JP2001120387A - 折畳みベッド - Google Patents

折畳みベッド

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JP2001120387A
JP2001120387A JP30244399A JP30244399A JP2001120387A JP 2001120387 A JP2001120387 A JP 2001120387A JP 30244399 A JP30244399 A JP 30244399A JP 30244399 A JP30244399 A JP 30244399A JP 2001120387 A JP2001120387 A JP 2001120387A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆V字状に折り畳みうるとともに、水平状態
に容易に展開可能とした折畳みベッドを提供する。 【解決手段】 マットを2つ割りした一方のマット半体
を載置する第1の載置枠の一端部に固着される第1の支
脚部を有する第1のベッド枠体と、他方のマット半体を
載置しうる第2の載置枠の一端部を第2の支脚部で枢支
した第2のベッド枠体とからなり、かつ前記第1の載置
枠と第2の載置枠との向き合う他端部を、該第1,第2
の載置枠が水平にのばされる水平状態と、逆V字状とな
る垂直状態との間で折り畳み可能に枢着するとともに、
前記第1のベッド枠体の一端部に、前記水平状態でこの
第1のベッ枠体を支持する第1の車輪と、垂直状態で支
持する第2の車輪と、傾斜状態で支持する少なくとも1
つの第3の車輪とを含む車輪群を配し、垂直状態からの
展開において第2,第3、第1の車輪により順次支持可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆V字状に折り畳
みうるとともに、水平状態に容易に展開可能とした折畳
みベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ベッド枠体を逆V字状に山形に折畳みす
ることによって布団などの収納を容易とする折畳みベッ
ドが知られており、とくに、このような折畳みベッドを
折畳んだ状態で可搬とするときには、図17に折畳んだ
垂直状態を示し、かつ図1において水平状態を示すよう
に(なお図1は本発明の一実施の態様を例示するが、図
の右方に記載する第3の車輪6,6を除いては、本発明
の前提となる技術を例示している)、折畳んだ垂直状態
での移動に伴うふらつきなどを減じるために、2つのベ
ッド枠体2,3の内、支脚部23を固定して一体に設け
るベッド枠体2には、支脚部23の先端の第1の車輪4
に加えてマットを載置する載置枠22(乃至その立上げ
部)にも第2の車輪5を設けられる。この第2の車輪5
が床面Fを走行することによりふらつきを防止しうる
が、反面、折畳んだ垂直状態からの展開に際して必要と
なる力を増す場合がある。
【0003】ところで前記ベッド枠体2が他方のベッド
枠体3に枢着される枢着点Pは、前記ベッド枠体2,3
がともに垂直となる前記垂直状態において最大高さHa
の枢着点Paとなり、これよりも高くなることは遊びが
ないとして、ベッド枠体2,3を持ち上げない限りあり
えない。他方、垂直状態において枢着点Pから離れてい
る第1の車輪4も展開により枢着点Pを通る垂線下方で
床面Fに接する状態となるため、前記枢着点Pから第1
の車輪4の外周までの長さLは前記最大高さHa以下と
なるべきであり、そのために、折畳んだ垂直状態におい
ては、前記枢着点Pを通る垂線の反展開側に位置する前
記第1の車輪4は図17に示すごとく、床面Fから離間
することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】他方、垂直状態からベ
ッド枠体2を展開するとき、当初は、前記第2の車輪5
がベッド枠体2の全重量Wを負担して床面F上を転動
し、第1,第2の車輪4,5の外周の接線Taが前記垂
