JPH04237669A - 運搬車 - Google Patents

運搬車

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Publication number
JPH04237669A
JPH04237669A JP1851591A JP1851591A JPH04237669A JP H04237669 A JPH04237669 A JP H04237669A JP 1851591 A JP1851591 A JP 1851591A JP 1851591 A JP1851591 A JP 1851591A JP H04237669 A JPH04237669 A JP H04237669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handcart
crawler
crawler belt
crawler unit
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1851591A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuaki Takigawa
滝川 立昭
Hitoshi Wada
和田 均
Hitoshi Ejima
江島 均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Shibaura Machinery Corp
Original Assignee
IHI Shibaura Machinery Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Shibaura Machinery Corp filed Critical IHI Shibaura Machinery Corp
Priority to JP1851591A priority Critical patent/JPH04237669A/ja
Publication of JPH04237669A publication Critical patent/JPH04237669A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B2202/00Indexing codes relating to type or characteristics of transported articles
    • B62B2202/02Cylindrically-shaped articles, e.g. drums, barrels, flasks
    • B62B2202/022Gas bottles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B2301/00Wheel arrangements; Steering; Stability; Wheel suspension
    • B62B2301/25Wheel arrangements; Steering; Stability; Wheel suspension characterised by the ground engaging elements, e.g. wheel type
    • B62B2301/256Wheel arrangements; Steering; Stability; Wheel suspension characterised by the ground engaging elements, e.g. wheel type by using endless belts

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  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスボンベ等の運搬に
使用される運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭49ー121250号公報
に記載されたように、駆動動力を有しない手押車に、駆
動部により駆動されるクローラベルトを有するクローラ
ユニットを着脱自在に装着することにより階段を昇降可
能とした運搬車が知られている。この運搬車においては
、階段では、手押車に装着したクローラユニットのクロ
ーラベルトを駆動しつつ昇降し、平地では、手押車を略
起立させるとともに手押車の前端部に設けた車輪により
走行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開昭49ー1212
50号公報に記載された運搬車においては、クローラベ
ルトを使用しない走行時には手押車及びクローラユニッ
トが略起立状態となるため、ガスボンベ等の重量物を積
