JP2001116814A - 磁気インピーダンス素子 - Google Patents

磁気インピーダンス素子

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JP2001116814A
JP2001116814A JP30105299A JP30105299A JP2001116814A JP 2001116814 A JP2001116814 A JP 2001116814A JP 30105299 A JP30105299 A JP 30105299A JP 30105299 A JP30105299 A JP 30105299A JP 2001116814 A JP2001116814 A JP 2001116814A
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magnetic field
magnetic
pattern
magnetic thin
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Masahiro Kawase
正博 川瀬
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    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子本体が磁性薄膜からなるMI素子におい
て、高感度で、磁界検知範囲が広く、小さな素子サイズ
でも安定した感度が得られる構成を提供する。 【解決手段】 MI素子本体の磁性薄膜10は、直線を
複数回平行に折り返した細長いつづら折り状のパターン
に形成され、磁化容易軸方向がつづら折り状パターンの
長手方向に沿うように設定されている。そして、磁性薄
膜10の厚さをT、つづら折り状パターンの線幅をW、
パターンの長さをLとして、Tが1〜5μmの範囲内に
あり、L/(W×T)が10〜400×106-1の範
囲内、より好ましくは28〜100×106-1の範囲
内とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部磁界を検出す
る磁気検出素子に関し、特に、磁性薄膜からなる素子本
体に高周波電流を印加すると、この素子本体の両端間の
インピーダンスが外部磁界に応じて変化する磁気インピ
ーダンス素子(以下、MI素子と略称する)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気検出素子は、これを用いる情
報端末機器やロボット等の進歩に伴い、より小型で高感
度の磁気検出素子が求められている。一般的な磁気検出
素子として、磁気抵抗素子(以下、MR素子と略称す
る)があるが、このMR素子の感度としては外部磁界に
応じた抵抗変化率が3%程度であり、単独での磁界検出
感度は、地磁気があるかないか程度しか判別できない。
最近のMR素子では、GMR素子といわれる抵抗変化率
の大きいものが登場してきているが、それでも10%程度
の抵抗変化率で、磁界検出感度そのものは数倍程度の改
善は見られるものの、けた違いの感度アップには結びつ
いていない。
【0003】そこで、本発明者らは、磁性薄膜からなる
素子本体に高周波電流を印加すると、この素子本体の両
端間のインピーダンスが外部磁界に応じて大きく変化す
るMI素子を既に提案している(特開平09-127218
号)。このMI素子は、素子本体の磁性薄膜を外部磁界
に対し透磁率が変化するように構成し、高周波電流印加
による表皮効果を変化させ、インピーダンスの変化をも
たらすと言うものである。
【0004】図10に従来の磁性薄膜を用いたMI素子
の一例を示す。この例では、ガラス基板112上に素子本
体の磁性薄膜110が直線を複数回平行に折り返した細長
いつづら折り状のパターンに形成されている。磁界検出
方向は図の矢印で示す磁性薄膜110のパターンの長手方
向である。磁性薄膜110の磁化容易軸は、つづら折り状
