して前記
複合機から応答がない場合前記複合機が省エネモードに
あると判断する一方、応答がある場合前記複合機が待機
モードにあると判断する構成を採る。
【0044】この構成によれば、複合機が省エネモード
にある場合、PCからの状態監視のアクセスに対して応
答がないとPC側では複合機が省エネモードにあると判
断する一方、応答があると待機モードにあると判断す
る。これにより、省エネモード時において複合機側にP
Cとの通信を行わせることなく、PC側で複合機が省エ
ネモードにあるか否かを判断できる。このため、省エネ
モード時の消費電力を極小に抑えつつ、PCの状態監視
機能を活かしながら、PCのプリンタとして機能する複
合機において省エネモードが実質的に機能しないという
事態を防止できる。
【0045】本発明の第13の態様に係るネットワーク
システムは、省エネモード時に主制御手段への電源供給
を遮断し外部端末装置からのアクセスにより前記電源供
給を復旧する複合機と、ライト動作及びリード動作を行
う第1通信モードとリード動作のみを行う第2通信モー
ドとを切り換えて前記複合機へのアクセスを行う外部端
末装置と、からなるネットワークシステムであって、前
記複合機が省エネモードにある場合、前記外部端末装置
は前記第2通信モードで前記複合機への状態監視を定期
的に行い、前記複合機はリードコマンドを検知しても前
記主制御手段への電源供給を復旧しないと共に前記外部
端末装置への応答をせず、前記外部端末装置は応答を検
知しないことで前記複合機が省エネモードにあると判断
するものである。
【0046】本発明の第14の態様は、第1の態様に係
る複合機において、前記インターフェイス手段は、省エ
ネモードにあるか否かを示す情報を記憶する記憶手段と
省エネモード時に外部端末装置からアクセスがあると前
記省エネ制御手段にはその旨を通知せずに前記記憶手段
の記憶内容を前記外部端末装置に送信する手段とを有す
る一方、前記主制御手段は、省エネモードに移行する
際、前記記憶手段に省エネモードにある旨の情報を記憶
させ、省エネモードが解除されると前記記憶手段に省エ
ネモードにない旨の情報を記憶させる構成を採る。
【0047】この構成によれば、インターフェイス手段
内に省エネモードにあるか否かを示す情報を記憶する記
憶手段と、省エネモード時に外部端末装置からアクセス
があると前記省エネ制御手段にはその旨を通知せずに前
記記憶手段の記憶内容を前記外部端末装置に送信する手
段とを設けることにより、省エネモード時においてPC
から状態監視する際に主制御手段を起動させることな
く、PCに記憶手段の記憶内容に基づいて状態監視をさ
せることができる。このため、省エネモード時の消費電
力を極小に抑えつつ、PCの状態監視機能を活かすと共
に複合機で省エネモードが実質的に機能しないという事
態を回避できる。
【0048】本発明の第15の態様は、第2の態様に係
る端末装置において、前記制御手段は、前記複合機から
前記複合機が省エネモードに移行する旨の通知を受ける
と前記状態監視手段に前記第2通信モードで前記複合機
に定期的にアクセスさせ、前記複合機から省エネモード
にある旨の情報を読み出すと前記複合機が省エネモード
にあると判断する構成を採る。
【0049】本発明の第16の態様は、第2の態様に係
る端末装置において、前記制御手段は、前記複合機から
前記複合機が省エネ状態に移行する通知を受けると前記
状態監視手段に前記第2通信モードで前記複合機に定期
的にアクセスさせ、前記複合機から省エネモードにない
旨の情報を読み出すと前記複合機が待機モードにあると
判断する構成を採る。
【0050】これらの構成によれば、PC側では、複合
機から省エネモードにある旨の情報を読み出した場合に
複合機が省エネモードであると判断する一方、省エネモ
ードにない旨の情報を読み出した場合に複合機が待機モ
ードであると判断する。これにより、複合機が省エネモ
ードである場合でも、複合機の主制御手段を起動するこ
となく、複合機の現在のモードを判断することができ
る。したがって、省エネモード時の消費電力を極小に抑
えつつ、PCの状態監視機能を活かしながら、PCのプ
リンタとして機能する複合機において省エネモードが実
質的に機能しないという事態を防止できる。
【0051】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0052】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態に係る複合機が動作するネットワークを示す概略図
である。
【0053】複合機1は、プリンタ等の記録装置として
の機能、コピー機等の複写装置としての機能及びファク
シミリ等の画像通信装置としての機能を有している。図
1において、複合機1は、複数の、相異なる伝送路を介
して複数のホスト装置に接続されている。
【0054】すなわち、複合機1は、パラレルケーブル
2を介して端末装置としてのパーソナルコンピュータ
(以下、「PC」という)3に接続されている。また、
複合機1は、LAN等のコンピュータネットワーク4を
介してPC5〜7に接続されている。さらに、アナログ
・デジタル公衆電話回線網(以下、「PSTN/ISD
N」という)8を介してFAX9に接続されている。
【0055】図2は、本実施の形態に係る複合機1の構
成を示す概略ブロック図である。
【0056】本複合機1において、上述した記録装置、
複写装置及び画像通信装置としての機能を実現するため
のプログラムがROM(Read Only Memory)201に格
納されている。メインCPU202は、これらのプログ
ラムを実行することにより、上述した記録装置、複写装
置及び画像通信装置としての機能を実現する。その際、
メインCPU202は、RAM203を作業領域として
用いる。
【0057】メインCPU202にバス204を介し
て、PC接続コントローラ206、プリンタコントロー
タ207、モデム208、スキャナコントローラ209
及び符号・復号器(以下、「Codec」という)21
0が接続されている。
【0058】PC接続コントローラ206は、パラレル
ケーブル2を介して接続されるPC3、あるいはLAN
又はLANを介して接続されるインターネット等のコン
ピュータネットワーク4との間のデータの送受信を制御
する。これにより、本複合機1は、パラレルケーブル2
を介して接続されたPC3及びコンピュータネットワー
ク4上に接続されたPC5等とデータ通信を行うことが
できる。
【0059】プリンタコントローラ207は、本複合機
1のプリンタ部211の制御を行う。プリンタ部211
は、プリンタコントローラ207の制御の下、指示され
たプリントデータの印刷を行う。
【0060】モデム208は、PSTN/ISDN8に
接続され、PSTN/ISDN8を介してデータ通信及
びファクシミリ通信を行う。これにより、本複合機1
は、遠隔地等に設置されたFAX9等とファクシミリ通
信を行うことができる。
【0061】スキャナコントローラ209は、本複合機
1のスキャナ部212の制御を行う。スキャナ部212
は、スキャナコントローラ209の制御の下、原稿のイ
メージデータを読み取る。
【0062】Codec210は、スキャナ部212で
読み取ったデータやモデム208から受信したデータ等
の符号化又は復号化を行う。
【0063】メインCPU202にバス204を介し
て、パネルコントローラとして機能するサブCPU21
3が接続されている。サブCPU213は、本複合機1
の操作パネル214との間でコマンド等の通信を行い、
このコマンド等をメインCPU202に通知する。本複
合機1のオペレータは、この操作パネル214から本複
合機1に所定の指示を行うことができる。
【0064】なお、操作パネル214には、本複合機1
を、消費電力を少なくするモード(以下、「省エネモー
ド」という)への移行、あるいは、省エネモードの解除
を入力するためのキー(以下、「省エネキー」という)
を含むタッチパネルや本複合機1のステータス情報等を
表示するためのディスプレイが設けられている。
【0065】また、サブCPU213は、本複合機1が
省エネモードに移行した後に省エネモードの解除要因を
監視する省エネ制御手段として機能する。サブCPU2
13の省エネ制御手段としての機能の詳細については後
述する。
【0066】図3は、本実施の形態に係る複合機1に接
続される端末装置としてのPC3(5〜7)の構成を示
す概略ブロック図である。ここでは、パラレルケーブル
2を介して本複合機1に接続されたPC3を例にして説
明する。
【0067】本実施の形態に係る複合機1に接続される
端末装置としてのPC3は、後述する省エネモード移行
後における複合機1との特別な手順を用いた通信モード
を実施する機能を除き、通常のPCと同様の構成を備え
る。すなわち、PC3は、PC3を構成する要素全体の
制御を行うCPU301を備える。CPU301は、R
OM302に格納されたプログラムから所望のプログラ
ムを読み出して実行する。その際、CPU301は、R
AM303を作業領域として用いる。
【0068】CPU301にデータバス304を介して
ビデオコントローラ305及びI/O(input/output)
コントローラ306が接続されている。ビデオコントロ
ーラ305は、CPU301から入力される信号をビデ
オデータに変換し、ディスプレイ307に表示する。
【0069】I/Oコントローラ306には、外部記憶
手段としてのハードディスク308、入力手段としての
キーボード309及びポインティングデバイスとしての
マウス310、並びにパラレルコントローラ311及び
LANコントローラ312が接続されている。
【0070】パラレルコントローラ311は、パラレル
ケーブル2を介して入力されたコマンドやデータの送受
信を制御する。一方、LANコントローラ312は、L
AN等のコンピュータネットワーク4を介して入力され
たコマンドやデータの送受信を制御する。
【0071】本実施の形態に係る複合機1は、操作パネ
ル214上の省エネキーからの指示、あるいは、所定時
間の無操作状態を契機として省エネモードに移行する。
この際、本複合機1は、内蔵する2つの電源(メイン電
源及びサブ電源)のうち、メイン電源の電源供給を停止
し、サブ電源からの電源供給のみとすることで省エネモ
ードに移行する。一方、省エネモードを解除する際に
は、メイン電源からの電源供給を復旧することで省エネ
モードを解除する。
【0072】本発明に係る複合機1及びこれに接続され
るPC3では、省エネモードへの移行及び省エネモード
からの解除の仕組みに特徴を有し、顕著な効果を奏する
ものである。以下、本複合機1における省エネモードの
移行及び解除を実現するための構成について説明する。
【0073】図4は、本複合機1における省エネモード
の移行及び解除を実現するための構成を示すブロック図
である。
【0074】同図に示すように、本複合機1は、主電源
手段としてのメイン電源401及びサブ電源手段として
のサブ電源402の2つの電源を備える。メイン電源4
01は、メインCPU202に5Vの電源を供給する。
一方、サブ電源402は、サブCPU213に5Vの電
