JP2015092144A - 磁界検出センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電流を抑えると共に検出精度を高め、且つ、検出範囲を広範とすることが可能な磁界検出センサを提供する。【解決手段】磁界検出センサは、磁気インピーダンス効果を利用した磁気インピーダンス素子12に交流電流を印加して得られる出力から外部磁界を検出するものであって、当該磁気インピーダンス素子12にバイアス磁界を印加するための負帰還バイアスコイル14を備え、磁気インピーダンス素子12は、非磁性基板12aと、非磁性基板の表面に形成された磁性薄膜12bと、を有し、当該磁気インピーダンス素子12の長手方向が磁界の検出方向とされ、磁性薄膜12bの磁化容易軸が磁界の検出方向と同方向となるように磁気異方性がつけられている。【選択図】図2

Description

本発明は、磁界検出センサに関する。
従来、アモルファスワイヤーによる磁気インピーダンス効果を利用したMI(Magneto-Impedance)素子を備えた磁界検出センサが提案されている。MI素子は、フラックスゲート型センサに比べて小型化が可能であり、しかもフラックスゲート型センサと同等の検出感度を維持するものとなっている。
このようなMI素子を備えた磁界検出センサには以下のものがある。まず、MI素子に巻き回されるコイル対して、発振回路から交流バイアス電流を流し、MI素子に交流バイアス磁界を印加することにより、出力にピークが交互に高低差を有する振幅変調波形を得る。この出力は検波回路によって検波されて直流成分が除去された後に、コンパレータに入力される。これにより、高低差に応じてパルス変調されたデジタル波形の出力信号が得られる。この磁界検出センサによれば、発振回路の出力の振幅について絶対値でなく変化分から外部磁界の強さを求めることとなり、電源電圧の変動、素子の温度特性等の影響を受け難く、発振回路の細かな調整が不要で、且つ、ノイズに強いものとすることができる(特許文献1参照)。
また、磁気コアの両端に高周波の正弦波電流を印加する発振回路と、発振回路と薄膜磁気インピーダンス素子の磁気コアとの間に設けられ、発振回路の出力インピーダンスと薄膜磁気インピーダンス素子の入力インピーダンスのミスマッチを調整するバッファ回路と、該磁気インピーダンス素子に印加された外部磁界に応じて変化する高周波電流の変化量から外部磁界の磁気変化量を検出する検波回路と、磁気インピーダンス素子のヒステリシスを解消するヒステリシスキャンセル回路と、を備えた磁界検出センサも提案されている。この磁界検出センサによれば、例えば、バッファ回路を備えるため、発振回路による高周波通電出力を損失無く供給することができる(特許文献2参照)。また、この磁気検出センサでは、特許文献2の図5に示すように、磁気インピーダンス素子の外部磁界による変化量の傾きは400A/mで最大となることから、最大変化量となる箇所に動作点を移動させるべく、バイアスコイルに一定電流を流すこととしている。
特開平9−127218号公報 特開2000−180521号公報
しかし、特許文献1及び2に記載の磁界検出センサは、いずれもMI素子の磁界によるインピーダンス変化がM字の特性となるため、傾きが急峻となるところ(特許文献2の図5においては±400A/m)まで交流バイアスを掛けないと高感度に測定することができず、消費電流が大きくなってしまう。また、傾きが急峻となるところまで直流バイアスを掛ける方式においても同様に消費電流が大きくなってしまう。
さらに、M字型ではヒステリシスが大きくなってしまうことから、ヒステリシス分だけ検出精度が低くなり、且つ、傾きが急峻となるところでしか高感度に磁界測定することができないことから、検出範囲が狭くなってしまう。
本発明は、このような課題を解決するものであり、その目的とするところは、消費電流を抑えると共に検出精度を高め、且つ、検出範囲を広範とすることが可能な磁界検出センサを提供することにある。
本発明の磁界検出センサは、磁気インピーダンス効果を利用した磁気インピーダンス素子に交流電流を印加して得られる出力から外部磁界を検出する磁界検出センサであって、当該磁気インピーダンス素子にバイアス磁界を印加するためのバイアスコイルを備え、前記磁気インピーダンス素子は、非磁性基板と、前記非磁性基板の表面に形成された磁性膜と、を有し、当該磁気インピーダンス素子の長手方向が磁界の検出方向とされ、前記磁性膜の磁化容易軸が前記磁界の検出方向と同方向となるように磁気異方性がつけられていることを特徴とする。
