JP3206518B2 - 簡易ステージ - Google Patents

簡易ステージ

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JP3206518B2
JP3206518B2 JP28096297A JP28096297A JP3206518B2 JP 3206518 B2 JP3206518 B2 JP 3206518B2 JP 28096297 A JP28096297 A JP 28096297A JP 28096297 A JP28096297 A JP 28096297A JP 3206518 B2 JP3206518 B2 JP 3206518B2
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  • Legs For Furniture In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天板を折り畳んで
移動可能に構成した簡易ステージに関し、特に、仮設的
なステージを構成する際に好適に使用されるものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】講演会場やホテルのディナーショー等で
は、簡易ステージと称される仮設的なステージがしばし
ば利用される。この種の簡易ステージとしては、対をな
す天板、天板を支承する脚体、およびキャスタを備え、
使用位置においては、これら天板が内方端同士を付き合
わせて面一となるとともに、各天板の外方端に設けた脚
体が起立して天板を支持し、折畳位置においては、天板
がそれぞれ内方端を中心に回動起立してその上面同士を
近接対向させるとともに、天板の内方端に設けたキャス
タが天板を支持する構造のものが知られている。そし
て、かかる構成により、実際の講演会場等では、この簡
易ステージを所望場所において展開して使用し、不使用
持には、折畳位置にして移動させ他所に保管していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものは、天板の上面同士が近接対向する構造であるた
め、いずれかの天板を操作することにより他方の天板も
同期して対称に動くような同期機構を天板の下方に位置
させて設けることが構造上難しい。したがって天板を片
方ずつ回動させて使用位置と折畳位置とに操作しなけれ
ばならず、その取り扱いが煩雑で面倒であるという問題
点があった。
【0004】一方、一対の天板と、これら天板を内方端
同士を付き合わせて面一となる使用位置と、起立させて
底面同士を近接対向させた折畳位置との間で展開、折畳
動作させ得る構造で、折畳位置においてはキャスタが接
地し、使用位置においては接地体が接地するように自動
的に切り替わる構造のものが折畳テーブルにおいては知
られている。しかしてこの種のものは、これら天板を支
持する脚体として、先端に接地体を備えた支柱と、支柱
の途中から外側方に延出しその延出端から下方に延出し
たキャスタ支持体と、このキャスタ支持体の下端に取着
したキャスタとを備えている。そして、使用位置におい
ては接地体が接地し、折畳位置においては、脚体は、そ
の下端が内方に相寄る向きに立設角度が若干変化して、
キャスタが接地し、接地体が床面より離間するように構
成されている。ところがこのような構成をそのまま簡易
ステージに適用した場合、折畳位置において、接地体が
床面からわずかにしか離間し得ないため、接地体が床面
の凹凸や障害物に引っかかることがあり、特に簡易ステ
ージのようにかなり重量の大きいものでは、持ち上げる
ことが難しいので移動できなくなるおそれが十分ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、天板同期回動機構を具備させ、キャ
スタと接地体とを具備してなる脚体を、使用位置におい
ては接地体が接地し、折畳位置においてはキャスタが接
地するとともに接地体がキャスタより上方に位置するよ
うに、天板の展開、折畳動作に伴って回動させる構造を
有するものであって、天板の展開、折畳操作の簡単にし
なおかつ、床面の多少の凹凸や障害物等に移動を阻害さ
れないようにすべく図ったものである。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、一対の天板
と、これら天板を内方端同士を付き合わせて面一となる
使用位置と、起立させて天板の下面同士を近接対向させ
た折畳位置との間で同期回動させて展開、折畳動作させ