源を供給する。また、サブ電源402は、本複合機1が
省エネモードに移行した場合に省エネ解除要因を検知す
る各構成(例えば、上述するPCインターフェイスボー
ド等)にも電源を供給する。本複合機1が省エネモード
に移行した場合には、サブCPU213にのみ電源が供
給される。一方、省エネモード以外のモード(以下、
「待機モード」という)の場合には、メインCPU20
2及びサブCPU213の双方に電源が供給される。
【0075】メイン電源401のメインCPU202に
対する電源供給は、電源供給スイッチ403により切り
換えられる。電源供給スイッチ403は、メイン電源O
FF信号(MPOFF)が入力された場合にメイン電源
401とメインCPU202とを切断することで、メイ
ンCPU202に対する電源供給を遮断する。
【0076】メイン電源OFF信号(MPOFF)は、
電源供給スイッチ403に接続されている判定回路40
4の一方の入力端子にメインCPU202から出力され
るメイン電源OFF信号1(MPOFF1)が入力さ
れ、他方の入力端子にサブCPU213から出力される
メイン電源OFF信号2(MPOFF2)が入力された
場合に電源供給スイッチ403に入力されるものであ
る。
【0077】言い換えると、メイン電源OFF信号(M
POFF)は、メイン電源OFF信号1(MPOFF
1)及びメイン電源OFF信号2(MPOFF2)の双
方が判定回路404に入力されたときに初めて電源供給
スイッチ403に入力されるものである。
【0078】省エネ制御手段として機能するサブCPU
213は、メインCPU202との間で省エネ制御信号
を送受信する。ここで、省エネ制御信号とは省エネモー
ドへの移行の可否を問い合わせるため、又は、省エネモ
ードへの移行を指示するために送受信される信号であ
る。
【0079】省エネ制御信号は、サブCPU213から
メインCPU202に送信される場合と、メインCPU
202からサブCPU213に送信される場合とがあ
る。前者は、操作パネル214から省エネキーが選択さ
れた場合に省エネモードへの移行をサブCPU213が
メインCPU202に問い合わせる場合などである。後
者は、メインCPU202が内蔵するタイマで所定時間
の無操作状態を検出した場合にメインCPU202がサ
ブCPU213に省エネモードへの移行を指示する場合
などである。
【0080】本複合機1が省エネモードに移行すると、
サブCPU213は、省エネモードを解除する信号(以
下、「省エネ解除信号」という)を監視する。省エネ解
除信号を確認すると、サブCPU213は、メイン電源
ON信号(MPON)を判定回路404に出力する。
【0081】判定回路404の一方の入力端子にメイン
電源ON信号が入力されると、メイン電源ON信号が電
源供給スイッチ403に入力される。メイン電源ON信
号の入力に応じて電源供給スイッチ403がメイン電源
401とメインCPU202とを接続することで、メイ
ンCPU202に対する電源供給が復旧する。これによ
り、省エネモードが解除される。
【0082】サブCPU213に入力される省エネ解除
信号は、複数の要因により発生する。本複合機1では、
例えば、モデム208の機能を果たすFAX通信ボード
405からの外線着呼、内線着呼やハンドセットのフッ
クオフ、スキャナコントーラ209の管理下で動作する
センサ基板406からの原稿の検知、あるいは、PC接
続コントローラ206の管理下で動作するPCインター
フェイスボード(以下、「PCI/Fボード」という)
407を介してのPCからの起動要求のいずれかの要因
に応じて発生する。
【0083】FAX通信ボード405からの外線着呼等
の省エネ解除信号の発生要因となる信号は、複数の判定
回路408〜411のいずれかの入力端子に入力され
る。これらの判定回路408〜411のいずれかの入力
端子に一つでも省エネ解除信号の発生要因となる信号が
入力されれば、サブCPU213に省エネ解除信号が入
力される。
【0084】ここで、本複合機1における省エネモード
へ移行する際、及び省エネモードを解除する際のサブC
PU213の制御フローについて説明する。まず、本複
合機1における省エネモードへ移行する際のサブCPU
213の制御フローについて説明する。図5は、本複合
機1における省エネモードへ移行する際のサブCPU2
13の制御を説明するためのフロー図である。
【0085】サブCPU213は、上述のようにパネル
コントローラとしての機能を果たす。したがって、本複
合機1が待機モードである場合、サブCPU213は、
常に操作パネル214上の省エネキーが選択されたか否
かを監視している。(ST501)。ここで、省エネキ
ーが選択されたならば、サブCPU213は、省エネモ
ードへの移行を問い合わせる省エネ制御信号をメインC
PU202に送信する(ST502)。省エネモードが
指示されても、ファックス受信したデータを記録してい
る最中の場合のように、直ちに省エネモードに移行でき
ない場合があるからである。
【0086】この省エネ制御信号を受信すると、メイン
CPU202が省エネモードへの移行が可能であるかを
確認し、可能である場合には省エネモードへの移行を指
示する省エネ制御信号を返信してくるので、サブCPU
213は、この省エネ制御信号を受信するか監視する
(ST503)。
【0087】なお、メインCPU202が内蔵するタイ
マで所定時間の無操作状態を検知し、省エネモードへの
移行を指示する省エネ制御信号を送信してくる場合があ
る。このため、サブCPU213は、ST501で省エ
ネキーが選択されていない場合でも、この省エネ制御信
号を受信するか監視している(ST503)。
【0088】省エネモードへの移行を指示する省エネ制
御信号を受信したならば、サブCPU213は、省エネ
解除信号が入力されていないか、又は、操作パネル21
4が現在、操作中でないか確認する(ST504)。
【0089】すなわち、ST503で省エネモードへの
移行が指示された場合であっても、その後にオペレータ
が操作パネル214でなんらかの指示を入力する場合や
ファックス受信する場合が考えられる。このため、サブ
CPU213は、ST504で再度、省エネモードへの
移行の可否を確認している。
【0090】ST504において、いずれにも該当しな
い場合には、サブCPU213は、現在の複合機1のモ
ードが省エネモードであるかをオペレータに示す省エネ
LEDを点灯する(ST505)。
【0091】省エネLEDを点灯した後、サブCPU2
13は、省エネモードへの移行を確認したことを通知す
るための省エネ制御信号(OKレスポンス)をメインC
PU202に送信する(ST506)。
【0092】これと同時に、サブCPU213は、メイ
ン電源ON信号をメイン電源OFF信号2に切り換える
(ST507)。これにより、電源供給スイッチ403
に接続された判定回路404の一方の入力端子にメイン
電源OFF信号2が入力される。
【0093】一方、ST506で送信された省エネ制御
信号を確認すると、メインCPU202は、メイン電源
OFF信号1を出力する。これにより、判定回路404
の他方の入力端子にメイン電源OFF信号1が入力され
る。
【0094】判定回路404の双方の入力端子にメイン
電源OFF信号1及びメイン電源OFF信号2が入力さ
れたこととなるので、電源供給スイッチ403にメイン
電源OFF信号が入力される。これにより、メインCP
U202に対する電源供給が遮断され、省エネモードに
移行する。
【0095】ST507でメイン電源OFF信号2を出
力した後、サブCPU213は、スタンバイモードに移
行し(ST508)、省エネモードへの移行動作を終了
する。スタンバイモードとは、サブCPU213自らの
発信を停止し、省エネ解除信号の入力及び操作パネル2
14への入力のみを監視するモードのことをいう。
【0096】なお、ST504において、省エネ解除信
号を受信しているような場合には、省エネモードへ移行
できないことを通知するための省エネ制御信号(NGレ
スポンス)をメインCPU202に送信し(ST50
9)、省エネモードへの移行動作を終了する。
【0097】次に、本複合機1における省エネモードを
解除する際のサブCPU213の制御フローについて説
明する。図6は、省エネモードを解除する際のサブCP
U213の制御を説明するためのフロー図である。
【0098】省エネモードに移行した後、サブCPU2
13は、省エネ解除要因の有無を監視する(ST60
1)。具体的には、操作パネル214の省エネキーの選
択、又は省エネ解除信号の入力を監視している。
【0099】そして、ST601において、何らかの省
エネ解除要因を確認した場合には、サブCPU213
は、スタンバイモードを解除し(ST602)、これと
同時に省エネLEDを消灯する(ST603)。
【0100】さらに、メイン電源OFF信号2をメイン
電源ON信号に切り換える(ST604)。これによ
り、電源供給スイッチ403に接続された判定回路40
4の一方の入力端子にメイン電源ON信号が入力され
る。これに応じて、電源供給スイッチ403にメイン電
源ON信号が入力される。これにより、メインCPU2
02に対する電源供給が復旧され、省エネモードが解除
される。
【0101】本複合機1では、サブCPU213が操作
パネル214の省エネキーの選択又は省エネ解除信号の
入力を省エネ解除要因として監視している。そして、省
エネ解除信号の発生要因を、FAX通信ボード405か
らの外線着呼等、センサ基板406からの原稿の検知又
はPCI/Fボード407を介してのPC3からの処理
要求に設定している。これらの省エネ解除信号の発生要
因のうち、本複合機1では、PC3からの処理要求に着
目し、省エネモードの解除が実際に必要な場合にのみ、
省エネモードを解除するものである。
【0102】すなわち、一般的にPC3からの処理要求
には、省エネモードの解除が実際に必要な場合と、省エ
ネモードの解除が実際には必要でない場合とがある。前
者にはPC3からのプリント要求が該当し、後者にはP
C3からの状態監視が該当する。本複合機1では、この
点に注目してPC3からの状態監視に応じて本複合機1
の省エネモードが解除されるのを防止しつつ、PC3か
らのプリント要求に応じて確実に省エネモードを解除す
る。
【0103】通常、PC3からの処理要求は、省エネモ
ードの解除が実際に必要かどうかに関わらず、同一の手
順に従って本複合機1に指示される。すなわち、PC3
からの処理要求は、PC3が希望する処理(例えば、プ
リント要求や状態監視)の書き込み(本明細書におい
て、「ライト動作」という)を行った後、直前のライト
動作に対する本複合機1の応答の読み取り(本明細書に
おいて、「リード動作」という)を行うことで本複合機
1に指示される。つまり、ライト動作を行った後にリー
ド動作を行うという一連の手順でPC3からの処理要求
が本複合機1に指示される。PC3が本複合機1に対し
て、ライト動作及びリード動作という一連の手順で通信
するモードを第1通信モードという。
【0104】これに対して、本複合機1とこれに接続さ
れるPC3では、省エネモードにおけるPC3からの状
