JPH0742349Y2 - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JPH0742349Y2
JPH0742349Y2 JP1992089602U JP8960292U JPH0742349Y2 JP H0742349 Y2 JPH0742349 Y2 JP H0742349Y2 JP 1992089602 U JP1992089602 U JP 1992089602U JP 8960292 U JP8960292 U JP 8960292U JP H0742349 Y2 JPH0742349 Y2 JP H0742349Y2
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JP
Japan
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seat
plate
frame
memo
chair
Prior art date
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Application number
JP1992089602U
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English (en)
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JPH0645550U (ja
Inventor
茂樹 小林
府佐雄 安田
Original Assignee
三惠工業株式会社
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Publication date
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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンパクトに収納でき
るようにした椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子を狭いスペ−スに収納できるように
する場合、従来はパイプ製折畳み椅子のように脚部を折
り畳んで収納するようにしたり、固定して設けた脚部の
形状を上下方向に積み重ね可能な形状に構成し、次々と
上方に積み上げできるようにしたスタッキング椅子等が
知られている。
【0003】上記のように従来の椅子は、収納する際に
全体を持ち上げなければならないので、パイプを太くし
たり、座枠や背もたれを厚く構成すると重くなり、手軽
に取扱うことができなくなる。そこで、従来のスタッキ
ング椅子等では軽量化するために直径が13mm程度の比
較的細いパイプ材料が多く使用されており、例えば直径
が22.2mm若しくはそれ以上というような比較的太いパ
イプ材料は殆ど使用されていない。
【0004】そのため、上記のように比較的細いパイプ
材料で構成された椅子は、太いパイプ材料で構成された
椅子に比べて全体的に柔軟であり、安定した剛性に欠け
ている。
【0005】また、上記の如き椅子において、メモ板を
具備するものも知られているが、収納する際に邪魔にな
ることが多い。
【0006】
【考案の解決課題】本考案の目的は、太いパイプ材料で
構成しても取扱いが容易であり、メモ板を設けてもコン
パクトに収納することができるようにした椅子を提供す
ることである。
【0007】
【課題解決の手段】本考案によれば、前方に拡幅して対
設された座枠と該座枠の後方側を連結する連結杆を有す
る座枠フレ−ム、上記座枠の前後端に設けられたキャス
タ−付の前脚及び後脚、上記座枠上に載置され上記連結
杆に反転可能に蝶着した座板を具備し、上記座板を反転
させた状態で上記座枠間に他の椅子の座枠を収納できる
ようにしたことを特徴とする椅子が提供され、上記目的
が達成される。
【0008】また、本考案によれば、上記椅子の前脚
を、後脚の上方に形成した背もたれ枠部の上端を連結す
る肘掛フレ−ムを介して一連に形成し、該肘掛フレ−ム
に起立させたメモ板スタンドにメモ板を左右方向及び前
後方向に回転可能に取付けた椅子が提供され、上記目的
が達成される。
【0009】
【実施例】以下実施例と共に説明する。図1,図2を参
照し、本考案の椅子は、金属パイプ材料で作られ、背部
をめぐってほぼコ字状に形成した肘掛フレーム(9)の
先端を下方に屈曲して前脚(5),(5)を一連に設
け、上記肘掛フレーム(9)の背部に後脚(6)と一連
に形成した背もたれ枠部(7)の上端を連結してあり、
上記前脚(5)と後脚(6の下端にはキャスター(4)
を設けてある。座枠フレーム(1)は、後方から前方に
向かって対向間隔を拡げてほぼハ字状に対設した座枠
(2),(2)の後方側を連結杆(3)で連結してあ
る。
【0010】上記後脚(6),(6)間の上部の対向間
隔が図2(b)に示すように幅狭となるよう上記背もた
れ枠部(7)と後脚(6)は屈曲されており、上記座枠
フレーム(1)は、後端を上記後脚(6),(6)の幅
狭部に連結すると共に前端を側方に屈曲してその先端を
上記前脚(5),(5)の内側面に連結してある。上記
後脚(6),(6)の上の背もたれ枠部(7)には、
背もたれ(8)を形成してある。
【0011】上記背もたれ枠部(7),(7)の上端
は、肘掛フレ−ム(9)に固着され、該肘掛フレ−ム
(9)は両側に延出して上記前脚(5),(5)と一連
に形成されている。
【0012】座板(10)は、上記座枠(2),(2)上に
載置される大きさに形成され、後端部(11)は上記座枠
(2),(2)間の間隔よりも狭い幅に形成してある。