載して不整地や軟弱地を走行する場合には走行が不安定
となる。特に、LPガス配送作業においては、配送車か
ら各家庭までの走行路上に段差や傾斜等がある場合が多
く、手押車を略起立させた状態での運搬には多大な労力
を必要としている。
【0004】また、クローラベルトを使用して不整地や
軟弱地等を走行することも考えられるが、クローラベル
トの横幅が狭い場合には横方向へ転倒し易く、安定した
走行状態を得ることができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】左右一対のハンドルと車
体の前後方向略中央に配設された左右一対の車輪とを有
するとともに運搬物が積載される手押車と、前記車輪の
内方間隔より狭い横幅のクローラベルトとこのクローラ
ベルトを駆動する駆動部とを有するクローラユニットと
を設け、前記クローラユニットを前記手押車の下側に位
置させるとともに前記手押車の底部と前記クローラユニ
ットの上部との間に所定の間隔をもって前記手押車を保
持する保持部を前記クローラユニットに設け、前記車輪
の下端部と前記クローラベルトの下端面とが略等しくな
る位置と前記車輪の下端部が前記クローラベルトの下端
面より下方へ突出する位置とに前記手押車と前記クロー
ラユニットとを相対的に上下動させた。
【0006】また、手押車とクローラユニットとを相対
的に上下動させたそれぞれの位置で固定する制動手段を
設けた。
【0007】
【作用】クローラユニットの保持部によって手押車を保
持し、車輪の下端部とクローラベルトの下端面とを略等
しくすることにより、クローラベルトと車輪とを使用し
た平地の走行を行え、さらに、車輪の下端部をクローラ
ベルトの下端面より下方へ突出させることにより、車輪
を支点とした方向転換を行える。
【0008】また、上下動させたそれぞれの位置で固定
する制動手段を設けたことにより車輪が固定され、安定
走行及び確実な方向転換を行える。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明する
。左右一対のハンドル1,2と車体の前後方向略中央部
に配設された左右一対の車輪3,4とを有する手押車5
と、クローラベルト6を有するとともに前記手押車5に
対して着脱自在に連結されるクローラユニット7とが設
けられている。なお、前記クローラベルト6の横幅は、
前記車輪3,4の内方間隔より狭く設定されている。
【0010】前記手押車5には、前後方向へ延出すると
ともに後端側に前記ハンドル1,2が形成された左右一
対のサイドフレーム8,9と、運搬物であるガスボンベ
10の外周形状に沿った略U字形に形成されるとともに
両端部を前記サイドフレーム8,9に溶着された保持フ
レーム11,12,13と、前記サイドフレーム8,9
のハンドル1,2側に溶着されるとともに前記ガスボン
ベ10がハンドル1,2側へ移動することを防止するた
めのフレーム14と、前記保持フレーム11,12同士
を連結する連結フレーム15と、前記保持フレーム12
,13同士を連結するための連結フレーム16とが設け
られている。
【0011】また、前記手押車5には、車輪フレーム1
7,18,19,20が左右に一対設けられており、こ
れらの車輪フレーム17〜20により左右独立して保持
された左右一対の車軸21,22に前記車輪3,4が取
付けられている。前記車輪フレーム18,20の前部に
は左右方向水平向きの軸心を有する1本の補助車輪用車
軸23が保持され、この補助車輪用車軸23の両端部に
は左右一対の補助車輪24,25が取付けられている。 さらに、前記車輪フレーム18,20には、手放し状態
で前記手押車5が移動することを防止するために前記補
助車輪24,25を制動するブレーキシュー26,27
が取付けられ、これらのブレーキシュー26,27は前
記ハンドル1に取付けられたブレーキ解除レバー28と
ブレーキワイヤ29を介して連結されている。また、前
記サイドフレーム8,9には、前記手押車5を略起立状
態とするとともに前記補助車輪24,25を用いて手押
車5を走行させる際に用いる左右一対の補助ハンドル3
0が溶着固定されている。なお、前記サイドフレーム8
,9には、前記ハンドル1,2への屈曲部を補強するた
めの補強バー31が溶着されている。
【0012】つぎに、前記クローラユニット7について
説明する。まず、断面形状が略L字形に形成された左右
一対のメインフレーム32,33が設けられており、こ
れらのメインフレーム32,33の間に位置して、複数
個のトラックローラ34と、テンション機構35と、バ
ッテリユニット36とが保持され、さらに、メインフレ
ーム32,33の後端側にはサブフレーム37が固定さ
れている。
【0013】前記テンション機構35には、前記メイン
フレーム32,33に固定されたブラケット38と、こ
のブラケット38に前後方向の軸心をもって溶着された