態監視を要求するための手順(以下、「状態監視手順」
という)に限り、上述した通常の一連の手順と異なった
手順を用いて実行する。具体的には、省エネモードにお
けるPC3からの状態監視手順について、ライト動作を
禁止しリード動作のみで実行する。PC3が本複合機1
に対して、リード動作のみで通信するモードを第2通信
モードという。尚、ここで、例えば、第1通信モードと
して、IEEE規格のコンパチビリティーモードを採用
し、また、第2通信モードとして、同規格のニブルモー
ドを採用することが考えられる。
【0105】これにより、省エネモードにおけるPC3
からの状態監視とプリント要求とを判別することで、P
C3からの状態監視に応じて本複合機1における省エネ
モードが解除されるのを防止しつつ、PC3からのプリ
ント要求に応じて確実に省エネモードを解除する。
【0106】PC3からの処理要求は、図4で示したP
CI/Fボード407で処理される。図7は、本複合機
1のPCI/Fボード407の概略構成を示すブロック
図である。
【0107】同図に示すように、PCI/Fボード40
7は、システムバス204を介してメインCPU202
及びサブCPU213と接続されている。一方、PCI
/Fボード407は、パラレルインターフェイス(I/
F)701を介してPC3に接続され、PC3との間で
パラレルデータ及びパラレル制御信号を通信する。
【0108】パラレルI/F701を介して入力された
パラレルデータ及びパラレル制御信号は、ドライバ部7
02を経由してパラレル制御回路703に入力される。
ドライバ部702は、PC3から入力された電気信号の
レベル調整を行っている。
【0109】パラレル制御回路703は、本複合機1の
現在のモード(省エネモード又は待機モード)に応じ
て、PC3からの本複合機1に対する処理要求を制限す
る。具体的には、入力されたパラレルデータ等に含まれ
る割込信号のうち、一定の割込信号にマスク処理を施し
てサブCPU213に割込信号を出力しないようにする
ことで、PC3からの本複合機1に対する処理要求を制
限する。
【0110】ここで、パラレルデータ等に含まれる割込
信号について説明する。パラレルデータには、PC3か
ら本複合機1に対するライト動作を行う際に出力される
受信割込信号(RXINT)及びリード動作を行う際に
出力される送信割込信号(TXINT)が含まれる。ま
た、パラレル制御信号には、PC3から本複合機1に対
するネゴシエーションを行う際に出力されるネゴシエー
ション割込信号(NEGINT)が含まれている。ネゴ
シエーションは、上述のリード動作を行う前段階で行わ
れるものであり、PC3と本複合機1との間で必要とな
る情報が交換される。このネゴシエーションが完了した
後にリード動作に移行する。
【0111】図8は、パラレル制御回路703の詳細な
構成を示すブロック図である。図8において、ドライバ
部702からのパラレルデータは、データ転送制御回路
801に入力される。一方、ドライバ部702からのパ
ラレル制御信号は、ネゴシエーション制御回路802に
入力される。
【0112】データ転送制御回路801は、パラレルデ
ータに含まれる受信割込信号(RXINT)又は送信割
込信号(TXINT)を検出し、それぞれの割込信号に
対応する判定回路803及び804の一方の入力端子に
入力する。
【0113】ネゴシエーション制御回路802は、パラ
レル制御信号に含まれるネゴシエーション割込信号(N
EGINT)を検出し、これに対応する判定回路805
の一方の入力端子に入力する。
【0114】それぞれの割込信号に対応する判定回路8
03〜805の他方の入力端子には、それぞれの割込信
号にマスク処理を施すためのマスク信号が入力される。
判定回路803には、受信割込信号にマスク処理を施す
ための受信割込マスク信号(MRXINT)が入力され
る。同様に判定回路804及び判定回路805には、そ
れぞれ送信割込マスク信号(MTXINT)及びネゴシ
エーション割込マスク信号(MNEGINT)が入力さ
れる。
【0115】これらの割込マスク信号は、割込マスクレ
ジスタ806の設定に基づいてそれぞれの判定回路80
3〜805に入力される。メインCPU202は、現在
の複合機1のモード(省エネモード又は待機モード)に
応じて割込マスクレジスタ806における割込マスク信
号の出力を設定する。
【0116】具体的には、メインCPU202は、本複
合機1のモードが省エネモードである場合、割込マスク
レジスタ806に対して、送信割込マスク信号(MTX
INT)及びネゴシエーション割込マスク信号(MNE
GINT)を出力するように設定する。なお、この設定
は、本複合機1が省エネモードに移行する直前に行われ
る。
【0117】一方、本複合機1のモードが待機モードで
ある場合、割込マスクレジスタ806に対して、いずれ
の割込マスク信号も出力しないように設定する。省エネ
モードから復帰する場合には、メインCPU202は、
割込マスクレジスタ806の設定を解除する。
【0118】判定回路803において、一方の入力端子
に受信割込信号が入力され、他方の入力端子に割込マス
ク信号が入力されると、判定回路803に接続された判
定回路807への受信割込信号の出力が制限される。同
様に、判定回路804及び805から送信割込信号及び
ネゴシエーション割込信号の出力が制限される。
【0119】判定回路807に一つでも割込信号が入力
されると、判定回路807から割込信号がサブCPU2
13に出力される。省エネモードの場合には、上述の設
定により、送信割込信号(TXINT)及びネゴシエー
ション割込信号(NEGINT)にマスク処理が施され
ている。したがって、判定回路807からの割込信号
は、受信割込信号(RXINT)が判定回路803に入
力された場合のみサブCPU213に出力されることと
なる。
【0120】データレジスタ808には、メインCPU
202により本複合機1が省エネモードであるか否かを
識別できるコードがセットされる。このコードには、本
複合機1が省エネモードであることを示す省エネコード
及び本複合機1が省エネモードでないことを示す省エネ
解除コードがある。待機モードでは省エネ解除コードが
セットされ、省エネモードでは省エネコードがセットさ
れる。なお、省エネコードは本複合機1が省エネモード
に移行する直前にセットされ、省エネ解除コードは本複
合機1が省エネモードから復帰した直後にセットされ
る。
【0121】また、データレジスタ808には、PC3
から渡されるプリントデータ等も一時的に格納される。
このプリントデータ等の転送は、データ転送制御回路8
01が制御する。
【0122】次に、以上のような構成を有する本複合機
1とこれに接続されるPC3との間で、本複合機1が省
エネモードに移行し、省エネモードから復帰する際のシ
ーケンスについて説明する。なお、省エネモードからの
復帰には、PC3からの要求により復帰する場合と、本
複合機1からの要求により復帰する場合がある。前者は
PC3からの本複合機1に対する処理要求により行われ
る場合であり、後者は本複合機1の操作パネル214か
ら省エネキーの選択により行われる場合である。
【0123】まず、PC3からの要求により省エネモー
ドから復帰する場合について説明する。図9は、本複合
機1が省エネモードに移行した後、PC3からの要求に
より省エネモードから復帰する際のシーケンス図であ
る。図9において、PC3からの要求は、プリント要求
であるものとする。
【0124】同図に示すように、待機モードにおいて、
PC3は、本複合機1に対して上述した第1通信モード
を用いて状態監視を行う。すなわち、PC3は、まず状
態監視を要求するためのライト動作を本複合機1に行っ
た後(ST901)、本複合機1の応答を受け取るため
にリード動作を行う(ST902)。この状態監視によ
り、PC3は、例えばコピー中である旨の応答や待機中
である旨の応答を受け取る。
【0125】このような状態監視を繰り返すうち、本複
合機1において、省エネモードへの移行要因が発生した
ものとする(ST903)。具体的には、本複合機1に
おいて、操作パネル214から省エネキーが選択された
場合や、メインCPU202が内蔵するタイマで所定時
間の無操作状態が検出された場合である。
【0126】省エネモードへの移行要因が発生すると、
メインCPU202とサブCPU213との間で、省エ
ネモードへの移行を回避すべき要因の有無が確認された
後、省エネモードへの移行の可否を決定する(図5にお
けるST504〜ST506、ST509)。ここで
は、省エネモードへの移行が可能であるものとする。
【0127】省エネモードへの移行が可能である場合、
次にPC3からの状態監視を行うためのライト動作があ
ると(ST904)、これに続くPC3からのリード動
作において、省エネモードに移行する旨の応答を返す
(ST905)。
【0128】省エネモードへの移行の旨をPC3に応答
した後、本複合機1は待機モードから省エネモードに移
行する(ST906)。このとき、メインCPU202
は、パラレル制御回路703の割込マスクレジスタ80
6に対して割込マスク信号の設定を行うと共に、データ
レジスタ808に省エネコードをセットする。
【0129】一方、省エネモードに移行する旨の応答を
受けると、PC3は、本複合機1が省エネモードに移行
したことを認識する。本複合機1が省エネモードに移行
したことを認識すると、PC3は、本複合機1に対する
状態監視に関し、第2通信モードを用いて行う。すなわ
ち、PC3は、ライト動作を行わず、いきなりリード動
作を行う(ST907)。
【0130】このリード動作を受けた場合の本複合機1
における処理を、図8を参照しながら説明する。なお、
ST906で省エネモードに移行する際、割込マスクレ
ジスタ806には、メインCPU202により、送信割
込マスク信号及びネゴシエーション割込マスク信号を出
力するように設定されている。また、データレジスタ8
08には、省エネコードがセットされている。
【0131】リード動作を行う場合、その前段階でPC
3は、本複合機1とネゴシエーションを行う。具体的に
は、ネゴシエーション割込信号を含むパラレル制御信号
を本複合機1に対して出力し、これに対する応答を本複
合機1から受け取ることで、ネゴシエーションを行う。
【0132】図8に示すパラレル制御部703におい
て、ネゴシエーション割込信号を含むパラレル制御信号
は、ネゴシエーション制御回路802に入力される。ネ
ゴシエーション制御回路802は、このパラレル制御信
号からネゴシエーション割込信号を検出し、判定回路8
05の一方の入力端子に入力する。一方、割込マスクレ
ジスタ806から判定回路805の他方の入力端子にネ
ゴシエーション割込マスク信号が入力されている。この
ため、判定回路805から判定回路807に割込信号が
出力されることはない。このため、本複合機1からネゴ
シエーションに応答することはない。
【0133】PC3では、ネゴシエーションを行ったに
も関わらず、本複合機1からその応答を受けることがで
きない。したがって、PC3は、リード動作に移行する
ことができず、この結果リード動作が失敗する。PC3