直状態において床面Fとなしていた角度θaを傾動した
とき、図18に示すごとく、前記接線Taが床面Fに一
致し、第1,2の車輪4,5で荷重Wを負担する2輪負
担状態となる。
【0005】かかる2輪負担状態では、前記枢着点Pと
第1の車輪4外周の接地点に至る線分Kaは、垂線Vに
対して角度αで傾くが、2輪負担状態を越えて展開する
には、展開方向に先行する第2の車輪5を床面Fから離
間させ第1の車輪4に前記全荷重Wを負担させることに
相当する。このためには、図19に示すように、全加重
Wが両端に作用する前記線分Kaを垂直の向きに引き起
こす回転モーメント(偶力)M(略W・L・Sinθ)
が必要となる。
【0006】この回転モーメントMは、角度αが増すほ
ど大となり、かつ回転モーメントMをベッド枠体2に与
えるには、他方のベッド枠体3の支脚部の水平移動が拘
束されていないときには、作用させる力fの水平分力f
hがその水平摩擦力よりも大とはならない向きの前記力
fによって回転モーメントMを生じさせる必要があり、
このような力fは上向きの力f1であって枢着点Pとの
間の距離Dが小となるため、前記力f1は比較的大きく
なることが判明した。折畳みベッドの取扱性の向上のた
めには、このような上向きの力の軽減が好ましく、前記
回転モーメントの低下が望まれる。
【0007】本発明は、折畳みの垂直状態から水平状態
への展開を容易としうる折畳みベッドの提供を目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、マッ
トを2つ割りした一方のマット半体を載置する第1の載
置枠の一端部に固着される第1の支脚部を有する第1の
ベッド枠体と、他方のマット半体を載置しうる第2の載
置枠の一端部を第2の支脚部で枢支した第2のベッド枠
体とからなり、かつ前記第1の載置枠と第2の載置枠と
の向き合う他端部を、該第1,第2の載置枠が水平にの
ばされる水平状態と、逆V字状となる垂直状態との間で
折り畳み可能に枢着するとともに、前記第1のベッド枠
体の一端部に、前記水平状態でこの第1のベッ枠体を支
持する第1の車輪と、垂直状態で支持する第2の車輪
と、傾斜状態で支持する少なくとも1つの第3の車輪と
を含む車輪群を配し、垂直状態からの展開において第
2,第3、第1の車輪により順次支持可能とした折畳み
ベッドである。
【0009】このように第3の車輪を用いることによっ
て、垂直状態から水平状態への展開に際して、展開方向
に隣り合う2つの車輪がともに接地する2輪による荷重
負担状態を越えるために必要な回転モーメントを減じ
て、展開作業を容易とし、使い勝手を向上できる。
【0010】請求項2の発明は、前記第1の車輪が前記
第1の支脚部先端に取り付けられ、第2の車輪は前記第
1の載置枠又は第1の載置枠に立設される立上げ部に配
されるとともに、前記第3の車輪は、支脚部に取付られ
ることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、前記第1の車輪が前記
第1の支脚部先端に取り付けられ、第2の車輪は前記第
1の載置枠又は第1の載置枠に立設される立上げ部に配
されるとともに、前記第3の車輪は、前記第1の載置枠
に取付られることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、マットを2つ割りした
一方のマット半体を載置する第1の載置枠の一端部に固
着される第1の支脚部を有する第1のベッド枠体と、他
方のマット半体を載置しうる第2の載置枠の一端部を第
2の支脚部で枢支した第2のベッド枠体とからなり、か
つ前記第1の載置枠と第2の載置枠との向き合う他端部
を、該第1,第2の載置枠が水平にのばされる水平状態
と、逆V字状となる垂直状態との間で折り畳み可能に枢
着するとともに、第1のベッド枠体は、前記垂直状態か
らの展開される間に展開方向に隣り合う2つの車輪が床
面に接地する状態において、前記第1の載置枠が第2の
載置枠に枢着される枢着点を通る垂線と、この垂線より
も反展開方向に位置する車輪と枢着点とを結ぶ線分がな
