JP2001129074A - 潤滑性ガイディングカテーテルおよびスプリングガイドワイヤ - Google Patents
潤滑性ガイディングカテーテルおよびスプリングガイドワイヤInfo
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Abstract
し、その後デバイスの挿入・操作を容易にするために、
内腔径の拡大ならびに内腔摺動性の向上を図り、操作
性、安全性が改善されたガイディングカテーテルおよび
スプリングガイドワイヤを提供することを課題とする。 【解決手段】熱可塑性樹脂3,5の間に金属細線編組4
を包含する熱可塑性樹脂筒の内外表面2,6あるいはス
プリングガイドワイヤを構成する金属コイルスプリング
表面に、人体に広く存在するバイオポリマーであるヒア
ルロンを共有結合によって固定することで、大きな内腔
径の確保と手技時の潤滑性の向上を可能とし、生体適合
性に優れ、操作性、安全性が改善されたガイディングカ
テーテル1あるいはスプリングガイドワイヤを得る。
Description
カテーテルおよびスプリングガイドワイヤに関する。さ
らに詳しくはカテーテルの内外表面あるいは金属コイル
スプリングの表面にバイオポリマーであるヒアルロンを
固定することにより潤滑性を向上させたガイディングカ
テーテルおよびスプリングガイドワイヤに関するもので
ある。
な経路をもつ脈管内にあらかじめ挿入されたガイドワイ
ヤーに沿って目的部位に精度よくかつ安全に到達し、そ
の位置を保持した後、引続きバルーンカテーテルやロー
ターブレータ等のデバイス挿入および操作を容易に行い
得る優れた操作性が求められる。
ーに沿って目的部位まで脈管内壁を損傷することなく到
達する「追従性」、カテーテル近位端部の回転力を遠位
端部に確実に伝達する「トルク伝達性」、カテーテルの
折れ曲がりを生じない「耐キンク性」およびカテーテル
先端を目的部位に保持する「バックアップ性」更にはデ
バイスの挿入・操作を容易にするための「内腔摺動性」
等の性能を総合した結果として確保される。
イディングカテーテルにとって内腔摺動性は極めて重要
な要素である。内腔摺動性は内腔層表面の摺動性と内腔
面積の複合した結果であり、摩擦係数が可能な限り低い
と同時に内腔径は可能な限り大きいことが望ましい。し
かしながら、一方では脈管中の流通抵抗を押さえるため
にカテーテル外径は可能な限り小さくすることが必要で
あり、この相反する要求がガイディングカテーテルの最
適設計を困難としている。
内を通ってカテーテルを目的部位まで安全にかつ精度良
く導くことを目的に使用される。ガイドワイヤは導入針
などを用いて経皮的に血管内に挿入され、複数個の血管
分岐を方向を選択しながら通過して行くが、このとき血
管壁との抵抗を減少させるために高度の潤滑性が要求さ
れる。上記ガイドワイヤの血管内への挿入につづいて、
該ガイドワイヤに沿ってカテーテルが血管内に挿入され
るが、カテーテル内面とガイドワイヤの摩擦抵抗が大き
いとカテーテルの挿入操作や、カテーテル内でのガイド
ワイヤの操作性に支障をきたす結果となり、このために
もガイドワイヤの潤滑性向上が望まれる。
位部と該近位部より柔軟性を有する遠位部から構成され
るワイヤコアの全部または一部を金属コイルスプリング
内に挿入して固定したスプリングガイドワイヤと、上記
ワイヤコアの全部または一部を樹脂で被覆したプラスチ
ックガイドワイヤに大別され、目的に応じて使い分けさ
れる。
ングカテーテルやスプリングガイドワイヤには脈管内壁
の損傷を防ぐ以外に生体適合性を含む安全性が必要であ
る。
ガイディングカテーテルを製造する手段として、例えば
特開平10−43300号公報には厚み25〜50μm
のポリテトラフルオロエチレンを内腔層とし、ポリエス
テルエラストマー等の熱可塑性樹脂を外表面層として、
更に内腔層と外表面層の間に金属製の強化用編組を配置
したカテーテルが開示されている。
して、米国特許第4100309号にカテーテルの外表
面に親水性ポリマーであるポリビニルピロリドンを固定
する方法が開示されている。更に特開平8−71157
号公報には内層、コイル層および外層からなり、各層間
に接着剤を流入したカテーテルチューブの製造におい
て、内外面層に親水性潤滑層を形成する方法が示唆され
ている。該親水性潤滑層の潤滑性物質としては例えばポ
リ−2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリ−2−
ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合
体、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルピロリドン等の親水性ポリマーや、ポリグリシ
ジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGM
A−DMAA)のブロック共重合体等の親水性化合物ブ
ロックと疎水性化合物ブロックのブロック共重合体等が
例示されている。
段としては、プラスチックガイドワイヤの場合には特開
平7−124263号公報に開示されているように、親
水性ポリマーのコートが主流である。また特許第251
6444号にはガイドワイヤの操作性から、先端部のみ
に水溶性ポリマーをコートする方法が開示されている。
滑性を向上させる手段は潤滑性樹脂のコートが主流であ
る。例えば特公平4−40029号公報にはコイルスプ
リング体にシリコーン樹脂やフッ素樹脂をコートする方
法が開示されている。
ルにおいて特開平10−43300号公報開示の構成で
は、本来摺動性付与を目的とするポリテトラフルオロエ
チレン層の存在が内腔径を減少させ、内腔摺動性への寄
与を減じる結果となっている。また米国特許第4100
309号や特開平8−71157号公報に使用されてい
る潤滑性物質は合成品であって生体とのなじみが良くな
く、また安定性も保証されず、そして潤滑耐久性も不充
分である。
29号公報開示のシリコーン樹脂のコートは耐久性が乏
しく繰り返し使用には適さない。またフッ素樹脂コート
は厚膜となり、コイルスプリング全体の柔軟性が低下す
るために特開平7−185010号公報にはスプリング
部にパラキシレン重合体の薄膜を形成する方法が開示さ
れている。
合した水溶性高分子物質またはその誘導体で構成される
被覆層を有するガイドワイヤが開示されているが、この
中にはバイオポリマーであるヒアルロンをコイルスプリ
ングへ共有結合で固定することへの示唆は一切記載され
ていない。また特開平9−173462号公報にはコイ
ルスプリングを除く遠位部に親水性ポリマーをコートす
る方法が開示されているが、特公平4−12145号公
報と同様にヒアルロンをコイルスプリングへ固定するこ
とへの示唆は一切記載されていない。
許第5037677号には各種素材の表面にヒアルロン
を固定する方法が開示されているが、スプリングガイド
ワイヤへの適用に関する開示や示唆については全く記載
されていない。
は内腔摺動性を向上させることにより操作性、安全性が
改善されたガイディングカテーテルおよびスプリングガ
イドワイヤを提供することにある。本発明者等は上記課
題を解決するために鋭意研究の結果、ガイディングカテ
ーテルを構成する樹脂筒の内外表面あるいはスプリング
ガイドワイヤを構成する金属スプリングの表面にバイオ
ポリマーであるヒアルロンを固定することで操作性、安
全性を大巾に改善出来ることを見出し本発明を完成し
た。
間に位置する管状部材が金属細線編組を包含する熱可塑
性樹脂筒からなり、該樹脂筒の内表面にもヒアルロンが
固定されている潤滑性ガイディングカテーテルを提供す
るものである。
ルの少なくとも遠位部外表面にもヒアルロンが固定され
ている潤滑性ガイディングカテーテルを提供するもので
ある。
ルを構成する熱可塑性樹脂樹脂筒が水酸基、カルボキシ
ル基およびアミノ基の中の少なくとも1種以上の官能基
を有する熱可塑性樹脂からなる潤滑性ガイディングカテ
ーテルを提供するものである。
して前記熱可塑性樹脂筒の表面に固定されている潤滑性
ガイディングカテーテルを提供するものである。
形した後に該熱可塑性樹脂筒の表面に固定されている潤
滑性ガイディングカテーテルを提供するものである。
該近位部より柔軟性を有する遠位部からなるワイヤコア
の全部または一部分を、少なくとも遠位部側の表面にヒ
アルロンを固定した金属コイルスプリング内に挿入して
固定したスプリングガイドワイヤを提供するものであ
る。
ソシアネートによって該金属コイルスプリング表面に固
定されたスプリングガイドワイヤを提供するものであ
る。
よびアミノ基からなる群から選ばれた1種または2種以
上の官能基を有する熱可塑性樹脂をコートした後金属コ
イルスプリング表面にヒアルロンが共有結合を介して固
定されているスプリングガイドワイヤを提供するもので
ある。
ーをコートした金属線から製造された金属コイルスプリ
ング表面にヒアルロンを固定したスプリングガイドワイ
ヤを提供するものである。
グカテーテルを添付図面図1〜図3を参照しつつ詳細に