得る天板同期回動機構と、前記天板に枢支されキャスタ
および接地体を具備してなる脚体と、使用位置において
は、前記キャスタを床面から離間させるとともに前記接
地体を接地させ、折畳位置においては前記キャスタを接
地させるとともに前記接地体をキャスタの中心より上方
に位置させるように、天板の展開、折畳動作に伴わせて
前記脚体を床面に対して回動させる脚体駆動機構とを具
備してなることを特徴とする。
【0007】このようなものであれば、いずれかの天板
を動かすだけで、他方の天板も天板同期回動機構によっ
て左右対称に連動し、さらに、脚体駆動機構機構により
自動的に使用位置においては接地体が、また折畳位置に
おいてはキャスタが天板を支持すべく入れ替わる。した
がって取り扱いにおいて簡便で、設置あるいは撤去作業
が非常に容易となる。しかも、折畳位置において、接地
体がキャスタの中心より上方に位置するので、接地体が
キャスタによる移動動作を阻害することがない。すなわ
ち、キャスタによって乗り越えられる範囲内での床面の
凹凸や障害物等に接地体が引っかかることなく、移動を
円滑に行える。なお、本明細書においてキャスタの中心
とはキャスタの車輪の中心を意味する。
【0008】また、使用位置および折畳位置の両位置に
おいて、脚体に荷重による曲げモーメントをほとんど作
用させないようにして、耐荷重性を無理なく向上させる
には、脚体が、その一端部を天板に軸着され、他端部若
しくは他端部近傍においてキャスタを支持する第1脚要
素と、該第1脚要素から垂設され先端に接地体を配設し
た第2脚要素とを具備してなり、使用位置においては、
第1脚要素を略水平状態にして天板下面に当接させると
ともに第2脚要素を起立させ、折畳位置においては、第
2脚要素を略水平状態にして第1脚要素を起立させるよ
うに構成しているものが好ましい。
【0009】使用位置において第2脚要素をできるだけ
天板の外方端近傍に位置させて、安定性を向上させ、な
おかつ脚体が天板の外方端より外側に突出しないように
するには、脚体において、キャスタを接地体よりも内方
端側に配設することが望ましい。展開、折畳動作を円滑
に行うためには、第2脚要素に滑動部材を設け、使用位
置と折畳位置との間での展開、折畳動作中に、この滑動
部材を接地させるように構成しているものが好適であ
る。
【0010】天板高さを段階的に可変にするには、天板
の脚体より内方端側に、天板に沿って折り畳まれる不使
用状態と、天板に直交する使用状態とに切換ロック可能
に枢着するなど、第2脚要素よりも長尺の補助脚体を天
板に対して直交して設けられるように構成したものが好
ましい。具体的な天板同期機構としては、天板同期回動
機構が、各天板に対応させて左右に設けたそれぞれ対を
なす上リンクメンバと、下リンクメンバと、内リンクメ
ンバと、外リンクメンバとを具備してなり、上リンクメ
ンバを天板下面に固設し、内リンクメンバの一端を、上
リンクメンバの内方端側に設けた第1枢結点に枢結する
とともに、他端を下リンクメンバの一端に設けた第2枢
結点に枢結し、下リンクメンバの他端を、外リンクメン
バの一端に設けた第3枢結点に枢結し、外リンクメンバ
の他端を上リンクメンバの第1枢結点より外方端側に設
けた第4枢結点に枢結し、前記第2枢結点と、他方の下
リンクメンバの一端に設けたもう一つの第2枢結点とを
枢結したものが挙げられる。
【0011】そして、このような天板同期機構を利用し
て、使用位置における耐荷重性や安定度を向上させるに
は、第2枢結点から中間支持脚体を垂下し、前記使用位
置において、この中間支持脚体が接地するように構成し
たものが好ましい。同様にこのような天板同期機構を利
用して脚体駆動機構を構成し部品点数の増加を抑制する
好ましい実施態様としては、脚体駆動機構が、第3枢結
点に一端を枢結され、他端を脚体に設けた第5枢結点に
枢結された脚体駆動リンクメンバを具備するものが考え
られる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1から図7を参
照して説明する。本実施例による簡易ステージは、図1
に示すように、一対の天板1と、これら天板1を内方端
1a同士を付き合わせて面一となる使用位置と、図2に
示すように起立させて底面同士を近接対向させた折畳位
置との間で同期させて展開、折畳動作させ得る天板同期
回動機構2と、天板1に回動自在に取着されキャスタ3
1と接地体32とを具備してなる脚体3と、該脚体3
を、折畳位置においてはキャスタ31が接地し、使用位
置においては接地体32が接地するように天板1の展
開、折畳動作に伴って回動させる脚体駆動機構4とを具