す角度αを10度以下することを特徴とする折畳みベッ
ドであり、かつ請求項5の発明は、前記角度αを6度以
下としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。折畳みベッド1は、第1のベッ
ド枠体2と、第2のベッド枠体3とを図1に例示する水
平状態と、図2に示す逆V字状となる垂直状態との間で
折り畳み可能に枢着している。また前記第1のベッド枠
体2は、通常寸法のマットAを2つ割した一方のマット
半体A1を載置する第1の載置枠22の一端部aに第1
の支脚部23を固着し、かつ第2のベッド枠体3は、他
方のマット半体A2を載置しうる第2の載置枠32の一
端部cを、第2の支脚部33に枢支している。なお一方
のマット半体A1には、就寝を快適とするために就寝者
の足をあげる盛上がり部Aaが、長さ方向略中間位置か
ら前記一端部aまでの範囲で形成されている。
【0014】前記第1の載置枠22は、枠材を矩形に折
り曲げた周囲枠22aに、その一端部a側で立ち上がり
マット半体A1を一端部a側で係止するコ字状の立上げ
部22bと、他端部b寄りの両側に設けられた把手22
c、22cと、例えばマット半体A1を下面で支持する
受片、補強部材などの図示しない他の部材を具える。
【0015】また本形態では、前記第1の支脚部23
は、前記立上げ部22bの垂直部から下に前記第1の載
置枠22を越えて下にのびる門型枠22dの延長部とし
て、前記立上げ部22bと一体に形成されている。な
お、立上げ部22cと第1の支脚部23を別の部材を用
いて構成することもできる。
【0016】さらにこの第1のベッド枠体2の前記一端
部aには、図1に示す水平状態でこの第1のベッド枠体
2を支持する第1の車輪4と、図2に示す垂直状態で支
持する第2の車輪5と、第1の載置枠22の傾斜状態で
支持する第3の車輪6とを含む車輪群Gを有し、本形態
では、第1の車輪4は前記第1の支脚部23の先端に、
かつ第2の車輪5は前記立上げ部22bの水平枠部に、
又第3の車輪6は前記第1の車輪4とは離れて同じ第1
の支脚部23に取付られ、少なくとも第1の車輪4は、
自在の向きに移動可能なキャスタを用いて形成される。
【0017】なお第3の車輪6は、本形態では、図3,
4に示すように、第1の支脚部23の第2のベッド枠体
3に向く内向き面にビス止めされる取付片7aと、外向
きに突出する突片7bとを有する取付金具7の前記突片
7bにナット7cを用いて固定される軸受入りの車輪か
らなる。
【0018】なお取付金具7は図5に示すように前記突
片7bを二股状としてもよく、図6に示す如く、突片7
bの先端両側に車輪を配したダブルホイールとすること
もでき、さらに図7に示すように、Z字状に折れ曲がる
軸受け片7dを有する取付金具7を用いて車輪6を両持
ち支持とすることもできる。
【0019】さらに図8〜図10に示すように、取付金
具7として、取付片7aの両側に三角状の突片7b、7
bを突設したコ字状枠5本を用いるとともに、前記第3
の車輪6は、突片7b、7bにその頂点近傍においてリ
ベット止め、溶着などによって架け渡したキャスター軸
7eに支持させている。
【0020】なお前記取付片7a、7aにはバーリング
加工によって隆起させることにより深さを増したネジ穴
7a1、7a1を上下に形成し、前記支脚部23を、反
対側から貫通するビス7f、7fを用いて反対側から引
張して固定している。なお取付金具7を支脚部23に直
接溶着することもできる。
【0021】さらに図11に示すように、第3の車輪6
を、前記第1の支脚部23ではなくて、第1の載置枠2
2の周囲枠22aに取付金具7を用いて固定することも
でき、この取付金具7は、該第1載置枠22の外面に当
接しボルト止めされる取付片7aに斜め下方に傾斜する
傾斜片を介して形成する垂直な支持片7gにキャスター
である前記第3の車輪6を取付けている。
【0022】また図12は、第2の車輪5と第3の車輪
6とを1つの取付金具8を用いて前記第1の載置枠22
に固定する場合を例示し、該取付金具8は、第1載置枠
