JP2003259940A - 折畳みベッド - Google Patents

折畳みベッド

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JP2003259940A JP2002065837A JP2002065837A JP2003259940A JP 2003259940 A JP2003259940 A JP 2003259940A JP 2002065837 A JP2002065837 A JP 2002065837A JP 2002065837 A JP2002065837 A JP 2002065837A JP 2003259940 A JP2003259940 A JP 2003259940A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寝具から立上がる宮部を具え、かつ垂直な折
畳み状態においてはベッドの宮部の突出を無くし取り扱
い性を向上した折畳みベッドを提供する。 【解決手段】 寝具を載置する第1の載置枠の一端側に
第1の支脚部を設けた第1のベッド枠体、寝具を載置す
る第2の載置枠の一端側に第2の支脚部を設ける第2の
ベッド枠体、及び第1の載置枠と第2の載置枠との向き
合う他端を、該第1,第2の載置枠が展開される展開状
態と、第1,2の支脚部が近づき逆V字状の垂直状態と
の間で折り畳み展開可能に継ぎかつ中間支脚部を有する
継ぎ部材からなるベッド基体を具えるとともに、前記第
1のベッド枠体は、前記第1の載置枠の前記一端で立上
がり前記寝具のずれを防ぐ受け部と、展開状態において
該受け部から立ち上がることによりベッド宮部をなす立
上げ部とからなる宮付き受具を具えるとともに、前記立
上げ部は、前記寝具からの高さを減じる高さ変化機構を
有して前記受け部に取付けられることを特徴とする折畳
みベッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝具から立上がる
宮部を具え、かつ垂直な折畳み状態においてはベッドの
宮部の突出を無くし取り扱い性を向上した折畳みベッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図23に示すように、逆V字状
に、例えば布団、その他の寝具aを敷いたまま垂直に折
畳みし移動可能とする折畳みベッドが知られている。こ
の折畳みベッドは、図22に例示するように、寝具(マ
ット)の半体(マット半体)a1,a2をそれぞれ載置
しかつ各一端側に支脚部b1,b2を設けた載置枠を有
する第1,2のベッド枠体d1,d2の他端側を、中間
支脚部eを具備する継ぎ部材fにより連結したベッド基
体を具える。
【0003】なお図示例では、前記第1のベッド枠体d
1の載置枠、支脚部b1、中間支脚部e、及び前記第2
のベッド枠体d2の載置枠、支脚部b2、中間支脚部e
はともに連結ロッドh、hによりそれぞれ連結されて支
脚上方部分で平行クランク機構を構成し、かつ各支脚部
b1,b2は車輪kを具えた移動脚であることにより、
各支脚部b1,b2を近づける方向に折り畳むことによ
って、図23のように折畳みベッドは寝具aとともに逆
V字状に折り畳まれる。又折畳みベッドは重量体である
ために、ベッド及び寝具の重量により常にベッドを水平
に展開する力が作用しているために、例えば引張バネを
用いた引起こし手段iを用いて折畳み力を補助してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
ベッドにおいては、枕、書籍、眼鏡など、就寝に際して
使用、乃至使用しない用品のベッドからの脱落を防ぎ、
用品を収納し、又ときに背もたれとして用いられる宮具
が寝具から突出して設けられるが、折畳みベッドにおい
て、例えば図22に示す宮部mを設けるときには、折畳
み時においては、図23で一点鎖線で示すように、この
宮部mが支脚部b1から略水平方向に突出し、収納に際
して嵩張るとともに、ときに移動、歩行の障害となり取
り扱い性に劣る。
【0005】本発明は、ベッド宮部をなす宮付き受具の
立上げ部の高さを減じうることにより、折畳み状態にお