説明する。図1は本発明を適用したガイディングカテー
テル(1) を示す。本発明のカテーテル(1) は熱可塑性樹
脂筒からなるカテーテル本体(10)と、該カテーテル本体
(10)の近位端に設けられた把手(11)を有し、カテーテル
本体(10)の遠位側は使用目的に応じて各種形状に成形さ
れる。更にその先端にはソフトチップ(12)が取り付けら
れている。カテーテル本体(10)は図2の断面図に示され
るように熱可塑性樹脂(3,5) から構成され、金属細線編
組(4) で補強された樹脂筒であり、該樹脂筒の内表面層
(2) および外表面層(6) には下記の分子構造を有するヒ
アルロンが固定されている。
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−プロピレンターポリマー、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、フッ素樹脂、
熱可塑性アクリル樹脂、熱可塑性ポリエステル、熱可塑
性ポリアミド、熱可塑性ウレタン樹脂、アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
等であり、該樹脂筒は単一の樹脂で構成されていてもあ
るいは2種以上の樹脂を混合または積層したもので構成
されていてもよく、ガイディングカテーテル(1) の使用
目的に合わせて適宜に設計される。また樹脂材料中には
造影剤、可塑剤、補強材、顔料等の各種添加剤が含まれ
ていてもよい。
線編組(4) の樹脂筒内における配置についても使用目的
に応じて適切に設計される。
って容易に得ることが出来る。例えば芯金の上にクロス
ヘッドダイを用いて熱可塑性樹脂(3) を押出して内筒を
形成し、この内筒の上に金属細線を編み込み、更に該金
属編組の上にクロスヘッドダイより熱可塑性樹脂(5) を
押出して外筒を形成し、次いで芯金を抜き取ることによ
り目的の樹脂筒を得る。
ムを接着剤や熱溶着で積層する方法を用いることが出来
る。
性を確保する目的で、図3に例示するように外筒樹脂
(5) の遠位部の一部を他の樹脂に置き換えることも可能
である。これには外筒樹脂(50)の一部を切取り、その位
置に目的に合う別の樹脂スリーブ(51)を挿入し、熱溶着
する等の方法が採られる。
ンはヒアルロン酸およびその塩の総称であり、生体内で
合成され、人の粘液、粘膜に幅広く分布する親水性バイ
オポリマーである。水和比容積が2〜6×103 ml/g
と大量の水を包含することが出来、湿潤時に優れた潤滑
性を示す。またヒアルロンは抗血栓性を有し、硫酸エス
テル誘導体を除くと生体内での酵素による代謝後、生体
外への排出が出来るため医薬品や化粧品用途に用いられ
ている。
アセトアミノ基等の官能基が存在しており、ヒアルロン
の樹脂筒表面への固定に活用することが出来る。具体的
には樹脂筒表面に存在する反応性官能基とヒアルロンの
官能基とを適切な硬化剤を用いて反応させ、共有結合を
形成することで達成出来る。
筒を構成する熱可塑性樹脂中に反応性官能基が存在する
ことが必要である。上記反応性官能基として好ましいも
のは水酸基、カルボキシル基およびアミノ基等の活性水
素を有する官能基であり、このような官能基を有する熱
可塑性樹脂の例としてポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリエステルエラストマー
等のポリエステル類、ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン610、ナイロン612、ナイロン12、芳香族ア
モルファスナイロン、ポリアミドエラストマー等のポリ
アミド類、ポリアクリル酸、無水マレイン酸共重合アク
リル樹脂、無水マレイン酸変性ポリオレフィン等のポリ
オレフィン類、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマ
ーあるいはこれらのポリマーブレンド、ポリマーアロイ
等が挙げられる。
せるためにトリメチロールプロパンやトリメリット酸の
ような多官能基を導入したポリエステルや末端カルボキ
シル基をヘキサメチレンジアミンのようなアミン類で封
鎖したポリアミドを用いることも出来る。また同様の目
的で樹脂筒表面をプラズマ処理やコロナ処理を施すこと
も好ましい方法である。
で、ポリ−2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合
体やポリエステルポリオール等の上記官能基を有する樹