この磁界検出センサによれば、磁気インピーダンス素子は長手方向が磁界の検出方向とされ、磁性膜の磁化容易軸が長手方向に沿う方向に磁気異方性がつけられている。ここで、磁界の検出方向と磁性膜の磁化容易軸とを同方向とすることにより磁気インピーダンス特性をピラミッド型にすることができる。そして、ピラミッド型の磁気インピーダンス特性とすることにより、M字型のように傾きが急峻となるところまで直流及び交流バイアスを掛ける必要が無い。加えて、ピラミッド型ではM字型よりもヒステリシスが小さいため検出精度を向上でき、且つ、傾きが全域に亘って所定の傾斜を有していることから、検出範囲を広くすることができる。従って、消費電流を抑えると共に検出精度を高め、且つ、検出範囲を広範とすることができる。
また、本発明の磁界検出センサにおいて、前記磁気インピーダンス素子に交流電流を印加する発振回路と、前記磁気インピーダンス素子の出力を微分する微分回路と、前記微分回路から出力されるトリガ波形に基づいて、外部磁界を検出する演算部と、をさらに備えることが好ましい。
この磁界検出センサによれば、微分回路から出力されるトリガ波形に基づいて、外部磁界を検出するため、振幅の高低差に基づいて検出する場合、及び積分回路を用いる場合と比較してノイズに強くすることができる。従って、一層検出精度を高めることができる。
また、本発明の磁界検出センサにおいて、前記バイアスコイルは、磁気インピーダンス素子にバイアス磁界を印加すると共に、負帰還磁界を印加する単一の負帰還バイアスコイルにより構成されていることが好ましい。
この磁界検出センサによれば、負帰還コイルとバイアスコイルとを別々に備える場合と比較して、大型化及び高コスト化を抑制することができる。
本発明によれば、消費電流を抑えると共に検出精度を高め、且つ、検出範囲を広範とすることが可能な磁界検出センサを提供することができる。
本実施形態に係る磁界検出センサを示す回路図である。 本実施形態に係る磁気インピーダンス素子及びその周辺部構成の詳細を示す斜視図であって、(a)は第1の例を示し、(b)は第2の例を示している。 磁気インピーダンス特性を示す図である。 本実施形態に係る磁気インピーダンス素子と抵抗とからなるセンサの出力を示す図であり、(a)は外部磁界が0〔H/m〕である場合を示し、(b)は外部磁界がマイナス(例えばー40〔H/m〕)である場合を示している。 外部磁界が0〔H/m〕である場合の各種信号を示すタイミングチャートであって、(a)はマイコンからフィルタに出力されるパルス電圧を示し、(b)は負帰還バイアスコイルに印加される交流バイアスを示し、(c)はハーフブリッジ回路の出力を示し、(d)は第2微分回路の出力を示し、(e)はフリップフロップ回路の出力を示している。 外部磁界がプラスである場合の各種信号を示すタイミングチャートであって、(a)はマイコンからフィルタに出力されるパルス電圧を示し、(b)は負帰還バイアスコイルに印加される交流バイアスを示し、(c)はハーフブリッジ回路の出力を示し、(d)は第2微分回路の出力を示し、(e)はフリップフロップ回路の出力を示している。 外部磁界がマイナスである場合の各種信号を示すタイミングチャートであって、(a)はマイコンからフィルタに出力されるパルス電圧を示し、(b)は負帰還バイアスコイルに印加される交流バイアスを示し、(c)はハーフブリッジ回路の出力を示し、(d)は第2微分回路の出力を示し、(e)はフリップフロップ回路の出力を示している。 ハイレベル信号の時間と外部磁界の強さとの相関を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は以下の実施形態に限られるものではない。
図1は、本実施形態に係る磁界検出センサを示す回路図である。図1に示す磁気検出装置1は、外部磁界(方向、方位や強さ)を検出するものであって、例えば電流センサ、方位センサ、トルクセンサ及び回転角センサの一要素として用いられるものである。このような磁気検出装置1は、発振回路10と、磁気インピーダンス素子12と、抵抗Rと、負帰還バイアスコイル(バイアスコイル)14とを備えている。