左右一対のパイプ39,40と、これらのパイプ39,
40に前後方向摺動自在に保持された左右一対のテンシ
ョンロッド41,42と、左右のテンションロッド41
,42の後端側同士を連結した連結板43と、連結板4
3と前記ブラケット38とを連結するボルト44とナッ
ト45とが設けられている。さらに、前記テンションロ
ッド41,42の先端側には軸受46,47が取付けら
れ、これらの軸受46,47により左右方向水平向きの
軸心を有する1本のアイドルシャフト48が支持され、
このアイドルシャフト48には軸受49によりアイドラ
50が支持され、このアイドラ50の外周部には前記ク
ローラベルト6の先端側が巻回されている。そして、前
記ナット45を調節して前記テンションロッド41,4
2を前後方向へ摺動させることにより、前記クローラベ
ルト6の張力が調整可能となる。
【0014】また、前記アイドルシャフト48の左右両
側には、前記補助車輪用車軸23に係合する左右一対の
フック51,52がパイプ53を介して固定されており
、これらのフック51,52を前方向きに延出した方向
へ付勢する左右一対のスプリング54,55が前記メイ
ンフレーム32,33とパイプ53との間に張設されて
いる。なお、前記フック51,52は、ストッパ(図示
せず)により前方へ延出した回動位置で規制されている
【0015】つぎに、前記バッテリユニット36につい
て説明する。前記メインフレーム32,33には、略コ
の字形に形成されたバッテリホルダ56,57が前後方
向に対向して取付けられており、これらのバッテリホル
ダ56,57にはバッテリケース58に収納されたバッ
テリ59が側面方向から挿入保持されている。なお、前
記バッテリケース58には、取手60を取付けるための
前後一対のブラケット61が設けられており、さらに、
バッテリホルダ56,57からのバッテリケース58の
抜け落ちを防止するためのゴムバンド62がバッテリホ
ルダ56,57とバッテリケース58とに巻回されてい
る。なお、前記バッテリホルダ56,57には、前記ク
ローラベルト6の振動及び撓みを防止するとともにバッ
テリホルダ56,57との接触を防止するためのローラ
63が取付けられている。
【0016】つぎに、前記サブフレーム37には、前記
クローラベルト6を駆動するための駆動部64と前記手
押車5を載置保持するための左右一対の保持部65とが
取付けられている。前記駆動部64は、電動モータ66
と、減速機67と、変速機68とから構成されている。 前記電動モータ66は、前記メインフレーム32,33
の間に配設されたモータケース69内に収納されており
、電動モータ66の回転軸70は前後方向へ向けて延出
されている。そして、後方側へ延出した前記回転軸70
の一端に前記減速機67が連結され、前方側へ延出した
前記回転軸70の他端には電磁ブレーキ71が連結され
ている。
【0017】前記変速機68内には、図8において示す
ように、減速機67の出力軸72のベベルギヤ73と噛
み合うベベルギヤ74が形成されるとともに複数個の変
速ギヤ75,76,77が固定された伝動軸78と、前
記変速ギヤ75〜77と選択的に噛み合うスライドギヤ
79が設けられた出力軸80とが設けられており、出力
軸80の端部には前記クローラベルト6を回転駆動する
スプロケット81が固定されている。なお、前記変速機
68の上面には、前記スライドギヤ79をスライドさせ
る変速レバー82が設けられている。
【0018】前記変速機68の側面及び前記サブフレー
ム37には左右のハンドル83,84が固定され、左右
のハンドル83,84は連結パイプ85により連結され
るとともにこの連結パイプ85には前記補助ハンドル3
0を保持固定するためのホルダ86と、前記補助ハンド
ル30と前記保持フレーム13とに固定されて側方へ突
出した連結ピン87を保持固定するためのホルダ88と
が固定されている。前記ハンドル83,84の後端には
グリップ89,90が設けられており、一方のグリップ
90の近傍には、前記電磁ブレーキ71の制動状態を解
除するとともに前記電動モータ66の始動スイッチ(図
示せず)を作動させる走行レバー(図示せず)が取付け
られている。また、一方の前記ハンドル84の略中間部
には、前記電動モータ66の回転方向を切換える前後進
切換スイッチ91が取付けられている。
【0019】つぎに、前記保持部65について説明する
。この保持部65は、前記クローラユニット7を前記手
押車5の下側に位置させるとともに手押車5の底部とク
ローラユニット7の上部との間に所定の間隔をもって手
押車5を保持するものである。前記サブフレーム37に
は上下方向の軸心を有する取付パイプ92が固定されて
おり、取付パイプ92内にはアーム93が上下方向摺動
自在に装着され、このアーム93はスプリング94によ
り上方向きに付勢されるとともに下端に設けたピン95
により抜止めされている。前記アーム93の上端部には
