JP2772922B2 - 嵌合容器 - Google Patents

嵌合容器

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JP2772922B2
JP2772922B2 JP6232486A JP23248694A JP2772922B2 JP 2772922 B2 JP2772922 B2 JP 2772922B2 JP 6232486 A JP6232486 A JP 6232486A JP 23248694 A JP23248694 A JP 23248694A JP 2772922 B2 JP2772922 B2 JP 2772922B2
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喜八郎 墨
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、嵌合容器に関し、さら
に詳細には、たとえば、食品などの包装に好適に使用さ
れる薄肉合成樹脂製の嵌合包装容器に係わる。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】従来、た
とえば、食品などを包装するための包装容器として薄肉
合成樹脂製の容器本体および蓋体からなる包装容器が広
く使用されている。しかしながら、この包装容器におい
て、被包装物を収納して容器を閉止、包装する際には、
蓋体が開かないように輪ゴムまたは紐で容器本体と蓋体
とを緊縛する作業が必要であり、この作業は多大の労力
を要し、また、煩雑であるとの欠点がある。
【0003】このような欠点を解消するために、容器本
体と蓋体とがヒンジによって互いに連接せしめられ、か
つ、容器本体と蓋体とを互いに嵌合させる嵌合包装容器
が新たに開発され、この嵌合包装容器は前記の包装容器
における緊縛作業が不要となるとの利点があり、これま
た広く使用されている。しかしながら、この嵌合容器を
閉止、包装するためには、容器本体と蓋体とをヒンジと
交わる少なくとも2組の辺のそれぞれの両端付近−たと
えば、容器本体および蓋体のそれぞれの開口および底面
の形状が、正方形または長方形のような四角形乃至は実
質的な四角形(これらの四角形の角が丸められた四角形
以下同様)などの場合には、これらの四角形乃至実質
的な四角形の四つの隅角部−を両手の手指で2箇所を同
時に抑えつけて互いに嵌合させることになる。たとえ
ば、4つの隅角部を抑えつけるには、両手を使用しても
2つの動作で行われなくてはならい。また、蓋体を容器
本体に重合せしめて蓋体の上底面を片手で抑えて1動作
で容器を閉めることが容易ではなかった。従って、この
ような嵌合包装容器の閉止の自動化は複雑となって困難
であり、これがこの嵌合包装容器の欠点とされている。
この嵌合包装容器の、嵌合、閉止を1つの動作で済ます
ことができれば自動化も単純で容易となり、この嵌合包
装容器の包装作業の労力は大幅に削減され、所要時間が
大幅に短縮されることになる。
【0004】また、このように容器閉止の自動化が容易
な嵌合包装容器として、たとえば、蓋体の開口の周縁に
容器内に突出せしめて設けられた突起を容器本体の開口
に嵌合させる、所謂、内嵌合方式の包装容器がある。し
かしながら、従来の内嵌合方式の包装容器は、一旦閉止
しても、放置している間に、蓋体が独りで開くか、また
は、密閉性は実用上満足できる程高くはなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用】本発明者は、1動
作で閉止、包装することができ、容器閉止の自動化が単
純となり、容易であり、しかも、一旦、閉止された後に
は、放置している間に蓋体が独りで開くことがなく、ま
た、嵌合包装容器の密閉性が向上せしめられた嵌合包装
容器を開発するために、従来の内嵌合方式の薄肉合成樹
脂製嵌合包装容器の改良について鋭意研鑚を重ねて、本
発明の嵌合容器を開発するに至った。
【0006】すなわち、本発明の嵌合容器は、いずれも
薄肉合成樹脂製の蓋体および容器本体ならびに該蓋体と
該容器本体とを互いに連接せしめるヒンジから成り、該
蓋体の開口外周には蓋体内に突出せしめられた突起が設
けられ、該突起の基部の外周縁から外方に延在せしめら
れてフランジが設けられ、該容器本体の開口の周縁には
外方に延在せしめられてフランジが設けられ、かつ、該
容器本体の開口に続く周壁の上部は、容器閉止時に該容
器本体の開口内に嵌合せしめられた前記蓋体の突起の外
周壁と接触せしめられる嵌合容器において、ヒンジの容