では、本複合機1の省エネモードにおけるリード動作の
失敗を、本複合機1における省エネモードの継続と判断
するように構成されている。このため、PC3は、この
リード動作の失敗を本複合機1における省エネモードの
継続と判断する(ST908)。
【0134】このように第2通信モードを用いて状態監
視を実行していくうち、PC3からプリント要求があっ
たものとする(ST909)。PC3では、本複合機1
の省エネモードの解除を実際に必要としない状態監視に
ついては、第2通信モードを用いてライト動作を禁止
し、リード動作のみで行う。
【0135】しかし、省エネモードの解除を実際に必要
とするプリント要求については、本複合機1が省エネモ
ードであっても、待機モードと同様に、第1通信モード
を用いてライト動作及びリード動作を行う。このため、
PC3からプリント要求がある場合には、PC3から本
複合機1に対してライト動作が行われる(ST91
0)。
【0136】このライト動作を受信した場合の本複合機
1のおける処理を、図8を参照しながら説明する。PC
3からライト動作があると、図8に示すパラレル制御回
路703において、ライト動作を行う際に出力される受
信割込信号を含むパラレルデータが、データ転送制御回
路801に入力される。
【0137】データ転送制御回路801は、このパラレ
ルデータから受信割込信号を抽出し、判定回路803の
一方の入力端子に入力する。このとき、割込マスクレジ
スタ806から判定回路803の他方の入力端子には、
受信割込マスク信号が入力されていない。したがって、
判定回路803から判定回路807に受信割込信号が出
力される。なお、プリント要求と一緒に送信されてくる
プリントデータは、データ転送制御回路801によりデ
ータレジスタ808に格納されている。
【0138】判定回路807に受信割込信号が入力され
ると、判定回路807は、サブCPU213に受信割込
信号を出力する。この受信割込信号は、省エネ解除信号
としてサブCPU213で取り扱われる。したがって、
この受信割込信号を入力すると、サブCPU213は、
メイン電源OFF信号をメイン電源ON信号に切り換え
ることで、メインCPU202を起動させる。
【0139】メインCPU202が起動すると、本複合
機1の省エネモードが解除され、待機モードに復帰する
(ST911)。このとき、メインCPU202は、パ
ラレレル制御回路703の割込マスクレジスタ806の
割込マスク信号の設定を解除すると共に、データレジス
タ808に省エネ解除コードをセットする。
【0140】そして、メインCPU202は、ST90
9のプリント要求のライト動作に続くリード動作に対し
て、プリント可能である旨の応答を返すと共に(ST9
12)、データレジスタ808に格納されたプリントデ
ータを読み出して、プリンタ部211によりプリント動
作を実行する。
【0141】待機モードに復帰した後は、PC3は、第
1通信モードを用いて本複合機1の状態監視を行う。す
なわち、PC3は、まず状態監視を要求するためのライ
ト動作を本複合機1に行った後(ST913)、本複合
機1の応答を受け取るためのリード動作を行う(ST9
14)。このようにして、本複合機1において省エネモ
ードに移行した後、PC3からの要求により省エネモー
ドから復帰する場合の一連の動作が行われる。
【0142】次に、本複合機1からの要求により省エネ
モードから復帰する場合について説明する。図10は、
本複合機1が省エネモードに移行した後、本複合機1か
らの要求により省エネモードから復帰する際のシーケン
ス図である。図10に示すシーケンスにおいて、ST9
01〜ST908の動作については、図9と同様である
ため、説明を省略する。
【0143】ST907及びST908のように、第2
通信モードを用いて状態監視を実行していくうち、本複
合機1において省エネ解除要因が発生したものとする
(ST1001)。このとき、メインCPU202は、
パラレル制御回路703の割込マスクレジスタ806に
対して割込マスク信号の設定を解除すると共に、データ
レジスタ808に省エネ解除コードをセットする。
【0144】このとき、PC3は、本複合機1において
省エネ解除要因が発生したことを認識していない。この
ため、PC3は、本複合機1に対して第2通信モードで
状態監視のためのリード動作を行う(ST1002)。
【0145】このリード動作を受けた場合の本複合機1
のおける処理を、図8を参照しながら説明する。PC3
がリード動作を行う場合、上述のように、その前段階で
ネゴシエーション割込信号を含むパラレル制御信号を本
複合機1に対して出力し、これに対する応答を本複合機
1から受け取ることでネゴシエーションを行う。
【0146】ネゴシエーション割込信号を含むパラレル
制御信号は、ネゴシエーション制御回路802に入力さ
れる。ネゴシエーション制御回路802は、このパラレ
ル制御信号からネゴシエーション割込信号を抽出し、判
定回路805の一方の入力端子に入力する。
【0147】このとき、割込マスクレジスタ806にお
ける割込マスク信号の出力について設定はすでに解除さ
れている。このため、判定回路805の他方の入力端子
には、ネゴシエーション割込マスク信号が入力されてい
ない。したがって、判定回路805から判定回路807
にネゴシエーション割込信号が出力される。
【0148】判定回路807にネゴシエーション割込信
号が入力されると、判定回路807は、サブCPU21
3にネゴシエーション割込信号を出力する。このネゴシ
エーション割込信号は、省エネ解除信号としてサブCP
U213で取り扱われるものであるが、すでにサブCP
U213にはST1001の省エネ解除要因により省エ
ネ解除信号が入力され、メインCPU202が起動して
いる。サブCPU213は、このネゴシエーション割込
信号を受信した旨をメインCPU202に通知する。メ
インCPU202は、この通知を受けてPC3からのネ
ゴシエーションに応答する。
【0149】本複合機1からのネゴシエーションに対す
る応答を受けると、PC3は、ネゴシエーションを完了
し、続いてリード動作に移行する。リード動作を行う際
に出力される送信割込信号を含むパラレルデータが、デ
ータ転送制御回路801に入力される。データ転送制御
回路801は、このパラレルデータから送信割込信号を
抽出し、判定回路804の一方の入力端子に入力する。
ネゴシエーションの場合と同様に、割込マスクレジスタ
806における割込マスク信号の出力について設定は、
すでに解除されている。このため、判定回路804の他
方の入力端子には、送信割込マスク信号が入力されてい
ない。このため、判定回路804から判定回路807に
送信割込信号が出力される。
【0150】判定回路807に送信割込信号が入力され
ると、判定回路807は、サブCPU213に送信割込
信号を出力する。この送信割込信号も省エネ解除信号と
してサブCPU213で取り扱われるものであるが、サ
ブCPU213には既にST1001の省エネ解除要因
により省エネ解除信号が入力され、メインCPU202
は起動している。このため、サブCPU213は、この
送信割込信号を受信した旨をメインCPU202に通知
する。
【0151】この通知を受けてメインCPU202は、
PC3からのリード動作に応答する。このリード動作に
対する応答では、省エネモードから復帰した旨が応答さ
れる。この応答を受けると、PC3は、本複合機1が省
エネモードから復帰したことを認識する(ST100
3)。
【0152】省エネモードから復帰した旨をPC3に応
答した後、本複合機1の省エネモードが解除され、待機
モードに復帰する。待機モードに復帰した後は、PC3
は、第1通信モードを用いて本複合機1の状態監視を行
う。すなわち、PC3は、まず状態監視を要求するため
のライト動作を本複合機1に行った後(ST100
4)、本複合機1の応答を受け取るためのリード動作を
行う(ST1005)。このようにして、本複合機1に
おいて省エネモードに移行した後、本複合機1からの要
求により省エネモードから復帰する場合の一連の動作が
行われる。
【0153】図9及び図10に示すシーケンスにおける
本複合機1及びこれに接続されるPC3の動作について
説明する。
【0154】まず、本複合機1の動作について説明す
る。図11は、本複合機1における待機モードから省エ
ネモードに移行する際の動作を説明するためのフロー図
である。図12は、省エネモードから待機モードに移行
する際の動作を説明するためのフロー図である。
【0155】本複合機1の現在のモードが待機モードで
ある場合、本複合機1においてPC3からライト動作の
要求(以下、「ライト要求」という)があるかが監視さ
れている(ST1101)。ここでは、本複合機1に対
する状態監視についてのライト要求があるものとする。
すなわち、図9及び図10のST901やST913に
示すライト要求である。なお、待機モードではメインC
PU202が起動中であるため、ライト要求の監視はメ
インCPU202により行われる。
【0156】状態監視についてのライト要求があったな
らば、メインCPU202は、本複合機1の状態を調査
し、このライト動作の後にPC3から要求されるリード
動作に対して応答(以下、「リード応答」という)する
(ST1102)。すなわち、図9及び図10のST9
02やST914に示すリード応答である。
【0157】ST1101及びST1102のようにP
C3からのライト要求及びリード応答を繰り返す間、メ
インCPU202は、省エネモードへの移行要因が発生
しているか監視する(ST1103)。具体的には、サ
ブCPU213から省エネキーが選択された旨の通知を
受けるか、内蔵するタイマにより本複合機1における所
定時間の無操作状態を検出したかを監視する。ここで監
視される省エネモードの移行要因の発生は、図9及び図
10に示すST903に相当する。
【0158】省エネモードへの移行要因が発生している
場合、メインCPU202は、サブCPU213との間
で問合せを行うことで、省エネモードへの移行を回避す
べき要因の有無を確認し省エネモードへの移行の可否を
判断する(ST1104)。ここでは、省エネモードへ
移行することができると判断されるものとする。
【0159】なお、ST1101でPC3からライト要
求がない場合、ST1103で省エネモードへの移行要
因が発生していない場合、又はST1104で省エネモ
ードへ移行することができない場合のいずれかの場合、
メインCPU202は、ST1101〜ST1104の
処理を繰り返す。
【0160】ST1104で省エネモードへ移行するこ
とができると判断すると、メインCPU202は、本複
合機1に接続されているPC3の存在を確認する(ST
1105)。これは、後発的にPC3の電源が切断され
たような場合などを想定している。本複合機1にPC3
が接続されていないような場合、メインCPU202
は、本複合機1のモードを省エネモードに直接移行させ
る。
【0161】本複合機1に接続されているPC3の存在
を確認したならば、メインCPU202は、再度、PC
3から状態監視についてのライト要求を待機する(ST
1106)。すなわち、図9及び図10のST904に
