JP2001110227A - 車両架装式クレーン用の投光器アタッチメント - Google Patents

車両架装式クレーン用の投光器アタッチメント

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JP2001110227A
JP2001110227A JP28694899A JP28694899A JP2001110227A JP 2001110227 A JP2001110227 A JP 2001110227A JP 28694899 A JP28694899 A JP 28694899A JP 28694899 A JP28694899 A JP 28694899A JP 2001110227 A JP2001110227 A JP 2001110227A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投光器アタッチメントを、他のクレーンや専
用の台座等の補助手段を用いないでブームへ取付け、取
外しできるようにすると共に、ブームに取付けた状態で
車両を走行させた場合の振動衝撃を低減させランプの損
傷を防止する。 【解決手段】 車両架装式クレーンのブーム34に連結
される連結部材2と、連結部材2に対してチルト自在な
ランプ取付部材5とを備えた車両架装式クレーン用の投
光器アタッチメント1において、ランプ取付部材5に伸
縮可能な支柱7、8、9、10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の車両
のシャーシフレーム上に架装される車両架装式クレーン
に取付け、車両架装式クレーンを投光器として利用する
ための投光器アタッチメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両架装式クレーンは、トラック等の車
両のシャーシフレーム上に架装搭載されるクレーンであ
って、アウトリガによって支持されるベース上に、旋回
するコラムが立設され、このコラムに伸縮ブームが起伏
自在に枢着されている。この車両架装式クレーンは、ブ
ームの先端に投光器アタッチメントを取付けることによ
り、移動可能な投光器として利用される。
【0003】従来の投光器アタッチメントは、ブームに
連結される連結部材と、連結部材に対してチルト自在な
ランプ取付部材とを備えており、係合溝とピン挿通孔と
を備えた連結用のブラケットをブームの先端に固着し、
連結部材の係合ピンをブラケットの係合溝に嵌め込み、
ピン挿通孔にロックピンを挿通して連結部材を固定する
ように構成されていた(特開平11−120813号参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両架装式クレ
ーン用の投光器アタッチメントは、ブームへの取付け、
取外しを行う場合には、連結部材とブーム先端との位置
を合わせるため、他のクレーンで吊上げて着脱するか、
又は、車両の荷台上に設けた専用の台座の上に載置して
着脱しなければならなかった。
【0005】また、投光器アタッチメントをブームに取
付けた状態で車両を走行させる場合には、振動衝撃が大
きくなり、しばしばランプの損傷を生じていた。本発明
は、車両架装式クレーン用の投光器アタッチメントにお
ける上記問題を解決するものであって、ブームへの取付
け、取外しを行う場合に、他のクレーンや専用の台座等
の補助手段を用いないで着脱することが可能であり、ま
た、投光器アタッチメントをブームに取付けた状態で車
両を走行させた場合の振動衝撃を低減させ、ランプの損
傷を防止することのできる車両架装式クレーン用の投光
器アタッチメントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、上記課題
を解決するため、車両架装式クレーンのブームに連結さ
れる連結部材と、連結部材に対してチルト自在なランプ
取付部材とを備えた車両架装式クレーン用の投光器アタ
ッチメントにおいて、ランプ取付部材に伸縮可能な支柱
を設けている。
【0007】投光器アタッチメントをブームに取付ける
場合には、まず、投光器アタッチメントの取付対象であ
る車両架装式クレーン自体を用いて投光器アタッチメン
トを吊上げ、支柱を伸長させて連結部材が所定の高さと
なるように車両の荷台上に載置する。次に、ブームを起
伏、伸長させ先端を連結部材に位置合わせして連結した
後、支柱を短縮する。この状態で、ブームを起立させラ
ンプ取付部材をチルトさせることにより、車両架装式ク
レーンが投光器として使用可能となる。
【0008】投光器アタッチメントをブームに取付けた
まま車両を走行させる場合には、ブームを倒伏させ、支
柱を下端が荷台に当接するまで伸長させることにより支
柱で投光器アタッチメントとブームの先端側を支持す
る。この状態で車両を走行させれば、振動衝撃が低減
し、ランプの損傷を防止することができる。投光器アタ
ッチメントを取外す場合には、取付けと逆の手順で行え
ばよい。取外された投光器アタッチメントは、支柱を保
管用の架台として所定の保管場所に保管しておく。
【0009】投光器アタッチメントを取外した車両架装
式クレーンは、通常のクレーン作業に使用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る投光器アタッチメントを取付けた車両架装式クレーン
の側面図、図2は投光器アタッチメントの保管状態を示
す側面図、図3は投光器アタッチメントの保管状態を示
す平面図、図4は投光器アタッチメントの取付作業の説
明図、図5は投光器アタッチメントのチルトした状態を
示す側面図、図6は車両架装式クレーンの車両走行時の
状態を示す側面図、図7は車両架装式クレーンの車両走
行時の状態を示す背面図である。
【0011】図1に示すように、車両架装式クレーン3
は、トラック4の運転室41と荷台42との間のシャー
シフレーム43上に架装搭載されたクレーンであって、
アウトリガ31によって支持されるベース32上に、旋
回するコラム33が立設され、このコラム33にブーム
34が枢着され、起伏シリンダ35によって起伏自在に
なっている。
【0012】ブーム34は、多段ブームであって伸縮シ
