JP2577244Y2 - テープ収納用コンテナ - Google Patents
テープ収納用コンテナInfo
- Publication number
- JP2577244Y2 JP2577244Y2 JP1992020393U JP2039392U JP2577244Y2 JP 2577244 Y2 JP2577244 Y2 JP 2577244Y2 JP 1992020393 U JP1992020393 U JP 1992020393U JP 2039392 U JP2039392 U JP 2039392U JP 2577244 Y2 JP2577244 Y2 JP 2577244Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pancake
- disk
- arm
- wall
- holding
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- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂製等の巻取軸
(ハブ)に円盤状に巻取られたテープの輸送,保管に好
適なテープ収納用コンテナに関するものである。
(ハブ)に円盤状に巻取られたテープの輸送,保管に好
適なテープ収納用コンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープのメーカーからの出荷形態は例え
ば3.8mm幅テープの場合、合成樹脂製の中空巻取軸
(ハブ)に巻取られ、約40cm程度の直径の円盤体
(パンケーキと俗称される。以下、この俗称に従う)と
して出荷され、カセット用等に加工される。このパンケ
ーキの輸送,保管方法としては、コンテナに設けた片持
ち式の懸架用アームにパンケーキの中空ハブを挿通懸架
し、所要数挿通後端末パンケーキに接して下端部を切り
欠いたゴム製リングをゴム弾性によりアームに嵌着させ
パンケーキの固定を図っている。しかしながら、このパ
ンケーキの固定方法はゴムリングとアームとの接触面に
おける締付力に頼るため、輸送時の車の急停止等の振動
によりずれる恐れがあり、その際パンケーキのテープが
ほつれてバラバラになる要因となっていた。
ば3.8mm幅テープの場合、合成樹脂製の中空巻取軸
(ハブ)に巻取られ、約40cm程度の直径の円盤体
(パンケーキと俗称される。以下、この俗称に従う)と
して出荷され、カセット用等に加工される。このパンケ
ーキの輸送,保管方法としては、コンテナに設けた片持
ち式の懸架用アームにパンケーキの中空ハブを挿通懸架
し、所要数挿通後端末パンケーキに接して下端部を切り
欠いたゴム製リングをゴム弾性によりアームに嵌着させ
パンケーキの固定を図っている。しかしながら、このパ
ンケーキの固定方法はゴムリングとアームとの接触面に
おける締付力に頼るため、輸送時の車の急停止等の振動
によりずれる恐れがあり、その際パンケーキのテープが
ほつれてバラバラになる要因となっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】考案者等は、上記状況
に鑑み、パンケーキの格納,取出しが容易で、確実にパ
ンケーキを固定する構造として、パンケーキ基部のハブ
及び卷かれたテープ部分を側面から押圧固定する方法を
案出し、本考案を完成した。
に鑑み、パンケーキの格納,取出しが容易で、確実にパ
ンケーキを固定する構造として、パンケーキ基部のハブ
及び卷かれたテープ部分を側面から押圧固定する方法を
案出し、本考案を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、筐体
(1)内の一の壁から他の壁に向け横設される円弧形側
壁を有する複数の樋状懸架アーム(2),前記アーム外
壁に嵌合する押え円板(3)及び押え円板固定具(4)
よりなり、該押え円板固定具が懸架アームの前端部底面
に取外し自在に嵌着する支持部材(5),該支持部材の
シャフトに装着された圧縮コイルバネ(6),該コイル
バネに当接し、前記懸架アームに挿通する押圧円盤
(7)及び前記支持部材のシャフト端と結合し前記押圧
円盤と衝当するカム部を設けた回動把手(8)からなる
ことを特徴とするテープ収納用コンテナが提供される。
(1)内の一の壁から他の壁に向け横設される円弧形側
壁を有する複数の樋状懸架アーム(2),前記アーム外
壁に嵌合する押え円板(3)及び押え円板固定具(4)
よりなり、該押え円板固定具が懸架アームの前端部底面
に取外し自在に嵌着する支持部材(5),該支持部材の
シャフトに装着された圧縮コイルバネ(6),該コイル
バネに当接し、前記懸架アームに挿通する押圧円盤
(7)及び前記支持部材のシャフト端と結合し前記押圧
円盤と衝当するカム部を設けた回動把手(8)からなる
ことを特徴とするテープ収納用コンテナが提供される。
【0005】本考案を図面に基づいて説明する。図1は
コンテナの側面からみた縦断面図で、コンテナは前面に
開閉扉を設け、底面4隅にキャスターを設けた箱体で、
筐体(1)の内奥壁から前面の壁に向け横設された懸架
アーム(2)に、パンケーキ(11)が数10個緩衝材