示すライト要求である。
【0162】ST1106で状態監視についてのライト
要求があったならば、メインCPU202は、本複合機
1の状態を調査し、このライト動作の後にPC3から要
求されるリード動作に対して応答する(ST110
7)。
【0163】ここでは、省エネモードへの移行要因が発
生し、さらに本複合機1において省エネモードへ移行で
きると判断されているため、メインCPU202は、P
C3からのリード動作に対して省エネモードに移行する
旨の応答を返す。すなわち、図9及び図10のST90
5に示すリード応答である。
【0164】省エネモードへの移行の旨をPC3に応答
した後、メインCPU202は、PC3からのネゴシエ
ーション割込み及び送信割込みの禁止を設定する(ST
1108)。具体的には、パラレル制御回路703の割
込マスクレジスタ806に対してネゴシエーション割込
マスク信号及び送信割込マスク信号を出力するように設
定することで、PC3からのネゴシエーション割込み及
び送信割込みの禁止を設定する。
【0165】同時に、メインCPU202は、パラレル
制御回路703のデータレジスタ808に省エネコード
をセットする(ST1109)。そして、メインCPU
202は、本複合機1のモードを待機モードから省エネ
モードに移行させる。すなわち、図9及び図10に示す
ST906に相当する。なお、本複合機1の待機モード
から省エネモードへの移行は、図4で説明した手順に従
ってメインCPU202とサブCPU213との間で実
現される。
【0166】本複合機1の現在のモードが省エネモード
に移行した場合、図12に示すように、本複合機1にお
いては省エネモードの解除要因が監視されている。省エ
ネモードに移行した後、省エネモードの解除要因となり
得る要因は、PC3からのライト要求や操作パネル21
4からの省エネキーの選択などである。なお、省エネモ
ードでは、メインCPU202が停止中であるため、省
エネモードの解除要因の監視はサブCPU213により
行われる。
【0167】具体的には、サブCPU213は、まず、
PC3からライト要求があるか監視する(ST120
1)。具体的には、図8で説明したようにパラレル制御
回路703の判定回路807から受信割込信号が入力さ
れたかを判断することで、PC3からライト要求がある
か監視する。ここで監視されるライト要求は、すなわ
ち、図9のST910の示すプリントを要求するための
ライト要求に相当する。
【0168】PC3からのライト要求がない場合には、
サブCPU213は、ライト要求以外の省エネモードの
解除要因を監視する(ST1202)。具体的には、操
作パネル214の省エネキーの選択を含む、図2で説明
した省エネ解除要因がサブCPU213に通知されたか
監視している。ここで監視される省エネ解除要因は、図
10のST1001に示す省エネ解除要因に相当する。
【0169】なお、ST1201及びST1202のい
ずれにおいても、省エネ解除要因が検知されなかった場
合には、サブCPU213は、ST1201及びST1
202の処理を繰り返す。
【0170】一方、ST1201及びST1202のい
ずれかにおいて、省エネ解除要因が検知された場合に
は、サブCPU213は省エネモードを解除する(ST
1203)。なお、本複合機1の省エネモードの解除
は、図4で説明した手順に従ってメインCPU202と
サブCPU213との間で実現される。これにより、停
止していたメインCPU202が起動される。
【0171】起動されると、メインCPU202は、P
C3からのネゴシエーション割込み及び送信割込みを有
効に設定する(ST1204)。具体的には、パラレル
制御回路703の割込マスクレジスタ806に対して、
PC3からのネゴシエーション割込み及び送信割込みの
禁止を解除することで、PC3からのネゴシエーション
割込み及び送信割込みを有効に設定する。
【0172】同時に、メインCPU202は、パラレル
制御回路703のデータレジスタ808に省エネ解除コ
ードをセットする(ST1205)。そして、メインC
PU202は、本複合機1のモードを省エネモードから
待機モードに移行させる。このようにして、図9及び図
10に示すシーケンスにおける本複合機1の動作が行わ
れる。
【0173】次に、本複合機1に接続されるPC3の動
作について説明する。図13は、本複合機1が待機モー
ドから省エネモードに移行する場合のPC3における動
作を説明するためのフロー図である。図14は、本複合
機1が省エネモードから待機モードに移行する場合のP
C3における動作を説明するためのフロー図である。
【0174】本複合機1の現在のモードが待機モードで
ある場合、PC3は、第1通信モードを用いて本複合機
1に対して状態監視を行う。具体的には、まず本複合機
1に対して状態監視を要求するためのライト動作を行う
(ST1301)。すなわち、図9及び図10のST9
01やST913に示すライト動作である。ライト動作
を行った後、これに対する応答を受け取るため、本複合
機1に対してリード動作を行う(ST1302)。すな
わち、図9及び図10のST902やST914に示す
リード動作である。
【0175】本複合機1から状態監視に対する応答を受
け取ると、PC3は、この応答に本複合機1が省エネモ
ードに移行する旨の通知が含まれているか判断する(S
T1303)。この通知が含まれていない場合、PC3
は、ST1301〜ST1303の処理を繰り返す。
【0176】省エネモードへ移行する旨の通知が含まれ
ている場合には、PC3は、本複合機1が省エネモード
に移行したことを認識する。省エネモードへの移行を認
識すると、PC3は、第2通信モードを用いて本複合機
1に対して状態監視を行うように切り換える。
【0177】具体的にいうと、PC3は、本複合機1に
対する状態監視についてのライト動作を禁止し(ST1
304)、リード動作のみで状態監視を行うように切り
換える(ST1305)。このとき、PC3は、第2通
信モードにおけるリード動作の失敗を、本複合機1にお
ける省エネモードの継続と判断する。
【0178】本複合機1が省エネモードに移行した場
合、図14に示すように、PC3は、第2通信モードを
用いて本複合機1に対して状態監視を実行する。すなわ
ち、本複合機1に対する状態監視をリード動作のみで行
う(ST1401)。これは、図9及び図10のST9
07に示すリード動作に相当する。
【0179】ST1401においてリード動作を行う場
合、その前段階で本複合機1とネゴシエーションを行う
必要がある。このため、PC3は、本複合機1に対して
ネゴシエーションを試みる。しかし、省エネモードに移
行した場合、本複合機1ではPC3からのネゴシエーシ
ョン割込み及び送信割込みが禁止されている。したがっ
て、PC3のネゴシエーション要求に対して、本複合機
1から応答されることはない。このため、PC3のネゴ
シエーションは完了することがない。したがって、リー
ド動作に移行することができないため、PC3からのリ
ード動作は失敗することとなる。
【0180】PC3では、ST1401で本複合機1に
対してリード動作を行った後、このリード動作が失敗す
るか判断する(ST1402)。上述のように、本複合
機1が省エネモードの場合には、このリード動作が失敗
することとなる。
【0181】ST1401におけるリード動作の失敗
は、PC3で本複合機1における省エネモードの継続と
判断される(ST1403)。これは、すなわち、図9
及び図10のST908に示す判断に相当する。
【0182】なお、ST1402の判断において、リー
ド動作が成功することがある。すなわち、図10のST
1001に示す本複合機1で省エネ解除要因が発生した
場合である。省エネ解除要因が発生した場合、本複合機
1において、PC3からのネゴシエーション割込み及び
送信割込みの禁止が解除される。
【0183】この場合には、上述のような制限がないた
め、PC3からのネゴシエ−ションが完了し、リード動
作に移行する。このリード動作に対して、本複合機1
は、省エネモードから復帰した旨を応答する。
【0184】PC3では、ST1402のリード動作の
失敗の判断と平行して、本複合機1にセットされている
省エネコード及び省エネ解除コードを読み取ったか判断
する(ST1404、ST1405)。本実施の形態に
おいては、通常、PC3は、本複合機1にセットされた
省エネコード等を読み取ることはない。しかし、何らか
の要因で読み取る場合がある。ST1404及びST1
405では、このような場合を想定している。
【0185】ST1404で省エネコードを読み取った
場合、及びST1404で省エネコードを読み取らず、
ST1405でも省エネ解除コードを読み取らなかった
場合、PC3は、処理をST1401に戻して上述の処
理を繰り返す。一方、ST1405で省エネ解除コード
を読み取った場合には、PC3は、本複合機1のモード
が省エネモードから待機モードに復帰したことを認識す
る。待機モードへの復帰を認識すると、PC3は、本複
合機1に対する状態監視について第1通信モードで実行
するように戻し、図13の説明に従って処理を進める。
【0186】このように本実施の形態の複合機1によれ
ば、省エネ解除要因を検知してメインCPU202への
電源供給を制御する省エネ制御手段としてのサブCPU
213を別途設けると共に、サブCPU213のための
サブ電源402を別途設けている。これにより、省エネ
モード時は消費電力の少ないサブCPU213を用いて
省エネ解除要因を監視するので、メインCPU202へ
の電源供給を遮断して、省エネモード時における消費電
力を極小に押えることができる。
【0187】また、本複合機1がPC3のプリンタとし
て機能する場合であっても、PC3とのインターフェイ
ス手段としてのPCI/Fボード407を別途設けて、
PC3からのプリント要求を省エネ解除要因としてサブ
CPU213に通知させると共に、PCI/Fボード4
07への電源供給はサブ電源402から行うようにして
いる。これにより、省エネモード時に消費電力の大きい
メインCPU202への電源供給を遮断しても、PC3
からのプリント要求を検知して復旧できる。したがっ
て、省エネモード時における消費電力を極小に抑えつ
つ、複合機1をPC3のブリンタとして機能させること
ができる。
【0188】さらに、本実施の形態の複合機1では、省
エネモードに移行する際、メインCPU202は、PC
I/Fボード407に、PC3から複合機1に対してリ
ード動作のみを行う第2通信モードでアクセスを受けた
場合、サブCPU213へのその旨の通知を禁止してい
る。したがって、PC3が第2通信モードでアクセスす
る限り、省エネモードは解除されないので、省エネモー
ド時にPC3から状態監視のアクセスがあってもその都
度省エネモードが解除されることはない。したがって、
省エネモード時の消費電力を極小に抑えつつ、PCのプ
リンタとして機能する複合機において省エネモードが実
質的に機能しないという事態を防止できる。
【0189】また、省エネモード時においてPC3が第
2通信モードでアクセスする限り、メインCPU202
は不起動状態にあるので、PC3へは応答できない。し