発振回路10は、磁気インピーダンス素子12を駆動するための交流電圧の発生源であって、水晶振動子等を含んで交流信号(交流電圧)を出力する構成となっている。また、発振回路10からの交流電圧は磁気インピーダンス素子12に印加される。磁気インピーダンス素子12は、磁気インピーダンス効果を有するものであって、例えば零磁歪アモルファス磁性体や磁性薄膜を有して構成されている。また、磁気インピーダンス効果とは、例えば高周波電流を通電したときに、周回方向の透磁率が外部磁界の印加により大幅に変化することに起因して表皮深さが変化することにより、インピーダンスが変化する現象である。この磁気インピーダンス素子12は、一端が発振回路10に接続され、他端が抵抗Rの一端に接続されている。抵抗Rの他端はグランド接続されている。
負帰還バイアスコイル14は、磁気インピーダンス素子12に巻き回されるコイルである。なお、負帰還バイアスコイル14は、磁気インピーダンス素子12にバイアス磁界を印加できれば、磁気インピーダンス素子12をコアとして巻き回されていなくともよい。また、上記では、磁気インピーダンス素子12と抵抗Rとによってハーフブリッジが構成されているが、これに限らず、抵抗を3つ備えたフルブリッジ回路により構成されていてもよい。
図2は、本実施形態に係る磁気インピーダンス素子12及びその周辺部構成の詳細を示す斜視図であって、(a)は第1の例を示し、(b)は第2の例を示している。図2(a)に示すように、磁気インピーダンス素子12は、非磁性基板12aと、磁性薄膜(磁性膜)12bと、電極12c、12dとにより構成されている。
非磁性基板12aは、非磁性体から構成される基板であって、プリント基板100に載置されている。この非磁性基板12aは、チタン酸カルシウム、酸化物ガラス、チタニア、アルミナ等によって構成されており、本実施形態では略直方体に構成されている。
磁性薄膜12bは、高透磁率金属磁性膜によって構成されており、図2(a)に示すように、非磁性基板12aの表面のうち、プリント基板100が設けられる面の反対面において平面視してミアンダ形状(つづら折れ形状)となるように形成されている。より詳細に、この磁性薄膜12bは、矩形波の立ち上り及び立ち下り方向が、略直方体をなす非磁性基板12aの長手方向に伸びている。
また、磁性薄膜12bは、その磁化容易軸方向が膜面内で磁性薄膜12bの長手方向と同方向となるように磁気異方性がつけられており全体として非磁性基板12aの長手方向と磁化容易軸方向とが同方向となるようにされている。
電極12c,12dは、非磁性基板12aの表面、且つ、磁性薄膜12bの両端に設けられており、プリント基板100上の電極100a,100bとボンディングワイヤにて接続されるものである。プリント基板100上の電極100a,100bは、それぞれ図1に示した発振回路10及び抵抗Rに接続されることとなる。
さらに、図2(a)に示すように、プリント基板100は磁気インピーダンス素子12の幅方向の両側に、磁気インピーダンス素子12と間隔を開けて、切欠き部100cを備えている。切欠き部100cは、プリント基板100の一端からプリント基板100の中央付近まで伸びている。
また、負帰還バイアスコイル14は、プリント基板100の切欠き部100cを介して、磁気インピーダンス素子12の周囲に巻きまわされている。このため、負帰還バイアスコイル14のコイル軸方向は、非磁性基板12aの長手方向と同方向となり、当該磁気インピーダンス素子12の長手方向が磁界の検出方向とされる。さらに、上記したように、非磁性基板12aの長手方向と磁化容易軸方向とが同方向となるようにされていることから、磁性薄膜12bの磁化容易軸は磁界の検出方向と同方向となるように磁気異方性がつけられていることとなる。
また、図2(b)に示すように、磁性薄膜12bは、非磁性基板12aの裏面、すなわちプリント基板100が設けられる側の面に形成されてもよい。この場合、電極12c,12dは、非磁性基板12aの裏面、且つ、磁性薄膜12bの両端に設けられることとなる。また、プリント基板100上の電極100a,100bについても、非磁性基板12aの裏面側に設けられている。
再度、図1を参照する。磁界検出センサ1は、上記構成に加えて、計装アンプ16と、第1アンプ18と、第1微分回路20と、第2アンプ22と、第2微分回路24と、コンパレータ26と、フリップフロップ回路28と、マイコン(演算部)30とを備え、これらが上記順に接続されている。
