JP4643865B2 - スクライバ機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被加工物の表面にスクライブラインを形成するスクライバ機構、更に詳しくは切削装置に装着することができるスクライバ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列された多数の領域にIC、LSI等の回路を形成し、該回路が形成された各領域を所定のストリート(切断ライン)に沿ってダイシングすることにより個々の半導体素子を製造している。この半導体ウエーハのダイシングには一般に円盤状の切削ブレードを回転しつつストリートに沿って相対的に移動させることによりストリートを切削する切削装置が用いられている。しかるに、切削装置を用いる場合には、半導体ウエーハを完全に切断するために品質の良い半導体チップを生成することができるという利点はあるが、切削ブレードによる切削によって生ずるチッピングを考慮すると、ストリートの幅は切削ブレードの幅の3倍以上必要となる。例えば、ブレード幅が15μmの切削ブレードを用いる場合には、ストリートの幅は50μm以上となる。
【0003】
上述した切削装置よりストリートの幅を小さくすることができるダイシング方法として、スクライビングが用いられている。このスクライビングはダイヤモンドカッター(スクライバ)によりストリートに沿ってスクライブラインを形成するが、形成されるスクライブラインの幅はチッピングを考慮しても10μm以下であり、ストリートの幅を10μm以下にすることが可能である。しかしながら、スクライビングはスクライブラインを形成した後にスクライビングラインに沿ってブレイキングするため、半導体チップの品質を必ずしも保証できず歩留りの点から必ずしも満足し得るものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように切削ブレードによるダイシングとスクライビングによるダイシングとはそれぞれ長所と短所を有しており、製造する半導体チップによって使い分けできれば、生産性を向上することができる。しかしながら、切削装置とスクライビング装置の双方を設置することは設備費が増大するという問題がある。
【0005】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、切削装置のスピンドルユニットを構成する回転スピンルに装着された切削ブレードを回転スピンドルから取り外して、回転スピンルを回転可能に支持しているスピンドルハウジングの先端面に装着することができるスクライバ機構を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードを装着するスピンドルユニットと、該チャックテーブルとスピンドルユニットとを切削送り方向に相対的に移動する切削送り手段と、該チャックテーブルとスピンドルユニットとを切削送り方向と垂直な割り出し送り方向に相対的に移動する割り出し送り手段とを有し、該スピンドルユニットがスピンドルハウジングと該スピンドルハウジングに回転可能に支持され該スピンドルハウジングの先端から切削ブレード装着部を突出して配設した回転スピンドルとを具備する切削装置の、該切削ブレード装着部に装着される切削ブレードを取り外して該スピンドルハウジングの先端に装着するためのスクライバ機構であって、
該スピンドルハウジングの先端面に装着可能に形成されたベース部材と、該ベース部材に中間部が回動可能に支持されたアーム部材と、該アーム部材の一端部に装着されたスクライバと、該アーム部材の他端部に作用し該アーム部材の一端側を該チャックテーブルに保持された被加工物に向けて回動するように所定の荷重を付与する荷重付与手段とを具備している、
ことを特徴とするスクライバ機構が提供される。
【0007】
上記ベース部材は、上記スピンドルハウジングの先端面に設けられ上記切削ブレードの上半部を覆うブレードカバーを装着するための取付けボルトが螺合するねじ穴と対応するボルト挿通穴を備えており、該ボルト挿通穴を挿通して配設される取付けボルトを該ねじ穴に螺合することによりスピンドルハウジングの先端面に装着される。また、上記ベース部材は、上記回転スピンドルとの干渉を回避する切欠部が形成されている。上記ベース部材に対して上記アーム部材の割り出し送り方向の変位を規制するブレ規制手段とを備えていることが望ましい。このブレ規制手段は、上記アーム部材の一端部における割り出し送り方向の両側に配設された一対のニードル軸受と、該一対のニードル軸受を保持する一対の軸受ブラケットとを具備し、該一対のニードル軸受によって該アーム部材を挟持するように該一対の軸受ブラケットが上記ベースに固定されている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成されたスクライバ機構の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
