JP2516573Y2 - セラミツクス装飾板 - Google Patents

セラミツクス装飾板

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JP2516573Y2
JP2516573Y2 JP686391U JP686391U JP2516573Y2 JP 2516573 Y2 JP2516573 Y2 JP 2516573Y2 JP 686391 U JP686391 U JP 686391U JP 686391 U JP686391 U JP 686391U JP 2516573 Y2 JP2516573 Y2 JP 2516573Y2
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俊和 松本
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンクリート建造物
の壁面等に金具によつて取り付けられたり、PC板やA
LC板等に打ち込み一体化されるセラミツクス装飾板に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンクリート建造物等の壁面
に金具でセラミツクス装飾板を取り付けて美観を高める
ことが行われている。また、最近では、工場内でPC板
やALC板を量産する際にセラミツクス装飾板を打ち込
んで一体的に取り付けることも行われている。このよう
なセラミツクス装飾板の取り付け方法としては、一般
に、セラミツクス装飾板の裏面側に取付金具を取り付
け、この取付金具を介してコンクリート板と連結した
り、あるいはコンクリート硬化用型枠内に、セラミツク
ス装飾板を下向きに置き、上記取付金具を取り付けた上
でコンクリート内に埋設させる鉄筋材等とこの取付金具
とを連結したのち、上記型枠内にコンクリート材料を充
填し養生硬化させてコンクリート表面にセラミツクス装
飾板を取り付けることが行われている。
【0003】このようなセラミツクス装飾板を取り付け
る場合、セラミツクス装飾板の裏面が平坦なものであれ
ば、取付金具を取り付けようとする任意の位置に、取付
金具取り付け用の溝を切削加工することができる。しか
し、本願出願人がすでに出願している、裏面が平坦でな
いセラミツクス装飾板(実願昭62−195155号、
昭和62年12月22日出願)では、図7および図8に
示すように、セラミツクス装飾板1の裏面2が凹凸にな
つているため、任意の位置に溝切り加工を施すことがで
きない。そこで、裏面の外周縁に形成された補強用リブ
3の四隅の側面を利用して、この部分に係止用の孔5を
穿設し、この孔5に、図9に示すように、壁部6側に取
り付けられた取付板7側から突出するピン7aを係合さ
せることにより、セラミツクス装飾板1を、表面を外側
に向けた状態で壁面に配設するようにしている。なお、
図6,図7において、4は、補強用リブ3のない部分に
所定間隔で設けられる変形防止用の柱状突起である。
【0004】また、同じく本願出願人がすでに出願して
いるセラミツクス装飾板(実願平1−54934号,平
成1年5月12日出願)では、図10およびそのB−
B′断面図である図11に示すように、セラミツクス装
飾板12の平坦でない裏面の縦横に補強用リブ12aを
形成し、このリブ12aに沿つて、互いの間隔が開口側
から底部側に向けて徐々に狭くなつた一対の係合溝13
を所定間隔で複数個設けるようにし、この係合溝13に
取付金具を係合させることにより、壁面に取り付けるよ
うにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図7〜
図9に示すような取付方法では、必ずセラミツクス装飾
板1の四隅で取り付けなければならず、この取付部に対
応する壁面6側の部分に、窓枠等の障害物が重なる場合
には、この部分で取り付けることができず、セラミツク
ス装飾板1の取付強度が弱くなるという問題を有してい
る。
【0006】また、図10,図11に示すように、裏面
の上下方向に係合溝13を設けて取付金具と係合させる
方法では、セラミツクス装飾板12を取り付ける場合
に、必ず上下方向を、溝13の延びる方向に一致させる
必要があり、横向けに使用することができないという問
題がある。
【0007】この考案は、このような事情に鑑みなされ
たもので、裏面が平坦でないセラミツクス装飾板におい
て、取付金具の取付位置を自由に選択することのできる
ような構成にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案のセラミツクス装飾板は、表面に立体模様
が形成され裏面に格子状に延びる補強用リブが一体的に
突設されたセラミツクス装飾板であつて、上記格子状の