いても、この立上げ部が水平に突出することを防ぎ、取
り扱い性を高めうる折畳みベッドの提供を目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、寝具を載置する第1の載置枠の一端側に第
1の支脚部を設けた第1のベッド枠体、寝具を載置する
第2の載置枠の一端側に第2の支脚部を設ける第2のベ
ッド枠体、及び第1の載置枠と第2の載置枠との向き合
う他端を、該第1,第2の載置枠が展開される展開状態
と、第1,2の支脚部が近づき逆V字状の垂直状態との
間で折り畳み展開可能に継ぎかつ中間支脚部を有する継
ぎ部材からなるベッド基体を具えるとともに、前記第1
のベッド枠体は、前記第1の載置枠の前記一端で立上が
り前記寝具のずれを防ぐ受け部と、該受け部から立ち上
がることによりベッド宮部をなす立上げ部とからなる宮
付き受具を具えるとともに、前記立上げ部は、展開状態
において前記寝具からの高さを減じる高さ変化機構を有
して前記受け部に取付けられることを特徴とする折畳み
ベッドである。
【0007】又請求項2に係る発明は、前記高さ変化機
構が、前記立上げ部を、前記受け部に対して立上がり状
態で拘束するとともに、該立上げ部が前記寝具に沿う倒
れ状態に倒動することにより前記立上げ部の高さを減
じ、かつ前記立上げ部を立上がり状態と倒動状態との間
で傾動させる傾動ロック手段であることを特徴とし、か
つ請求項3の発明は、前記宮付き受具が、前記第1,第
2のベッド枠体が前記逆V字の垂直に折り畳まれた状態
において、前記立上げ部が寝具に沿って、立ち上がるこ
とを特徴としている。
【0008】さらに請求項4に係る発明は、前記宮付き
受具が、長軸材を用いて形成した受け部形成用の受け部
枠体、及び立上げ部形成用の立上げ部枠体からなる受具
基枠と、この受具基枠を封入するカバー体とからなるこ
とを特徴とし、かつ請求項5に係る発明は、前記寝具
が、各載置枠に載置されるマット半体と、これらのマッ
ト半体を連続して覆うシート体とからなり、かつ該シー
ト体は、第1,2の載置枠のマット半体の上面をともに
覆う基部と、その両側で垂下する側垂れ部と、該側垂れ
部とは分離され前記第2の載置枠の前記マット半体のず
れを防ぐ受具を前記第2の載置枠上のマット半体の一端
側端面とともに覆う端垂れ部と、前記側垂れ部に連続し
前記第1の載置枠上のマット半体の一端側端面で垂下す
る保持垂れ部とからなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1(図2に示すベッド床板22を
省略している)〜図3において、本発明の折畳みベッド
1は、第1の載置枠3Aの一端S1に第1の支脚部4A
を設けた第1のベッド枠体5A、第2の載置枠3Bの一
端に第2の支脚部4Bを設ける第2のベッド枠体5B、
及び第1の載置枠3Aと第2の載置枠3Bとの向き合う
他端S2を折り畳み可能に継ぎかつ中間支脚部7を有す
る継ぎ部材8からなるベッド基体9を具え(なお第1,
第2と区別するときにはA,Bを数字末尾に付すが、区
別する必要のないときは数字末尾のA,Bを省略す
る)、かつ前記第1のベッド枠体5Aには、前記第1の
載置枠3Aの前記一端に宮付き受具10を設けている。
【0010】前記第1,2の載置枠3A,3Bは、パイ
プ材からなりかつベッド中心線X方向にのびる下開放の
溝型材からなる補強材21aと、その両側の板受け材2
1b,21bとを配した略矩形の周囲枠21に、図2に
示すように、ベッド床板22・・・を前記板受け材21
b,21bに架け渡して固定することにより形成され、
本形態では、各載置枠3には、マットの半分であるマッ
ト半体2A,2Bと、これらのマット半体2A,2Bと
を連続して覆うシート体2Cとからなる寝具2を載置し
うる。
【0011】また前記第1,2の支脚部4A,4Bは、
各載置枠3の前記周囲枠21の側枠部21cの前記各一
端S1(前記のように支脚部4が取り付けられる側であ
って、ときに各後側と称する)側の近傍に枢着される
(なお、ベッド中心線Xの両側方向を左右ということが
ある)。
【0012】この第1,2の支脚部4A,4Bは、垂直
