JP2001107532A - 壁及び壁パネル - Google Patents

壁及び壁パネル

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JP2001107532A
JP2001107532A JP28591399A JP28591399A JP2001107532A JP 2001107532 A JP2001107532 A JP 2001107532A JP 28591399 A JP28591399 A JP 28591399A JP 28591399 A JP28591399 A JP 28591399A JP 2001107532 A JP2001107532 A JP 2001107532A
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JP
Japan
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wall
flat
wall panel
uneven
building components
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Application number
JP28591399A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Kato
幸弘 加藤
Nobuo Koike
信生 小池
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に凹凸のある壁及び壁パネルにおいて、
建築構成部品を簡易に、高精度で取付け可能とするこ
と。 【解決手段】 壁パネル10において、表面が凹凸のあ
る凹凸部11と、表面が平坦なフラット部12の組み合
せからなり、鉛直方向及び/又は水平方向で、少なくと
も2個のフラット部12を同一直線上に配置し、それら
のフラット部12の表面を同一面上に設定し、それらの
フラット部12の表面を建築構成部品の取付面として使
用可能としてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は壁及び壁パネルに関
する。
【0002】
【従来の技術】意匠公報1009430 号公報、1009436 号公
報に記載の如く、割石等を模様のモチーフとした、表面
に凹凸のある壁板1が示されている。即ち、従来の壁板
1は、図6に示す如く、表面が凹凸のある凹凸部2を組
み合せて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、以下の
問題点がある。 縦樋の支持具等の建築構成部品を壁面に取付けようと
するとき、例えば縦樋3の支持具4が凹凸部2の表面の
凹凸により傾き、施工精度がでない。
【0004】縦樋3の取付精度を出すためには、凹凸
部2の表面を削り、又はその凹凸表面にモルタルを盛っ
て、平坦な表面を形成する必要があり、現場工数が多大
になる。
【0005】縦樋3の取付精度を出すために、凹凸部
2の表面の凹凸を吸収する専用取付具を用いる場合に
は、多大なコストアップになる。
【0006】本発明の課題は、表面に凹凸のある壁及び
壁パネルにおいて、建築構成部品を簡易に、高精度で取
付け可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、複数の模様部分を水平方向と鉛直方向に並置してな
る壁において、表面が凹凸のある凹凸部と、表面が平坦
なフラット部の組み合せからなり、鉛直方向及び/又は
水平方向で、少なくとも2個のフラット部を同一直線上
に配置し、それらのフラット部の表面を同一面上に設定
し、それらのフラット部の表面を建築構成部品の取付面
として使用可能としてなるようにしたものである。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の本発明において更に、前記壁の少なくともフラット部
の裏面側に補強材を設けてなるようにしたものである。
【0009】請求項3記載の本発明は、複数の模様部分
を水平方向と鉛直方向に並置してなる壁パネルにおい
て、表面が凹凸のある凹凸部と、表面が平坦なフラット
部の組み合せからなり、鉛直方向及び/又は水平方向
で、少なくとも2個のフラット部を同一直線上に配置
し、それらのフラット部の表面を同一面上に設定し、そ
れらのフラット部の表面を建築構成部品の取付面として
使用可能としてなるようにしたものである。
【0010】
【作用】請求項1、3の発明によれば下記の作用があ
る。 凹凸部により表面に凹凸模様を形成された壁面の一部
に、鉛直方向及び/又は水平方向で同一直線上にあり、
しかも表面を同一面上に設定されたフラット部がある。
従って、縦樋の支持具等の建築構成部品を、鉛直方向の
同一直線上にある上述のフラット部の表面に簡易に、高
精度で取付けできる。また、物干し等の建築構成部品