図1には、本発明に従って構成されたスクライバ機構が装着可能なダイシング装置としての切削装置の斜視図が示されている。
図1に示された切削装置は、略直方体状の装置ハウジング10を具備している。この装置ハウジング10内には、図2に示す静止基台2と、該静止基台2に切削送り方向である矢印Xで示す方向に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、静止基台2に割り出し方向である矢印Yで示す方向(切削送り方向である矢印Xで示す方向に垂直な方向)に移動可能に配設されたスピンドル支持機構4と、該スピンドル支持機構4に切り込み方向である矢印Zで示す方向に移動可能に配設されたスピンドルユニット5が配設されている。
【0010】
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上に矢印Xで示す方向に沿って平行に配設された2本の案内レール31、32と、該案内レール31、32上に矢印Xで示す方向に移動可能に配設された被加工物保持手段としてのチャックテーブル33を具備している。このチャックテーブル33は、案内レール31、32上に移動可能に配設された吸着チャック支持台331と、該吸着チャック支持台331上に装着され被加工物保持面332aを有する吸着チャック332と、該吸着チャック332の被加工物保持面332aから所定高さ下方に配設された支持テーブル333を具備しており、該吸着チャック332の被加工物保持面332a上に被加工物である例えば円盤状の半導体ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。
【0011】
図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、チャックテーブル33を2本の案内レール31、32に沿って矢印Xで示す方向に移動させるための駆動手段34を具備している。駆動手段34は、上記2本の案内レール31と32の間に平行に配設された雄ネジロッド341と、該雄ネジロッド341を回転駆動するためのサーボモータ342等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド341は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック343に回転自在に支持されており、その他端が上記サーボモータ342の出力軸に図示しない減速装置を介して伝動連結されている。なお、雄ネジロッド341は、チャックテーブル33を構成する吸着チャック支持台331の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、サーボモータ342によって雄ネジロッド341を正転および逆転駆動することにより、チャックテーブル33は案内レール31、32に沿って矢印Xで示す方向に移動せしめられる。従って、サーボモータ342、雄ネジロッド341および軸受ブロック343は、チャックテーブルと後述するスピンドルユニットとを切削送り方向である矢印Xで示す方向に相対的に移動する切削送り手段として機能する。また、チャックテーブル機構3は、チャックテーブル33を回転する図示しない回転機構を具備している。
【0012】
上記スピンドル支持機構4は、静止基台2上に矢印Yで示す方向に沿って平行に配設された2本の案内レール41、42と、該案内レール41、42上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台43を具備している。この可動支持基台43は、案内レール41、42上に移動可能に配設された移動支持部431と、該移動支持部431に取り付けられた装着部432とからなっている。装着部432は、一側面に矢印Zで示す方向に延びる2本の案内レール432a、432aが平行に設けられている。図示の実施形態におけるスピンドル支持機構4は、可動支持基台43を2本の案内レール41、42に沿って矢印Yで示す方向に移動させるための駆動手段44を具備している。駆動手段44は、上記2本の案内レール41、42の間に平行に配設された雄ネジロッド441と、該雄ねじロッド441を回転駆動するためのパルスモータ442等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド441は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ442の出力軸に図示しない減速装置を介して伝動連結されている。なお、雄ネジロッド441は、可動支持基台43を構成する移動支持部431の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ442によって雄ネジロッド441を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台43は案内レール42、42に沿って矢印Yで示す方向に移動せしめられる。従って、パルスモータ442および雄ネジロッド441等は、チャックテーブルと後述するスピンドルユニットとを切削送り方向(矢印X方向)と垂直な矢印Yで示す割り出し送り方向に相対的に移動する割り出し送り手段として機能する。