備してなる。
【0013】天板1の下面1cには、図3に示すように
下方に開口するチャンネル部材状の天板フレーム12を
前後に一対配設している。天板同期回動機構2は、図
1、3に示すように、各天板1に対応させて左右に設け
たそれぞれ対をなす上リンクメンバ21と、下リンクメ
ンバ22と、内リンクメンバと、外リンクメンバ24と
を具備してなる。具体的には、上リンクメンバ21は、
天板下面1cに設けた天板フレーム12の一部にその機
能を担わせたものである。また、下リンクメンバ22、
外リンクメンバ24、および一方の内リンクメンバ23
1には、長尺の板状部材を使用しており、他方の内リン
クメンバ232には角パイプ部材を使用している。そし
て、内リンクメンバ231、232の一端を天板フレー
ム12の内方端側に設けた第1枢結点X1に枢結し、他
端を下リンクメンバ22の一端に設けた第2枢結点X2
に枢結し、下リンクメンバ22の他端を、外リンクメン
バ24の一端に設けた第3枢結点X3に枢結し、外リン
クメンバ24の他端を上リンクメンバ21の第1枢結点
X1より外方端側に設けた第4枢結点X4に枢結してい
る。そして、このように四辺形のリンク機構を左右各天
板1の下方にそれぞれ形成するとともに、第2枢結点X
2同士を枢結することにより天板同期回動機構2を構成
している。なお、本実施例においては、この天板同期回
動機構2を前後に一対設けている。
【0014】脚体3は、図3、4、5に示すように、各
天板1の下面外方端隅部にそれぞれ設けたもので、第1
脚要素33、第2脚要素34、キャスタ31、接地体3
2および滑動部材5を具備してなる。第1脚要素33
は、その一端部33aを天板フレーム12の外方端部に
軸着したものであり、本実施例においては、前後の天板
フレーム12に横架させて軸91を設け、この軸91に
第1脚要素33を取着している。また、その他端部33
bからは、この第1脚要素33を起立させた状態で外方
端側へ延出する向きに第2脚要素34を一体に垂設して
いる。第2脚要素34は、その先端面34aに接地体3
2を配設したもので、先端面34aの内方端側縁部34
bには滑動部材5を配設している。さらに本実施例で
は、前後の脚体3同士を連結する角柱状の連結部材92
を設け、前後の脚体3の連動を確実化するとともに剛性
を向上させている。具体的には第2脚要素34の基端部
近傍において、連結部材92を脚体3に固着している。
キャスタ31は、キャスタ取付板311を第1脚要素3
3の他端部33b近傍から連結部材92に亘って固着
し、このキャスタ取付板311に取着した首振り自在型
のものである。接地体32は、例えば樹脂性のものであ
り円盤状をなす周知のものである。滑動部材5には、本
実施例ではローラを使用している。そして、接地体32
が滑動部材5よりも若干突出するように設定している。
【0015】脚体駆動機構4は、図1、3に示すよう
に、天板同期回動機構2の動作を利用して脚体3を駆動
するもので、脚体駆動リンクメンバ41を具備してな
る。具体的にはこの脚体駆動リンクメンバ41の一端を
第3枢結点X3に枢結するとともに、他端を第2脚要素
34の基端部近傍に設けた第5枢結点X5に枢結してい
る。そして、使用位置においては、第2脚要素34を鉛
直に起立させるように設定しておくとともに、天板1の
折畳動作に伴って第3枢支点が天板1に対し外方端側へ
移動する動きを利用して、脚体3をキャスタ31が外方
端側へ回動する向きに駆動し、折畳位置においては第1
脚要素33を鉛直に起立させるように設定している。
【0016】本実施例ではさらに、図1、6に示すよう
に、第2枢結点X2から中間支持脚体7を垂下し、使用
位置において、この中間支持脚体7が接地するように構
成している。具体的には、他方の内リンクメンバ232
の他端から若干屈曲させて一体に中間支持脚体7を延出
し、この中間支持脚体7の先端に中間接地体71を配設
している。
【0017】このように構成した本実施例による簡易ス
テージの折畳、展開動作について模式的に表現した動作
説明図7、8、9を参照して以下に述べる。まず、図7
に示す使用位置においては、前述したように、脚体3
は、第2脚要素34を鉛直に起立させ、接地体32を接
地させた状態にあり、中間支持脚体3とともに、天板1
を床面に対し支持固定している。この時、接地体32の
鉛直上方にあたる第1脚要素33の、この状態における
上側の側面33dを、図示しない当接部材を介して天板
下面1cに当接させている。そしてこの当接面に荷重を
作用させ、脚体3に荷重によるモーメントが発生しない
ようにしている。