ブラケット96が固定されており、このブラケット96
には前方向きに略U字形に開口した開口部97と、前方
向きに開口した切欠98とが形成されている。なお、前
記開口部97は前記手押車5の前記補助ハンドル30が
挿入されるものであり、前記切欠98は前記連結ピン8
7が挿入されるものである。さらに、前記ブラケット9
6には、上下方向回動自在なフック99と、前記切欠9
8に挿入された前記連結ピン87を抜止めすべく前記フ
ック99を上方へ回動する向きに付勢するスプリング1
00とが設けられている。なお、前記ハンドル84の中
間部には、前記フック99を下方向きに回動操作するた
めの操作レバー101が設けられており、この操作レバ
ー101と前記フック99とは操作ワイヤ102を介し
て連結されている。
【0020】つぎに、前記保持部65により前記手押車
5を保持した後、前記アーム93を上下動させることに
よって、前記車輪3,4の下端部と前記クローラベルト
6の下端面とが略等しくなる位置と車輪3,4の下端部
がクローラベルト6の下端面より下方へ突出する位置と
に前記手押車5と前記クローラユニット7とを相対的に
上下動させるとともに上下動させたそれぞれの位置で固
定する制動手段103が前記保持部65に近接した位置
に設けられており、この制動手段103について説明す
る。まず、左右一対の前記取付パイプ92の上端側には
それぞれ前記アーム93に外嵌された制動リング104
が設けられている。これらの制動リング104にはそれ
ぞれレバー105の一端が固定されており、一方のレバ
ー105の他端にはプレート106が連結され、他方の
レバー105の他端にはプレート107が連結され、こ
れらのプレート106,107は上下に重なってスライ
ド自在とされている。左右の前記レバー105の間には
スプリング108が張設され、レバー105は互いに内
方へ向けて付勢されている。そして、レバー105の制
動リング104への取付基部に固定されたピン109が
前記取付パイプ92の取付フレーム部110に当接し、
前記レバー105はこのピン109を支点として回動す
るとともにアーム93は前記制動リング104により前
記取付パイプ92の外方内周面に押付けられ、固定され
ている。前記プレート106の上面にはホルダ111が
固定され、このホルダ111には前記ハンドル83に取
付けられた操作レバー112に連結された操作ワイヤ1
13のアウタワイヤ113aが保持され、さらに、前記
プレート106に形成した開孔114を貫通して上方へ
突出した前記プレート107のピン115には前記操作
ワイヤ113のインナワイヤ113bが連結されている
【0021】なお、前記メインフレーム32,33の外
側には安定板116,117がヒンジ118により上下
方向回動自在に取付けられており、これらの安定板11
6,117と前記メインフレーム32,33との間には
、安定板116,117を起立状態に回動する方向と側
方へ突出した状態に回動させる方向とへ支点越えの作用
により選択的に付勢するスプリング119が張設されて
いる。
【0022】また、前記メインフレーム32,33の内
側には、前記トラックローラ34同士の間における前記
クローラベルト6の撓みを防止するための撓み防止板1
20が取付けられている。この撓み防止板120は、前
記メインフレーム32,33に形成された長孔121に
そって上下方向移動自在及びボルト122により任意の
位置で固定自在に設けられており、クローラベルト6と
の対向面には、クローラベルト6との摩擦を減少させる
ための摩擦低減部材である樹脂板123がビス124に
より取付けられている。
【0023】このような構成において、手押車5のみに
よりガスボンベ10を運搬する方法としては、図2に示
すように車輪3,4のみを接地させるとともにハンドル
1,2を握って手押車5を走行させる方法と、車輪3,
4と補助車輪24,25とを接地させるとともにハンド
ル1,2を握って手押車5を走行させる方法と、手押車
5を略起立させて補助車輪24,25のみを接地させる
とともにハンドル1と補助ハンドル30とを握って手押
車5を走行させる方法とがある。なお、補助車輪24,
25を接地させて走行している場合は、ブレーキ解除レ
バー28を操作してブレーキシュー26,27の補助車
輪24,25外周への押圧状態を解除するものであり、
ブレーキ解除レバー28から手を離すことによってブレ
ーキシュー26,27により補助車輪24,25が制動
され、傾斜地において手押車5が単独で走行することを
防止できる。
【0024】つぎに、クローラユニット7により手押車
5を保持する方法について説明する。まず、フック51
,52は通常状態において図4に示すように前方を向い
ており、操作レバー101を図4に示すように上方へ回
動させると、操作ワイヤ102を介して連結されたフッ
ク99は下方へ回動し、切欠98が開放される。また、