脂バインダーを表面に塗布することも好ましい方法であ
る。
ィングカテーテルの本体である熱可塑性樹脂筒の内外表
面に強固に固定することが必要である。ヒアルロンを該
熱可塑性樹脂筒に強固に固定するために、樹脂筒とヒア
ルロン中の官能基とを適切な硬化剤を用いて反応せし
め、ウレタン結合、エステル結合、アミド結合、エーテ
ル結合、尿素結合等の共有結合を形成する。
(p−フェニレンジイソシアネート)、トルエンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
トとヘキサントリオールの付加物、トリメチルヘキサメ
チルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
ビュレット・トリス(ヘキサメチレンイソシアネート)
およびこれらのε−カプロラクタムブロック体等のポリ
イソシアネート、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水
添ビスフェノールA型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂、
ヘキサメチロールメラミン、トリメチロールメラミン等
のメラミンのメチロール化物あるいはメラミンとホルム
アルデヒドとの初期縮合物等が挙げられる。
形成する反応を行なうと、ヒアルロンの性能が低下する
おそれがあるので、それを防止するために、上記硬化剤
は出来る限り低温反応が可能なものを選択することが望
ましい。また必要によっては適切な硬化促進触媒の添加
も好ましい方法である。例えばビュレット・トリス(ヘ
キサメチレンイソシアネート)等のポリイソシアネート
を硬化剤として使用する場合には、触媒としてジブチル
チンラウレートやp−トルエンスルホン酸等を添加す
る。
外表面に硬化剤を固定し、ついで硬化剤とヒアルロンと
を結合することで行なわれる。
たは有機溶剤溶液、もしくは水性エマルジョン中にガイ
ディングカテーテルを浸漬し、内腔にも液を充填した後
取出し、エアブローによって余分な液を除去する。つい
でエアー流通下に内外表面の溶剤を乾燥し、更にエアー
流通下で加熱処理することにより硬化剤を固定する。
ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体やポリエステ
ルポリオール等と硬化剤とを混合した樹脂バインダー溶
液を用いることも好ましい方法である。
上記と同様の方法でヒアルロン溶液を塗布し、エアー流
通下で乾燥後加熱処理して固定する。反応終了後、未反
応のヒアルロンを温水洗浄で取除くことで固定化を終了
する。
応じて遠位部を種々の形状に成形する。この成形は周知
のごとく例えば規定形状の金型内で、内腔径寸法維持用
の内芯を挿入した樹脂筒先端を加熱して行なう。加熱方
法には電気加熱、熱風、スチーム、加熱オイル、遠赤外
線、高周波加熱等のあらゆる手段を用いることが出来る
が、樹脂のガラス転移温度よりも数十度高い温度を必要
とする。したがってヒアルロンを固定した後に熱成形を
行なうと、高温によるヒアルロンの性能低下を生じるた
め、ヒアルロンの固定は遠位部の熱成形後に行なうこと
が好ましい。
イヤを添付図面図4および図5を参照しつつ詳細に説明
する。図4は本発明を適用したスプリングガイドワイヤ
(100) を示す。本実施例のスプリングガイドワイヤ(10
0) は、剛性の高い近位部(101) と該近位部(101) より
柔軟性を有する遠位部(102) からなるワイヤコアの全体
が金属コイルスプリング(104) 中に挿入され、最先端に
は平線(107) を介してワイヤコアに溶接されたプラグ(1
03) が設けられている。該金属コイルスプリング(104)
はその最遠位端および最近位端で平線(107) およびワイ
ヤコアに溶接されており、また該金属コイルスプリング
(104) の遠位側(105) は白金を主体とした合金等からな
るX線不透過材で構成されている。更に該金属コイルス
プリング(104) の全体または少なくとも遠位部側表面に
は前記〔化1〕に示すヒアルロン(106) が固定されてい
る。
ングガイドワイヤ(200) を示している。ワイヤコアの遠
位部(202) はX線不透過部(205) を有する金属コイルス
プリング(204) 中に挿入され、適当な箇所でろう付け固
定されている。その先端はプラグ(203) に直接溶着さ
れ、金属コイルスプリング(204) の表面にはヒアルロン
(206) が固定されている。
方向へ走行させるための押し込み、回転等の操作は手元