【0013】
図示の実施形態のおけるスピンドルユニット5は、ユニットホルダ51と、該ユニットホルダ51に取り付けられたスピンドルハウジング52と、該スピンドルハウジング52に回転可能に支持された回転スピンドル53を具備している。ユニットホルダ51は、上記装着部432に設けられた2本の案内レール432a、432aに摺動可能に嵌合する2本の被案内レール51a、51aが設けられており、この被案内レール51a、51aを上記案内レール432a、432aに嵌合することにより、矢印Zで示す方向に移動可能に支持される。上記スピンドルハウジング52の先端面520には、図3に示すように後述するブレードカバー7を装着するための2個のねじ穴521、521が設けられている。上記回転スピンドル53は、スピンドルハウジング52の先端面520から後述する切削ブレード6を装着するための切削ブレード装着部530が突出して配設されている。なお、スピンドルハウジング52内には、回転スピンドル53を回転駆動するための図示しない回転駆動機構が配設されている。
【0014】
図示の実施形態におけるスピンドルユニット5は、ホルダ51を2本の案内レール432a、432aに沿って矢印Zで示す方向に移動させるための駆動手段53を具備している。駆動手段54は、上記駆動手段34および44と同様に案内レール432a、432aの間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ542等の駆動源を含んでおり、パルスモータ542によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、ユニットホルダ51とスピンドルハウジング52および回転スピンドル53を案内レール432a、432aに沿って矢印Zで示す方向に移動せしめる。
【0015】
次に、上記回転スピンドル53の切削ブレード装着部530に装着される切削ブレード6およびスピンドルハウジング52の先端面520に装着されるブレードカバー7とその取付け構造について、図3を参照して説明する。
図3には回転スピンドル53の切削ブレード装着部530に取り付けられる固定フランジ63と切削ブレード6と挟持フランジ64と締め付けナット65およびブレードカバー7が分解して示されている。
図示の回転スピンドル53の切削ブレード装着部530は、図3に示すようにテーパー部531および円筒状の締め付け部532を備えている。締め付け部532の先端部外周面には雄ネジ532aが形成されており、先端面には回転止め工具を嵌合する工具嵌合凹部532bが設けられている。このように構成された切削ブレード装着部530に固定フランジ63が取り付けられる。
【0016】
固定フランジ63は、フランジ部631と切削ブレード取付部632を備えている。切削ブレード取付部632は円筒状に形成されており、その先端部外周面には雄ネジ632aが形成されている。また、固定フランジ63の中心部には軸方向に貫通して形成された嵌合穴633が設けられている。この嵌合穴633は、上記切削ブレード装着部530のテーパー部531の外周面に対応するテーパー穴部と、上記切削ブレード装着部530の締め付け部532の外周面に対応する円筒穴部とからなっている。このように構成された固定フランジ63は、嵌合穴633のテーパー穴部を上記切削ブレード装着部530のテーパー部531に嵌合するとともに、円筒穴部に上記切削ブレード装着部530の締め付け部532に嵌合した後、締め付けナット65の雌ネジ651を上記切削ブレード装着部530の締め付け部532に形成された雄ネジ532aに螺合することによって、回転スピンドル53の切削ブレード装着部530に取り付けられる。
【0017】
回転スピンドル53の切削ブレード装着部530に取り付けられた固定フランジ61に切削ブレード6が装着される。切削ブレード6は、ブレード支持部材61と、該ブレード支持部材61の外周に設けられた環状の砥石ブレード62とからなっている。ブレード支持部材61には、その中心部に上記固定フランジ63の切削ブレード取付部632の外形寸法より数μm程度大きい装着穴611を備えている。このように構成された切削ブレード6は、ブレード支持部材61の装着穴611を固定フランジ63の切削ブレード取付部632に嵌合し、その後挟持フランジ64に形成された雌ネジ641を切削ブレード取付部632に形成されたネジ632aに螺合することにより、固定フランジ63のフランジ部631と挟持フランジ64によって挟持されて装着される。
