JP2001104218A - 暖房便座 - Google Patents

暖房便座

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JP2001104218A
JP2001104218A JP28451399A JP28451399A JP2001104218A JP 2001104218 A JP2001104218 A JP 2001104218A JP 28451399 A JP28451399 A JP 28451399A JP 28451399 A JP28451399 A JP 28451399A JP 2001104218 A JP2001104218 A JP 2001104218A
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JP
Japan
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temperature
toilet seat
toilet
heater
sensor
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JP28451399A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Fukaya
裕康 深谷
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 便座表面温度を常に適切な温度範囲に保つこ
とができる暖房便座を提供する。 【解決手段】 便蓋センサ9によって便蓋4の開放が検
知されている場合、温度センサ8が設定された目標温度
(例えば40℃)となるようにヒータ5へ通電する。通
電開始後、温度センサ8の検知温度が40℃に達した後
は、単位時間(例えば10分)の間の通電時間を計測す
る。この通電時間Tが所定時間T0を超えた場合、(T
−T0)に比例して目標温度を高くする。即ち、気温が
低くなるほどこの単位時間当りの通電時間Tが長くなる
ので、温度センサ8の検知温度が同一であっても、目標
温度を高くしてこの便座表面温度低下を補償する。逆
に、気温が高くなり、ヒータ5への通電時間が短くなる
ときには、目標温度を低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒータを有する暖
房便座に係り、特に便座の表面温度が適切に制御される
暖房便座に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から便座にヒータを組み込んだ暖房
便座が知られている。そして、この種の従来の暖房便座
における温度制御装置は、便座が設置されている部屋の
室温を検出して、その室温の高低に対応することによ
り、便座ヒータへの通電量を増減補正して温度制御動作
を行うようになっている。このような温度制御装置にお
いて例えば、春夏秋冬の季節を通じて便座温度を同一温
度に制御するものや、又同一の室温においては制御温度
の目標として同一の便座温度となるように制御するもの
等(例えば特開昭59−75022号、特開昭60−1
94918号)が知られている。
【0003】また、特開平10−75917号公報に
は、便座表面温度を着座・非着座時に関係なく一定に保
つことを目的として、着座・非着座検出回路の出力値に
より、便座を加熱するヒータへの通電量を制御して、便
座の表面温度を着座・非着座時に関係なく、使用者が任
意に設定した適温である設定温度に保つようにした暖房
便座が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に暖房便座のヒー
タ及び温度センサは便座の着座面の裏面に配置されてい
るので、温度センサの検知温度は便座表面の実際の温度
よりも高いのが通例であり、温度センサの検知温度の目
標温度は便座の実際の表面温度よりも高く設定されてい
る。
【0005】上記の特開平10−75917号公報は、
着座により放熱が抑制され表面温度が上昇しているにも
かかわらず設定温度を従前通りとした場合には便座表面
が熱く感じられる温度にまで上昇することを解消しよう
とするものである。
【0006】本発明は、着座・非着座だけでなく、気温
変化、便蓋閉止などあらゆる条件変化に対応して便座表
面温度を適切温度とすることができる暖房便座を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の暖房便座は、便
座と、該便座に設けられたヒータと、該便座の温度を検
知する温度センサと、該温度センサの検知温度が目標温
度となるように該ヒータへの通電を制御する制御手段と
を有する暖房便座において、該制御手段は、単位時間当
りの該ヒータへの通電時間に応じて該目標温度を制御す
ることを特徴とするものである。
【0008】かかる暖房便座にあっては、例えば単位時