左右の安定板116,117をスプリング119の付勢
力により略起立状態に回動させる。続いて、手押車5の
ハンドル1,2を把持し、車輪3,4がクローラベルト
6の外側に位置するように手押車5をクローラユニット
7の前方側から後退させる。車輪3,4がクローラベル
ト6の先端部の外側に至る位置まで手押車5を後退させ
た時点で、補助車輪24,25が接地する位置まで手押
車5を起立させることにより補助車輪用車軸23をフッ
ク51,52に引っ掛ける。ついで、引き続き手押車5
を後方へ引っ張ると、フック51,52はアイドルシャ
フト48の軸心回りに上方へ回動するとともに手押車5
が後退する。そして、手押車5の補助ハンドル30をブ
ラケット96の開口部97へ進入させるとともに連結ピ
ン87をブラケット96の切欠98へ進入させ、操作レ
バー101を下方へ回動操作してフック99をスプリン
グ100の付勢力により上方へ回動させ、フック99を
連結ピン87に引っ掛けることにより、図1に示すよう
に保持部65による手押車5の保持固定が終了する。こ
のとき、車輪3,4の下端部はクローラベルト6の下端
面と略等しい位置に位置している。
【0025】続いて、前後進切換スイッチ91により進
行方向を選択するとともに、変速レバー82を操作して
走行速度を選択する。そして、グリップ89,90を把
持し、グリップ90の近傍に設けられている走行レバー
を握ることにより、電磁ブレーキ71が解除されるとと
もに電動モータ66が起動され、その回転は、減速機6
7と変速機68とを介してスプロケット81へ伝達され
、クローラベルト6が回転し、クローラユニット7に手
押車5を保持した状態で走行する。なお、作業者が走行
レバーから手を離すと、電動モータ66の回転が停止さ
れるとともに電磁ブレーキ71が作動し、クローラベル
ト6の回転が制動されるとともにクローラユニット7の
走行が停止される。そして、クローラベルト6を用いた
平地の走行をおこなうことができ、このとき、クローラ
ベルト6の両側に車輪3,4が位置するため、走行する
平地が不整地や軟弱地であっても安定した走行を行える
【0026】つぎに、クローラユニット7の操向につい
て説明する。進行方向をわずかに変更する操向の場合は
、作業者が把持しているグリップ89,90を押下げ、
クローラベルト6の後端側を支点として機体を左右に向
けることにより行う。一方、進行方向を大きく変更する
操向の場合は、クローラユニット7の走行を停止させ、
ハンドル83の操作レバー112を握ることにより、操
作ワイヤ113のインナワイヤ113bが引っ張られる
ためにプレート107が外方へスライドし、スプリング
108の付勢力に抗してレバー105がピン109を支
点として外方へ回動することにより制動リング104に
よるアーム93の固定が解除される。また、インナワイ
ヤ113bが引っ張られた際にアウタワイヤ113aが
固定されたホルダ111及びホルダ111が固定された
プレート106がアウタワイヤ113aに押された状態
となり、プレート106が外方へスライドするとともに
プレート106に連結されたレバー105もピン109
を支点として外方へ回動することによりこのレバー10
5に固定された制動リング104によるアーム93の固
定も解除される。そこで、作業者がハンドル1,2を把
持して下方向きの力を加えると、左右のアーム93はス
プリング94の付勢力に抗して取付パイプ92内を下方
へスライドし、クローラベルト6の先端側が地面から離
反するとともに手押車5とクローラユニット7との相対
位置が近接し、このスライド操作後に操作レバー112
から手を離すことによりアーム93は再び固定される。 そして、アーム93を下方へスライドさせた後にクロー
ラベルト6の先端側を接地状態に戻すと、図12に示す
ように車輪3,4の下端部がクローラベルト6の下端面
より下方へ突出した状態となり、車輪3,4の接地部を
支点として大きく方向転換することができる。なお、方
向転換後においては、この状態のまま走行させてもよく
、また、図1に示した状態に戻して走行させてもよい。
【0027】つぎに、手押車5を保持したクローラユニ
ット7を階段を昇降させる場合について説明する。手押
車5を保持する際において、図6及び図13に示すよう
に安定板116,117を側方へ開いた状態に維持し、
手押車5をクローラユニット7の前方側から後退させ、
車輪3,4を安定板116,117へ乗り上げさせる。 そして、補助ハンドル30をホルダ86に進入させると
ともに連結ピン87をホルダ88に進入させ、ピン(図
示せず)により抜止め固定する。このようにして手押車
5を保持することにより、クローラベルト6を用いた階
段の昇降を行える。なお、階段の昇降時においては、ト
ラックローラ34の間には撓み防止板120が設けられ
ているため、階段の頂部によってクローラベルト6が撓
