JP2001114387A - 記憶ディスク用支持部材及び記憶ディスク用容器 - Google Patents

記憶ディスク用支持部材及び記憶ディスク用容器

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JP2001114387A
JP2001114387A JP29555799A JP29555799A JP2001114387A JP 2001114387 A JP2001114387 A JP 2001114387A JP 29555799 A JP29555799 A JP 29555799A JP 29555799 A JP29555799 A JP 29555799A JP 2001114387 A JP2001114387 A JP 2001114387A
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Kazuo Usui
和夫 臼井
Shigeru Sekihara
茂 関原
Mitsuhiro Kikuchi
光宏 菊池
Takahide Abiko
孝秀 安彦
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SAKURAI KK
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SAKURAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶ディスクの支持の自動化が図れ、該記憶
ディスクの外周、面を損傷しないように、記憶ディスク
を上ケースと底ケースとからなる容器内に挿入保持する
記憶ディスク用支持部材を提供する。 【解決手段】 複数の記憶ディスク保持部材と、該記憶
ディスク保持部材を拡開して保持する複数の拡開保持部
材とからなる記憶ディスク用支持部材であって、前記記
憶ディスク保持部材の短手方向両端縁部と前記拡開保持
部材の一方の短手方向端縁部とには、記憶ディスク保持
用凸部が形成されるとともに、前記記憶ディスク保持部
材の短手方向両端縁部及び前記拡開保持部材の一方の短
手方向端縁部が互いに連なって屈曲自在なループ状に形
成され、前記記憶ディスク保持部材と前記拡開保持部材
とで記憶ディスクの中央孔を保持し、前記拡開保持部材
が前記記憶ディスク保持部材の内側に向けて折り込み可
能に構成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶ディスク用支
持部材及び容器に係り、特に、中央に孔が形成された記
憶ディスクを搬送に際しても確実に保管し得るようにし
た記憶ディスク用支持部材及び容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、記憶ディスクを保管及び搬送
する記憶ディスク用容器において、上ケースと底ケース
とから構成される容器内の記憶ディスクは、その外周部
で保持されるのが一般的である。前記記憶ディスク用容
器は、例えば、図12と図13に示したような上ケース
7と底ケース8とから構成された容器9であり、記憶デ
ィスク2は、底ケース8内に挿入された後、上ケース7
の閉塞により保持される。図12には前記記憶ディスク
用容器9の上ケース7と底ケース8とが分離している状
態が示されており、前記上ケース7は、L字状リム72
と、このリム72の内周に沿う凹部71と、このリム7
2の両側端に垂下する舌状片73、73とから形成され
る。そして、前記舌状片73は、その周囲が扁平な縁部
732と、その内部が内側に膨出した突出部731とか
らなり、このような舌状片73、73の夫々はその先端
に向かって互いに漸次狭小になるように形成されてい
る。他方の前記底ケース8は、その上方近傍の周囲にリ
ム82を備えるとともに、両側部84、84に舌状切り
欠き部83、83が形成され、かつ、多数の記憶ディス
ク2、2を挿入保持するための多数の溝81、81が内
面に形成されている。
【0003】図13は、前記図12に示した上ケース7
と底ケース8とで記憶ディスク2を保管した状態の容器
9が示され、底ケース8に所望数の記憶ディスク2を挿
入した後、底ケース8の舌状切り欠き部83に上ケース
7の舌状片73を嵌合したうえで各リム72、82同士
