JP2001135595A - 半導体チップ製造方法 - Google Patents

半導体チップ製造方法

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JP2001135595A JP31527499A JP31527499A JP2001135595A JP 2001135595 A JP2001135595 A JP 2001135595A JP 31527499 A JP31527499 A JP 31527499A JP 31527499 A JP31527499 A JP 31527499A JP 2001135595 A JP2001135595 A JP 2001135595A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】割れやチッピングを発生させることなく極薄状
の半導体チップを製造することができる半導体チップ製
造方法を提供する。 【解決手段】まず、表面に多数のチップが形成されたウ
ェーハの裏面を研削して、そのウェーハを所定の厚さに
形成する。次に、ウェーハの裏面を研磨又はエッチング
して裏面研削時に形成された破砕層を除去する。次に、
各チップ間に形成されたストリートに沿ってウェーハの
裏面に所定深さの溝を形成する。そして、その溝に沿っ
てウェーハに割れ目を入れ、個々のチップに分割する。
このように、裏面研削後に、ウェーハの裏面に形成され
ている破砕層を除去し、碧開を利用してウェーハを個々
のチップに分割することにより、割れや欠けの発生を効
果的に抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体チップ製造方
法に係り、特に厚さが200μm以下の極薄状の半導体
チップ製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体チップは、シリコン等のウ
ェーハの表面に所定の処理を施すことによって多数のチ
ップを形成し、そのチップ間に形成されたストリートに
沿ってウェーハをダイシング装置で切断することによ
り、個々のチップに分割して製造される。しかし、近
年、スマートカードや携帯電話、ノートブックパソコン
等の需要拡大に伴い、それらに組み込まれる半導体チッ
プ自体の軽薄短小化が要求されている。このため半導体
チップは、ウェーハの表面に多数のチップを形成した
後、一旦、ウェーハの裏面を平面加工装置で研削し、薄
型化(厚さ200μm以下)してから、ダイシング装置
で個々のチップに切断して製造している。そして、この
切断の際、ダイシング装置では薄型化されたウェーハを
フルカット(ウェーハを完全に切削する加工方式)して
個々のチップに分割している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、厚さが
200μm以下の極薄化されたウェーハでは、裏面研削
時に形成された破砕層(加工変質層又はダメージ層とも
いう)が、その後の工程におけるウェーハ破損の原因と
なっている。
【0004】また、この極薄状のウェーハをダイシング
装置でフルカッタすると、チップ周辺のチッピング(欠
け)、特に裏面のチッピング(欠け)により、チップ不
良が生じるという欠点があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、割れやチッピングを発生させることなく極薄
状の半導体チップを製造することができる半導体チップ
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、表面に多数のチップが形成されたウェー
ハの裏面を研削してウェーハの厚さを所定の厚さに形成
する裏面研削工程と、前記ウェーハの裏面を研磨又はエ
ッチングして前記研削時に形成された破砕層を除去する
破砕層除去工程と、各チップ間に形成されたストリート
に沿って前記ウェーハの裏面に所定深さの溝を形成する
溝形成工程と、前記溝に沿って前記ウェーハに割れ目を
入れて個々のチップに分割する分割工程と、からなるこ
とを特徴とする。
【0007】本発明によれば、まず、表面に多数のチッ
プが形成されたウェーハの裏面を研削して、ウェーハを
所定の厚さに形成する。次に、ウェーハの裏面を研磨又