器本体側の有効幅がヒンジの蓋体側の有効幅よりも広く
され、容器本体の周壁の上部に容器閉止時に蓋体の突起
の頂部と当接せしめられる棚部が容器本体の内部に張設
され、蓋体の突起の高さが容器本体の開口周縁から棚部
までの距離よりも僅かに大きくされて成ることを特徴と
する嵌合容器である。本発明の嵌合容器は、容器の閉止
が容易であり、閉止の自動化が単純化され、一旦閉止さ
れた嵌合容器の閉止状態を確実に保持し、かつ、密閉性
が向上せしめられている。
【0007】さらには、本発明の嵌合容器において、好
ましくは、(1) 蓋体のフランジおよび/または容器本体
のフランジに、ヒンジと交わる辺のヒンジ寄りに段差が
形成され、(2) 蓋体および容器本体のそれぞれのフラン
ジに、蓋体の突起の外側および容器本体の該蓋体の突起
の外側に対応する位置に、少なくとも反ヒンジ側(ヒン
ジの反対側 以下同様)の辺に沿って、容器閉止時に互
いに嵌合せしめられる突起および陥没がそれぞれ設けら
れており、(3) 前記のフランジに設けられた突起および
陥没が、蓋体の突起の基部および容器本体の開口のそれ
ぞれから僅かに離間せしめて設けられており、および/
または(4) 蓋体の突起の外周壁の表面および容器本体の
周壁の上部に容器密閉時に互いに嵌合せしめられる突起
および陥没が設けられていてもよい。これらによって、
本発明の嵌合容器は、容器の閉止がさらに容易であり、
閉止の自動化が単純化され、一旦閉止された嵌合容器の
閉止状態を一層確実に保持し、かつ、密閉性がさらに向
上せしめられている。
【0008】本発明における嵌合容器の容器本体および
蓋体はいずれも薄肉熱可塑性合成樹脂製であって、通常
は、たとえば、真空成形、圧空成形、真空圧空成形また
はプレス成形などにより得られる。また、使用される熱
可塑性合成樹脂には特に制限はないが、実用上、たとえ
ば、ポリエチレンおよびポリプロピレンなどのオレフィ
ン系プラスチック、ポリメタクリル酸メチルおよびアク
リロニトリル樹脂などのアクリル系プラスチック、ポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールお
よびポリ塩化ビニリデンなどのビニル系プラスチック、
ポリスチレンおよびアクリロニトリル・スチレン樹脂な
どのスチレン系プラスチックならびにポリエチレンテレ
フタレートなどの芳香族ポリエステルなどが好適に使用
される。
【0009】容器本体および蓋体の形状には特に制限は
ないが、実用上、錐台状(容器閉止状態での容器本体で
は逆錐台状)および筒状とされる。また、容器本体およ
び蓋体のそれぞれの底面(容器閉止状態での蓋体では上
底面 以下同様)および開口の形状は、たとえば、円、
楕円および長円などの円形、実質的な直線乃至弯曲の程
度の小さい曲線で一部が切欠せしめられた円、楕円およ
び長円などの円形ならびに三角形、四角形、五角形およ
び六角形などの多角形である。なお、多角形はその頂角
が丸められたもの(以下 実質的な多角形 と記す)で
もよい。これらのうち実用上、実質的に四角形であるも
のが好ましく、就中、実質的な台形、正方形および長方
形であるものが特に好ましい。
【0010】蓋体および容器本体のそれぞれの開口の形
状が、直線部乃至弯曲の程度の小さい曲線部を含んだ形
状である場合には、ヒンジは開口周縁に直接またはフラ
ンジを介して設けられる。また、蓋体および容器本体の
それぞれの開口の形状が、直線部乃至弯曲の程度の小さ
い曲線部を含んでいない形状である場合には、ヒンジは
フランジを介して設けられる。このヒンジによって、蓋
体と容器本体とが互いに連接されている。ヒンジを設け
る方向には、特に制限はないが、通常は、蓋体および容
器本体の長手方向に沿って設けられることが一般であ
る。たとえば、蓋体および容器本体のそれぞれの開口の
形状が長方形乃至は実質的な長方形などの四角形の場合
には、通常は、ヒンジは蓋体および容器本体の長辺側に
設けられているが、短辺側に設けられていてもよい。こ
のヒンジの横断面(ヒンジの短軸線方向に切断された断
面 以下同様)の形状には特に制限はないが、実用上、
通常は、たとえば、V字形、円弧乃至U字形、もしくは
一辺を欠く四角形(以下 コ形 と記すこともある)ま
たはこれらの頂角が丸められた形状(以下、たとえば、
実質的なコ形のように実質的な形状と記す)とされる。
これらの中では、円弧乃至U字形が好ましく、コ形乃至
実質的なコ形が最も好ましい。
【0011】本発明の嵌合容器のヒンジにおいて、容器
本体側の有効幅は蓋体側の有効幅よりも広くされてい