を結合させて底ケース8と上ケース7とを一体にする
と、記憶ディスク2は、その外周部が上ケース7の凹部
71の内面により押圧されて底ケース8の溝81内に保
持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造からなる記憶ディスク用容器においては、記憶ディ
スクは、その外周面が上ケースの内面と底ケース内の溝
とで押圧された上で保持されることから、搬送中の振動
・衝撃等によって記憶ディスクが擦れ、細かい塵埃が発
生して汚染されるので、記憶ディスクの外周面に損傷を
きたす問題点がある。さらに、前記上ケースと前記底ケ
ースとの一体を解くときに、該上ケースが記憶ディスク
の外周面と接触するという不具合もある。
【0005】ここで、本出願人は、前記問題点の解決を
図るべく研究し、記憶ディスク用容器及び該容器内に記
憶ディスクを支持する支持部材の発明を先の出願として
提案している。しかし、該記憶ディスク用容器及び記憶
ディスク用支持部材は、前記記憶ディスクの支持がロボ
ット等を用いて自動化し、作業の効率化を図る点につい
ては、格別な配慮がなされていないものであった。本発
明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、前記記憶ディスクの支持の自動化が
図られ、該記憶ディスクの外周面を損傷しないように、
記憶ディスクを上ケースと底ケースとからなる容器内に
挿入保持する記憶ディスク用支持部材を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る記憶ディスク用支持部材は、複数の記憶デ
ィスク保持部材と、該記憶ディスク保持部材を拡開保持
する複数の拡開保持部材とからなり、前記記憶ディスク
保持部材の短手方向両端縁部と前記拡開保持部材の一方
の短手方向端縁部とには、記憶ディスク保持用凸部が形
成されるとともに、前記記憶ディスク保持部材の短手方
向両端縁部及び前記拡開保持部材の一方の短手方向端縁
部が互いに連なって屈曲自在なループ状に形成され、前
記記憶ディスク保持部材と前記拡開保持部材とで記憶デ
ィスクの中央孔を保持し、前記拡開保持部材が前記記憶
ディスク保持部材の内側に向けて折り込み可能に構成さ
れていることを特徴としている。
【0007】前述の如く構成された本発明に係る記憶デ
ィスク用支持部材は、前記記憶ディスク保持部材と前記
拡開保持部材とが互いに連なって屈曲自在なループ状に
形成され、前記拡開保持部材が前記記憶ディスク保持部
材の間内に折り込み可能に構成されているので、ロボッ
ト等によって前記記憶ディスクの中央孔に前記記憶ディ
スク用支持部材を挿入及び支持させることができ、作業
の効率化を図ることができる。
【0008】また、本発明の記憶ディスク用支持部材の
好ましい態様としては、前記拡開保持部材は、略三角形
断面を有する幅狭な二枚の長尺状材であること、前記拡
開保持部材の他方の短手方向端縁部は、該拡開保持部材
の拡開時に面接触していること、又は前記記憶ディスク
保持部材は、台形断面を有する幅広な短尺状材であるこ
とを特徴としている。さらに、本発明の記憶ディスク用
支持部材に使用される記憶ディスク用容器は、上ケース
と底ケースとからなる容器であって、前記記憶ディスク
用支持部材を前記上ケースと前記底ケースとにより挟持
保持し、前記記憶ディスクの外周部が前記容器内におい
て自由状態を呈するように構成されていることを特徴と
している。
【0009】また、前述の如く構成された本発明に係る
記憶ディスク用支持部材及び容器は、前記記憶ディスク
を該ディスク自体が有する中央孔を介して支持するとも
に、前記記憶ディスク用支持部材の両端を上ケースと底
ケースとで保持されたものであるので、記憶ディスクの
外周部は自由状態を呈することとなり、記憶ディスクの
外周部における長尺な記憶部分が前記容器に接触するこ
とによる損傷がなく、殊に搬送用に有用である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の記憶デ
ィスク用支持部材及び記憶ディスク用容器の一実施形態
について説明する。図1は、該記憶ディスク用容器の第
一の実施形態を示しており、上ケース3と底ケース4と
が分離された状態の記憶ディスク用容器1の斜視図であ
る。透明なプラスチック製の上ケース3は、その上部に
