JP2001106142A - 補助動力付き自転車のバッテリ施錠装置 - Google Patents
補助動力付き自転車のバッテリ施錠装置Info
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract
の係合から解放する操作ができ、また跨ぎ部に何ら出っ
張るものがないバッテリ施錠装置を提供すること。 【解決手段】 シートポスト23の後側に沿ってバッテ
リ4が配置されており、該バッテリ4の下部後側に、バ
ッテリの取り外しを係合により阻止する係合手段(係合
フック52)が設けられている。該バッテリ4の上部後
側には、該係合手段に作用する操作手段(操作レバー4
5)の操作部45eが設けられている。ユーザは、前記
操作手段45の操作部45eを立った楽な姿勢で操作す
ることにより、前記係合手段52の係合を解放し、バッ
テリ4の取り外すことができるようになる。また、バッ
テリ4は、バッテリ収納ケース5に対して、その下部後
側で前記係合手段により、また上部後側で上部位置規制
部材で支持されているので、バッテリ4の収納ケース5
への挿脱着時に正確に位置決めされる。
Description
車のバッテリ施錠装置に関し、特に、バッテリの施錠、
解錠操作をしやすくした補助動力付き自転車のバッテリ
施錠装置に関する。
電動モータによる駆動系とを併設し、人力による駆動ト
ルクつまり踏力を検知し、検知された踏力に応じて補助
動力源を付勢し、踏力を補助するようにした補助動力付
き自転車が従来から提供されている。このような自転車
には、電動モータを稼働させるためのバッテリが搭載さ
れ、このバッテリは、シート(サドル)から斜め下方に
延びるシートポストに沿って配置されている。その一例
として、例えば特開平10−45075号公報に記され
ているものがある。
部前面、すなわち自転車の跨ぎ部下部にバッテリのロッ
ク機構が設けられている。該バッテリのバッテリボック
スに対する解錠は、該ロック機構にキーを差込みこれを
所定方向に回動することにより行われる。
いては、バッテリのロック機構がバッテリの下部前面、
すなわち自転車の跨ぎ部下部に設けられているため、該
ロック機構を解錠する時には、屈んでキーをロック機構
に差込んで回動しなければならず操作がしづらいという
問題があった。また、該ロック機構は跨ぎ部に出っ張り
として突出しているため、運転者がフレームを跨ぐ際に
邪魔になるという問題、さらに前記ロック機構を解錠す
るときには、キーを使用しなければならず、面倒である
という問題もあった。
題点を除去し、立った楽な姿勢でバッテリをその収納ケ
ースの係合から解放する操作ができ、また跨ぎ部に何ら
出っ張るものがない補助動力付き自転車のバッテリ施錠
装置を提供することにある。
ために、本発明は、シートポストの後側に沿って配置さ
れるバッテリを有する補助動力付き自転車のバッテリ施
錠装置において、前記バッテリの下部後側に設けられ
た、バッテリの取り外しを係合により阻止する係合手段
と、該バッテリの上部後側にその操作部が設けられた、
前記係合手段に作用する操作手段とを具備し、前記操作
手段の操作部を操作することにより、前記係合手段の係
合を解放し、バッテリの取り外しを可能とした点に第1
の特徴がある。この特徴によれば、前記操作手段の操作
部がバッテリの上部後側に設けられているので、ユーザ
は立ったままの姿勢で操作手段の操作部を操作し、バッ
テリの係合を解放できるので、楽な姿勢で操作手段を操
作しバッテリの取り外しをすることができるようにな
る。
後部に設けられたバッテリ収納ケースに収納し、かつ該
バッテリ収納ケースとその下部後側で係合させると共
に、上部後側で凸凹係合させるようにした点に第2の特
徴がある。この特徴によれば、バッテリはその下部と上
部でバッテリ収納ケースに支持され、バッテリの挿脱着
時に所定の位置に正確に収納されると共に、自転車の走
行時に車体に振動が起きても安定な姿勢を保持すること
ができるようになる。