る。ここで、各ヒンジの有効幅とは、ヒンジの突端から
各ヒンジの接合端までの距離として定義される。なお、
ヒンジの突端とは、容器開放時に、蓋体および容器本体
のそれぞれの開口が、互いにほぼ同一な平面とされた状
態において、ヒンジの最も外方に突出している箇所であ
り、また、ヒンジの接合端とは、ヒンジと蓋体の開口ま
たはフランジとの接合部およびヒンジと容器本体の開口
またはフランジとの接合部である。たとえば、ヒンジの
断面形状が円弧およびU字形の場合にはその最も突出せ
しめられている箇所、また、V字形の場合にはその頂点
がヒンジの突端とされる。
【0012】また、断面形状が、コ形乃至は実質的なコ
形のヒンジにおいては、三辺のうちの中央の辺を含む面
が中央帯とされ、この中央帯がヒンジの突端に相当し、
この中央帯の両側のヒンジ部の幅が、それぞれ容器本体
側の有効幅および蓋体側の有効幅とされる。ヒンジにお
ける両有効幅の差は、薄肉合成樹脂の種類および厚さ、
容器本体および蓋体のそれぞれの大きさなどによって異
なり、一概に特定し得ないが、実用上、好ましくはヒン
ジの幅の約 1/3〜2/3程度とされる。ここで、ヒンジ
の幅とは、両接合端間の間隔と定義される。また、この
ようなコ形乃至は実質的なコ形のヒンジにおいて、中央
帯の幅がヒンジの幅に相当し、また、ヒンジの容器本体
側の有効幅と蓋体側の有効幅との和と実質的に等しい
か、乃至はこの和よりも僅かに広くされてる。
【0013】本発明の嵌合容器においては、所謂、内嵌
合方式が採用されている。すなわち、蓋体の開口の外周
を囲繞し、断続せしめられ、または、連続せしめられた
突起が蓋体内に突出せしめられて設けられている。容器
閉止時には、この突起の外周壁の表面は、容器本体の周
壁の上部の内周面と接触せしめられて、この蓋体の突起
は容器の内部に嵌合せしめられる。好ましくは、蓋体の
突起の外周壁の表面と、これと接触せしめられる容器本
体の周壁の上部の内周面のそれぞれに、互いに嵌合せし
められる突起および陥没が設けられる。これらの突起お
よび陥没を互いに嵌合せしめることによって、蓋体と容
器本体との嵌合状態をより確実に保持することができ
る。
【0014】たとえば、蓋体の突起の外周壁の表面に突
起が設けられれば、容器本体の周壁の上部の内周面には
陥没が設けられ、また、蓋体の突起の外周壁の表面に陥
没が設けられれば、容器本体の周壁の上部の内周面には
突起が設けられる。この突起および陥没の形状および大
きさなどには特に制限はないが、突起および陥没とし
て、通常は、突条および条溝がそれぞれ設けられる。好
ましくは、これらの突条および条溝は、それぞれ、蓋体
の上底面および容器本体の底面のそれぞれと実質的に平
行に、断続せしめ、または、連続せしめて1乃至複数設
けられる。
【0015】容器本体の下部は容器本体の内部に突出せ
しめられ、その突出部の上面棚部として容器本体の内
部に張設せしられている。この棚部は、容器閉止時に
は、蓋体の突起の頂部の一部乃至は全部と当接せしめら
れ、これによって、蓋体はこの棚部で受支されることに
なる。そのためには、蓋体の突起は、その一部乃至は全
部の高さ、容器本体の開口周縁から棚部までの距離よ
りも僅かに大きくされている。蓋体の突起の高さと容器
本体の開口周縁から棚部までの距離との差は、薄肉合成
樹脂の種類および厚さならびに容器の大きさなどによっ
て異なり、一概に特定し得ないが、実用上、通常は、1
〜5mm程度、好ましくは、2〜4mm程度とされる。
【0016】蓋体の突起の基部の外周縁から外方に延在
せしめてフランジが設けられている。また、容器本体の
開口の周縁にもその外方に延在せしめてフランジが設け
られている。容器の閉止時には、蓋体のフランジと容器
本体のフランジとは、互いに重合せしめられる。なお、
蓋体および容器本体のそれぞれの開口の形状が直線部乃
至弯曲の程度の小さい曲線部を含む形状である場合に
は、蓋体および容器本体のそれぞれのヒンジ側ではフラ
ンジを省略することを妨げない。閉止された容器を開放
し易くするために、蓋体のフランジの周縁および/また
は容器本体のフランジの周縁から外方に張り出させた舌
片が設けられるか、互いに重合せしめられるフランジの
一方の一部分−たとえば、容器本体のフランジの反ヒン
ジ側の隅角部−を切除するか、または、互いに重合せし
められた両フランジの対応する箇所−たとえば−反ヒン
ジ側の隅角部の少なくとも一方−において両フランジの
少なくとも一方をフランジ同士の重合面と反対方向へ弯
曲させて両フランジの外周縁に間隙を設けることが好ま