22の外面に当接しボルト止めされる取付片8aに斜め
に上方、下方に傾斜する傾斜片8b、8cを介して上
方、下方にのびる垂直な支持片8d,8eを形成し、上
の支持片8dに第2の車輪5を、下の支持片8eに第3
の車輪6を取付ている。なお取付金具7,8として他の
自在な形状のものを採用できる。
【0023】他方、第2のベッド枠体3は、前記第1の
載置枠22の周囲枠22aと略同構成の周囲枠32aの
前記一端部cに、コ字状枠からなる宮部32bを設ける
とともに、一端部c付近の両側を、第2の支脚部33の
支柱部33a上端で枢支している。なお第2の支脚部3
3は、本形態では、水平な支持枠部33bに前記支柱部
33aを垂直に立ち上げた一対の脚枠を連結軸33cで
結合し、かつ前記支持枠部33bの下端両側には、例え
ばキャスタからなる車輪33d,33dを設けている。
なお、第2の支脚部33は床面F、壁面などに固定する
こともできるとともに、折畳まれる第1,第2のベッド
枠体2,3を収納しうる空間を有する可動、又は固定の
箱状とすることもできる。
【0024】また前記第1の載置枠22と第2の載置枠
32との向き合う他端部b、dを、前記周囲枠22a,
32aの両側に配した長板状の継ぎ片9、9の両端部に
枢支することによって、前記第1の載置枠22と第2の
載置枠32とが展開した水平状態と、逆V字状となる垂
直状態との間で、折れ曲げ線Yと直角な垂直面内で回動
して折れ曲げできる。
【0025】さらに、継ぎ片9には、前記第1の載置枠
22と第2の載置枠32との間に、前記水平状態におい
て、下端が床面Fに接する中間支脚部10の上端が取付
られ、この中間支脚部10下端と、前記第1の載置枠2
2と第2の載置枠32の一端部a、cとの間には、バネ
などの付勢手段11をそれぞれ架け渡している。これに
より、前記第1の載置枠22と第2の載置枠32とはそ
の荷重により水平状態を保持するとともに、例えば前記
把手22cにより折曲げ線Y近傍を引き上げ折り曲げる
ことによって、前記付勢手段11の付勢力により軽く前
記垂直状態に折畳みできる。
【0026】次に図13に示す垂直状態から、展開のた
めに前記把手22cを展開方向に引くと、床面Fに接地
している第2の車輪5が全荷重W(主として第1のベッ
ド枠体2及びマットなどの重量)を受けて移動し、第2
の車輪5と第3の車輪6との接線T1が垂直状態におい
て床面Fとなす角度θを傾動して接線T1が床面Fに一
致して、図14に示す、両輪5,6で荷重Wを負担する
最初の2輪負担状態となる。このとき枢着点Pの高さH
は、図13の垂直状態での最大高さHoから、前記枢着
点Pからの前記接線T1までの直角長さに相当する高さ
H1となる。
【0027】かかる2輪負担状態からさらに展開するに
は、前記のように、展開方向に先行する第2の車輪5を
浮かせる状態とする必要がある。ところで第3の車輪6
は、前記折れ曲げ線Yと直角な垂直面において、第2の
車輪5と第1の車輪4との間に位置するため、この第3
の車輪6は、最初の2輪負担状態での枢着点P(P1)
を通る垂線Vよりも反展開側に位置するとはいえ、図1
7〜図19に例示した従来のベッド枠体2のように、第
1の車輪4と第2の車輪5とのみを用いる場合の前記角
度αに比して、枢着点P(P1)を通る垂線Vと、枢着
点Pと第3の車輪6中心とを結ぶ線分K1とがなす角度
α1を小とできる。
【0028】その結果、次の展開に際して必要となる回
転モーメントM1(=W・(L1)・Sinα)(但し
L1は、枢着点Pと第3の車輪6の外周までの長さ)
は、図17〜図19に示す場合に比べて小となり、即ち
大きな力を要することなく展開を継続できる。
【0029】さらに最初の2輪負担状態において第3の
車輪6と第1の車輪4との接線T2が床面Fとなす角度
θ2をさらに展開して第3の車輪6と第1の車輪4とが
ともに接する図15に示す次の2輪負担状態において
も、同様に、図17〜図19に例示した第1の車輪4と
第2の車輪5とのみを用いる場合に比して、垂線Vと、
枢着点Pと第1の車輪4中心とを結ぶ線分K2とがなす