該座板(10)の裏面には、上記連結杆(3)の一部を抱持
するように断面略Ω状の止着板(12)を取付けてあり、該
座板(10)を上記連結杆(3)に反転可能に蝶着してい
る。なお、該止着板(12)の両側に突出するように上記連
結杆(3)にビス(図示略)等のストッパ−を設けた
り、連結杆に突起を設け上記止着板の周方向に該突起が
係合する溝を設けたりして上記座板が、左右に移動しな
いようにしてある(図示略)。また、座板の裏面には、
上記座枠(2),(2)に当接するよう当接片(13)が設
けられている。
【0013】本考案の椅子は上記のように構成される
が、下記するように上記肘掛フレーム(9)の前部に先
端が該肘掛フレーム(9)の前方斜め方を向いて起立
するようメモ板スタンド(14)を形成してメモ板(1
5)を設けることもできる。該メモ板スタンド(14)
は、図4(a),(b)に示すように2つの脚片(1
6),(16)と該脚片(16),(16)の上端に固
着した取付台(17)を有し、該取付台(17)にはナ
ット(18)が設けられている。
【0014】上記取付台(17)には、ア−ムブラケット(1
9)の頂板部(20)を載置してねじで固定してあり、該ア−
ムブラケット(19)の縦板部(21)にはヒンジ板(22)が前後
方向に回転可能に枢着(23)されている(図5)。該ヒン
ジ板(22)の回転は、上記ア−ムブラケット(19)に弧状の
案内溝(24)を設け、該ヒンジ板(22)に案内ピン(25)を突
設し、該案内ピン(25)を上記案内溝(24)に係合させるこ
とによりメモ板(15)が起立する位置と前後方向に回転し
て垂下する位置の間で回動するように規制している。な
お、上記案内溝をヒンジ板側に設け、案内ピンをア−ム
ブラケット側に設けてもよい。
【0015】上記ヒンジ板(22)には、上記メモ板(15)を
取付けた取付板(26)が左右方向に回転可能に枢着されて
いる。図においては、上記ヒンジ板(22)の前後部に側方
に突出する袖板(27),(27)を設け、一方上記取付板(26)
の前後部に上記袖板(27),(27)に沿うように袖板(28),
(28)を設け、これら袖板(27),(27)及び袖板(28),(28)
をリベット等で回動自在に枢着(29)している(図6
(a),(b))。また、該取付板(26)の一側には係合
片(30)を形成してあり、メモ板(15)を起立させ図7
(a)に示すように少し外方に傾けた際該係合片(30)が
係合するように上記ア−ムブラケット(19)に係合溝(31)
を形成してある(図7(b))。
【0016】上記のようにメモ板部分が構成され、メモ
板(15)を取付けるための取付板(26)、ヒンジ板(22)、ア
−ムブラケット(19)等を上述のように連結し、該ア−ム
ブラケット(19)部分を上記取付台(17)にねじ着して椅子
に取付けるようにしたので、メモ板部が独立しており、
該メモ板部分の製作や修理交換が容易である。
【0017】而して、図1、図2に示す如き状態におい
てメモ板付椅子として使用することができ、該メモ板(1
5)を矢印(A),(B)方向に順に回転すれば、図8
(a)のように該メモ板(15)を前脚(5)の側方に斜め
方向を向けて垂下させることができる。そして、座板(1
0)を矢印(C)方向に反転させれば、図8(b)に示す
ように座枠(2),(2)間には空間が形成されるか
ら、他の椅子の座枠部分を前方から収納することがで
き、この際、メモ板同志がぶつかることもない。以下同
様にして前方に次々と椅子を収納することができる。な
お、メモ板(15)は、図7(a)のように起立させた状態
でも上記と同様に他のメモ板にぶつからないように次々
と収納することができる。
【0018】使用に際しては、上述と逆の操作で座板(1
0)を倒し、メモ板(15)を回転させればよい。なお、メモ
板を具備しない椅子においても同様に使用することがで
きる。
【0019】
【考案の効果】本考案の椅子は上記のように構成され、
肘掛フレーム(9)の背部に背もたれ枠部(7)の上端
を連結し、該背もたれ枠部(7)と後脚(6)を一連に
形成し、該後脚(6),(6)間の上部の対向間隔が幅
狭くなるよう上記背もたれ枠部(7)と後脚(6)を屈
曲させ、上記肘掛フレーム(9)と一連に形成した前脚
(5)及び上記後脚(6)の下端にキャスター(4)を
設け、一方後方から前方に向かって対向間隔を拡げてほ
ぼハ字状に対設した座枠(2),(2)の後方側を連結
杆(3)で連結して座枠フレーム(1)を形成し、該座
枠フレーム(1)の後端を上記後脚(6),(6)の幅
狭部に連結すると共に前端を側方に屈曲してその先端を
上記前脚(5),(5)の内側面に連結し、上記座枠
(2),(2)上に座板(10)を載置し、該座板(1
0)の裏面を上記連結杆(3)に反転可能に蝶着したの
で、着席した際に上記座板(10)に作用する荷重は、
上記座枠(2),(2)で確実に担持され、壊れにくく
でき、しかも上記座板(10)を反転させれば、前方に
ほぼハ字状に開口する座枠(2),(2)が表われるか
ら、他の椅子の座枠部を該座枠(2),(2)間に収納
して他の椅子を前後方向に重ね合わせるようにコンパク
トに組み合わせることができ、椅子を持ち上げなくても
キャスターで移動しながら収納できるから取扱が便利で
あり、脚その他の部材を太いパイプ材料や重量のある部
材で構成しても手軽に取扱うことができる。また、上記
座板(10)の後端部(11)が連結杆(3)より後方
に延びているので、座板(10)が広くて着座しやす
く、かつ該後端部(11)の幅を上記座枠(2),
(2)間の間隔より狭い幅に形成したから、該座板(1
0)を支障なく反転させることができる。その上、上記
肘掛フレームにメモ板スタンド(14)を形成してメモ