な支柱部23aとその下端で一端S1側にのびる延長部
とからなる左右のL字枠23と、その間を連結する継ぎ
材24と、継ぎ材24の中央部で他端S2側(前側)に
小長さで折れ曲がる補助材25を設けた支柱基体を具
え、かつ前記延長部、補助材25の先端にキャスターを
設けている。
【0013】また前記各支柱部23aの上方には、図4
に示すように、該支柱部23aの外側面の上取付金具2
6と、内側面で取り付く下取付金具27とが上下に固着
される。上取付金具26、下取付金具27は前記一端S
1側、即ち後側に突出しており、上取付金具26の突出
端で、前記各左右の側枠部21cの内面をピンpを用い
て傾動可能に枢着している。
【0014】また前記第1,2の載置枠3A,3Bの前
記他端S2側には図5に示すように、前記側枠部21c
を延長して周囲枠21の前枠部21eを越えて突出する
突出部21dを形成し、この突出部21d,21dを、
連結金具29によって向き合わせてかつ間隙を隔てて前
記折畳み状態に折れ曲り可能に枢着する。
【0015】左右の連結金具29は、結合軸30により
結合されるとともに、この結合軸30に前記中間支脚部
7、7を垂下し、かつこの左右の中間支脚部7,7間
を、図1に示すように中央で上に折れ曲がる隆起部33
を有する脚台枠部34により連結することによって前記
継ぎ部材8を構成している。なお連結金具29はカバー
35によって覆うことにより見栄えと安全性とを向上す
る(なお図11に例示するように、脚台枠部34は中間
支脚部7の下端よりも上方で中間支脚部7,7間に間に
架け渡すこともできる)。
【0016】さらに本形態では、前記中間支脚部7に
は、前記下取付金具27(図4)の突端の透孔37aと
同高さに透孔37bを有する取付け金具36を設け、か
つ透孔37a,37b間を連結ロッド19で連結するこ
とにより、第1,2の載置枠3A,3Bにおいて、各載
置枠3と、連結ロッド19と、支脚部4の上方部分、中
間支脚部7の上方部分とによってそれぞれ平行クランク
機構を形成している。これにより、図19、20に示す
ように、中間支脚部7、支脚部4の向きを一定、例えば
垂直に保持しつつ折畳みできる。なお、第1,又は第2
の載置枠3A,3Bの一方のみを平行クランク機構とす
ることができ、また、平行クランク機構を用いない種々
な折畳みベッドを採用しうる。
【0017】又本形態では、図1、図3に略示する引起
こし手段17を用いて折畳みを補助している。この引起
こし手段17は、図6に示す、前記載置枠3の前記補強
材21aで固定され、前記他端S2から離れて固定され
た軸受け金具で枢支される前記滑車17Aと、前記中間
支脚部7の前記隆起部33に一端が固定されかつ前記滑
車17A上面に巻掛されるひも状体17Bと、このひも
状体17Bの他端に結合されるコイルバネ(ゴム体など
他の弾性材も利用できる)などの弾性材17Cとからな
る引張部材17Dとを有し、この引張部材17Dの端部
は載置枠3の適所で固定される。
【0018】なお滑車17Aは、前記ひも状体17Bの
一端を、前記隆起部33に取付けることにより該ひも状
体17Bの垂直に対してなす角度θが、展開状態におい
て、ベッドを側面視して30〜60゜、好ましくは40
〜55゜程度、本形態では約45゜となるように位置決
めしている。前記ひも状体17B及び弾性材17Cは図
7に示すように補強材21aの溝部を通ることにより、
視野から隠し、見栄えを高めうる。
【0019】このような引起こし手段17は、ベッドを
折り畳むための引起こしモーメントM2変化を好ましい
ものとなしうる。即ち、図8(a)に示すように、滑車
を用いることなく、引張部材を、中間支脚部pの下方
と、載置枠qの後端との間で直接架け渡した場合では、
ベッド枠体r,rを引き起こすモーメント(以下引起こ
しモーメントM1という)は、引張部材のバネ力Tを仮
に一定としたとき、図8(b)に示すごとく、前記載置
枠の水平な展開状態からの起きあがりの角度をα、引張
部材の水平状態からの傾斜角をβ(下向きを正)とし、
かつ載置枠の長さをA、中間支脚部pが垂直状態を保持
されるとするとき、概略的に、M1=TAsin (α+