部で行なわれるために、ガイドワイヤ近位部(201) の高
度の潤滑性がこうした操作の障害となる場合がある。こ
のような場合には、金属コイルスプリング(104) の近位
部(101) およびワイヤコアの近位部(201) にヒアルロン
を固定する替わりに、他の潤滑性樹脂でコートするかそ
のまゝ無コートであることが好ましい。潤滑性樹脂とし
てはフッ素樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレ
タン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の例を挙げるこ
とが出来る。
ルボキシル基、アセトアミノ基の反応性官能基が存在し
ており、ヒアルロンをスプリングガイドワイヤに固定す
る手段として活用することが出来る。例えば米国特許第
5037677号にはイソシアネートと水酸基の反応を
利用してヒアルロンをガラスおよびプラスチックの表面
に固定する方法が開示されており、この方法をヒアルロ
ンの金属コイルスプリング表面に固定するために応用す
ることが可能である。具体的にはポリイソシアネートの
不活性溶媒溶液をイソプロピルアルコール等で洗浄し表
面を清浄にした金属コイルスプリング上にコートし、つ
いで溶媒を乾燥した後加熱処理する。かくしてイソシア
ネート基が金属表面の水や水酸基と反応した結果生じる
尿素結合が金属酸化物と水素結合することでポリイソシ
アネートは金属コイルスプリング表面に強固に接着す
る。このようにして金属コイルスプリング上に固定され
たポリイソシアネートの上にヒアルロンの水溶液をコー
トし、次いでエアー流通下に水を乾燥除去した後に加熱
処理することで、未反応のイソシアネート基とヒアルロ
ンの水酸基の間にウレタン結合が生じ、ヒアルロンがポ
リイソシアネートを介して金属コイルスプリング上に固
定される。反応終了後未反応のヒアルロンを水洗浄で取
除くことで固定化を終了する。
初期段階に大量に存在する水と反応を生じにくい脂肪族
イソシアネートや脂環式イソシアネートを選択すること
が望ましい。このようなイソシアネートの例としてはヘ
キサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジイソシアネート、ビューレットトリ
スヘキサメチレンイソシアネート、シクロヘキシルメタ
ン−4,4’−ジイソシアネート、メチレンビスイソシ
アネートシクロヘキサン、1,2−ジイソシアネートメ
チルシクロブタン等を挙げることが出来る。またガイデ
ィングカテーテルの場合と同様、必要に応じてジブチル
チンラウレートやP−トルエンスルフォン酸といった硬
化促進触媒を用いることが出来る。
アルロンを固定する目的で熱可塑性樹脂をコートするこ
とも好ましい方法である。この場合熱可塑性樹脂はガイ
ディングカテーテルの樹脂筒と同様水酸基、カルボキシ
ル基およびアミノ基等の官能基を有していることが必要
である。該熱可塑性樹脂は好ましくは有機溶媒溶液また
は水性エマルジョンとして提供され、上記熱可塑性樹脂
の例としては、ポリアクリル酸、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、アリルアルコール等の水酸基含有モノ
マーを共重合したポリマー、無水マレイン酸変性ポリオ
レフィン、ポリウレタン、ポリエステル、水溶性ナイロ
ンらが挙げられる。
とヒアルロンの持つ官能基を適切な硬化剤を用いて共有
結合化することで達成出来る。このような硬化剤の例と
しては、上記ポリイソシアネートの他にビスフェノール
A型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹
脂等のエポキシ樹脂、ヘキサメチロールメラミン、トリ
メチロールメラミン等のメラミンホルムアルデヒド樹脂
が挙げられる。
イルスプリングに固定する手順は次のように行なわれ
る。最初に熱可塑性樹脂および該熱可塑性樹脂の有する
官能基の量に対して過剰な量の硬化剤を混合した溶液ま
たは水性エマルジョンを準備する。この溶液または水性
エマルジョンをイソプロピルアルコール等で洗浄し表面
を清浄にした金属コイルスプリング上にコートし、つい
で溶剤を乾燥した後加熱処理する。引続きその上にヒア
ルロンの水溶液をコートし、エアー流通下に水を乾燥除
去した後に加熱処理することで熱可塑性樹脂とヒアルロ
ンとを共有結合によって固定する。反応終了後、未反応
のヒアルロンを水洗浄で取除くことで固定化を終了す
る。
