JPH0311175Y2 - - Google Patents

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JPH0311175Y2
JPH0311175Y2 JP11839983U JP11839983U JPH0311175Y2 JP H0311175 Y2 JPH0311175 Y2 JP H0311175Y2 JP 11839983 U JP11839983 U JP 11839983U JP 11839983 U JP11839983 U JP 11839983U JP H0311175 Y2 JPH0311175 Y2 JP H0311175Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はたとえば食品包装用あるいは工業用と
して用いられるロール状フイルム等の有芯巻物を
箱形ケース内に収納梱包する際に使用されるスペ
ーサに関する。
〔考案の技術的背景およびその問題点〕
一般にこの種の有芯巻物を梱包する場合、ロー
ル状に巻回されているフイルム等に外力が加わら
ないように、芯部のみをスペーサにより支持した
状態でダンボール箱等のケース内に収納梱包する
ことを要求される場合がある。
第1図a,bおよび第2図a,bはその梱包例
を示す図である。第1図a,bは、たとえば塩化
ビニール等のロール状フイルム1を示しており、
その中心には硬質の紙筒等の芯部2が挿入されて
いる。上記ロール状フイルム1は幅約1m、重さ
30〜40Kgに達するものもあり、自重および外力が
フイルム外周面に加わると、フイルム相互間が粘
着するおそれがある。したがつて、上記ロール状
フイルム1をダンボール箱等のケースに収納する
場合には、第2図a,bに示す如く、芯部2の両
端を支持スペーサ3A,3Bにより支持し、フイ
ルム1の外周面がケース4の側壁に接触しないよ
うに収納し梱包する必要がある。
上記スペーサ3A,3Bとしては従来、第3図
に示す如きものが使用されていた。すなわち、こ
のスペーサ3A,3Bは4辺形状の強度の大きな
硬質な板材5の両側面に、緩衝部材として同一形
状のダンボール部材6,7を貼着し、その中心部
に芯部保持用の円孔8を穿設したものである。上
記板材5としては例えば厚みが9mm程度の木材等
が用いられる。
上記構成の従来のスペーサ3A,3Bには次の
ような問題があつた。すなわち、ケース4内にロ
ール状フイルム1を収納する際、ロール状フイル
ム1の芯部2に対しスペーサ3A,3Bを各円孔
8を予め嵌合し、しかるのちロール状フイルム1
全体を抱えてケース4の上端開口部からケース4
内に挿入する必要がある。この場合、ケース4の
開口部に対しスペーサ3A,3Bの角度を合致さ
せて収納する必要がある上、ロール状フイルム1
自体を支えて収納しなければならないため、収納
作業が煩雑でかつ困難である。またケース4から
ロール状フイルム1を取出す場合の作業も同様に
困難である。
一方、スペーサ3A,3Bは硬質の板材5の両
側面にダンボール部材6,7を貼着する作業が必
要である上、これら三者の中心部に円孔8を穿設
するための加工を施す必要があるため、コスト高
なものとならざるを得ないという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的はロール状フイルム等の有芯巻物
を梱包用ケース内に容易かつ適確に収納保持する
ことができ、また取出し作業も容易となり、加え
て製作容易で低コストで製作可能な有芯巻物梱包
用スペーサを提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案は上記目的を達成するために次の如く構
成したことを特徴としている。すなわち、発泡ポ
リエチタンあるいは発泡ポリスチレン等の発泡部
材からなる矩形板状の緩衝部材の一側中央部位
に、有芯巻物の芯部の1/2周面に係合する半円状
の切欠部を設ける。また、上記緩衝部材の他側全
域に亘り底部が少なくとも前記半円状の切欠部の
円弧の中心部に達する切込溝を設ける。そして上
記緩衝部材の切込溝に対して硬質プラスチツクあ
るいは木材等からなる板状芯部材を挿着する。か
くしてスペーサをケース内に予め設置したのち、
有芯巻物をその芯部を持つて上記芯部の下半周面
がスペーサの切欠部に係合する如くケース内に収
納保持し得ると共に、スペーサの板状芯部材には
円形加工を施さずにすむようにしたことを特徴と