ルロック装置と連動して、施錠、解錠されるようにした
点に第3の特徴がある。この特徴によれば、ホイールロ
ック装置が解錠されている時には、何らのキーを用いる
ことなく該操作手段を操作してバッテリを取り外すこと
ができるので、実用上非常に便利である。
を詳細に説明する。図1は、本発明の電動補助ユニット
を適用した電動補助自転車の側面図、図2は該電動補助
自転車に搭載されるバッテリとその収納ケースの概略斜
視図、図3は図1の要部の拡大図である。
車の車体フレーム2は、車体前方に位置するヘッドパイ
プ21と、ヘッドパイプ21から後下りかつ下に凸状に
延びるダウンパイプ22と、ダウンパイプ22の終端部
近傍から上方に立上がるシートポスト23とを備える。
ダウンパイプ22とシートポスト23との結合部および
その周辺部は、上下に2分割されて着脱される樹脂カバ
ー33により覆われている。前記ヘッドパイプ21の上
部にはパイプ27Aを介して操向ハンドル27が回動自
在に挿通され、下部には前記操向ハンドル27により操
舵されるフロントフォーク26が操向可能に支承されて
いる。フロントフォーク26の終端には前輪WFが回転
自在に軸支されている。
2の下部には、踏力アシスト用の電動モータを含む電動
補助ユニット1が、前記ダウンパイプ22の後端92、
シートポスト23に溶接されるバッテリブラケット49
の前部91およびチェーンステイ25と共締めでブラケ
ット49の後部90の3か所でネジ止め固定により懸架
されている。電動補助ユニット1の電源スイッチ29は
電源キーによりオン/オフされるように、ダウンパイプ
22上のヘッドパイプ21の近傍に設けられている。な
お、電源スイッチ29はハンドルポスト27A前方のハ
ンドル27上に設けても良い。
ポスト23との結合部が電動補助ユニット1の前部にレ
イアウトされているので、電動補助ユニット1を低位置
に配置でき、低重心化が可能となる。また、フレームの
高さを低く抑えられるので“跨ぎ易さ”が向上する。
が回転自在に支承され、クランク軸101の左右両端に
はクランク11を介してペダル12が軸支されている。
電動補助ユニット1から後方側に延出される左右一対の
チェーンステイ25の終端間には、駆動輪としての後輪
WRが軸支されている。シートポスト23の上部および
両チェーンステイ25の終端間には、左右一対のシート
ステイ24が設けられている。シートポスト23には、
上端にシート30を備えるシートパイプ31が、シート
30の上下位置を調整可能とすべく、シートポスト23
内で摺動可能に装着されている。
部には、バッテリ4を収納するバッテリ収納ケース5
(以下、収納ケースと呼ぶ)が取り付けられている。バ
ッテリ4は、略直方体のバッテリケースに収容された複
数のバッテリセルを含み、該バッテリ4は長手方向が略
上下方向となるようにシートポスト23に沿って設置さ
れる。
端)には、図2に示したように、バッテリ4に付けられ
た取っ手41が車体右側に寄せて設けられている。取っ
手41は回転軸41aを中心に回動自在に取付けられ、
常時はバッテリ4のコーナへ押し当てられている。一般
的に、運転者は車体の左側に立つことが多いので、取っ
手41を車体右側、その回転軸41aを車体左側に配置
したことにより、取っ手41を矢印a方向に起こし易く
できる。
上面側部には充電残量計42が設けられ、押しボタン4
3を押すと充電残量が表示される。前記残量計42は、
シート30の左側上方から確認しやすいように、左傾斜
の面に取り付けられている。これにより、運転者は立っ
た状態でバッテリ残量を上方から確認することができ
る。
錠・解錠するための操作レバー45とホイールロック装
置100が設置されている。操作レバー45はバッテリ
収納ケースの後側に設けられた、上下方向に長くかつ断
面がほぼ矩形の側室50(図2参照)に挿入されてい
る。側室50の下部には、図3に示されているように、
捩じりバネ51により、バッテリ4方向に付勢された係
合フック52が設けられている。この係合フック52