【0018】次に、天板1の内方端1aを持ち上げる等
の操作を行うと、天板同期回動機構2が作動して、各天
板1は左右対称にその下面1c同士を対面させる向きに
回動し起立し始める。なお、中間支持脚体7は、持ち上
げ動作により即座に床面から離間する。この時、天板同
期回動機構2における第3枢支点X3は、天板1の外方
端1b方向へ移動するが、この移動により、脚体駆動リ
ンクメンバ41も天板1の外方端1b方向へ移動し、脚
体3を、キャスタ31が天板1の外方端1b方向へ回動
する向きに駆動する。その結果、まず第2脚要素34が
傾いて、接地体32が床面から離間し、滑動部材5が接
地する。さらに天板1を折り畳んでゆくと、図8に示す
ように、最初この滑動部材5が床面に接しているが、所
定角度まで折り畳んで脚体3の回動角度が一定角度にな
った時点で、キャスタ31が床面に当接する。そして、
最終的な折畳位置においては、第1脚要素33が鉛直状
態で起立し、キャスタ31により天板1は支持されて、
床面を移動させうる状態となる一方、第2脚要素34は
略水平状態となってキャスタ31の中心C1より上方に
位置することになる。
【0019】この折畳位置から使用位置に操作するに
は、上記と逆の操作を行えばよい。このように、本実施
例によれば、各天板1が天板同期回動機構2によって左
右対称に連動し、さらに、脚体駆動機構機構4により自
動的に使用位置においては接地体32が、また折畳位置
においてはキャスタ31が天板1を支持すべく入れ替わ
る。したがって、天板1の内方端1aを持ち上げる等の
単一動作で、使用位置、折畳位置を切り換えることがで
き、設置あるいは撤去移動作業が非常に容易となる。し
かも、折畳位置において、接地体32がキャスタ31の
中心C1より上方に位置するので、キャスタ31による
移動が接地体32により阻害されずに円滑に行えるよう
になる。また、使用位置においては、天板1の下方に脚
体3や天板同期回動機構2等の全ての部材が位置する事
になるので、複数の簡易テーブルを連続して並設し、大
面積のステージや、コの字型等の長方形状以外の形状の
ステージを形成することが容易にできる。
【0020】さらに、例えば、変形例として、図10に
模式的に示すように実施例と同様の簡易テーブルにさら
に補助脚体103と、補助中間支持脚体107とを付け
加えてもよい。なお、この変形例中、実施例と同様の部
材には同一の符号を付す。具体的には、天板フレーム1
2の脚体3よりもやや内方端よりに、第2脚要素34よ
り長尺の補助脚体103を垂設するとともに、天板フレ
ーム12の内方端側にそれぞれステー部材93、94の
一端を枢着し、他端同士を枢結する。そして、一方のス
テー部材93から下方に補助中間支持脚体107を延出
したものである。この補助脚体103は、第2脚要素3
4同様、その先端に接地体132と滑動部材105を設
けたものであるが、この滑動部材105は、第2脚要素
34と逆で先端面の外方端側に設けている。
【0021】この変形例における展開、折畳動作につい
て簡単に説明しておくと、図10に示す使用位置から天
板1の内方端1aを持ち上げる等の操作を行うと、天板
同期回動機構2が作動して、各天板1は左右対称にその
下面1c同士を対面させる向きに回動し起立し始める。
この時、補助脚体103は、天板1に固設されているの
で脚体3とは逆の向きに床面に対して回動する。その結
果、図示しないが、接地体132が床面から離間し、滑
動部材105が接地する。さらに天板1を折り畳んでゆ
くと、図11に示すように、補助脚体103は床面から
離間し、脚体3の滑動部材5が床面に接する状態とな
る。その後は、実施例と同様の過程で折畳位置(図1
2)になり、第1脚要素33が鉛直状態で起立し、キャ
スタ31により天板1は支持されて、床面を移動させう
る状態となる。この折畳位置から使用位置に操作するに
は、上記と逆の操作を行えばよい。
【0022】このようなものであれば、使用位置におい
て天板1は補助脚体103により支持され、天板1の高
さの異なる簡易テーブルを容易に実現できる。また、こ
の変形例における簡易テーブルは、実施例の簡易テーブ
ルの構造を何ら変更することなく、単に補助脚体103
と、補助中間支持脚体107を追加するだけで構成でき
る。つまり、これら補助脚体103および補助中間支持
脚体107を着脱可能なものとしておけば、設置現場に
おいて、天板高さを変更する事が容易にできる。さら
に、種々の高さの補助脚体103および補助中間支持脚
体107を用意しておけば、天板1の高さを段階的に可
変にすることもできる。また、補助脚体103を天板1