パターンの幅方向に沿うように設定されている。磁性薄
膜110のパターン両端の電極114a,114bよりMHzオーダ
ーの高周波電流を印加すると、電極114a,114b間のイン
ピーダンスが外部磁界に応じて変化する。
【0005】その外部磁界に対する磁気インピーダンス
特性は、図11の通りであり、外部磁界が±5エルステ
ッド程度の範囲内でインピーダンスがV字状の変化を示
す。この特性のV字の傾斜部を使うと、感度は極めて高
く、MR素子の数10倍から数100倍の感度が得られる。
しかし、直線性のよい磁界検知範囲が3エルステッド程
度しか取れないため、検知範囲の狭い磁気センサの応用
に限られてしまうという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、上述した素子本体が磁性薄膜からなるMI素子にお
いて、(1)MR素子やGMR素子よりも磁界検出感度
が高く、(2)磁界検知範囲が従来のMR素子と同等に
広く取ることができ、(3)小さな素子サイズ(少なく
ともチップ部品的に扱える2mm以下)で安定した感度
を得ることができる、構成を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、素子本体が非磁性基板上に形成さ
れた磁性薄膜から構成され、該磁性薄膜に高周波電流を
印加すると該磁性薄膜の両端間のインピーダンスが外部
磁界に応じて変化するMI素子であって、前記磁性薄膜
は、直線を複数回平行に折り返した細長いつづら折り状
のパターンに形成され、磁化容易軸方向が前記パターン
の長手方向に沿うように設定されており、該磁性薄膜の
厚さをT、前記パターンの線幅をW、前記パターンの長
さをLとして、Tが1〜5μmの範囲内にあり、L/
(W×T)が10〜400×106-1の範囲内、より
好ましくは28〜100×106-1の範囲内にある構
成を採用した。
【0008】さらに、外部磁界対インピーダンス変化特
性上のバイアス磁界による動作点が、前記特性上のゼロ
磁界付近に現れる特性不安定部のプラス側とマイナス側
の両端の変化点の磁界をHt及び−Htとして、磁界H
t〜3Htの間、または磁界−Ht〜−3Htの間に設
定された構成を採用した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0010】本実施形態におけるMI素子の構成を図1
に示す。ここに示すように、ガラス等からなる非磁性基
板12上に素子本体の磁性薄膜10が形成されている。磁性
薄膜10は、アモルファスやパーマロイ,微結晶材等の高
透磁率薄膜からなり、図2に拡大して示すように、直線
を複数回平行に折り返した細長いつづら折り状のパター
ンに形成されている。また、磁性薄膜10の磁化容易軸方
向は、図1中矢印で示すように、そのつづら折状パター
ンの長手方向に沿うように設定されており、その長手方
向が磁界検知方向にもなっている。磁性薄膜10のつづら
折状パターンの両端には電極14a,14bが形成されてい
る。
【0011】このMI素子の動作原理は、磁性薄膜10の
両端の電極14a,14bよりMHz帯の高周波電流を印加し
ておき、外部磁界に対し磁性薄膜10の透磁率が変化する
ことで、磁性薄膜10内に流れる電流の表皮深さが変わる
ことを利用し、磁性薄膜10の両端間のインピーダンス変
化を電圧の振幅変化として取り出す。外部磁界に対する
透磁率の変化は、磁性薄膜10のB−H特性に依存して生
ずる。
【0012】磁性薄膜10を細長いパターンで幾重にもつ
づら折りにしているのは、インピーダンス値で特に抵抗
分を大きく確保するためと、薄膜内の反磁界を減らし感
度を上げる効果を考慮したためである(この効果は後ほ
ど詳細に説明する)。
【0013】磁性薄膜10の磁化容易軸は、つづら折り状
パターンの長手方向にかなり明確につけないと、図3の
破線で示す様に、外部磁界検知特性(外部磁界対インピ
ーダンス変化特性)のピークに凹み部を生じてしまう。
磁化容易軸が少しでもつづら折状パターンの長手方向に