はエッチングして裏面研削時に形成された破砕層を除去
する。次に、各チップ間に形成されたストリートに沿っ
てウェーハの裏面に所定深さの溝を形成する。そして、
この形成した溝に沿ってウェーハに割れ目を入れ、個々
のチップに分割する。このように裏面を研削したのち、
裏面を研磨又はエッチングして裏面研削時に形成された
破砕層を除去することにより、チップの強度が向上す
る。そして、このように破砕層を除去したウェーハを碧
開を利用して個々のチップに分割することにより、割れ
や裏面チッピングの発生を効果的に抑制できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る半導体チップ製造方法の好ましい実施の形態について
詳説する。
【0009】図1は、本発明に係る半導体チップ製造方
法のフローチャートである。同図に示すように、表面に
多数のチップが形成されたウェーハWは、バックグライ
ンディング工程(ステップS1)→ポリッシング工程
(ステップS2)→スクライビング工程(ステップS
3)→ブレーキング工程(ステップS4)→ピックアッ
プ工程(ステップS5)を経て個々のチップに形成され
る。
【0010】バックグラインディング工程(ステップS
1)は、表面に多数のチップが形成されたウェーハWの
裏面を研削して、そのウェーハWを所定の厚さ(200
μm以下)に形成する工程である。このバックグライン
ディング工程では、図2に示すように、まず、裏面側を
上にしてウェーハWをチャックテーブル10上に載置す
る。そして、ウェーハWの下面(この場合、チップが形
成されている表面)をチャックテーブル10で吸着保持
して回転させる。そして、その回転するウェーハWの上
面(この場合、裏面)に回転する砥石12を押し当て
て、ウェーハWの裏面を研削する。
【0011】なお、図3に示すように、加工に際してウ
ェーハWは、その表面に保護テープ14が貼付される。
この保護テープ14は、ウェーハWの表面に形成された
チップC、C、…を保護するためのものであり、これに
よりチップC、C、…の汚れや破損を防止できる。
【0012】ポリッシング工程(ステップS2)は、ウ
ェーハWの裏面を研磨して、裏面研削時にウェーハWの
裏面に形成された破砕層を除去する工程である。このポ
リッシング工程では、図4に示すように、まず、裏面側
を上にしてウェーハWをチャックテーブル20上に載置
する。次いで、ウェーハWの下面(この場合、チップが
形成されている表面)をチャックテーブル20で吸着保
持して回転させる。そして、その回転するウェーハWの
上面(この場合、裏面)にノズル22から研磨液24を
供給しながら回転する研磨パッド26を押し当てて、ウ
ェーハWの上面を研磨する。
【0013】なお、このポリッシング工程時において
も、ウェーハWはその表面に保護テープ14(バックグ
ラインディング工程時に貼付されたもの)が貼付された
状態で加工が施される。
【0014】スクライビング工程(ステップS3)は、
各チップC、C、…間に形成された表面のストリートS
に沿ってウェーハWの裏面に所定深さの切溝Gを形成す
る工程である。このスクライビング工程では、図5に示
すように、ダイヤモンドポイントカッタ(スクライビン
グカッタ)30を用いてウェーハWの裏面にストリート
Sに沿った引っ掻き傷を入れることにより、ウェーハW
の裏面に所定深さの切溝Gを形成するとともに、集中応
力により内部に歪を発生させて碧開を生じやすくする。
【0015】ところで、前記のごとくウェーハWの裏面
に形成する切溝Gは、ウェーハWの表面に形成されたス
トリートSに沿って形成するが、ウェーハWの裏面を通
常の照明光で照らして撮像しても、ウェーハWの表面に
形成されたストリートSを認識することはできない。
【0016】そこで、次のようにしてウェーハWの裏面
側から表面のストリートSに対応する裏面箇所をアライ
メントし、このアライメント結果に基づいてウェーハW
の裏面にストリートSに沿った切溝Gを形成する。
【0017】図6に示すように、ウェーハWは、裏面側
を上にしてチャックテーブル32に吸着保持され、この
チャックテーブル32上でダイヤモンドポイントカッタ
30による切溝加工が実施される。
【0018】チャックテーブル32の上方には、チャッ
クテーブル32上のウェーハWをアライメントするアラ