に枢着しておき、天板1と直交する使用状態と天板1に
沿って格納される格納状態とで切換ロック可能にしたも
のでも構わない。
【0023】なお、本発明は上述した実施例、変形例の
みに限定されるものではない。例えば、脚体は上述した
形状に限られないし、天板同期回動機構や、脚体駆動機
構も、機能的に同等のものであればよい。また、折畳位
置において、天板下面間を連結し天板の展開動作を禁止
し得る展開ロック機構や、使用位置において脚体を天板
に係合させ、脚体を回動不能にするとともに天板の折畳
動作を禁止し得る折畳ロック機構等を設けてもよい。さ
らには、天板が展開操作中に自重で急激に開くことのな
いようにダンパー機構を適所に設けるなどしてもよい。
【0024】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
いずれかの天板を動かすだけで、他方の天板も天板同期
回動機構によって左右対称に連動し、さらに、脚体駆動
機構機構により自動的に使用位置においては接地体が、
また折畳位置においてはキャスタが天板を支持すべく入
れ替わる。したがって取り扱いにおいて簡便で、設置あ
るいは撤去、移動作業が非常に容易となる。しかも、折
畳位置において、接地体がキャスタの中心より上方に位
置するので、接地体がキャスタによる移動動作を阻害す
ることがない。すなわち、キャスタによって乗り越えら
れる範囲内での床面の凹凸や障害物等に接地体が引っか
かることなく、移動を円滑に行える。
【0026】脚体が、その一端部を天板に軸着され、他
端部若しくは他端部近傍においてキャスタを支持する第
1脚要素と、該第1脚要素から垂設され先端に接地体を
配設した第2脚要素とを具備してなり、使用位置におい
ては、第1脚要素を略水平状態にして天板下面に当接さ
せるとともに第2脚要素を起立させ、折畳位置において
は、第2脚要素を略水平状態にして第1脚要素を起立さ
せるように構成しているものであれば、使用位置におい
ては、前記天板下面における当接部分に荷重が作用する
が、その荷重作用点の略鉛直下方に接地体が位置するこ
とになり、脚体に荷重による曲げモーメントをほとんど
作用させないようできる。また、折畳位置においては、
軸着部分に荷重が作用することになるが、その荷重作用
点の略鉛直下方にキャスタが位置することになり、やは
り脚体に荷重による曲げモーメントをほとんど作用させ
ないようできる。したがって、構造的に耐荷重性を無理
なく向上させることができる。
【0027】脚体において、キャスタを接地体よりも内
方端側に配設しているものであれば、使用位置において
第2脚要素をできるだけ天板の外方端近傍に位置させ、
安定性を向上させ、なおかつ脚体が天板の外方端より外
側に突出しないようにすることができる。第2脚要素に
滑動部材を設け、使用位置と折畳位置との間での展開、
折畳動作中に、この滑動部材を接地させるように構成し
ているものであれば、展開、折畳動作を円滑に行うこと
ができる。
【0028】天板の脚体より内方端側に、天板に対して
直交して第2脚要素よりも長尺の補助脚体を設けられる
ように構成したものであれば、天板高さを段階的に可変
にすることが可能となる。さらに、天板同期回動機構
を、各天板に対応させて左右に設けたそれぞれ対をなす
上リンクメンバと、下リンクメンバと、内リンクメンバ
と、外リンクメンバとを具備してなり、上リンクメンバ
を天板下面に固設し、内リンクメンバの一端を、上リン
クメンバの内方端側に設けた第1枢結点に枢結するとと
もに、他端を下リンクメンバの一端に設けた第2枢結点
に枢結し、下リンクメンバの他端を、外リンクメンバの
一端に設けた第3枢結点に枢結し、外リンクメンバの他
端を上リンクメンバの第1枢結点より外方端側に設けた
第4枢結点に枢結し、前記第2枢結点と、他方の下リン
クメンバの一端に設けたもう一つの第2枢結点とを枢結
したものにしておけば、このような天板同期機構を利用
して、使用位置における耐荷重性や安定度を向上させる
中間支持脚体や、脚体駆動機構を構成でき、部品点数の
増加を抑制する事ができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す簡易ステージの使用位
置にある状態での正面図。
【図2】同実施例の簡易ステージの折畳位置にある状態
での正面図。
【図3】図1における簡易ステージを斜め下方からみた
概略斜視図。
【図4】同実施例の脚体を特に示す部分拡大図。
【図5】図4の脚体を特に示すA−A線概略断面図。
【図6】同実施例の中間支持脚体、内リンクメンバを示
す部分図。
【図7】同実施例の動作説明図。