間当りのヒータへの通電時間が長いほど目標温度を高く
し、逆に通電時間が短いほど目標温度を低くする制御が
可能である。これにより、気温変化や着座・非着座、あ
るいは便蓋閉止などがあっても便座表面を適切な温度に
することができる。
【0009】例えば、トイレルーム内の気温が低下する
と、便座表面からの放熱量(奪熱量)が増大し、便座表
面温度が低下し、温度センサの検知温度も低下するの
で、この検知温度の低下を補うべくヒータへの通電時間
が増える。このように通電時間が増えても、温度センサ
の検知温度が従前の目標温度となるようにヒータへの通
電を行う場合には、便座表面からの放熱増大により表面
温度が従前の温度よりも低いものとなってしまう。本発
明では、この場合、目標温度を高くするので、その結果
として便座表面温度が従前と同等程度の適温に維持され
る。
【0010】また、人が便座に着座したり、便蓋を閉止
すると、便座表面からの放熱が減少して便座表面温度が
高くなり、温度センサの検知温度も高くなる。この検知
温度を目標温度とするように制御が行われることにより
ヒータへの通電時間が減少する。
【0011】このように通電時間を減少させても目標温
度が従前通りであると、表面放熱量の抑制により便座表
面温度が適温よりも高くなってしまう。本発明であれ
ば、このような場合、通電時間の減少に対応して目標温
度自体を下げるため、便座表面温度が適温になる。
【0012】なお、本発明では、便蓋の閉止が便蓋閉止
検知手段によって検知されたならば直ちに目標温度を下
げる制御を行ってもよい。このようにすれば、閉止した
便蓋の保温効果による通電時間の減少が始まるのに先行
して通電時間が減少されるので、節電効果が大きい。
【0013】本発明は、とくにヒータ及び温度センサを
便座の着座面の裏面に設けた暖房便座に適用するのに好
適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。図1は実施の形態に係る暖房便座を
備えた洋風便器の斜視図、図2はこの暖房便座の制御ブ
ロック図である。
【0015】洋風便器1の便鉢1aの後方の上面にロー
タンクカバー2が設置され、このロータンクカバー2の
上部には手洗鉢2aが設置されている。なお、この手洗
鉢2aは省略されても良い。
【0016】該ロータンクカバー2内にロータンクや温
水洗浄装置の温水供給機構部あるいは脱臭装置等が設置
されている。符号6a、6bはこの温水洗浄装置のノズ
ルであり、その先端から温水を噴出可能とされている。
このロータンクカバー2には、便座3及び便蓋4が洋風
便器1上に倒伏した姿勢と、ロータンクカバー2の前面
にもたれかかった起立姿勢とを取りうるように上下方向
回動可能に連結されている。
【0017】この便座3への人体着座を検知するため
に、着座センサ7(図2)が設けられている。この着座
センサ7としては、静電容量変化型のものや、荷重検出
型、赤外線による人体検知方式のものなど各種のものを
用いることができる。
【0018】便座3内には、着座面の裏面にヒータ5が
設けられると共に、このヒータ5の熱を広範囲に拡散さ
せるためのアルミ箔(図示略)が貼着されている。ま
た、この便座3の着座面の裏面には、便座3の温度を検
知するための便座温度センサ8が設けられている。
【0019】ロータンクカバー2には、便蓋4の閉止を
検知するための便蓋センサ9が設けられている。この便
蓋センサ9としては、便蓋4の支軸に設けられたリード
スイッチやリミットスイッチ等を用いることができる
が、これら以外のものであってもよい。またロータンク
カバーの前面の裏側に、便蓋4が起立したときに出力が
変化する静電容量変化型センサやリードスイッチ等のセ
ンサを設けてもよい。
【0020】この温度センサ8及び便蓋センサ9の検知
信号は、制御装置10の信号処理部11に入力されてい
る。制御装置10には、商用電源(AC100V)を電
源回路13にて降圧及び整流した所定の直流低電圧が給
電されている。信号処理部11は電力制御部12に制御
信号を出力し、ヒータ5への通電を制御する。なお、こ
の電力制御部12への出力信号は信号処理部11にも取
り込まれ、ヒータ5への単位時間当りの通電時間を該信
号処理部11にて計測しうるようになっている。
【0021】このように構成された暖房便座の制御側に
ついて次に説明する。
【0022】(制御例1) 便蓋センサ9によって便蓋4の開放が検知されている場
合、温度センサ8の検出温度が設定された目標温度(例
えば40℃)となるようにヒータ5へ通電する。通電開
始後、温度センサ8の検知温度が40℃に達した後は、
単位時間(例えば10分)の間の通電時間を計測する。
この通電時間Tが所定時間T0を超えた場合、(T−
0)に比例して目標温度を高くする。このT0は、例え
ば気温20℃において便蓋4を起立させた状態で温度セ
ンサ8の検知温度が40℃になる時間とする。前記の通
り、気温が低くなるほどこの単位時間当りの通電時間T
が長くなる。そして、温度センサ8の検知温度が同一で