は、バッテリ装填時には、バッテリ4の下部に設けられ
た断面が「く」の字形の凹部47と係合する。なお、図
2の45aは、後述の説明から明らかになるように、操
作レバー45のかぎ形突起45bと側室50の内側に突
出した切り起し50aとの間に懸架されるスプリングで
ある。
−アーム24に溶接等で固定されたブラケット40にね
じ39により固定され、このブラケット40にはさらに
ホイールロック装置100、リヤフェンダ34もそれぞ
れねじ44a、44bで固定される。
軸81、増速ギヤ82、モータM、ギヤ83、アイドル
軸84、ギア13Aを備えた駆動スプロケット13等が
配置されている。モータMは前記バッテリ4によって給
電され、図示されていない踏力検出器によって検出され
た踏力に応じた補助動力を発生する。この補助動力は、
クランク軸81で発生された人力による駆動トルクと合
成され、駆動スプロケット13およびチェーン6を介し
て後輪WRのホイールスプロケット14へ伝達される。
前記駆動スプロケット13の全部およびチェーン6の上
半分はチェーンカバー32で覆われている。
造図、図15は図14のX−X線断面図である。
の上端に溶接により第1ブラケット66が固着されてい
る。第1ブラケット66の左右方向の断面はコの字形を
しており、その左右両壁に軸69が回動自在に掛け渡さ
れている。この軸69の長さ方向中央にはレバー65が
固着されており、また、該軸69に捩じりばね67が嵌
挿され、その一端はレバー65に、他端は第1ブラケッ
ト66に係止されている。レバー65は該捩じりばね6
7によって反時計方向に付勢されている。レバー65の
操作部位65aはシート30の前側下部に前下がりに突
出しており、立った姿勢で横から見れば容易に目視する
ことができ、ユーザは、従来装置のように屈んで下から
シート30の内側を見上げなくても簡単に見つけること
ができる。
ット66と対向する位置であって、該シート30の裏側
に第2ブラケット71が固定されており、その中央部の
予定の位置に前記レバー65の端部に設けられたラッチ
部65bを挿通する係止孔72が形成されている。該第
2ブラケット71も左右方向の断面はコの字形をしてお
り、その先端部の左右両壁は第1ブラケット66の先端
部の左右両壁と一方が内側、他方が外側となるように重
なっている。そして、この重なり部に、左右方向に延び
る回動軸73が掛け渡され、該回動軸73の中央部に捩
じりばね74が挿通されている。この結果、第2ブラケ
ット71およびシート30は該捩じりばね74によっ
て、反時計方向に付勢されている。
ット66側にシート30の左右方向のがたを抑えるため
の上方突部91が溶接で設けられ、該上方突部91と第
2ブラケット71との間に緩衝材としてのゴム92が充
填されている。前記上方突部91は第2ブラケット71
の内側に入込み、シート30が左右にがたを生ずるのを
抑制する。
ザがレバー65の操作部位65aを矢印Aの方向、すな
わち左斜め上方に押すと、レバー65の前記ラッチ部6
5bが第2ブラケット71の係止孔72から外れ、シー
ト30は前記捩じりばね74のばね力により反時計方向
に弾発的に回動される。そして、シート30は点線図示
の30´の位置まで回動する。この回動位置は、前記バ
ッテリ4を上方向に引き抜く時に、バッテリ4とシート
30が干渉しない位置である。この回動時、レバー65
およびそのブラケットへの取付け部材は、第1ブラケッ
ト66側に残るので、回動する第2ブラケット71側の
シートの重さをこれらの分だけ軽くできる。このため、
シートの回動が軽くなり、前記回動軸73にかかる負担
を軽減できるようになる。
は、シート30が捩じりばね74のばね力に抗して時計
方向に回動されると、ほぼ水平位置にきた所で、ラッチ
部65bが係止孔72の縁に当接する。さらに、シート
30が同方向に回動されると、ラッチ部65bが捩じり
ばね67のばね力に抗して時計方向に回動し、係止孔7
2の縁がラッチ部65bを通り過ぎた所で、ラッチ部6
5bが捩じりばね67の復帰力により弾性的に係止孔7