している。
〔考案の実施例〕
第4図は本考案の一実施例の構成を示す斜視図
である。第4図において10および20は上部ス
ペーサおよび下部スペーサであり、これらはそれ
ぞれ緩衝部材11と板状芯部材12および緩衝部
材21と板状芯部材22とで構成されている。
緩衝部材11,21はたとえば発泡倍率15倍の
発砲ポリエチレンあるいは発砲ポリスチレン等に
て成型されたものであり、それぞれの一側中央部
位には有芯巻物たとえばロール状フイルム(不図
示)の芯部の1/2周面に係合する半円状の切欠部
11a,21aが設けられている。また上記緩衝
部材11,21の他側全域に亘り矩形板状の切込
溝11b,21bが設けられている。これらの切
込溝11b,21bはその底部が前記半円状の切
欠部11a,21aの円弧の中心部に達する深さ
となつている。
板状芯部材12,22は例えば木材(合板)或
いは硬質のプラスチツクや紙等にて形成されたも
のであり、前記切込溝11b,21b内に挾み込
まれている。
なお、緩衝部材11,21の一側面には必要に
応じて両面接着テープ13,23を貼付してお
く。
次にこのように構成された本実施例の使用法お
よび作用効果を説明する。第5図に二点鎖線で示
すように、ロール状フイルム1をケース4内に収
納する場合には、先づ下部スペーサ20を切欠部
21aを上向きにしてケース4内の両端下部に対
向して設置する(第5図では一方のみを示してい
る)。この場合、スペーサ20が安定に設置され
ないときは両面接着テープ23によりケース4の
内側面に接着すればよい。このようにスペーサ2
0を設置したのち、ロール状フイルム1をその芯
部2を持つてケース4内に収納し、上記芯部2を
スペーサ20の切欠部21aに係合させる。こう
することにより芯部2の下端はスペーサ20の板
状芯部材22により直接的に支えられるため、重
量によりスペーサ20がつぶれることはない。か
くしてロール状フイルム1の周面はケース4の内
側面とは非接触状態で安定に保持される。次に第
5図には図示してないが、上部スペーサ10をそ
の半円状切欠部11aを下方に向けて、ケース4
とロール状フイルム1の端面との間隙に挿入す
る。こうすることにより、上記スペーサ10の切
欠部11aがロール状フイルム1の芯部2の上半
周面に係合した状態となる。このような状態とし
たのち、ケース4の蓋を閉じ梱包を完了する。か
くして、ケース4の上下を逆転しても、ロール状
フイルム1はスペーサ10によつてスペーサ20
と同様に支持されることになるので安定に保持さ
れる。
ロール状フイルム1をケース4から取出す場合
には、収納時とは逆の手順にて容易に取出せる。
なお、下部スペーサ20はケース4内にそのまま
設置した状態にしておくことにより、再びロール
状フイルム1を収納する際に利用できる。
このように本実施例においては、半円状の切欠
部を有するスペーサを予めケース底部に設置して
おき、しかるのちロール状フイルム1を収納する
ことができるので、ロール状フイルム1をケース
4内に収納する際および取出す際にその芯部2を
持つて挿脱作業を行なえる。したがつて作業性が
大幅に向上すると共にフイルム1に外力を加えず
にすむ。またフイルム1の端面は緩衝部材11,
21に接するので端面が損傷するおそれもない。
またスペーサ10,20は緩衝部材11,21の
成型加工と、板状芯部材12,22の切断加工の
みでよく、硬質な板状芯部材12,22に円形加
工を施す必要がないので、製作は容易である。し
かも緩衝部材11,21に対し板状芯部材12,
22を単に挾み込むだけで両者は一体化されるの
で、接着作業等を全く必要とせず、組立ても簡単
である。かくして安価に製作できる。
なお本考案は上述した一実施例に限定されるも
のではない。たとえば前記実施例では板状芯部材
として矩形状のものを示したが、コ字形をなす芯
部材を用いてもよい。この場合、コ字形をなす三
つの内側縁が半円状の切欠部の円弧面に三箇所で
それぞれ面一状態を呈する如く寸法を定めること
により、ケース4を横転させた場合においてもロ
ール状フイルム1の重量を板状芯部材で受けるよ
うにすることができる。また、前記実施例では上
部スペーサ10と下部スペーサ20とを組合わせ
て用いる場合を示したが、下部スペーサ20のみ
を使用するようにしてもよいのは勿論である。こ
のほか本考案の要旨を変えない範囲で種々変形し
て実施可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、発泡部材からなる矩形板状の