対し傾くと、磁性薄膜10に直接印加する高周波電流によ
って生ずる周回磁界により影響を受け、磁壁移動に制動
をかけられてしまう。その制動が大きいと、先に示した
ピークの凹みが明確に生じ、扱いづらいものになってし
まう。
【0014】なお、磁性薄膜10の磁化容易軸の制御は、
成膜時または熱処理時に磁性薄膜10のパターン長手方向
に磁場を掛けて行う。
【0015】この構成での外部磁界検知特性は、図3の
実線のようにプラスピークを持つきれいな裾をひいた山
型特性になっている。しかし、特性を良く観察すると、
ゼロ磁界のピーク付近で特性が乱れていることが判り、
±数ガウスの範囲が使えないことがわかる。この不安定
部は、MR素子や、素子本体がアモルファスワイヤーか
らなるMI素子では見られず、本実施形態のような素子
本体が磁性薄膜からなるMI素子特有の現象と考えられ
る。
【0016】これは、磁性薄膜内の磁壁移動に関わる不
安定要素、例えば磁性薄膜内の物理的な欠陥による磁壁
移動の引っかかりや、90°磁壁の生成消失によるノイズ
分が影響していると予測される。
【0017】この部分の不安定要素を改良するのは極め
て難しいので、素子の動作はそのすぐ外側の領域を使う
ことになるが、この領域は、磁壁移動がほぼ完了し、磁
化回転または磁化飽和領域にあたり、安定した傾斜部が
得られるで、この部分の範囲内にバイアス磁界による動
作点を設定すれば扱いやすい。なお、バイアス磁界は不
図示の永久磁石またはコイルによりMI素子に対して印
可する。
【0018】そのバイアス磁界による動作点の設定で
は、図3に示す外部磁界検知特性上でゼロ磁界付近に現
れる特性不安定部のプラス側とマイナス側の両端の変化
点の磁界をHt及び−Htとして、磁界Htとその3倍
の3Htの間、または磁界−Htとその3倍の−3Ht
の間に設定すると、比較的直線性が良く、感度の高い検
知ができることが判った。
【0019】さて、このMI素子の特性は、磁性薄膜10
の磁気特性とパターンの寸法により決まり、素子のサイ
ズを小さくしながら、特性を確保するためには適切な選
択が必要である。
【0020】定性的な要求としては、 (1)磁性薄膜10の磁化容易軸が、つづら折り状パター
ンの長手方向に明確についており、透磁率が極めて高い
こと。 (2)つづら折り状パターンの長手方向に発生する反磁
界を考慮し、膜厚,パターンの線幅に対してパターンの
長さを相対的に大きく取ること。が重要となる。
【0021】ここで、MI素子が短い長さ(具体的には
2mm以下)でも、上記(2)の要求を満足し、高感度
で安定して機能する磁性薄膜10の膜厚T、つづら折り状
パターンの線幅W、つづら折り状パターンの長さLの寸
法関係について、以下に説明する。なお、前記パターン
の線幅Wと長さLは図2に示してある。
【0022】まず、膜厚について述べると、図1の構成
で磁性薄膜10のつづら折り状パターンの線幅Wを12μ
m,パターン長さLを1.4mmに固定し、膜厚Tを
1,2,4,8μmと振り、20MHzの高周波電流を
印加した場合の外部磁界に対するMI素子の出力データ
を図4に示す。図4の縦軸は出力であるが、膜厚Tによ
る相対差が判る様にそれぞれ適当にシフトさせ表示して
いる。
【0023】ここに示すMI素子の出力の評価は、図5
の回路の構成で行い、20MHzのパルス発振信号によ
る高周波電流をバッファーアンプ41、コンデンサ42、抵
抗43を介してMI素子の磁性薄膜10に印加し、外部磁界
に応じた磁性薄膜10の両端間のインピーダンス変化によ
る振幅電圧の変化をコンデンサ44,47、ダイオード45,
46、抵抗48からなる検波回路で検波して取り出し、出力
を得た。
【0024】図4に示すように、膜厚Tが2μmでは最
も良好な特性を示し、膜厚Tが1μmでは表皮効果が弱
くなり特性のピークが低下する。ただし、MI素子の駆
動周波数を上げることや、さらに磁性薄膜10の透磁率を
上げることができれば、表皮効果の効きを強めることが
でき、ある程度の感度低下は緩和できる。膜厚Tの厚い