計装アンプ16は、磁気インピーダンス素子12及び抵抗Rからなるハーフブリッジ回路の出力を入力するものである。また、計装アンプ16の後段には、第1アンプ18が接続されている。このため、ハーフブリッジ回路の出力電圧は、計装アンプ16及び第1アンプ18により増幅され、第1微分回路20に入力される。
第1微分回路20は、計装アンプ16及び第1アンプ18により増幅された電圧の変化点を検出するものである。この第1微分回路20によりハーフブリッジ回路の出力電圧の変化点がトリガ波形として出力されることとなる。第2アンプ22は、第1微分回路20の出力を増幅するものであり、第2微分回路24は、第2アンプ22にて増幅された電圧の変化点を検出するものである。これら第2アンプ22及び第2微分回路24により、トリガ波形がより顕著になって出力されることとなる。なお、本実施形態に係る磁界検出センサ1は、第1微分回路20と、第2アンプ22と、第2微分回路24とを備えているが、これらに変えて、1つの微分回路のみを備えていてもよい。
また、第2微分回路24から出力されたトリガ波形は、コンパレータ26に入力され、フリップフロップ回路28は、トリガ波形に応じてハイロウ出力し、マイコン30は、ハイロウタイミングを検出することとなる。ここで、後述の動作において説明するが、ハイロウタイミングは、外部磁界を反映したものとなる。このため、マイコン30は、ハイロウタイミングに基づいて外部磁界を検出することとなる。なお、フリップフロップ回路28は、JK型のものが用いられている。
さらに、マイコン30は、負帰還バイアスコイル14にバイアス磁界を印加するためのパルス電圧を発生させている。さらに、磁界検出センサ1は、フィルタ32と、第3アンプ34とを備えている。フィルタ32は、マイコン30からのパルスを三角波に変換するものである。フィルタ32からの三角波は第3アンプ34を介して交流バイアスとして負帰還バイアスコイル14に印加される。これにより、磁気インピーダンス素子12にはバイアス磁界が印加されることとなる。
加えて、マイコン30は、検出された外部磁界と逆方向の磁界を磁気インピーダンス素子12に印加するための信号(負帰還信号)を出力している。また、磁界検出センサ1は、大電流出力アンプ36と、加算器38とを備えている。大電流出力アンプ36は、マイコン30から出力される負帰還信号を増幅する。加算器38は、フィルタ32と第3アンプ34との間に設けられており、大電流出力アンプ36により増幅された負帰還信号と、フィルタ32からの三角波信号とを加算するものである。よって、負帰還バイアスコイル14には、第3アンプ34を通じてバイアス電圧と負帰還電圧とが印加されることとなる。
このように、本実施形態に係る磁界検出センサ1は、バイアス及び負帰還を単一の負帰還バイアスコイル14にて実現している。よって、負帰還コイルとバイアスコイルとを別々に備える場合と比較して、大型化及び高コスト化を抑制する構成となっている。
次に、本実施形態に係る磁界検出センサ1の作用及び動作等を説明する。まず、磁界の検出方向と磁性薄膜12bの磁化容易軸とを同方向とすることにより磁気インピーダンス特性をピラミッド型にすることができる。
図3は、磁気インピーダンス特性を示す図である。なお、図3において実線は本実施形態の特性を示し、破線は従来特性を示している。図3の破線に示すように、従来では磁気インピーダンス特性がM字型となっている。このM字型の特性では、外部磁界が0〔Oe〕付近においてインピーダンスの変化量が非常に小さくなっている。このため、従来では傾きが急峻となるところ(4〜8〔Oe〕)まで交流バイアスを掛けないと高感度に測定することができず、消費電流が大きくなってしまう。また、傾きが急峻となるところまで直流バイアスを掛ける方式においても同様に消費電流が大きくなってしまう。
さらに、図3に示すように、M字型では傾きが急峻となるところにおいてヒステリシスが大きくなっており、ヒステリシス分だけ検出精度が低くなってしまう。加えて、傾きが急峻となるところでしか高感度に磁界測定することができないことから、検出範囲が狭くなってしまう。