2に係止する。これにより、シート30は、図14の実
線位置に戻り停止する。
て、バッテリ4および収納ケース5の後部の構成を詳細
に説明する。図4はバッテリ4および収納ケース5の後
部の正面図である。
は2本のリヤアッパ−アーム24の間に設置され、収納
ケース5にバッテリ4が収納されると、充電残量計42
を上面に有する出っ張り部が左側のリヤアッパ−アーム
24上に位置する配置になる。操作レバー45の最上部
には、後方に突出した操作部45eが設けられ、長さ方
向の中央部と下部に2個の右斜め下がりのガイド孔45
c,45dを有している。これらのガイド孔には、前記
バッテリ収納ケースの側室50の内壁に固着された突出
ピン46a,46b(図3参照)が遊合している。操作
レバー45は、中央より下部に設けられたかぎ形突起4
5bと、前記側室50の切り起し50aとの間に懸架さ
れたスプリング45aにより、上方に付勢されている。
に、回動軸51aの軸芯に設けられた捩じりばね51に
より右側視時計方向に付勢された係合フック52はバッ
テリ4の「く」の字形凹部47に係合している。バッテ
リ4は係合フック52により下部を固定されるので、車
体が振動しても上下および左右に移動せず、安定な着座
状態を維持する。また、この固定状態において、ユーザ
がシート30を前倒しして、取っ手41を持ってバッテ
リ4を上方に抜こうとしても、抜くことはできない。
1aがバッテリの凹部47より後部上方に設けられてお
り、回動により係合フック52がバッテリを押さえるの
で、バッテリを抜く方向の斜め上方からバッテリの上方
移動をおさえる働きをする。したがって、係合手段の後
方の突出量を少なくしながら、バッテリの抜き方向への
係合力を有効に作用させることができる。
時の動作を、図5を参照して説明する。バッテリ4を収
納ケース5から抜く時には、まずレバー65を操作して
シート30がバッテリの引き抜きの邪魔にならない位置
まで前倒しに回動され、その後、操作レバー45の操作
部45eが下方に押圧される。そうすると、操作レバー
45は前記ガイド孔45c,45dに案内されかつスプ
リング45aのばね力に抗して、後方視右斜め下方へ移
動する。この過程で、操作レバー45の下端45fは係
合フック52の上端に当接し、次いで該上端を下方へ押
圧する。この結果、係合フック52は反時計方向に回動
し(図3に点線で図示)、フック47とバッテリ4の
「く」の字形凹部47との係合は解除される。
45eから手を離すと、操作レバー45はスプリング4
5aのばね力により上方に持ち上げられようとするが、
この時、前記突出ピン46a、46bがガイド孔45
c,45dの上部の下辺45c' 、45d' に係合し、
その位置に停止する。したがって、ユーザは操作レバー
から手を離してバッテリを操作レバーを操作した手で持
ち上げる動作に移ることができ、バッテリの引き抜きを
片手でも行うことが可能となり、操作性が良好となる。
の取っ手41を握り、上方に持ち上げると、バッテリ4
を収納ケース5から抜き取ることができる。この時、バ
ッテリ4の上部に形成されている突起48が、操作レバ
ー45の上部右側に突出して形成されている突起45g
と係合し、操作レバー45は左斜め上方に少し持ち上げ
られる。これにより、前記突出ピン46a、46bの前
記下辺45c' 、45d' に対する係合は解除され、操
作レバー45は元の位置、すなわち図4の位置に戻る。
係合フック52も、当然図3の実線位置に戻る。
レバーを戻す操作をする必要がなく、バッテリの引き抜
きが一層簡単に行えることになる。さらに言えば、バッ
テリが挿着されていない状態で操作レバーを押しても操
作レバーは押した位置で保持されるが、その状態でもバ
ッテリを挿入すれば突起48と突起45gが当接して、
操作レバーは図示の状態に戻ることができ、誤ってレバ
ーが押されていても問題はない。
納ケース5の上方から該収納ケース5内に挿入すると、
バッテリ4の全部がほぼ収納ケース5内に入った所で、
