JP2001122123A - 運搬台車 - Google Patents

運搬台車

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行型の運搬台車として、電動ユニットの駆
動車輪の駆動を補助として用いつつ人力によって移動さ
せる形態と、モータの破損を伴わせずして高速で牽引移
動させる形態とを任意に選択でき、さらに、無人走行さ
せる形態を選択させることも可能とする運搬台車を提供
する。 【解決手段】 台車本体2に接地車輪13、13…を設
けてなる運搬台車Dであって、牽引車3に連結するため
の牽引具4と、駆動車輪5付きの電動ユニット6と、旋
回車輪7付きの旋回ユニット8とを備えており、前記駆
動車輪5および旋回車輪7を、それぞれ路面に接する接
地状態と路面に接しない非接地状態とに切り換えること
が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動車輪を備えた
電動ユニット付きの歩行型運搬台車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】歩行型運搬台車として、電動ユニットの
モータの補助を受けて、たとえば歩行速度(5km/
h)で自走移動させるように構成したものがある。
【0003】また、上記の運搬台車には、これを牽引車
に連結して引かせるために、牽引車に連結される牽引具
が、牽引車に連結不能な起立姿勢と牽引車に連結可能な
回倒姿勢とに切り換え可能に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運搬台車を
牽引車によって引かせると、路面に接地している電動ユ
ニットの駆動車輪が従動回転し、これに伴ってモータも
回転するため、この際にモータを定格回転数よりも高速
で回転させると、ベアリングの焼きつきなどによってモ
ータが壊れることがあり、その他、駆動系や駆動車輪な
どにも無理がかかって、ダメージを受けることから、牽
引車としてはトルク的に高速走行が可能であっても、牽
引車による運搬台車の牽引速度を歩行速度程度に抑えて
いるのが現状である。
【0005】しかし、運搬台車の牽引速度を低く抑える
ことは、極めて非能率的であることから、運搬台車を、
たとえば20〜30km/hといった速度で高速移動さ
せたいとの要望が高まっている。
【0006】本発明は上述の事柄に留意してなされたも
ので、その目的は、歩行型の運搬台車として、電動ユニ
ットの駆動車輪の駆動を補助として用いつつ人力によっ
て移動させる形態と、モータの破損を伴わせずして高速
で牽引移動させる形態とを任意に選択でき、さらに、無
人走行させる形態を選択させることも可能とする運搬台
車を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の運搬車両は、台車本体に接地車輪を設けて
なる運搬台車であって、牽引車に連結するための牽引具
と、駆動車輪付きの電動ユニットと、旋回車輪付きの旋
回ユニットとを備えており、前記駆動車輪および旋回車
輪を、それぞれ路面に接する接地状態と路面に接しない
非接地状態とに切り換えることが可能である(請求項
1)。
【0008】また、前記牽引具を牽引車に連結可能な回
倒姿勢にすると、前記駆動車輪および旋回車輪が非接地
状態となり、前記牽引具を牽引車に連結不能な起立姿勢
にすると、前記駆動車輪および旋回車輪が接地状態とな
り、さらに、牽引具を前記回倒姿勢に保持した状態で、
台車本体の前側に設けられたバンパーを後方に移動させ
ると、前記牽引具を起立姿勢にしても、前記旋回ユニッ
トが非接地状態に保持されるとしてもよい(請求項
2)。
【0009】上記の構成により、歩行型の運搬台車とし
て、電動ユニットの駆動車輪の駆動を補助として用いつ
つ人力によって移動させる形態と、モータの破損を伴わ
せずして高速で牽引移動させる形態とを任意に選択で
き、さらに、無人走行させる形態を選択させることも可