造の金属コイルスプリングに直接固定しようとすると
き、コイル間に熱可塑性樹脂が充填されたまゝで硬化が
進み、本来のスプリング機能に支障をきたす場合があ
る。このような問題点を解決する手段として、あらかじ
め熱可塑性樹脂をコートした金属線を用いてコイルスプ
リングを製造し、その後でヒアルロンを固定化すること
が好ましい。金属線にヒアルロンを固定した後コイルス
プリングを製造するとヒアルロンの剥離や性能低下をき
たすことがあり好ましい方法ではない。またこの時使用
する熱可塑性樹脂にはコイル製造に耐えうる耐熱性、物
性が必要である。
スチックガイドワイヤをはじめとする他の医療機器にも
容易に適用することが出来、プラスチックガイドワイヤ
を被覆する熱可塑性樹脂とヒアルロンを共有結合によっ
て固定することで潤滑性かつ生体適合性に優れたプラス
チックガイドワイヤを得ることが出来る。以下、本発明
の具体的実施例について説明する。
0wt%の酸化ビスマスを含有する曲げ弾性率2000M
Paのナイロン12樹脂をクロスヘッドダイを用いて2
20℃で押出し、外径2.50mmの内筒を成形した。こ
の上に直径0.05mmの16本の金属線を3mmピッチで
格子状に編み込み、更に上記ナイロン12樹脂をクロス
ヘッドダイから押出して外筒を成形し、外径2.68mm
の樹脂筒とした。この樹脂筒を1m長にカットした後芯
金を取り除きカテーテル本体とした。
遠位端から30mmの外筒部を研磨剥離し、この部位に2
0wt%の酸化ビスマスを含有する曲げ弾性率600MP
aのポリアミドエラストマースリーブを溶着した。更に
その先端に同じく曲げ弾性率80MPaのポリアミドエ
ラストマースリーブを溶着してソフトチップとした。
ルバスに浸漬した金型内で2分間加熱し図1に例示する
形状のガイディングカテーテルに成形した。
ートおよび15mol %のヒドロキシエチルメタクリレー
トからなる共重合体100重量部(以下単に部とする)
とビュレット・トリスヘキサメチレンイソシアネート
(バイエル社製DesmodurN)の60部を酢酸セ
ロソルブに溶解して10重量%(以下単に%とする)の
酢酸セロソルブ溶液を作成した。この溶液を該カテーテ
ル内腔部に充満した後近位端からエアーをブローして余
剰の酢酸セロソルブ溶液を排出した。その後、60℃の
温風を吹き込みながら1時間乾燥した。
溶液を内腔部に充満し、エアーブローによって余剰の水
溶液を排出した後、60℃の温風を吹き込みながら12
時間乾燥した。乾燥後内腔に40℃のイオン交換水を2
時間流し混んで洗浄することで未反応のヒアルロンを取
り除いた。
で著しい潤滑性を示す。このカテーテルについて次の測
定を行なった。
ピンゲージを用いて測定した。
の試験法に準じて、カテーテル本体から切出した長さ1
mmの樹脂筒の圧縮強さから曲げ強さを測定した。
長さ100mmの樹脂筒を縦に切り開き、25℃の水中に
浸漬した。ヒアルロン固定側に直径2mm、荷重200g
のSUS304製先端球面状丸棒型圧子を水中で接触さ
せ、規定された面積内を30mm/sec の速度で一方向に
摺動させた。この動きを繰り返し、初回、6回および2
6回目の摺動時における静摩擦荷重ならびに動摩擦荷重
を測定した。
mm、外径2.30mmのポリテトラフルオロエチレン筒上
に実施例と同様にして外径2.50mmのナイロン12樹
脂内筒を成形した。金属細線を編み込んだ後、その上に
ナイロン12樹脂外筒を押出し、外径2.68mmの樹脂
筒を得た。この樹脂筒について内腔径、曲げ強さ、ポリ
テトラフルオロエチレン側の摩擦荷重を測定した。
1に示す。
滑層とした従来のカテーテルに比べ、同じ曲げ強さに対
して内腔径を大きくとることが出来、また実用的な使用
範囲での摺動特性にも優れている。
ヒアルロンを固定した後に遠位端部を熱成形してカテー
テルを得た。先端部の直線部を切取り、摩擦荷重試験を
行なって表2の結果を得た。
ている。
酸ナトリウムの0.5%水溶液に代えて、ポリビニルピ
ロリドン(PVP)の0.5%水溶液を使用した以外は
実施例1と同様にしてカテーテルを製造した。該カテー
テルについて静摩擦荷重ならびに動摩擦荷重を測定し
た。結果を表3に示す。
VPを用いた比較例3のものは初期から実施例1のもの
に比して潤滑性に劣り、また動摩擦荷重については実用
回数である6回まで比較例3のものは実施例1のものに
比して潤滑性に劣ることが認められた。
直径0.3mmの所定長のX線不透過線材と同じく直径
0.3mmの所定長のステンレス線材を突き合わせ抵抗溶
接し太径母線を得た。この母線を伸線加工して直径0.