これに対して、本実施形態では、磁界の検出方向と磁性薄膜12bの磁化容易軸とを同方向とすることにより磁気インピーダンス特性をピラミッド型にしている。このピラミッド型の特性では、図3に示すように、外部磁界が0〔Oe〕付近においてもインピーダンスの変化量がある程度の値を保つようになっている。すなわち、0〔Oe〕付近においてもある程度の傾きを有している。よって、M字型のように傾きが急峻となるところまで直流及び交流バイアスを掛ける必要が無く、消費電力を抑えることができる。
さらに、ピラミッド型の特性では、そのヒステリシスが、M字型の傾きが急峻となるところでのヒステリシスよりも小さくなる傾向がある。よって、ピラミッド型の特性では、M字型の特性よりも検出精度の向上を図ることができる。加えて、ピラミッド型の特性では、傾きが全域に亘って所定の傾斜を有していることから、検出範囲も広いといえる。
図4は、本実施形態に係る磁気インピーダンス素子12と抵抗Rとからなるセンサの出力を示す図であり、(a)は外部磁界が0〔H/m〕である場合を示し、(b)は外部磁界がマイナス(例えばー40〔H/m〕)である場合を示している。
図4(a)に示すように、本実施形態に係る磁界検出センサ1は磁気インピーダンス特性がピラミッド型であることから、外部磁界が0〔H/m〕である場合、交流バイアスはピラミッドの頂点を中心に左右対称(図4において左右対象)に振れ、これに対するインピーダンスの変化は交流バイアスの周波数が2逓倍化されたものとなり、出力されることとなる。
より詳細に説明すると、時刻Ta1における交流バイアスに対してインピーダンスはZ1となり、時刻Ta2における交流バイアスに対してインピーダンスはZ2となる。さらに、時刻Ta3における交流バイアスに対してインピーダンスはZ1となり、時刻Ta4における交流バイアスに対してインピーダンスはZ2となり、時刻Ta5における交流バイアスに対してインピーダンスはZ1となる。このように、センサ出力は交流バイアスの周波数が2逓倍化されたものとなる。
これに対して、図4(b)に示すように、外部磁界がマイナスである場合には、交流バイアスの振れの中心点がピラミッドの頂点からずれることとなる。これにより、センサ出力についても変化する。
より詳細に説明すると、時刻Tb1における交流バイアスに対してインピーダンスはZ3となり、時刻Tb2における交流バイアスに対してインピーダンスはZ1となる。さらに、時刻Tb3における交流バイアスに対してインピーダンスはZ4となり、時刻Tb4における交流バイアスに対してインピーダンスはZ1となり、時刻Tb5における交流バイアスに対してインピーダンスはZ3となる。また、時刻Tb6における交流バイアスに対してインピーダンスはZ5となり、時刻Tb7における交流バイアスに対してインピーダンスはZ3となる。
このように、外部磁界がマイナスである場合には、外部磁界が0〔H/m〕である場合と比較してセンサ出力が異形となり、センサ出力は2つの極大値と2つの極小値をとることとなる。後述するように、これらの極大値と極小値とが第1微分回路20と、第2アンプ22と、第2微分回路24とによってトリガ波形とされることとなる。なお、図4(b)では外部磁界がマイナスである場合を例に説明したが、プラスである場合についても交流バイアスの中心点のずれ方向が左右ことなるだけで、他はマイナスの場合と同様である。
図5は、外部磁界が0〔H/m〕である場合の各種信号を示すタイミングチャートであって、(a)はマイコン30からフィルタ32に出力されるパルス電圧を示し、(b)は負帰還バイアスコイル14に印加される交流バイアスを示している。また、(c)はハーフブリッジ回路の出力を示し、(d)は第2微分回路24の出力を示し、(e)はフリップフロップ回路28の出力を示している。
まず、図5(a)に示すように、マイコン30は、所定の周波数信号(交流バイアス周波数f)を出力する。具体的に周波数信号は、時刻t10において立ち上り、時刻t20において立ち下がり、時刻t30において立ち上り、時刻t40において立ち下がり、時刻t50において立ち上がる。このような周波数信号は、フィルタ32により三角波とされ、第3アンプ34により増幅されて、図5(b)に示す交流バイアスが生成される。この交流バイアスは、時刻t10において極大値をとり、時刻t20において極小値をとり、時刻t30において極大値をとり、時刻t40において極小値をとり、時刻t50において極大値をとる。このような交流バイアスが負帰還バイアスコイル14に印加され、磁気インピーダンス素子12には交流磁界が印加される。