しい。また、前記の一方のフランジの切除部に対応する
他方のフランジの箇所に小さな多くの凹凸を滑止めとし
て設け、または、フランジ同士の重合面と反対方向へ弯
曲せしめられた箇所の少なくとも一方のフランジに小さ
な凹凸を滑止めとして設けることがさらに好ましい。
【0017】蓋体のフランジおよび容器本体のフランジ
の少なくとも一方には、ヒンジと交わる辺のヒンジ寄り
に段差が設けられている。その結果、閉止状態の容器に
あっては、両フランジの重合面において、ヒンジと交わ
る辺のヒンジ寄りに間隙が形成せしめられることにな
る。たとえば、蓋体および容器本体の開口の形状が何れ
も長方形である場合には、ヒンジは、通常は、開口の長
辺側に設けられるので、段差はこのヒンジと交わる短辺
側のフランジに形成せしめられる。
【0018】段差は、フランジの表面と直交し、もしく
は、斜交する平面乃至弯曲の程度が小さく外方に弯曲せ
しめられた曲面である接続部を、各フランジのヒンジ側
と反ヒンジ側との間に介在させることによって形成され
る。但し、接続部を接合端に直接接続せしめることを妨
げない。蓋体のフランジおよび容器本体のフランジの両
者に段差が設けられる場合には、通常は、これらの段差
を設けるための接続部はほぼ同じ位置に設けられるが、
互いに異なる位置に設けられていてもよい。
【0019】段差の位置は、薄肉合成樹脂の種類および
厚さ、蓋体および容器本体のそれぞれの形状および大き
さなどによって異なり、一概に特定し得ないが、実用
上、ヒンジの接合端から、フランジのヒンジと交わる辺
の長さの約半分以下、好ましくは、1/3〜1/4程度の範
囲とされる。また、接続部によって形成せしめられる段
差の高さは、薄肉合成樹脂の種類および厚さ、容器の大
きさならびにフランジの幅などによって異なり、一概に
特定し得ないが、その最大の箇所で実用上、通常は、1
〜5mm程度、好ましくは、2〜4mm程度とされる。
【0020】両フランジの重合面に形成される間隙の形
状は、接続部が両フランジ重合面でほぼ等しい位置に設
けられており、接続部の勾配および高さがそれぞれほぼ
等しい場合には、蓋体側の間隙の形状と容器本体の間隙
の形状とは互いにほぼ等しくなって、両フランジの重合
面を対称軸とする対称形となり、また、接続部が両フラ
ンジ重合面で互いに相違する位置に設けられている場合
には、蓋体側の間隙の形状と容器本体の間隙の形状と
は、互いに相違することになる。
【0021】この間隙の代表的な形状は、両フランジの
重合面を対称軸とする対称形とされている場合には、た
とえば、(1) 両接合端で互いに接近せしめられている両
フランジの重合面は、両接合端を遠ざかるに伴ってこの
間隔を徐々に拡大せしめられ接続部のヒンジ側の端部で
最大に達し、その後、さらに両接合端を遠去かるに伴っ
てこの間隔は接続部の勾配に従って縮小せしめられ、接
続部の反ヒンジ側の端部でこの間隔は実質的に零とされ
て、両フランジの表面は互いに実質的に接触せしめら
れ、さらにそのまま両フランジの反ヒンジ側の端縁に至
る形状(以下 鏃形 と記すこともある)および(2) 両
接合端で両フランジの表面の間隔は最大とされ、この最
大の間隔は接続部のヒンジ側の端部まで保たれ、その
後、さらに両接合端を遠去かるに伴ってこの間隔は接続
部の勾配に従って縮小せしめられ、接続部の反ヒンジ側
の端部でこの間隔は実質的に零とされ、両フランジの表
面は互いに実質的に接触せしめられ、さらにそのまま両
フランジの反ヒンジ側の端縁に至る形状(以下 鑿形
と記すこともある)などの形状がある。
【0022】段差が蓋体のフランジおよび容器本体のフ
ランジのいずれか一方に設けられている場合には、その
間隙の形状は、前記の両フランジに段差が設けられてい
る場合に形成される間隙の形状が両フランジを通過する
線で分割された形状とされる。
【0023】容器の閉止状態をさらに確実に保持するた
めに、好ましくは、蓋体のフランジおよび容器本体のフ
ランジのそれぞれに、容器の閉止時に互いに嵌合せしめ
られる突起および陥没が設けられる。これらの突起およ
び陥没は、ヒンジが設けられている辺以外の辺であれば
どこにでも設けられるが、少なくとも反ヒンジ側の辺に
沿って設けられていることが好ましい。蓋体のフランジ
および容器本体のフランジのうち、いずれか一方に突起
が設けられば、他方には陥没が設けられる。また、これ
らの突起および陥没は、いずれも蓋体の突起の基部の外
周および容器本体の開口の周縁に接触せしめないよう
に、僅かに離間せしめて設けられることが好ましい。こ