は膨出状平面部31と、その下方部には長辺の両側中央
部の下方に突出する係止部33、33が備えられたL字
状リム32とが形成されており、他方の透明なプラスチ
ック製の底ケース4は、その下部には底上げ状平面部4
1と、その上方部には上面421の短辺の両側中央部に
嵌入凹部423、423が備えられたL字状リム42が
形成されている。そして、該底ケース4のL字状リム4
2の嵌入凹部423、423には、プラスチック製の支
持部材5が載置支持され、該支持部材5は、多数の記憶
ディスク2…の中央孔21…に挿入され、多数の保持用
凸部56…で記憶ディスク2…を保持している。
【0011】図2及び図3は、前記図1に示したプラス
チック製の記憶ディスク用支持部材5の詳細な構造を示
す斜視図であり、図2は、未使用時において前記支持部
材5が畳み込まれた状態を示し、また、図3は、前記支
持部材5が記憶ディスク2を軸支した使用時の状態を示
している。
【0012】前記図2により記憶ディスク用支持部材5
の詳細な構造を述べると、該記憶ディスク用支持部材5
は、幅広な三枚の短尺状の記憶ディスク保持部材51、
52、53と、幅狭な二枚の長尺状の拡開保持部材5
4、55とからなり、前記記憶ディスク保持部材51、
52、53は、外向きに短辺をなす台形断面を有し、該
台形断面の各頂点が長手方向に連なって記憶ディスク保
持用凸部56…を形成し、また、前記拡開保持部材5
4、55は、その二枚の長尺状材が左右に拡開すること
により該記憶ディスク保持部材51、52、53を拡開
させて支持するものであり、それぞれ直角不等辺三角形
断面を有し、該三角形断面における斜辺の両端の各頂点
が長手方向に連なって記憶ディスク保持用凸部56…を
形成している。
【0013】各記憶ディスク保持部材51、52、53
は、前記台形断面の長辺両端部である連結部57aにお
いて、互いに屈曲自在で連結され、また、各拡開保持部
材54、55は、前記直角不等辺三角形断面の斜辺と最
小辺との交差部である連結部57bにおいて、互いに屈
曲自在で連結されており、さらに、各記憶ディスク保持
部材及び各拡開保持部材51と55、53と54は、前
記記憶ディスク保持部材51、53の連結部57aとは
反対側の前記台形断面の長辺両端部、及び前記拡開保持
部材54、55の最鋭角部である連結部57cにおい
て、屈曲自在に連結されてループ状に形成されている。
このループ状の形成においては、記憶ディスク保持部材
51、52、53は、拡開保持部材54、55の両端が
突出部58、58となるように、該拡開保持部材54、
55の長手方向中央域に位置されている。なお、前記連
結部57a、57cは、前記記憶ディスク保持用凸部5
6でもある。
【0014】このような連結構造からなる支持部材5
は、幅狭な二枚の拡開保持部材54、55の連結部57
bが、前記幅広な三枚の記憶ディスク保持部材51、5
2、53のうち、記憶ディスク保持部材52に向けて折
り込み可能であり、この折り込んだ状態での支持部材5
の全幅は、記憶ディスク2の中央孔21の内径よりも小
さく形成されるものであり、記憶ディスク保持部材5
1、52、53と拡開保持部材54、55とが折り畳ま
れ、小嵩になって記憶ディスク2の中央孔21に容易に
挿入できるものである。なお、前記各材の連結には、例
えば、粘着テープや接着剤を採用してもよく、また、前
記の連結手段として、薄皮を残して切開したプラスチッ
ク材からなる板状材の前記薄皮を利用してもよい。
【0015】図3には、前記図2に示してある畳み込ま
れた支持部材5を記憶ディスク2に適用した状態が示さ
れている。この支持部材5は、記憶ディスク2が記憶デ
ィスク保持用凸部56に位置するように、折り込まれた
状態で記憶ディスク2の中央孔21に挿入される。次
に、前記折り込まれた拡開保持部材54、55を扁平状
にしてその前記最鋭角部を左右に拡開させると、各記憶
ディスク保持部材51、52、53のうち、記憶ディス
ク保持部材51、53の端部を左右に拡開し、拡開保持
部材54、55が断面正方形状の一辺をなす状態とする
と、前記保持用凸部56…が、該記憶ディスク2の外周
方向に移動して、中央孔21部分に食い込んで記憶ディ
スク2を確実に把持することとなる。
【0016】ここで、前記折り込まれた支持部材5を記
憶ディスク2に適用するには、拡開保持部材54、55