β)(αを折畳み角度という)として求めることがで
き、その変化を図10の破線で示すように、(α+β)
が実質的に0゜(α=90゜、β=−90゜)となる折
畳み状態では引起こしモーメントM1は0に近づく。な
おベッド、寝具重量による負のモーメント、折畳みに伴
うバネ長さの減少によるバネ力の低減を考慮するとき、
全体として折畳み角度αが大になるに従い、載置枠の手
による引き寄せが必要となる。
【0020】これに対して、本形態の引起こし手段17
では、載置枠3の前端と滑車17Aとの間の距離をBと
したとき、引起こしモーメントM2はM2=TBsin
(α+β)であり、折畳み角度αが0゜(水平状態)か
ら徐々に増大し、ひも状体12と載置枠3とが実質的に
直角となるαが90度となる折畳み状態では、βは0、
即ちsin (α+β)が1に近づき、結果的に、図10
(定性的に示している。)の実線で示すごとく、折畳み
角度が増すに従い引起こしモーメントM2が増加するこ
ととなり、作動初期は勿論、折畳み状態においても比較
的大きい引起こしモーメントM2を発揮させることが従
来のものに比して容易となり、展開状態においても自然
に折畳み可能な持ち上げ力を作用させておくこともでき
る。
【0021】このためには、本形態においては、図4に
示すように、第1の載置枠3Aと第1の支脚部4Aの展
開状態において、前記周囲枠21を貫通する挿通部42
と、前記支柱部24aに穿設した係止部43とを位置合
わせ可能とし、かつ位置合わせ状態において係止金具4
5を挿入することにより浮き上がりを防止する浮上がり
防止手段18を設けている。なお係止金具45は吊下げ
具46を用いて適宜吊下される。なおこの浮上がり防止
手段18は、前記第1の載置枠3Aと第1の支脚部4A
の他、前記第2の載置枠3Bと第2の支脚部4B、又は
第1の載置枠3Aと第2の載置枠3Bとの少なくとも一
方と前記中間支脚部7とを回動不可に固定するものであ
れば多種のものを選択できる。
【0022】前記宮付き受具10は、図1〜図3,図1
1,図12に示すように、第1の載置枠3Aの後端に設
けられ、又第2の載置枠3Bの後端には、寝具2である
マット半体2Bのずれ落ちを防ぐ受具12を設けてい
る。
【0023】前記宮付き受具10は、寝具2のずれを防
ぐ受け部10Aと、展開状態において該受け部10Aか
ら立ち上がることによりベッド宮部をなす立上げ部10
Bとからなり、かつ前記立上げ部10Bは、前記のよう
に、寝具2からの高さを減じる高さ変化機構13を有し
て前記受け部10Aに取付けられるとともに、この宮付
き受具10は、受具基枠15と、この受具基枠15を覆
うカバー体16とからなる。
【0024】前記受具基枠15は、図11に詳示するよ
うに、前記受け部10Aを構成するための受け部枠体1
5Aと、この受け部枠体15Aに前記高さ変化機構13
を介して連結されかつ前記立上げ部10Bを構成するた
めの立上げ部枠体15Bとからなる。この受け部枠体1
5Aは、図4に一部を示すごとく、前記周囲枠21の後
枠部21fのスペーサ21gにより該周囲枠21と間隙
gを隔てて固定され前記後枠部21fに平行な角筒体か
らなる取付軸15aを具える。
【0025】又受け部枠体15Aは、前記取付軸15a
の両端と、その両端部で立設され、前記受け部10Aと
略同高の立枠材15b上端との間を前記両側に向かって
突出する左右のU字状枠15cで結合し、かつ立枠材1
5b,b間に横架材15dを架設している。
【0026】又前記立上げ部枠体15Bは、前記立枠材
15bの上方に前記高さ変化機構13を介在させて一端
を結合される支持軸15f,15fの前記一端の外側
面、他端間に、前記両側に向かって突出する左右のU字
部を有する継ぎ材15gを設け支持軸15f,15fの
上端を連結している。なお、受け部枠体15A、立上げ
部枠体15Bは、また軸乃至筒状体の折曲げ体の他、板
状の部材を用いるなど種々な構成となしうる。
【0027】前記高さ変化機構13は、前記立上げ部1
0Bを、前記受け部10Aに対して立上がり状態で拘束
するとともに、該立上げ部10Bが前記寝具2に沿う倒
れ状態に倒動することにより前記立上げ部10Bの高さ