かし、PC3側で省エネモード時における無応答を複合
機1が省エネモードにあると判断するように構成すれ
ば、複合機1においてメインCPU202を起動させな
くてもPC3側で複合機1が省エネモードにあると判断
できる。したがって、省エネモード時の消費電力を極小
に抑えつつ、PC3の状態監視機能を活かしながら、P
C3のプリンタとして機能する複合機1において省エネ
モードが実質的に機能しないという事態を防止できる。
【0190】さらに、本実施の形態の複合機1では、省
エネモードから復旧する際、メインCPU202は、P
C3から複合機1に対してリード動作のみを行う第2通
信モードでアクセスを受けた場合、PCI/Fボード4
07がその旨をサブCPU213に通知することの禁止
を解除させている。したがって、待機モードでは第2通
信モードによるアクセスであってもPCI/Fボード4
07からサブCPU213を介してメインCPU202
に通知され、PC3と複合機1との間で通常の通信がな
されるので、複合機1が省エネモードを有するためにP
C3と複合機1との間の通信モードが制限されるのを防
止できる。
【0191】さらに、本実施の形態の複合機1では、P
CI/Fボード407は、待機モードではPC3から複
合機1に対してリード動作のみを行う第2通信モードで
アクセスを受けた場合にその旨をサブCPU213に通
知する一方、省エネモードではPC3から第2通信モー
ドでアクセスを受けた場合その旨をサブCPU213に
通知しない。これにより、省エネモードの場合はPC3
側で複合機1への状態監視を複合機1に対してリード動
作を行う第2通信モードで行うように構成すれば、複合
機1側ではリードコマンドを検知しても待機モードに復
旧させないようにすることができる。これにより、省エ
ネモード時の消費電力を極小に抑えつつ、PCの状態監
視機能を活かしながら、PCのプリンタとして機能する
複合機において省エネモードが実質的に機能しないとい
う事態を防止できる。
【0192】さらに、本実施の形態の複合機1では、P
CI/Fボード407は、省エネモードにおいて、PC
3から本複合機1に対してライト動作を行う第1通信モ
ードでアクセスを受けた場合にその旨をサブCPU21
3に通知する一方、PC3から複合機1に対してリード
動作のみを行う第2通信モードでアクセスを受けた場合
にその旨を前記省エネ制御手段に通知しない。これによ
り、省エネモードの場合はPC3側で複合機1への状態
監視を複合機1に対してリード動作のみを行う第2通信
モードで行うように構成すれば、複合機1側ではリード
コマンドを検知しても待機モードに復旧させないように
できる。このため、省エネモード時の消費電力を極小に
抑えつつ、PC3の状態監視機能を活かしながら、PC
3のプリンタとして機能する複合機1において省エネモ
ードが実質的に機能しないという事態を防止できる。
【0193】さらに、PC3からのプリント要求は、第
1通信モードで行うようにしている。これにより、省エ
ネモードにおいて第1通信モードでアクセスを受けた場
合は待機モードに復旧させる一方、第2通信モードでア
クセスを受けた場合は待機モードに復旧させないことに
より、PC3側で省エネモード時においてプリント要求
は第1通信モードを用いる一方、状態監視は第2通信モ
ードを用いるよう構成すれば、複合機1側ではライトコ
マンドの検知の有無により待機モードに復旧させるか否
かを切換えることができる。これにより、省エネモード
時の消費電力を極小に抑えつつ、省エネモード時におい
てもPC3のプリンタして機能させることができ、さら
に、PC3の状態監視機能を活かしながら省エネモード
が実質的に機能しないという事態を回避できる。
【0194】一方、本実施の形態の複合機1に接続され
るPC3によれば、複合機1が待機モードの場合、複合
機1に対してライト動作及びリード動作を行う第1通信
モードで複合機に定期的にアクセスして状態監視する一
方、複合機1が省エネモードに移行した場合、複合機1
に対してリード動作のみを行う第2通信モードに切り換
えて複合機1に定期的にアクセスして状態監視する。省
エネモードの場合は複合機1側においてリードコマンド
を検知しても待機モードに復旧させないように構成する
ことで、PC3が状態監視のためにアクセスしても複合
機を待機モードに復旧させないようにできる。したがっ
て、PC3の状態監視機能を活かしながら、PC3のプ
リンタとして機能する複合機において省エネモードが実
質的に機能しないという事態を防止できる。
【0195】また、複合機1が省エネモードに移行した
場合、PC3側では複合機1に対してリード動作のみを
行う第2通信モードで複合機1に定期的にアクセスして
状態監視する。これにより、複合機1側でリードコマン
ドを検知してもメインCPU202が不起動状態にあり
PC3側に無応答を繰り返すことになる。しかし、PC
3側では省エネモード時の無応答を省エネモードの継続
と判断するように構成することで、省エネモード時にお
いて複合機1側にPC3との通信を行わせることなく、
PC3側で複合機1が省エネモードにあると判断でき
る。したがって、省エネモード時の消費電力を極小に抑
えつつ、PC3の状態監視機能を活かしながら、PC3
のプリンタとして機能する複合機1において省エネモー
ドが実質的に機能しないという事態を防止できる。
【0196】さらに、本実施の形態の複合機1に接続さ
れるPC3は、複合機が省エネモードにある場合、PC
からの状態監視のアクセスに対して応答がないとPC側
では複合機が省エネモードにあると判断し、応答がある
と省エネモードが解除されたと判断する。これにより、
省エネモード時において複合機1側にPC3との通信を
行わせることなく、PC3側で複合機1が省エネモード
にあると判断できるので、省エネモード時の消費電力を
極小に抑えつつ、PC3の状態監視機能を活かしなが
ら、PC1のプリンタとして機能する複合機1において
省エネモードが実質的に機能しないという事態を防止で
きる。
【0197】(実施の形態2)実施の形態1に係る複合
機1においては、PCI/Fボード407上のパラレル
制御回路703が省エネモードにおけるPC3からのリ
ード動作を制限するためにネゴシエーション割込信号及
び送信割込信号にマスク処理を施している。これに対し
て、実施の形態2に係る複合機1においては、パラレル
制御回路703がPC3からのネゴシエーションに自動
的に応答して、複合機1のモードが省エネモードである
か通知する機能を有する点で実施の形態1と相違する。
【0198】また、実施の形態1に係る複合機1に接続
されるPC3は、複合機1との間のリード動作の失敗
を、複合機1における省エネモードの継続と判断する。
これに対して、実施の形態2に係る複合機1に接続され
るPC3は、複合機1からネゴシエーションに対する応
答で複合機1が省エネモードであるかを判断する点で相
違する。
【0199】図15は、実施の形態2に係る複合機1に
おけるPCI/Fボード407上のパラレル制御回路7
03の詳細な構成を示すブロック図である。実施の形態
2に係る複合機1は、同図に示すPCI/Fボード40
7上のパラレル制御回路703の構成を除き、実施の形
態1に係る複合機1と同様の構成を有する。また、同図
において、図8と同一の符号を付与した構成について
は、同一の機能を備えるものとし、説明を省略する。
【0200】実施の形態2に係る複合機1におけるパラ
レル制御回路703において、ネゴシエーション制御回
路1501は、PC3からのネゴシエーションに自動的
に応答して、複合機1のモードが省エネモードである
か、待機モードであるかを通知する機能を備える。その
際、ネゴシエーション制御回路1501は、データレジ
スタ808にメインCPU202によりセットされた省
エネコード(省エネ解除コード)に基づいてネゴシエー
ションに応答する。
【0201】すなわち、メインCPU202によりデー
タレジスタ808に省エネコードがセットされている場
合、ネゴシエーション制御回路1501は、PC3に対
して本複合機1が省エネモードである旨をネゴシエーシ
ョンで応答する。一方、データレジスタ808に省エネ
解除コードがセットされている場合には、ネゴシエーシ
ョン制御回路1501は、PC3に対して本複合機1が
待機モードである旨をネゴシエーションで応答する。
【0202】割込マスクレジスタ1502には、メイン
CPU202により出力すべき割込マスク信号が設定さ
れる。メインCPU202は、現在の複合機1のモード
(省エネモード又は待機モード)に応じて割込マスクレ
ジスタ1502における割込マスク信号の出力を設定す
る。
【0203】具体的には、メインCPU202は、本複
合機1のモードが省エネモードである場合、割込マスク
レジスタ1502に対して、送信割込マスク信号(MT
XINT)を出力するように設定する。なお、この設定
は、本複合機1が省エネモードに移行する直前に行われ
る。
【0204】一方、本複合機1のモードが待機モードで
ある場合、割込マスクレジスタ1502に対して、いず
れの割込マスク信号も出力しないように設定する。省エ
ネモードから復帰する場合には、メインCPU202
は、割込マスクレジスタ1502の設定を解除する。
【0205】次に、実施の形態2に係る複合機1とこれ
に接続されるPC3との間で、本複合機1が省エネモー
ドに移行し、省エネモードから復帰する際のシーケンス
について実施の形態1に係る複合機1におけるシーケン
ス(図9)との比較において説明する。
【0206】図16は、本複合機1が省エネモードに移
行した後、PC3からの要求により省エネモードから復
帰する際のシーケンス図である。図17は、複合機1が
省エネモードに移行した後、本複合機1からの要求によ
り省エネモードから復帰する際のシーケンス図である。
図16及び図17において、図9及び図10と同一の符
号をつけた部分については、同様の処理を行うものと
し、説明を省略する。
【0207】PC3からの要求により省エネモードから
復帰する場合、実施の形態2に係る複合機1とこれに接
続されるPC3との間においても、待機モードにおける
状態監視のための処理は、図16に示すように実施の形
態1の場合と同様である。すなわち、図16に示すよう
に、ST901〜ST906のシーケンスに従って処理
が進む。
【0208】ここで、ST906で省エネモードに移行
するときの複合機1の処理及びPC3の処理について説
明する。省エネモードに移行する際、実施の形態1と同
様に、メインCPU202は、パラレル制御回路703
の割込マスクレジスタ1502に対して割込マスク信号
の設定を行うと共に、データレジスタ808に省エネコ
ードをセットする。実施の形態1ではネゴシエーション
割込マスク信号及び送信割込マスク信号の出力の設定を
行うのに対し、実施の形態2では送信割込マスク信号の
出力の設定のみを行う点で相違する。
【0209】一方、省エネモードに移行する旨の応答を
受けると、実施の形態1の場合と同様に、PC3は、本
複合機1が省エネモードに移行したことを認識し、本複
合機1に対する状態監視に関し、第2通信モードを用い
て行う。