07mmのコイル素線に仕上げた。このコイル素線をコイ
ル加工して内径0.2mm、外径0.36mm、X線不透過
部長20mm、ステンレス部長280mmの全長300mmの
コイルスプリングを得た。他方、直径0.35mmのワイ
ヤコアの遠位部先端300mmを直径0.20mmから0.
06mmまで階段状に研磨した。この研磨部に前記金属コ
イルスプリングを装着し前後3ケ所でろう付け固定し
た。さらにワイヤコア先端にプラグを直接溶接して図5
に例示するスプリングガイドワイヤに成形した。
ートおよび15mol %の2−ヒドロキシエチルメタクリ
レートからなる共重合ポリマー100重量部(以下単に
部とする)とビューレット・トリスヘキサメチレンイソ
シアネート(バイエル社 DesmodurN)の40
部を酢酸セロソルブに溶解して5%の酢酸セロソルブ溶
液を作成した。この溶液に上記金属コイルスプリングを
浸漬した後60℃の温風を用いて1時間乾燥した。
トした金属コイルスプリングの表面にヒアルロン酸ナト
リウムの0.5%水溶液をコートし、エアブローによっ
て水を乾燥除去した後、60℃の温風を吹き込みながら
6時間乾燥した。乾燥後40℃のイオン交換水で洗浄す
ることで未反応のヒアルロンを取り除いた。上記ヒアル
ロンを固定した金属コイルスプリングは固定前に比べ若
干柔軟性が低下するものゝ、その表面は湿潤状態で著し
い潤滑性を示す。このスプリングガイドワイヤについて
次の摩擦荷重測定を行なった。
定を行なった。内径0.42mmのポリエチレン製PTC
Aバルーンカテーテル本体部から、長さ100mmのチュ
ーブ(301) を切出し、この中にスプリングガイドワイヤ
の金属コイルスプリング部(202) を挿入した。チューブ
先端に15Rの先端形状を持つ100gの荷重(302)を
載せ、全体を水槽(303) 中に浸漬して30mm/sec の速
度で一方向に引張り、その時の摩擦荷重を測定した。こ
の動作を繰り返し、初回、5回、10回目の静摩擦荷重
および動摩擦荷重を測定した。
%)、イソフタル酸(25mol %)、エチレングリコー
ル(24mol %)、ビスフェノールAのエチレンオキサ
イド付加物(24mol%)およびトリメチロールプロパ
ン(2mol %)の混合物を三酸化アンチモンを重合触媒
として280℃で溶融重合し、ガラス転移温度75℃、
OH価18のポリエステルを得た。このポリエステル1
00部とビューレット・トリスヘキサメチレンイソシア
ネート(バイエル社 DesmodurN)の10部を
メチルエチルケトン/トルエン=1/1の混合溶媒に溶
解し5%の溶液とした。白金−ニッケル合金とステンレ
スからなる直径0.07mmのコイル素線を該溶液に浸漬
し、その後60℃で1時間乾燥した。このコイル素線を
コイル加工してコイルスプリングとし、実施例2と同様
の方法でスプリングガイドワイヤを成形した。
スプリングガイドワイヤの金属コイルスプリング部に更
に0.5%のヒアルロン酸ナトリウム水溶液をコート
し、エアブローによって水を乾燥除去した後、60℃の
温風を吹き込みながら6時間乾燥した。乾燥後40℃の
イオン交換水で洗浄することで未反応のヒアルロンを取
り除いた。該金属コイルスプリングはヒアルロン固定前
と同様の柔軟性を維持しており、その表面は湿潤状態で
著しい潤滑性を示す。このスプリングガイドワイヤにつ
いて摩擦荷重測定を行なった。
測定結果を表4に示す。同時に比較例4としてヒアルロ