バッテリ4の下端が係合フック52の側部に当接し、係
合フック52を右側視反時計方向に押圧する。さらにバ
ッテリ4が収納ケース5の奥の方へ収納されると、バッ
テリ4の「く」の字形凹部47に係合フック52が弾性
的に係合し、バッテリ4は収納ケース5に固定される。
これと同時に、バッテリ4の底部に設けられた+、−の
出力端子(放電接点)と、シートポスト23に溶接等で
固着されたバッテリブラケット49(図3参照)にねじ
で固定された接点ユニット60とが電気的および機械的
に接続される。この接続は、バッテリ4の自重と係合フ
ック52による押圧とにより、安定したものになる。
バッテリの係合手段がバッテリの後部下方のデッドスペ
ースを有効利用しながら接点近傍位置で接点の接続を安
定的に保持しながら、その係合手段の操作部がバッテリ
の後部上方というユーザが極めて操作し易い位置にあ
り、コンパクトで操作性の良いバッテリの固定構造を提
供することができるのである。
概略斜視図を示す。接点ユニット60は、ねじ61a、
61bで前記バッテリブラケット29に固定される。2
本の上下方向に延びる接点端子62a,62bは、バッ
テリ4の底部に形成されている+、−の出力端子と接続
され、電動補助ユニット1に電力を供給する。
8を参照して説明する。この実施形態は、前記第1実施
形態では操作レバー45を下方に押圧すると操作レバー
45が右斜め下方にずれるのに対し、操作レバー45が
下方に真っ直ぐに移動するようにして操作レバーの左右
のガタがないようにしたものである。
向の幅は操作レバー45の同方向の幅より少しだけ大き
目であり、操作レバー45の上下方向移動のガイドとな
っている。操作レバー45の操作部45eの側方には第
1のフック71が下方に向かって設けられ、収納ケース
5には、回動軸73aを中心に回動可能とされる第2の
フック73が該第1のフック71と対向して設けられて
いる。操作レバー45の中央よりやや下の位置に設けら
れたピン75と前記側室70に設けられた切り起し74
との間には、スプリング76が懸架されている。また、
バッテリ4が収納ケース5に完全に収納された状態にお
いて、バッテリ4の上部側壁に形成された突起72が、
前記第2のフック73の斜め上側部に当接してこれを押
圧する。このため、第2のフック73は反時計方向に所
定角度回動される。
態で、バッテリ4と収納ケース5の後部の平面図であ
り、バッテリ4に設けられた上部位置規制部材61、6
2が収納ケース5に形成された予定の凹部に係合、すな
わち凸凹係合して、バッテリ4上部の収納ケース5に対
する位置が規制される。また、係合フック52は側室5
0内に渡されたボルト63に嵌挿された捩じりバネ51
により、バッテリ4側に付勢され、バッテリ4の下部側
壁に設けられた「く」の字形凹部47と係合する。この
係合関係は、前記第1実施形態と同様である。上部位置
規制部材61は、同じ側に設けられる突起48または7
2と一体に形成されている。
ケース5から取り出す時には、第1実施形態と同様に、
レバー65を操作してシート30を前倒しにし、シート
30をバッテリ4の脱着経路から退避させた後、操作レ
バー45の操作部45eが手で下方に押圧される。そう
すると、図8に示されているように、操作レバー45は
スプリング76のばね力に抗して下方に真っ直ぐに移動
すると共に、第1のフック71の先端が第2のフック7
3の先端に当接し、この時、バッテリの突起72がフッ
ク73を上方から押さえている関係で次いで第1のフッ
ク71が左方へ撓んで第2のフック73の端部と接触し
ながらさらにその下方にまで移動し、第2のフック73
と係合する。このため、ユーザが操作レバー45から手
を離しても、操作レバー45はそのまま係合位置に保持
される。したがって、第1実施形態と同様、ユーザは操
作レバーから手を離すことができる。操作レバー45が
該係合位置まで押圧されると、操作レバー45の先端が
前記係合フック52を押圧し、該係合フック52と前記
「く」の字形凹部47との係合が解除されるのは、第1