補強用リブによつて区切られる四角形凹部のうち、セラ
ミツクス装飾板の四隅でそれぞれ四角枠を形成する連続
的な四角形凹部列の各凹部内に、対角線に沿つて斜めに
リブが形成されているという構成をとる。
【0009】
【作用】すなわち、この考案のセラミツクス装飾板は、
裏面に格子状の補強用リブを有し、この補強用リブによ
つて区切られる四角形凹部のうち、セラミツクス装飾板
の四隅でそれぞれ四角枠を形成する連続的な四角形凹部
列の各凹部内に、対角線に沿つて斜めにリブを形成した
ものである。したがつて、四角枠を形成する連続的な四
角形凹部列を囲う各補強用リブは、いずれも上記斜めの
リブによつて、強度的に補強されており、どの補強用リ
ブに対しても、溝加工,逆テーパ加工等を施して取付金
具を取り付けることができる。このため、壁面側に、何
らかの支障があつて取付金具をセラミツクス装飾板の四
隅のいずれかの位置に取り付けることができない場合に
は、その部分だけ取付金具の取付位置をずらすことがで
きる。また、四角枠の縦辺側の補強用リブを用いても横
辺側の補強リブを用いても差し支えないため、セラミツ
クス装飾板の上下,あるいは左右を揃えて配置させる必
要がなく、現場施工がスムーズになるという利点を有す
る。さらに、溝加工,逆テーパ加工等のできる補強用リ
ブは、斜めのリブ付きの四角形凹部を囲う部分であり、
視覚的に他の補強用リブから容易に区別することができ
るため、瞬時に、適宜の補強用リブを選択して溝加工等
を施すことができる。
【0010】つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳
細に説明する。
【0011】
【実施例】図1は、この考案の一実施例のセラミツクス
装飾板20の裏面を示している。このセラミツクス装飾
板20は、図7,図10に示すセラミツクス装飾板1,
12と同様、表面側の立体模様の凹凸に合わせて裏面側
にも凹凸が与えられて全体として略同一厚みになつてい
る。そして、この裏面20aには、縦,横に所定間隔で
延びる補強用リブ21によつて、格子模様が形成されて
いる。この格子状の補強用リブ21によつて区切られる
四角形凹部22のうち、セラミツクス装飾板20の四隅
でそれぞれ四角枠Tを形成する連続的な四角形凹部列の
各凹部22a内に、それぞれその対角線に沿つて斜めに
リブ23が形成されている。
【0012】上記斜めリブ23を有する各凹部22aを
囲う補強用リブ21の部分は、上記斜めリブ23によつ
て、一層強度が高められているため、この部分に、図2
および図3(図2のC−C′切断斜視図)に示すよう
に、開口側から底面側に向かつて逆テーパの係合部26
を形成して、この係合部26に取付金具を取り付け、従
来と同様の方法によつて壁面に現場施工で取り付けるこ
とができる。あるいは、コンクリート板成形時に、この
係合部26に取付金具を取り付け、この取り付け面を上
にしてコンクリート成形型枠内に載置して、その上から
コンクリート材を充填して一体的に打設するようにして
もよい。なお、係合部26を、逆テーパに削り加工する
のではなく、図11に示すような溝13に加工するよう
にしてもよい。
【0013】なお、この係合部26を形成する位置は、
セラミツクス装飾板20の裏面20aの四隅P,Q,
R,Sに限らず、斜めリブ23付きの四角枠Tを構成す
る補強用リブ21部分であれば、どの部分を用いてもよ
い。例えば、この四隅のいずれかが、壁面側の窓枠等に
重なつて取り付けに供することができない場合には、四
角枠Tを構成する他の補強用リブ21部分に、その場で
逆テーパ加工等を行つて係合部26をつくり、この部分
に取付金具を取り付けることができる。
【0013】また、このセラミツクス装飾板20を、図
1の状態から90°反転させた場合、四角枠Tの配置は
図1と同一になるため、図2で鎖線で示すように、左右
方向のみならず、上下方向にも係合部26′を設けてお
くと、現場施工時に、反転状態でセラミツクス装飾板2
0を取り付けることもできる。したがつて、セラミツク
ス装飾板20の上下方向および左右方向をいちいち確認
する必要がなく、手にとつてそのまま壁面等に取り付け
ていくことができ作業性がよい。
【0014】さらに、上記セラミツクス装飾板20にお
いて、四角枠Tを構成する四角形凹部列以外の凹部22
にも、斜めリブ23を設けるようにしてもよい。例え
ば、図4に示すように、四角枠Tの四隅の外側に接する
凹部22bにも、斜めリブ23を設けるようにすると、
取付金具の取付位置を、より自由に選べるようになり、
好適である。
【0015】なお、上記セラミツクス装飾板20は、例
えば図5およびそのD−D′断面図である図6に示すよ
うな取付金具32および固定金具43によつて構造躯体