ン未固定のスプリングガイドワイヤ、また比較例5とし
て金属コイルスプリングにシリコンをコートした場合の
摩擦荷重測定結果を併せて記載した。
定の場合に比べて湿潤時の潤滑性が著しく向上し、また
従来のシリコンコートに比べて耐久性が向上している。
オポリマーであるヒアルロンを共有結合によってカテー
テルの内外表面に固定することで、耐久性ある潤滑性に
優れたガイディングカテーテルを得ることが出来る。ま
たポリテトラフルオロエチレンのような従来の摺動層を
用いる方法に比べ、内腔径を大きくすることが出来、こ
のことはデバイス挿入時の操作性の向上につながるもの
である。更に人体内に広く存在するバイオポリマーのヒ
アルロンは生体となじみが良く、カテーテルあるいはス
プリングガイドワイヤ表面から遊離することがあっても
速やかに生体内で酵素分解されるために、より安全性が
改善されたガイディングカテーテルおよびスプリングガ
イドワイヤを提供することが出来る。また本発明によれ
ばバイオポリマーであるヒアルロンを金属コイルスプリ
ング表面に固定することで、耐久性に優れた湿潤時潤滑
性を有するスプリングガイドワイヤを得ることが出来
る。更に熱可塑性樹脂をコートした金属線をコイルスプ
リングに加工し、その後ヒアルロンを固定することで、
スプリングガイドワイヤが本来所有している優れた特性
を損なうことなく潤滑性を向上することが出来、より操
作性が改善されたガイドワイヤとして使用することが出
来る。
断要部側面図
Claims (9)
- 【請求項1】近位端および遠位端の間に位置する管状部
材が金属細線編組を包含する熱可塑性樹脂筒からなり、
該樹脂筒の内表面にヒアルロンが固定されていることを
特徴とする潤滑性ガイディングカテーテル - 【請求項2】少なくとも遠位部外表面にもヒアルロンが
固定されている請求項1に記載の潤滑性ガイディングカ
テーテル - 【請求項3】樹脂筒を構成する熱可塑性樹脂が水酸基、
カルボキシル基およびアミノ基の中の少なくとも1種以
上の官能基を有する請求項1および2に記載の潤滑性ガ
イディングカテーテル - 【請求項4】ヒアルロンが共有結合を介して該熱可塑性
樹脂筒の表面に固定されている請求項3に記載の潤滑性
ガイディングカテーテル - 【請求項5】ヒアルロンは遠位端を熱成形した後に該熱
可塑性樹脂筒の表面に固定されている請求項4に記載の
潤滑性ガイディングカテーテル - 【請求項6】剛性の高い近位部と該近位部より柔軟性を
有する遠位部からなるワイヤコアの全部または一部分
を、少なくとも遠位部側の表面にヒアルロンを固定した
金属コイルスプリング内に挿入して固定したことを特徴
とするスプリングガイドワイヤ - 【請求項7】ヒアルロンがポリイソシアネートによって
該金属コイルスプリング表面に固定されている請求項6
に記載のスプリングガイドワイヤ - 【請求項8】水酸基、カルボキシル基およびアミノ基か
らなる群から選ばれた1種または2種以上の官能基を有
する熱可塑性樹脂をコートした後金属コイルスプリング
表面にヒアルロンが共有結合を介して固定されている請
求項6に記載のスプリングガイドワイヤ - 【請求項9】熱可塑性樹脂バインダーをコートした金属
線から製造された金属コイルスプリング表面にヒアルロ
ンを固定した請求項6に記載のスプリングガイドワイヤ
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