実施形態と同様である。
から取り出すべく、バッテリ4の取っ手41を手で握っ
て上方に持ち上げると、前記突起72も上方に上がり、
第2のフック73の押圧を解放する。この結果、操作レ
バー45のスプリング76の力により操作レバーが上方
へ移動するので、それと共に第2のフック73は図7の
点線位置まで回動し、バッテリ4の挿着を待機する。故
に、フック73には、特に回動方向への付勢力がいらず
構造がシンプルとなる。
ス内に十分挿入されると、前記突起72が再び第2のフ
ック73を押圧し、該第2のフック73は反時計方向に
所定角度回動して停止する。そして、図7の状態に戻
る。この時、係合フック52と前記「く」の字形凹部4
7との係合関係が成立し、バッテリ4が収納ケース5に
固定されることは明らかである。
図3参照)の構成について、図10、図11を参照して
説明する。図10はホイールロック装置100の平面
図、図11は図10のA−A線断面図である。
リ4と後輪WRをロック、アンロックする機能を有して
いる。ロックプレート110がバッテリ4をロック、ア
ンロックする部材であり、ロックプレート110が突出
状態(図10の状態)にある時ロックし、後退状態にあ
る時アンロックする。一方、ロックバー120が後輪W
Rをロック、アンロックする部材である。
ダ111が上下方向に固定されており、該キーシリンダ
111の下部にカムプレート112が固着されている。
このカムプレート112はその周辺の一部を曲げ起こさ
れた掛金部112aにより第1リンクプレート113と
係合している。また、該第1リンクプレート113と第
2リンクプレート114とは、連係ピン113aにより
リンクされており、この第2リンクプレート114にワ
イヤケーブル121の一端が連結されている。該ワイヤ
ケーブル121の他端は前記ロックバー120の一端に
連結している。ロックプレート110の基部には、ピー
ナツ形のカム孔115が形成されており、該カム孔11
5にカムプレート112の下面に突出されたピン116
が遊合している。なお、前記第1リンクプレート113
は図示されていないスプリングにより、常時反時計方向
に付勢され、前記カムプレート112の掛金部112a
と係合している。図12は、該ホイールロック施錠時の
バッテリ後部の車体の斜視図であり、図中の図3および
図10と同符号は、同一または同等物を示す。
ように、本実施形態のホイールロック装置100は、施
錠時に、ロックプレート110がハウジング109から
突出し、操作レバー45の操作部45eの下方に延び
て、操作レバー45が下方に押圧されるのを阻止する。
このため、施錠時に他者により操作レバー45が下方に
押されても、前記係合フック52とバッテリ4の前記
「く」の字形凹部47との係合は解除されず、バッテリ
4を上方に引き抜くことはできない。また、これと同時
にロックバー120が突出して後輪WRの周囲を取囲
み、後輪WRの回転を阻止する。このため、ユーザが停
車し、車輪をロックすると同時に操作レバー45もロッ
クされ、ユーザが車両から遠くに離れている間に、バッ
テリ4を取り外すことができないように構成されてい
る。
するのが良い)がキーシリンダ111に差込まれ、反時
計方向に所定角度回動されると、ホイールロック装置1
00は解錠され、ロックプレート110は点線図示の1
10´の位置まで後退し、同時にロックバー120は点
線図示の120´の位置まで後退する。このように、本
実施形態によれば、バッテリ4と後輪WRのロック、ア
ンロックが同時並行的に行われる。
は、バッテリの下部後側にバッテリの取り外しを阻止す
る係合手段(前記係合フック52)を設け、またバッテ
リの後方上部に該係合手段を操作する操作手段(前記操
作レバー45、操作部45e)を設けたので、楽な姿勢
でバッテリの係合解放操作ができると共に、自転車の跨
ぎ部に何らの出っ張りも生じないので、跨ぎの邪魔にな
ることもない。
1〜3の発明によれば、立った楽な姿勢でバッテリをそ
の収納ケースの係合から解放する操作ができ、またバッ