を挟んで懸架され、アーム端末部で、押え円板(3)及
び円板固定具(4)により固定されている。
コンテナの側面からみた縦断面図で、コンテナは前面に
開閉扉を設け、底面4隅にキャスターを設けた箱体で、
筐体(1)の内奥壁から前面の壁に向け横設された懸架
アーム(2)に、パンケーキ(11)が数10個緩衝材
を挟んで懸架され、アーム端末部で、押え円板(3)及
び円板固定具(4)により固定されている。
【0006】図2は懸架アーム(2),押え円板(3)
及び円板固定具(4)の斜視図で、図3は押え円板,円
板固定具の取り付け後の状態を示す縦断面図である。懸
架アーム(2)は円弧形側壁を有し上面が開かれた樋状
で、底面端部に支持部材の取付孔(12)が穿設されて
いる。押え円板(3)はパンケーキのテープ部分に当接
する緩衝材(13)を設けたテープ円板(14)及びパ
ンケーキのハブに当接するハブ押圧板(15)から形成
されている。円板固定具(4)の支持部材(5)には前
記取付孔(12)に差込,取外し自在とした差込足(1
6)が設けられ、懸架アームに取り付けられる。支持部
材のシャフト(17)に圧縮コイルバネ(6)が装着さ
れ、前記押え円板(3)が圧縮コイルバネを内にして挿
通され前記懸架アームに懸架する。押圧円盤(7)は両
側に円弧と弦で形成された透孔を設けた円盤で、この透
孔がアームに挿通するとともに円板の中心孔が支持部材
のシャフトを挿通し、且つ円板が圧縮コイルバネの端部
に衝当する。押圧円盤が押え円板(3)に接する環状部
には円環形のパッキン(18)が付されている。シャフ
ト(17)の端末部に回動把手(8)が固設され、回動
把手(8)の前半部はカム部(19)となっており、取
手(20)が水平位置から垂直位置に押し下げられたと
き、カム部の取手と平行な前縁がカム作用により押圧円
盤を前進させ押圧するようになっており、カム部の取手
と平行な前縁部と取手面との挟角は直角よりやや小に形
成され、振動等によっても取手を押し下げた状態から反
対向きに回動し難いようになっている。
及び円板固定具(4)の斜視図で、図3は押え円板,円
板固定具の取り付け後の状態を示す縦断面図である。懸
架アーム(2)は円弧形側壁を有し上面が開かれた樋状
で、底面端部に支持部材の取付孔(12)が穿設されて
いる。押え円板(3)はパンケーキのテープ部分に当接
する緩衝材(13)を設けたテープ円板(14)及びパ
ンケーキのハブに当接するハブ押圧板(15)から形成
されている。円板固定具(4)の支持部材(5)には前
記取付孔(12)に差込,取外し自在とした差込足(1
6)が設けられ、懸架アームに取り付けられる。支持部
材のシャフト(17)に圧縮コイルバネ(6)が装着さ
れ、前記押え円板(3)が圧縮コイルバネを内にして挿
通され前記懸架アームに懸架する。押圧円盤(7)は両
側に円弧と弦で形成された透孔を設けた円盤で、この透
孔がアームに挿通するとともに円板の中心孔が支持部材
のシャフトを挿通し、且つ円板が圧縮コイルバネの端部
に衝当する。押圧円盤が押え円板(3)に接する環状部
には円環形のパッキン(18)が付されている。シャフ
ト(17)の端末部に回動把手(8)が固設され、回動
把手(8)の前半部はカム部(19)となっており、取
手(20)が水平位置から垂直位置に押し下げられたと
き、カム部の取手と平行な前縁がカム作用により押圧円
盤を前進させ押圧するようになっており、カム部の取手
と平行な前縁部と取手面との挟角は直角よりやや小に形
成され、振動等によっても取手を押し下げた状態から反
対向きに回動し難いようになっている。
【0007】
【作用】パンケーキの固定法は次のとおりである。図3
に示すように、所定数のパンケーキを懸架アームに懸架
したのち、押え円板(3)をパンケーキに接して装着
し、支持部材(5)の差込足(16)をアームの取付孔
(12)の3個のうち、手前側2つに引っ掛け、押え気
味にして回動把手の取手を水平位置から垂直位置まで押
し下げる。カム作用により、圧縮コイルバネ(6)の押
圧力に抗して、押圧円盤(7)は前進し、従ってこれに
接する押え円板(3)によりパンケーキのハブ及びテー
プ部分は側面から押圧固定される。パンケーキは圧縮コ
イルバネ(6)とパッキン(18)の作用により、パン
ケーキへの過度の力の作用を防止し、振動等に対しても
常に安定してアームに懸架した固定状態を保つことがで
きる。パンケーキの取出しは、回動把手の取手を水平位
置に戻し、バネの力を緩めて支持部材をアームから抜
き、円板固定具を外してのち、行なう。コンテナの空輸
送時は、アームの取付孔の3個のうち、奥側の2個に支
持部材の差込足をセットし、同様に固定具の取手を操作
することにより固定でき、固定用部品の散逸を起こさず
に輸送することができる。なお、パンケーキの取出しを
中途で中止する場合には、パンケーキに押え円板を当
て、パンケーキのハブと同形の中間材を必要数アームに
懸架して同様に固定することができる。
に示すように、所定数のパンケーキを懸架アームに懸架
したのち、押え円板(3)をパンケーキに接して装着
し、支持部材(5)の差込足(16)をアームの取付孔
(12)の3個のうち、手前側2つに引っ掛け、押え気
味にして回動把手の取手を水平位置から垂直位置まで押