イメントユニット34が設置されている。アライメント
ユニット34は、赤外線照射装置36、赤外線カメラ3
8、画像処理装置40及びモニタ42から構成されてい
る。
【0019】赤外線照射装置36は、チャックテーブル
32に保持されたウェーハWの上面(この場合、裏面)
に赤外線を照射する。ここで、この赤外線照射装置36
から照射される赤外線はウェーハWの内部まで透過す
る。赤外線カメラ38は、このウェーハWの内部に透過
し、ウェーハWの表面で反射した赤外線を撮像する。そ
して、画像処理装置40は、この赤外線カメラ38で撮
像された画像データを画像処理してモニタ42上に表示
する。これにより、ウェーハWの裏面側からウェーハW
の表面に形成されたストリートSを認識することができ
るので、このモニタ42の表示結果から、ウェーハWの
表面のストリートSに対応する裏面箇所をアライメント
する。そして、このアライメントの結果に基づいてウェ
ーハWの裏面にダイヤモンドポイントカッタ30を作用
させ、ウェーハWの裏面に表面のストリートSに対応し
た切溝加工を施す。
【0020】なお、図5に示すように、ウェーハWはウ
ェーハフレーム44にマウントされた状態で切溝加工が
施される。このウェーハフレーム44は、内周部に円形
状の開口部が形成された略矩形の枠状に形成されてお
り、その開口部にはウェーハシート46が貼付される。
ウェーハシート46は粘着性樹脂テープで構成されてお
り、ウェーハWはこのウェーハシート46にその表面側
を貼り付けられて、ウェーハフレーム44にマウントさ
れる。
【0021】なお、ウェーハWの表面には、上述したバ
ックグラインディング工程(ステップS1)及びポリッ
シング工程(ステップS2)で使用された保護テープ1
4が貼付されているので、この保護テープ14を表面か
ら剥がしたのち、ウェーハフレーム44にマウントす
る。
【0022】図7には、このウェーハWのマウント工程
が示されている。同図(a)に示すように、まず、保護
テープ14が貼着されている表面側を上にして、ウェー
ハWをチャックテーブル48で吸着保持する。次いで、
ウェーハWの表面から保護テープ14を剥離する。次い
で、同図(b)に示すように、ウェーハWの表面にウェ
ーハフレーム44に貼着されたウェーハシート46を貼
り付ける。これにより、ウェーハWがウェーハフレーム
44にマウントされるので、同図(c)に示すように、
チャックテーブル48の吸着を解除してウェーハフレー
ム44を回収する。
【0023】なお、上記の例ではウェーハWの表面から
保護テープ14を表面から剥がしたのち、ウェーハWを
ウェーハフレーム44にマウントしているが、保護テー
プ14を貼り付けた状態でウェーハフレーム44にマウ
ントしてもよい。すなわち、保護テープ14をウェーハ
フレーム44のウェーハシート46に貼り付けてウェー
ハWをウェーハフレーム44にマウントしてもよい。
【0024】ブレーキング工程(ステップS4)は、前
記スクライビング工程でウェーハWの裏面に形成した切
溝に沿ってウェーハWに割れ目を入れ、個々のチップ
C、C、…に分割する工程である。このブレーキング工
程は、図8に示すように、ウェーハフレーム44に保持
されたウェーハWの下面(この場合、ウェーハシート4
6に貼り付けられているウェーハWの表面)にゴムロー
ラ50を当接し、そのゴムローラ50をウェーハWの下
面に沿って走行させることにより、ウェーハWを個々の
チップCに分割する。すなわち、ウェーハWは、その下
面側からウェーハシート46を介してゴムローラ50で
押圧されると、図9に示すように、先に形成した切溝G
に沿って割れ目が進展するので、これによってウェーハ
Wが個々のチップCに分割される。
【0025】このように、ここでは碧開を利用してウェ
ーハWを個々のチップC、C、…に分割している。そし
て、このような碧開は、ウェーハの結晶軸方向によって
定まる碧開面で起こるため、ウェーハWはチッピングの
少ないきれいな面で個々のチップC、C、…に分割され
る。
【0026】ピックアップ工程(ステップS5)は、前
記ブレーキング工程で個々に分割されたチップC、C、
…をウェーハフレーム44から回収する工程である。こ
のピックアップ工程では、まず、ウェーハフレーム44
のウェーハシート46側から紫外線を照射し、個々のチ