テリの係合手段は接点の接続を安定的に保持しながら、
デッドスペースを有効利用し、跨ぎ部に何ら出っ張るも
のがないという効果がある。また、請求項2、3の発明
は、上記以外に次のような効果も有している。
テリ収納ケースとその下部後側で係合されると共に、上
部後側で凸凹係合されるようにしたので、バッテリはそ
の下部と上部でバッテリ収納ケースに支持され、バッテ
リの挿脱着時に所定の位置に正確に収納されるようにな
ると共に、自転車の走行時に車体に振動が起きても安定
な姿勢を保持することができるようになる。
手段はホイールロック装置と連動して施錠、解錠される
ようにしたので、ホイールロック装置が解錠されている
時には、何らのキーを用いることなく該操作手段を操作
してバッテリを取り外すことができるようになるので、
実用上非常に便利であると共に操作性に優れている。請
求項4の発明によれば、係合手段がバッテリの後部回動
支点を軸として回動突出してバッテリを固定するので、
バッテリ後部の出っ張りを極力抑えながらバッテリの抜
き方向への係合力を十分発揮できることになる。
成図である。
る。
ある。
ある。
テリ装着状態の平面図である。
の平面図である。
体との関係を示す斜視図である。
ある。
バー、52…係合フック、61、62…上部位置規制部
材、100…ホイールロック装置。
6)
軸101、増速ギヤ82、モータM、ギヤ83、アイド
ル軸84、ギア13Aを備えた駆動スプロケット13等
が配置されている。モータMは前記バッテリ4によって
給電され、図示されていない踏力検出器によって検出さ
れた踏力に応じた補助動力を発生する。この補助動力
は、クランク軸101で発生された人力による駆動トル
クと合成され、駆動スプロケット13およびチェーン6
を介して後輪WRのホイールスプロケット14へ伝達さ
れる。前記駆動スプロケット13の全部およびチェーン
6の上半分はチェーンカバー32で覆われている。
ット66と対向する位置であって、該シート30の裏側
に第2ブラケット711が固定されており、その中央部
の予定の位置に前記レバー65の端部に設けられたラッ
チ部65bを挿通する係止孔721が形成されている。
該第2ブラケット711も左右方向の断面はコの字形を
しており、その先端部の左右両壁は第1ブラケット66
の先端部の左右両壁と一方が内側、他方が外側となるよ
うに重なっている。そして、この重なり部に、左右方向
に延びる回動軸731が掛け渡され、該回動軸731の
中央部に捩じりばね741が挿通されている。この結
果、第2ブラケット711およびシート30は該捩じり
ばね741によって、反時計方向に付勢されている。
ット66側にシート30の左右方向のがたを抑えるため
の上方突部661が溶接で設けられ、該上方突部661
と第2ブラケット711との間に緩衝材としてのゴム6
61Aが充填されている。前記上方突部661は第2ブ
ラケット711の内側に入込み、シート30が左右にが
たを生ずるのを抑制する。
ザがレバー65の操作部位65aを矢印Aの方向、すな
わち左斜め上方に押すと、レバー65の前記ラッチ部6
5bが第2ブラケット711の係止孔721から外れ、
シート30は前記捩じりばね741のばね力により反時
計方向に弾発的に回動される。そして、シート30は点
線図示の30´の位置まで回動する。この回動位置は、
前記バッテリ4を上方向に引き抜く時に、バッテリ4と
シート30が干渉しない位置である。この回動時、レバ
ー65およびそのブラケットへの取付け部材は、第1ブ
ラケット66側に残るので、回動する第2ブラケット7
11側のシートの重さをこれらの分だけ軽くできる。こ
のため、シートの回動が軽くなり、前記回動軸731に
かかる負担を軽減できるようになる。
は、シート30が捩じりばね741のばね力に抗して時
計方向に回動されると、ほぼ水平位置にきた所で、ラッ
チ部65bが係止孔721の縁に当接する。さらに、シ
ート30が同方向に回動されると、ラッチ部65bが捩
じりばね67のばね力に抗して時計方向に回動し、係止