を減じ、本形態では前記立上げ部10Bを、立上がり状
態と倒動状態との間で傾動させる傾動ロック手段14と
して構成されている。なお前記立上げ部10Bを、前記
受け部10Aに挿入させて伸縮する形式の前記高さ変化
機構13など、折畳み状態において前記立上げ部10B
を折畳み体から突出しなければ、乃至突出量を抑制でき
れば種々のものを利用できる。
【0028】前記傾動ロック手段14は、図13〜図1
5に示すように、前記受け部枠体15Aの立枠材15b
上端に溶着される下ロック金具51と、立上げ部枠体1
5Bの前記支持軸15f下端に溶着される上ロック金具
52と、両者を継ぐ挿通軸54とからなる。また前記下
ロック金具51は、前記立枠材15b内に挿入しうる胴
部の上端に略円板状をなす基板部を設け、この基板部に
は、中心孔55aと、ベッド前側に向いて水平に開口す
る前スロット部55bと、垂直線に対して後ろに約5〜
20゜、好ましくは5〜15゜、本例では10゜で傾い
て開口する立上がりスロット部55cとを外周縁に設け
ている。なお前記前スロット部55bと、立上がりスロ
ット部55cとの間の外周縁を、曲率半径R1が、その
外側の外周縁の曲率半径R2よりも小とした案内部55
dとしている。
【0029】さらに前記上ロック金具52も、前記支持
軸15fに挿入されかつ溶着される胴部の下端に略円板
状をなす基板部を設けており、この基板部には、その中
心から図において下方向にのびる長孔55fを穿設し、
かつその上方には前記前スロット部55bと、立上がり
スロット部55cとに半径方向中心側への移動により嵌
着しうる係止ピン55gとを設けている。
【0030】前記挿通軸54は、頭部54aに、前記長
孔55fと、中心孔55aとをカラー54bを介して挿
通する軸部54cと、ネジ部54dとを連設しこのネジ
部54dをナット止めすることにより、下ロック金具5
1と、上ロック金具52を揺動可能に枢支している。
【0031】前記上ロック金具52は、前記挿通軸54
が長孔55fの上端となる位置まで押し下げることによ
り、図15(a)、(c)に示すごとく、係止ピン55
gを、前スロット部55bと、立上がりスロット部55
cとに選択的に嵌着することによりこの上ロック金具5
2を拘束でき、例えば前スロット部55bに嵌着するこ
とによって、立上げ部枠体15Bが前記寝具2に沿う倒
れ状態に倒動することにより前記立上げ部枠体15Bの
高さを減じる。また立上がりスロット部55cに嵌着し
たときには、前記立上げ部10Bを、後方に約10゜傾
けて受け部10A上で立上がらせる。このように宮部を
形成する立ち上がり状態と倒動状態との間で傾動、ロッ
クしうる。なお、前記係止ピン55gは、前記上ロック
金具52の半径方向外側への引き上げにより図15
(b)のように前記案内部55dを移動でき、かつ曲率
半径R2が大である外側への移動はロックされる。
【0032】この傾動ロック手段14は、例えば図16
〜図18に示すように、前記上ロック金具52に係止ピ
ン55gと中心孔55aとを設け、かつ下ロック金具5
1に前記長孔55fと、前記係止ピン55gが周方向に
移動するスリットからなる案内部55dに前記立上げ部
枠体15Bの立上げ状態でロックするための立上がりス
ロット部55cを設けている。このように、傾動ロック
手段14は、前記した機能を奏することが可能であれば
その変形は可能である。
【0033】前記カバー体16は、図2,図11,図1
2に示すごとく、本形態では、前記受具基枠15を収納
して覆いうる下開放の袋体であり(種々に形成しう
る)、前記シート体2Cにマッチしたデザインのシート
を用いて縫製される。また下縁にはその左右の両端部分
を残して切り込んだ切欠き部16aを有し、両端には前
記U字状枠15cの下端で貼着される面フアスナ16b
と、前記横架材15d下方で貼着される面フアスナ16
c、16cとを設けてその貼着によって、カバー体16
は前記受具基枠15を覆って前記宮付き受具10を構成
しうる。なお収納袋15dなどを設けうる。
【0034】またこの宮付き受具10は、図3に示すよ
うに、立上げ部10Bを、前記受け部10Aに対して立