【0210】実施の形態1では第2通信モードにおける
リードの失敗を、本複合機1における省エネモードの失
敗と判断しているのに対し、実施の形態2ではネゴシエ
ーションで複合機1から返信される識別コード(省エネ
コード又は省エネ解除コード)で複合機1のモードを判
断する。
【0211】具体的には、PC3から複合機1に対し
て、ライト動作を行わず、いきなりリード動作を行う
(ST1601)。リード動作を行うと、その前段階で
行われるネゴシエーションで複合機1から識別コードが
応答される。ここでは、ST906で省エネコードがセ
ットされているため、省エネコードが応答される。PC
3ではこの応答に応じて、複合機1のモードが省エネモ
ードと判断する(ST1602)。
【0212】図16のST1601に示すリード動作を
受けた場合の本複合機1における処理を、図15を参照
しながら説明する。なお、ST906で省エネモードに
移行する際、割込マスクレジスタ1502には、メイン
CPU202により、送信割込マスク信号を出力するよ
うに設定されている。また、データレジスタ808に
は、省エネコードがセットされている。
【0213】リード動作を行う場合、その前段階でPC
3は、本複合機1とネゴシエーションを行う。このPC
3からのネゴシエーション要求は、ネゴシエーション制
御回路1501に入力される。このネゴシエーション要
求を受けると、ネゴシエーション制御回路1501は、
データレジスタ808にセットされた識別コード(省エ
ネコード又は省エネ解除コード)に基づいて、ネゴシエ
ーションに応答する。
【0214】ここでは、データレジスタ808に省エネ
コードがセットされているため、ネゴシエーション制御
回路1501は、PC3に対して本複合機1が省エネモ
ードである旨を応答する。この応答を受けると、PC3
は、本複合機1のモードが省エネモードであると認識す
る。
【0215】なお、複合機1からのネゴシエーション応
答によりネゴシエーションが完了する。この場合、PC
3がリード動作に移行する。リード動作に移行すると、
PC3は、リード動作を行うために送信割込信号を含む
パラレルデータを送信してくる。このパラレルデータ
は、データ転送制御回路801に入力される。データ転
送制御回路801は、このパラレルデータから送信割込
信号を検出し、判定回路804の一方の入力端子に入力
する。
【0216】一方、割込マスクレジスタ1502から判
定回路804の他方の入力端子に送信割込マスク信号が
入力されている。このため、判定回路804から判定回
路807に送信割込信号が出力されることはない。判定
回路807からも送信割込信号がサブCPU213に出
力されることはないので、本複合機1からリード動作に
対して応答されることはない。したがって、PC3は、
リード動作に移行するが、このリード動作によってメイ
ンCPU202が起動することはない。
【0217】このように第2通信モードを用いて状態監
視を実行していくうち、PC3からプリント要求があっ
たものとする(ST909)。実施の形態2において
も、PC3は、省エネモードの解除を実際に必要とする
プリント要求について第1通信モードを用いてライト動
作及びリード動作を行う。このため、PC3からプリン
ト要求がある場合には、PC3から本複合機1に対して
ライト動作が行われる(ST910)。ライト動作を受
信した場合の本複合機1のおける処理については、実施
の形態1の場合と同様である。このライト動作により、
メインCPU202が起動される。
【0218】メインCPU202が起動すると、本複合
機1の省エネモードが解除され、待機モードに復帰する
(ST911)。このとき、メインCPU202は、パ
ラレレル制御回路703の割込マスクレジスタ1502
の割込マスク信号の設定を解除すると共に、データレジ
スタ808に省エネ解除コードをセットする。
【0219】待機モードに復帰した後は、実施の形態1
の場合と同様に、PC3は、ST913及びST914
に従って、第1通信モードを用いて本複合機1の状態監
視を行う。このようにして、実施の形態2に係る複合機
1において省エネモードに移行した後、PC3からの要
求により省エネモードから復帰する場合の一連の動作が
行われる。
【0220】本複合機1からの要求により省エネモード
から復帰する場合、実施の形態2に係る複合機1とこれ
に接続されるPC3との間においても、待機モードにお
ける状態監視のための処理は、図17に示すように実施
の形態1の場合と同様である。また、省エネモードに移
行した後、PC3が第2通信モードで状態監視を行い、
複合機1から返信される識別コードで複合機1のモード
を判断する処理は、図16と同様である(ST160
1、ST1602)。
【0221】ST1601及びST1602のように、
第2通信モードを用いて状態監視を実行していくうち、
本複合機1において省エネ解除要因が発生したものとす
る(ST1603)。このとき、メインCPU202
は、パラレル制御回路703の割込マスクレジスタ15
02に対して割込マスク信号の設定を解除すると共に、
データレジスタ808に省エネ解除コードをセットす
る。
【0222】このとき、PC3は、本複合機1において
省エネ解除要因が発生したことを認識していない。この
ため、PC3は、本複合機1に対して第2通信モードで
状態監視のためのリード動作を行う(ST1604)。
【0223】このリード動作を行うと、その前段階で行
われるネゴシエーションにおいて、ST1602と同様
に、複合機1から複合機1から識別コードが応答され
る。ここでは、直前の省エネ解除要因により省エネ解除
コードがセットされているため、省エネ解除コードが応
答される。PC3ではこの応答に応じて、複合機1のモ
ードが待機モードと判断する(ST1605)。
【0224】図16のST1604に示すリード動作を
受けた場合の本複合機1における処理を、図15を参照
しながら説明する。なお、ST1603の省エネ解除要
因の発生により、割込マスクレジスタ1502には、送
信割込マスク信号を出力しないように設定されている。
また、データレジスタ808には、省エネ解除コードが
セットされている。
【0225】リード動作を行う場合、上述したようにそ
の前段階でネゴシエーションが行われる。このPC3か
らのネゴシエーション要求は、ネゴシエーション制御回
路1501に入力される。このネゴシエーション要求を
受けると、ネゴシエーション制御回路1501は、デー
タレジスタ808にセットされたコード(省エネコード
又は省エネ解除コード)に基づいて、ネゴシエーション
に応答する。
【0226】ここでは、データレジスタ808に省エネ
解除コードがセットされているため、ネゴシエーション
制御回路1501は、PC3に対して本複合機1が待機
モードである旨を応答する。この応答を受けると、PC
3は、本複合機1のモードが待機モードであると認識す
る。
【0227】なお、複合機1からのネゴシエーション応
答によりネゴシエーションが完了すると、PC3がリー
ド動作に移行する。リード動作に移行すると、PC3
は、リード動作を行うために送信割込信号を含むパラレ
ルデータを送信してくる。このパラレルデータは、デー
タ転送制御回路801に入力される。データ転送制御回
路801は、このパラレルデータから送信割込信号を検
出し、判定回路804の一方の入力端子に入力する。
【0228】一方、割込マスクレジスタ1502から判
定回路804の他方の入力端子には、送信割込マスク信
号が入力されていない。このため、判定回路804から
判定回路807に送信割込信号が出力される。これに応
じて判定回路807から送信割込信号がサブCPU21
3に出力される。この送信割込信号は、省エネ解除信号
としてサブCPU213で取り扱われるものであるが、
サブCPU213には既にST1604の省エネ解除要
因により省エネ解除信号が入力され、メインCPU20
2は起動している。このため、サブCPU213は、こ
の送信割込信号を受信した旨をメインCPU202に通
知する。
【0229】この通知を受けると、メインCPU202
は、PC3からのリード動作に応答する。このリード動
作は、状態監視を要求するリード動作であるため、メイ
ンCPU202は、本複合機1の状態について応答す
る。
【0230】ST1604で待機モードである旨をPC
3に応答した後、本複合機1の省エネモードが解除さ
れ、待機モードに復帰する。待機モードに復帰した後
は、PC3は、実施の形態1の場合と同様に、ST10
04及びST1005に従って第1通信モードを用いて
本複合機1の状態監視を行う。このようにして、本複合
機1において省エネモードに移行した後、本複合機1か
らの要求により省エネモードから復帰する場合の一連の
動作が行われる。
【0231】このように本実施の形態の複合機1によれ
ば、PCI/Fボード部407上のパラレル制御回路7
03に現在の複合機1のモードに応じて識別コードをセ
ットし、省エネモード時にPC3からアクセスがあると
その識別コードに応じて現在の複合機1のモードを通知
する。これにより、省エネモード時においてPC3から
状態監視する際にメインCPU202を起動させること
なく、PC3からの状態監視に応答することができる。
このため、省エネモード時の消費電力を極小に抑えつ
つ、PCの状態監視機能を活かすと共に複合機で省エネ
モードが実質的に機能しないという事態を回避できる。
【0232】一方、PC3側では、複合機1から省エネ
コードを読み出した場合に複合機1が省エネモードであ
ると判断する一方、省エネ解除コードを読み出した場合
に複合機1が待機モードであると判断する。これによ
り、複合機1が省エネモードである場合でも、複合機1
のメインCPU202を起動することなく、複合機1の
現在のモードを判断することができる。したがって、省
エネモード時の消費電力を極小に抑えつつ、PC3の状
態監視機能を活かしながら、PC3のプリンタとして機
能する複合機1において省エネモードが実質的に機能し
ないという事態を防止できる。
【0233】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
省エネモード時の消費電力を極小に抑えつつ、省エネモ
ード時においてもPCのプリンタとして機能させること
ができ、さらに、PCの状態監視機能を活かしながら省
エネモードが実質的に機能しないという事態を回避でき
る複合機、これに接続される端末装置及びこれらを備え
たネットワークシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複合機が動作するネ
ットワークを示す概略図
【図2】本実施の形態に係る複合機の構成を示す概略ブ
ロック図
【図3】実施の形態1に係る複合機に接続される端末装
置としてのPCの構成を示す概略ブロック図
【図4】実施の形態1に係る複合機における省エネモー
ドを実現するための構成を示すブロック図
【図5】上記実施の形態に係る複合機における省エネモ
ードへ移行する際のサブCPUの制御を説明するための
フロー図
【図6】上記実施の形態に係る複合機における省エネモ
ードを解除する際のサブCPUの制御を説明するための