を拡開させる複数本の拡開アーム(図示省略)を用い
る。該拡開アームは、コンピュータ制御されるロボット
の一部であり、記憶ディスク保持部材51、52、53
と前記拡開保持部材54、55とが互いに連なるループ
内に挿入されて前記各拡開アーム同士が離れることによ
り、前記記憶ディスク保持部材51、53を左右に拡開
させるとともに、前記拡開保持部材54、55を押し下
げて、前記拡開保持部材54、55の各最鋭角部が左右
に拡開されることによって記憶ディスク2の中央孔21
を支持することができる。
【0017】図4は、図2及び図3に示した支持部材5
が適用されて、図1に示した容器1内に記憶ディスク2
…が保持された態様を示す斜視図である。支持部材5
は、上記のように、断面正方形の状態に拡開して記憶デ
ィスク2を確実に把持しておく。そして、この支持部材
5の両突出部58、58を底ケース4のL字状リム42
の上面部421に形成された嵌入凹部423、423に
嵌入し、記憶ディスク2…の外周部が底ケース4の内面
に当接しない状態で支持部材5を底ケース4に設置す
る。
【0018】次に、上ケース3により前記底ケース4を
閉塞すると、底ケース4のL字状リム42の垂下部42
2と、上ケース3のL字状リム32の垂下部322に備
えた係止部33、33とが嵌合・係止し、底ケース4に
おけるL字状リム42と上ケース3のL字状リム32と
が密着し、記憶ディスク2…の外周部が上ケース3の内
面に当接しない状態で密封される。この密封作用は、上
ケース3のL字状リム32の押圧面321の押圧によっ
て、支持部材5の両突出部58、58が、底ケース4の
L字状リム42の嵌入凹部423、423から脱しない
ようになり、該嵌入凹部423、423に支持部材5の
両突出部58、58が嵌入・設置される状態を維持して
いる。
【0019】図5は、前記図4に示した上及び底ケース
3、4からなる容器1のA−A断面であり、容器1の記
憶ディスク2の内装状態を表わした図である。前記上ケ
ース3のL字状リム32の垂下部322に備えた係止部
33、33には係止突部323が備えてあり、前記容器
1の上及び底のケース3、4は、底ケース4のL字状リ
ム42の垂下部422に前記係止部33、33が、その
係止突部323を介して嵌合・係止して密封状態に結合
されている。そして、前記上ケース3の上部には前記膨
出状平面部31が形成されるとともに、他方の前記底ケ
ース4の底部には前記底上げ状平面部41が形成されて
いるため、支持部材5により記憶ディスク2…の中央孔
21…を介して軸支された記憶ディスク2…の外周部
が、各ケース3、4の内面に当接しないようにされ、容
器1は積み上げ状態の維持に供される。
【0020】図6は、搬送、整理等に際して、容器1を
積み上げた場合の状態を示した側面図であり、記憶ディ
スク2…が支持・内装された容器1に他の容器1を積み
上げると、一方の容器1における上ケース3の膨出状平
面部31が他の容器1における底上げ状平面部41に嵌
合する。このような嵌合により、積み上げられた各容器
1、1は、殊に搬送の揺動や振動にも積み上げ状態が維
持され、かつ、容器1における記憶ディスク2…の良好
な内装状態が堅持されることから、この記憶ディスク2
…が損傷することはない。
【0021】次に、本発明の記憶ディスク用支持部材及
び記憶ディスク用容器の第二の実施形態について説明す
る。図7は、本実施形態の上ケース3と底ケース4とが
分離された状態の記憶ディスク用容器1の斜視図であ
り、前記図1〜図5に示した容器とほぼ同様の構造から
なる。透明なプラスチック製の上ケース3は、その上部
には膨出状平面部31と、その下方部には長辺の両側中
央部の下方に突出する係止部33、33が備えられたL
字状リム32とが形成されており、他方の透明なプラス
チック製の底ケース4は、その下部には底上げ状平面部
41と、その上方部には上面421の短辺の両側中央部
に嵌入凹部423、423が備えられたL字状リム42
が形成されている。そして、前記底ケース4のL字状リ
ム42の嵌入凹部423、423には、プラスチック製
の記憶ディスク用支持部材6が載置支持され、該記憶デ
ィスク用支持部材6は、多数の記憶ディスク2…の中央
孔21…に挿入し、各記憶ディスク用保持部66…に記
憶ディスク2…を保持している。ただ、当該実施形態で