角度α2を減じうる結果、次の展開に際して必要となる
前記回転モーメントM2(=W・(L2)・Sinα)
(但しL2は、枢着点Pと第1の車輪4の外周までの長
さ)は小となり、即ち大きな力を要することなく垂直状
態から水平状態までの間の展開状態において第2,第
3、第1の車輪により順次支持させつつ展開を継続でき
る。
【0030】このように、前記回転モーメントMを従来
の折畳みベッドに比べて減じるには、前記二輪負担状態
における枢着点Pを通る垂線Vと、前記枢着点Pから前
記垂線Vの反展開方向に位置して接地する車輪の中心を
通る線分Kとがなす前記角度αを、従来のものより低下
する。このため、前記角度αを10度以下、好ましくは
6度以下、さらに好ましくは3度以下程度とする。なお
従来の折畳みベッドでの前記角度αは10度よりも大で
あった。
【0031】なお、図16に示すように、例えば、支脚
部23を折曲げ、又は位置変えなどにより第1の車輪4
を枢着点P寄りに位置させるなどにより、2輪負担状態
における枢着点Pと第1の車輪4の中心を結ぶ線分K3
が垂線Vに対してなす角度α3を前記角度範囲とするこ
とにより、場合によっては、第3の車輪6を用いること
なく、第1,2の車輪4,5のみを用いて展開力を低減
することもできる。
【0032】また、第3の車輪6は、前記折れ曲げ線Y
と直角な垂直面において、前記2輪負担状態での前記各
角度α1、α2を等しくするのがよく、また枢着点Pと
第3の車輪6の外周までの長さL1は、最初の2輪負担
状態における枢着点Pの高さH1と、枢着点Pと第1の
車輪4の外周までの長さL2との間の長さであって、枢
着点Pの上下動を減じる長さとするのがよい。さらに第
3の車輪6は前記垂直面において位相の異なる複数個数
とすることもできる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、前記した構成を具え
るため、垂直状態から水平状態への展開に際して、第
2,第3、第1の車輪が順次荷重を支持させつつ展開を
継続でき、従って展開に要する回転モーメントを減じて
展開作業を容易とし、折畳みベッドの使い勝手を向上で
きる。
【0034】また請求項2の発明において、第3の車輪
を支脚部に取付けるため、取付位置の選択範囲が広くな
り、折畳みベッドの形状に応じて第3の車輪の位置を設
定でき、展開容易な折畳みベッドとなしうる。
【0035】さらに、請求項3のように第3の車輪を、
前記第1の載置枠に取付けることにより、第2の車輪寄
りにかつ強固に取付けできる。
【0036】また請求項4の発明のように、展開方向に
隣り合う2つの車輪が床面に接地することにより支持さ
れる状態において、前記第1の載置枠が枢着される枢着
点を通る垂線と、この垂線よりもの反展開方向に位置す
る車輪とのなす角度αを10度以下することにより、展
開のための回転モーメントを減じ、展開作業を容易とす
る。
【0037】さらに請求項5のように前記角度αを6度
以下とすることにより、さらに展開のための回転モーメ
ントを減じうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を展開した水平状態で例
示する斜視図である。
【図2】折畳んだ垂直状態を例示する正面図である。
【図3】第3の車輪を取付状態とともに詳示する斜視図
である。
【図4】その断面図である。
【図5】第3の車輪の他の例を示す斜視図である。
【図6】第3の車輪のさらに他の例を示す斜視図であ
る。
【図7】第3の車輪の他の例を示す斜視図である。
【図8】第3の車輪のさらに他の例を示す正面図であ
る。
【図9】その側面図である。
【図10】その横断面である。
【図11】第3の車輪の他の例を示す斜視図である。
【図12】第3の車輪の他の例を示す斜視図である。
【図13】折畳んだ垂直状態を例示し作用を示す線図で
ある。
【図14】第2の車輪と第3の車輪が接地する状態を例
示する線図である。
【図15】第3の車輪と第1の車輪が接地する状態を例
示する線図である。
【図16】他の車輪配置を例示する線図である。