【図8】同実施例の動作説明図。
【図9】同実施例の動作説明図。
【図10】本発明の変形例を示す模式図。
【図11】同変形例の動作説明図。
【図12】同変形例の動作説明図。
【符号の説明】
1…天板 1a…天板の内方端 1b…天板の外方端 1c…天板の下面 2…天板同期回動機構 21…上リンクメンバ 22…下リンクメンバ 231、232…内リンクメンバ 24…外リンクメンバ 3…脚体 31…キャスタ 32…接地体 33…第1脚要素 34…第2脚要素 4…脚体駆動機構 41…脚体駆動リンクメンバ 5…滑動部材 103…補助脚体 7…中間支持脚体 X1…第1枢結点 X2…第2枢結点 X3…第3枢結点 X4…第4枢結点 X5…第5枢結点 C1…キャスタ中心
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 3/28 A63J 1/00 A47B 3/083

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の天板と、これら天板を内方端同士を
    付き合わせて面一となる使用位置と、起立させて天板の
    下面同士を近接対向させた折畳位置との間で同期回動さ
    せて展開、折畳動作させ得る天板同期回動機構と、前記
    天板に枢支されキャスタおよび接地体を具備してなる脚
    体と、使用位置においては、前記キャスタを床面から離
    間させるとともに前記接地体を接地させ、折畳位置にお
    いては前記キャスタを接地させるとともに前記接地体を
    キャスタの中心より上方に位置させるように、天板の展
    開、折畳動作に伴わせて前記脚体を床面に対して回動さ
    せる脚体駆動機構とを具備してなることを特徴とする簡
    易ステージ。
  2. 【請求項2】脚体が、その一端部を天板に軸着され、他
    端部若しくは他端部近傍においてキャスタを支持する第
    1脚要素と、該第1脚要素から垂設され先端に接地体を
    配設した第2脚要素とを具備してなり、使用位置におい
    ては、第1脚要素を略水平状態にして天板下面に当接さ
    せるとともに第2脚要素を起立させ、折畳位置において
    は、第2脚要素を略水平状態にして第1脚要素を起立さ
    せるように構成していることを特徴とする請求項1記載
    の簡易ステージ。
  3. 【請求項3】脚体において、キャスタを接地体よりも内
    方端側に配設していることを特徴とする請求項2記載の
    簡易ステージ。
  4. 【請求項4】第2脚要素に滑動部材を設け、使用位置と
    折畳位置との間での展開、折畳動作中に、この滑動部材
    を接地させるように構成していることを特徴とする請求
    項2または3記載の簡易ステージ。
  5. 【請求項5】天板の脚体より内方端側に、天板に対して
    直交して第2脚要素よりも長尺の補助脚体を設け得るよ
    うに構成したことを特徴とする請求項2、3または4記
    載の簡易ステージ。
  6. 【請求項6】天板同期回動機構が、各天板に対応させて
    左右に設けたそれぞれ対をなす上リンクメンバと、下リ
    ンクメンバと、内リンクメンバと、外リンクメンバとを
    具備してなり、 上リンクメンバを天板下面に固設し、 内リンクメンバの一端を、上リンクメンバの内方端側に
    設けた第1枢結点に枢結するとともに、他端を下リンク
    メンバの一端に設けた第2枢結点に枢結し、 下リンクメンバの他端を、外リンクメンバの一端に設け
    た第3枢結点に枢結し、 外リンクメンバの他端を上リンクメンバの第1枢結点よ
    り外方端側に設けた第4枢結点に枢結し、 前記第2枢結点と、他方の下リンクメンバの一端に設け
    たもう一つの第2枢結点とを枢結したものであることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の簡
    易ステージ。
  7. 【請求項7】第2枢結点から中間支持脚体を垂下し、前
    記使用位置において、この中間支持脚体が接地するよう
    に構成したことを特徴とする請求項6記載の簡易ステー
  8. 【請求項8】脚体駆動機構が、第3枢結点に一端を枢結
    され、他端を脚体に設けた第5枢結点に枢結された脚体
    駆動リンクメンバを具備するものであることを特徴とす
    る請求項6または7記載の簡易ステージ
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