は、前記図1〜図5に示した容器の上ケース3の短辺の
両側部に二つの押圧凹部34、34を備えた点、及び記
憶ディスク用支持部材6が同一長さの二枚の記憶ディス
ク保持部材61、62と、該記憶ディスク用保持部材6
1、62と同一長さの二枚の拡開保持部材63,64で
形成されている点を特徴としている。
【0022】図8及び図9は、前記図7に示したプラス
チック製の記憶ディスク用支持部材6の詳細な構造を表
わす斜視図であり、図8は記憶ディスク2への挿入時に
おける前記支持部材6の圧縮状態を示し、また、図9は
前記支持部材6が記憶ディスク2を軸支した使用時の状
態を示している。前記図8により記憶ディスク用支持部
材6の詳細な構造を述べると、該記憶ディスク用支持部
材6は、幅広な二枚の長尺状の記憶ディスク保持部材6
1、62と、幅狭な二枚の長尺状の拡開保持部材63、
64とからなり、前記記憶ディスク保持部材61、62
は、略J字状断面を有し、該略J字状断面の湾曲部が外
向きに突出するとともに、該略J字状断面の両端点が長
手方向に連なって記憶ディスク保持用凸部66…を形成
している。
【0023】前記拡開保持部材63、64は、その二枚
の長尺状材が左右に拡開することにより該記憶ディスク
保持部材61、62を左右に拡開させて支持するもので
あり、その拡開状態において外向きに短辺をなす略台形
断面を有し、該略台形断面の各頂点が長手方向に連なっ
て記憶ディスク保持用凸部66…を形成している。ま
た、前記拡開保持部材63、64である二枚の長尺状材
は、その折り込んだ状態において、上記の略台形断面を
二等分した断面を有し、前記記憶ディスク保持用凸部6
6…を有しない短手方向端縁部が、略S字状をなして噛
合可能に構成されており、該略S字状部63a、64a
の凹凸が互いに係合して連結の強化を図っている。
【0024】各記憶ディスク保持部材61、62は、前
記略J字状断面の両端部である連結部67aにおいて、
互いに屈曲自在で連結され、また、各拡開保持部材6
3、64は、前記噛合可能に構成された略S字状部63
a、64aの一側部である連結部67bにおいて、互い
に屈曲自在で連結されており、さらに、各記憶ディスク
保持部材及び各拡開保持部材61と64、62と63
は、前記記憶ディスク保持部材61、62の連結部67
aとは反対側の前記略J字状断面の両端部、及び前記拡
開保持部材63、64の前記略S字状の一側部とは反対
側の連結部67cにおいて、屈曲自在に連結されてルー
プ状に形成されている。なお、前記連結部67a、67
cは、前記記憶ディスク保持用凸部66、66でもあ
り、また、該連結部67a、67cの長手方向両側には
溝65…が設けられ、前記連結部67a、67cの周辺
が記憶ディスク2の中央孔21に接触しないようにされ
ている。このような連結構造からなる記憶ディスク用支
持部材6は、拡開保持部材63、64が記憶ディスク保
持部材61、62の内側に向けて折り込み可能であり、
小嵩になって記憶ディスク2の中央孔21に容易に挿入
できるものであることは前記図1〜図5と同様である。
【0025】図9には、前記図8に示してある折り込ま
れた支持部材6を記憶ディスク2に適用した状態が示し
てある。この支持部材6は、記憶ディスク2が記憶ディ
スク保持用凸部66…に位置するように記憶ディスク2
の中央孔21に折り込まれた状態で挿入される。次に、
前記折り込まれた拡開保持部材63、64を扁平状にし
てその前記連結部67c、67cを左右に拡開させる
と、各記憶ディスク保持部材61、62の端部を左右に
拡開して、拡開保持部材63、64は、前記連結部67
bを介して前記各略S字状部63a、64aが相互に噛
合される。そして、拡開保持部材63、64が断面略三
角形状の一辺をなすと、前記保持用凸部66…が、該記
憶ディスク2の外周方向に移動して、中央孔21部分に
食い込んで記憶ディスク2を確実に把持することとな
る。
【0026】ここで、前記折り込まれた支持部材6を記
憶ディスク2に適用するには、拡開保持部材63、64
を拡開させる複数本の挟持アーム(図示省略)と拡開ア
ーム(図示省略)とを用いる。該挟持及び拡開アーム
は、コンピュータ制御されるロボットの一部であり、前
記挟持アームは、記憶ディスク保持部材61、62の長
手方向両端側に設けられたアーム挟持孔61a(61
b)、62a(62b)に嵌合する突起を備え、該突起