れらの突起および陥没として、通常は、断続した、また
は、連続した突条および条溝がそれぞれ設けられる。
【0024】本発明の嵌合容器は、その蓋体を容器本体
に重合せしめた状態において、反ヒンジ側の互いに重合
せしめられたフランジの2箇所を両手の手指で同時に抑
えるか、蓋体の上底面を片手で抑えるだけで、容器を1
動作で閉止することができる。また、本発明の嵌合容器
は、上下反転させて、蓋体および容器本体をそれぞれ、
容器本体および蓋体とすることにより、外嵌合方式の嵌
合容器としても使用され得る。
【0025】
【実施例】図面に示された代表例によって、本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。図面において、肉厚は、製図の
都合上、実際よりも厚目に表わされている。図1乃至図
5は、蓋体のフランジに段差が形成せしめられており、
かつ、蓋体のフランジおよび容器本体のフランジのそれ
ぞれに陥没である条溝および突起である突条が設けられ
てる本発明の嵌合容器を示している。しかして、図1、
図2および図3は、それぞれ、開放状態にある本発明の
嵌合容器の斜視図、側面図および横断面図(図1で示さ
れた本発明の嵌合容器のA−A切断断面図)であり、図
4および図5は、それぞれ閉止状態にある本発明の嵌合
容器の側面図および横断面図である。また、図6は各種
のヒンジの詳細を示すための容器の開放状態におけるヒ
ンジ部の横断面(ヒンジの短軸方向に切断された断面)
拡大図である。
【0026】図1乃至図5に示された嵌合容器は、肉厚
が約0.3mmの薄肉ポリエチレンテレフタレート製であ
って、蓋体 1および容器本体 2とから成っている。この
蓋体1および容器本体 2はいずれも、上底面および底面
ならびに開口のそれぞれの形状が、頂角が丸められてい
る実質的な長方形である四角錐台状および逆四角錐台状
とされており、その開口の大きさは約95mm×約135
mmである。蓋体 1の開口11の外周には、その外周を囲繞
して断面形状がほぼ台形の突起12が、蓋体内に突出せし
められて、連続して設けられている。この突起12の基部
の外周から外方に延在せしめられてフランジ13が設けら
れている。容器本体 2の開口21の周縁には外方に延在せ
しめられてフランジ23が設けられている。
【0027】しかして、蓋体 1と容器本体 2とは、それ
ぞれの長辺において、それぞれのフランジ13,23を介し
て、ヒンジ 3によって互いに連接されている。ヒンジ 3
は図6(C)に示されているように、その短軸方向の切
断断面の形状が実質的なコ形とされ、3面からなってい
る。この3面のうち、図面左側が蓋体側ヒンジ部31、図
面右側が容器本体側ヒンジ部32および図面中央が中央帯
34であり、この中央帯34がヒンジの突端に相当する。こ
のヒンジ 3の蓋体側のヒンジ部31および容器本体側のヒ
ンジ部32のそれぞれの自由端(中央帯と反対の辺)が接
合端311および321とされ、それぞれ蓋体のフランジ13お
よび容器本体のフランジ23と接合されている。このヒン
ジ 3において、蓋体側の有効幅(蓋体側ヒンジ部31の
幅)mは容器本体側の有効幅(容器本体側ヒンジ部32の
幅)nよりも短くされている。また、中央帯34の幅wが
ヒンジの幅に相当する。さらに、このヒンジ 3の中央帯
34の幅wは、ヒンジの蓋体側の有効幅mと容器本体側の
有効幅nとの和よりも僅かに大きくされている。
【0028】この嵌合容器はヒンジ 3から折り曲げら
れ、蓋体 1と容器本体 2とは、それぞれの開口11,21が
互いに衝き合わされて、容器は閉じられる。この際に蓋
体の突起12の外周壁の表面は、容器本体の周壁24の上部
の内周面と接触せしめられて、蓋体の突起12は容器本体
2の内部に嵌合せしめらる。蓋体の突起12の外周壁の表
面には1本の連続している条溝121が陥没として設けら
れている。他方、容器本体の周壁24の上部の、容器閉止
時の前記の蓋体の突起12の周壁の外周面と接触せしめら
れる部分において、1本の連続している突条241が突起
として設けられている。この条溝121と突条241とは、そ
れぞれ、蓋体 1の上底面および容器本体 2の底面と実質
的に平行とされている。この条溝121と突条241とは、容
器閉止時に互いに嵌合せしめられ、容器の閉止状態を確
実に保持する。
【0029】容器本体2の下部は容器本体2の内部に突
出せしめられており、この突出部の上面は容器本体の底
面とほぼ平行とされており、この上面が容器本体の内部
に張設された棚部242とされている。なお、蓋体の突