ップC、C、…が貼り付けられているウェーハシート4
6の粘着剤が硬化させる。これにより、個々のチップC
がウェーハシート46から分離可能になり、個々のチッ
プCの回収が可能になる。次に、図10に示すように、
吸着パッド60でチップCを1個ずつ回収し、図示しな
いトレーに再配列させる。なお、この際、チップCは良
品のみをピックアップするとともに表裏反転して回収す
ることが好ましい。
【0027】以上説明したように、本実施の形態の半導
体チップ製造方法では、裏面を研削して薄型化させたウ
ェーハWに対して、裏面を研磨することにより、裏面研
削時に形成された破砕層を除去し、その後、碧開を利用
して個々のチップC、C、…に分割している。このよう
に、裏面を研削して薄型化させたウェーハWに対して、
裏面を研磨して破砕層を除去することにより、チップ自
体の強度を上げることができる。また、このように破砕
層を除去したウェーハWに対して碧開を利用して、チッ
プ状に分割することにより、裏面に生じるチッピングを
効果的に防止することができる。
【0028】特に、バックグラインディング工程でウェ
ーハ厚を200μm以下まで加工した場合には、ダイシ
ング工程でウェーハWをフルカットすると、チップに生
じる割れや欠けが顕著になるが、本実施の形態のように
破砕層を除去した上で裏面から溝加工を施し、碧開を利
用してチップ状にすることにより、チップに生じる割れ
や欠けを効果的に防止することができる。
【0029】なお、本実施の形態では、破砕層を除去す
る方法としてポリッシング、すなわち、ウェーハWの裏
面を研磨する方法を採用しているが、エッチングにより
除去するようにしてもよい。このエッチング工程では、
まず、ウェーハWの裏面側を上にしてチャックテーブル
上に載置する。そして、チャックテーブルでウェーハの
下面(この場合、表面)を吸着保持して回転させ、その
回転するウェーハWの上面(この場合、裏面)にノズル
からエッチング液を供給して、ウェーハWの裏面をエッ
チングする(いわゆるスピンエッチング)。
【0030】また、本実施の形態では、ウェーハWの裏
面にストリートSに沿った切溝Gを加工する方法として
ダイヤモンドポイントカッタ30、すなわちスクライビ
ング手段を利用しているが、スクライビング手段に代え
てダイシング手段を使用してもよい。このダイシング手
段は、図11に示すように、高速回転するスピンドル7
0の先端に取り付けられた極薄外周刃(ダイシングブレ
ード)72によってストリートSに沿ってウェーハWの
裏面に所定深さの切溝Gを加工する。
【0031】なお、上述した実施の形態のようにスクラ
イビング手段を使用することにより、乾式加工でしかも
安価な装置で製造工程を構成することができる。
【0032】また、スクライビングカッタでは、ウェー
ハWの内部に応力歪を十分に発生させることができない
場合には、まず、ダイシング手段のダイシングブレード
でウェーハWに裏面に浅い溝を形成したあと、この溝の
底面をスクライビング手段のスクライビングカッタで引
っ掻き傷を入れることにより、きれいに碧開することが
できる。
【0033】さらに、本実施の形態では、ウェーハWか
ら個々のチップに分割する方法として、ウェーハWの下
面(表面)側からゴムローラ50を当接し、走行させる
方法を採用しているが、この他、ウェーハWが貼り付け
られているウェーハシート46を横方向に引っ張ること
により割れ目を進展させる方法や、ウェーハWの裏面側
からチップCを1個ずつ押し上げて割れ目を進展させる
方法など、様々な方法を採用することができる。
【0034】また、本実施の形態では、ウェーハWの洗
浄については述べていないが、各工程間において、ウェ
ーハWを搬送する際は、ウェーハWを洗浄、乾燥させた
状態で搬送することが好ましい。
【0035】また、本実施の形態では、スクライビング
工程(ステップS3)、ブレーキング工程(ステップS
4)及びピックアップ工程(ステップS5)において、
ウェーハWをウェーハフレーム44にマウントした状態
で加工、処理しているが、ウェーハWをウェーハフレー
ム44にマウントせずに各工程でウェーハWを加工、処
理するようにしてもよい。すなわち、ウェーハWの表面
に保護テープ14を貼着した状態で、スクライビング工
程、ブレーキング工程及びピックアップ工程を実施する
ようにしてもよい。なお、本実施の形態のように、ウェ