緩衝部材の一側中央部位に有芯巻物の芯部の1/2
周面に係合する半円状の切欠部を設け、他側全域
に亘り底部が少なくとも半円状の切欠部の円弧の
中心部に達する切込溝を設け、この切込溝の中に
硬質の板状芯部材を挿着するようにしたので、ス
ペーサを予めケース内に設置しておき、しかるの
ちロール状フイルム等の有芯巻物を芯部を持つて
収納可能であり、梱包用ケース内に容易かつ適確
に収納保持することができると共に、取出し作業
も容易となる。また、スペーサの芯部材としては
その側縁が緩衝部材の半円状切欠部の円弧面と面
一状態を呈する如く形成すればよく円形加工を施
さずにすむので、製作が容易で安価に製作可能で
ある。このように本考案によれば簡単な構成であ
り乍ら実用上すぐれた効果を奏する有芯巻物梱包
用スペーサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは有芯ロール状フイルムを示す側
面図と正面図、第2図a,bはケース内に有芯ロ
ール状フイルムを収納し梱包した状態を示す側面
図と正面図、第3図は従来のスペーサの構造を示
す斜視図、第4図は本考案の一実施例の構成を示
す斜視図、第5図は同実施例の使用法を示す要部
切欠斜視図である。 1……ロール状フイルム、2……芯部、3A,
3B……スペーサ、4……ケース、5……芯部
材、6,7……緩衝部材、8……円孔、10,2
0……上下部スペーサ、11,21……緩衝部
材、12,22……矩形板状芯部材、11a,1
2a……半円状の切欠部、11b,21b……切
込溝、13,23……両面接着テープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 有芯巻物梱包用ケース内に対向して配置され、
    その一部で有芯巻物の芯部を支持することによ
    り、前記有芯巻物を前記ケース内に浮かせた状態
    で保持するスペーサにおいて、 一側中央部位に前記有芯巻物の芯部の1/2周面
    に係合する半円状の切欠部を設け、他側全域に亘
    り底部が少なくとも前記半円状の切欠部の円弧の
    中心部に達する切込溝を設けた発泡部材からなる
    矩形板状の緩衝部材と、 この緩衝部材の前記切込溝に挿着される硬質の
    板状芯部材とを具備し、 前記半円状の切欠部にて前記有芯巻物の芯部の
    1/2周面を支えるようにしたことを特徴とする有
    芯巻物梱包用スペーサ。
JP11839983U 1983-07-29 1983-07-29 有芯巻物梱包用スペ−サ Granted JPS6027082U (ja)

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JP11839983U JPS6027082U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 有芯巻物梱包用スペ−サ

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JP11839983U JPS6027082U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 有芯巻物梱包用スペ−サ

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JPS6027082U JPS6027082U (ja) 1985-02-23
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JPS60179686U (ja) * 1984-05-11 1985-11-29 東海金属株式会社 巻き取りロール体の包装容器用軸受け板
JP4789697B2 (ja) * 2006-05-22 2011-10-12 村角株式会社 ロール製品用プロテクタ
JP5461895B2 (ja) * 2009-06-15 2014-04-02 三菱レイヨン株式会社 多孔質炭素シート巻体の横置型梱包物及びその梱包方法

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JPS6027082U (ja) 1985-02-23

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