起12のヒンジ側の高さは、対応する箇所における容器
本体の開口21の周縁から棚部242までの距離よりも
2mm程度大きくされている。この棚部242は、容器
閉止時には、蓋体の突起12の頂部と当接せしめられ、
これによって、容器本体2内に嵌合せしめられた蓋体の
突起12を受支し、以て、蓋体1を受支することにな
る。
【0030】蓋体のフランジ13の短辺側には、接合端
311からこの短辺の1/4程度離間させて段差が設け
られている。すなわち、蓋体のフランジ13の短辺側に
おいて、ヒンジ側131および反ヒンジ側132はいず
れも実質的な平面とされ、かつ、接続部133を介して
互いに接続されている。接続部133はフランジ13に
対して斜交せしめられた平面とされている。これによ
り、フランジ13の短辺側において、ヒンジ側131は
反ヒンジ側132よりも蓋体1の上底面に接近せしめら
れており、ヒンジ側131と反ヒンジ側132との間に
は段差が形成されている。その結果、蓋体の突起12の
高さは、ヒンジ側が反ヒンジ側よりも高くされている。
【0031】閉止状態の嵌合容器にあっては、両フラン
ジ同士の重合面において、ヒンジ側では最大の高さが3
mm程度の間隙が形成され、他方、反ヒンジ側では、間
隙は実質的に形成されず、両フランジの表面は互いに接
触せしめられている。開放状態の嵌合容器にあっては、
フランジ13のヒンジ側131は、前記のように実質的
な平面とされているが、容器が薄肉合成樹脂製であり、
弾性および可撓性に富んでいることから、容器閉止時に
は、このフランジ13の反ヒンジ側132は外方へ弯曲
せしめられる。その結果、この間隙の形状は、後記の図
8(A)に示されているような形状とる。
【0032】容器本体のフランジ23の反ヒンジ側の2つ
の隅角部234,234の中の一方は切除されており、容器閉
止時には、この部分では蓋体のフランジ13のみとされて
おり、ここには多く凹凸が滑止めとして設けられてい
る。但し、滑止めは図示されていない。蓋体のフランジ
13および容器本体のフランジ23のそれぞれには、容器閉
止時に互いに嵌合せしめられる条溝135および突条235が
それぞれ設けられている。しかして、条溝135は蓋体の
突起12の基部から僅かに離間せしめられて、反ヒンジ側
の長辺および両短辺の三方に設けられている。突条235
は容器本体の開口の周縁から僅かに離間せしめられて、
前記の条溝135と対応する位置に設けられている。この
条溝135と突条235とを互いに嵌合せしめることにより、
この嵌合容器の閉止状態は一層確実に保持される。
【0033】図6の(A)(B)および(C)は、蓋体
と容器本体とがほぼ同一な平面に置かれて開放状態にあ
る本発明の嵌合容器のヒンジ 3の横断面を示している。
図6の(A)(B)および(C)において、ヒンジ 3の
横断面の形状は、それぞれ、円弧、頂角が丸められた実
質的なV字形および頂角が丸められた実質的なコ形とさ
れている。ヒンジ 3は蓋体側のヒンジ部31および容器本
体側のヒンジ部32ならびにこれらのヒンジ部の間に介在
せしめられているヒンジの突端33(但し、(C)では、
中央帯34)からなる。しかして、このヒンジの突端33
(但し、(C)では、中央帯34)は、容器開放時に、蓋
体 1と容器本体 2とが、ほぼ、同一な平面に置かれた状
態では容器外に突出せしめられている。
【0034】しかして、このヒンジ 3において、蓋体側
のヒンジ部31の自由端(突端または中央帯とは反対の端
以下同様)および容器本体側のヒンジ部32の自由端
が、それぞれ蓋体のフランジ13および容器本体23のフラ
ンジのそれぞれと接合せしめられた接合端311および321
とされている。ヒンジ 3の幅wは、これらの接合端311
と接合端321との距離であって、これらの両接合端間の
水平距離で示され、たとえば、(A)においてはヒンジ
の突端33の接線と平行な線分における接合端311と接合
端321との間の長さ、(B)においては頂角の二等分線
の垂線における接合端311と接合端321との間の長さおよ
び(C)においては中央帯34の幅である。なお、ヒンジ
の蓋体側の有効幅mおよび容器本体側の有効幅nは、ヒ
ンジの突端33(但し、(C)では、中央帯34)から接合
端311および321までのそれぞれのの距離とされる。従っ
て、(C)で示されたヒンジ 3においては、蓋体側のヒ
ンジ部の幅31および容器本体のヒンジ部32の幅が、それ
ぞれ、ヒンジの蓋体側の有効幅mおよび容器本体側の有
効幅nとされる。
【0035】ヒンジの蓋体側の有効幅mは容器本体側の