上記バイアス電圧が負帰還バイアスコイル14に印加された場合、外部磁界が0〔H/m〕であるとすると、図4(a)を参照して説明したように、ハーフブリッジ回路の出力は交流バイアスの周波数が2逓倍化されたものとなる。具体的にハーフブリッジ回路の出力は、図5(c)に示すように、時刻t10,t20,t30,t40,t50において極小値をとる。さらに、ハーフブリッジ回路の出力は、時刻t10,t20の中間時刻t60、時刻t20,t30の中間時刻t70、時刻t30,t40の中間時刻t80、及び時刻t40,t50の中間時刻t90において極大値をとる。
そして、上記のハーフブリッジ回路の出力は、第1微分回路20、第2アンプ22、及び第2微分回路24を通じてトリガ波形とされる。具体的にトリガ波形は、図5(d)に示すように、ハーフブリッジ回路の出力における極大値及び極小値と対応して出力される。すなわち、トリガ波形は、時刻t10,t20,t30,t40,t50,t60,t70,t80,t90において得られることとなる。なお、トリガ波形は、時刻t10,t20,t30,t40,t50において正側のトリガ波形となり、時刻t60,t70,t80,t90において負側のトリガ波形となる。
このようなトリガ波形を入力するフリップフロップ回路28は、負側のトリガ波形の間においてハイレベル信号を出力する。ここで、負側のトリガ波形の間、すなわちハイレベル信号が出力される時間Tは、外部磁界によって変化する。このため、マイコン30は、このハイレベル信号の時間Tに基づいて、外部磁界を検出することとなる。図5に示す例において時間T=1/2fとなっており、マイコン30は、外部磁界を0〔H/m〕と検出することとなる。
図6は、外部磁界がプラスである場合の各種信号を示すタイミングチャートであって、(a)はマイコン30からフィルタ32に出力されるパルス電圧を示し、(b)は負帰還バイアスコイル14に印加される交流バイアスを示している。また、(c)はハーフブリッジ回路の出力を示し、(d)は第2微分回路24の出力を示し、(e)はフリップフロップ回路28の出力を示している。
まず、図6(a)に示すように、マイコン30は、所定の周波数信号(交流バイアス周波数f)を出力する。この信号は図5(a)に示したものと同じであって、時刻t1+において立ち上り、時刻t2+において立ち下がり、時刻t3+において立ち上り、時刻t4+において立ち下がり、時刻t5+において立ち上がる。このような周波数信号は、フィルタ32により三角波とされ、第3アンプ34により増幅されて、図6(b)に示す交流バイアスが生成される。この交流バイアスは、図5(b)に示したものと同じであって、時刻t1+において極大値をとり、時刻t2+において極小値をとり、時刻t3+において極大値をとり、時刻t4+において極小値をとり、時刻t5+において極大値をとる。このような交流バイアスが負帰還バイアスコイル14に印加され、磁気インピーダンス素子12には交流磁界が印加される。
上記バイアス電圧が負帰還バイアスコイル14に印加された場合、外部磁界がプラスであるとすると、ハーフブリッジ回路の出力は、図4(b)をプラス方向にした場合と同様になる。具体的にハーフブリッジ回路の出力は、図6(c)に示すように、時刻t1+,t2+,t3+,t4+,t5+において極小値をとる。さらに、ハーフブリッジ回路の出力は、時刻t1+,t2+の間の時刻t6+、時刻t2+,t3+の間の時刻t7+、時刻t3+,t4+の間の時刻t8+、及び時刻t4+,t5+の間の時刻t9+において極大値をとる。
なお、極大値を示す時刻t6+,時刻t7+は、時刻t2+に近い時刻となっており、時刻t8+,時刻t9+についても時刻t4+に近い時刻となっている。
そして、上記のハーフブリッジ回路の出力は、第1微分回路20、第2アンプ22、及び第2微分回路24を通じてトリガ波形とされる。具体的にトリガ波形は、図6(d)に示すように、ハーフブリッジ回路の出力における極大値及び極小値と対応して出力される。すなわち、トリガ波形は、時刻t1+,t2+,t3+,t4+,t5+,t6+,t7+,t8+,t9+において得られることとなる。なお、トリガ波形は、時刻t1+,t2+,t3+,t4+,t5+において正側のトリガ波形となり、時刻t6+,t7+,t8+,t9+において負側のトリガ波形となる。