孔721の縁がラッチ部65bを通り過ぎた所で、ラッ
チ部65bが捩じりばね67の復帰力により弾性的に係
止孔721に係止する。これにより、シート30は、図
14の実線位置に戻り停止する。
時の動作を、図5を参照して説明する。バッテリ4を収
納ケース5から抜く時には、まずレバー65を操作して
シート30がバッテリの引き抜きの邪魔にならない位置
まで前倒しに回動され、その後、操作レバー45の操作
部45eが下方に押圧される。そうすると、操作レバー
45は前記ガイド孔45c,45dに案内されかつスプ
リング45aのばね力に抗して、後方視右斜め下方へ移
動する。この過程で、操作レバー45の下端45fは係
合フック52の上端に当接し、次いで該上端を下方へ押
圧する。この結果、係合フック52は反時計方向に回動
し(図3に点線で図示)、フック52とバッテリ4の
「く」の字形凹部47との係合は解除される。
概略斜視図を示す。接点ユニット60は、ねじ61a、
61bで前記バッテリブラケット49に固定される。2
本の上下方向に延びる接点端子62a,62bは、バッ
テリ4の底部に形成されている+、−の出力端子と接続
され、電動補助ユニット1に電力を供給する。
ように、本実施形態のホイールロック装置100は、施
錠時に、ロックプレート110がケース109から突出
し、操作レバー45の操作部45eの下方に延びて、操
作レバー45が下方に押圧されるのを阻止する。このた
め、施錠時に他者により操作レバー45が下方に押され
ても、前記係合フック52とバッテリ4の前記「く」の
字形凹部47との係合は解除されず、バッテリ4を上方
に引き抜くことはできない。また、これと同時にロック
バー120が突出して後輪WRの周囲を取囲み、後輪W
Rの回転を阻止する。このため、ユーザが停車し、車輪
をロックすると同時に操作レバー45もロックされ、ユ
ーザが車両から遠くに離れている間に、バッテリ4を取
り外すことができないように構成されている。
成図である。
る。
る。
ある。
テリ装着状態の平面図である。
の平面図である。
体との関係を示す斜視図である。
ある。
バー、52…係合フック、61、62…上部位置規制部
材、100…ホイールロック装置。
Claims (4)
- 【請求項1】 シートポストの後側に沿って配置される
バッテリを有する補助動力付き自転車のバッテリ施錠装
置において、 前記バッテリの下部後側に設けられた、バッテリの取り
外しを係合により阻止する係合手段と、 該バッテリの上部後側にその操作部が設けられた、前記
係合手段に作用する操作手段とを具備し、 前記操作手段の操作部を操作することにより、前記係合
手段の係合を解放し、バッテリの取り外しを可能とする
ことを特徴とする補助動力付き自転車のバッテリ施錠装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の補助動力付き自転車の
バッテリ施錠装置において、 前記バッテリは前記シートポストの後部に設けられたバ
ッテリ収納ケースに収納され、かつ該バッテリ収納ケー
スとその下部後側で係合されると共に、上部後側で凸凹
係合されるようにしたことを特徴とする補助動力付き自
転車のバッテリ施錠装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の補助動力付き自転車の
バッテリ施錠装置において、 前記操作手段は、ホイールロック装置と連動して、施
錠、解錠されることを特徴とする補助動力付き自転車の
バッテリ施錠装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の補助動力付き自転車の
バッテリ施錠装置において、 前記係合手段は、バッテリ後部に回動支点を備え、バッ
テリの凸または凹部に回動により突出係合することを特
徴とする補助動力付き自転車のバッテリ施錠装置。
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