能とする運搬車両を提供することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を、図を
参照しながら説明する。図1は、本発明の第一実施例に
係る運搬台車Dの構成を概略的に示す斜視図であり、図
2および図3は、運搬台車Dの構成を概略的に示す側面
および正面からの縦断面図である。運搬台車Dは、手押
し用の把手1を備えた台車本体2と、この台車本体2を
牽引車(または他の運搬台車)3に連結するために、台
車本体2の前記把手1側に設けられた牽引具4と、前記
台車本体2の後部中央に配置され、駆動車輪5を備えた
電動ユニット6と、前記台車本体2の中央に配置され、
旋回車輪7を備えた旋回ユニット8と、運搬台車Dに他
の台車を連結するために、台車本体2において前記牽引
具4の反対側に設けられた連結手段9と、前記牽引具3
の状態に応じて、駆動車輪5および旋回車輪7を路面に
接する接地状態と路面に接しない非接地状態とに切り換
えるための車輪昇降機構10とからなる。なお、11
は、前記駆動車輪5を路面の凹凸に沿わせるためのサス
ペンション機構であり、図示していないが、前記旋回車
輪7を路面の凹凸に沿わせるためのサスペンション機構
も同様に設けられている。
【0011】前記台車本体2は、前記把手1と、平面視
がほぼ長方形状の荷台板12と、この荷台板12の前部
(把手1側)および後部(連結手段9側)のそれぞれ左
右両側に設けられた接地車輪13とからなる。
【0012】運搬台車Dを牽引車(または他の運搬台
車)3に連結するための前記牽引具4は、たとえばパイ
プ14をV字状に折り曲げて、その折り曲げ部分に係止
部15を形成するとともに、折り曲げパイプ部分にわた
って補強部材16を連結し、さらに、折り曲げ端部にわ
たって支軸17を設けてなるもので、この支軸17を台
車本体2の把手1基部側に枢着して、牽引具4を牽引車
(または他の運搬台車)3に連結可能な回倒姿勢Aと連
結不能な起立姿勢Bとに切り換え可能に構成している。
【0013】牽引車(または他の運搬車両)3が備える
牽引具4との連結手段18は、図2に示すように、回倒
姿勢Aに切り換えられた牽引具4を係入するためのチャ
ンネル部材19と、このチャンネル部材19の下方に配
置された補強用の板状部材20と、前記チャンネル部材
19から板状部材20にわたって上下方向に形成された
同芯状のピン孔21に挿抜可能に設けられた把手付きの
連結ピン22とからなり、前記ピン孔21から連結ピン
22を抜き取った状態で、回倒姿勢Aに切り換えた牽引
具4をチャンネル部材19に係入し、かつこの牽引具4
の係止部15に連結ピン22を係入させるように、上記
のピン孔21に連結ピン22を挿入することで、牽引車
(または他の運搬台車)3に対する運搬台車Dの連結が
達成される。
【0014】上記構成の連結手段18と他の台車を連結
するための連結手段9とは、構成的に同じであることか
ら、同じ構成部材に同符号を付して、連結手段9の説明
を省略することにする。
【0015】図4は、電動ユニット6付近の側面図であ
り、図5は、牽引具4の連結手段9側から見た車輪昇降
機構10の詳細図である。前記荷台板12の下方に設け
られる電動ユニット6は、図1、図4および図5に示す
ように、バッテリー23によって駆動されるモータ24
にギア式の減速機構25を連動連結するとともに、駆動
車輪5を軸支したフレーム26、26を、減速機構25
の出力軸27と同心状の支軸28まわりで上下に揺動可
能に設け、かつ駆動車輪5から出力軸27にわたってチ
ェーン式の伝動機構29を設けてなるものである。な
お、前記モータ24の正逆転切り換えスイッチ、すなわ
ち駆動車輪5の前後進切り換えスイッチ(図示せず)は
把手1に設けられている。
【0016】一方、前記サスペンション機構11は、前
記フレーム26、26の遊端側にわたってベース30を
設けて、このベース30に軸体31を上方に向けて設け
るとともに、この軸体31に相対峙させて荷台板12側
にも下方への突出軸体32を連設し、かつこの両軸体3
1、32にわたって圧縮スプリング33を設けてなるも