とアーム挟持孔61a(61b)、62a(62b)と
が嵌合されて記憶ディスク保持部材61、62の両側を
挟持して記憶ディスク2の中央孔21に挿入された後
に、該突起とアーム挟持孔61a(61b)、62a
(62b)との嵌合が解かれて後退し、次いで、前記拡
開アームが、記憶ディスク保持部材61、62と前記拡
開保持部材63、64とが互いに連なるループ内に挿入
されて前記各拡開アーム同士が離れることにより、前記
記憶ディスク保持部材61、62を左右に拡開させると
ともに、前記拡開保持部材63、64を押し下げて、前
記拡開保持部材63、64の前記各連結部67c、67
cが左右に拡開されることによって記憶ディスク2の中
央孔21を支持することができる。
【0027】図10は、図8及び図9に示した支持部材
6が適用されて、図7に示した容器1内に記憶ディスク
2…が保持された態様を示す斜視図である。前記図10
では、上記のように、支持部材6を記憶ディスク2の中
央孔21にて拡開して該記憶ディスク2を自動的に把持
しておき、この支持部材6の拡開保持部材63、64を
底ケース4のL字状リム42の平面部421に形成され
た嵌入凹部423、423に嵌入し、記憶ディスク2…
の外周部が底ケース4の内面に当接しない状態で支持部
材6を底ケース4に設置する。
【0028】次に、上ケース3により前記底ケース4を
閉塞すると、底ケース4のL字状リム42の垂下部42
2と上ケース3のL字状リム32の垂下部322に備え
た係止部33、33とが嵌合・係止し、底ケース4のL
字状リム42と上ケース3のL字状リム32とが密着す
るとともに、上ケース3の側部に形成された二つの押圧
凹部34、34の内側押圧面341、341が、前記記
憶ディスク保持部材61、62の前記連結部67aを押
圧し、記憶ディスク2…の外周部が上ケース3の内面に
当接しない状態で密封される。この密封作用は、上ケー
ス3の押圧凹部34、34の内側押圧面341、341
の押圧によって、拡開保持部材63、64が底ケース4
のL字状リム42の嵌入凹部423、423から脱しな
いようになり、該嵌入凹部423、423に支持部材6
の拡開保持部材63、64が嵌入・設置される状態を維
持できる。
【0029】図11は、前記図10に示した上及び底ケ
ース3、4からなる容器1のB−B断面であり、容器1
の記憶ディスク2…の内装状態を表わした図である。前
記上ケース3のL字状リム32の垂下部322に備えた
係止部33、33には係止突部323が備えてあり、前
記容器1の上及び底のケース3、4は、底ケース4のL
字状リム42の垂下部422に前記係止部33、33が
その係止突部323を介して嵌合・係止して密封状態に
結合されている。そして、前記上ケース3の上部には前
記膨出状平面部31が形成されるとともに、他方の前記
底ケース4の底部には前記底上げ状平面部41が形成さ
れているため、支持部材6により軸支された記憶ディス
ク2…の外周部が、各ケース3、4の内面に当接しない
ようにされ、容器1は積み上げ状態の維持に供される。
【0030】そして、図示はしないが、搬送、整理等に
際して、容器1を積み上げた場合には、一方の容器1に
おける上ケース3の膨出状平面部31が他の容器1にお
ける底上げ状平面部41に嵌合して、殊に搬送の揺動や
振動にも積み上げ状態が維持され、かつ、容器1におけ
る記憶ディスク2…の良好な内装状態が堅持されること
から、この記憶ディスク2…が損傷しないという点も前
記図1〜図5に示した容器の場合と同様である。
【0031】以上のように、本発明の前記各実施形態
は、上記の構成としたことによって次の機能を奏するも
のである。 前記第一の実施形態の記憶ディスク用支持
部材5は、幅広な三枚の短尺状の記憶ディスク保持部材
51、52、53と、幅狭な二枚の長尺状の拡開保持部
材54、55とからなり、前記記憶ディスク保持部材5
1、52、53は、外向きに短辺をなす台形断面を有
し、該台形断面の各頂点が長手方向に連なって記憶ディ
スク保持用凸部56…を形成し、前記拡開保持部材5
4、55は、その二枚の長尺状材が拡開することにより
該記憶ディスク保持部材51、52、53を拡開させて
支持するものであり、直角不等辺三角形断面を有し、該
三角形断面における斜辺の両端の各頂点が長手方向に連
なって記憶ディスク保持用凸部56…を形成しているの