有効幅nよりも狭くされており、その差(n−m)はヒ
ンジ 3の幅wの約1/3とされている。また、(C)で示
されたヒンジ 3において、中央帯34の幅はヒンジ 3の幅
wに相当し、かつ、ヒンジの蓋体側の有効幅mと容器本
体側の有効幅nとの和よりも僅かに大きくされている。
【0036】図7乃至図9は、蓋体のフランジ13およ
び/または容器本体のフランジ23に段差が設けら
いることによって、これらの両フランジの重合面に形成
せしめられた間隙の形状を模式的に示すための、本発明
の嵌合容器の側面の両フランジ同士の重合部分の部分拡
大図である。すなわち、図7、図8および図9は、それ
ぞれ、蓋体のフランジ13および容器本体のフランジ2
3の両者に段差が設けられている場合の間隙の形状、蓋
体のフランジ13のみに段差が設けられている場合の間
隙の形状および容器本体のフランジ23のみに段差が設
けられている場合の間隙の形状をそれぞれ示している。
【0037】しかして図7乃至図9において、接続部13
3,233が(A)および(B)ではフランジ13,23の表面
と斜交せしめられている平面とされており、(C)では
フランジ13,23の表面と斜交せしめられている弯曲の程
度が小さく外方に弯曲せしめられた曲面とされており、
また、両フランジは(A)および(C)では、それぞれ
の接合端311,321で互い接近せしめられており、(B)
では両接合端においては互いに離間せしめられておりそ
の間隔は最大とされている。図7の(A)(B)および
(C)においては、両フランジにおける接続部の位置な
らびに形成された間隙の高さは互いにほぼ等しくされて
いる。
【0038】図7の(A)および(C)において、両フ
ランジ13,23の重合面における間隙の形状は、両フラン
ジの重合面を対称軸とする対称形となり、接合端311,32
1で互いに接近せしめられている両フランジの重合面
は、両接合端を遠ざかるに伴ってこの間隔を徐々に拡大
せしめられ接続部133,233のヒンジ側の端部で最大に達
し、その後、さらに両接合端を遠去かるに伴ってこの間
隔は接続部133,233の勾配に従って縮小せしめられ、接
続部133,233の反ヒンジ側の端部でこの間隔は実質的に
零とされて、両フランジの表面は互いに実質的に接触せ
しめられ、さらにそのまま両フランジの反ヒンジ側の端
縁に至る形状−鏃形−とされている。
【0039】図7(B)においても、両フランジ13,23
の重合面における間隙の形状は、両フランジの重合面を
対称軸とする対称形とされてはいるが、接合端311,321
で両フランジの重合面の間隔は最大とされ、この最大の
間隔は接続部133,233のヒンジ側の端部まで保たれ、そ
の後、さらにヒンジ部を遠去かるに伴ってこの間隔は接
続部133,233の勾配に従って縮小せしめられ、接続部13
3,233の反ヒンジ側の端部でこの間隔は実質的に零とさ
れ、両フランジの表面は互いに実質的に接触せしめら
れ、さらにそのまま両フランジの反ヒンジ側の端縁に至
る形状−鑿形 −とされている。また、図7(D)で
は、両フランジにおける接続部の位置が互いに相違せし
められている他は、図7の(A)におけると本質的に異
なる処はない。
【0040】図8における両フランジ13,23の重合面に
おける間隙の形状は、前記図7のそれぞれの間隙の(図
面の)上半分に相当する。また、図9における両フラン
ジ13,23の重合面における間隙の形状は、前記図7のそ
れぞれの間隙の形状の(図面の)下半分に相当する。
【0041】これらの実施例で示された本発明の嵌合容
器は、互いに重合せしめられた蓋体のフランジ13および
容器本体のフランジ23を互いに重合させ、それぞれの反
ヒンジ側の長辺の両端部を両手の手指で挟んで同時に抑
えるか、または、蓋体 1の上底面を片手で抑えるなどに
より、1動作で容易に閉止、包装され、また、両フラン
ジの長辺部を互いに重合せしめ、互いに重合せしめられ
たフランジを、互いに逆方向に回転せしめられている輪
の間隙を通過せしめることにより、容易に閉止、包装さ
れる。
【0042】
【発明の効果】本発明の嵌合容器は、その閉止、包装が
1動作で済み、容器閉止の自動化が単純化され、以て、
包装作業における労力が大幅に削減され、かつ、所要時
間が大幅に短縮され、包装が効率よく行われるうえに、
さらに、一旦閉止された後には、放置している間に蓋体
が独りで開くことがなく、また、嵌合容器の密閉性が向
上せしめられた嵌合容器である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の嵌合容器の代表例の開放状態における