ので、駆動車輪5による運搬台車Dの自走移動に際し
て、駆動車輪5を路面の凹凸に沿わせるようにしてい
る。
【0017】前記荷台板12の下方に設けられる旋回ユ
ニット8は、図1および図2に示すように、バッテリー
23によって駆動されるモータ34に回転機構35を連
動連結するとともに、旋回車輪7を両側から軸支したブ
ラケット部を有する軸支体36の上側に連設されたスプ
ロケット37をその軸芯回りに回転可能に設け、かつ前
記回転機構35からスプロケット37にわたってチェー
ン式の伝動機構38を設けてなるものである。また、前
記モータ34、回転機構35、スプロケット37および
伝動機構38は、保持体39によって保持されている。
【0018】前記保持体39は、底壁40と、この底壁
40の左右両側から上方に連設された側壁41、41と
を有しており、また、前記底壁40には、前記旋回車輪
7の動作を邪魔しないような開口が形成されている。さ
らに、各側壁41の上辺は、その頂点部42から両側に
かけて下がるほぼ山状に形成されており、保持体39に
保持された旋回ユニット8は、前記各側壁41に形成さ
れた二つの頂点部42を挿通する軸体43の軸芯回りに
揺動可能に構成されている。また、44は、保持体39
の前部を左右に貫通するように設けられた軸体であり、
この軸体44の両端部前側には、それぞれ平面視L字形
状のL字部材45が設けられている。
【0019】上記構成の運搬台車Dにおいて、起立姿勢
Bの状態にある牽引具4の回倒姿勢Aへの切り換えに連
動させて接地状態にある駆動車輪5および旋回車輪7を
非接地状態に切り換えるために、駆動車輪5および旋回
車輪7を昇降させるための前記車輪昇降機構10は牽引
具4に関連させて構成されている。
【0020】前記車輪昇降機構10は、図1、図2およ
び図4に示すように、前記荷台板12の前部(把手1
側)下面から垂下状に形成された一対のブラケット4
6、46に両端が保持された支軸47に外嵌合された筒
状部材48と、この運搬台車Dの左右方向に形成された
筒状部材48に対して直交するように連設された第二の
筒状部材49と、前記牽引具4の下部側の補強部材16
に設けられた軸受50に揺動可能に垂下保持され、かつ
下部が前記第二の筒状部材49内を摺動可能に挿通して
いるT字状のバー51と、前記支軸47に直交するよう
に支軸47から後方に向けて斜め上に延びた状態で筒状
部材48に連設されたアーム52と、荷台板12の後部
(駆動車輪5側)下面から垂下状に形成された一対のブ
ラケット53、53に横軸54まわりで回動可能となる
ように設けられ、かつ横軸54から後方に向けて上下に
広がるように延びた上アーム部分55aおよび下アーム
部分55bを有している屈曲アーム55と、両端がこの
屈曲アーム55の上アーム部分55aと前記アーム52
とに枢着され、かつ中央部にターンバックル56を備え
たロッド57と、前記支軸47に直交するように支軸4
7から後方に向けて斜め下に延びた状態で筒状部材48
に連設されたアーム58と、このアーム58に直交する
状態でアーム58の端部がほぼ中央に枢着され、かつ前
記保持体39の二つの側壁41、41の各先端部に両端
が保持される軸体59と、前記サスペンション機構11
のベース30の側面に形成され、かつ運搬台車Dの左右
方向に設けられた支軸61の軸芯回りに回転可能なロー
ラ60とからなる。
【0021】前記筒状部材48は、支軸47に対してそ
の軸芯回りに回動可能である。
【0022】前記屈曲アーム55は、下アーム部分55
bの揺動範囲内に前記サスペンション機構11のベース
30が位置するように配置されている。
【0023】前記ローラ60は、牽引具4が起立姿勢B
にある場合には、サスペンション機構11のサスペンシ
ョン動作を阻害しない位置に設けられている。
【0024】63は、台車本体2の前側に設けられたバ
ンパーであり、このバンパー63の背面には、後方に向
かって延びる二つの棒部材64、64が連設されてい
る。また、二つの棒部材64、64は、台車本体2の荷
台板12の前部下面に固定された筒状の保持部材65、