30の壁面31に取り付けることができる。すなわち、
まず、L字状のアングル45と、ボルト46を中心にし
てその角度が変わるよう連結されたリンク片47a,4
7bを備えた固定金具43を用意し、この固定金具43
のアングル45の縦片45aをアンカーボルト42で壁
面31に固定する(長孔40によつて高さ調節可能)。
そして、アングル45の横片45bの長孔48に挿通さ
れたボルト49の位置を調節してリンク片47a,47
bの角度を変えてボルト46を、壁面31から適宜離れ
た位置に位置決めする。このボルト46には、パイプ5
0を挟んで上下一対の係止板51,52が設けられてお
り、この係止板51,52に、断面略H字状の胴縁44
を水平方向に延ばした状態で取り付け保持させる。一
方、セラミツクス装飾板20の四隅の四角枠Tのいずれ
かの位置に設けられた係合部26のそれぞれに、取付金
具32を取り付ける。ただし、上下間のセラミツクス装
飾板20を取り付ける取付金具32は、図5に示すよう
に、上下の配置で互いに逆向きに取り付ける。この取付
は、各取付金具32の先端の、逆テーパ曲成部33を、
セラミツクス装飾板20の係合部26の逆テーパ面に沿
つて入り込ませながら、ボルト34を締めてその開度を
小さくしていくことによつて行われる。つぎに、四隅に
取付金具32が取り付けられたセラミツクス装飾板20
を、下部側の取付金具32で前記胴縁44の縦片の上部
44aを挟持するようにして保持させ、その下側に配置
させるセラミツクス装飾板20の上部側の取付金具32
で上記胴縁44の縦片の下部44bを挟持するようにし
て保持させる。この一連の動作を繰り返すことにより、
構造躯体30の壁面31に沿つて上下左右に複数のセラ
ミツクス装飾板20を取り付けることができる。なお、
この取付金具32の内側には、コイルバネ35によつて
押し付け付勢された断面コ字状の取付片36が取り付け
られており、このコ字状の縦片から延びる先端係合爪3
7が、胴縁44の縦片の上部44aおよび下部44bと
係合して上記取付を強固に保持するようになつている。
【0016】なお、この考案では、上記取付金具32,
32aに限らず、セラミツクス装飾板20の係合部26
のテーパ部と係合するような取付金具であれば、どのよ
うなものを用いても差し支えはない。
【0017】
【考案の効果】以上のように、この考案のセラミツクス
装飾板は、裏面に格子状の補強用リブを有し、この補強
用リブによつて区切られる四角形凹部のうち、セラミツ
クス装飾板の四隅でそれぞれ四角枠を形成する連続的な
四角形凹部列の各凹部内に、対角線に沿つて斜めにリブ
を形成したものである。したがつて、この考案によれ
ば、この斜めリブが形成された四角枠の補強用リブ部分
の任意の位置に、溝加工,逆テーパ加工等を施して取付
金具を取り付けることができる。このため、取付金具の
位置を、現場施工時に、臨機応変に変更することがで
き、また、その取り扱いも、上下左右の向きが規制され
ないので、手に取つてスムーズに取り付けることができ
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の裏面図である。
【図2】上記実施例の要部拡大図である。
【図3】上記図2のC−C′断面図である。
【図4】この考案の他の実施例の裏面図である。
【図5】この考案の一実施例における取付金具の取付態
様の説明図である。
【図6】上記図5のD−D′断面図である。
【図7】従来のセラミツクス装飾板の一例である。
【図8】上記図7のA−A′断面図である。
【図9】上記従来のセラミツクス装飾板の取付態様の説
明図である。
【図10】従来のセラミツクス装飾板の他の例である。
【図11】上記図10のB−B′断面図である。
【符号の説明】
20 セラミツクス装飾板 20a 裏面 21 補強用リブ 22 四角形凹部 23 斜めリブ 24a 四角枠を構成する各凹部 26 係合部 T 四角枠

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に立体模様が形成され裏面に格子状
    に延びる補強用リブが一体的に突設されたセラミツクス
    装飾板であつて、上記格子状の補強用リブによつて区切
    られる四角形凹部のうち、セラミツクス装飾板の四隅で
    それぞれ四角枠を形成する連続的な四角形凹部列の各凹
    部内に、対角線に沿つて斜めにリブが形成されているこ
    とを特徴とするセラミツクス装飾板。
JP686391U 1991-01-23 1991-01-23 セラミツクス装飾板 Expired - Fee Related JP2516573Y2 (ja)

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