【図17】従来の折畳みベッドを折畳んだ垂直状態で例
示する線図である。
【図18】従来の折畳みベッドにおいて第1,第2の車
輪の接地状態を例示する線図である。
【図19】作用を簡略化して例示する線図である。
【符号の説明】
2 第1のベッド枠体 3 第2のベッド枠体 4 第1の車輪 5 第2の車輪 6 第3の車輪 22 第1の載置枠 23 第1の支脚部 32 第2の載置枠 33 第2の載置枠 A マット A1,A2 マット半体 G 車輪群 P 枢着点 V 垂線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マットを2つ割りした一方のマット半体を
    載置する第1の載置枠の一端部に固着される第1の支脚
    部を有する第1のベッド枠体と、他方のマット半体を載
    置しうる第2の載置枠の一端部を第2の支脚部で枢支し
    た第2のベッド枠体とからなり、 かつ前記第1の載置枠と第2の載置枠との向き合う他端
    部を、該第1,第2の載置枠が水平にのばされる水平状
    態と、逆V字状となる垂直状態との間で折り畳み可能に
    枢着するとともに、 前記第1のベッド枠体の一端部に、前記水平状態でこの
    第1のベッ枠体を支持する第1の車輪と、垂直状態で支
    持する第2の車輪と、傾斜状態で支持する少なくとも1
    つの第3の車輪とを含む車輪群を配し、垂直状態からの
    展開において第2,第3、第1の車輪により順次支持可
    能とした折畳みベッド。
  2. 【請求項2】前記第1の車輪は前記第1の支脚部先端に
    取り付けられ、第2の車輪は前記第1の載置枠又は第1
    の載置枠に立設される立上げ部に配されるとともに、前
    記第3の車輪は、支脚部に取付られることを特徴とする
    請求項1記載の折畳みベッド。
  3. 【請求項3】前記第1の車輪は前記第1の支脚部先端に
    取り付けられ、第2の車輪は前記第1の載置枠又は第1
    の載置枠に立設される立上げ部に配されるとともに、前
    記第3の車輪は、前記第1の載置枠に取付られることを
    特徴とする請求項1記載の折畳みベッド。
  4. 【請求項4】マットを2つ割りした一方のマット半体を
    載置する第1の載置枠の一端部に固着される第1の支脚
    部を有する第1のベッド枠体と、他方のマット半体を載
    置しうる第2の載置枠の一端部を第2の支脚部で枢支し
    た第2のベッド枠体とからなり、 かつ前記第1の載置枠と第2の載置枠との向き合う他端
    部を、該第1,第2の載置枠が水平にのばされる水平状
    態と、逆V字状となる垂直状態との間で折り畳み可能に
    枢着するとともに、 第1のベッド枠体は、前記垂直状態からの展開される間
    に展開方向に隣り合う2つの車輪が床面に接地する状態
    において、前記第1の載置枠が第2の載置枠に枢着され
    る枢着点を通る垂線と、この垂線よりも反展開方向に位
    置する車輪と枢着点とを結ぶ線分がなす角度αを10度
    以下することを特徴とする折畳みベッド。
  5. 【請求項5】前記角度αが6度以下であることを特徴と
    する請求項4記載の折畳みベッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101064261B1 (ko) 2007-04-05 2011-09-14 샤먼 이노베이션 메탈 프로덕츠 코., 엘티디. 접을 수 있는 침대 프레임
US8298126B2 (en) 2002-07-02 2012-10-30 Joachim Berc Supporting device for a person's back and head area
WO2023001049A1 (zh) * 2021-07-19 2023-01-26 麒盛科技股份有限公司 一种床板支撑结构及电动床

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