65によって、それぞれ摺動可能に保持されている。こ
のような構成からなるバンパー63は、運搬台車Dの前
後方向に移動可能となっている。なお、前記保持部材6
5、65が設けられている位置は、運搬台車Dの左右方
向において、前記保持体39のL字部材45、45とほ
ぼ同じ位置となっている。
【0025】次に、運搬台車Dの動作について説明す
る。上記の構成からなる運搬台車Dは、駆動車輪5の駆
動を補助として用いつつ人力によって移動させる形態
(以下、人力移動形態という)と、モータ24、34の
破損を伴わせずして高速で牽引移動させる形態(以下、
高速牽引形態という)と、無人走行させる形態(以下、
無人走行形態という)とを選択させることが可能な歩行
型の運搬台車である。そして、運搬台車Dを、無人走行
形態とするには、駆動車輪5および旋回車輪7をそれぞ
れ接地状態にすればよく、高速牽引形態とするには、駆
動車輪5と旋回車輪7をそれぞれ非接地状態とすればよ
く、人力移動形態とするには、駆動車輪5を接地状態と
し、旋回車輪7を非接地状態とすればよい。
【0026】運搬台車Dを無人走行形態とするには、図
6(A)に示すように、牽引具4を起立姿勢Bにするだ
けでよい。このとき、駆動車輪5および旋回車輪7は、
それぞれ接地状態となる。
【0027】無人走行形態にある運搬台車Dは、旋回ユ
ニット8の片側に設けられたガイドセンサ66(図2参
照)によって、路面に設けられた磁気ガイドテープ(図
示せず)を検知し、無人走行が可能となる。
【0028】無人走行形態にある運搬台車Dを高速牽引
形態とするには、図6(B)に示すように、牽引具4を
起立姿勢Bから回倒姿勢Aに切り換えるだけでよい。こ
のとき、駆動車輪5および旋回車輪7は、それぞれ非接
地状態となる。
【0029】ここで、牽引具4を起立姿勢Bから回倒姿
勢Aへと切り換える操作時における前記車輪昇降機構1
0の動作について説明する。牽引具4を起立姿勢Bから
回倒姿勢Aへと切り換えると、牽引具4の軸受50に揺
動可能に垂下保持された前記T字状のバー51が、第二
の筒状部材49内を摺動しつつ、運搬台車Dの左側から
見てほぼ反時計回りに回動する。そして、このT字状の
バー51の回動に伴って、第二の筒状部材49、筒状部
材48、アーム52およびアーム58は、支軸47の軸
芯回りに運搬台車Dの左側から見て反時計回りに回動す
ることとなる。
【0030】上記のようなアーム52の回動により、ロ
ッド57は運搬台車Dの前側に引っ張られ、ロッド57
の後端部が枢着された屈曲アーム55は、横軸54まわ
りに、運搬台車Dの左側から見てほぼ反時計回りに回動
する。そして、この回動によって、屈曲アーム55の下
アーム部分55bは上方に揺動されることにより、前記
ローラ60を有するサスペンション機構11が持ち上げ
られ、同時に駆動車輪5も持ち上げられ、非接地状態と
なる。
【0031】一方、上記のように、運搬台車Dの左側か
らみて反時計回りに回動する前記アーム58により、前
記軸体59が持ち上げられ、保持体39を有する旋回ユ
ニット8は、軸体43の軸芯回りに、運搬台車Dの左側
から見て時計回りに回動し、この回動に伴って、旋回車
輪7は持ち上げられ、非接地状態となる。
【0032】従って、運搬台車Dを牽引車(または他の
運搬台車)3によって牽引する際に必然的に行われると
ころの、牽引具4の回倒姿勢Aへの切り換えに連動し
て、駆動車輪5および旋回車輪7を非接地状態に切り換
えさせることから、駆動車輪5および旋回車輪7の持ち
上げを失念することは一切なく、モータ24、34の不
測な破損などは一切生じないのである。
【0033】高速牽引形態にある運搬台車Dを人力移動
形態とするには、図6(C)に示すように、前記バンパ
ー63を後方に移動させた後、牽引具4を回倒姿勢Aか
ら起立姿勢Bへと切り換え操作するだけでよい。このと
き、駆動車輪5は接地状態となり、旋回車輪7は非接地
状態に維持されることとなる。
【0034】すなわち、高速牽引形態にある運搬台車D
では、前記旋回ユニット8の前部は上方に持ち上げられ