で、前記記憶ディスク2自体が有する中央孔21を計1
1箇所の記憶ディスク保持用凸部56…で支持すること
ができ、その支持の安定化を図ることができる。
【0032】また、前記記憶ディスク用支持部材5は、
連結部57a、57b、57cにおいて、互いに屈曲自
在でループ状に連結され、記憶ディスク保持部材51、
52、53と拡開保持部材54、55とが折り畳み可能
であり、記憶ディスク2の中央孔21に容易に挿入でき
るとともに、前記ロボットの拡開アームを挿入・拡開さ
せることによって、記憶ディスク2の中央孔21を介し
て記憶ディスク2を支持することができるので、作業の
効率化を図ることができる。さらに、前記記憶ディスク
用支持部材5の両端を上ケース3と底ケース4とで保持
固定する記憶ディスク用容器1は、記憶ディスク2の外
周部が自由状態を呈するように収納するので、記憶ディ
スク2の外周部における長尺な記憶部分が前記容器1に
接触することをなくすことができる。
【0033】また、前記第二の実施形態の記憶ディスク
用支持部材6は、幅広な二枚の長尺状の記憶ディスク保
持部材61、62と、該記憶ディスク保持部材61、6
2と同一長さの幅狭な二枚の拡開保持部材63、64と
からなり、前記記憶ディスク保持部材61、62は、略
J字状断面61c、62cを有し、該略J字状断面61
c、62cの湾曲部が外向きに突出するとともに、該略
J字状断面61c、62cの両端点が長手方向に連なっ
て記憶ディスク保持用凸部66…を形成し、連結部67
a、67b、67cにおいて、互いに屈曲自在にループ
状に連結されて折り畳み可能に構成され、さらに、前記
記憶ディスク保持部材61、62のアーム挟持孔61a
(61b)、62a(62b)等を介して前記ロボット
の挟持アームを挟持・挿入及び拡開アームを挿入・拡開
させることによって、記憶ディスク2の中央孔21を介
して記憶ディスク2を支持することができるので、作業
の自動化による効率化を図ることができる。
【0034】以上、本発明の二つの実施形態について詳
述したが、本発明は前記実施形態に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱
することなく設計において種々の変更ができるものであ
る。例えば、前記各実施形態は、台形断面を有する幅広
な三枚の短尺状の記憶ディスク保持部材51、52、5
3及び略三角形断面を有する幅狭な二枚の長尺状の拡開
保持部材54、55からなる記憶ディスク用支持部材5
と、略J字状断面を有する幅広な二枚の長尺状の記憶デ
ィスク保持部材61、62及び拡開して台形断面を有す
る幅狭な二枚の長尺状の拡開保持部材63、64からな
る記憶ディスク用支持部材6とについて説明している
が、前記台形断面を有する幅広な三枚の短尺状の記憶デ
ィスク保持部材及び前記拡開して台形断面を有する幅狭
な二枚の長尺状の拡開保持部材からなる記憶ディスク用
支持部材、若しくは前記略J字状断面を有する幅広な二
枚の長尺状の記憶ディスク保持部材及び前記略三角形断
面を有する幅狭な二枚の長尺状の拡開保持部材からなる
記憶ディスク用支持部材であってもよく、この場合にも
ロボット等を用いることにより作業の効率化を図ること
ができるものである。
【0035】また、前記上ケース3のL字状リム32に
備えた係止部33、33によって上ケース3と底ケース
4とを係合する構成としたが、上ケース3と底ケース4
とをヒンジ機構で連結したものとしてもよい。さらに、
前記各実施形態は、前記上ケース3、前記底ケース4又
は前記支持部材5、6等を透明なプラスチック材で形成
する構成としたが、該支持部材は他の材料を用いること
もできる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の記憶ディスク用支持部材は、折り畳み可能な構造を
なすとともに、記憶ディスクがその既設の中央孔のみを
介して確実に保持され、搬送等に際しても記憶量の大な
る記憶ディスクの外周部の損傷が防止されるものであ
る。また、本発明の記憶ディスク用支持部材及び容器
は、前記支持部材の両端をその容器の外周面に位置決め
する凹凸を備えた構造の容器としたことから、その取り
扱いの利便性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の記憶ディスク用支持