上がり状態で拘束されるとともに、該立上げ部10Bが
前記寝具2に沿う倒れ状態に倒動することにより前記立
上げ部10Bの高さを減じ、従って前記立上げ部10B
を、立上がり状態と倒動状態との間で傾動させうる。
【0035】又、図20,図21に示すごとく、前記第
1,第2のベッド枠体5A,5Bが前記逆V字の垂直に
折り畳まれた状態においては、前記立上げ部10Bが寝
具に沿って立ち上がることとなる。
【0036】前記シート体2Cは、図1〜図3に示すよ
うに、第1,2の載置枠3A,3Bのマット半体2A,
2Bの上面をともに覆う基部2aと、その両側で垂下す
る側垂れ部2bと、該側垂れ部2bとは分離され前記第
2の載置枠3Bの前記マット半体2Bのずれを防ぐ前記
受具12を前記第2の載置枠3B上のマット半体2Bの
一端側端面とともに覆う端垂れ部2cと、前記側垂れ部
2bに一体に連続し前記第1の載置枠3A上のマット半
体2Aの一端S1側端面で垂下する保持垂れ部2dとか
らなる。なお側垂れ部2bには本形態では面フアスナで
ある保持具2fを内外面に貼着している。
【0037】なお保持垂れ部2dは、他の垂れ部2a〜
2cよりも小巾であり、前記周囲枠21の後枠部21f
のスペーサ21g上方で中央部は終端して前記マット半
体2Aを後端面で係止しうる。その結果、図19〜図2
1に示すごとく、保持垂れ部2dは位置ずれ不能に保持
されるため、折畳みの進行とともに、他方の端垂れ部2
cが基部2a、側垂れ部2bとともにマット半体2Bか
ら位置ずれしてこのマット半体2Bの後端に露出部2e
を形成する。また図21のように、側垂れ部2bを左右
の両側面で互いに畳んで重ね、かつ前記面フアスナなど
の保持具2fにより保持させることにより収納を便宜と
する。又前記宮付き受具10の立上げ部10Bは寝具2
に沿って、立ち上がり、寝具2の押さえにも役立つこと
により収納、保管を便宜とする。
【0038】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明で
は、折畳みベッドにおいて宮部を形成でき、かつ立上げ
部が高さ変化機構により高さを減じうるため、折畳み状
態において宮部による突出がなく、収納、移動を便宜と
する。
【0039】請求項2に係る発明において、前記高さ変
化機構としてる傾動ロック手段を用いることにより、傾
動により立上げ部高さを減じることができ、構造を簡易
化しうる。
【0040】請求項3に係る発明において、垂直に折り
畳まれた状態において、前記立上げ部が寝具に沿って立
ち上がることにより寝具の押さえにも役立つ。
【0041】又請求項4に係る発明は、宮付き受具が、
長軸材を用いて形成した受具基枠と、この受具基枠を封
入するカバー体とからなる結果、軽量化でき、かつ寝具
との色合わせを容易として見映えを高める。
【0042】請求項5に係る発明においては、シート体
が、第1の載置枠上のマット半体の一端側端面で保持さ
れてマット上を移動することにより収納を便利とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を例示する一部を断面し
た斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】その側面図である。
【図4】載置枠と支脚部との取付け状態、及び浮き上が
り防止手段を例示する斜視図である。
【図5】載置枠と中間支脚部との枢着状態を例示する斜
視図である。
【図6】滑車の取付け状態を例示する断面図、
【図7】補強材を通る弾性材を例示する断面図である。
【図8】(a)従来の弾性材の取付け状態を例示する線
図、(b)それにより生じる引起こしモーメントを説明
する線図である。
【図9】本形態で開示する弾性材の取付け状態により生
じる引起こしモーメントを説明するための線図である。
【図10】図8(b)、図9のの引張部材による引起こ
しモーメントを例示する線図である。
【図11】宮付き受具を説明する背面図である。
【図12】カバー体を例示する正面図、(b)はその側
面図である。
【図13】傾動ロック手段を例示する断面図である。
【図14】その分解斜視図である。
【図15】(a)、(b)、(c)はその作用を例示す