を、水平方向の同一直線上にある上述のフラット部の表
面に簡易に、高精度で取付けできる。
【0011】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 壁の少なくともフラット部の裏面側に補強材を設けた
から、建築構成部品をこのフラット部に高精度で取付維
持できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態の壁パネルを
示す平面図、図2は壁成形用マスターを示す平面図、図
3は壁パネルへの建築構成部品の取付状態を示す斜視
図、図4は第2実施形態の壁パネルを示す平面図、図5
は第3実施形態の壁パネルを示す平面図、図6は従来例
における建築構成部品の取付状態を示す斜視図である。
【0013】(第1実施形態)(図1〜図3) 図1の壁パネル10は、図2のマスター20を用いて後
述する如くに成形されたものである。即ち、壁パネル1
0は、図1に示す如く、壁体10Aの表層に、表面が凹
凸のある割石状凹凸部11と、表面が平坦なタイル状フ
ラット部12を、水平方向と鉛直方向に並置した、木片
セメント版等からなる組み合せ成形体である。壁パネル
10は、鉛直方向及び水平方向で、少なくとも2個のフ
ラット部12を同一直線上に配置し、それらのフラット
部12の表面を同一面上に設定し、それらのフラット部
12の表面を建築構成部品の取付面として使用可能とし
てなるものである。
【0014】壁パネル10の成形は以下の如くになされ
る。 (1) マスター20を構成する。マスター20は、凹凸部
11の原型となる凹凸部成形型21と、フラット部12
の原型となるフラット部成形型22を水平方向と鉛直方
向に並置して構成される。具体的には、フラット部成形
型22を正方形とし、凹凸部成形型21を長方形とし、
凹凸部成形型21の短辺の長さはフラット部成形型22
と同一高さとし、凹凸部成形型21の長辺の長さは複数
種類の中から選択された1つの長さとしている。そし
て、1個又は複数個の凹凸部成形型21を水平方向と鉛
直方向に配置し、任意の凹凸部成形型21の隣にフラッ
ト部成形型22を並置し、マスター20を構成する。
【0015】(2) 1個の壁パネル10を構成する縦横サ
イズの範囲に、複数のマスター20を縦横に繰り返し配
置し、又は互いに180 度回転させて配置し、壁パネル1
0の原型を構成する。この壁パネル10の原型を用い
て、壁パネル10の成形型を作成する。
【0016】(3) 壁パネル10の成形型に木片セメント
等を充填し、木片セメント版からなる壁パネル10を成
形する。
【0017】尚、壁パネル10は、建物ユニット等の外
壁として用いられ、高さ寸法は建物の階高と略同等と
し、横幅寸法は建物のモジュールが900 であれば、300
、450、600 、1200等の300mm の倍数、モジュールが10
00であれば、250 、500 、750、1000等の250mm の倍数
となる。
【0018】壁パネル10は以下の如くに使用される。 (1) 壁パネル10は、建物ユニット等の壁構造体にカー
テンウォール方式等により固定される。
【0019】(2) 壁パネル10の両側部又は中央部の鉛
直方向で同一直線上にある複数のフラット部12の表面
に、雨樋の縦樋や雨戸の戸袋等の建築構成部品を取付け
る。図3は、縦樋13の支持具14を取付ける例であ
る。
【0020】(3) 壁パネル10のサッシ取付用等の開口
部に上下のモジュール位置のそれぞれでは、開口部の上
側の水平方向で同一直線上にある複数のフラット部12
の表面に、庇、オーニング、シャッター、物干し、面格
子等の建築構成部品を取付け、開口部の下側の水平方向
で同一直線上にある複数のフラット部12の表面に、花
台、空調室外機台、キャンチバルコニー等の建築構成部
品を取付ける。
【0021】尚、壁パネル10において、壁全体又はフ
ラット部12の裏面側の、壁内部又は壁裏部には、金属
板、鉄筋、樹脂製ネット、金属製ネット等の補強材が混
入又は裏打ちされ、建築構成部品をフラット部12に取
付ける際の壁パネル10の補強を図ることができる。
【0022】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 凹凸部11により表面に凹凸模様を形成された壁面の
一部に、鉛直方向及び/又は水平方向で同一直線上にあ
り、しかも表面を同一面上に設定されたフラット部12
がある。従って、縦樋13の支持具14等の建築構成部
品を、鉛直方向の同一直線上にある上述のフラット部1
2の表面に簡易に、高精度で取付けできる。また、物干
し等の建築構成部品を、水平方向の同一直線上にある上
述のフラット部12の表面に簡易に、高精度で取付けで
きる。
【0023】壁の少なくともフラット部12の裏面側
に補強材を設けたから、建築構成部品をこのフラット部
12に高精度で取付維持できる。
【0024】(第2実施形態)(図4) 第2実施形態の壁パネル30は、第1実施形態のマスタ
ー20と同様なマスターを用いて第1実施形態の壁パネ