フロー図
【図7】実施の形態1に係る複合機のPCI/Fボード
の概略構成を示すブロック図
【図8】実施の形態1に係る複合機のPCI/Fボード
上のパラレル制御回路の詳細な構成を示すブロック図
【図9】実施の形態1に係る複合機が省エネモードに移
行した後、PCからの要求により省エネモードから復帰
する際のシーケンス図
【図10】実施の形態1に係る複合機が省エネモードに
移行した後、複合機からの要求により省エネモードから
復帰する際のシーケンス図
【図11】実施の形態1に係る複合機における待機モー
ドから省エネモードに移行する際の動作を説明するため
のフロー図
【図12】実施の形態1に係る複合機における省エネモ
ードから待機モードに移行する際の動作を説明するため
のフロー図
【図13】実施の形態1に係る複合機が待機モードから
省エネモードに移行する場合のPCにおける動作を説明
するためのフロー図
【図14】実施の形態1に係る複合機が省エネモードか
ら待機モードに移行する場合のPCにおける動作を説明
するためのフロー図
【図15】本発明の実施の形態2に係る複合機における
PCI/Fボード上のパラレル制御回路の詳細な構成を
示すブロック図
【図16】実施の形態2に係る複合機が省エネモードに
移行した後、PCからの要求により省エネモードから復
帰する際のシーケンス図
【図17】実施の形態2に係る複合機が省エネモードに
移行した後、複合機からの要求により省エネモードから
復帰する際のシーケンス図
【符号の説明】 1 複合機 3,5〜7 端末装置(PC) 202 メインCPU 206 PC接続コントローラ 213 サブCPU 214 操作パネル 401 メイン電源 402 サブ電源 407 PCインターフェイス(I/F)ボード 703 パラレル制御回路 801 データ転送制御回路 802,1501 ネゴシエーション制御回路 806,1502 割込マスクレジスタ 808 データレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/32 G06F 3/12 K 3/12 H04N 1/00 C H04N 1/00 107A 107 G06F 1/00 332B (72)発明者 平川 雅三 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送システム株式会社内 (72)発明者 花田 崇 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送システム株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP07 HH11 HK19 HQ21 HT08 HT09 2H027 EE07 EF16 EJ15 ZA01 ZA07 5B011 EB08 HH02 MA05 5B021 AA01 MM00 5C062 AA02 AA05 AA14 AB38 AB49 AB51 AE13 BA00

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置全体を制御する主制御手段と、この
    主制御手段に電源を供給する主電源手段と、この主電源
    手段から前記主制御手段への電源供給を所定の条件下で
    停止させる一方、前記停止の解除要因を検知すると前記
    主電源手段から前記主制御手段への電源供給を復旧させ
    る省エネ制御手段と、外部端末装置からの印刷要求を検
    知すると前記解除要因として前記省エネ制御手段に通知
    するインターフェイス手段と、前記主電源手段とは別個
    で前記省エネ制御手段及び前記インターフェイス手段に
    電源供給するサブ電源手段と、を具備することを特徴と
    する複合機。
  2. 【請求項2】 外部の複合機と接続されるインターフェ
    イス手段と、前記複合機が待機モードの場合前記複合機
    に対してライト動作及びリード動作を行う第1通信モー
    ドで前記複合機に定期的にアクセスして状態監視する一
    方、前記複合機が省エネモードの場合前記複合機に対し
    てリード動作のみを行う第2通信モードで前記複合機に
    定期的にアクセスして状態監視する状態監視手段と、前
    記複合機から省エネモードに移行する通知を受けると前
    記第2通信モードに切換えて前記状態監視手段に状態監
    視させる制御手段と、を具備することを特徴とする端末
    装置。
  3. 【請求項3】 前記主制御手段は、省エネモードに移行
    する際、前記インターフェイス手段に対して、外部端末
    装置からアクセスを受けた場合に前記インターフェイス
    手段がその旨を前記省エネ制御手段に通知することを禁
    止させることを特徴とする請求項1記載の複合機。
  4. 【請求項4】 前記主制御手段は、省エネモードに移行
    する際、前記インターフェイス手段に対して、外部端末
    装置から本複合機に対してリード動作のみを行う通信モ
    ードでアクセスを受けた場合に前記インターフェイス手
    段がその旨を前記省エネ制御手段に通知することを禁止
    させることを特徴とする請求項1記載の複合機。
  5. 【請求項5】 前記主制御手段は、省エネモードから復
    旧する際、前記インターフェイス手段に対して、外部端
    末装置からアクセスを受けた場合に前記インターフェイ
    ス手段がその旨を前記省エネ制御手段に通知することの
    禁止を解除することを特徴とする請求項3記載の複合
    機。
  6. 【請求項6】 前記主制御手段は、省エネモードから復
    旧する際、前記インターフェイス手段に対して、外部端
    末装置から本複合機に対してリード動作のみを行う通信
    モードでアクセスを受けた場合に前記インターフェイス
    手段がその旨を前記省エネ制御手段に通知することの禁
    止制限を解除することを特徴とする請求項4記載の複合
    機。
  7. 【請求項7】 前記インターフェイス手段は、待機モー
    ドでは外部端末装置からのアクセスを前記省エネ制御手
    段に通知する一方、省エネモードでは外部端末装置から
    のアクセスを前記省エネ制御手段に通知しないことを特
    徴とする請求項1記載の複合機。
  8. 【請求項8】 前記インターフェイス手段は、待機モー
    ドでは外部端末装置から本複合機に対してリード動作の
    みを行う通信モードでアクセスを受けた場合その旨を前
    記省エネ制御手段に通知する一方、省エネモードでは外
    部端末装置から前記通信モードでアクセスを受けた場合
    その旨を前記省エネ制御手段に通知しないことを特徴と
    する請求項1記載の複合機。
  9. 【請求項9】 前記インターフェイス手段は、省エネモ
    ードにおいて、外部端末装置から本複合機に対してライ
    ト動作を行う第1通信モードでアクセスを受けた場合そ
    の旨を前記省エネ制御手段に通知する一方、外部端末装
    置から複合機に対してリード動作のみを行う第2通信モ
    ードでアクセスを受けた場合その旨を前記省エネ制御手
    段に通知しないことを特徴とする請求項1記載の複合
    機。
  10. 【請求項10】 外部端末装置からの印刷要求は前記第
    1通信モードによることを特徴とする請求項9記載の複
    合機。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記複合機から前記
    複合機が省エネモードに移行する旨の通知を受けると、
    前記状態監視手段に前記第2通信モードで前記複合機に
    定期的にアクセスさせ、このアクセスに対して前記複合
    機から応答がない場合前記複合機が省エネモードにある
    と判断することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記複合機から前記
    複合機が省エネモードに移行する旨の通知を受けると、
    前記状態監視手段に前記第2通信モードで前記複合機に
    定期的にアクセスさせ、このアクセスに対して前記複合
    機から応答がない場合前記複合機が省エネモードにある
    と判断する一方、応答がある場合前記複合機が待機モー
    ドにあると判断することを特徴とする請求項2記載の端
    末装置。
  13. 【請求項13】 省エネモード時に主制御手段への電源
    供給を遮断し外部端末装置からのアクセスにより前記電
    源供給を復旧する複合機と、ライト動作及びリード動作
    を行う第1通信モードとリード動作のみを行う第2通信
    モードとを切り換えて前記複合機へのアクセスを行う外
    部端末装置と、からなるネットワークシステムであっ
    て、 前記複合機が省エネモードにある場合、前記外部端末装
    置は前記第2通信モードで前記複合機への状態監視を定
    期的に行い、前記複合機はリードコマンドを検知しても
    前記主制御手段への電源供給を復旧しないと共に前記外
    部端末装置への応答をせず、前記外部端末装置は応答を
    検知しないことで前記複合機が省エネモードにあると判
    断することを特徴とするネットワークシステム。
  14. 【請求項14】 前記インターフェイス手段は、省エネ
    モードにあるか否かを示す情報を記憶する記憶手段と省
    エネモード時に外部端末装置からアクセスがあると前記
    省エネ制御手段にはその旨を通知せずに前記記憶手段の
    記憶内容を前記外部端末装置に送信する手段とを有する
    一方、前記主制御手段は、省エネモードに移行する際、
    前記記憶手段に省エネモードにある旨の情報を記憶さ
    せ、省エネモードが解除されると前記記憶手段に省エネ
    モードにない旨の情報を記憶させることを特徴とする請
    求項1記載の複合機。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記複合機から前記
    複合機が省エネモードに移行する旨の通知を受けると前
    記状態監視手段に前記第2通信モードで前記複合機に定
    期的にアクセスさせ、前記複合機から省エネモードにあ
    る旨の情報を読み出すと前記複合機が省エネモードにあ
    ると判断することを特徴とする請求項2記載の端末装
    置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記複合機から前記
    複合機が省エネ状態に移行する通知を受けると前記状態
    監視手段に前記第2通信モードで前記複合機に定期的に
    アクセスさせ、前記複合機から省エネモードにない旨の
    情報を読み出すと前記複合機が待機モードにあると判断
    することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
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