ーハWをウェーハフレーム44にマウントした状態でウ
ェーハWを各工程で加工、処理することにより、ウェー
ハWのハンドリングが容易になる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体チップ製造方法によれば、裏面を研削したのち、ウェ
ーハの裏面を研磨又はエッチングして裏面研削時に形成
された破砕層を除去することにより、チップの強度が向
上する。また、このように破砕層を除去したウェーハに
対して碧開を利用して個々のチップに分割することによ
り、割れや欠けの発生を効果的に抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体チップ製造方法のフローチ
ャート
【図2】バックグラインディング工程の説明図
【図3】ウェーハの表面に貼付される保護テープの構成
を示す斜視図
【図4】ポリッシング工程の説明図
【図5】スクライビング工程の説明図
【図6】アライメントユニットの構成を示す正面図
【図7】マウント工程の説明図
【図8】ブレーキング工程の説明図
【図9】ブレーキング工程の説明図
【図10】ピックアップ工程の説明図
【図11】ダイシング手段の構成を示す斜視図
【符号の説明】
10…チャックテーブル、12…砥石、14…保護テー
プ、20…チャックテーブル、24…研磨液、26…研
磨パッド、30…ダイヤモンドポイントカッタ(スクラ
イビングカッタ)、32…チャックテーブル、34…ア
ライメントユニット、36…赤外線照射装置、38…赤
外線カメラ、40…画像処理装置、42…モニタ、44
…ウェーハフレーム、46…ウェーハシート、48…チ
ャックテーブル、50…ゴムローラ、60…吸着パッ
ド、70…スピンドル、72…極薄外周刃(ダイシング
ブレード)、W…ウェーハ、C…チップ、G…切溝、S
…ストリート
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/78 G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に多数のチップが形成されたウェー
    ハの裏面を研削してウェーハの厚さを所定の厚さに形成
    する裏面研削工程と、 前記ウェーハの裏面を研磨又はエッチングして前記研削
    時に形成された破砕層を除去する破砕層除去工程と、 各チップ間に形成されたストリートに沿って前記ウェー
    ハの裏面に所定深さの溝を形成する溝形成工程と、 前記溝に沿って前記ウェーハに割れ目を入れて個々のチ
    ップに分割する分割工程と、からなることを特徴とする
    半導体チップ製造方法。
  2. 【請求項2】 前記溝形成工程は、ウェーハの裏面にウ
    ェーハの内部まで透過する光を照射して、ウェーハの表
    面側のストリートに対応する裏面箇所をアライメント
    し、このアライメント結果に基づいて前記ウェーハの裏
    面にストリートに沿った所定深さの溝を形成することを
    特徴とする請求項1記載の半導体チップ製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ストリートに沿ってウェーハの裏面
    に形成する溝は、スクライビングカッタでウェーハの裏
    面に引っ掻き傷を入れて形成することを特徴とする請求
    項1又は2記載の半導体チップ製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ストリートに沿ってウェーハの裏面
    に形成する溝は、ダイシングブレードで前記ウェーハの
    裏面を所定深さ溝加工することにより形成することを特
    徴とする請求項1又は2記載の半導体チップ製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ストリートに沿ってウェーハの裏面
    に形成する溝は、ダイシングブレードで前記ウェーハの
    裏面を所定深さ溝加工した後、該溝の底面にスクライビ
    ングカッタで引っ掻き傷を入れて形成することを特徴と
    する請求項1又は2記載の半導体チップ製造方法。
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