このようなトリガ波形を入力するフリップフロップ回路28は、負側のトリガ波形の間においてハイレベル信号を出力する。ここで、外部磁界がプラスである場合、負側のトリガ波形の発生時刻t6+,時刻t7+は共に時刻t2+に近い時刻となっており、時刻t8+,時刻t9+についても時刻t4+に近い時刻となっている。よって、ハイレベルを示す時間Tは、図5に示す例よりも長くなる。マイコン30は、このハイレベル信号の時間Tに基づいて、外部磁界を検出することとなる。図6に示す例において時間T>1/2fとなっており、マイコン30は、外部磁界をプラスと検出することとなる。
図7は、外部磁界がマイナスである場合の各種信号を示すタイミングチャートであって、(a)はマイコン30からフィルタ32に出力されるパルス電圧を示し、(b)は負帰還バイアスコイル14に印加される交流バイアスを示している。また、(c)はハーフブリッジ回路の出力を示し、(d)は第2微分回路24の出力を示し、(e)はフリップフロップ回路28の出力を示している。
まず、図7(a)に示すように、マイコン30は、所定の周波数信号(交流バイアス周波数f)を出力する。この信号は図5(a)に示したものと同じであって、時刻t1−において立ち上り、時刻t2−において立ち下がり、時刻t3−において立ち上り、時刻t4−において立ち下がり、時刻t5−において立ち上がる。このような周波数信号は、フィルタ32により三角波とされ、第3アンプ34により増幅されて、図7(b)に示す交流バイアスが生成される。この交流バイアスは、図5(b)に示したものと同じであって、時刻t1−において極大値をとり、時刻t2−において極小値をとり、時刻t3−において極大値をとり、時刻t4−において極小値をとり、時刻t5−において極大値をとる。このような交流バイアスが負帰還バイアスコイル14に印加され、磁気インピーダンス素子12には交流磁界が印加される。
上記バイアス電圧が負帰還バイアスコイル14に印加された場合、外部磁界がマイナスであるとすると、ハーフブリッジ回路の出力は、図4(b)を参照した場合と同様になる。具体的にハーフブリッジ回路の出力は、図7(c)に示すように、時刻t1−,t2−,t3−,t4−,t5−において極小値をとる。さらに、ハーフブリッジ回路の出力は、時刻0,t1−の間の時刻t6−、時刻t1−,t2−の間の時刻t7−、時刻t2−,t3−の間の時刻t8−、時刻t3−,t4−の間の時刻t9−、時刻t4−,t5−の間の時刻t10−、及び時刻t5−以降の時刻t11−において極大値をとる。
なお、極大値を示す時刻t6−,時刻t7−は、時刻t1−に近い時刻となっており、時刻t8−,時刻t9−についても時刻t3−に近く、時刻t10−,時刻t11−についても時刻t5−に近い時刻となっている。
そして、上記のハーフブリッジ回路の出力は、第1微分回路20、第2アンプ22、及び第2微分回路24を通じてトリガ波形とされる。具体的にトリガ波形は、図6(d)に示すように、ハーフブリッジ回路の出力における極大値及び極小値と対応して出力される。すなわち、トリガ波形は、時刻t1−,t2−,t3−,t4−,t5−,t6−,t7−,t8−,t9−,t10−,t11−において得られることとなる。なお、トリガ波形は、時刻t1−,t2−,t3−,t4−,t5−において正側のトリガ波形となり、時刻t6−,t7−,t8−,t9−,t10−,t11−において負側のトリガ波形となる。
このようなトリガ波形を入力するフリップフロップ回路28は、負側のトリガ波形の間においてハイレベル信号を出力する。ここで、外部磁界がマイナスである場合、負側のトリガ波形の発生時刻t6−,時刻t7−は共に時刻t1−に近い時刻となっており、時刻t8−,時刻t9−についても時刻t3−に近く、時刻t10−,時刻t11−についても時刻t5−に近い時刻となっている。よって、ハイレベルを示す時間Tは、図5に示す例よりも短くなる。マイコン30は、このハイレベル信号の時間Tに基づいて、外部磁界を検出することとなる。図5に示す例において時間T<1/2fとなっており、マイコン30は、外部磁界をマイナスと検出することとなる。
なお、上記においてマイコン30は、交流バイアス周波数fの立ち下がり時(図5〜図7の星マーク時)においてリセット信号をフリップフロップ回路28に送信し、マイコン30は、リセット信号後の最初のハイレベル信号の時間Tに基づいて、外部磁界を検出することが好ましい。これにより、第2微分回路24からトリガ波形が正確に出力されなかった場合にも対応可能だからである。