斜視図である。
【図2】図1で示された本発明の嵌合容器の側面図であ
る。
【図3】図1で示された本発明の嵌合容器の横断面図
(A−A切断断面図)である。
【図4】図1で示された本発明の嵌合容器の閉止状態に
おける側面図である。
【図5】図1で示された本発明の嵌合容器の閉止状態に
おける横断面図である。
【図6】ヒンジの詳細を示すための容器の開放状態にお
けるヒンジ部の横断面(ヒンジの短軸方向に切断された
断面)拡大図である。
【図7】蓋体のフランジと容器本体のフランジの両者に
段差が形成せしめられた本発明の嵌合容器の側面の両フ
ランジ同士の重合部の部分拡大図である。
【図8】蓋体のフランジのみに段差が形成せしめられた
本発明の嵌合容器の側面の両フランジ同士の重合部の部
分拡大図である。
【図9】容器本体のフランジのみに段差が形成せしめら
れた本発明の嵌合容器の側面の両フランジ同士の重合部
の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 蓋体 11 開口 12 突起 121 突条 13 フランジ 131 フランジのヒンジ側 132 フランジの反ヒンジ側 133 接続部 135 条溝 2 容器本体 21 開口 23 フランジ 231 フランジのヒンジ側 232 フランジの反ヒンジ側 233 接続部 234 隅角部 235 突条 24 周壁 241 条溝 242 棚部 3 ヒンジ 31 蓋体側のヒンジ部 311 接合端 32 容器本体側のヒンジ部 321 接合端 33 ヒンジの突端 34 中央帯 m ヒンジの蓋体側の有効幅 n ヒンジの容器本体側の有効幅 w ヒンジの幅

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 いずれも薄肉合成樹脂製の蓋体および容
    器本体ならびに該蓋体と該容器本体とを連接せしめるヒ
    ンジから成り、該蓋体の開口外周には蓋体内に突出せし
    められた突起が設けられ、該突起の基部の外周縁から外
    方に延在せしめられてフランジが設けられ、該容器本体
    の開口の周縁には外方に延在せしめられてフランジが設
    けられ、かつ、該容器本体の開口に続く周壁の上部は、
    容器閉止時に該容器本体の開口内に嵌合せしめられた前
    記蓋体の突起の外周壁と接触せしめられる嵌合容器にお
    いて、ヒンジの容器本体側の有効幅がヒンジの蓋体側の
    有効幅よりも広くされ、容器本体の周壁の上部に容器閉
    止時に蓋体の突起の頂部と当接せしめられる棚部が容器
    本体の内部に張設され、蓋体の突起の高さが容器本体の
    開口周縁から棚部までの距離よりも僅かに大きくされて
    成る嵌合容器。
  2. 【請求項2】 蓋体のフランジおよび/または容器本体
    のフランジに、ヒンジと交わる辺のヒンジ寄りに段差が
    形成されて成る請求項1記載の嵌合容器。
  3. 【請求項3】 蓋体および容器本体のそれぞれのフラン
    ジに、蓋体の突起の外側および容器本体の該蓋体の突起
    の外側に対応する位置に、少なくとも反ヒンジ側の辺に
    沿って、容器閉止時に互いに嵌合せしめられる突起およ
    び陥没がそれぞれ設けられて成る請求項1または請求項
    2記載の嵌合容器。
  4. 【請求項4】 各フランジに設けられた突起および陥没
    が、蓋体の突起の基部および容器本体の開口の周縁のそ
    れぞれから僅かに離間せしめて設けられて成る請求項3
    記載の嵌合容器。
  5. 【請求項5】 蓋体の突起の外周壁の表面および容器閉
    止時に該蓋体の突起の外周壁の表面と接触する容器本体
    の周壁の上部に、互いに嵌合せしめられる突起および陥
    没が設けられて成る請求項1乃至4のいずれか1項記載
    の嵌合容器。
  6. 【請求項6】 蓋体の突起の外周壁の表面に設けられた
    突起または陥没および容器本体の周壁の上部に設けられ
    た陥没または突起が、それぞれ上底面および底面と平行
    な断続せしめられた、または、連続せしめられた突条お
    よび条溝である請求項5記載の嵌合容器。
  7. 【請求項7】 容器本体および蓋体のそれぞれの底面お
    よび開口の形状が実質的な四角形である請求項1乃至6
    のいずれか1項記載の嵌合容器。
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