板(15)を設ける場合、該メモ板スタンド(14)を
前方斜め外方に起立させたので、上述のように前後方向
に複数の椅子を重ね合わせてもメモ板(15)がぶつか
らないようにでき、また上記メモ板(15)は起立状態
においてメモ板の取付板(26)の係合片(30)がア
ームブラケット(19)の係合溝(31)に係合するよ
うにしたから、メモ板を起立させたり、椅子を移動した
りする際にメモ板が前後方向に回動しないようにでき、
取扱いやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1に示す椅子の(a)は平面図、(b)は正
面図、(c)は側面図。
【図3】メモ板を垂下した状態の肘掛フレ−ム部分の一
部の側面図。
【図4】メモ板スタンドを示し、(a)は平面図、
(b)は側面図。
【図5】ア−ムブラケット部分の断面図。
【図6】使用状態のメモ板の取付部分を示し、(a)は
正面図、(b)は底面図。
【図7】起立状態のメモ板の取付部分を示し、(a)は
正面図、(b)は側面図。
【図8】収納状態を示し、(a)は正面図、(b)は平
面図。
【符号の説明】
1 座枠フレ−ム 2 座枠 3 連結杆 4
キャスタ− 5 前脚 6 後脚 7 背もたれ
枠部 9 肘掛フレ−ム 10 座板 14メモ板ス
タンド 15 メモ板 19 ア−ムブラケット 22
ヒンジ板 24 案内溝 25 案内ピン 26 取付板 30 係
合片 31 係合溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属パイプ材料で作られ、背部をめぐっ
    てほぼコ字状に形成した肘掛フレーム(9)の先端を下
    方に屈曲して前脚(5),(5)を一連に設け、上記肘
    掛フレーム(9)の背部に後脚(6)と一連に形成した
    背もたれ枠部(7)の上端を連結し、該後脚(6),
    (6)間の上部の対向間隔が幅狭となるよう上記背もた
    れ枠部(7)と後脚(6)を屈曲させると共に上記前脚
    (5),(5)及び後脚(6),(6)の下端にキャス
    ター(4)を設け、一方後方から前方に向かって対向間
    隔を拡げてほぼハ字状に対設した座枠(2),(2)の
    後方側を連結杆(3)で連結して座枠フレーム(1)を
    形成し、該座枠フレーム(1)の後端を上記後脚
    (6),(6)の幅狭部に連結すると共に前端を側方に
    屈曲してその先端を上記前脚(5),(5)の内側面に
    連結し、上記座枠(2),(2)上に座板(10)を載
    置し、該座板(10)の裏面を上記連結杆(3)に反転
    可能に蝶着し、上記座板(10)を反転させて上記座枠
    (2),(2)間に他の椅子の座枠部を収納可能にした
    ことを特徴とする椅子。
  2. 【請求項2】 上記蝶着部より後方の上記座板(10)
    の後端部(11)は、上記座枠(2),(2)間の間隔
    より狭い幅に形成されている請求項1に記載の椅子。
  3. 【請求項3】 上記肘掛フレーム(9)の前部には先端
    が該肘掛フレーム(9)の前方斜め外方を向いて起立す
    るメモ板スタンド(14)が有り、該メモ板スタンド
    (14)には該メモ板スタンドに対して左右方向及び前
    後方向に回動可能にメモ板(15)が設けられている請
    求項1又は2に記載の椅子。
  4. 【請求項4】 上記メモ板スタンド(14)は前後方向
    に回転可能にヒンジ板(22)を枢着したアームブラケ
    ット(19)を有し、上記メモ板(15)は上記ヒンジ
    板(22)に左右方向に回転可能に枢着した取付板(2
    6)に取付けられ、該取付板(26)には上記メモ板
    (15)を回動して起立状態にした際上記アームブラケ
    ット(19)に設けた係合溝(31)に係合するよう係
    合片(30)が設けられている請求項3に記載の椅子。
JP1992089602U 1992-12-03 1992-12-03 椅 子 Expired - Lifetime JPH0742349Y2 (ja)

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JPH0645550U JPH0645550U (ja) 1994-06-21
JPH0742349Y2 true JPH0742349Y2 (ja) 1995-10-04

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4532130B2 (ja) * 2004-02-04 2010-08-25 株式会社岡村製作所 椅子
JP6527387B2 (ja) * 2015-05-14 2019-06-05 三惠工業株式会社 メモ台付き椅子

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0240233U (ja) * 1988-09-12 1990-03-19
JPH0514977Y2 (ja) * 1988-09-13 1993-04-21
JP3000848U (ja) * 1994-02-08 1994-08-16 株式会社永野製作所 車内ゴミ袋吊下具
JP3015227U (ja) * 1995-02-28 1995-08-29 大和産業株式会社 バスケット付きショッピングカートのバスケットの周壁板

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JPH0645550U (ja) 1994-06-21

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