ル10と同様に成形されたものである。
【0025】壁パネル30は、薄巾長方形の凹凸部31
と、凹凸部31の短辺を1辺の長さとする薄巾正方形の
フラット部32と、広巾長方形の凹凸部33の組み合せ
からなり、壁体30Aの表層に、凹凸部31とフラット
部32を水平方向に並置し、これらの凹凸部31とフラ
ット部32の上下に凹凸部33を並置した、木片セメン
ト版等からなる組み合せ成形体である。
【0026】壁パネル30は、鉛直方向及び水平方向
で、少なくとも2個のフラット部32を同一直線上に配
置し、それらのフラット部32の表面を同一面上に設定
し、それらのフラット部32の表面を建築構成部品の取
付面として使用可能としたものである。
【0027】(第3実施形態)(図5) 第3実施形態の壁パネル40は、第1実施形態のマスタ
ー20と同様なマスターを用いて第1実施形態の壁パネ
ル10と同様に成形されたものである。
【0028】壁パネル40は、長方形の凹凸部41と、
凹凸部41と同一高さで同一長さの長方形のフラット部
42の組み合せからなり、壁体40Aの表層に、凹凸部
41とフラット部42を水平方向と鉛直方向に並置し
た、木片セメント版等からなる組み合せ成形体である。
【0029】壁パネル40は、鉛直方向及び水平方向
で、少なくとも2個のフラット部42を同一直線上に配
置し、それらのフラット部42の表面を同一面上に設定
し、それらのフラット部42の表面を建築構成部品の取
付面として使用可能としたものである。このとき、鉛直
方向では、フラット部42の全長同士の互いに全部同一
直線上に揃えた組と、フラット部42の長さの一部ずつ
を互いに同一直線上に配置した組とを有する。
【0030】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は、複数の模様部分を予め一体に成形した壁パネル
とするものに限らず、各1個のタイル等のピースを建築
現場で建物の壁構造体に1個ずつ貼着して構成される壁
においても適用できる。
【0031】また、本発明の実施において、ピースの構
成部材としては、木片セメント版に限らず、広く一般の
壁構成材料を採用できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表面に凹
凸のある壁及び壁パネルにおいて、建築構成部品を簡易
に、高精度で取付けできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の壁パネルを示す平面図で
ある。
【図2】図2は壁成形用マスターを示す平面図である。
【図3】図3は壁パネルへの建築構成部品の取付状態を
示す斜視図である。
【図4】図4は第2実施形態の壁パネルを示す平面図で
ある。
【図5】図5は第3実施形態の壁パネルを示す平面図で
ある。
【図6】図6は従来例における建築構成部品の取付状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、30、40 壁パネル 11、31、41 凹凸部 12、32、42 フラット部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の模様部分を水平方向と鉛直方向に
    並置してなる壁において、 表面が凹凸のある凹凸部と、表面が平坦なフラット部の
    組み合せからなり、 鉛直方向及び/又は水平方向で、少なくとも2個のフラ
    ット部を同一直線上に配置し、それらのフラット部の表
    面を同一面上に設定し、それらのフラット部の表面を建
    築構成部品の取付面として使用可能としてなることを特
    徴とする壁。
  2. 【請求項2】 前記壁の少なくともフラット部の裏面側
    に補強材を設けてなる請求項1記載の壁。
  3. 【請求項3】 複数の模様部分を水平方向と鉛直方向に
    並置してなる壁パネルにおいて、 表面が凹凸のある凹凸部と、表面が平坦なフラット部の
    組み合せからなり、 鉛直方向及び/又は水平方向で、少なくとも2個のフラ
    ット部を同一直線上に配置し、それらのフラット部の表
    面を同一面上に設定し、それらのフラット部の表面を建
    築構成部品の取付面として使用可能としてなることを特
    徴とする壁パネル。
JP28591399A 1999-10-06 1999-10-06 壁及び壁パネル Pending JP2001107532A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004190437A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Nichiha Corp 建築板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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