むことがなく、階段の昇降をスムーズに行える。そして
、安定板116,117が側方へ張り出していることに
より階段昇降時における側方への転倒が防止され、階段
の昇降を安定して行える。また、手押車5がクローラユ
ニット7の後方へ突出した状態で保持されているため、
機体全体の重心が後方へ移動することによって階段の昇
降をより一層安定させて行える。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上述のように運搬物を積載す
る手押車を保持する保持部をクローラユニットに設け、
さらに、手押車の車輪の下端部とクローラユニットのク
ローラベルトの下端面とが略等しくなる位置と車輪の下
端部がクローラベルトの下端面より下方へ突出する位置
とに手押車とクローラユニットとを相対的に上下動させ
たことにより、車輪の下端部とクローラベルトの下端面
とが略等しくなる位置ではクローラベルトとクローラベ
ルトの両側に位置する車輪とが接地する状態となるため
、不整地や軟弱地であってもクローラベルトによる走行
を安定して行わせることができ、また、車輪の下端部を
クローラユニットより下方へ突出させた状態では車輪を
支点とした方向転換を容易に行うことができ、また、手
押車とクローラユニットとを相対的に上下動させたそれ
ぞれの位置で固定する制動手段を設けたことにより、車
輪の位置が固定されるため、より安定した走行状態を得
ることができるとともに確実な操向操作を行うことがで
きる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラユニットにより手押車を保持した状態
を示す側面図である。
【図2】手押車を示す側面図である。
【図3】手押車を示す平面図である。
【図4】クローラユニットを示す側面図である。
【図5】クローラユニットを示す平面図である。
【図6】クローラユニットの前部を拡大するとともに一
部を断面にして示す平面図である。
【図7】クローラユニットの後部を拡大して示す平面図
である。
【図8】クローラユニットの動力伝達系を示す説明図で
ある。
【図9】保持部と制動手段とを示す側面図である。
【図10】保持部と制動手段とを示す平面図である。
【図11】トラックローラと撓み防止板とを拡大して示
す縦断正面図である。
【図12】車輪の下端部をクローラベルトの下端面より
下方へ突出させた状態を示す側面図である。
【図13】階段昇降状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1,2    ハンドル 3,4    車輪 5      手押車 6      クローラベルト 7      クローラユニット 10    運搬物 64    駆動部 65    保持部 103  制動手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  左右一対のハンドルと車体の前後方向
    略中央に配設された左右一対の車輪とを有するとともに
    運搬物が積載される手押車と、前記車輪の内方間隔より
    狭い横幅のクローラベルトとこのクローラベルトを駆動
    する駆動部とを有するクローラユニットとを設け、前記
    クローラユニットを前記手押車の下側に位置させるとと
    もに前記手押車の底部と前記クローラユニットの上部と
    の間に所定の間隔をもって前記手押車を保持する保持部
    を前記クローラユニットに設け、前記車輪の下端部と前
    記クローラベルトの下端面とが略等しくなる位置と前記
    車輪の下端部が前記クローラベルトの下端面より下方へ
    突出する位置とに前記手押車と前記クローラユニットと
    を相対的に上下動させたことを特徴とする運搬車。
  2. 【請求項2】  手押車とクローラユニットとを相対的
    に上下動させたそれぞれの位置で固定する制動手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の運搬車。
JP1851591A 1991-01-18 1991-01-18 運搬車 Withdrawn JPH04237669A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0966838A (ja) * 1995-09-04 1997-03-11 Sanwa:Kk 階段昇降運搬車
CN105835930A (zh) * 2016-05-04 2016-08-10 深圳职业技术学院 拖车

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0966838A (ja) * 1995-09-04 1997-03-11 Sanwa:Kk 階段昇降運搬車
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