た状態となっているが、この状態のときにバンパー63
を後方に移動させると、前記棒部材64、64がそれぞ
れ旋回ユニット8のL字部材45、45の下方に位置す
ることになる。そのため、牽引具4を回倒姿勢Aから起
立姿勢Bに切り換えて、車輪昇降機構10による旋回ユ
ニット8の上方への持ち上げ保持状態が解除されても、
前記棒部材64、64が旋回ユニット8の下方への移動
を邪魔することから、旋回ユニット8の旋回車輪7は非
接地状態に維持されることとなる。
【0035】一方、駆動車輪5に対しては、前記バンパ
ー63に相当するものが設けられていないため、牽引具
4が起立姿勢Bとなる運搬台車Dの人力移動形態では、
駆動車輪5は接地状態となる。
【0036】従って、人力移動形態にある運搬台車D
は、接地状態にある駆動車輪5の駆動を補助として、人
力によって運搬台車Dを楽に移動させることができる。
また、駆動車輪5に対して設けられたサスペンション機
構11によって路面の凹凸を吸収させることができるこ
とからも、より楽に運搬台車Dを人力移動させることが
できる。さらに、人力移動形態にある運搬台車Dでは、
旋回車輪7を非接地状態としていることから、運搬台車
Dの人力移動に際して、旋回車輪7が邪魔となることが
ない。
【0037】
【発明の効果】上記の構成からなる本発明により、歩行
型の運搬台車として、電動ユニットの駆動車輪の駆動を
補助として用いつつ人力によって移動させる形態と、モ
ータの破損を伴わせずして高速で牽引移動させる形態と
を任意に選択でき、さらに、無人走行させる形態を選択
させることも可能とする運搬車両を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る運搬車両の構成を概
略的に示す斜視図である。
【図2】上記実施例の構成を概略的に示す側方からの縦
断面図である。
【図3】上記実施例の構成を概略的に示す後方からの縦
断面図である。
【図4】上記実施例の電動ユニット付近の構成を概略的
に示す側面図である。
【図5】上記実施例の牽引具の連結手段側から見た車輪
昇降機構の詳細図である。
【図6】(A)、(B)および(C)は、上記実施例に
おいて、無人走行形態、高速牽引形態および人力移動形
態にある運搬台車の動作を概略的に示す要部拡大側面図
である。
【符号の説明】
2…台車本体、3…牽引車、4…牽引具、5…駆動車
輪、6…電動ユニット、7…旋回車輪、8…旋回ユニッ
ト、13…接地車輪、D…運搬台車。
フロントページの続き (72)発明者 杉浦 賢三 愛知県豊田市衣ヶ原3丁目20番地 新明工 業株式会社内 (72)発明者 吉塚 卓穂 愛知県豊田市衣ヶ原3丁目20番地 新明工 業株式会社内 Fターム(参考) 3D050 AA01 BB02 DD01 DD03 EE08 EE15 EE18 FF04 FF06 GG00 KK02 KK03 KK14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車本体に接地車輪を設けてなる運搬台
    車であって、牽引車に連結するための牽引具と、駆動車
    輪付きの電動ユニットと、旋回車輪付きの旋回ユニット
    とを備えており、前記駆動車輪および旋回車輪を、それ
    ぞれ路面に接する接地状態と路面に接しない非接地状態
    とに切り換えることが可能であることを特徴とする運搬
    台車。
  2. 【請求項2】 前記牽引具を牽引車に連結可能な回倒姿
    勢にすると、前記駆動車輪および旋回車輪が非接地状態
    となり、前記牽引具を牽引車に連結不能な起立姿勢にす
    ると、前記駆動車輪および旋回車輪が接地状態となり、
    さらに、牽引具を前記回倒姿勢に保持した状態で、台車
    本体の前側に設けられたバンパーを後方に移動させる
    と、前記牽引具を起立姿勢にしても、前記旋回ユニット
    が非接地状態に保持される請求項1に記載の運搬台車。
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