部材及び上ケースと底ケースとが分離された状態である
記憶ディスク用容器の斜視図。
【図2】図1の支持部材が折り込まれた状態を示す斜視
図。
【図3】図1の支持部材が記憶ディスクを軸支した状態
を示す斜視図。
【図4】図2及び図3の支持部材が適用されて図1の容
器内に記憶ディスクが保持された状態を示す斜視図。
【図5】図4の上及び底ケースからなる容器のA−A断
面図。
【図6】図5の容器を積み上げた場合の状態を示した側
面図。
【図7】本発明の第二の実施形態の記憶ディスク用支持
部材及び上ケースと底ケースとが分離された状態である
記憶ディスク用容器の斜視図。
【図8】図7の支持部材が折り込まれた状態を示す斜視
図。
【図9】図7の支持部材が記憶ディスクを軸支した状態
を示す斜視図。
【図10】図8及び図9の支持部材が適用されて図7の
容器内に記憶ディスクが保持された状態を示す斜視図。
【図11】図10の上及び底ケースからなる容器のB−
B断面図。
【図12】従来の記憶ディスク用容器の上ケースと底ケ
ースとが分離している状態を示す斜視図。
【図13】図12の上ケースと底ケースとで記憶ディス
クを保管した状態の容器を示す斜視図。
【符号の説明】
1 記憶ディスク用容器 2 記憶ディスク 3 上ケース 4 底ケース 5 記憶ディスク用支持部材 6 記憶ディスク用支持部材 21 記憶ディスク中央孔 51 記憶ディスク保持部材 52 記憶ディスク保持部材 53 記憶ディスク保持部材 54 拡開保持部材 55 拡開保持部材 56 記憶ディスク保持用凸部 61 記憶ディスク保持部材 62 記憶ディスク保持部材 63 拡開保持部材 64 拡開保持部材 66 記憶ディスク保持用凸部
フロントページの続き (72)発明者 安彦 孝秀 埼玉県上尾市大字原市3606−6 Fターム(参考) 3E036 AA04 CA04 FA01 FB01 3E096 AA06 BA08 BB02 BB04 CA02 CB03 DA25 DB04 DC02 EA02Y EA04X FA09 FA10 GA13 5F031 CA01 DA08 EA19 FA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶ディスク保持部材と、該記憶
    ディスク保持部材を拡開保持する複数の拡開保持部材と
    からなる記憶ディスク用支持部材において、 前記記憶ディスク保持部材の短手方向両端縁部と前記拡
    開保持部材の一方の短手方向端縁部とには、記憶ディス
    ク保持用凸部が形成されるとともに、前記記憶ディスク
    保持部材の短手方向両端縁部及び前記拡開保持部材の一
    方の短手方向端縁部が互いに連なって屈曲自在なループ
    状に形成され、前記記憶ディスク保持部材と前記拡開保
    持部材とで記憶ディスクの中央孔を保持し、前記拡開保
    持部材が前記記憶ディスク保持部材の内側に向けて折り
    込み可能に構成されていることを特徴とする記憶ディス
    ク用支持部材。
  2. 【請求項2】 前記拡開保持部材は、略三角形断面を有
    する幅狭な二枚の長尺状材であることを特徴とする請求
    項1記載の記憶ディスク用支持部材。
  3. 【請求項3】 前記拡開保持部材の他方の短手方向端縁
    部は、該拡開保持部材の拡開時に面接触していることを
    特徴とする請求項1又は2記載の記憶ディスク用支持部
    材。
  4. 【請求項4】 前記記憶ディスク保持部材は、台形断面
    を有する幅広な短尺状材であることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか一項に記載の記憶ディスク用支持部
    材。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    記憶ディスク用支持部材を保持固定する上ケースと底ケ
    ースとからなる容器であって、 前記記憶ディスク用支持部材を前記上ケースと前記底ケ
    ースとにより挟持保持し、前記記憶ディスクの外周部が
    前記容器内において自由状態を呈するように構成されて
    いることを特徴とする記憶ディスク用容器。
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