リンダ(図示略)によって伸縮する。コラム33にはウ
インチ(図示略)が設けられており、そのワイヤロープ
36がブーム34の先端部からフック37を吊下してい
る。また、ブーム34の先端部の左右両側面には、投光
器アタッチメント1を取付けるための取付部38が固設
されている。
【0013】この車両架装式クレーン3は、ブーム34
の先端に投光器アタッチメント1を取付けることによ
り、移動可能な投光器として利用される。ここで、投光
器アタッチメント1は、図2及び図3に示すように、車
両架装式クレーン3のブーム34に連結するための連結
部材2と、この連結部材2の先端部に支軸22で枢支さ
れたランプ取付部材5とを備えている。
【0014】連結部材2は、基端部にブーム34の取付
部38に連結される連結部21、中央部上面に吊具24
が設けられている。連結部材2とランプ取付部材5との
間には、チルトシリンダ23が取付けられており、ラン
プ取付部材5が連結部材2に対してチルト自在になって
いる。ランプ取付部材5は、平面視でコ字状の枠体であ
り、その外側にランプ6が所定間隔で左右各3個、計6
個取付けられている。
【0015】ランプ取付部材5の先端側の左右には支柱
7、8が互いにクロスするように取付けられており、基
端側の左右には支柱9、10が垂直に取付けられてい
る。これらの支柱7、8、9、10は、それぞれ外筒7
1、81、91、101と各外外筒71、81、91、
101内に摺動自在に嵌挿された内筒72、82、9
2、102とからなり、各内筒72、82、92、10
2が各外筒71、81、91、101から下方へ引出さ
れた伸長位置と、各内筒72、82、92、102が各
外筒71、81、91、101内に格納された縮小位置
に、固定ピン11で固定されるようになっている。各内
筒72、82、92、102の下端部には、設置板7
3、83、93、103が取付けられている。
【0016】また、各支柱7、8、9、10の剛性を増
すために、支柱8の外筒81の下部と支柱10の外筒1
01の下部との間をバー12、支柱7の外筒71の下部
と支柱9の外筒91の下部との間をバー13で連結して
いる。投光器アタッチメント1をブーム34に取付ける
場合には、まず、図2及び図3の状態で保管されている
投光器アタッチメント1の吊具24に、車両架装式クレ
ーン3のフック37を掛け、取付対象である車両架装式
クレーン3自体を用いて投光器アタッチメント1を吊上
げ、図4に示すように、支柱7、8、9、10を伸長さ
せてピン固定11で固定しトラック4の荷台42上に載
置する。このときの連結部材2の高さを、水平状態にお
けるブーム34の高さと同じになるように設定しておく
と連結作業が容易となる。
【0017】次に、ブーム34を水平にし、伸長させて
先端の取付部38を連結部材2の連結部21に位置合わ
せし、取付孔39に取付ピン14を挿入して連結した
後、支柱7、8、9、10を短縮する。この状態で、ブ
ーム34を起立させ、図5に示すようにチルトシリンダ
23を若干伸長してランプ取付部材5をチルトさせるこ
とにより、車両架装式クレーン3が投光器として使用可
能となる。
【0018】投光器アタッチメント1をブーム34に取
付けたままトラック4を走行させる場合には、図6、図
7に示すように、ブーム34を倒伏させ、支柱7、8を
下端の接地板73、83が荷台42に当接するまで伸長
させることにより支柱7、8で投光器アタッチメント1
とブーム34の先端側を支持する。この状態でトラック
4を走行させれば、振動衝撃が低減し、ランプ6の損傷
を防止することができる。なお、支柱7、8に代えて、
又は支柱7、8と共に支柱9、10で投光器アタッチメ
ント1を支持してもよい。
【0019】投光器アタッチメント1を取外す場合に
は、取付けと逆の手順で行う。取外された投光器アタッ
チメント1は、図2のように支柱7、8、9、10を保
管用の架台として所定の保管場所に保管しておく。投光
器アタッチメント1を取外した車両架装式クレーン3
は、通常のクレーン作業に使用できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両架装
式クレーン用の投光器アタッチメントは、ブームへの取
付け、取外しを行う場合に、他のクレーンや専用の台座
等の補助手段を用いないで着脱することが可能であり、
また、投光器アタッチメントをブームに取付けた状態で
車両を走行させた場合の振動衝撃を低減させ、ランプの
損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である投光器アタッチメ
ントを取付けた車両架装式クレーンの側面図である。
【図2】投光器アタッチメントの保管状態を示す側面図
である。
【図3】投光器アタッチメントの保管状態を示す平面図
である。
【図4】投光器アタッチメントの取付作業の説明図であ
る。
【図5】投光器アタッチメントのチルトした状態を示す
側面図である。
【図6】車両架装式クレーンの車両走行時の状態を示す
側面図である。
【図7】車両架装式クレーンの車両走行時の状態を示す
背面図である。
【符号の説明】
1 投光器アタッチメント 2 連結部材 3 車両架装式クレーン 4 トラック 5 ランプ取付部材 6 ランプ 7 支柱 8 支柱 9 支柱 10 支柱 11 固定ピン 12 バー 13 バー 14 取付ピン 21 連結部 22 支軸 23 チルトシリンダ 24 吊具 34 ブーム 38 取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 101:00 B66C 23/68 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両架装式クレーンのブームに連結され
    る連結部材と、連結部材に対してチルト自在なランプ取
    付部材とを備えた車両架装式クレーン用の投光器アタッ
    チメントであって、ランプ取付部材に伸縮可能な支柱を
    設けたことを特徴とする車両架装式クレーン用の投光器
    アタッチメント。
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