4,8μmでは、表皮効果は十分であるが、検知方向両
端に発生する磁極の面積が増加することで反磁界が増加
し、磁性薄膜10内の磁界成分が減少してしまう。その結
果、山型の特性の裾が左右に広がり、感度となる傾斜部
の傾斜がゆるくなってしまう。
【0025】また、上記の各条件での外部磁界検知特性
上の磁界Ht〜3Ht間の傾きに相当する感度と膜厚T
の関係を図6のグラフに示す。ここに示す膜厚Tが2μ
mでの感度値を100%とし、感度値50%までが扱い
やすい範囲と考えると、膜厚Tは、1から5μmが扱い
やすいと言える。以上のことから膜厚Tは1〜5μmの
範囲内とする。
【0026】次に、磁性薄膜10のつづら折りパターンの
線幅Wとパターン長さLの関係を調べる上で、パターン
の長さLを1.67mm,膜厚Tを2μmに固定し、パ
ターンの線幅Wを9,18,27,45μmと振った結
果のそれぞれの出力特性を図7に示す。
【0027】ここで膜厚Tに関して前述したのと同様
に、反磁界に依存する特性差が現れ、パターン線幅Wの
狭いほうが反磁界を少なくできることより、線幅Wが9
μmの場合の感度が最も高い。但し、パターン線幅Wの
狭いほうで出力特性のピークが低下しているのは、パタ
ーン線幅Wを狭くしたことで磁性薄膜10内の残留応力に
よる透磁率の低下があったと考えられる。
【0028】反磁界の影響は、各特性の不安定部の端の
変化点の磁界Htを見ると良く判る。図8は、横軸にパ
ターンの長さL/パターン線幅W、縦軸に外部磁界をそ
れぞれ対数軸表示で取り、図7の各条件での特性の不安
定部の端の変化点の磁界Htの数値を○印でプロットし
たものである。その結果より、各条件でのHtは両対数
軸表示で直線上に並んでいることが判る。つまり、長さ
L/線幅Wに関わる反磁界に対して、素直に特性が変化
している。また、このグラフに3Htのラインを入れる
と、ある長さL/線幅Wの条件に対して、動作点をHt
〜3Htの範囲を見て、どれくらいの磁界の大きさにす
れば良いかが簡単に読み取れる。
【0029】さらに、長さL、線幅W、膜厚Tの関係で
捕えるには、図8の横軸において、L/Wの前提条件で
あった膜厚Tの2μmでL/Wを割ったL/(W×T)
を設定すれば良い。実際、先ほどの磁性薄膜10の厚さ
Tを振った図4のデータより、L/(W×T)に対して
各Htのデータを△印でプロットすると、同一ラインに
乗っていることがわかる。なお、(W×T)は、磁性薄
膜10のつづら折り状パターンの1本の線の長さ方向に直
交する断面積となる。
【0030】このデータでどこの範囲を使うのが良いか
であるが、Htが10Oeを越えると感度が低下し、図
9に示すように、Htが10OeとなるL/(W×T)
の10×106-1の点(図8参照)で10mV/Oeを
下回り、MR素子の感度(数mV/Oe)に対する優位
差があまり無くなってしまう。従って、L/(W×T)
で10×106-1以上が下限条件となる。
【0031】また、パターンの長さLが長いほど感度が
稼げるが、MI素子の小型化のために、長さLが2mm
以下で考えると、磁気特性の安定して出せるパターン線
幅Wの限界を5μm,最低の膜厚Tの要求が1μmと考
えれば、400×106-1以下が上限条件となる。
【0032】さらにより好ましい条件として、膜厚Tを
2μm中心として考え、Htを5Oe程度以下にすれ
ば、コイルによりバイアスをかけることも容易になるの
で、L/(W×T)で28×106-1以上が良い。
【0033】また、上限については、パターン線幅Wを
あまり狭くしすぎると、磁性薄膜10に非磁性基板12との
間で生ずる応力により透磁率低下が出やすくなるため、
パターン線幅Wは10μm以上確保したい。その結果上
限は、L/(W×T)で100×106-1以下とした
い。
【0034】以上のようにして、磁性薄膜10の膜厚Tを
1〜5μmの範囲内とし、そのつづら折り状パターンの
長さL/(パターン線幅W×膜厚T)を10〜400×
10 6-1の範囲内、より好ましくは28〜100×1