【0018】
上述したように回転スピンドル53の切削ブレード装着部530に切削ブレード6を装着した場合には、上記スピンドルハウジング52の先端面520に切削ブレード6の上半部を覆うブレードカバー7が装着される。即ち、ブレードカバー7にはスピンドルハウジング52の先端面520に形成された2個のねじ穴521、521に対応する2個のボルト挿通穴71a、71bが設けられており、このボルト挿通穴71a、71bを挿通して配設される取付けボルト72a、72bを上記ねじ穴521、521に螺合することによって、スピンドルハウジング52の先端面520にブレードカバー7が取り付けられる。
【0019】
次に、上記回転スピンドル53の切削ブレード装着部530およびスピンドルハウジング52の先端面520に装着された切削ブレード6およびブレードカバー7を取り外して、スピンドルハウジング52の先端面520に着脱可能に装着されるスクライバ機構8について、図4乃至図6を参照して説明する。
図示の実施形態におけるスクライバ機構8は、上記スピンドルハウジング52の先端面520に取り付けられるベース部材81と、該ベース部材81に中間部が回動可能に支持されたアーム部材82と、該アーム部材82の一端部に装着されたスクライバ83と、アーム部材82の他端部に作用しスクライバ83に所定の荷重を付与する荷重付与手段84と、ベース部材81に対してアーム部材82の割り出し送り方向の変位を規制するブレ規制手段9を具備している。
【0020】
上記ベース部材81は矩形状に形成され、その中央部には下端面から上記回転スピンドル53との干渉を回避する切欠部810が形成されており、また、その中央部には上記スピンドルハウジング52の先端面520に設けられた上記ブレードカバー7取付け用の2個のねじ穴521、521と対応する2個のボルト挿通穴811、811が設けられている。このボルト挿通穴811、811を挿通して配設される取付けボルト851、851をスピンドルハウジング52の先端面520に設けられたねじ穴521、521に螺合することにより、ベース部材81がスピンドルハウジング52の先端面520に取り付けられる。ベース部材81のスピンドルハウジング52への取付け側と反対側の面にはアーム部材82を支持するためのねじ穴812aを備えた支持ボス812が設けられている。また、ベース部材81の後端には、アーム部材82の回動を規制するためのストッパー部813が突出して形成されている。
【0021】
上記アーム部材82は中間部に取付け穴821が設けられており、この取付け穴821を通してベース部材81に後述するアーム支持手段86によって支持される。アーム部材82は一端部に下方に突出して形成されたスクライバ取付部822が設けられており、他端部にはベース部材81側に水平に延びねじ穴823aを備えた調整ねじ取付部823が設けられている。この調整ねじ取付部823は、上記ベース部材81の後端に設けられたストッパー部813の下側に位置付けられるように構成される。また、アーム部材82の後端と上記取付け穴821との間における下面には、後述する荷重付与手段84を構成するエアソリンダのピストンロッドと係合する係合溝824が形成されている。
【0022】
上記アーム部材82の中間部をベース部材81に回動可能に支持するアーム支持手段86は、支持ボルト861とコイルばね862およびカラー863とからなり、軸線方向が上記チャックテーブル33の被加工物保持面332aと平行に配設された支持ボルト861をコイルばね862およびカラー863に挿通し、アーム部材82の取付け穴821に挿通した後、ベース部材81に設けられた支持ボス812に形成されたねじ穴812aに螺合することにより、アーム部材82が支持ボルト861を中心として回動可能に支持される。このように、軸線方向が上記チャックテーブル33の被加工物保持面332aと平行に配設された支持ボルト861によって中間部が回動可能に支持されたアーム部材82は、チャックテーブル33の被加工物保持面332aに対して垂直な面内で回動可能に支持されることになる。なお、アーム支持手段86は、支持ボルト861の締付力を調整することにより、アーム部材82と支持ボス812およびカラー863との間に生ずる摩擦力を調整することができる。
【0023】
上述したようにして、ベース部材81に中間部が回動可能に支持されるアーム部材82の他端部に設けられた調整ねじ取付部823には、ねじ穴823aに調整ねじ87が螺合される。この調整ねじ87の先端が上記ベース部材81の後端に設けられたストッパー部813の下面に当接することにより、アーム部材82の回動が規制される。従って、調整ねじ87を進退することによりアーム部材82の回動規制位置を調整することができる。
【0024】