る断面図である。
【図16】傾動ロック手段の他の実施の形態を例示する
断面図である。
【図17】その分解斜視図である。
【図18】(a)、(b)、(c)はその作用を示す断
面図である。
【図19】折畳みの中間状態を例示する側面図である。
【図20】折畳み状態を例示する側面図である。
【図21】折畳み状態を寝具を含めて例示する斜視図で
ある。
【図22】宮付きを例示する側面図である。
【図23】その折畳み状態を例示する側面図である。
【符号の説明】
2 寝具 2A,2B、 マット半体 2C シート体 2a 基部 2b 側垂れ部 2c 端垂れ部 2d 保持垂れ部 3 載置枠 3A 第1の載置枠 3B 第2の載置枠 4 支脚部 4A 第1の支脚部 4B 第2の支脚部 5A 第1のベッド枠体 5B 第2のベッド枠体 7 中間支脚部 8 継ぎ部材 9 ベッド基体 10 宮付き受具 10A 受け部 10B 立上げ部 13 高さ変化機構 14 傾動ロック手段 15 受具基枠 15A 受け部枠体 15B 立上げ部枠体 16 カバー体 17 引起こし手段 18 浮上がり防止手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寝具を載置する第1の載置枠の一端側に第
    1の支脚部を設けた第1のベッド枠体、寝具を載置する
    第2の載置枠の一端側に第2の支脚部を設ける第2のベ
    ッド枠体、及び第1の載置枠と第2の載置枠との向き合
    う他端を、該第1,第2の載置枠が展開される展開状態
    と、第1,2の支脚部が近づき逆V字状の垂直状態との
    間で折り畳み展開可能に継ぎかつ中間支脚部を有する継
    ぎ部材からなるベッド基体を具えるとともに、 前記第1のベッド枠体は、前記第1の載置枠の前記一端
    で立上がり前記寝具のずれを防ぐ受け部と、展開状態に
    おいて該受け部から立ち上がることによりベッド宮部を
    なす立上げ部とからなる宮付き受具を具えるとともに、
    前記立上げ部は、前記寝具からの高さを減じる高さ変化
    機構を有して前記受け部に取付けられることを特徴とす
    る折畳みベッド。
  2. 【請求項2】前記高さ変化機構は、前記立上げ部を、前
    記受け部に対して立上がり状態で拘束するとともに、該
    立上げ部が前記寝具に沿う倒れ状態に倒動することによ
    り前記立上げ部の高さを減じ、かつ前記立上げ部を立上
    がり状態と倒動状態との間で傾動させる傾動ロック手段
    であることを特徴とする請求項1記載の折畳みベッド。
  3. 【請求項3】前記宮付き受具は、前記第1,第2のベッ
    ド枠体が前記逆V字の垂直に折り畳まれた状態におい
    て、前記立上げ部が寝具に沿って、立ち上がることを特
    徴とする請求項1又は2記載の折畳みベッド。
  4. 【請求項4】前記宮付き受具は、長軸材を用いて形成し
    た受け部形成用の受け部枠体、及び立上げ部形成用の立
    上げ部枠体からなる受具基枠と、この受具基枠を封入す
    るカバー体とからなることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の折畳みベッド。
  5. 【請求項5】前記寝具は、各載置枠に載置されるマット
    半体と、これらのマット半体を連続して覆うシート体と
    からなり、かつ該シート体は、第1,2の載置枠のマッ
    ト半体の上面をともに覆う基部と、その両側で垂下する
    側垂れ部と、該側垂れ部とは分離され前記第2の載置枠
    の前記マット半体のずれを防ぐ受具を前記第2の載置枠
    上のマット半体の一端側端面とともに覆う端垂れ部と、
    前記側垂れ部に連続し前記第1の載置枠上のマット半体
    の一端側端面で垂下する保持垂れ部とからなることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の折畳みベッ
    ド。
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