し下げる。カム作用により、圧縮コイルバネ(6)の押
圧力に抗して、押圧円盤(7)は前進し、従ってこれに
接する押え円板(3)によりパンケーキのハブ及びテー
プ部分は側面から押圧固定される。パンケーキは圧縮コ
イルバネ(6)とパッキン(18)の作用により、パン
ケーキへの過度の力の作用を防止し、振動等に対しても
常に安定してアームに懸架した固定状態を保つことがで
きる。パンケーキの取出しは、回動把手の取手を水平位
置に戻し、バネの力を緩めて支持部材をアームから抜
き、円板固定具を外してのち、行なう。コンテナの空輸
送時は、アームの取付孔の3個のうち、奥側の2個に支
持部材の差込足をセットし、同様に固定具の取手を操作
することにより固定でき、固定用部品の散逸を起こさず
に輸送することができる。なお、パンケーキの取出しを
中途で中止する場合には、パンケーキに押え円板を当
て、パンケーキのハブと同形の中間材を必要数アームに
懸架して同様に固定することができる。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、パンケーキが振動で動
揺しテープがほつれて散乱する恐れがなく、安全に輸
送,取扱いをすることができ、さらにパンケーキの収
納,取出しが容易で、空輸送時にも部材を散乱せず収容
できる利点がある。
揺しテープがほつれて散乱する恐れがなく、安全に輸
送,取扱いをすることができ、さらにパンケーキの収
納,取出しが容易で、空輸送時にも部材を散乱せず収容
できる利点がある。
【図1】コンテナの側面からみた縦断面図である。
【図2】懸架アーム(2),押え円板(3)及び円板固
定具(4)の斜視図である。
定具(4)の斜視図である。
【図3】円板固定具(4)の懸架アームへの取付後の状
態を示す縦断面図である。
態を示す縦断面図である。
1 筐体 2 懸架アーム 3 押え円板 4 押え円板固定具 5 支持部材 6 圧縮コイルバネ 7 押圧円盤 8 回動把手 11 パンケーキ
Claims (1)
- 【請求項1】 筐体(1)内の一の壁から他の壁に向け
横設される円弧形側壁を有する複数の樋状懸架アーム
(2),前記アーム外壁に嵌合する押え円板(3)及び
押え円板固定具(4)よりなり、該押え円板固定具が懸
架アームの前端部底面に取外し自在に嵌着する支持部材
(5),該支持部材のシャフトに装着された圧縮コイル
バネ(6),該コイルバネに当接し、前記懸架アームに
挿通する押圧円盤(7)及び前記支持部材のシャフト端
と結合し前記押圧円盤と衝当するカム部を設けた回動把
手(8)からなることを特徴とするテープ収納用コンテ
ナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992020393U JP2577244Y2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | テープ収納用コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992020393U JP2577244Y2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | テープ収納用コンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0572795U JPH0572795U (ja) | 1993-10-05 |
JP2577244Y2 true JP2577244Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=12025777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992020393U Expired - Fee Related JP2577244Y2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | テープ収納用コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577244Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5671362B2 (ja) * | 2011-02-08 | 2015-02-18 | ブリヂストンケービージー株式会社 | パネルラックのパネル保持具 |
CN114538185B (zh) * | 2022-02-18 | 2024-02-23 | 湖北西塞山发电有限公司 | 一种电缆放线装置 |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP1992020393U patent/JP2577244Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0572795U (ja) | 1993-10-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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