上記スクライバ取付部822の下端部には、スクライバ83が装着される。図示の実施形態におけるスクライバ83は、例えば直径1.8mm、幅0.8mmの焼結ダイヤモンドで形成されたローラスクライバからなっている。このようなローラスクライバ83は、スクライバ取付部822の下端部に装着された支持軸88に回転可能に支持されている。
【0025】
上記荷重付与手段84は、エアシリンダ841と、該エアシリンダ841内に摺動可能に配設されたピストンに装着されたピストンロッド842と、エアシリンダ841の外周面に装着された取付け板843とを具備している。なお、取付け板843には2個のねじ穴(図示せず)が上下に設けられており、このねじ穴に上記ベース部材81に設けられた2個のボルト挿通穴814、814をベース部材81の背面側から挿通して配設された2個の取付けボルト89、89を螺合することによって、ベース部材81にエアシリンダ841が固定される。上記ピストンロッド842の先端には略直角に曲げられた係止部842aが設けられており、この係止部842aが上記アーム部材82に設けられた係合溝824を係合するようになっている。このように構成された荷重付与手段84は、エアシリンダ841に図示しないエア供給手段によってエアが供給されると、ピストンロッド842を上方に作動して、アーム部材82を支持ボルト861を中心として他端側を持ち上げ、アーム部材82の一端部に装着されたローラスクライバ83を下方に押し下げる。この結果スクライビング作業時には、ローラスクライバ83はチャックテーブル33に保持された半導体ウエーハ11に所定の荷重で押し付けられる。なお、この荷重は1ニュートン(1N)程度が望ましい。
【0026】
図示の実施形態におけるスクライバ機構8は、上記ベース部材81に対してアーム部材82の割り出し方向の変位を規制するブレ規制手段9を具備している。ブレ規制手段9は、アーム部材82の一端部即ちスクライバ取付部822の近傍においてアーム部材82の割り出し方向(矢印Y方向)両側に配設される一対の第1の軸受ブラケット91aおよび第2の軸受ブラケット91bと、該第1の軸受ブラケット91aと第2の軸受ブラケット91bにそれぞれ装着される一対の第1の二ードル軸受92aおよび第2の二ードル軸受92bと、第1の軸受ブラケット91aと第2の軸受ブラケット91bとの間に配設される2個のスペーサカラー93a、93bと、2個の締付ボルト94a、94bおよび2個のコイルばね95a、95bとを具備している。第1の軸受ブラケット91aおよび第2の軸受ブラケット91bは、互いに対向する側面にそれぞれ軸受装着凹部911aおよび911bを備えており、該軸受装着凹部911aおよび911bの上側および下側にそれぞれボルト挿通穴912a、912aおよび912b、912bが設けられている。このように構成された第1の軸受ブラケット91aおよび第2の軸受ブラケット91bの軸受装着凹部911aおよび911bに第1の二ードル軸受92aおよび第2の二ードル軸受92bを嵌合して装着した軸受組み立て体をアーム部材82の両側に配設する。そして、締付ボルト94aと94bをそれぞれコイルばね95a、95b、第2の軸受ブラケット91bに設けられたボルト挿通穴912b、912b、スペーサカラー93a、93b、第1の軸受ブラケット91aに設けられたボルト挿通穴912a、912aに挿通し、ベース部材81の一端部に設けられた2個のねじ穴814、814に螺合し所定の締付力を与えることにより、第1の二ードル軸受92aおよび第2の二ードル軸受92bによってアーム部材82を挟持した状態で第1の軸受ブラケット91aおよび第2の軸受ブラケット91bがベース部材81に固定される。このようにブレ規制手段9は、アーム部材82の両側を第1の二ードル軸受92aおよび第2の二ードル軸受92bによって挟持するので、アーム部材82の回動は許容しつつアーム部材82の割り出し方向(矢印Y方向)の変位即ちブレを規制することがきる。なお、このブレを1μm未満に抑えることが望ましい。
【0027】
図1に戻って説明すると、図示の切削装置は、被加工物である半導体ウエーハ11をストックするカセット12と、被加工物搬出手段13と、被加工物搬送手段14と、洗浄手段15と、洗浄搬送手段16、および顕微鏡やCCDカメラ等で構成されるアライメント手段17を具備している。また、図示の切削装置は、アライメント手段17によって撮像された画像等を表示する表示手段18を具備している。なお、半導体ウエーハ11は、フレーム111にテープ112によって装着されており、フレーム111に装着された状態で上記カセット12に収容される。また、カセット12は、図示しない昇降手段によって上下に移動可能に配設されたカセットテーブル121上に載置される。
【0028】
次に、上述した切削装置の加工処理動作について簡単に説明する。