6-1の範囲内とすることにより、MR素子やGMR
素子よりも磁界検出感度が高く、磁界検知範囲が従来の
MR素子と同等に広く取ることができ、小さな素子サイ
ズ(具体的には2mm以下)で安定した感度が得られる
優れたMI素子を提供することができる。また、このM
I素子において、動作点を前述した磁界Ht〜3Htの
間、または磁界−Ht〜−3Htの間に設定することに
より、比較的直線性が良く感度の高い磁界検出を行なう
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、素子本体がつづら折り状パターンの磁性薄膜
からなるMI素子において、その磁性薄膜の厚さT、及
びつづら折り状パターンの長さL/(パターン線幅W×
膜厚T)の比率が素子の特性に与える影響を調べ、それ
ぞれに関して最適な設定範囲を明確にすることにより、
MR素子やGMR素子よりも磁界検出感度が高く、磁界
検知範囲が従来のMR素子と同等に広く取ることがで
き、小さな素子サイズで安定した感度が得られる優れた
MI素子を提供することが可能になった。また、このM
I素子において、バイアス磁界による動作点の最適な範
囲を明確にし、比較的直線性が良く感度の高い磁界検出
を行なうことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるMI素子の構成を示す
斜視図である。
【図2】同MI素子の本体である磁性薄膜のつづら折り
状パターンを示す拡大図である。
【図3】同MI素子の外部磁界検知特性を示すグラフ図
である。
【図4】同MI素子で磁性薄膜の膜厚を異ならせた場合
のそれぞれの出力特性を示すグラフ図である。
【図5】同MI素子の出力特性の評価に用いた駆動回路
の回路図である。
【図6】図4の各特性上における磁界検知不安定部の端
の変化点の磁界Ht〜3Htの間の傾きに相当する感度
と膜厚の関係を示すグラフ図である。
【図7】同MI素子で磁性薄膜のつづら折り状パターン
の線幅を異ならせた場合のそれぞれの出力特性を示すグ
ラフ図である。
【図8】同MI素子で磁性薄膜のつづら折り状パターン
の長さL/線幅W、ないしは長さL/(線幅W×膜厚
T)と上記磁界Ht,3Htの関係を示すグラフ図であ
る。
【図9】同素子の上記L/WないしL/(W×T)と感
度の関係を示すグラフ図である。
【図10】従来のMI素子の構成を示す斜視図である。
【図11】同MI素子の磁気インピーダンス特性を示す
グラフ図である。
【符号の説明】
10 MI素子本体の磁性薄膜 12 非磁性基板 14a,14b 電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子本体が非磁性基板上に形成された磁
    性薄膜から構成され、該磁性薄膜に高周波電流を印加す
    ると該磁性薄膜の両端間のインピーダンスが外部磁界に
    応じて変化する磁気インピーダンス素子であって、 前記磁性薄膜は、直線を複数回平行に折り返した細長い
    つづら折り状のパターンに形成され、磁化容易軸方向が
    前記パターンの長手方向に沿うように設定されており、 該磁性薄膜の厚さをT、前記パターンの線幅をW、前記
    パターンの長さをLとして、Tが1〜5μmの範囲内に
    あり、L/(W×T)が10〜400×106-1の範
    囲内、より好ましくは28〜100×106-1の範囲
    内にあることを特徴とする磁気インピーダンス素子。
  2. 【請求項2】 外部磁界対インピーダンス変化特性上の
    バイアス磁界による動作点が、前記特性上のゼロ磁界付
    近に現れる特性不安定部のプラス側とマイナス側の両端
    の変化点の磁界をHt及び−Htとして、磁界Ht〜3
    Htの間、または磁界−Ht〜−3Htの間に設定され
    たことを特徴とする請求項1に記載の磁気インピーダン
    ス素子。
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