あっても、便座3の表面温度は気温が低いほど低いた
め、目標温度を高くしてこの表面温度低下(不足)を補
償する。なお、気温が低いときには人体の皮膚温度も低
くなっていることが多いので、便座3の表面温度を平常
時よりも高くしてもよい。
【0023】(制御例2) 上記において、(T−T0)が負の値になった場合、
T−T0の絶対値の大きさに比例して目標温度を低くす
る。これは、気温が高くなるほど便座温度を下げても不
快とは感じなくなるからである。この場合、T−T0
絶対値が所定値を超えたならばヒータ5への通電を停止
してもよい。これにより、高気温の夏期などにあって
は、便座3が冷んやりとして快適になることがある。
【0024】(制御例3) 上記又はにおいて、便蓋センサ9によって便蓋4の
閉止が検知されたときには目標温度を低下させる。この
場合、便蓋4が便座3に被さっており、便座3の表面か
らの放熱量が少ないので、目標温度を下げても便座3の
表面温度は殆ど低下しない。
【0025】(制御例4) 上記又はにおいて、着座センサ7によって着座が検
知されているときには目標温度を低下させる。この場
合、人体の臀部が便座3に被さっており、便座3の表面
からの放熱量が少ないので、目標温度を下げても便座3
の表面温度は殆ど低下しない。
【0026】なお、本発明では便蓋センサ9を省略して
もよい。便蓋センサ9を省略した場合でも、便蓋4を閉
止したときには便座3からの放熱が著しく少なくなり、
その結果としてヒータ5への通電時間が短くなる。信号
処理部11では、このように通電時間が短縮されること
に伴って目標温度を低下させる。これにより、便座3の
表面温度が適温の範囲に維持される。また、目標温度を
低下させることにより節電を図ることができる。ただ
し、上記のように便蓋センサ9の閉止検知信号に基づ
いて直ちに目標温度を低下させる場合には、節電効果が
大きい。
【0027】
【発明の効果】以上の通り、本発明の暖房便座は、外気
温センサを用いることなく外気温等の環境条件の変動に
対処したヒータ通電制御が行われ、便座表面温度が適温
範囲に維持される。本発明の暖房便座は、通電時間を短
くして節電を図るよう構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施に形態に係る暖房便座を備えた洋風便器の
斜視図である。
【図2】実施の形態に係る暖房便座の制御ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 洋風便器 2 ロータンクカバー 3 便座 4 便蓋 5 ヒータ 7 着座センサ 8 便座温度センサ 9 便蓋センサ 10 制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座と、該便座に設けられたヒータと、
    該便座の温度を検知する温度センサと、該温度センサの
    検知温度が目標温度となるように該ヒータへの通電を制
    御する制御手段とを有する暖房便座において、 該制御手段は、単位時間当りの該ヒータへの通電時間に
    応じて該目標温度を制御することを特徴とする暖房便
    座。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該制御手段は、単位
    時間当りの通電時間が長いほど、前記目標温度を高くす
    ることを特徴とする暖房便座。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、便蓋が閉止し
    ていることを検知する便蓋閉止検知手段が設けられてお
    り、 該便蓋閉止検知手段によって便蓋の閉止が検知されてい
    るときには目標温度を低下させることを特徴とする暖房
    便座。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、便座への着座
    を検知する手段が設けられており、該着座検知手段によ
    って着座が検知されているときには目標温度を低下させ
    ることを特徴とする暖房便座。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、該ヒータ及び温度センサはいずれも便座の着座面の
    裏面に設けられていることを特徴とする暖房便座。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002315690A (ja) * 2001-04-24 2002-10-29 Matsushita Electric Works Ltd 便座装置
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JP7330431B2 (ja) 2019-05-14 2023-08-22 Toto株式会社 便座装置

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