カセット12の所定位置に収容されたフレーム111に装着された状態の半導体ウエーハ11(以下、フレーム111に装着された状態の半導体ウエーハ11を単に半導体ウエーハ11という)は、図示しない昇降手段によってカセットテーブル121が上下動することにより搬出位置に位置付けられる。次に、被加工物搬出手段13が進退作動して搬出位置に位置付けられた半導体ウエーハ11を被加工物載置領域19に搬出する。被加工物載置領域19に搬出された半導体ウエーハ11は、被加工物搬送手段14の旋回動作によって上記チャックテーブル機構3を構成するチャックテーブル33の吸着チャック332上に搬送され、該吸着チャック332に吸引保持される。このようにして半導体ウエーハ11を吸引保持したチャックテーブル33は、案内レール31、32に沿ってアライメント手段17の直下まで移動せしめられる。チャックテーブル33がアライメント手段17の直下に位置付けられると、アライメント手段17によって半導体ウエーハ11に形成されているストリート(切断ライン)が検出され、上記回転スピンドル54に切削ブレード6が装着されている場合にはストリートと切削ブレード6とに精密位置合わせ作業が行われ、切削ブレード6が取り外されて上記スピンドルハウジング53の先端面530にスクライバ機構8が装着されている場合にはストリートとローラスクライバ83と精密位置合わせ作業が行われる。
【0029】
その後、半導体ウエーハ11を吸引保持したチャックテーブル33を加工送り方向である矢印Xで示す方向に移動することにより、チャックテーブル33に保持された半導体ウエーハ11は所定のストリートに沿って切削され、または所定のストリートに沿ってスクライブラインが形成される。即ち、上記回転スピンドル54に切削ブレード6が装着されている場合には、ダイシング装置としての切削装置2は本来の切削装置として機能し、切削ブレード6が回転駆動されているので、チャックテーブル33を切削ブレード6の下側に沿って加工送り方向に移動することにより、チャックテーブル33に保持された半導体ウエーハ11は所定のストリートに沿って切削される。
【0030】
一方、上記スピンドルハウジング53の先端面530にスクライバ機構8が装着されている場合には、ダイシング装置としての切削装置2はスクライビング装置として機能し、ローラスクライバ83には荷重付与手段84によって半導体ウエーハ11に向けて所定の荷重が作用しているので、チャックテーブル33をローラスクライバ83の下側に沿って加工送り方向に移動することにより、チャックテーブル33に保持された半導体ウエーハ11にはローラスクライバ83により所定のストリートに沿ってスクライブラインが形成される。このとき、ローラスクライバ83を支持するアーム部材82は、ブレ規制手段9によって割り出し方向である矢印Yで示す方向の変位が規制されているので、ローラスクライバ83の割り出し方向のブレが防止され、精密なスクライブラインを形成することができる。このように、ブレ規制手段9を設けることによりスクライバを支持するアーム部材の剛性および支持剛性を高くすることなく、スクライバが割り出し方向にブレることを防止できるので、アーム部材をアルミニウムや合成樹脂等の軽量な材料で構成することが可能となる。従って、スクライバを支持するアーム部材の慣性モーメントが小さくなるので、半導体ウエーハ11に形成されたストリートの起伏に対するスクライバの追随性が良好となり、バウンド現象を軽減することができる。このように、ブレ規制手段9を設けることでアーム部材の慣性モーメントを小さくできバウンド現象が軽減することから、送り速度を100〜200mm/secの高速でスクライブラインを形成することができ、生産性を向上することができる。
【0031】
上記のようにして半導体ウエーハ11のストリートに沿ってスクライブラインを形成が終了した後、半導体ウエーハ11を保持したチャックテーブル33は、最初に半導体ウエーハ11を吸引保持した位置に戻され、ここで半導体ウエーハ11の吸引保持を解除する。次に、半導体ウエーハ11は、洗浄搬送手段16によって洗浄手段15に搬送され、ここで洗浄される。このようにして洗浄された半導体ウエーハ11は、被加工物搬送手段14によって被加工物載置領域19に搬出される。そして、半導体ウエーハ11は、被加工物搬出手段13によってカセット12の所定位置に収納される。
【0032】
【発明の効果】
本発明によるスクライバ機構は以上のように構成されているので、次の作用効果を奏する。
【0033】