図8は、ハイレベル信号の時間Tと外部磁界の強さとの相関を示す図である。本実施形態においてマイコン30は、図8に示すデータを記憶しておくことにより、外部磁界の方向(プラス、マイナス)だけでなく、その強さについても検出することができる。
このようにして、本実施形態に係る磁界検出センサ1によれば、磁気インピーダンス素子12は長手方向が磁界の検出方向とされ、磁性薄膜12bの磁化容易軸が長手方向に沿う方向に磁気異方性がつけられている。ここで、磁界の検出方向と磁性薄膜12bの磁化容易軸とを同方向とすることにより磁気インピーダンス特性をピラミッド型にすることができる。そして、ピラミッド型の磁気インピーダンス特性とすることにより、M字型のように傾きが急峻となるところまで直流及び交流バイアスを掛ける必要が無い。加えて、ピラミッド型ではM字型よりもヒステリシスが小さいため検出精度を向上でき、且つ、傾きが全域に亘って所定の傾斜を有していることから、検出範囲を広くすることができる。従って、消費電流を抑えると共に検出精度を高め、且つ、検出範囲を広範とすることができる。
また、第2微分回路24から出力されるトリガ波形に基づいて、外部磁界を検出するため、振幅の高低差に基づいて検出する場合、及び積分回路を用いる場合と比較してノイズに強くすることができる。従って、一層検出精度を高めることができる。
また、負帰還コイルとバイアスコイルとを別々に備える場合と比較して、大型化及び高コスト化を抑制することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態に係る磁界検出センサ1は、単一の負帰還バイアスコイル14を備えているが、これに限らず、負帰還コイルとバイアスコイルとをそれぞれ備えていてもよい。
また、本実施形態において磁気インピーダンス素子12は、磁性薄膜12bは平面視してミアンダ形状(つづら折れ形状)となるように形成されているが、これに限らず、直線状に形成されていてもよい。
さらに、上記実施形態においてマイコン30は、ハイレベル信号が出力される時間に基づいて外部磁界を検出しているが、これに限らず、例えば交流バイアス周波数fからハイレベル信号の立下りタイミングまでの時間に基づいて外部磁界を検出してもよい。これによっても、同様の効果を得られるからである。
1…磁界検出センサ
10…発振回路
12…磁気インピーダンス素子
12a…非磁性基板
12b…磁性薄膜(磁性膜)
12c,12d…電極
14…負帰還バイアスコイル(バイアスコイル)
16…計装アンプ
18…第1アンプ
20…第1微分回路
22…第2アンプ
24…第2微分回路
26…コンパレータ
28…フリップフロップ回路
30…マイコン(演算部)
32…フィルタ
34…第3アンプ
36…大電流出力アンプ
38…加算器
R…抵抗

Claims (3)

  1. 磁気インピーダンス効果を利用した磁気インピーダンス素子に交流電流を印加して得られる出力から外部磁界を検出する磁界検出センサであって、
    当該磁気インピーダンス素子にバイアス磁界を印加するためのバイアスコイルを備え、
    前記磁気インピーダンス素子は、非磁性基板と、前記非磁性基板の表面に形成された磁性膜と、を有し、当該磁気インピーダンス素子の長手方向が磁界の検出方向とされ、前記磁性膜の磁化容易軸が前記磁界の検出方向と同方向となるように磁気異方性がつけられている
    ことを特徴とする磁界検出センサ。
  2. 前記磁気インピーダンス素子に交流電流を印加する発振回路と、
    前記磁気インピーダンス素子の出力を微分する微分回路と、
    前記微分回路から出力されるトリガ波形に基づいて、外部磁界を検出する演算部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の磁界検出センサ。
  3. 前記バイアスコイルは、磁気インピーダンス素子にバイアス磁界を印加すると共に、負帰還磁界を印加する単一の負帰還バイアスコイルにより構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の磁界検出センサ。
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