即ち、本発明によるスクライバ機構は、切削装置のスピンドルユニットを構成するスピンドルハウジングの先端面に装着可能に形成されたベース部材と、該ベース部材に中間部が回動可能に支持されたアーム部材と、該アーム部材の一端部に装着されたスクライバと、該アーム部材の他端部に作用し該アーム部材の一端側を該チャックテーブルに保持された被加工物に向けて回動するように所定の荷重を付与する荷重付与手段とを具備しているので、切削装置のスピンドルユニットを構成する回転スピンドルに装着される切削ブレードを取り外して、スピンドルハウジングの先端面に容易に装着することができる。従って、スクライバ機構装着することにより、切削装置のダイシング機能を利用してスクライビング装置として機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスクライバ機構を装着するダイシング装置としての切削装置の斜視図。
【図2】図1に示す切削装置の要部斜視図。
【図3】図1に示す切削装置のスピンドルユニットを構成する回転スピンドルおよびスピンドルハウジングに装着する取り付けられる固定フランジと切削ブレードと挟持フランジと締め付けナットおよびブレードカバーを分解して示す斜視図。
【図4】図1に示す切削装置のスピンドルユニットを構成するスピンドルハウジングと該スピンドルハウジングに装置するスクライバ機構を分解して示す斜視図。
【図5】図4に示すスクライバ機構を分解して示す斜視図。
【図6】図4に示すスクライバ機構を図1に示す切削装置のスピンドルハウジングに装置した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
2:静止基台
3:チャックテール機構
31、32:チャックテーブル機構の案内レール
33:チャックテーブル機構のチャックテーブル
34:チャックテーブル機構の駆動手段
4:スピンドル支持機構
41、42:チャックテーブル機構の案内レール
43:チャックテーブル機構の可動支持基台
44:チャックテーブル機構の駆動手段
5:スピンドルユニット
51:ユニットホルダ
52:スピンドルハウジング
53:回転スピンドル
6:切削ブレード
61:切削ブレードの支持部材
62:切削ブレードの砥石ブレード
63:固定フランジ
4:挟持フランジ
7:ブレードカバー
8:スクライバ機構
81:ベース部材
82:アーム部材
83:ローラスクライバ
84:荷重付与手段
841:エアシリンダ
842:ピストンロッド
843:取付け板
87:調整ねじ
9:ブレ規制手段
91a:第1の軸受ブラケット
91b:第2の軸受ブラケット
92a:第1の二ードル軸受
92b:第2の二ードル軸受
93a、93b:スペーサカラー
94a、94b:締付ボルト
95a、95b:コイルばね
10:装置ハウジング
12:カセット
13:被加工物搬出手段
14:被加工物搬送手段
15:洗浄手段
16:洗浄搬送手段
17:アライメント手段
18:表示手段
Claims (5)
- 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードを装着するスピンドルユニットと、該チャックテーブルとスピンドルユニットとを切削送り方向に相対的に移動する切削送り手段と、該チャックテーブルとスピンドルユニットとを切削送り方向と垂直な割り出し送り方向に相対的に移動する割り出し送り手段とを有し、該スピンドルユニットがスピンドルハウジングと該スピンドルハウジングに回転可能に支持され該スピンドルハウジングの先端から切削ブレード装着部を突出して配設した回転スピンドルとを具備する切削装置の、該切削ブレード装着部に装着される切削ブレードを取り外して該スピンドルハウジングの先端に装着するためのスクライバ機構であって、
該スピンドルハウジングの先端面に装着可能に形成されたベース部材と、該ベース部材に中間部が回動可能に支持されたアーム部材と、該アーム部材の一端部に装着されたスクライバと、該アーム部材の他端部に作用し該アーム部材の一端側を該チャックテーブルに保持された被加工物に向けて回動するように所定の荷重を付与する荷重付与手段とを具備している、
ことを特徴とするスクライバ機構。 - 該ベース部材は、該スピンドルハウジングの先端面に設けられ該切削ブレードの上半部を覆うブレードカバーを装着するための取付けボルトが螺合するねじ穴と対応するボルト挿通穴を備えており、該ボルト挿通穴を挿通して配設される取付けボルトを該ねじ穴に螺合することにより該スピンドルハウジングの先端面に装着される、請求項1記載のスクライバ機構。
- 該ベース部材は、該回転スピンドルとの干渉を回避する切欠部が形成されている、請求項1記載のスクライバ機構。
- 該ベース部材に対して該アーム部材の割り出し送り方向の変位を規制するブレ規制手段とを備えている、請求項1記載のスクライバ機構。
- 該ブレ規制手段は、該アーム部材の一端部における割り出し送り方向の両側に配設された一対のニードル軸受と、該一対のニードル軸受を保持する一対の軸受ブラケットとを具備し、該一対のニードル軸受によって該アーム部材を挟持するように該一対の軸受ブラケットが該ベースに固定されている、請求項4記載のスクライバ機構。
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